JPH07171509A - ガラス瓶の色識別装置 - Google Patents

ガラス瓶の色識別装置

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JPH07171509A
JPH07171509A JP31714893A JP31714893A JPH07171509A JP H07171509 A JPH07171509 A JP H07171509A JP 31714893 A JP31714893 A JP 31714893A JP 31714893 A JP31714893 A JP 31714893A JP H07171509 A JPH07171509 A JP H07171509A
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JP
Japan
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color
glass bottle
transmitted light
signal
primary colors
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Application number
JP31714893A
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English (en)
Inventor
Akio Suzuki
明郎 鈴木
Hideo Shibata
秀夫 柴田
Yoshihiko Takashima
善彦 高嶋
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IHI Corp
Takashima Giken Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Takashima Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス瓶の色の識別を極めて正確に行なわ
せ、ガラス瓶を確実に色別に選別する。 【構成】 ガラス瓶の透過光を検出するカラースポット
センサ23を設ける。カラースポットセンサ23からの
RGB信号の各信号を比較して色を判別するコンパレー
タ部を設ける。コンパレータ部から出力された判別信号
に基づいて、ガラス瓶の色を求める面積計算分類部を設
ける。カラースポットセンサ23に、ガラス瓶の透過光
を三原色に分光する分光器42を設ける。各原色の中心
波長の前後近傍の波長の範囲にて透過光を分光する分光
フィルタ45から分光器42を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みのガラス瓶
を資源として再利用すべくガラス瓶の色を識別するガラ
ス瓶の色識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の節約、有効利用の観点か
ら、使用済みのガラス瓶を回収して資源として再利用し
ようという機運がある。ところで、ガラス瓶は、約半数
が無色透明なものであるが、茶、黒、緑、青等に着色さ
れたものも多数あり、ガラス瓶を再利用するためにはそ
れらを色別に選別する必要がある。従来においては、そ
のような選別作業は作業員の人力にたよって手作業によ
り行わざるを得ないのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
瓶の選別を手作業で行うことでは作業効率が良くないば
かりでなく、選別対象のガラス瓶は廃品や廃棄物として
回収されたものであるから清浄なものではなく、したが
って、そのような選別作業は多粉塵、悪臭、高騒音とい
った悪環境下でなされることになるので、衛生上の観点
からも好ましくない。このため、ガラス瓶を色別に選別
する作業を機械的に効率良くかつ衛生的に行い得る有効
な手段の開発が望まれていた。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、使用済みガラス瓶の実状調査や実験結果に基づい
て、ガラス瓶の色選別と処理速度向上を考慮したもの
で、極めて容易に、かつ衛生的にガラス瓶を色別に識別
することが可能なガラス瓶の色識別装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明のガラス瓶の色識別装置は、一つずつ移
送されるガラス瓶の透過光を、移送方向前方側から順次
検出して三原色に分光し、RGB信号として出力する透
