【発明の詳細な説明】
22、真核宿主細胞としてさらに定義される請求項19の組換え宿主細胞。
23、原核宿主細胞としてさらに定義される請求項20の組換え宿主細胞。
24.1!母細胞としてさらに定義される請求項20の組換え宿生細胞。
25、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメントが、組
換え宿主細胞内において機能する調製シグナルの転写制御の下にあり、その調節
シグナルは全ての必要な転写および転写後修飾がなされるようにソマトスタチン
受容体ポリペプチドの発現を適切に制御するものである請求項19〜21の組換
え宿主細胞。
26、ソマトスタチン受容体ポリペプチドの製法であって、請求項21〜25の
いずれかによる組換え宿主細胞であり、該ポリペプチドを発現することができる
細胞を生産すること、該ポリペプチドを発現するために適当な条件下に宿主細胞
を培養すること、および該ポリペプチドを回収することを含む方法。
27、宿生細胞がさらに真核宿主細胞を包含する請求項26の方法。
28 真核細胞がさらにCO3−1細胞を包含する請求項26の方法。
29、宿主細胞がさらに原核細胞を包含する請求項26の方法。
30、原核細胞がさらに大腸菌DH5α株の細菌細胞を包含する請求項26の方
法。
31、ソマトスタチン受容体ポリペプチドと相互作用する能力のある候補物質を
検定するための方法であって、該ポリペプチドと該候補物質との相互作用を検定
しつる形のポリペプチドを生産することのできる宿主中でソマトスタチン受容体
ポリペプチドを発現すること、該ポリペプチドを該候補物質に暴露させること、
および該ポリペプチドと該候補物質との反応を評価することを含む方法。
32、この評価工程が、該ポリペプチドをX線結晶解析に適当な条件下で結晶化
すること、および該ポリペプチドをX線結晶解析することをさらに包含する請求
項27の方法。
33、さらに、該評価段階が、望ましいソマトスタチン様相互作用を持つ候補物
質と、望ましくないソマトスタチン様相互作用を持たない候補物質とを判別でき
る評価法をも含む、請求項27の方法。
34、望ましくないソマトスタチン様相互作用がさらにインツユリン代謝の阻害
を含む請求項27の方法。
35、望ましくないソマトスタチン様相互作用がさらにグルカゴン代謝の阻害を
含む請求項27の方法。
36、該評価段階がさらに1またはそれ以上の単離された組換えソマトスタチン
受容体ポリペプチドと相互作用する選択的能力を持つ候補物質を特定できる評価
法を含む請求項27の方法。
明細書
ソマトスタチン受容体
本発明は、一般的に、ソマトスタチン受容体(SSTR)群の組成物およびそれ
らを得る方法に関する。本発明はまた、ソマトスタチン受容体群をコードするD
NA配列、それら配列を担持する組換えベクター、該配列またはベクターのいず
れかを含有する組換え宿主細胞、および組換えソマトスタチン受容体ポリペプチ
ドに関する。特定の具体的な態様において、本発明は、少な(とも3種類の異な
るソマトスタチン受容体、即ち5STRI、5STR2および5STR3を、ヒ
トDNAを含む様々な起源からクローニングし、機能的に発現させることに関す
る。本発明はまた、診断、医薬デザインおよび治療適用に用いるために、候補物
質の中からソマトスタチン受容体ポリペプチドのアゴニストおよびアンタゴニス
トなどを選択し、改良するために設計されたアッセイに、単離した組換え受容体
ポリペプチドを用いる方法に関する。
ソマトスタチンは最初、視床下部抽出物から単離された、脳下垂体前葉から分泌
される強力な成長ホルモン阻害作用を有するテトラデカペプチドであることが示
された[ブラゾウら(Brazeau et al、 ) 1973]。その後
の研究で、このホルモンが広範囲に分布しており、中枢神経系、および胃、腸、
および膵臓などの身体の末梢組織に存在することが明らかになった[ライヒリン
ら(Reichlin et al、 )1983]。ソマトスタチンは、組織
特異的な様々な生理学的効果を表すことが知られている(Reichlin 1
983)。それは、例えば、神経伝達物質としての機能と、ホルモンとしての機
能である。そのホルモン作用には多(の脳下垂体、膵臓、および胃腸ホルモン、
およびその他の分泌性タンパク質(蛋白質)の放出制御が含まれる。これらの理
