JPH07170983A - 新規なコレシストキニン−b/ガストリン受容体 - Google Patents
新規なコレシストキニン−b/ガストリン受容体Info
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- JPH07170983A JPH07170983A JP5317001A JP31700193A JPH07170983A JP H07170983 A JPH07170983 A JP H07170983A JP 5317001 A JP5317001 A JP 5317001A JP 31700193 A JP31700193 A JP 31700193A JP H07170983 A JPH07170983 A JP H07170983A
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は,配列表配列番号3,4及び配列番
号6に記載のCCK−B/ガストリン受容体の遺伝子に
関する。 【効果】 CCK−B/ガストリン受容体遺伝子の入手
を可能とし,ヒトの疾患に関する該受容体拮抗薬,例え
ば胃酸分泌阻害剤,抗不安剤等のスクリーニング及び評
価に有用である。
号6に記載のCCK−B/ガストリン受容体の遺伝子に
関する。 【効果】 CCK−B/ガストリン受容体遺伝子の入手
を可能とし,ヒトの疾患に関する該受容体拮抗薬,例え
ば胃酸分泌阻害剤,抗不安剤等のスクリーニング及び評
価に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,医薬,特にコレシスト
キニン−B(以下,CCK−Bと略す)/ガストリン受
容体拮抗薬を開発する際に必要な評価系に用いるCCK
−B/ガストリン受容体に関する。
キニン−B(以下,CCK−Bと略す)/ガストリン受
容体拮抗薬を開発する際に必要な評価系に用いるCCK
−B/ガストリン受容体に関する。
【0002】
【従来の技術】ガストリンは,胃幽門部に存在するG細
胞より分泌されるペプタイドホルモンであり,胃粘膜の
酸分泌を誘導する作用をもっている。一方,コレシスト
キニンは,中枢神経及び消化器系などの末梢神経に存在
する神経性ペプタイドである。両ペプタイドは,共通し
た5個のC末端アミノ酸配列を有しており,細胞膜上に
存在する同一の受容体に親和性を持っていることが示さ
れている。これらのペプタイドの生理作用は,CCK−
B/ガストリン受容体に結合することにより誘導される
ため,それぞれの受容体の性質の解明はそれぞれのペプ
タイドの生理現象,引いては病態との関わりを解明する
上で重要なことである。
胞より分泌されるペプタイドホルモンであり,胃粘膜の
酸分泌を誘導する作用をもっている。一方,コレシスト
キニンは,中枢神経及び消化器系などの末梢神経に存在
する神経性ペプタイドである。両ペプタイドは,共通し
た5個のC末端アミノ酸配列を有しており,細胞膜上に
存在する同一の受容体に親和性を持っていることが示さ
れている。これらのペプタイドの生理作用は,CCK−
B/ガストリン受容体に結合することにより誘導される
ため,それぞれの受容体の性質の解明はそれぞれのペプ
タイドの生理現象,引いては病態との関わりを解明する
上で重要なことである。
【0003】CCK−B/ガストリン受容体は,それぞ
れのペプタイドに対する親和力の差により,大きく2種
類(コレシストキニン−A(以下CCK−Aと略す)受
容体及びCCK−B/ガストリン受容体)に分類するこ
とができる。CCK−A受容体がガストリンに比べコレ
シストキニンに1000倍の親和性を有しているのに対
し,CCK−B/ガストリン受容体は,ガストリン,コ
レシストキニンにほぼ同程度の親和性を示す (Chang e
t al.: Mol. Pharmacol. 30, 212-217. 1986及びLotti
et al.: Eur. J. Pharmacol. 162, 273-280, 1989)。C
CK−A受容体は消化管,特に膵臓に発現しており,消
化酵素の分泌に関与していると考えられている。一方,
CCK−B/ガストリン受容体は,主に脳と胃粘膜に発
現していることから,胃粘膜に発現しているCCK−B
/ガストリン受容体は,胃粘膜壁細胞からの胃酸分泌
(Debas:"Physiology of the Gastrointestional Tract"
Vol. 2, PP931-945, Raven Press, New York, 1987及び
Patel et al.: Br. J.Pharmacol. 106, 275-282, 1992)
並びに胃粘膜細胞の増殖(Ryberg et al.: Gastroente
rology 99, 935-942, 1990) などを制御していると考え
られている。
れのペプタイドに対する親和力の差により,大きく2種
類(コレシストキニン−A(以下CCK−Aと略す)受
容体及びCCK−B/ガストリン受容体)に分類するこ
とができる。CCK−A受容体がガストリンに比べコレ
シストキニンに1000倍の親和性を有しているのに対
し,CCK−B/ガストリン受容体は,ガストリン,コ
レシストキニンにほぼ同程度の親和性を示す (Chang e
t al.: Mol. Pharmacol. 30, 212-217. 1986及びLotti
et al.: Eur. J. Pharmacol. 162, 273-280, 1989)。C
CK−A受容体は消化管,特に膵臓に発現しており,消
化酵素の分泌に関与していると考えられている。一方,
CCK−B/ガストリン受容体は,主に脳と胃粘膜に発
現していることから,胃粘膜に発現しているCCK−B
/ガストリン受容体は,胃粘膜壁細胞からの胃酸分泌
(Debas:"Physiology of the Gastrointestional Tract"
Vol. 2, PP931-945, Raven Press, New York, 1987及び
Patel et al.: Br. J.Pharmacol. 106, 275-282, 1992)
並びに胃粘膜細胞の増殖(Ryberg et al.: Gastroente
rology 99, 935-942, 1990) などを制御していると考え
られている。
【0004】一方,中枢に発現しているCCK−B/ガ
ストリン受容体は,コレシストキニンによって誘導され
る精神不安などに関係していると考えられている。その
ため,CCK−B/ガストリン受容体とそのリガンドと
の結合の阻害は,過剰胃酸分泌による胃潰瘍や,高ガス
トリン血症に伴う胃粘膜肥厚などの消化器疾患をはじめ
として,不安反応などを伴う中枢疾患の改善をもたらす
可能性がある。CCK−B/ガストリン受容体のcDN
Aは,既にイヌ胃粘膜壁細胞より単離されている[(Kopi
n et al.: Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 89, 3605-
3609,1992;以下文献1とする),ラット脳 (Wank et
al.: Proc. Natl. Acad. Sci.U.S.A., 89, 8691-8695,
1992),ヒト脳 (Lee et al.: Proc. Natl. Acad. Sci.
U.S.A., 268, 8164-8169, 1993;以下文献2とする)
及び Mastomys natalensis ECL 腫瘍細胞 (Nakata et
al.: Biochem. Biophys. Res. Commun., 187,1151-115
7, 1992)] 。これらのcDNAのコードするアミノ酸配
列は,それぞれ90%前後の高い相同性を示しており,
1種類の染色体遺伝子に由来すると考えられている。
ストリン受容体は,コレシストキニンによって誘導され
る精神不安などに関係していると考えられている。その
ため,CCK−B/ガストリン受容体とそのリガンドと
の結合の阻害は,過剰胃酸分泌による胃潰瘍や,高ガス
トリン血症に伴う胃粘膜肥厚などの消化器疾患をはじめ
として,不安反応などを伴う中枢疾患の改善をもたらす
可能性がある。CCK−B/ガストリン受容体のcDN
Aは,既にイヌ胃粘膜壁細胞より単離されている[(Kopi
n et al.: Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 89, 3605-
3609,1992;以下文献1とする),ラット脳 (Wank et
al.: Proc. Natl. Acad. Sci.U.S.A., 89, 8691-8695,
1992),ヒト脳 (Lee et al.: Proc. Natl. Acad. Sci.
