JPH0717163B2 - 4輪駆動車用動力伝達装置におけるトランスフアーギヤ部の潤滑油給送装置 - Google Patents

4輪駆動車用動力伝達装置におけるトランスフアーギヤ部の潤滑油給送装置

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JPH0717163B2
JPH0717163B2 JP62245315A JP24531587A JPH0717163B2 JP H0717163 B2 JPH0717163 B2 JP H0717163B2 JP 62245315 A JP62245315 A JP 62245315A JP 24531587 A JP24531587 A JP 24531587A JP H0717163 B2 JPH0717163 B2 JP H0717163B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、4輪駆動車用動力伝達装置、特に横置き前エ
ンジン・前輪駆動(以下F・Fという)を基本とした4
輪駆動車用の動力伝達装置におけるトランスファーギヤ
部の潤滑油給送装置に係り、詳しくはリングギヤマウン
トケースに固定されたオイルポンプドライブギヤ、該ド
ライブギヤに噛合するオイルポンプドリブンギヤ、該ド
リブンギヤの回転によって駆動されるオイルポンプ、そ
して該オイルポンプの吸込側に配設されたストレートか
らなるトランスファーギヤ部の潤滑油給送装置に関す
る。
(ロ) 従来の技術 一般に、F・Fを基本とした4輪駆動車用動力伝達装置
は、パートタイム方式及びフルタイム方式の両方式と
も、エンジンの動力を後輪に伝達するためのトランスフ
ァーギヤ部が設置されており、該ギヤ部はパイポイドギ
ヤが用いられている。このため、該ギヤ部には極圧添加
剤を添加した潤滑油が用いられるため、該ギヤ部は自動
変速機等と同じ潤滑油が用いられる他の部分とは隔離し
た密閉室内に収納されている。
そして、本出願人は、該密閉室内に、エンジンからの動
力が伝達されるリングギヤマウントケースに固定された
オイルポンプドライブギヤ、該ドライブギヤに噛合する
オイルポンプドリブンギヤ、上記リングギヤマウントケ
ースを包囲する二つ割り構造のトランスファーケースの
一方側の分割片に固定され上記オイルポンプドリブンギ
ヤの回転により駆動されるオイルポンプ、そして該オイ
ルポンプの吸込側に配設されたストレーナから成る潤滑
油給送装置を設置し、該密閉室内に収納されているピニ
オンシャフトのベアリング等と共にギヤの噛合部の潤滑
を少量の極圧添加剤入りの潤滑油で効率的に行うように
構成した、トランスファーギヤ部の潤滑装置を提案して
いる。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 ところで、上記潤滑油給送装置を密閉室内に組み付ける
にあたって、上述提案例のものは、トランスファーケー
スの一方側分割片にオイルポンプのボディを嵌込み等で
固定し、該ボディに形成された開孔部にストレーナの吐
出管の先端部を単に嵌挿して配置し、また、オイルポン
プの駆動軸にオイルポンプドリブンギヤを強固に圧入し
て固定した後、上記トランスファーケースの一方側分割
片の大径開口部側を下に向け、リングギヤマウントケー
ス等の組込みが完了した状態のトランスファーケースの
他方側分割片の上方から位置合せし、その後ボルトで締
付けて組み付けを行っていた。
しかしながら、上記のような潤滑油給送装置の組み付け
構造によると、トランスファーケースの組み立て時に該
トランスファーケースの一方側分割片の開口部を下に向
けた際に、ストレーナの嵌挿方向が鉛直方向となり、ス
トレーナ及びオイルポンプドリブンギヤがオイルポンプ
のボディの開孔部、駆動軸から脱落し易く、そのため脱
落を防止すべく作業員が十分な注意を払いつつ組み立て
を行わなければならず、組み立てに多大な手間と労力を
要していた。また、オイルポンプドリブンギヤがオイル
ポンプの駆動軸に強固に圧入固定すると、トランスファ