由により、天然ソマトスタチンによる患者の治療には、多くの、そして望ましく
ない作用があり得る。今日、そのような薬物を完成する唯一の方法は、全動物研
究を行うか、これら受容体の粗単難物を用いることである。
ソマトスタチンはソマトスタチン様ペプチドファミリーのメンバーである[ブラ
ディロールら(Pradyrol et al、 ) 1980;ニッシユら(
Esch et al、) 1980コ。
ソマトスタチンの2つの基本的な生物活性形であるソマトスタチン−14とソマ
トスタチン−28は、92アミノ酸からなる前駆体であるプロソマトスタチン[
シュンら(Shen et al、) 1982]の組織特異的タンパク質加水
分解法によって得られた。同様に、ソマトスタチン−14およびソマトスタチン
−28は様々な組織で、様々な濃度で見い出されることが知られている。
ソマトスタチン−14およびソマトスタチン−28は標的組織に対して共通の効
果を有し得るが、それらは異なる能力を有し、そのことは、それらの作用が異な
る受容体を介することを示している(Reichlin、 1983)。例えば
、ソマトスタチン−14は、比較的、グルカゴンおよび胃酸分泌に選択的である
と思われるが、ソマトスタチン−28はむしろ成長ホルモン、インシュリンおよ
び膵臓外分泌の特異的な阻害物質であると思われる[ロス(lass) 198
9]。
ソマトスタチン受容体
ソマトスタチン−14およびソマトスタチン−28は、多くの場合GTP−結合
(G)タンパク質と結合(カップリング)していると考えられる高親和性受容体
との結合を介して、その生物活性を発揮する[ライシンら(Reisine e
t al、 )19g5ニルイスら(Lewise et al、) 1985
] o薬理学的研究で、ソマトスタチン受容体には少なくとも2つのサブタイプ
があることが示された[スリガンド(Srikant)およびバタル(Pate
l) 1981; )ランら(Tran et al、 ) 1985コ。この
ソマトスタチン受容体の2つのサブタイプはソマトスタチン−14およびソマト
スタチン−28のいずれかに選択的な受容体を反映していると推測される。ソマ
トスタチン受容体は他の膜貫通型シグナル受容体に類似すると予測される。
そのような膜貫通型シグナル系の多(は、少な(とも3個の膜結合タンパク質成
分; (a)細胞表面受容体; (b)イオンチャンネルまたは酵素アデニル酸
ンクラーゼのようなエフェクター;および(C)受容体およびそのエフェクター
の両方と結合している、グアニンヌクレオチド結合調節タンパク質(またはGタ
ンパク質)、からなる。
Gタンパク質と結合した受容体は、光、匂い、ペプチドホルモンおよび神経伝達
物質などの様々な細胞外シグナルの作用を媒介する。そのような受容体は、種々
の生物で、酵母やヒトなどの様々な進化状態の動物で同定される。はぼ全てのG
タンパク質−カッブリング受容体は、相互に配列類似性を有し、全て、脂質2重
層を貫通する、7個の疎水性(および潜在的にa−へリックス)セグメントから
なる、類似のトポロジーモチーフを共有すると考えられている[ドールマンら(
Dohl+*an et al、 ) 1987; Dohlwan et a
l、、 1991]。
7回膜貫通セグメント受容体と結合したGタンパク質はすべて、かさを低くする
ために3個のしっかりと会合したサブユニット、α、βおよびγ(1,+1+1
)からなる。アゴニストが受容体に結合した後、Gタンパク質に立体配座の変化
が伝達され、その結果α−サブユニット結合のGDPとGTPとの交換、および
βγ−サブユニットからの解離が起きる。GTP結合形のα−サブユニットは、
通常、エフェクター変調部分(Effector−modulating mo
iety)である。シグナル増幅は、単一の受容体が多くのGタンパク質分子活
性化能力を有することに起因しており、Gα−GTPが幾つかのエフェクターの
触媒サイクルを刺激することに起因している。
調節Gタンパク質ファミリーは、多くの異なるα−サブユニット(ヒトで20以
上)からなり、それは、より小さいプールであるβ−およびγ−サブユニット(
それぞれ4個以上)と会合している[ストロスマン(Strothman)およ
びンモン(Sison) 199116即ち、様々なα−サブユニットの標的化