U.S.A., 268, 8164-8169, 1993;以下文献2とする)
及び Mastomys natalensis ECL 腫瘍細胞 (Nakata et
al.: Biochem. Biophys. Res. Commun., 187,1151-115
7, 1992)] 。これらのcDNAのコードするアミノ酸配
列は,それぞれ90%前後の高い相同性を示しており,
1種類の染色体遺伝子に由来すると考えられている。
【0005】しかし,1種類のCCK−B/ガストリン
受容体によって,前述のようなガストリン及びコレシス
トキニンの生理作用が全て制御されているか否かは,未
だに疑問を残すところである。例えば,ドーパミンD2
受容体は1種類の染色体遺伝子によってコードされてい
るが,オルタナティブスプライシングによって生ずる2
種類のアイソフォームが存在し,それぞれ組織によって
発現様式が異なることが知られている (Montmayeur et
al.:FEBS Lett. 278, 239-243, 1991)。異なるアイソ
フォームの存在は,異なる生理作用にそれぞれのアイソ
フォームが関係している可能性を示している。すなわ
ち,CCK−B/ガストリン受容体アイソフォームの探
索は,ガストリン及びコレシストキニンの関与する病態
治療のターゲットをさらに細分化する意味で重要な課題
である。
受容体によって,前述のようなガストリン及びコレシス
トキニンの生理作用が全て制御されているか否かは,未
だに疑問を残すところである。例えば,ドーパミンD2
受容体は1種類の染色体遺伝子によってコードされてい
るが,オルタナティブスプライシングによって生ずる2
種類のアイソフォームが存在し,それぞれ組織によって
発現様式が異なることが知られている (Montmayeur et
al.:FEBS Lett. 278, 239-243, 1991)。異なるアイソ
フォームの存在は,異なる生理作用にそれぞれのアイソ
フォームが関係している可能性を示している。すなわ
ち,CCK−B/ガストリン受容体アイソフォームの探
索は,ガストリン及びコレシストキニンの関与する病態
治療のターゲットをさらに細分化する意味で重要な課題
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,従来
のCCK−B/ガストリン受容体とは異なり,新規なC
CK−B/ガストリン受容体を得るためのCCK−B/
ガストリン受容体をコードする遺伝子を提供することに
ある。
のCCK−B/ガストリン受容体とは異なり,新規なC
CK−B/ガストリン受容体を得るためのCCK−B/
ガストリン受容体をコードする遺伝子を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは,遺伝子
工学的手法などを用いて鋭意研究を行なった結果,イヌ
胃粘膜及びヒト胃由来のCCK−B/ガストリン受容体
をコードする新規な遺伝子を単離し,さらに全塩基配列
を決定することにより本発明を完成した。即ち,本発明
は後記配列表の配列番号3に記載のアミノ酸配列からな
るポリペプチドをコードする塩基配列の遺伝子,配列番
号4に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコー
ドする塩基配列の遺伝子,配列番号6に記載のアミノ酸
配列からなるポリペプチドをコードする塩基配列の遺伝
子である。これら遺伝子のうち配列番号3に記載のアミ
ノ酸配列からなるポリペプチドをコードする塩基配列の
遺伝子,配列番号4に記載のアミノ酸配列からなるポリ
ペプチドをコードする塩基配列の遺伝子はイヌ由来CC
K−B/ガストリン受容体をコードし,配列番号6に記
載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする塩
基配列の遺伝子はヒト由来CCK−B/ガストリン受容
体をコードするものである。また,本発明の遺伝子には
上記配列の部分配列であるイヌ由来CCK−B/ガスト
リン受容体及びヒト由来CCK−B/ガストリン受容体
と同様の機能を有するポリペプチドをコードする遺伝子
も包含される。
工学的手法などを用いて鋭意研究を行なった結果,イヌ
胃粘膜及びヒト胃由来のCCK−B/ガストリン受容体
をコードする新規な遺伝子を単離し,さらに全塩基配列
を決定することにより本発明を完成した。即ち,本発明
は後記配列表の配列番号3に記載のアミノ酸配列からな
るポリペプチドをコードする塩基配列の遺伝子,配列番
号4に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコー
ドする塩基配列の遺伝子,配列番号6に記載のアミノ酸
配列からなるポリペプチドをコードする塩基配列の遺伝
子である。これら遺伝子のうち配列番号3に記載のアミ
ノ酸配列からなるポリペプチドをコードする塩基配列の
遺伝子,配列番号4に記載のアミノ酸配列からなるポリ
ペプチドをコードする塩基配列の遺伝子はイヌ由来CC
K−B/ガストリン受容体をコードし,配列番号6に記
載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする塩
基配列の遺伝子はヒト由来CCK−B/ガストリン受容
体をコードするものである。また,本発明の遺伝子には
上記配列の部分配列であるイヌ由来CCK−B/ガスト
リン受容体及びヒト由来CCK−B/ガストリン受容体
と同様の機能を有するポリペプチドをコードする遺伝子
も包含される。
【0008】以下,本発明の遺伝子又はポリペプチドの
製造法について説明する。 第1製法:まず,CCK−B/ガストリン受容体の遺伝
子を産生する能力を有する細胞あるいは組織からmRN
Aを抽出する。次いで,このmRNAを鋳型として該受
容体のmRNAまたは一部のmRNA領域をはさんだ2
種類のプライマーを用い,逆転写酵素−ポリメラーゼ連
鎖反応(以下RT−PCRという)を行うことにより,
該受容体のcDNAまたはその一部を得ることができ
る。さらに,得られたCCK−B/ガストリン受容体の
cDNAまたはその一部を適当な発現ベクターに組み込
むことにより,宿主細胞を発現させ,該受容体のDNA
を製造することができる。
製造法について説明する。 第1製法:まず,CCK−B/ガストリン受容体の遺伝
子を産生する能力を有する細胞あるいは組織からmRN
Aを抽出する。次いで,このmRNAを鋳型として該受
容体のmRNAまたは一部のmRNA領域をはさんだ2
種類のプライマーを用い,逆転写酵素−ポリメラーゼ連
鎖反応(以下RT−PCRという)を行うことにより,
該受容体のcDNAまたはその一部を得ることができ
る。さらに,得られたCCK−B/ガストリン受容体の
cDNAまたはその一部を適当な発現ベクターに組み込
むことにより,宿主細胞を発現させ,該受容体のDNA
を製造することができる。
【0009】以下,上記製造法につき詳述する。 1)mRNAの抽出 本発明のCCK−B/ガストリン受容体のDNAは該受
容体産生能力を有する細胞,例えば脳細胞又は胃粘膜細
胞から該受容体をコードするものを包含するmRNAを
既知の方法により抽出する。抽出法としては,グアニジ
ン・チオシアネート・ホット・フェノール法,グアニジ
ン・チオシアネート−グアニジン・塩酸法等が挙げられ
るが,好ましくはグアニジン・チオシアネート塩化セシ
ウム法が挙げられる。
容体産生能力を有する細胞,例えば脳細胞又は胃粘膜細
胞から該受容体をコードするものを包含するmRNAを
既知の方法により抽出する。抽出法としては,グアニジ
ン・チオシアネート・ホット・フェノール法,グアニジ
ン・チオシアネート−グアニジン・塩酸法等が挙げられ
るが,好ましくはグアニジン・チオシアネート塩化セシ
ウム法が挙げられる。
【0010】2)mRNAの精製 mRNAの精製は常法に従えばよく,例えばmRNAを
オリゴ(dT)セルロースカラムに吸着・溶出させ,精
製することができる。さらに,ショ糖密度勾配遠心法等
によりmRNAをさらに分画することもできる。また,
mRNAを抽出せずとも,抽出済mRNAが市販されて
いるものもある。上記のmRNAがCCK−B/ガスト
リン受容体をコードするものを含むことを確認するため
には,mRNAを翻訳させ,該受容体に特異的な抗体を
作用させて検出する等の方法で行うことができる。
オリゴ(dT)セルロースカラムに吸着・溶出させ,精
製することができる。さらに,ショ糖密度勾配遠心法等
によりmRNAをさらに分画することもできる。また,
mRNAを抽出せずとも,抽出済mRNAが市販されて
いるものもある。上記のmRNAがCCK−B/ガスト
リン受容体をコードするものを含むことを確認するため
には,mRNAを翻訳させ,該受容体に特異的な抗体を
作用させて検出する等の方法で行うことができる。
【0011】例えば,アフリカツメガエル (Xenopus la
evis) の卵母細胞にmRNAを注入して翻訳させたり
(Gurdon, J. B. et al.: Nature 233, 177-182, 197
2),あるいはウサギ網状赤血球系や小麦胚芽系を利用し
た翻訳反応が行われている(Schleif, R. F. and Wensin
k, P. C. (1981): " Practical Methods in Molecular
Biology ", Springer-Verlog, NY.)。
evis) の卵母細胞にmRNAを注入して翻訳させたり
(Gurdon, J. B. et al.: Nature 233, 177-182, 197
2),あるいはウサギ網状赤血球系や小麦胚芽系を利用し
た翻訳反応が行われている(Schleif, R. F. and Wensin
k, P. C. (1981): " Practical Methods in Molecular
Biology ", Springer-Verlog, NY.)。
【0012】3)第1鎖cDNAの合成及び該cDNA
を鋳型としたPCR 精製されたmRNAをランダムプライマー又はオリゴd
Tプライマーの存在下で,逆転写酵素反応を行い第1鎖
cDNAを合成する。この合成は常法によって行うこと
ができる。得られた第1鎖cDNA又はその一部の領域
をはさんだ2種類のプライマーを用いてPCRに供し,
目的とするCCK−B/ガストリン受容体cDNAを増
幅する。得られたDNAをアガロースゲル電気泳動等に
より分画する。
を鋳型としたPCR 精製されたmRNAをランダムプライマー又はオリゴd
Tプライマーの存在下で,逆転写酵素反応を行い第1鎖
cDNAを合成する。この合成は常法によって行うこと
ができる。得られた第1鎖cDNA又はその一部の領域
をはさんだ2種類のプライマーを用いてPCRに供し,
目的とするCCK−B/ガストリン受容体cDNAを増
幅する。得られたDNAをアガロースゲル電気泳動等に
より分画する。
【0013】第2製法:本発明の遺伝子は上述の製造法
の他,常法の遺伝子工学的手法を用いて製造することも
できる。まず,前述2)で得たmRNAを鋳型として逆
転写酵素を用いて1本鎖cDNAを合成した後,この1
本鎖cDNAから2本鎖cDNAを合成する。その方法
としてはSiヌクレアーゼ法 (Efstratiadis, A. et a
l.: Cell 7. 279-288, 1976), Land 法 (Land, H. et
al.: Nucleic Acids Res. 9. 2251-2266, 1981), O. Jo
on Yoo 法 (Yoo, O. J. et al.: Proc. Natl. Acad. Sc
i.USA 79, 1049-1053, 1983), Okayama-Berg 法 (Okaya
ma, H. and Berg, P.: Mol .Cell. Biol. 2, 161-170,
1982) などが挙げられる。
の他,常法の遺伝子工学的手法を用いて製造することも
できる。まず,前述2)で得たmRNAを鋳型として逆