過光検出部と、この透過光検出部から出力されるRGB
信号に基づいて、ガラス瓶の色を判別する判別部とを有
してなり、前記透過光検出部は、三原色のそれぞれの中
心波長の前後近傍の狭い範囲の波長をそれぞれ検出する
ことにより前記透過光を分光する分光器と、該分光器に
よって分光された三原色の光をRGB信号に変換する変
換センサとを具備してなることを特徴としている。ま
た、第2の発明のガラス瓶の色識別装置は、第1の発明
の透過光検出部が、色識別対象のガラス瓶の内の最小径
を有するガラス瓶の最小径部分と略同一径の範囲を撮影
するスポットセンサからなることを特徴としている。
【0006】
【作用】そして、第1発明のガラス瓶の色識別装置によ
れば、ガラス瓶の透過光を三原色の光に分光する際に、
透過光を、三原色のそれぞれの中心波長の前後近傍の狭
い波長の範囲にて検出するので、三原色間にて分光しず
らい波長の光の検出がなくされ、判別部において、各原
色間の中間の波長の光による判別への悪影響がなくされ
る。また、第2の発明のガラス瓶の色識別装置によれ
ば、例えガラス瓶に部分的に細かな汚れ等による検出不
能な箇所が存在したとしても、この検出不能箇所を含む
広い範囲の透過光をスポットセンサが検出するので、こ
の検出不能箇所による影響が受けずらくされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のガラス瓶の色識別装置の一実
施例を図によって説明する。まず、本発明のガラス瓶の
色識別装置が用いられたガラス瓶選別装置の構成及び構
造を説明する。なお、本実施例の装置は、ガラス瓶を一
列に並べて連続的に移送しながらその色を判別して6種
類の色別(例えば、透明、茶、緑、青、黒、及び不明そ
の他)に選別するように構成されたものである。
【0008】図1において、符号1は、選別対象のガラ
ス瓶を収納しておくホッパ、符号2は、ホッパ1からガ
ラス瓶を順次送り出すための供給コンベア、符号3は、
送り出されたガラス瓶を移送するためのレーストラック
状の通路、符号4は、その通路3に沿ってガラス瓶を移
送するための移送コンベア、符号5は、上記供給コンベ
ア2により送り出されたガラス瓶を加速したうえで移送
コンベア4に受け渡すための加速コンベアである。
【0009】ホッパ1は、例えば、モータと偏心カムに
より構成された振動機構6によって振動させられるよう
になっており、その内部は、仕切り板7によって投入部
8と排出部9に仕切られている。そして、ガラス瓶を投
入部8に投入し、振動機構6によってホッパ1全体を振
動させることにより、ガラス瓶が投入部8から仕切り板
7を迂回して排出部9に導かれ、上記供給コンベア2に
よって排出部9から供給口10を通過して外部に順次送
り出されるようになっている。
【0010】供給コンベア2によってホッパ1から送り
出されたガラス瓶は、供給シュート11及び加速コンベ
ア5を経て通路3に導かれ、移送コンベア4によってそ
の通路3を移送されるようになっている。この通路3の
外周側には、後述する排出口26、26…の部分を除い
てガラス瓶の落下を防止するための周壁13が設けら
れ、通路3の内側には、上記移送コンベア4が設置され
ている。移送コンベア4は、通路3の内側において、そ
の前後に設けられた一対のプーリ14、14間に無端状
のベルト15を卷回したもので、プーリ14、14をモ
ータ(図示略)によって鉛直軸を中心として回転させる
ことにより、ベルト15が通路3の内周に沿いつつ水平
面内において移動するようになっている。
【0011】また、ベルト15には、ガラス瓶を押し出
すための多数の押し板17、17…が所定間隔で取り付
けられており、ベルト15が移動することにより、各押
し板17、17…が、通路3に沿いつつその上方を通過
していくようになっている。即ち、移送コンベア4は、
通路3に送り出されたそれぞれのガラス瓶を各押し板1
7、17…によって一本ずつ押し出して、通路3上を滑
らせつつ一列に並べた状態で前方に送るようになってい
る。
【0012】また、通路3には、両側部が傾斜面とされ
た案内通路19が設けられており、この案内通路19へ
送り込まれたガラス瓶は、その中心に寄せられ、移送方
向に沿って案内されながら移送されるようになってい
る。また、この案内通路19には、色識別装置20が設
けられており、この色識別装置20によってガラス瓶が
色別に識別されるようになっている。
【0013】次に、この色識別装置20の構成を説明す
る。前記案内通路19には、移送方向と直交する方向
に、スリット21が形成されており、このスリット21
の下方側には、案内通路19のスリット21を通過する
ガラス瓶へ向けて光を照射するライト(RGB蛍光灯)