または機能は、それらが会合しているβγ−サブユニットに依存しているかもし
れないが、おそらく、α−サブユニットにおける相違によって様々なGタンパク
質オリゴマーを識別している考えられる(Strothman and Sim
on、 1991) 。
幾つかのソマトスタチン受容体が、少なくとも部分的に精製された(Patel
etat、、 1990)。これらの研究では、天然に存在するソマトスタチ
ン受容体のリガンドの類似体(即ち、ソマトスタチンまたはソマトスタチン類似
体)を用いて、様々な化学的および光学親和性クロスリンカ−類を用いる、ラッ
トの脳、脳下垂体、外分泌膵臓および副腎皮質の膜ソマトスタチン受容体とのク
ロスリンク(交差結合)を行った。2つの主要な58−kDaおよび27−kD
aのソマトスタチン受容体タンパク質が同定された。これらのタンパク質は、組
織特異的な分布を示した。58−kDaタンパク質は脳下垂体、副腎、および外
分泌膵臓における優勢形(全標識タンパク質の約90%)であり、27−kDa
タンパク質は脳の基本的なソマトスタチン受容体(全標識タンパク質の約80%
)であった。32−kDaおよび42−kDaの2つのマイナーな、特異的に標
識されたソマトスタチン受容体タンパク質が、それぞれ、脳および膵臓のみに、
見い出された。
同じ2つのリガンドを用い、これらの研究者は、ソマトスタチン−28およびソ
マトスタチン−14と比較的優先的な結合を示す細胞系からソマトスタチン受容
体を特性化した。58−kDa、42−kDaおよび27−kDaの3つの特異
的ソマトスタチン受容体タンパク質がそのような細胞系の1つ(AtT−20細
胞)で同定された。対照的に、GH,細胞内では、58−kDa種でなく、27
−kDaタンパク質が優勢な成分であった。これらの主要およびマイナーなタン
パク質のラベル化はGTPおよびソマトスタチン−14による阻害に敏感であり
、それらの推定のソマトスタチン受容体タンパク質としての特異性を証明してい
た。
最近、ヒーら(He et al、、 1989)は、D−Trp’5S−14
アフイニテイーカラムを用い、ラットの脳およびAtT−20細胞から、界面活
性剤で可溶化した60kDaソマトスタチン受容体タンパク質を精製した。この
タンパク質のサイズはバテルら(Patel et al、 ) 、彼らも、ラ
ットの脳およびAtT−20細胞から、58−kDa受容体をクロスリンクし、
精製することに成功したが、のそれと一致している。即ち、ソマトスタチン−1
4およびソマトスタチン−28と高親和性および高特異性で結合し、薬理学的受
容体としての資格を有する、58−60kDaの同じようなサイズのタンパク質
が、2つの異なる研究グループにより、2つの異なる組織から、2つの異なる方
法で精製された。しかもそのサイズは他のクローンされたG−タンパク質−結合
膜受容体のそれと一致した。
レイル−デスマーら(Reyl−Desa+ars et al、 、 198
9)は、抗受容体モノクローナル抗体を用い、ヒト胃細胞系HGT1から90k
Daの異なるサイズのソマトスタチン受容体タンパク質を均一にまで精製した。
AtT−20細胞から単離した無傷の58−kDaタンパク質の配列決定の試み
は、最初、N−末端のブロックによって失敗に終わった。従って、これらの研究
者らは、脳58−kDaタンパク質をトリプシン処理した。消化物を高速液体ク
ロマトグラフィーによって分析した。消化物対照には存在しない多くのペプチド
ピークが同定された。これらピークの内、タンパク質20−40ピコモルを含有
する最大の4ピークの各々を配列決定した。従来知られていなかった、16−2
3アミノ酸残基のペプチド配列が得られた。これらフラグメントの最大のものは
G、タンパク質ファミリーと相同な部分配列を示した。しかし、配列はどの既知
のGタンパク質にも相当せず、残りのトリプシン処理断片(トリブチツクフラグ
メント)はGタンパク質となんらの類似性も示さなかった。
従って、トリブチツクフラグメントの1つがG、タンパク質と部分配列において
相同であることは、偶然の一致である、あるいは、多分、最近特性化されたシグ
ナル認識粒子受容体などの他のGTP−結合受容体[フノリ−(Connoll
y)およびギルモア(Gilsore) 1989]に相当する58−kDaソ