転写酵素を用いて1本鎖cDNAを合成した後,この1
本鎖cDNAから2本鎖cDNAを合成する。その方法
としてはSiヌクレアーゼ法 (Efstratiadis, A. et a
l.: Cell 7. 279-288, 1976), Land 法 (Land, H. et
al.: Nucleic Acids Res. 9. 2251-2266, 1981), O. Jo
on Yoo 法 (Yoo, O. J. et al.: Proc. Natl. Acad. Sc
i.USA 79, 1049-1053, 1983), Okayama-Berg 法 (Okaya
ma, H. and Berg, P.: Mol .Cell. Biol. 2, 161-170,
1982) などが挙げられる。
【0014】次に,上述の方法で得られる組換えプラス
ミドを大腸菌,例えばDH5 α株に導入して形質転換
させて,テトラサイクリン耐性あるいはアンピシリン耐
性を指標として組換体を選択することができる。宿主細
胞の形質転換は,例えば,宿主細胞が大腸菌の場合には
Hanahan の方法 (Hanahan, D.: J. Mol. Biol. 166,55
7-580, 1983),すなわちCaCl2やMgCl2またはR
bClを共存させて調製したコンピテント細胞に該組換
えDNA体を加える方法により実施することができる。
なお,ベクターとしてはプラスミド以外にもラムダ系な
どのファージベクターも用いることができる。上記によ
り得られる形質転換株から,目的のCCK−B/ガスト
リン受容体のDNAを有する株を選択する方法として
は,例えば以下に示す各種方法を採用できる。
ミドを大腸菌,例えばDH5 α株に導入して形質転換
させて,テトラサイクリン耐性あるいはアンピシリン耐
性を指標として組換体を選択することができる。宿主細
胞の形質転換は,例えば,宿主細胞が大腸菌の場合には
Hanahan の方法 (Hanahan, D.: J. Mol. Biol. 166,55
7-580, 1983),すなわちCaCl2やMgCl2またはR
bClを共存させて調製したコンピテント細胞に該組換
えDNA体を加える方法により実施することができる。
なお,ベクターとしてはプラスミド以外にもラムダ系な
どのファージベクターも用いることができる。上記によ
り得られる形質転換株から,目的のCCK−B/ガスト
リン受容体のDNAを有する株を選択する方法として
は,例えば以下に示す各種方法を採用できる。
【0015】 合成オリゴヌクレオチドプローブを用
いるスクリーニング法 CCK−B/ガストリン受容体の全部または一部に対応
するオリゴヌクレオチドを合成し(この場合コドン使用
頻度を用いて導いたヌクレオチド配列または考えられる
ヌクレオチド配列を組合せた複数個のヌクレオチド配列
のどちらでもよく,また後者の場合,イノシンを含ませ
てその種類を減らすこともできる),これをプローブ(
32P又は35Sで標識する)として,形質転換株のDNA
を変性固定したニトロセルロースフィルターとハイブリ
ダイズさせ,得られたポジティブ株を検索して,これを
選択する。
いるスクリーニング法 CCK−B/ガストリン受容体の全部または一部に対応
するオリゴヌクレオチドを合成し(この場合コドン使用
頻度を用いて導いたヌクレオチド配列または考えられる
ヌクレオチド配列を組合せた複数個のヌクレオチド配列
のどちらでもよく,また後者の場合,イノシンを含ませ
てその種類を減らすこともできる),これをプローブ(
32P又は35Sで標識する)として,形質転換株のDNA
を変性固定したニトロセルロースフィルターとハイブリ
ダイズさせ,得られたポジティブ株を検索して,これを
選択する。
【0016】 ポリメラーゼ連鎖反応により作製した
プローブを用いるスクリーニング法 CCK−B/ガストリン受容体の一部に対応するセンス
ストランドとアンチセンスストランドのオリゴヌクレオ
チドを合成し,これらを組合せてポリメラーゼ連鎖反応
(Saiki, R. K. et al.: Science 239, 487-491, 1988)
を行い,目的のCCK−B/ガストリン受容体の全部
又は一部をコードするDNA断片を増幅する。ここで用
いる鋳型DNAとしては,イヌ由来若しくはヒト由来C
CK−B/ガストリン受容体を産生する細胞のmRNA
より逆転写反応にて合成したcDNA,またはゲノムD
NAを用いることができる。このようにして調製したD
NAを断片を32P又は35Sで標識し,これをプローブと
して用いてコロニーハイブリダイゼーションまたはプラ
ークハイブリダイゼーションを行うことにより目的のク
ローンを選択する。
プローブを用いるスクリーニング法 CCK−B/ガストリン受容体の一部に対応するセンス
ストランドとアンチセンスストランドのオリゴヌクレオ
チドを合成し,これらを組合せてポリメラーゼ連鎖反応
(Saiki, R. K. et al.: Science 239, 487-491, 1988)
を行い,目的のCCK−B/ガストリン受容体の全部
又は一部をコードするDNA断片を増幅する。ここで用
いる鋳型DNAとしては,イヌ由来若しくはヒト由来C
CK−B/ガストリン受容体を産生する細胞のmRNA
より逆転写反応にて合成したcDNA,またはゲノムD
NAを用いることができる。このようにして調製したD
NAを断片を32P又は35Sで標識し,これをプローブと
して用いてコロニーハイブリダイゼーションまたはプラ
ークハイブリダイゼーションを行うことにより目的のク
ローンを選択する。
【0017】 他の動物細胞でCCK−B/ガストリ
ン受容体を産生させてスクリーニングする方法 形質転換株を培養し,遺伝子を増幅させ,その遺伝子を
動物細胞にトランスフェクトし(この場合,自己複製可
能で転写プロモーター領域を含むプラスミドもしくは動
物細胞の染色体に組み込まれ得るようなプラスミドのい
ずれでもよい),遺伝子にコードされた蛋白を細胞表面
に産生させる。ついで,CCK−B/ガストリン受容体
に対する抗体を用いて該受容体を検出することにより,
元の形質転換株より目的のCCK−B/ガストリン受容
体をコードするcDNAを有する株を選択する。
ン受容体を産生させてスクリーニングする方法 形質転換株を培養し,遺伝子を増幅させ,その遺伝子を
動物細胞にトランスフェクトし(この場合,自己複製可
能で転写プロモーター領域を含むプラスミドもしくは動
物細胞の染色体に組み込まれ得るようなプラスミドのい
ずれでもよい),遺伝子にコードされた蛋白を細胞表面
に産生させる。ついで,CCK−B/ガストリン受容体
に対する抗体を用いて該受容体を検出することにより,
元の形質転換株より目的のCCK−B/ガストリン受容
体をコードするcDNAを有する株を選択する。
【0018】 CCK−B/ガストリン受容体に対す
る抗体を用いて選択する方法 あらかじめ,cDNAを発現ベクターに組込み,形質転
換株表面で蛋白を産生させ,CCK−B/ガストリン受
容体に対する抗体および該抗体に対する2次抗体を用い
て,所望のCCK−B/ガストリン受容体産生株を検出
し,目的の株を選択する。
る抗体を用いて選択する方法 あらかじめ,cDNAを発現ベクターに組込み,形質転
換株表面で蛋白を産生させ,CCK−B/ガストリン受
容体に対する抗体および該抗体に対する2次抗体を用い
て,所望のCCK−B/ガストリン受容体産生株を検出
し,目的の株を選択する。
【0019】 セレクティブ・ハイブリダイゼーショ
ン・トランスレーションの系を用いる方法 形質転換株から得られるcDNAを,ニトロセルロース
フィルター等にブロットし,CCK−B/ガストリン受
容体細胞からのmRNAをハイブリダイズさせた後,c
DNAに結合したmRNAを解離させ,回収する。回収
されたmRNAを蛋白翻訳系,例えばアフリカツメガエ
ルの卵母細胞への注入や,ウサギ網状赤血球ライゼート
や小麦胚芽等の無細胞系で蛋白に翻訳させ,CCK−B
/ガストリン受容体に対する抗体を用いて検出して,目
的の株を選択する。
ン・トランスレーションの系を用いる方法 形質転換株から得られるcDNAを,ニトロセルロース
フィルター等にブロットし,CCK−B/ガストリン受
容体細胞からのmRNAをハイブリダイズさせた後,c
DNAに結合したmRNAを解離させ,回収する。回収
されたmRNAを蛋白翻訳系,例えばアフリカツメガエ
ルの卵母細胞への注入や,ウサギ網状赤血球ライゼート
や小麦胚芽等の無細胞系で蛋白に翻訳させ,CCK−B
/ガストリン受容体に対する抗体を用いて検出して,目
的の株を選択する。
【0020】得られた目的の形質転換株より所望のCC
K−B/ガストリン受容体をコードするDNAを採取す
る方法は,公知の方法 (Maniatis, T. et al. (1982):"
Molecular Cloning-A Laboratory Manual "Cold Sprin
g Harbor Laboratory, NY)に従い実施できる。例えば細
胞よりプラスミドDNAに相当する画分を分離し,該プ
ラスミドDNAよりcDNA領域を切り出すことにより
行ない得る。
K−B/ガストリン受容体をコードするDNAを採取す
る方法は,公知の方法 (Maniatis, T. et al. (1982):"
Molecular Cloning-A Laboratory Manual "Cold Sprin
g Harbor Laboratory, NY)に従い実施できる。例えば細
胞よりプラスミドDNAに相当する画分を分離し,該プ
ラスミドDNAよりcDNA領域を切り出すことにより
行ない得る。
【0021】以上,得られたDNAの配列決定は,例え
ばマキサム−ギルバートの化学修飾法 (Maxam, A. M. a
nd Gilbert, W.: " Methods in Enzymology "65, 499-5
59,1980)やM13ファージを用いるジデオキシヌクレオ
チド鎖終結法 (Messing, J. and Vieira, J.: Gene 1
9, 269-276, 1982) 等により行うことができる。このよ
うにしてクローン化されたイヌ由来若しくはヒト由来C
CK−B/ガストリン受容体をコードする遺伝子を含む
断片は,適当なベクターDNAに再び組込むことによ
り,他の真核生物の宿主細胞を形質転換させることがで
きる。さらに,これらのベクターに適当なプロモーター
および形質発現にかかわる配列を導入することにより,
それぞれの宿主細胞において遺伝子を発現させることが
可能である。
ばマキサム−ギルバートの化学修飾法 (Maxam, A. M. a
nd Gilbert, W.: " Methods in Enzymology "65, 499-5
59,1980)やM13ファージを用いるジデオキシヌクレオ
チド鎖終結法 (Messing, J. and Vieira, J.: Gene 1
9, 269-276, 1982) 等により行うことができる。このよ
うにしてクローン化されたイヌ由来若しくはヒト由来C
CK−B/ガストリン受容体をコードする遺伝子を含む
断片は,適当なベクターDNAに再び組込むことによ
り,他の真核生物の宿主細胞を形質転換させることがで
きる。さらに,これらのベクターに適当なプロモーター
および形質発現にかかわる配列を導入することにより,
それぞれの宿主細胞において遺伝子を発現させることが
可能である。
【0022】真核生物の宿主細胞には,脊椎動物,昆
虫,酵母等の細胞が含まれ,脊椎動物細胞としては,例
えばサルの細胞であるCOS細胞 (Gluzman, Y.: Cell
23, 175-182, 1981) やチャイニーズ・ハムスター卵巣
細胞(CHO)のジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株 (Ur
laub ,G. and Chasin, L. A.: Proc. Natl. Acad. Sci.