22が設けられている。また、スリット21の上方側に
は、カラースポットセンサ(透過光検出部)23が設け
られており、前記ライト22によって照射されてガラス
瓶を透過した透過光を受光するようになっている。
【0014】そして、このカラースポットセンサ23か
ら出力される画像信号に基づいて、後述するコンパレー
タ部31が、ガラス瓶の色を判別し、後述する排出機構
24、24…の内の所定のもののアクチュエータ54を
駆動させて、ガラス瓶を排出口26、26…の内の所定
の排出口へ排出させるようになっている。各排出機構2
4、24…は、通路3の直線部に並べられて設置されて
おり、それぞれが例えば、エアシリンダ等のアクチュエ
ータ54によって通路3を移送されてきたガラス瓶を、
排出口26、26…からシュート27、27…を介して
収容箱もしくは次工程へ移送するためのコンベア(いず
れも図示略)に向けて落下させるように構成されてい
る。
【0015】即ち、上記色識別装置20が判別対象のガ
ラス瓶の色を識別すると、識別した色に対応した排出機
構24の位置に、そのガラス瓶が達した時点で、その識
別されたガラス瓶の色に対応した排出機構24のアクチ
ュエータ54が駆動され、そのガラス瓶が通路3上から
排出されるようになっている。ここで、例えば、前記色
識別装置20により「透明」と識別されたガラス瓶は、
「透明」のガラス瓶を排出するための排出機構24の位
置に達した時点で排出され、「青」と識別されたガラス
瓶は、「青」のガラス瓶を排出するための排出機構24
の位置に達した時点で排出される。
【0016】なお、各排出機構24を上記のように作動
させるには、色識別装置20の位置を通過したガラス瓶
がそれぞれの排出機構24の位置に到達するまでの所要
時間を予め求めておき(これは色識別装置20の位置か
ら各排出機構24までの移送距離と、移送コンベア4に
よるガラス瓶の移送速度とによって自ずと決定され
る)、それぞれの所要時間に基づいて各排出機構24の
作動のタイミングを予め設定しておけば良い。さらに、
上記実施例の選別装置には、選別したガラス瓶を色別に
計数するための適宜の計数手段が備えられ、その計数結
果は表示盤(図示略)に表示されるようになっている。
【0017】次に、上記構成のガラス瓶選別装置に設け
られた色識別装置20のさらに具体的な構成を図2に示
す機能ブロック図によって説明する。カラースポットセ
ンサ23がガラス瓶Aの透過光を検出すると、このカラ
ースポットセンサ23からRGB信号がコンパレータ部
(判別部)31へ出力されるようになっている。そし
て、このコンパレータ部31にて、RGB信号のそれぞ
れのR信号、G信号、B信号の電圧が比較され、その比
較結果からカラースポットセンサ23によって受光され
た透過光の色が判別され、その結果が判別信号として面
積計算分類部32へ出力されるようになっている。
【0018】そして、この面積計算分類部32では、コ
ンパレータ部31から出力された判別信号に基づいて、
カラースポットセンサ23によって映し出された画像の
面積を合計して、この合計した面積中において、コンパ
レータ部31による判別色の内の占有率が最大であるも
のを求め、この求めた色のデータを識別信号として出力
するようになっている。そして、この識別信号が、表示
部33へ入力すると、図3に示すように、識別信号に基
づいて、複数の発光ダイオード34、34…の内の識別
された色と対応する発光ダイオード34が点灯するよう
になっている。
【0019】また、面積計算分類部32からは、駆動制
御部35へも識別信号が出力されて、この駆動制御部3
5から、識別された色に対応するアクチュエータ54へ
駆動制御信号が出力されて、このアクチュエータ54が
駆動され、色識別されたガラス瓶がシュート27へ排出
されるようになっている。また、図2において、符号3
6は、クロックドライバ部であり、このクロックドライ
バ部36は、コンパレータ部31へ時間信号を出力する
ようになっている。そして、このクロックドライバ部3
6からの時間信号に基づいて、コンパレータ部31が、
RGB信号に基づく色の判別を所定時間毎に行なうよう
になっている。即ち、案内通路19上を移動するガラス
瓶Aの色が、コンパレータ部31によって搬送方向へ沿
った複数箇所にて判別されるようになっている。
【0020】また、符号37は、到着センサである。こ
の到着センサ37は、例えば光センサ等によって案内通
路19上を搬送されるガラス瓶Aが、カラースポットセ
ンサ23による透過光の受光が可能な範囲内に達したこ
とを検知した際に、コンパレータ部31へ信号を出力し