マトスクチン受容体のGタンパク質関連構造を示していると考えることができる
。バテルらが単離した32−kDaタンパク質は配列決定できなかった(Doh
lman、 1991)。
細胞培養および薬理学的手法の改良により、さらに、近年では、分子クローニン
グおよび遺伝子発現技術の発展により、既に同定されていた受容体の新規なサブ
タイプ、サブサブタイプなど、多くの新しい7回膜貫通型セグメント受容体が特
性化された。アドレナリン性α1−およびα2−受容体は、かつて、各々単一の
受容体種からなると考えられていたが、現在では各々が少なくとも3つの別個の
遺伝子によってコードされていることが分かっている[コビルカら(Kobil
ka etal、) 1987; レーガンら(Regan et al、 )
1988;コツチアら(Cotecchia et al、) 1988;
口7スネー(Lomasney) 1990コ。薄暗い所での視覚を伝える網膜
杆細胞内のロドプシンのほか、色を伝える非常に似通った3つの錐体色素がクロ
ーンされた[ナサンスら(Nathans et al、) 1986a: N
athans et al、、 1986b]。
G−タンパク質−カッブリング受容体ファミリーの全メンバーは、G−タンパク
質−カッブリング受容体ファミリーの他のメンバーと相同であるように思われ(
例、ドーパミン作動性、セロトニン作動性、タキキニンなど)、各々は、7回膜
貫通型セグメントトポロン−を共有するように見える。
7回膜貫通型セグメント受容体を相互に比較すると、アミノ酸配列の保存に関し
て認識できるパターンが認められる。膜貫通型ドメインは、しばしば、最も似通
っているが、N−C末端領域および膜貫通型セグメントVおよびVlを連結しテ
イル細胞質内ループは全(異なっている(Dohlman et al、、 1
987)。
例えば、キナーゼ類およびGタンパク質類などの細胞質内タンパク質との相互作
用には、受容体の膜貫通型ドメインを連結している疎水性ループが関与している
と予測される。しかしながら、機能保全の故に7つの膜貫通型セグメント受容体
の中で、どの性質が保存されているか、そして、どの異なる性質が新しい機能へ
の構造的適応を表しているかを決定することが挑戦の対象であった。これらの考
えを試験するために、組換えDNA、および置換および欠失突然変異体の構築の
ための遺伝子発現法の使用、並びにハイブリッドまたはキメラ受容体の使用など
の様々な戦略が用いられた(DholIlan et at、、 1991)。
受容体サブタイプ、Gタンパク質類、およびエフアクタ−の数が増えるに伴って
、これらの受容体のリガンド結合およびGタンパク質認識特性の特性化が重要な
研究分野となってきた。長い間、複数の受容体が単一のGタンパク質と結合でき
、アドレナリン性β、−およびα2−受容体と結合するエビネフィリンの場合の
ように、単一のりガントが複数の機能的に異なる受容体サブタイプと結合するこ
とが分かった。さらに、同様の、受容体およびエフアクタ−結合特異性を有する
Gタンパク質も同定された。例えば、ヒトG、の3つの種がクローンされ[イト
ウら(Itoh et al、) 1988] 、交互の(1つおきの)mRN
AスプライシングによりG、の多(の変異体が得られることが分かった[コザサ
ら(Kozasa et al、 )1988]。ムスカリン様およびアドレナ
リン性α2−受容体のクローニングおよび過剰生産は単一の受容体サブタイプが
、細胞内で高レベルに発現されると、1以上のタイプのGタンパク質とカップリ
ングすることが示された。
この複雑さおよび見かけ上の機能の退化から、基本的に重要な疑問は、いかにし
て、そしてどのような条件下で、Gタンパク質が複数の受容体からのシグナルを
系統づけ、それらを適当なエフアクタ−に指令するか、ということである。伝統
的な方法は、精製受容体とGタンパク質成分をインビトロで再構成することであ
る。残念ながら、精製法は、極く限られた数の受容体サブタイプおよびその同族
のGタンパク質の精製でしか成功しない。別法として、クローンした受容体の特
性化および受容体Gタンパク質のカップリング特異性の解明に、ヘテロローガス
発現系が、より一般的な有用性を持ち得る[マルレロら(Marullo et
al、 ) 1988:ベイエツトら(Payette et al、 )