USA 77, 4216-4220, 1980) 等がよく用いられている
が,これらに限定されるわけではない。
虫,酵母等の細胞が含まれ,脊椎動物細胞としては,例
えばサルの細胞であるCOS細胞 (Gluzman, Y.: Cell
23, 175-182, 1981) やチャイニーズ・ハムスター卵巣
細胞(CHO)のジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株 (Ur
laub ,G. and Chasin, L. A.: Proc. Natl. Acad. Sci.
USA 77, 4216-4220, 1980) 等がよく用いられている
が,これらに限定されるわけではない。
【0023】脊椎動物細胞の発現ベクターとしては,通
常発現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモータ
ー,RNAのスプライス部位,ポリアデニル化部位およ
び転写終結配列等を有するものを使用でき,これはさら
に必要により複製起点を有してもよい。該発現ベクター
の例としては,SV40の初期プロモーターを有するpS
V2dhfr(Subramani, S. et al.: Mol. Cell. Biol. 1, 8
54-864, 1981) 等を例示できるが,これに限定されな
い。
常発現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモータ
ー,RNAのスプライス部位,ポリアデニル化部位およ
び転写終結配列等を有するものを使用でき,これはさら
に必要により複製起点を有してもよい。該発現ベクター
の例としては,SV40の初期プロモーターを有するpS
V2dhfr(Subramani, S. et al.: Mol. Cell. Biol. 1, 8
54-864, 1981) 等を例示できるが,これに限定されな
い。
【0024】宿主細胞として,COS細胞を用いる場合
を例に挙げると,発現ベクターとしては,SV40複製
起点を有し,COS細胞において自律増殖が可能であ
り,さらに転写プロモーター,転写終結シグナルおよび
RNAスプライス部位を備えたものを用いることができ
る。該発現ベクターはDEAE−デキストラン法 (Lut
hman, H. and Magnusson, G.: Nucleic Acids Res. 11,
1295-1308, 1983),リン酸カルシウム−DNA共沈殿
法 (Graham, F. L. and van der Ed, A. J.: Virology
52, 456-457, 1973) および電気パスル穿孔法(Neuman
n, E. et al.: EMBO J. 1, 841-845, 1982) 等によりC
OS細胞に取り込ませることができ,かくして所望の形
質転換細胞を得ることができる。また,宿主細胞として
CHO細胞を用いる場合には,発現ベクターと共に,G
418耐性マーカーとして機能するneo遺伝子を発現
し得るベクター,例えば pRSVneo(Sambrook, J. et al.
(1989): " Molecular Cloning-A Laboratory Manual "
Cold Spring Harbor Laboratory, NY) や pSV2-neo(So
uthern, P. J. and Berg, P.: J. Mol. Appl. Genet.1,
327-341, 1983) 等をコ・トランスフェクトし,G41
8耐性のコロニーを選択することによりCCK−B/ガ
ストリン受容体を安定に産生する形質転換細胞を得るこ
とができる。
を例に挙げると,発現ベクターとしては,SV40複製
起点を有し,COS細胞において自律増殖が可能であ
り,さらに転写プロモーター,転写終結シグナルおよび
RNAスプライス部位を備えたものを用いることができ
る。該発現ベクターはDEAE−デキストラン法 (Lut
hman, H. and Magnusson, G.: Nucleic Acids Res. 11,
1295-1308, 1983),リン酸カルシウム−DNA共沈殿
法 (Graham, F. L. and van der Ed, A. J.: Virology
52, 456-457, 1973) および電気パスル穿孔法(Neuman
n, E. et al.: EMBO J. 1, 841-845, 1982) 等によりC
OS細胞に取り込ませることができ,かくして所望の形
質転換細胞を得ることができる。また,宿主細胞として
CHO細胞を用いる場合には,発現ベクターと共に,G
418耐性マーカーとして機能するneo遺伝子を発現
し得るベクター,例えば pRSVneo(Sambrook, J. et al.
(1989): " Molecular Cloning-A Laboratory Manual "
Cold Spring Harbor Laboratory, NY) や pSV2-neo(So
uthern, P. J. and Berg, P.: J. Mol. Appl. Genet.1,
327-341, 1983) 等をコ・トランスフェクトし,G41
8耐性のコロニーを選択することによりCCK−B/ガ
ストリン受容体を安定に産生する形質転換細胞を得るこ
とができる。
【0025】上記で得られる所望の形質転換体は,常法
に従い培養することができ,該培養により細胞内または
細胞表面にCCK−B/ガストリン受容体が生産され
る。該培養に用いられる培地としては,採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択でき,例え
ば上記COS細胞であればRPMI−1640培地やダ
ルベッコ修正イーグル最小必須培地(DMEM)等の培
地に必要に応じ牛胎児血清(FBS)等の血清成分を添
加したものを使用できる。
に従い培養することができ,該培養により細胞内または
細胞表面にCCK−B/ガストリン受容体が生産され
る。該培養に用いられる培地としては,採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択でき,例え
ば上記COS細胞であればRPMI−1640培地やダ
ルベッコ修正イーグル最小必須培地(DMEM)等の培
地に必要に応じ牛胎児血清(FBS)等の血清成分を添
加したものを使用できる。
【0026】上記により,形質転換体の細胞内または細
胞外に生産されるCCK−B/ガストリン受容体は,該
受容体の物理的性質や化学的性質等を利用した各種の公
知の分離操作法により,それらより分離・精製すること
ができる。該方法としては,具体的には例えば通常の蛋
白沈殿剤による処理,限外濾過,分子ふるいクロマトグ
ラフィー(ゲル濾過),吸着クロマトグラフィー,イオ
ン交換体クロマトグラフィー,アフィニティクロマトグ
ラフィー,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等
の各種液体クロマトグラフィー,透析法,これらの組合
せ等を例示できる。
胞外に生産されるCCK−B/ガストリン受容体は,該
受容体の物理的性質や化学的性質等を利用した各種の公
知の分離操作法により,それらより分離・精製すること
ができる。該方法としては,具体的には例えば通常の蛋
白沈殿剤による処理,限外濾過,分子ふるいクロマトグ
ラフィー(ゲル濾過),吸着クロマトグラフィー,イオ
ン交換体クロマトグラフィー,アフィニティクロマトグ
ラフィー,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等
の各種液体クロマトグラフィー,透析法,これらの組合
せ等を例示できる。
【0027】このようにして本発明の遺伝子を利用して
遺伝子工学的手法により得られる物質がCCK−B/ガ
ストリン受容体機能を発現するためには,必ずしも配列
表配列番号3,配列番号4及び配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列のすべてを有するものである必要は無く,例え
ばその一部の配列であって,それがヒト由来CCK−B
/ガストリン受容体機能を示す限り,それらのアミノ酸
配列をコードする遺伝子もまた本発明の遺伝子に包含さ
れる。本発明のCCK−B/ガストリン受容体をコード
する遺伝子は,配列表配列番号1に記載のヌクレオチド
配列,配列番号2に記載のヌクレオチド配列,配列番号
5に記載のヌクレオチド配列が好適である。
遺伝子工学的手法により得られる物質がCCK−B/ガ
ストリン受容体機能を発現するためには,必ずしも配列
表配列番号3,配列番号4及び配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列のすべてを有するものである必要は無く,例え
ばその一部の配列であって,それがヒト由来CCK−B
/ガストリン受容体機能を示す限り,それらのアミノ酸
配列をコードする遺伝子もまた本発明の遺伝子に包含さ
れる。本発明のCCK−B/ガストリン受容体をコード
する遺伝子は,配列表配列番号1に記載のヌクレオチド
配列,配列番号2に記載のヌクレオチド配列,配列番号
5に記載のヌクレオチド配列が好適である。
【0028】一般に真核生物の遺伝子はインターフェロ
ン遺伝子等で知られているように,多型現象 (polymorp
hism) を示すと考えられ(例えば,Nishi, T. et al.:
J. Biochem. 97, 153-159, 1985 を参照),この多型現
象によって1個またはそれ以上のアミノ酸が置換される
場合もあれば,ヌクレオチド配列の変化はあってもアミ
ノ酸は全く変わらない場合もある。
ン遺伝子等で知られているように,多型現象 (polymorp
hism) を示すと考えられ(例えば,Nishi, T. et al.:
J. Biochem. 97, 153-159, 1985 を参照),この多型現
象によって1個またはそれ以上のアミノ酸が置換される
場合もあれば,ヌクレオチド配列の変化はあってもアミ
ノ酸は全く変わらない場合もある。
【0029】配列表配列番号3,配列番号4及び配列番
号6に記載のアミノ酸配列の群からなるCCK−B/ガ
ストリン受容体は,アミノ酸配列の中の,一つ若しくは
二つ以上の部位において,一つ若しくは二つ以上のアミ
ノ酸残基が欠失,挿入若しくは置換されているポリペプ
チドでもCCK−B/ガストリン結合活性を有すること
がある。これらのポリペプチドを本発明においては,C
CK−B/ガストリン受容体の同効物と呼ぶ。
号6に記載のアミノ酸配列の群からなるCCK−B/ガ
ストリン受容体は,アミノ酸配列の中の,一つ若しくは
二つ以上の部位において,一つ若しくは二つ以上のアミ
ノ酸残基が欠失,挿入若しくは置換されているポリペプ
チドでもCCK−B/ガストリン結合活性を有すること
がある。これらのポリペプチドを本発明においては,C
CK−B/ガストリン受容体の同効物と呼ぶ。
【0030】例えば,インターロイキン2(IL−2)
遺伝子のシステインに相当するヌクレオチド配列をセリ
ンに相当するヌクレオチド配列に変換して得られた蛋白