て、このコンパレータ部31による色の判別機能を開始
させるものである。なお、符号38は、ライト22を点
灯させるための電源である。
【0021】次に、上記構成の色識別装置20に設けら
れたカラースポットセンサ23についてさらに具体的に
説明する。このカラースポットセンサ23は、図4に示
すように、案内通路19を移送されるガラス瓶Aの透過
光を、ガラス瓶Aの中心に沿って長手方向へ検出するも
ので、その検出範囲は、色識別の対象とされるガラス瓶
Aの内の最小径を有するガラス瓶の最小径部分と略同一
径(約直径10〜15mm)の範囲とされている。ま
た、このカラースポットセンサ23は、図5に示すよう
に、光が入光されるレンズ41と、このレンズ41によ
って導かれた光を分光する分光器42と、この分光器4
2によって分光された各光を検出するフォトダイオード
(変換センサ)43、43…と、これらフォトダイオー
ド43、43…からの信号を増幅させる増幅器44とか
ら構成されている。
【0022】分光器42は、複数の分光フィルタ45、
45からなるもので、これら分光フィルタ45、45に
よって、レンズ41から取り入れた光が、三原色(赤、
緑、青)の光にそれぞれ分光されて、前記フォトダイオ
ード43、43…へ導かれるようになっている。そし
て、前記フォトダイオード43、43…では、それぞれ
入光された光を検知して、この光の輝度を電圧として出
力するようになっており、これらフォトダイオード4
3、43…からの信号が増幅器44にて増幅されてRG
B信号として出力されるようになっている。即ち、この
増幅器44から各色に対応した電圧からなるR信号、G
信号、B信号が、前記コンパレータ部31へ出力される
ようになっている。
【0023】ここで、上記構成の分光フィルタ45、4
5からなる分光器42は、図6に示すように、レンズ4
1から導かれた透過光を、三原色の各色の波長の中心波
長の前後近傍の狭い範囲にて分光するようになってい
る。具体的には、次の通りである。 赤:中心波長(650nm)の前後50nmの範囲 緑:中心波長(550nm)の前後50nmの範囲 青:中心波長(450nm)の前後50nmの範囲
【0024】次に、上記構成の色識別装置20によるガ
ラス瓶の色の識別を具体的に説明する。選別装置のホッ
パ1に投入されたガラス瓶Aは、このホッパ1から供給
コンベア2及び加速コンベア5により順次、通路3に送
り出され、案内通路19にて案内されている間に色識別
装置20により色識別され、さらに、移送コンベア4に
よって移送されて、いずれかの排出機構24にて通路3
から色別に排出される。ここで、色識別装置20では、
次のようにしてガラス瓶Aの色の識別を行なう。まず、
案内通路19によって案内されるガラス瓶Aは、この案
内通路19のスリット21を通過する際に、ガラス瓶A
の移送方向前方側から順に、ライト22によって照らさ
れ、ガラス瓶Aの透過光がカラースポットセンサ23に
よって受光される。
【0025】カラースポットセンサ23にて受光された
光は、レンズ41を通って分光器42へ導かれ、この分
光器42の分光フィルタ45、45によって、RGBの
三原色の光に分けられる。そして、分光器42によって
分光された各RGBの光が、フォトダイオード43、4
3…へ導かれ、これらフォトダイード43、43…から
R信号、G信号、B信号が出力され、増幅器44によっ
て増幅されて、RGB信号としてコンパレータ部31へ
出力される。そして、このコンパレータ部31では、R
信号、G信号、B信号の電圧をそれぞれ比較し、その比
較結果より、色の判別を行なう。
【0026】ここで、コンパレータ部31におけるR信
号、G信号、B信号の電圧の比較は、次のように行なわ
れる。 (1)R信号とG信号との比較 R>G R=G R<G (2)G信号とB信号との比較 G>B G=B G<B (3)B信号とR信号との比較 B>R B=R B<R そして、上記のように、各R信号、G信号、B信号の比
較結果を、コンパレータ部31の内部に設けられた記憶
部から各色に対応したR信号、G信号、B信号の比率の
パターンと比較し、透過光の色を判別する。
【0027】そして、コンパレータ部31では、クロッ
クドライバ部36からの時間信号に基づいて、所定時間
毎に、カラースポットセンサ23からのRGB信号を比
較して、色を判別し、その都度、判別信号を面積計算分
類部32へ出力する。面積計算分類部32では、コンパ
レータ部31から出力された判別信号に基づいて、カラ
ースポットセンサ23によって透過光を検出したガラス
瓶Aの検出面積の内の占有率が一番高い判別色を求め、
その色データを識別信号として出力する。そして、表示