ーケースの組み立て時に上記トランスファーケースの一
方側分割片の開口部を下に向けた際にオイルポンプドリ
ブンギヤの脱落を防止し得るものの、その圧力固定作業
に多大なる手間を要し、潤滑油給送装置の組み付けが効
率的に行えないという欠点があった。
そこで、本発明は、トランスファーケースの組み立て時
に、ストレーナの脱落を防止すると共に、オイルポンプ
ドリブンギヤをオイルポンプの駆動軸に強固に圧入しな
くとも上記ストレーナ自体によりオイルポンプドリブン
ギヤの脱落をも防止し、更に組み立て後においても、該
オイルポンプドリブンギヤを確実に適正な状態に位置決
めし、もって上述問題点を解消した4輪駆動車要動力伝
達装置におけるトランスファーギヤ部の潤滑油給送装置
を提供することを目的とするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、エンジンからの動力伝達さ
れるリングギヤマウントケース(16)に固定されたオイ
ルポンプドライブギヤ(52)と、該ドライブギヤ(52)
に噛合するオイルポンプドリブンギヤ(55)と、前記リ
ングギヤマウントケース(16)を包囲すると共に前記オ
イルポンプドリブンギヤ(55)の軸線に対して垂直な面
で分割された二つ割り構造のトランスファーケース(1
3)の軸方向一方側の一方側分離片(13b)に、前記オイ
ルポンプドリブンギヤ(55)と同軸的に固定され該オイ
ルポンプドリブンギヤの回転により駆動されるオイルポ
ンプ(53)と、該オイルポンプ(53)の吸込側に配設さ
れたストレーナ(56)とを備えてなる、4輪駆動車用動
力伝達装置(U)におけるトランスファーギヤ部(15)
の潤滑油給送装置(57)において、前記オイルポンプド
リブンギヤ(55)は、前記オイルポンプ(53)の駆動軸
(53b)に相対回転不能でかつ軸方向移動可能に前記軸
方向他方側から嵌挿され、 前記ストレーナ(56)は、胴部(56b)と、該胴部に連
結され前記オイルポンプの吸込側開孔部(53c)に前記
他方側から挿入される吐出管(56c)と、該吐出管の前
記一方側の先端部に形成され前記開孔部(53c)に前記
吐出管を係止せしめる係止部(56e)と、前記胴部の側
方に形成され前記オイルポンプドリブンギヤ(55)が前
記駆動軸(53b)から脱落しないように該ドリブンギヤ
の軸方向移動量を所定量以下に制限するように設けられ
た凹部(56f)とを有し、 前記トランスファーケースの他方側分離片(13a)は、
前記オイルポンプドリブンギヤ(55)の前記他方側への
移動を制限すべく該ドリブンギヤに当接するように突設
された位置決めボス部(13c)を有する、 ことを特徴とする。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、トランスファーケース(13)の一方
側分割片(13b)に潤滑油給送装置(57)を組み付ける
に際して、まず、オイルポンプ(53)のボディ(53a)
が上記一方側分割片(13b)の内側所定部位に嵌合等で
固定される。次で、ストレーナ(56)の胴部(56b)側
方の凹部(56f)に歯部を挿入した状態で、オイルポン
プドリブンギヤ(55)をオイルポンプ(53)の駆動軸
(53b)に嵌挿すると同時に、ストレーナ(56)の吐出
管(56c)をオイルポンプ(53)のボディ(53a)の開孔
部(53c)に挿入する。すると、該開孔部(53c)に吐出
管(56c)が十分挿し込まれた状態で、該吐出管(56c)
の先端部の係止部(56e)がたとえば上記開孔部(53c)
の内端部に係止して、ストレーナ(56)はオイルポンプ
(53)のボディ(53a)に抜き出し不可能な状態に係止
される。また、オイルポンプドリブンギヤ(55)のスト
レーナ(56)側に面する歯部は、ストレーナ(56)の胴
部(56b)側方の凹部(56f)で包囲された状態となる。
そして、上記オイルポンプドリブンギヤ(55)とストレ
ーナ(56)の組み付け後、上記トランスファーケース