1990;キングら(King et al、 ) 19901゜このタイプの
研究は、ソマトスタチン−関連疾患における治療法の設計に成功するために必要
である。
最近、酵母細胞内で哺乳類のアドレナリン性β、−受容体およびG、α−サブユ
ニットが同時に発現され(co−expression)るような、酵母細胞発
現系が開発された(King et al、、 1990)。いかなるヒト組織
よりも数百倍高いレベルのアドレナリン性β、−受容体の発現が達成され、適切
な親和性、特異性および立体選択性のリガンド結合が示された。さらに、成長阻
害の負荷、形態学的変化、およびEscherichia coli 1acz
遺伝子(β−ガラクトシダーゼをコードする)と融合したフェロモン反応性プロ
モーター(FUSI)の誘導などの幾つかの基準に基づいて、フェロモンシグナ
ル伝達経路のアドレナリン性β2−受容体を介する活性化が証明された(Kin
g et al、 1990)。
最後に、他の関連サブタイプなしに、単一受容体のみを発現させることは、たと
え単離した、非組換え哺乳類細胞内でも、しばしば達成不可能である。即ち、そ
のような内因性受容体が存在しない微生物内(例、酵母細胞または突然変異哺乳
類細胞)での発現は、サブタイプ選択性薬物のスクリーニングおよび評価のため
に有用である(Marullo et al、、 1988; Payette
et al、、 1990; King et al、B
1990)。
即ち、ソマトスタチン受容体の研究に古典的な遺伝子学の標準的な方法を適用す
ることは相当困難であり、たとえ分子生物学の強力な技術でさえも適用は困難で
ある。とりわけ、個々のソマトスタチン受容体をコードするDNA配列を同定す
る方法が必要である。そのような、単離された組換え配列が得られれば、従来困
難であった、イソフオーム特異性ソマトスタチン受容体アゴニストおよびアンタ
ゴニストを設計し、試験することに伴う困難な問題の解決が可能になるかもしれ
ない。
発明の要約
本発明は、組換えソマトスタチン受容体を得、用いるために必要な、DNAセグ
メント、純化ポリペプチド、抗体を得る方法、クローニング法および組換え宿主
細胞を用いる方法を、初めて提供する。即ち、従来技術から明らかに、分子生物
学における古典的な遺伝学および技術による標準的な方法の適用が直面する問題
点、例えば、ソマトスタチン受容体の分子量が様々であることなどが克服された
。従って、本発明は、一般的に、ヒトおよびマウス両起源のソマトスタチン受容
体を含む受容体の製造のための組成物(成分)および方法に関する。
本発明の実質的な利益を達成するために、種々の、新規な物質の組成物および方
法を提供する。本発明が提供する組成物には、ソマトスタチン受容体ポリペプチ
ドをコードするDNAを含有する(組み込まれた)組換えベクター、ソマトスタ
チン受容体をコードする単離されたDNAセグメント、ソマトスタチン受容体ポ
リペプチドそのもの、およびソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードするD
NAを含有する(組み込まれた)組換え宿生細胞が含まれる。本発明の方法は、
ソマトスタチン受容体ポリペプチドおよびそれに対する抗体の製造、ソマトスタ
チン受容体ポリペプチドのアゴニストおよびアンタゴニストのような試験候補物
質のスクリーニングアッセイであって、候補物質の中から、望ましくない性質に
対し、望ましい性質を有する候補物質を識別できるアッセイ、候補物質から1つ
または他のソマトスタチン受容体ポリペプチドに特異的な物質を選択できるアッ
セイ、およびソマトスタチン受容体ポリペプチドの構造と機能の相互関係を調査
する方法を含む。
本発明の意味から、ソマトスタチン受容体ポリペプチドという語句は、本発明に
よって可能になったソマトスタチン受容体ポリペプチドと生物学的および免疫学
的同一性を有するペプチドまたはタンパク質を指す。例えば、そのような受容体
ポリペプチドは、本発明でヒトおよびマウス起源から誘導されたものを包含する
。本発明のアミノ酸配列が、現時点で配列決定されている既知のソマトスタチン
受容体ポリペプチドに関する唯一の、正確な長さおよび正確な性質を示すことか
ら、本発明のソマトスタチン受容体ポリペプチドは一般に本発明が提供するアミ
