JPH06241902A - 廃瓶分別方法 - Google Patents

廃瓶分別方法

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JPH06241902A
JPH06241902A JP3361493A JP3361493A JPH06241902A JP H06241902 A JPH06241902 A JP H06241902A JP 3361493 A JP3361493 A JP 3361493A JP 3361493 A JP3361493 A JP 3361493A JP H06241902 A JPH06241902 A JP H06241902A
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JP
Japan
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waste bottle
bottle
light
color
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP3361493A
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English (en)
Inventor
Mikio Mori
実紀夫 森
Yoichi Kenmochi
庸一 剣持
Akio Suzuki
明郎 鈴木
Hideo Shibata
秀夫 柴田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃瓶を色毎に分別する廃瓶分別方法を提供す
ること。 【構成】 特定波長の光を出射する光源1とその光源1
からの光を受光する光電素子3との間の光路L2 〜L6
に廃瓶4を搬送し、測定される透過率の平均範囲に基づ
いて廃瓶4の色を判別することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃瓶を再利用するため
に廃瓶を色毎に分別する廃瓶分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の処理や工業資源の枯渇等
の問題が深刻化しており、これらの問題を解決するため
資源の再利用が益々重要となってきた。
【0003】使用済みのビール瓶や醤油瓶等の廃瓶再利
用もその一例であるが、廃瓶の再利用は従来より行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、廃瓶を再利
用するには分別の必要があり、従来の廃瓶分別は、作業
者が1本ずつ目視により色や形状別に選別する手作業で
ある。廃瓶の色には、主に黒(濃緑)色(ウイスキー瓶
等)、茶色(ビール瓶、薬品瓶等)、緑(淡緑)色(コ
ーラ瓶等)、青(淡青)色(日本酒瓶等)、透明(醤油
瓶、牛乳瓶等)の5色があり、このうち黒(濃緑)色、
茶色、緑(淡緑)色の3色については比較的目視による
識別が容易ではあるが、淡青色と透明の2色については
照明の程度や個人差にもよるが目視による識別が難し
く、分別に手間どっているのが現状である。
【0005】この廃瓶分別に対して画像処理技術を用い
ることが提案されている。しかし、廃瓶の形状は容易で
あるが、廃瓶の色分別は困難である。これは画像処理に
おいては、レファレンス(比較対象物)との比較で色を
判断するので、廃瓶の色のレファレンスをつくることが
極めて困難なためである。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、廃瓶を色毎に分別する廃瓶分別方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、特定波長の光を出射する光源とその光源か
らの光を受光する光電素子との間に廃瓶を搬送し、測定
される透過率の平均範囲に基づいて廃瓶の色を判別する
ものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、廃瓶を構成するガラスの特
定波長の光に対する透過率が、ガラスの色に依存するた
め、廃瓶が光源と光電素子の間の光路を遮って横断する
と、光電素子における受光量が廃瓶の色によって異なっ
た範囲内で変化する。よって測定される透過率の平均範
囲に基づいて廃瓶の色を分別することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の廃瓶分別方法の一実施例を添
付図面に基づいて詳述する。
【0010】図1(a)は本発明の廃瓶分別方法を適用
した廃瓶分別装置の一実施例の正面概略図であり、図1
(b)はその一部側面概略図である。
【0011】図1(a)において、1は特定波長の光と
しての赤色光を出射する光源のヘリウムネオンレーザで
ある。ヘリウムネオンレーザ1の光路L1 上には、複数
(図では5枚)の部分透過ミラー(ハーフミラー)2a
〜2d及び全反射ミラー2eが設けられている。各部分
透過ミラー2a〜2dは、レーザ光を光路L1 に対し略
直交する方向に平行かつ均等な強度になるように反射率
および透過率がそれぞれ調整されている。
【0012】部分透過ミラー2a〜2d及び全反射ミラ
ー2eによって5本に分割されたレーザ光の各光路L2
〜L6 上には、レーザ光を受光するとともに受光量に応
じた電気信号を発生する光電素子としてのピンフォトダ
イオード(以下ピンフォト)3a〜3eが設けられてい
る。尚、部分透過ミラー2a〜2d及び全反射ミラー2
eの数は図では5枚であるがこれに限定されるものでは
ない。
【0013】図1(b)に示すように部分透過ミラー2
a〜2d及び全反射ミラー2eとピンフォト3a〜3e
との間には、廃瓶4を、ピンフォト3a〜3eとヘリウ
