JPH07170Y2 - ドライヤの露点変動幅低減装置 - Google Patents

ドライヤの露点変動幅低減装置

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JPH07170Y2
JPH07170Y2 JP5660587U JP5660587U JPH07170Y2 JP H07170 Y2 JPH07170 Y2 JP H07170Y2 JP 5660587 U JP5660587 U JP 5660587U JP 5660587 U JP5660587 U JP 5660587U JP H07170 Y2 JPH07170 Y2 JP H07170Y2
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JP
Japan
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air
flow rate
line
dehumidifying
cylinder
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JP5660587U
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伸一 尾崎
和三 長谷川
文夫 石崎
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石川島播磨重工業株式会社
株式会社白川製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は圧縮空気中の水分を除去して乾燥空気として取
出す多層式ドライヤにおいて、多層にしてある脱湿筒の
1つを再生筒として順次切り換えて使用するときに露点
が変動する幅を小さくするための装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 脱湿筒を多層に区画し、そのうちの1つを再生筒として
使用し、圧縮空気中の水分を除去するようにしたドライ
ヤとしては、これまで、第6図に示す如き構成のものが
考えられている。すなわち、第1、第2、第3の3つの
筒1a,1b,1cに区画してなる脱湿筒1の各筒1a、1b、1c
に、圧縮機2を出た湿空気のヘッダー3と、再生後の空
気のヘッダー4とを、それぞれ空気作動弁AV−1、AV−
2、AV−3を介して接続すると共に、脱湿された乾燥空
気のヘッダー5と再生空気供給用のヘッダー6とを、そ
れぞれ空気作動弁AV−4、AV−5、AV−6を介して接続
し、圧縮機2からの湿空気が流量調節弁FCVで調節され
てヘッダー3より適宜の脱湿筒に供給され、乾燥後、排
出ラインのヘッダー5を経て排出されるようにしてあ
る。又、再生は、圧縮機2の吸入側から取り出した再生
空気をライン7を通し再生空気供給用ヘッダー6を経て
上記脱湿を行っている以外の脱湿筒に逆方向より供給し
て行われ、再生後の空気はヘッダー4より空気ライン8
途中の冷却器9にデミスタ10を通して入れた後、ドレン
セパレータ11でドレンを排除させるようにし、更に、ド
レンセパレータ11からオリフィス12を経て湿空気供給ラ
イン13に導入できるようにし、オリフィス12には差圧発
信器FTが設けられ、該差圧発信器FTによりオリフィス12
の圧力差から求められた流量の信号に基づき前記流量調
節弁FCVをコントロールする流量指示調節計FICが設けて
ある。
上記構成としてある多層式ドライヤにおいて、従来は脱
湿筒1a,1b、1cのいずれか1つを再生筒として使用する
よう各作動弁を切り換えている。今、作動弁AV−1とAV
−2を切り換えてヘッダー3から湿空気が第1と第2の
筒1aと1bに入るようにすると共に、作動弁AV−4とAV−
5を切り換えて脱湿された空気がヘッダー5に入るよう
にし、且つ作動弁AV−3とAV−6を切り換えて第3の筒
1cが再生用のヘッダー4と6に接続されるようにする
と、第1及び第2の脱湿筒1a,1bで脱湿が行われ、第3
の脱湿筒1cが再生筒として使用されることになり、脱湿
されて乾燥した空気はヘッダー5より乾燥空気として排
出され、同時に第3図の脱湿筒1cで再生に供した空気は
ヘッダー4より冷却器9、ドレンセパレータ11、オリフ
ィス12を経て供給ライン13へ導かれ、該供給ライン13よ
りヘッダー3を経て第1及び第2の脱湿筒1a及び1bへ脱
湿のため供給されることになる。
次に、たとえば、第1脱湿筒1aを再生筒として、又、第