(13)の一方側分割片(13b)はその大径開口部を下に
向けた状態で、リングギヤマウントケース(16)等の組
込みが完了しているトランスファーケース(13)の他方
側分割片(13a)に組み立てられるが、その際、ストレ
ーナ56が係止部(56e)により係止されているため、ス
トレーナ(56)の姿勢がその挿入方向に鉛直方向になっ
てもオイルポンプ(53)のボディ(53a)からストレー
ナ(56)が脱落することがなく、また、オイルポンプド
リブンギヤ(55)は重力によってオイルポンプ(53)の
駆動軸(53b)から抜け落ちようとするが、該駆動軸(5
3b)にしてオイルポンプギヤ(55)が抜け落ちる方向に
向けて軸方向に少し移動した状態で、オイルポンプドリ
ブンギヤ(55)の歯部が上記ストレーナ(56)の凹部
(56f)の側壁に当接してその軸方向の移動が止めら
れ、それによりオイルポンプドリブンギヤ(55)が駆動
軸(53b)から抜け落ちることが阻止される。
そして、このようにして組み立てられた状態では、トラ
ンスファーケースの他方側分離片(13c)がオイルポン
プドリブンギヤ(55)に当接して、該ギヤ(55)が前記
凹部(56f)の略々中央部に位置するように位置決めさ
れる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。
第3図に示すように、フルタイム方式の横置き前エンジ
ン式4輪駆動車用動力伝達装置Uは、図示しないエンジ
ンからトルクコンバータ及び自動変速機を介して動力伝
達される入力ギヤ1を有しており、該入力ギヤ1はギヤ
マウントケース2に固定されている。該マウントケース
2は、分割ケース片からなると共にボルト12により入力
ギヤ1と共締めされており、かつ支持ケース9にテーパ
ードローラベアリング9a,9bにより支持され、そしてそ
の内部に、フロントディファレンシャル装置3及び差動
制御装置10が収納されている。更に、フロントディファ
レンシャル装置3は、マウントケース2内に2個のニー
ドルベアリング11a,11bにより回転自在に支持されてい
るフロントデフケース3cを有しており、該デフケース3c
はピニオン3pを支持する複数のピニオン軸3dを縦方向に
支持してキャリヤを構成しており、また左右サイドギヤ
3a,3bが左右方向に延びて回転自在に支持されており、
そして各サイドギヤ3a,3bにはそれぞれ左右フロントア
クスル8l,8rがそれぞれ動力伝達可能に連結されてい
る。
また、前記入力ギヤマウントケース2の右側、即ち、エ
ンジンの後方に左側分割片13aと右側分割片13bとから成
る左右二分割可能なトランスファーケース13が組付けら
れていて、このトランスファーケース13内に入力ギヤマ
ウントケース2、フロントディファレンシャル装置3と
同軸的にトランスファーギヤ部15が組付けられている。
該トランスファーギヤ部15はリングギヤマウントケース
16を有しており、該リングギヤマウントケース16は左右
二分割可能であって、ハイポイドギヤからなる後輪駆動
用のトランスファードライブギヤ17を一体的に支承して
いると共に、トランスファーケース13に一対にテーパー
ドローラベアリング19,19を介して回転可能に支持され
ている。そして、ギヤ17にはピニオンシャフト20に形成
されたハイポイドギヤからなるトランスファードリブン
ギヤ21が常時噛合しており、該ピニオンシャフト20は後
方に延びるエクステンションケース24にテーパードロー
ラベアリング24a,24bを介して回転自在に支持されてい
ると共に、スプライン部20aを介してユニバーサルショ
イント25に伝達され、そして図示されていないプロペラ
シャフト及びリヤディファレンシャル装置を介して左右
リヤアクスル軸に動力伝達可能に連結されている。一
方、リングギヤマウントケース16内にはセンターディフ
ァレンシャル装置18が配置されており、該センターディ
ファレンシャル装置18は先端が開放状態になっているデ
フキャリア18cを備えている。更に、該デフキャリア18c
は入力ギヤマウントケース2から延びているスリーブ部