ムネオンレーザ1との間の光路L2 〜L6 を横断して通
過させる搬送手段としての複数のローラ(またはベルト
コンベア)5が設けられている(図1(a)では破線で
囲まれた部分に配置されている)。ローラ5の搬送方向
は矢印Aで示す方向であり、廃瓶4が搬送されると、廃
瓶4は分割されたレーザ光の光路L2 〜L6 を遮ること
になる。従って図1(a)において廃瓶4は紙面に垂直
な方向に搬送されることになる。
【0014】各ピンフォト3a〜3eは、コンピュータ
6に接続されており、受光量に応じた電気信号(後述す
る透過率Tに対応する)をコンピュータ6に送出するよ
うになっている。
【0015】コンピュータ6には予め廃瓶の色と、受光
量との関係を示すデータが記憶されており、このデータ
と、ピンフォト3a〜3eの受光量の変化の範囲とを比
較することにより廃瓶の色を判別するようになってい
る。
【0016】ここで、特定波長の光に赤色光を採用した
理由について述べる。
【0017】本発明者らは、特定波長の光を選定するた
めに、廃瓶の色と、光源から出射する光の波長λと、受
光量に対応した透過率Tとの関係を以下の実験1〜3に
より求めた。
【0018】実験内容 (実験1)各種ガラス片のサンプル(表1に示す)の可
視光(波長λ=457.9nm(青)〜514.5nm
(緑))透過率測定 (実験2)サンプルの可視光(赤色)透過率測定 (実験3)ガラス瓶(廃瓶、各サンプル色相当、図示せ
ず)の可視光(赤色)透過率測定
【0019】
【表1】
【0020】但しサンプルの厚さはガラス片中央部の測
定値を示す。
【0021】図2は図1に示した廃瓶分別装置の特定波
長を選定するための実験装置の概念図である。同図にお
いて、10はレーザ光源であり、11はレーザ光を受光
して電気信号に変換するパワーメータであり、12は両
者間に配置された廃瓶のサンプルを示している。尚、図
3に廃瓶の光照射部位の名称を示した。
【0022】このような実験装置を用いて、廃瓶の色
と、光源から出射する光の波長λと、透過率との関係を
求める実験を行った。
【0023】実験に使用したレーザはアルゴンイオンレ
ーザ(波長λ=457.9nm(青)〜514.5nm
(緑))、ヘリウムネオンレーザ(波長λ=632.8
nm(赤))の2種である。
【0024】図3において、廃瓶の底部は瓶底から約1
5〜20mmの部分、中央部はラベル(図示せず)の中
央、ショルダー部は瓶のテーパー部分の中央、首部は瓶
口から約20〜30mmの部分、横部は瓶口から瓶底へ
の中心線付近とする。
【0025】また、透過率Tは数1で定義する。
【0026】
【数1】T=(Po/Pi)×100 但し、Tはサンプルまたは廃瓶の透過率、Poはレーザ
光の透過出力、Piはレーザ光の入射出力をそれぞれ示
す。
【0027】実験結果 (実験1)測定結果を図4に示した。尚、図4は各種サ
ンプルに照射されるレーザ光の波長λ(457.9nm
(青)〜514.5nm(緑))と透過率Tとの関係を
示す図であり、横軸は波長λ、縦軸は透過率Tを示す。
【0028】図4から目標とするD(淡青色)とE(透
明)との識別は、この波長領域においては難しいことが
わかる。
【0029】(実験2)測定結果を表2にまとめた。
【0030】
【表2】
【0031】表2よりこの波長λでのサンプル識別が可
能であることがわかる。
【0032】(実験3)測定結果を図5にまとめた。
尚、図5は廃瓶(ガラス瓶)の色と透過率Tとの関係を
示す図であり、横軸はガラス瓶の色を示し、縦軸は透過
率Tを示している。
【0033】図5より、黒(濃緑)、茶、緑(淡)のガ
ラス瓶の透過率Tの変化範囲R1 〜R3 は約0〜30%
の範囲内に含まれておりこれらのガラス瓶を色によって
分別するのは難しいが、青(淡)色のガラス瓶の透過率
Tの変化範囲R4 が約45〜70%の範囲内にあるのに
対し、透明なガラス瓶の透過率Tの変化範囲R5 が約8
0〜90%の範囲内にあるので、これらの変化範囲R4
とR5 との差(約10%)に基づいて青(淡)色のガラ
ス瓶と透明なガラス瓶を色によって分別することが可能
であることがわかる。本発明はこの特定波長の光(赤)
を利用することにより青(淡)色のガラス瓶と透明なガ
ラス瓶を色で分別するものである。
【0034】尚、図5において透過光の値は、各照射位
置においてレーザ光を瓶底に対して(横は中心線に対し
て)平行に走査した時の最大値である。
【0035】以上の実験1〜3により、廃瓶を構成する
ガラスの特定波長の光に対する透過率Tが、ガラスの色
によって異なっており、特に赤色光を透明な瓶と青
(淡)色の瓶に照射したときの透過率Tとの差が約10
%程度異なっていることがわかった。そこで透明な瓶と
青(淡)色の瓶とを光によって分別する場合、赤色光を
利用することが好ましいことが分かった。また、ピンポ
イント式(測定位置を限定して測定する方法)ではな
く、廃瓶の縦横にレーザ光を走査してその透過率Tの変
化の範囲を測定する方法が好ましいことも分かった。
【0036】次に実施例の作用を述べる。
【0037】図1(a)に示した廃瓶分別装置に予め選
別された透明な瓶と青(淡)色の瓶とを搬送する場合、
まず透明な廃瓶をローラ5で搬送するとともに透過率T
を測定すると前述した図5に示すように透過率Tが80
〜90%の範囲内で変化するのに対し、青(淡)色瓶を
搬送するとその透過率Tは45〜70%の範囲内で変化
する。コンピュータがこの透過率Tの変化の範囲と、予
め記憶された透過率Tのデータ(図5に基づいたデー
タ)とを比較することにより、光路L2 〜L6 を遮って
横断した廃瓶4が青(淡)色か透明かを判別することが
できる。
【0038】以上において、本実施例によれば、廃瓶を
構成するガラスの特定波長の光に対する透過率が、ガラ
スの色に依存するため、廃瓶が光源と光電素子の間の光
路を遮って横断すると、光電素子における受光量が廃瓶