2及び第3の脱湿筒1b及び1cを脱湿筒として使用するた
め、脱湿と再生を同時に切り換えるときは、上記のよう
に脱湿筒と再生筒を同時に切り換え、いずれか1つの脱
湿筒が必ず再生筒となるように運転していた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、脱湿と再生を同時に切り換える場合、脱湿筒
は再生時に湿空気で内部が冷却されていることから該再
生し終えた脱湿筒は再生空気の入口部で湿っているの
で、該脱湿筒をいきなり再生から脱湿用に切り換えて
も、脱湿できずに残る水分があり、したがって、脱湿と
再生を同時に切り換える切換時には、再生から脱湿用に
切り換えられた脱湿筒内に残る水分のために第5図に示
す実線の如く露点がプラス側に大幅に変動する、すなわ
ち、露点温度が高温側に大幅に変動するという問題があ
った。この露点がプラス側に変動する幅を小幅に抑える
には、脱湿筒と再生筒を切り換える際、再生筒のみを切
り換えて一度脱湿用に戻し、他の脱湿筒と一緒に脱湿を
行った後、1つを再生筒として使用するように切換れば
よいことが本考案者等の研究により判明した。しかし、
従来のドライヤの機構では、脱湿筒1a,1b,1cのすべてを
同時に脱湿用とすると、ヘッダー4から冷却器9、ドレ
ンセパレータ10、オリフィス12を経て供給ライン13に導
かれる空気の流量が零になるので、流量指示調節計FIC
からの信号によって流量調節弁FCVが閉じられ、ヘッダ
ー3へ空気が送られなくなり脱湿ができなくなってしま
う構造上、すべての脱湿筒を同時に脱湿工程に切り換え
て使用することはできなかった。
そこで、本考案は、従来と同様な構成のドライヤいおい
て、多層の脱湿筒ですべて同時に脱湿が出来るように切
り換えても脱湿用の空気の供給が断たれるようなことを
なくし、脱湿と再生の切換時の露点の変動幅を小幅にす
ることを目的としてなしたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、多層にした脱湿
筒で脱湿と再生が同時に行われるように各筒に湿つた空
気を供給する湿空気供給ラインと上記各筒からの再生後
の空気ラインとを切換弁で接続すると共に、上記各筒か
らの乾燥空気を排出するラインと再生空気の供給ライン
とを切換弁で接続し、上記湿空気供給ラインには流量調
節弁を設け、上記再生後の空気ラインは上記湿空気供給
ラインに接続し、更に、上記湿空気供給ラインに導入さ
れる再生後の空気の流量により上記流量調節弁をコント
ロールする流量指示調節計を備えた構成のドライヤにお
いて、上記流量指示調節計から流量調節弁への制御線途
中に電磁弁を組み込んだ構成とする。
[作用] 再生後の空気が湿空気供給ラインに導入されている間は
電磁弁により流量指示調節計からの信号が流量調節弁に
送られて湿空気の供給が続けられる。再生後の空気ライ
ンを流れる空気の流量が零になると電磁弁が励磁されて
流量指示調節計から流量調節弁への空気信号が遮断され
るので、流量調節弁が閉じることがなくなる。これによ
り多層にした脱湿筒の各筒をすべて脱湿させることが可
能となる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例を示すもので、前記した第6図
に示してある最近のドライヤにおけると同様に、再生後
の空気ライン8途中のオリフィス12で差圧発信器FTによ
り測定された空気流量に基づき湿空気供給ライン13の流
量調節弁FCVをコントロールする流量指示調節計FICを備
えている構成において、上記流量指示調節計FICから流
量調節弁FCVへの制御線14の途中に、該制御線14を連
通、遮断に切り換える電磁弁SOVを組み込み、該電磁弁S
OVを励磁すると制御線14が遮断し、電磁弁SOVを消磁す
ると制御線14が連通されるようにする。電磁弁SOVは各
空気作動弁と連動し、全筒が脱湿に切り換わると励磁さ
れるようにしてある。
なお、その他の部分はすべてこれまでの方式同じ構造で
あり、第1図中、第6図と同じものには同じ符号を付し
てある。
今、図示の如く3つに区画されている脱湿筒1の第1お
よび第2の筒1a及び1bで脱湿を、又、第3の筒1cで再生
をそれぞれ行っているときは、第2図に概略を示す如
く、それぞれ矢印の方向へ空気は流れている。再生に供
した空気は、第3の筒1cからヘッダー4を経て冷却器9
に入り、冷却された後、ドレンセパレータ11でドレンを
除去してオリフィス12を通り湿空気供給ライン13に導入