2bに連結されていると共に、連結ボス部18c′の反対側
が開口して開放端になっており、かつ該開放端部分及び
連結ボス部18c′にニードルベアリング23,23を介在して
リングギヤマウントケース16に回転自在に支持されてい
る。また、該デフキャリア18cにはピニオン18pを支持す
るピニオン軸18dが取付けられており、右方のサイドギ
ヤ18bがリングギヤマウントケース16に直接スプライン
結合しており、また左方のサイドギヤ18aが、デフキャ
リヤ連結ボス部18c′内を嵌挿しかつ右フロントアクス
ル軸8rに被嵌しているスリーブ部3c1′を介してフロン
トディファレンシャル装置3のデフケース3cに連結して
いる。
また、入力ギヤマウントケース2のスリーブ部2b先端部
分に形成されたスプラインにスプライン継手22が摺動の
み自在に嵌合しており、該スプライン継手22は図示しな
い操作レバーにより軸方向に操作され、リングギヤマウ
ントケース16のスリーブ部に形成されたスプラインに係
合するロック位置(第3図上半図参照)と非係合となる
解放位置(第3図下半図参照)とに切換えられ、メカデ
フロック機構を構成している。該メカデフロック機構
は、通常時解放位置にあるが、サービス工場等において
タイヤをローラ上に載置して各種検査を行う際にロック
位置に切換えられる。
そして、差動制御装置10は、フロントディファレンシャ
ル装置3を覆うようにかつ該装置3と同軸的に設けられ
た入力ギヤマウントケース2内に配置されており、湿式
摩擦多板クラッチ26及びその油圧アクチュエータ27から
なる。該クラッチ26はその外摩擦板がマウントケース2
に連結されかつその内摩擦板がデフケース3cに連結され
ており、更にこれら摩擦板は油圧アクチュエータ27にて
押圧制御される。また、油圧アクチュエータ27はマウン
トケース2に形成されたシリンダ内に油密状に収納され
ている第1ピストン28及び第2ピストン29、そして両ピ
ストン間に位置して油密状に配置されている反力板30を
有しており、これらピストンは、第1ピストン28が第2
ピストン29の外周鍔部に当接し、かつ反力板30がシリン
ダ端面に当接して、ダブルピストンを構成している。ま
た、トランスファーケース13には差動制御装置10用のバ
ルブユニット31が設置されており、該ユニット31からの
制御油圧がパイプ32、油路33,35を介して油圧アクチュ
エータ27の第1ピストン28及び第2ピストン29に作用し
ている。
そして、支持ケース9に潤滑油供給孔39が形成されてお
り、該供給孔39から供給される潤滑油はスリーブ部2bに
形成された孔40を通ってニードルベアリング11a,23,23
等を潤滑し、そしてケース13に形成された排出孔41から
排出されると共に、ニードルベアリング11aを通ってフ
ロントディファレンシャ装置3方向に導かれた潤滑油は
隙間を通ってマウントケース2内に溜り、クラッチ26の
摩擦板を潤滑し、そしてマウントケース6に形成された
排出孔42から排出される。更に、スリーブ部3c1′に形
成された孔43からアクスル軸8rとスリーブ3c1′との間
に導かれた潤滑油はスラストワッシャを通ってフロント
デフケース3c内に供給され、該ケース3c内に形成された
室内に溜り、そしてオーバフローした潤滑油はマウント
ケース2とデフケース3cとの間のスラストワッシャを潤
滑して、その一部はニードルベアリング11bを潤滑す
る。
一方、ギヤマウントケース16の両端部分、即ちテーパー
ドローラベアリング19,19の外側部分のトランスファー
ケース13とギヤマウントケース16との間にはオイルシー
ル50,51が設置されており、これらオイルシール50,51と
エクステンション24先端部のオイルシール54とによっ
て、トランスファーケース13及びエクステンションケー
ス24の各内面とギヤマウントケース16の外面とで上述し
た潤滑系とは区画された密閉室Dが構成されており、該
密閉室D内に前述したトランスファードライブギヤ17と
それに噛合するトランスファードリブンギヤ21とが収納