がIL−2活性を保持することも既に公知となっている
(Wang, A. et al.: Science224, 143-1433, 1984)。そ
れゆえ,それ等天然に存在するかあるいは人工合成され
たポリペプチドCCK−B/ガストリン結合活性を有す
る限りそれ等のポリペプチドをコードする遺伝子は全て
本発明に含まれる。
遺伝子のシステインに相当するヌクレオチド配列をセリ
ンに相当するヌクレオチド配列に変換して得られた蛋白
がIL−2活性を保持することも既に公知となっている
(Wang, A. et al.: Science224, 143-1433, 1984)。そ
れゆえ,それ等天然に存在するかあるいは人工合成され
たポリペプチドCCK−B/ガストリン結合活性を有す
る限りそれ等のポリペプチドをコードする遺伝子は全て
本発明に含まれる。
【0031】このような各種の本発明の遺伝子は,上記
CCK−B/ガストリン受容体の情報に基づいて,例え
ばホスファイト・トリエステル法(Hunkapiller, M. et
al.:Nature 10,105-111, 1984) 等の常法に従い,核酸
の化学合成により製造することもできる。
CCK−B/ガストリン受容体の情報に基づいて,例え
ばホスファイト・トリエステル法(Hunkapiller, M. et
al.:Nature 10,105-111, 1984) 等の常法に従い,核酸
の化学合成により製造することもできる。
【0032】なお,所望アミノ酸に対するコドンはそれ
自体公知であり,その選択も任意でよく,例えば利用す
る宿主のコドン使用頻度を考慮して常法に従い決定でき
る(Crantham, R. et al. (1981) Nucleic Acids Res. 9
r43-r74)。さらに,これらヌクレオチド配列のコドン
の一部改変は,常法に従い,所望の改変をコードする合
成オリゴヌクレオチドからなるプライマーを利用したサ
イトスペシフィック・ミュータジェネシス (site speci
fic mutagenesis)(Mark, D. F. et al.: Proc.Natl .Ac
ad. Sci. USA, 81, 5662-5666, 1984) 等に従うことが
できる。
自体公知であり,その選択も任意でよく,例えば利用す
る宿主のコドン使用頻度を考慮して常法に従い決定でき
る(Crantham, R. et al. (1981) Nucleic Acids Res. 9
r43-r74)。さらに,これらヌクレオチド配列のコドン
の一部改変は,常法に従い,所望の改変をコードする合
成オリゴヌクレオチドからなるプライマーを利用したサ
イトスペシフィック・ミュータジェネシス (site speci
fic mutagenesis)(Mark, D. F. et al.: Proc.Natl .Ac
ad. Sci. USA, 81, 5662-5666, 1984) 等に従うことが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は,ヒト由来CCK−B/ガスト
リン受容体の入手を可能にし,ヒトの疾患に関する該受
容体拮抗薬,例えば胃酸分泌阻害剤,抗不安剤等の探索
及び評価に有用である。また,該受容体のモノクローナ
ル抗体とも該受容体拮抗薬として提供することができ
る。
リン受容体の入手を可能にし,ヒトの疾患に関する該受
容体拮抗薬,例えば胃酸分泌阻害剤,抗不安剤等の探索
及び評価に有用である。また,該受容体のモノクローナ
ル抗体とも該受容体拮抗薬として提供することができ
る。
【0034】また,本発明のベクターの一部を改変する
ことにより,CCK−B/ガストリン受容体の変異タン
パク質を作成することも可能である。得られた変異体リ
ガンド結合活性を検討することにより,該受容体のどの
アミノ酸配列が結合に重要であるかを検討することがで
きる。得られた情報は,結合阻害物にどのような構造が
必要であるかを検索する上で重要である。さらに,受容
体は該リガンドと結合するための構造だけでなく,細胞
内のセカンド・メッセンジャーの変動を制御するための
構造も有している。ベクター改変による変異タンパク質
の作成は,結合に重要な構造だけでなく,セカンド・メ
ッセンジャー制御に関係した構造をも明らかにするであ
ろう。このことは,セカンド・メッセンジャーの変動を
制御することを作用機作としたコレシストキニンあるい
はガストリンの阻害物質のデザインに重要な情報を提供
するであろう。
ことにより,CCK−B/ガストリン受容体の変異タン
パク質を作成することも可能である。得られた変異体リ
ガンド結合活性を検討することにより,該受容体のどの
アミノ酸配列が結合に重要であるかを検討することがで
きる。得られた情報は,結合阻害物にどのような構造が
必要であるかを検索する上で重要である。さらに,受容
体は該リガンドと結合するための構造だけでなく,細胞
内のセカンド・メッセンジャーの変動を制御するための
構造も有している。ベクター改変による変異タンパク質
の作成は,結合に重要な構造だけでなく,セカンド・メ
ッセンジャー制御に関係した構造をも明らかにするであ
ろう。このことは,セカンド・メッセンジャーの変動を
制御することを作用機作としたコレシストキニンあるい
はガストリンの阻害物質のデザインに重要な情報を提供
するであろう。
【0035】コレシストキニン及びガストリン拮抗薬の
CCK−B/ガストリン受容体を用いた評価方法として
は被検薬物の存在下で,CCK−Bあるいは,ガストリ
ンの本発明受容体に対する親和力を測定する方法があ
り,このことより拮抗薬をスクリーニングすることがで
きる。本発明受容体に対するCCK−Bあるいは,ガス
トリン親和力は,ラジオ・アイソトープで標識されたア
ゴニスト(例えば,[125I]Asp1−CCK8あるい
は,[125I]Tyr12-gastrin I) の受容体への結合量
を測定することで求められる。
CCK−B/ガストリン受容体を用いた評価方法として
は被検薬物の存在下で,CCK−Bあるいは,ガストリ
ンの本発明受容体に対する親和力を測定する方法があ
り,このことより拮抗薬をスクリーニングすることがで
きる。本発明受容体に対するCCK−Bあるいは,ガス
トリン親和力は,ラジオ・アイソトープで標識されたア
ゴニスト(例えば,[125I]Asp1−CCK8あるい
は,[125I]Tyr12-gastrin I) の受容体への結合量
を測定することで求められる。
【0036】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述するが,本発
明は以下に示す実施例によって限定するものではない。
明は以下に示す実施例によって限定するものではない。
【0037】実施例1 イヌ由来CCK−B/ガストリン受容体アイソフォーム
cDNAの単離 イヌ由来CCK−B/ガストリン受容体のcDNAはイ
ヌ胃粘膜CCK−B/ガストリン受容体のcDNA (Ko
pin et al.:前述の文献1)のコーディング領域の両端
の配列をプライマー (20-mer) として用い,イヌ胃粘膜
由来のmRNAを鋳型としてRT−PCR法により行っ
た。実行の詳細を以下に示す。イヌ胃粘膜より生成した
mRNA(1μg)から,AMV reverse transcriptase
(40 units; Boehringer)により,第一鎖cDNAを合
成した。逆転写酵素反応は,20μlの反応溶液中で,
ランダムプライマーを用いて行なった。得られた第一鎖
cDNA(1μl)を鋳型として,100μl の反応溶液
中で,Taq DNApolymerase (2.5 units;Toyobo) による
PCRを実施した。
cDNAの単離 イヌ由来CCK−B/ガストリン受容体のcDNAはイ
ヌ胃粘膜CCK−B/ガストリン受容体のcDNA (Ko
pin et al.:前述の文献1)のコーディング領域の両端
の配列をプライマー (20-mer) として用い,イヌ胃粘膜
由来のmRNAを鋳型としてRT−PCR法により行っ
た。実行の詳細を以下に示す。イヌ胃粘膜より生成した
mRNA(1μg)から,AMV reverse transcriptase
(40 units; Boehringer)により,第一鎖cDNAを合
成した。逆転写酵素反応は,20μlの反応溶液中で,
ランダムプライマーを用いて行なった。得られた第一鎖
cDNA(1μl)を鋳型として,100μl の反応溶液
中で,Taq DNApolymerase (2.5 units;Toyobo) による
PCRを実施した。
【0038】Forward プライマーとして,5'-CCATG GAG
C TGCTA AAGCTG-3' を,reverseプライマーとして,5'
-CTCAG CCAGG CCCTA GCGTG-3' をそれぞれ50pmol
用いた。PCRは5%ジメチルスルホキシド存在下で,
変性温度94℃で1分間,アニ−リング温度60℃で2
分間,ポリメラ−ゼ反応温度72℃で3分間からなるサ
イクルを,30サイクル実施した。得られたPCR産物
をアガロ−ス・ゲル電気泳動により分画し,1.3 −
1.4 kb のDNAフラグメントを含むゲルを切
り出し,DNAを精製した。精製されたDNAフラグメ
ントは TA cloning kit (Invitrogen社製) の手順に従
って,pCRII ベクターに挿入し,クロ−ン化した。pCRI
I ベクターに挿入されたRT−PCR産物の塩基配列
は,TaqDyeDeoxy Terminator Cycle Sequencing 法 (Ap
plied Biosystems, Inc.) に従って決定した。その結
果,前述の文献1によって報告されたcDNAととも
に,それとは一部塩基配列の異なる新規なクロ−ンが2
種類得られた。
C TGCTA AAGCTG-3' を,reverseプライマーとして,5'
-CTCAG CCAGG CCCTA GCGTG-3' をそれぞれ50pmol
用いた。PCRは5%ジメチルスルホキシド存在下で,
変性温度94℃で1分間,アニ−リング温度60℃で2
分間,ポリメラ−ゼ反応温度72℃で3分間からなるサ
イクルを,30サイクル実施した。得られたPCR産物
をアガロ−ス・ゲル電気泳動により分画し,1.3 −
1.4 kb のDNAフラグメントを含むゲルを切
り出し,DNAを精製した。精製されたDNAフラグメ
ントは TA cloning kit (Invitrogen社製) の手順に従
って,pCRII ベクターに挿入し,クロ−ン化した。pCRI
I ベクターに挿入されたRT−PCR産物の塩基配列
は,TaqDyeDeoxy Terminator Cycle Sequencing 法 (Ap
plied Biosystems, Inc.) に従って決定した。その結
果,前述の文献1によって報告されたcDNAととも
に,それとは一部塩基配列の異なる新規なクロ−ンが2
種類得られた。
【0039】一方のクローンは,報告されているイヌ由
来CCK−B/ガストリン受容体cDNAコーディング
領域の152番目に相当する位置に88塩基の挿入配列
を持つものであり,もう一方は380−403番目まで