ノ酸配列の任意のものを指すものとする。しかしながら、本発明はより短いまた
は長いペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質を排除するものでなく、実際、
それらペプチドまたはタンパク質が、例えば、本明細書で同定したソマトスタチ
ン受容体ポリペプチドのいずれかに対するポリクローナル抗血清によって定義さ
れる、生物学的活性および/または交差免疫学的反応性を有する限り、それらの
製造または使用をも可能ならしめるものである。例えば、当業者ならば理解する
ように、他の哺乳類起源と同様、特定の種の異なる組織起源などの、種々の真核
性供給源から、本発明の方法を用いて組み換えソマトスタチン受容体ポリペプチ
ドを得ることができる。
DNA セグメント
本明細書で開示する組換えベクターは、本発明の方法および組成物を用い、ソマ
トスタチン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメントを含有する。その
ようなりNA上セグメントいう語句は、該セグメントを非−ソマトスタチン受容
体ポリペプチドをコードするDNAセグメントから区別するに十分な長さの、ソ
マトスタチン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメントを包含するもの
である。本発明のソマトスタチン受容体ポリペプチドは、任意の形のソマトスタ
チンまたはその類似体と結合し得る、任意のソマトスタチン受容体ポリペプチド
と理解され得る。さらに、本発明のソマトスタチン受容体ポリペプチドは特定の
供給源に限定されない。本明細書に開示したように、本発明の方法および組成物
は、例えば、ヒトおよびマウス起源からの5STRI−3の同定および単離を可
能にする。このように、本発明は、様々な供給源からのソマトスタチン受容体ポ
リペプチド群を一般的に検出および単離すると同時に、2つの別個の供給源から
の3つの種を個々に同定する方法を提供する。本発明の組成物および方法を用い
て、ソマトスタチン受容体ポリペプチドファミリーの多数の種が検出および単離
できると考えられる。現在、この受容体ポリペプチドファミリーの少なくとも4
つのメンバーを、本発明の組成物および方法を用いて得ることができると考えら
れている。本発明のDNAセグメントは、アミノ酸の相対的ヒドロパン−スコア
の変換などを考慮して選択される変化を有するアミノ酸配列変異のような、様々
なアミノ酸配列変異を有する、生物学的に機能的なタンパク質またはペプチドを
コードしていてもよい。これらの変異配列は天然起源から単離されるか、本明細
書開示の配列から、部位−特異的突然変異誘発などの突然変異誘発法を用いて誘
導したもので良い。
ある一般的な観点から、本発明は、ベクターおよびDNA断片を含む、ソマトス
タチン受容体ポリペプチドをコードする配列を有する、DNAセグメントの製造
および使用に関する。本発明のDNAセグメントは、勿論、本発明のソマトスタ
チン受容体ポリペプチドの発現に用いることができる。
ある態様では、ベクターは、ソマトスタチン受容体ポリペプチドを表す配列を示
す任意の配列番号のアミノ酸を含有するソマトスタチン受容体ポリペプチドの、
少なくとも有用な部分をコードする、実質上、精製されたDNA断片を含有する
。
5STRIのためのソマトスタチン受容体ポリペプチドの場合、本発明により、
ヒト(配列番号2)およびマウス(配列番号4)ポリペプチドの両者が得られた
。
同様に、ヒト5STR2およびマウス5STR2も本発明によって得られ、それ
ぞれ、配列番号6および8に記載されている。さらに、ヒト5STR3ポリペプ
チドは配列番号10に、マウス5STR3は配列番号12に記載されている。
本発明のある態様では、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードするDNA
を示した様々な配列番号の任意のものの配列を含有する、短いおよび長いDNA
断片には、例えば、真核性および原核性組換えクローンバンクのスクリーニング
のための短いDNA断片ハイブリダイゼーションプローブとしての使用など、別
の用途が見いだされる。どのような事象でも、約14ヌクレオチドの短いストレ
ッチの、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードするDNA配列を示す任意