されるようになっている。そして、第1図に詳示するよ
うに、上記ギヤマウントケース16の外周面にはオイルポ
ンプドライブギヤ52が固設されており、また、上記エク
ステンションケース24とトランスファーケース13との間
の上記密閉室D内には、トランスファーケース13の右側
分割片13bの内壁にそのボディ53aが嵌着されるようにし
てオイルポンプ53が固設されており、また、該ポンプ53
の駆動軸53bには上記オイルポンプドライブギヤ52に噛
合するオイルポンプドリブンギヤ55が、上記駆動軸53b
に対して回転は伝えるが軸方向に自在に移動し得るよう
に嵌挿されている。また、ドライブギヤ52の歯外側面及
びドリブンギヤ55の歯内側面、即ち組立て時に互に接触
する側の面には、互にテーパ面52a,55aが形成されてお
り、組立て時の歯面の干渉を防止している。更に、上記
オイルポンプ53に隣接して筒状のストレーナ56が配設さ
れており、該ストレーナ56は、第1,2図に示されている
ように、断面楕円形状の濾過体部56aと上記楕円の上方
部分を平らに切り落とした断面形状の胴部56bと円筒状
の吐出管56cと上記濾過体部56aの端部に配設された嵌合
ボス部56dとから成っており、全体に適度の可撓性を有
している。また、上記吐出管56cの先端部にはフック状
の係止部56eが形成されていて、上記吐出管56cをオイル
ポンプ53のボディ53aに形成された開孔部53cに挿入した
際に上記係止部56eが上記開孔部53cの端部に形成した凹
溝53dに係止されるようになっている。更に、上記胴部5
6bにはその側方に上記オイルポンプドリブンギヤ55のス
トレーナ56に面する部分を三方から包囲するように凹部
56fが形成されている。そして、上記したオイルポンプ
ドライブギヤ52、オイルポンプドリブンギヤ55、オイル
ポンプ53そしてストレーナ56により潤滑油給送装置57が
構成され、該給送装置57によって上記密閉室D内に封入
された極圧添加剤入りの潤滑油が上記ストレーナ56から
吸い込まれ、オイルポンプ53によりトランスファーケー
ス13の右側分割片13bに形成された油路aから吐出さ
れ、更に図示しない右側分割片13b内部の油路、左側分
割方13aに形成された油路bそしてエクステンションケ
ース24に形成された油路c,d、更に該油路d内に配設さ
れたストレーナeを経て、オリフィス孔f,gから夫々噴
出され、トランスファードライブギヤ17とドリブンギヤ
21との噛合部Aおよびベアリング24b等を潤滑するよう
になっている。
ついで、上述構造に基づく作用について説明する。
エンジンの回転は、移動変速機にて適宜変速され、入力
ギヤ1を介して入力ギヤマウントケース2に伝達され
る。そして、通常の走行時においては、バルブユニット
31は接続状態にあって、ライン圧に基づく油圧がパイプ
32及び油路33,35を介して油圧アクチュエータ27の両ピ
ストン28,29に作用し、湿式多板クラッチ26が所定圧力
にて接続状態にある。従って、センターディファレンシ
ャル装置18はそのデフキャリア18cと左サイドギヤ18aと
が所定結合力で結合され、その差動が所定規制力により
制限されたことになる。これにより、路面とタイヤとの
摩擦力が上述規制力より小さい場合、例えば雪道、ダー
ト道路等のように摩擦係数の小さい路面の場合、クラッ
チ26の圧着力に基づきセンターディファレンシャル装置
18は直結に近い状態にあり、入力ギヤマウントケース2
の回転は、摩擦クラッチ26及び一体に回転するセンター
ディファレンシャル装置18を介してフロントディファレ
ンシャル装置3のデフケース3cに伝達され、更にピニオ
ン3pを介して左右サイドギヤ3a,3bにトルク分配されて
左右前輪を駆動すると共に、センターディファレンシャ
ル装置18に固定されているリングギヤ17及びギヤ21を介
してピニオンシャフト20に伝達され、更にリヤディファ
レンシャル装置によりトルク分配がなされて左右後輪を
駆動する。また、路面とタイヤとの摩擦力が上述クラッ