の24塩基の配列が欠損していた。それぞれの塩基配列
を配列番号1及び2に,さらにその配列より推定される
アミノ酸配列をそれぞれ配列番号3及び4に示す。
来CCK−B/ガストリン受容体cDNAコーディング
領域の152番目に相当する位置に88塩基の挿入配列
を持つものであり,もう一方は380−403番目まで
の24塩基の配列が欠損していた。それぞれの塩基配列
を配列番号1及び2に,さらにその配列より推定される
アミノ酸配列をそれぞれ配列番号3及び4に示す。
【0040】実施例2 ヒト由来CCK−B/ガストリン受容体アイソフォーム
cDNAの単離 ヒト胃粘膜についても,イヌの場合と同様に挿入配列を
持つものが存在するのかを明らかにするために,ヒト由
来CCK−B/ガストリン受容体cDNA(Leeet al.:
前述の文献2)のコーディング領域の152番目の塩基
をはさんだPCR用プライマーの組み合せでRT−PC
Rにより行なった。まず,ヒト胃のmRNA (Clonetec
h社製)0.5 μg から,実施例1に準じて,第一
鎖cDNAを合成し,得られたDNAを鋳型として,10
0μl の反応溶液中で,PCRを実施した。Forward プ
ライマーとして,5'-CTGAA CAGCA GCAGT GTGG-3'を,re
verse プライマーとして,5'-GAAGG CATTG GTGAC AGTCC
-3' をそれぞれ 25 pmol 用いた。PCRは,変性温度
94℃で1分間,アニ−リング温度59℃で2分間,ポ
リメラ−ゼ反応温度72℃で3分間からなるサイクル
を,35サイクル実施した。
cDNAの単離 ヒト胃粘膜についても,イヌの場合と同様に挿入配列を
持つものが存在するのかを明らかにするために,ヒト由
来CCK−B/ガストリン受容体cDNA(Leeet al.:
前述の文献2)のコーディング領域の152番目の塩基
をはさんだPCR用プライマーの組み合せでRT−PC
Rにより行なった。まず,ヒト胃のmRNA (Clonetec
h社製)0.5 μg から,実施例1に準じて,第一
鎖cDNAを合成し,得られたDNAを鋳型として,10
0μl の反応溶液中で,PCRを実施した。Forward プ
ライマーとして,5'-CTGAA CAGCA GCAGT GTGG-3'を,re
verse プライマーとして,5'-GAAGG CATTG GTGAC AGTCC
-3' をそれぞれ 25 pmol 用いた。PCRは,変性温度
94℃で1分間,アニ−リング温度59℃で2分間,ポ
リメラ−ゼ反応温度72℃で3分間からなるサイクル
を,35サイクル実施した。
【0041】得られたPCR産物をアガロ−ス・ゲル電
気泳動により分画し,主要なPCR産物である約200
及び350塩基のDNAフラグメントよりDNAを精製
した後,pCRII ベクターを用いてクロ−ン化した。pCRI
I ベクターに挿入されたRT−PCR産物の塩基配列を
決定した結果,約200塩基のPCR産物は,前述の文
献2によって報告されたヒト由来CCK−B/ガストリ
ン受容体cDNAに相当したが,約350塩基のもの
は,公知のヒト由来CCK−B/ガストリン受容体cD
NAのコーディング領域の152番目に相当する位置
に,160塩基の挿入配列を持つものであった。この塩
基配列を含む本発明ヒト由来CCK−B/ガストリン受
容体アイソフォームcDNAのコーディング領域を配列
番号3に,さらにその配列より推定されるアミノ酸配列
を配列番号6に示す。
気泳動により分画し,主要なPCR産物である約200
及び350塩基のDNAフラグメントよりDNAを精製
した後,pCRII ベクターを用いてクロ−ン化した。pCRI
I ベクターに挿入されたRT−PCR産物の塩基配列を
決定した結果,約200塩基のPCR産物は,前述の文
献2によって報告されたヒト由来CCK−B/ガストリ
ン受容体cDNAに相当したが,約350塩基のもの
は,公知のヒト由来CCK−B/ガストリン受容体cD
NAのコーディング領域の152番目に相当する位置
に,160塩基の挿入配列を持つものであった。この塩
基配列を含む本発明ヒト由来CCK−B/ガストリン受
容体アイソフォームcDNAのコーディング領域を配列
番号3に,さらにその配列より推定されるアミノ酸配列
を配列番号6に示す。
【0042】
配列番号:1 配列の長さ:1450 配列の型:核酸 トポロジー:直線状 配列の種類: cDNA to mRNA 配列 ATGGAGCTGC TAAAGCTGAA CCGGAGCGCG CAGGGGTCCG GAGCCGGGCC GGGGGCTTCC 60 CTGTGCCGCG CGGGGGGCGC CCTCCTCAAC AGCAGCGGTG CGGGCAATCT CAGCTGCGAG 120 CCGCCTCGCC TCCGCGGAGC CGGGACACGA GAACAAATGC AGATCCTCTA GACACCAGAA 180 GCAGAAATGA ACTGCCAAAG TCTTTTGAAT TCCCTGGCTC AGCAGGATGA TGCCCACAGA 240 ATTGGAGCTG GCCATTAGGG TCACCCTTTA TGCAGTGATC TTTCTGATGA GTGTTGGAGG 300 AAATGTGCTC ATCATCGTGG TCCTGGGACT GAGTCGCCGG CTGAGGACTG TCACCAACGC 360 CTTCCTGCTC TCACTGGCAG TCAGCGACCT CCTGCTGGCT GTGGCTTGCA TGCCCTTCAC 420 CCTCCTGCCC AATCTCATGG GCACGTTCAT CTTTGGCACA GTCGTCTGTA AGGCAGTTTC 480 CTACCTCATG GGGGTGTCTG TGAGTGTGTC CACACTAAGC CTTGTGGCCA TCGCCCTGGA 540 GCGATACAGC GCCATCTGCC GGCCGCTACA AGCACGCGTG TGGCAGACGC GTTCCCATGC 600 GGCTCGTGTG ATCATCGCCA CTTGGATGCT CTCTGGACTG CTCATGGTGC CCTACCCGGT 660 GTACACCGCC GTACAGCCCG CAGGAGGGGC CCGGGCGCTG CAGTGCGTGC ATCGTTGGCC 720 CAGTGCGCGT GTCCGCCAAA CCTGGTCGGT ACTGCTGCTC CTGCTTTTGT TCTTCGTCCC 780 AGGCGTGGTT ATGGCTGTGG CCTACGGGCT CATCTCCCGC GAGCTCTACT TAGGGCTTCG 840 CTTCGACGAG GACAGCGACA GCGAAAGCCG AGTCCGAAGC CAAGGAGGGC TGCGGGGTGG 900 GGCGGGACCA GGTCCTGCCC CCCCCAATGG GAGTTGCCGG CCGGAGGGCG GGCTGGCTGG 960 CGAGGACGGC GACGGCTGCT ACGTGCAGCT TCCGCGCTCG CGTCAGACCC TGGAGCTGTC 1020 CGCGCTGACC GCGCCCACTC CTGGGCCCGG AGGTGGCCCC CGGCCCTACC AGGCCAAGCT 1080 GTTGGCCAAG AAGCGCGTGG TGCGGATGCT GCTGGTGATC GTCGTGCTTT TTTTCCTGTG 1140 TTGGTTGCCA CTGTATAGTG CCAACACGTG GCGTGCCTTC GACAGCTCTG GTGCACACCG 1200 CGCACTTTCA GGAGCGCCAA TCTCTTTCAT CCACTTGCTG AGCTACGCCT CAGCCTGCGT 1260 CAACCCCCTG GTCTACTGCT TCATGCACCG TCGCTTCCGC CAGGCCTGCC TTGAGACGTG 1320 TGCCCGCTGC TGCCCCAGGC CTCCACGAGC TCGCCCCCGG CCCCTTCCAG ACGAGGACCC 1380 TCCCACCCCT TCCATTGCTT CACTGTCCAG ACTGAGCTAC ACCACCATCA GCACGCTAGG 1440 GCCTGGCTGA 1450
【0043】配列番号:2 配列の長さ:1338 配列の型:核酸 トポロジー:直線状 配列の種類: cDNA to mRNA 配列 ATGGAGCTGC TAAAGCTGAA CCGGAGCGCG CAGGGGTCCG GAGCCGGGCC GGGGGCTTCC 60 CTGTGCCGCG CGGGGGGCGC CCTCCTCAAC AGCAGCGGTG CGGGCAATCT CAGCTGCGAG 120 CCGCCTCGCC TCCGCGGAGC CGGGACACGA GAATTGGAGC TGGCCATTAG GGTCACCCTT 180 TATGCAGTGA TCTTTCTGAT GAGTGTTGGA GGAAATGTGC TCATCATCGT GGTCCTGGGA 240 CTGAGTCGCC GGCTGAGGAC TGTCACCAAC GCCTTCCTGC TCTCACTGGC AGTCAGCGAC 300 CTCCTGCTGG CTGTGGCTTG CATGCCCTTC ACCCTCCTGC CCAATCTCAT GGGCACGTTC 360 ATCTTTGGCA CAGTCGTCTG GGTGTCTGTG AGTGTGTCCA CACTAAGCCT TGTGGCCATC 420 GCCCTGGAGC GATACAGCGC CATCTGCCGG CCGCTACAAG CACGCGTGTG GCAGACGCGT 480 TCCCATGCGG CTCGTGTGAT CATCGCCACT TGGATGCTCT CTGGACTGCT CATGGTGCCC 540 TACCCGGTGT ACACCGCCGT ACAGCCCGCA GGAGGGGCCC GGGCGCTGCA GTGCGTGCAT 600 CGTTGGCCCA GTGCGCGTGT CCGCCAAACC TGGTCGGTAC TGCTGCTCCT GCTTTTGTTC 660 TTCGTCCCAG GCGTGGTTAT GGCTGTGGCC TACGGGCTCA TCTCCCGCGA GCTCTACTTA 720 GGGCTTCGCT TCGACGAGGA CAGCGACAGC GAAAGCCGAG TCCGAAGCCA AGGAGGGCTG 780 CGGGGTGGGG CGGGACCAGG TCCTGCCCCC CCCAATGGGA GTTGCCGGCC GGAGGGCGGG 840 CTGGCTGGCG AGGACGGCGA CGGCTGCTAC GTGCAGCTTC CGCGCTCGCG TCAGACCCTG 900 GAGCTGTCCG CGCTGACCGC GCCCACTCCT GGGCCCGGAG GTGGCCCCCG GCCCTACCAG 960 GCCAAGCTGT TGGCCAAGAA GCGCGTGGTG CGGATGCTGC TGGTGATCGT CGTGCTTTTT 1020 TTCCTGTGTT GGTTGCCACT GTATAGTGCC AACACGTGGC GTGCCTTCGA CAGCTCTGGT 1080 GCACACCGCG CACTTTCAGG AGCGCCAATC TCTTTCATCC ACTTGCTGAG CTACGCCTCA 1140 GCCTGCGTCA ACCCCCTGGT CTACTGCTTC ATGCACCGTC GCTTCCGCCA GGCCTGCCTT 1200 GAGACGTGTG CCCGCTGCTG CCCCAGGCCT CCACGAGCTC GCCCCCGGCC CCTTCCAGAC 1260 GAGGACCCTC CCACCCCTTC CATTGCTTCA CTGTCCAGAC TGAGCTACAC CACCATCAGC 1320 ACGCTAGGGC CTGGCTGA 1338