の色によって異なった範囲内で変化する。よって、測定
される透過率の平均範囲に基づいて廃瓶を色毎に分別す
ることができる。
【0039】尚、本実施例では光源としてヘリウムネオ
ンレーザを用いたがこれに限定されるものではなく、半
導体レーザを用いてもよい。
【0040】また、本実施例ではあらかじめ廃瓶分別装
置に透明な廃瓶および青(淡)色の廃瓶の2色の瓶のみ
判別するようにしたが、これに限定されず、例えば廃瓶
分別装置を4台用い、1台目の廃瓶分別装置に5色の廃
瓶を搬送し、まず濃い色(黒(濃緑)色、茶色)の廃瓶
と、薄い色(緑(淡)色、青(淡)色、透明)の廃瓶と
を透過率Tが40%以上であるか否かで分別した後、薄
い色の廃瓶(この場合は透明、青(淡)色の2色)を2
台目の廃瓶分別装置で分別する。濃い色の廃瓶について
は3台目の廃瓶分別装置を用いて透過率Tが10%以下
か否かで分別し(透過率Tが10%以下の場合は黒色か
または緑、透過率Tが10%以上の場合は黒(濃緑)
色、茶色または緑(淡)色)、3台目を通過した廃瓶を
4台目の廃瓶分別装置を用いて透過率Tが20%以上で
あるか否かを判別することにより黒(濃緑)色か緑
(淡)色かを分別することができる。尚、透過率Tが1
0〜12%の廃瓶(黒(濃緑)色、茶色または緑(淡)
色)については4台目の廃瓶分別装置を通過した後目視
検査すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0042】(1) 廃瓶を色毎に分別することができる。
【0043】(2) 目視で分別しにくい青(淡)色の廃瓶
と透明な廃瓶とを容易に分別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の廃瓶分別方法を適用した廃瓶
分別装置の一実施例の正面概略図であり、(b)はその
一部側面概略図である。
【図2】図1に示した廃瓶分別装置の特定波長を選定す
るための実験装置の概念図である。
【図3】図2に示した実験装置の光源からの光が照射さ
れる廃瓶の部位の名称を説明するための説明図である。
【図4】各種サンプルに照射されるレーザ光の波長λ
(457.9nm(青)〜514.5nm(緑))と透
過率Tとの関係を示す図である。
【図5】廃瓶(ガラス瓶)の色と透過率Tとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 光 源(ヘリウムネオンレーザ) 2a〜2d 部分透過ミラー 2e 全反射ミラー 3a〜3e 光電素子(ピンフォト) 4 廃 瓶(ガラス瓶) 5 搬送手段(ローラ) 6 コンピュータ L1 〜L3 光 路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明郎 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 柴田 秀夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定波長の光を出射する光源とその光源
    からの光を受光する光電素子との間に廃瓶を搬送し、測
    定される透過率の平均範囲に基づいて廃瓶の色を判別す
    ることを特徴とする廃瓶分別方法。
JP3361493A 1993-02-23 1993-02-23 廃瓶分別方法 Pending JPH06241902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3361493A JPH06241902A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 廃瓶分別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3361493A JPH06241902A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 廃瓶分別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06241902A true JPH06241902A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12391339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3361493A Pending JPH06241902A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 廃瓶分別方法

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JP (1) JPH06241902A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9228445B2 (en) 2010-12-23 2016-01-05 General Electric Company Turbine airfoil components containing ceramic-based materials and processes therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9228445B2 (en) 2010-12-23 2016-01-05 General Electric Company Turbine airfoil components containing ceramic-based materials and processes therefor

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