チ26による規制力と略々平衡している場合、例えば舗装
道路を比較的高速で走行している場合、路面の摩擦係数
の関係において、タイヤスリップが生じないようにクラ
ッチ26は滑りながら圧着する。即ち、センターディファ
レンシャル装置18は前後車輪へのトルク分配が50:50に
近づくように付勢した状態で、前後車輪の回転差を吸収
しながら前後車輪へトルク分配をする。
また、車庫入れ等で、低速で操舵角を大きく切る場合、
前輪及び後輪に回転差が生じるが、この場合スロットル
開度が小さく、従ってライン圧に基づく油圧も低いた
め、油圧アクチュエータ27による押圧力も弱く、差動制
御装置10の摩擦クラッチ26の係合力も弱い。このため、
前輪及び後輪の回転差に基づくセンターディファレンシ
ャル装置18の左右サイドギヤ18a,18bの相対回転を許容
すべく、摩擦クラッチ26は滑って該センターディファレ
ンシャル装置2の差動を許容し、タイトコーナーブレー
キング現象の発生を防止しながら、前後輪にトルクを伝
達する。
そして、山道等の急なカーブが連続して続く道を比較的
高速で走行する場合、運転者は好みによりバルブユニッ
ト31を切位置に操作することができる。この状態では、
差動制御装置10の油圧アクチュエータ27へのライン圧の
供給は遮断され、摩擦クラッチ26は解放される。する
と、マウントケース2の回転はスリーブ部2bを介してセ
ンターディファレンシャル装置18のデフキャリア18cに
伝達され、更にデフピニオン18pから左右のサイドギヤ1
8a,18bに分岐・伝達される。そして、左サイドギヤ18a
の回転はスリーブ部3c1′を介してフロントディファレ
ンシャル装置3のデフケース3cに伝達され、更にデフピ
ニオン3pから左右のサイドギヤ3a,3bに分岐・伝達され
てそれぞれ左右フロントアクスル軸8l,8rに伝達され
る。一方、右サイドギヤ18bの回転は該ギヤとスプライ
ン結合してギヤマウントケース16に伝達され、更に後輪
駆動用リングギヤ17及びギヤ21を介してピニオンシャフ
ト20に伝達され、そして図示しないプロペラシャフト及
びリヤディファレンシャル装置を介して左右後輪に伝達
される。
そして、上記動力伝達装置Uの作動時、ギヤマウントケ
ース16の回転に基づき、ギヤ52,55を介してオイルポン
プ53が駆動され、密閉室D内の潤滑油がストレーナ56を
介して吸込まれ、そして油路a,b,c,dそしてストレーナ
eを介してオリフィス孔gからベアリング24bの外側に
吐出されると共に、オリフィス孔fを通っての潤滑油が
トランスファードライブ及びドリブンギヤ17,21の噛合
部Aに向けて吐出される。そして、ベアリング24b近傍
に吐出された潤滑油は、該ベアリング24bを潤滑すると
共にピニオンシャフト20とユニバーサルジョイント25の
摺動スプライン20aを潤滑し、またポンプ方向への戻り
に際してベアリング24aを潤滑する。また、オリフィス
孔fを通る潤滑油は、該孔径及び長さより略々一定量に
規定され、ポンプ回転数従って走行速度にかかわりなく
所定の流量の潤滑油が常にギヤ噛合部Aに供給され、こ
れによりトランスファードライブ及びドリブンギヤ17,2
1は油浴潤滑に加えて上述所定量の潤滑油が供給され、
確実に潤滑される。
一方、上記動力伝達装置Uの組み立てにあたり、上記ト
ランスファーケース13の右側分割片13bに潤滑油給送装
置57を組み付けるに際して、まず、オイルポンプ53がそ
のボディ53aを上記右側分割片13bの内側所定部位に嵌合
することにより固定され、次で、オイルポンプドリブン
ギヤ55の歯部をストレーナ56の胴部56bの凹部56fに嵌入
した状態で、オイルポンプ53の駆動軸53bにオイルポン
プドリブンギヤ55が嵌挿されると同時に、ストレーナ56
の吐出管56cがオイルポンプ53の開孔部53cに挿入され、
これらの作業によってストレーナ56はその吐出管56c先
端部の係止部53eが上記開孔部53cの端部に抜き出し不可
能に係止されると共に、オイルポンプドリブンギヤ55の