部33では、識別された色と対応した箇所の発光ダイオ
ード34が発光し、また、駆動制御部35では、識別信
号に基づいて識別された色に対応するアクチュエータ5
4へ駆動制御信号を出力し、これにより、色識別された
ガラス瓶Aがその色と対応したシュート27から排出さ
れる。
【0028】以上、説明したように、本実施例のガラス
瓶の色識別装置によれば、カラースポットセンサ23に
設けた分光器42によってガラス瓶Aの透過光を、それ
ぞれ狭い範囲にて各三原色に分光するもの、つまり、そ
れぞれの原色の中心波長の前後近傍の波長のみを検出し
て、それぞれのフォトダイオード43へ導くものである
ので、各原色間にて互いに重なり合う中間波長の光の検
出を防止することができる。即ち、検出した透過光を極
めて精度良く三原色に分光することができるので、特に
区別しずらいあいまいな中間色(例えば、透明と青色と
の中間色)のガラス瓶Aの色識別を的確に行なうことが
できる。
【0029】また、識別対象のガラス瓶Aの内の最小径
のガラス瓶Aの最小径部分と略同一径の範囲にて検出す
るカラースポットセンサ23によってガラス瓶Aの透過
光を検出するものであるので、例えば、複数のセンサを
一列に配置したラインセンサを用いた場合と比較して、
ガラス瓶Aの透過光を広範囲にて検出することができ
る。即ち、この色を判別するガラス瓶Aは、廃品である
ので、汚れ等によって透過光の検出箇所毎に、その透過
光が異なるので、ラインセンサ等の複数のセンサを有す
るものでは、それぞれのセンサによって検出される透過
光にばらつきが生じてしまい、RGB信号が不安定とな
るが、本実施例では、カラースポットセンサ23によっ
て、ガラス瓶Aの透過光を広範囲にて検出することによ
り、例え検出する範囲内において汚れ等があったとして
も、この汚れによる影響を受けずらく、したがって、検
出した透過光全体としては、ばらつきのない透過光とす
ることができる。これにより、各フォトダイオード43
から極めて安定したRGB信号を出力させることがで
き、コンパレータ部31における誤判別をなくすことが
できる。
【0030】なお、上記実施例のガラス瓶選別装置の具
体的な構成及び構造は実施例に限定されない。また、上
記実施例では、6種類の色別に選別するものとしたが、
選別する色の種類は、上記6種類に限定されることな
く、設定を適宜変更することにより、さらに複数種類の
色の判別を行なうことができるのは勿論である。なおま
た、上記実施例では、ガラス瓶Aの色を、RGB信号の
電圧を比較することにより行なうようにしたが、この判
別方式は、この比較による方式に限定されることはな
い。ここで、他の判別方式としては、判別する各色毎
に、RGB信号の電圧の範囲を設定しておき、RGB信
号の電圧が、各色毎に設定した電圧の範囲のいずれの範
囲内であるかを判定して、色の判別を行なう方式があ
る。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のガラス
瓶の色識別装置によれば、下記の効果を得ることができ
る。第1の発明によれば、透過光検出部の分光器によっ
てガラス瓶の透過光を、三原色のそれぞれの中心波長の
前後近傍の波長の狭い範囲にて各三原色に分光するも
の、つまり、それぞれの原色の中心波長の近傍の波長の
みを検出して、それぞれの変換センサへ導くものである
ので、各原色間にて互いに重なり合う中間波長の光の検
出を防止することができる。即ち、検出した透過光を極
めて精度良く三原色に分光することができるので、特に
区別しずらいあいまいな中間色(例えば、透明と青色と
の中間色)のガラス瓶の色識別を的確に行なうことがで
きる。
【0032】また、第2の発明によれば、識別対象のガ
ラス瓶の内の最小径のガラス瓶の最小径部分と略同一径
の範囲にて透過光を検出するスポットセンサを用いてい
るので、例えば、複数のセンサを一列に配置したライン
センサを用いた場合と比較して、ガラス瓶の透過光を広
範囲にて検出することができる。即ち、この色を判別す
るガラス瓶は、廃品であるので、汚れ等によって透過光
の検出箇所毎に、その透過光が異なるので、ラインセン
サ等の複数のセンサを有するものでは、それぞれのセン
サによって検出される透過光にばらつきが生じてしま
い、RGB信号が不安定となるが、本実施例では、スポ
ットセンサによって、ガラス瓶の透過光を広範囲にて検
出することにより、例え検出する範囲内において汚れ等
があったとしても、この汚れによる影響を受けずらく、
したがって、検出した透過光全体としては、ばらつきの
ない透過光とすることができる。これにより、各変換セ
ンサから極めて安定したRGB信号を出力させることが