【0044】配列番号:3 配列の長さ:407 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Met Pro Thr Glu Leu Glu Leu Ala Ile Arg Val Thr Leu Tyr Ala 1 5 10 15 Val Ile Phe Leu Met Ser Val Gly Gly Asn Val Leu Ile Ile Val Val 20 25 30 Leu Gly Leu Ser Arg Arg Leu Arg Thr Val Thr Asn Ala Phe Leu Leu 35 40 45 Ser Leu Ala Val Ser Asp Leu Leu Leu Ala Val Ala Cys Met Pro Phe 50 55 60 Thr Leu Leu Pro Asn Leu Met Gly Thr Phe Ile Phe Gly Thr Val Val 65 70 75 80 Cys Lys Ala Val Ser Tyr Leu Met Gly Val Ser Val Ser Val Ser Thr 85 90 95 Leu Ser Leu Val Ala Ile Ala Leu Glu Arg Tyr Ser Ala Ile Cys Arg 100 105 110 Pro Leu Gln Ala Arg Val Trp Gln Thr Arg Ser His Ala Ala Arg Val 115 120 125 Ile Ile Ala Thr Trp Met Leu Ser Gly Leu Leu Met Val Pro Tyr Pro 130 135 140 Val Tyr Thr Ala Val Gln Pro Ala Gly Gly Ala Arg Ala Leu Gln Cys 145 150 155 160 Val His Arg Trp Pro Ser Ala Arg Val Arg Gln Thr Trp Ser Val Leu 165 170 175 Leu Leu Leu Leu Leu Phe Phe Val Pro Gly Val Val Met Ala Val Ala 180 185 190 Tyr Gly Leu Ile Ser Arg Glu Leu Tyr Leu Gly Leu Arg Phe Asp Glu 195 200 205 Asp Ser Asp Ser Glu Ser Arg Val Arg Ser Gln Gly Gly Leu Arg Gly 210 215 220 Gly Ala Gly Pro Gly Pro Ala Pro Pro Asn Gly Ser Cys Arg Pro Glu 225 230 235 240 Gly Gly Leu Ala Gly Glu Asp Gly Asp Gly Cys Tyr Val Gln Leu Pro 245 250 255 Arg Ser Arg Gln Thr Leu Glu Leu Ser Ala Leu Thr Ala Pro Thr Pro 260 265 270 Gly Pro Gly Gly Gly Pro Arg Pro Tyr Gln Ala Lys Leu Leu Ala Lys 275 280 285 Lys Arg Val Val Arg Met Leu Leu Val Ile Val Val Leu Phe Phe Leu 290 295 300 Cys Trp Leu Pro Leu Tyr Ser Ala Asn Thr Trp Arg Ala Phe Asp Ser 305 310 315 320 Ser Gly Ala His Arg Ala Leu Ser Gly Ala Pro Ile Ser Phe Ile His 325 330 335 Leu Leu Ser Tyr Ala Ser Ala Cys Val Asn Pro Leu Val Tyr Cys Phe 340 345 350 Met His Arg Arg Phe Arg Gln Ala Cys Leu Glu Thr Cys Ala Arg Cys 355 360 365 Cys Pro Arg Pro Pro Arg Ala Arg Pro Arg Pro Leu Pro Asp Glu Asp 370 375 380 Pro Pro Thr Pro Ser Ile Ala Ser Leu Ser Arg Leu Ser Tyr Thr Thr 385 390 395 400 Ile Ser Thr Leu Gly Pro Gly 405
【0045】配列番号:4 配列の長さ:445 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Glu Leu Leu Lys Leu Asn Arg Ser Ala Gln Gly Ser Gly Ala Gly 1 5 10 15 Pro Gly Ala Ser Leu Cys Arg Ala Gly Gly Ala Leu Leu Asn Ser Ser 20 25 30 Gly Ala Gly Asn Leu Ser Cys Glu Pro Pro Arg Leu Arg Gly Ala Gly 35 40 45 Thr Arg Glu Leu Glu Leu Ala Ile Arg Val Thr Leu Tyr Ala Val Ile 50 55 60 Phe Leu Met Ser Val Gly Gly Asn Val Leu Ile Ile Val Val Leu Gly 65 70 75 80 Leu Ser Arg Arg Leu Arg Thr Val Thr Asn Ala Phe Leu Leu Ser Leu 85 90 95 Ala Val Ser Asp Leu Leu Leu Ala Val Ala Cys Met Pro Phe Thr Leu 100 105 110 Leu Pro Asn Leu Met Gly Thr Phe Ile Phe Gly Thr Val Val Trp Val 115 120 125 Ser Val Ser Val Ser Thr Leu Ser Leu Val Ala Ile Ala Leu Glu Arg 130 135 140 Tyr Ser Ala Ile Cys Arg Pro Leu Gln Ala Arg Val Trp Gln Thr Arg 145 150 155 160 Ser His Ala Ala Arg Val Ile Ile Ala Thr Trp Met Leu Ser Gly Leu 165 170 175 Leu Met Val Pro Tyr Pro Val Tyr Thr Ala Val Gln Pro Ala Gly Gly 180 185 190 Ala Arg Ala Leu Gln Cys Val His Arg Trp Pro Ser Ala Arg Val Arg 195 200 205 Gln Thr Trp Ser Val Leu Leu Leu Leu Leu Leu Phe Phe Val Pro Gly 210 215 220 Val Val Met Ala Val Ala Tyr Gly Leu Ile Ser Arg Glu Leu Tyr Leu 225 230 235 240 Gly Leu Arg Phe Asp Glu Asp Ser Asp Ser Glu Ser Arg Val Arg Ser 245 250 255 Gln Gly Gly Leu Arg Gly Gly Ala Gly Pro Gly Pro Ala Pro Pro Asn 260 265 270 Gly Ser Cys Arg Pro Glu Gly Gly Leu Ala Gly Glu Asp Gly Asp Gly 275 280 285 Cys Tyr Val Gln Leu Pro Arg Ser Arg Gln Thr Leu Glu Leu Ser Ala 290 295 300 Leu Thr Ala Pro Thr Pro Gly Pro Gly Gly Gly Pro Arg Pro Tyr Gln 305 310 315 320 Ala Lys Leu Leu Ala Lys Lys Arg Val Val Arg Met Leu Leu Val Ile 325 330 335 Val Val Leu Phe Phe Leu Cys Trp Leu Pro Leu Tyr Ser Ala Asn Thr 340 345 350 Trp Arg Ala Phe Asp Ser Ser Gly Ala His Arg Ala Leu Ser Gly Ala 355 360 365 Pro Ile Ser Phe Ile His Leu Leu Ser Tyr Ala Ser Ala Cys Val Asn 370 375 380 Pro Leu Val Tyr Cys Phe Met His Arg Arg Phe Arg Gln Ala Cys Leu 385 390 395 400 Glu Thr Cys Ala Arg Cys Cys Pro Arg Pro Pro Arg Ala Arg Pro Arg 405 410 415 Pro Leu Pro Asp Glu Asp Pro Pro Thr Pro Ser Ile Ala Ser Leu Ser 420 425 430 Arg Leu Ser Tyr Thr Thr Ile Ser Thr Leu Gly Pro Gly 435 440 445