一側歯部等がストレーナ56の凹部56fに包囲された状態
となる。次で、上記トランスファーケース13の右側分割
片13bの左側開口部を下方に向けた状態で、該右側分割
片13bをオイルポンプドライブギヤ52の取付け等が完了
しその右側開口部を上方に向けた状態の左側分割片13a
に整合して、左右分割片13a,13bの組み立てが行われる
が、その際、係止部56eの係止作用により開孔部52cから
のストレーナ56の脱落が防止され、更にそのストレーナ
56の凹部56fの当接により駆動軸53bからのオイルポンプ
ドリブンギヤ55の抜け落ちが防止されつつ、左右分割片
13a,13bが組み立てられる。なお、上記組み立てに際し
て、オイルポンプドライブギヤ52およびオイルポンプド
リブンギヤ55の夫々のギヤの歯側面に形成したテーパ面
52a,55aにより、組み立てにあたり上記ギヤ52,55どうし
の噛合が極めて円滑に達成される。また、組み立て完了
時には、第1図に示されているように、オイルポンプド
リブンギヤ55はその端部が左側分割片13aから突設され
た位置決めボス部13cにより当接されて適正な位置に位
置決めされると共に、駆動軸53bを介してオイルポンプ5
3も確実に保持される。更に、ストレーナ56もその端部
の嵌合ボス部56dがエクステンションケース24の側部に
開設された位置決め穴24cに嵌合して位置決めされる。
なお、上述実施例は、差動制御装置10を、常時作動状態
にして用いるものについて説明したが、これを、常時は
非作動状態にし、必要時にのみ作用する、いわゆるデフ
ロック機構として用いてもよいことは勿論である。ま
た、センターディファレンシャル装置を有するフルタイ
ム方式の4輪駆動装置について説明したが、後輪に動力
伝達系にクラッチを介在するパートタイム方式の4輪駆
動装置にも適用でき、またビスカスカップリングを有す
る4輪駆動装置にも適用し得る。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、ストレーナ(5
6)の吐出管(56c)の先端部にオイルポンプ(53)のボ
ディ(53a)に形成された開孔部(53c)に係止する係止
部(56e)を形成したので、トランスファケース(13)
の他方側分割片(13a)に一方側分割片(13b)を組み立
てるに際して、該一方側分割片(13b)の開口部を下側
に向けても係止部(56e)によって開孔部(53c)に係止
されたストレーナ(56)が脱落することがなくなり、ト
ランスファーケース(13)の組み立てが極めて容易とな
り、ストレーナ(56)が脱落したままトランスファーケ
ース(13)を組み立ててしまうような不良品の発生が皆
無となる。また、上記ストレーナ(56)の胴部(56b)
側方に上記トランスファーケース(13)の組み立て時に
オイルポンプドリブンギヤ(55)の脱落を防止する凹部
(56f)を形成したので、オイルポンプドリブンギヤ(5
5)をオイルポンプ(53)の駆動軸(53b)に強固に圧入
せずに、単に回転のみを伝えるように軸方向に移動自在
に嵌挿した状態にあるのに拘らず、上記トランスファー
ケース(13)の組み立て時に上記脱落が防止されたスト
レーナ(56)の凹部(56f)の当接作用により駆動軸(5
3b)からのオイルポンプドリブンギヤ(55)の抜け落ち
が有効に阻止されてトランスファーケース(13)の組み
立て作業が容易になると共に、駆動軸(53b)へのオイ
ルポンプドリブンギヤ(55)の取付けが極めて簡単とな
り、潤滑油給送装置(57)の組付け作業が極めて効率的
に行えるようになる。
そして、上記組み立てが完了した状態にあっては、オイ
ルポンプドリブンギヤ(55)は位置決めボス部(13c)
に当接して、ストレーナの凹部(56f)の略々中央位置
に位置決め・保持され、該ドリブンギヤ(55)は、オイ
ルポンプドライブギヤ(52)に確実に噛合されると共に
ストレーナ(56)等の干渉が防止され、正確かつ確実な
オイルポンプ(53)の駆動を維持することができ、更に
これにより、組み立て時に、上記ドリブンギヤ(55)を