される。このときは電磁弁SOVは消磁されているので、
差圧発信器FTで測定される空気の流量信号に基づき流量
指示調節計FICから流量調節弁FCVへ空気信号が送られて
おり、該流量調節弁FCVで調節された量の湿空気がヘッ
ダー3へ送られる。
次に、上記第3の筒1cを再生から脱湿に、又、第1の筒
1aを脱湿から再生にそれぞれ同時に切り換えるときは、
一旦、第3の筒1cのみの切り換えを行って第3図に概略
を示す如く全ての筒1a,1b,1cいて脱湿を行い、一定時間
後に、第1の筒1aで再生を行えるように作動弁AV−3、
AV−6を切り換え、第4図に示す矢印の方向へ空気を流
すようにする。上記第3図の如く全筒1a,1b,1cに同じ方
向に空気を流して脱湿を行う工程を設けると、前記した
再生後の空気が全く空気ライン8のオリフィス12を流れ
なくなるため、流量指示調節計FICからの信号により流
量調節弁FCVが閉じられるおそれがあり、湿空気の供給
が断たれることになるが、本考案えは、電磁弁SOVがあ
り、該電磁弁SOVが、上記のように全筒1a,1b,1cで脱湿
を行う状態のとき励磁されて制御線14を遮断するので、
オリフィス12を流れる空気がないことから流量指示調節
計FICが流量調節弁FCVを絞り切るようコントロールしよ
うとしても空気信号が送られないため、流量調節弁FCV
が閉じることがなく、湿空気の供給が続けられて全筒1
a,1b,1cでの同時脱湿が実現できる。一定時間全筒1a,1
b,1cで脱湿を行うと、次に、第1の筒1aを再生用に切り
換えて第4図の矢印の方向へ空気が流れるようにする。
これにより再生筒として使用した筒の内部は乾燥された
状態で脱湿に切り換えられることになるため、切換時の
露点の高温側への変動を小さく抑えることができて変動
する幅を第5図の破線の如く小幅にすることができる。
[考案の効果] 以上延べた如く本考案によれば、複数の脱湿筒の必ず1
つの筒を再生筒として使用し、脱湿と再生を順次切り換
える際、途中の工程として、全筒で脱湿を行う工程を入
れ、一定時間後にいずれか1つを再生筒として使用する
ように切り換えて脱湿と再生が行えるようにした構成を
有するので、全筒で脱湿を行う工程が不可能であったこ
れでの方式に比して脱湿筒と再生筒との切換時に生成筒
として使用した脱湿筒の内部は湿りのない乾燥された状
態で脱湿用に切り換えられることになるために露点の変
動量を低減させて変動の幅を小幅にすることができる、
という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すドライヤのフローシー
ト、第2図乃至第4図は本考案により実現できる脱湿筒
の切換え順序の一例を示す概略図、第5図は脱湿と再生
の切換時の露点の変動の状態を示す図、第6図は最近の
一例を示すドライヤのフローシートである。 1…脱湿筒、1a,1b,1c…筒、2…圧縮機、3,4,5,6…ヘ
ッダー、8…再生後の空気ライン、13…湿空気供給ライ
ン、14…制御線、SOV…電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の筒からなる脱湿筒の各筒に、個別に
    湿空気を供給し且つ乾燥空気を排出させる各ラインと再
    生空気を供給し且つ排出させる各ラインを切換弁を介し
    て接続し、脱湿と同時に1つの筒で再生を行うように
    し、再生後の空気を湿空気の供給ラインに導くための空
    気ラインに、該空気ラインを流れる流量の信号に基づき
    上記湿空気供給ライン途中の流量調節弁をコントロール
    する流量指示調節計を備えてなるドライヤにおける上記
    流量指示調節計から流量調節弁への制御線途中に、脱湿
    筒の全筒で脱湿を行うときに励磁されて上記制御線を遮
    断する電磁弁を組み込んだことを特徴とするドライヤの
    露点変動幅低減装置。
JP5660587U 1987-04-14 1987-04-14 ドライヤの露点変動幅低減装置 Expired - Lifetime JPH07170Y2 (ja)

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JPS63164927U JPS63164927U (ja) 1988-10-27
JPH07170Y2 true JPH07170Y2 (ja) 1995-01-11

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