【0046】配列番号:5 配列の長さ:1504 配列の型:核酸 トポロジー:直線状 配列の種類: cDNA to mRNA 配列 ATGGAGCTGC TCAAGCTGAA CCGGAGCGTG CAGGGAACCG GACCCGGGCC GGGGGCTTCC 60 CTGTGCCGCC CGGGGGCGCC TCTCCTCAAC AGCAGCAGTG TGGGCAACCT CAGCTGCGAG 120 CCCCCTCGCA TTCGCGGAGC CGGGACACGA GACAGAACAA ATACAGATCT TCTAAACACC 180 AGGAGAAGAA CTGAACTGTC CCAATCTTCT GAGTCGCCTG GTCTGATGCC AGTTTTCCTC 240 ATCCCCAGGA AGATGATGAG ATGATGCTCA CGGGTAGACT TATCAAGGCA CTTGTGGATG 300 TACCCCAGCA GAATTGGAGC TGGCCATTAG AATCACTCTT TACGCAGTGA TCTTCCTGAT 360 GAGCGTTGGA GGAAATATGC TCATCATCGT GGTCCTGGGA CTGAGCCGCC GCCTGAGGAC 420 TGTCACCAAT GCCTTCCTCC TCTCACTGGC AGTCAGCGAC CTCCTGCTGG CTGTGGCTTG 480 CATGCCCTTC ACCCTCCTGC CCAATCTCAT GGGCACATTC ATCTTTGGCA CCGTCATCTG 540 CAAGGCGGTT TCCTACCTCA TGGGGGTGTC TGTGAGTGTG TCCACGCTAA GCCTCGTGGC 600 CATCGCACTG GAGCGGTACA GCGCCATCTG CCGACCACTG CAGGCACGAG TGTGGCAGAC 660 GCGCTCCCAC GCGGCTCGCG TGATTGTAGC CACGTGGCTG CTGTCCGGAC TACTCATGGT 720 GCCCTACCCC GTGTACACTG TCGTGCAACC AGTGGGGCCT CGTGTGCTGC AGTGCGTGCA 780 TCGCTGGCCC AGTGCGCGGG TCCGCCAGAC CTGGTCCGTA CTGCTGCTTC TGCTCTTGTT 840 CTTCATCCCG GGTGTGGTTA TGGCCGTGGC CTACGGGCTT ATCTCTCGCG AGCTCTACTT 900 AGGGCTTCGC TTTGACGGCG ACAGTGACAG CGACAGCCAA AGCAGGGTCC GAAACCAAGG 960 CGGGCTGCCA GGGGCTGTTC ACCAGAACGG GCGTTGCCGG CCTGAGACTG GCGCGGTTGG 1020 CGAAGACAGC GATGGCTGCT ACGTGCAACT TCCACGTTCC CGGCCTGCCC TGGAGCTGAC 1080 GGCGCTGACG GCTCCAGGGC CGGGATCCGG CTCCCGGCCC ACCCAGGCCA AGCTGCTGGC 1140 TAAGAAGCGC GTGGTGCGAA TGTTGCTGGT GATCGTTGTG CTTTTTTTTC TGTGTTGGTT 1200 GCCAGTTTAT AGTGCCAACA CGTGGCGCGC CTTTGATGGC CCGGGTGCAC ACCGAGCACT 1260 CTCGGGTGCT CCTATCTCCT TCATTCACTT GCTGAGCTAC GCCTCGGCCT GTGTCAACCC 1320 CCTGGTCTAC TGCTTCATGC ACCGTCGCTT TCGCCAGGCC TGCCTGGAAA CTTGCGCTCG 1380 CTGCTGCCCC CGGCCTCCAC GAGCTCGCCC CAGGGCTCTT CCCGATGAGG ACCCTCCCAC 1440 TCCCTCCATT GCTTCGCTGT CCAGGCTTAG CTACACCACC ATCAGCACAC TGGGCCCTGG 1500 CTGA 1504
【0047】配列番号:6 配列の長さ:381 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ser Val Gly Gly Asn Met Leu Ile Ile Val Val Leu Gly Leu Ser 1 5 10 15 Arg Arg Leu Arg Thr Val Thr Asn Ala Phe Leu Leu Ser Leu Ala Val 20 25 30 Ser Asp Leu Leu Leu Ala Val Ala Cys Met Pro Phe Thr Leu Leu Pro 35 40 45 Asn Leu Met Gly Thr Phe Ile Phe Gly Thr Val Ile Cys Lys Ala Val 50 55 60 Ser Tyr Leu Met Gly Val Ser Val Ser Val Ser Thr Leu Ser Leu Val 65 70 75 80 Ala Ile Ala Leu Glu Arg Tyr Ser Ala Ile Cys Arg Pro Leu Gln Ala 85 90 95 Arg Val Trp Gln Thr Arg Ser His Ala Ala Arg Val Ile Val Ala Thr 100 105 110 Trp Leu Leu Ser Gly Leu Leu Met Val Pro Tyr Pro Val Tyr Thr Val 115 120 125 Val Gln Pro Val Gly Pro Arg Val Leu Gln Cys Val His Arg Trp Pro 130 135 140 Ser Ala Arg Val Arg Gln Thr Trp Ser Val Leu Leu Leu Leu Leu Leu 145 150 155 160 Phe Phe Ile Pro Gly Val Val Met Ala Val Ala Tyr Gly Leu Ile Ser 165 170 175 Arg Glu Leu Tyr Leu Gly Leu Arg Phe Asp Gly Asp Ser Asp Ser Asp 180 185 190 Ser Gln Ser Arg Val Arg Asn Gln Gly Gly Leu Pro Gly Ala Val His 195 200 205 Gln Asn Gly Arg Cys Arg Pro Glu Thr Gly Ala Val Gly Glu Asp Ser 210 215 220 Asp Gly Cys Tyr Val Gln Leu Pro Arg Ser Arg Pro Ala Leu Glu Leu 225 230 235 240 Thr Ala Leu Thr Ala Pro Gly Pro Gly Ser Gly Ser Arg Pro Thr Gln 245 250 255 Ala Lys Leu Leu Ala Lys Lys Arg Val Val Arg Met Leu Leu Val Ile 260 265 270 Val Val Leu Phe Phe Leu Cys Trp Leu Pro Val Tyr Ser Ala Asn Thr 275 280 285 Trp Arg Ala Phe Asp Gly Pro Gly Ala His Arg Ala Leu Ser Gly Ala 290 295 300 Pro Ile Ser Phe Ile His Leu Leu Ser Tyr Ala Ser Ala Cys Val Asn 305 310 315 320 Pro Leu Val Tyr Cys Phe Met His Arg Arg Phe Arg Gln Ala Cys Leu 325 330 335 Glu Thr Cys Ala Arg Cys Cys Pro Arg Pro Pro Arg Ala Arg Pro Arg 340 345 350 Ala Leu Pro Asp Glu Asp Pro Pro Thr Pro Ser Ile Ala Ser Leu Ser 355 360 365 Arg Leu Ser Tyr Thr Thr Ile Ser Thr Leu Gly Pro Gly 370 375 380
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/595 8318−4H 14/72 8318−4H C12P 21/02 C 9282−4B (C12P 21/02 C12R 1:91) A61K 37/02 ACJ
Claims (7)
- 【請求項1】 配列表の配列番号3,配列番号4及び配
列番号6に記載のアミノ酸配列の群からなるポリペプチ
ドをコードするコレシストキニン−B/ガストリン受容
体の遺伝子。 - 【請求項2】 配列表の配列番号3に記載のアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードするコレシストキニン
−B/ガストリン受容体の遺伝子。 - 【請求項3】 配列表の配列番号4に記載のアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードするコレシストキニン
−B/ガストリン受容体の遺伝子。 - 【請求項4】 配列表の配列番号6に記載のアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードするコレシストキニン
−B/ガストリン受容体の遺伝子。 - 【請求項5】 配列表の配列番号1に記載のコレシスト
キニン−B/ガストリン受容体をコードする遺伝子。 - 【請求項6】 配列表の配列番号2に記載のコレシスト
キニン−B/ガストリン受容体をコードする遺伝子。 - 【請求項7】 配列表の配列番号5に記載のコレシスト
キニン−B/ガストリン受容体をコードする遺伝子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317001A JPH07170983A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 新規なコレシストキニン−b/ガストリン受容体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317001A JPH07170983A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 新規なコレシストキニン−b/ガストリン受容体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170983A true JPH07170983A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18083313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5317001A Pending JPH07170983A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 新規なコレシストキニン−b/ガストリン受容体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07170983A (ja) |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP5317001A patent/JPH07170983A/ja active Pending
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