駆動軸(53b)に圧入・固定する必要がなくなり、上述
した組み立て時の容易化及び効率向上が可能となる。
また、オイルポンプドライブギヤ(52)及びドリブンギ
ヤ(55)の歯側面にテーパ面(52a),(55a)を設ける
と、組み立てに際して歯面同士が干渉して歯を欠く等の
不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る潤滑油給送装置を示す拡大断面
図、第2図は吐出管方向から見た本発明の潤滑油給送装
置に適用されるストレーナの正面図、そして第3図は本
発明に係る潤滑油給送装置を適用した4輪駆動車用動力
伝達装置を示す断面図である。 13……トランスファーケース、13b……一方側分割片
(右側分割片)、13c……位置決めボス部、15……トラ
ンスファーギヤ部、16……リングギヤマウントケース、
52……オイルポンプドライブギヤ、52a……テーパ面、5
3……オイルポンプ、53a……ボディ、53c……開孔部、5
5……オイルポンプドリブンギヤ、55a……テーパ面、56
……ストレーナ、56b……胴部、56c……吐出管、56f…
…凹部、57……潤滑油給送装置、U……4輪駆動車用動
力伝達装置。
フロントページの続き (72)発明者 横山 文友 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・ワーナー株式会社内 (72)発明者 田中 雅晴 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 倉持 耕治郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−56665(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンからの動力が伝達されるリングギ
    ヤマウントケースに固定されたオイルポンプドライブギ
    ヤと、該オイルポンプドライブギヤに噛合するオイルポ
    ンプドリブンギヤと、前記リングギヤマウントケースを
    包囲すると共に前記オイルポンプドリブンギヤの軸線に
    対して垂直な面で分割された二つ割り構造のトランスフ
    ァーケースの軸方向一方側の一方側分離片に、前記オイ
    ルポンプドリブンギヤと同軸的に固定され該オイルポン
    プドリブンギヤの回転により駆動されるオイルポンプ
    と、該オイルポンプの吸込側に配設されたストレーナと
    を備える、4輪駆動車用動力伝達装置におけるトランス
    ファーギヤ部の潤滑油給送装置において、 前記オイルポンプドリブンギヤは、前記オイルポンプの
    駆動軸に相対回転不能でかつ軸方向移動可能に前記軸方
    向他方側から嵌挿され、 前記ストレーナは、胴部と、該胴部に連結され前記オイ
    ルポンプの吸込側開孔部に前記他方側から挿入される吐
    出管と、該吐出管の前記一方側の先端部に形成され前記
    開孔部に前記吐出管を係止せしめる係止部と、前記胴部
    の側方に形成され前記オイルポンプドリブンギヤが前記
    駆動軸から脱落しないように該ドリブンギヤの軸方向移
    動量を所定量以下に制限するように設けられた凹部とを
    有し、 前記トランスファーケースの他方側分離片は、前記オイ
    ルポンプドリブンギヤの前記他方側への移動を制限すべ
    く該ドリブンギヤに当接するように突設された位置決め
    ボス部を有する、 ことを特徴とする4輪駆動車用動力伝達装置におけるト
    ランスファーギヤ部の潤滑油給送装置。
  2. 【請求項2】前記オイルポンプドライブギヤ及びオイル
    ポンプドリブンギヤにおける歯側面が、テーパ面となっ
    ている、 特許請求の範囲第1項記載の4輪駆動車用動力伝達装置
    におけるトランスファーギヤ部の潤滑油給送装置。
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