でき、判別部における誤判別をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置が用い
られたガラス瓶選別装置の構成及び構造を説明するガラ
ス瓶選別装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置の構成
及び機能を説明する機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置を構成
する表示部を説明する表示部の正面図である。
【図4】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置を構成
するカラースポットセンサによるガラス瓶の透過光の検
出範囲を説明するガラス瓶の平面図である。
【図5】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置を構成
するカラースポットセンサの構成及び構造を説明するカ
ラースポットセンサの概略構成図である。
【図6】本発明の実施例のガラス瓶の色識別装置を構成
するカラースポットセンサに設けられた分光器による透
過光の分光範囲を説明する光の波長を示したグラフ図で
ある。
【符号の説明】
20 色識別装置 23 カラースポットセンサ(透過光検出部) 31 コンパレータ部(判別部) 42 分光器 43 フォトダイオード(変換センサ) A ガラス瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 秀夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 高嶋 善彦 福井県坂井郡金津町瓜生29−2 高嶋技研 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つずつ移送されるガラス瓶の透過光
    を、移送方向前方側から順次検出して三原色に分光し、
    RGB信号として出力する透過光検出部と、この透過光
    検出部から出力されるRGB信号に基づいて、ガラス瓶
    の色を判別する判別部とを有してなり、 前記透過光検出部は、三原色のそれぞれの中心波長の前
    後近傍の狭い範囲の波長をそれぞれ検出することにより
    前記透過光を分光する分光器と、該分光器によって分光
    された三原色の光をRGB信号に変換する変換センサと
    を具備してなることを特徴とするガラス瓶の色識別装
    置。
  2. 【請求項2】 前記透過光検出部は、色識別対象のガラ
    ス瓶の内の最小径を有するガラス瓶の最小径部分と略同
    一径の範囲を撮影するスポットセンサからなることを特
    徴とする請求項1記載のガラス瓶の色識別装置。
JP31714893A 1993-12-16 1993-12-16 ガラス瓶の色識別装置 Pending JPH07171509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31714893A JPH07171509A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 ガラス瓶の色識別装置

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JP31714893A JPH07171509A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 ガラス瓶の色識別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369833A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯の分光学的特性に基づく歯色識別法と歯色判定器
JP2015094711A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 東洋ガラス機械株式会社 識別装置
RU2749576C1 (ru) * 2020-03-11 2021-06-15 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Оренбургский государственный аграрный университет" Имитационный стенд для настройки бесконтактных датчиков

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