の配列番号の配列に対応する断片は、これらまたは他の態様における用途を有す
ることが見い出されるであろう。5STRI−3のための配列番号の、任意のソ
マトスタチン受容体DNA配列と共通の、またはそのいずれかと相補的な、少な
くとも約14ヌクレオチドのストレッチを有すれば、1つのDNAセグメントは
、通常、ソマトスタチン受容体積のDNAと優先的にハイブリダイズ(バイブリ
ド化)する能力、特に、0.15M塩化ナトリウムおよび0.02Mクエン酸ナ
トリウム、pH7,4(約50℃)のやや強いストリンジェントーの下で、ハイ
ブリダイズする能力を有する。
通常、そのような相補的あるいは共通なストレッチは、安定なハイブリッドを形
成する能力を確実に持つが、ある態様では、より長いストレッチの相補DNAが
望ましいと判明するかもしれない。即ち、例えば、20.30または40塩基長
さの、より長いストレッチの相補配列を有するDNAセグメントの使用が望まれ
ることもある。勿論、用いる相補配列が長ければ長いほど、ノゾブリダイゼーン
ヨンの可能性が太き(、ハイブリダイゼーション(バイブリド化)プロコトルは
より強度(ストリンジェント)である。
即ち、本発明のDNA配列を、オリゴヌクレトチドブローブとして用い、ソマト
スタチン受容体ポリペプチドまたは遺伝子を有すると考えられるDNA供給源に
ハイブリダイズさせることができる。通常、オリゴヌクレオチドをそのような受
容体遺伝子を有することが疑われるDNA供給源にハイブリダイズさせることで
、プローブを行う。ある場合には、プローブは単一のプローブのみからなり、他
の場合には、プローブは、ソマトスタチン受容体ポリペプチドのあるアミノ酸配
列または配列群に基(プローブの集まりで構成されているがもじれず、その多様
性によって遺伝子コード特有の重複性を満たすであろう。
このような方法でプローブするためのDNAの適当な供給源は、ソマトスタチン
受容体ポリペプチドを発現することができる、目的の細胞系のゲノムライブラリ
ーであろう(例、ヒト膵臓島細胞)。または、DNAの供給源は、目的の細胞系
からの全DNAを含有するであろう。本発明のハイブリダイゼーション法によっ
て候補DNAセグメントが同定されれば、陽性クローンが得られたかどうかを、
例えば、さらにハイブリダイゼーションし、配列決定し、かっ/または発現させ
、試験することで確認することが望まれるかもしれない。
または、これらのセグメントを、あるDNA配列群と本明細書に開示したソマト
スフチン受容体セグメントのDNA配列との類似性に依存する他の方法と同様、
下記の種々の方法で、以下のようにして用いることができる: (1)患者の細
胞から得たDNA内の正常および異常なりNA配列の検出のための診断道具とじ
て、(2)ソマトスタチン受容体ファミリーの他のメンバーおよび近縁タンパク
質の配列を含有する可能性のあるDNAライブラリーから、そのような配列を検
出し、単離するための手段として: (3)近縁の配列を増幅するために近縁配
列とハイブリダイズさせるためのプライマーとして: (4)天然のソマトスタ
チン受容体DNA配列を変化させるためのプライマーとして。
ベクタ一
本発明は、1つの実施態様として、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコード
する配列を有するDNAセグメントを含有する組換えベクターを提供する。その
ようなベクターは当該技術分野の当業者に周知の、ソマトスタチン受容体ポリペ
プチドをコードしており、宿主細胞を安定に形質転換することができる適当なり
NA上セグメント含有する、任意のベクターであってよい。そのようなベクター
は、p CMV 6 bおよびpcMV6cなどのpCMVファミリーの哺乳類
発現ベクター(Chiron Corp、、 Emeryville CA)を
含む。ある場合には、そして特異的に、これらの個々の哺乳類発現ベクターの場
合には、得られた構築物を、pSV2neoのような選択可能マーカーを含有す
るベクターと一緒にコトランスフエクンヨン(同時トランスフェクション)する
必要がある。DG44のような、ジヒドロ葉酸還元酵素欠損チャイニーズハムス
ター卵巣細胞系へのコトランスフエクンヨンで、そのような発現ベクターに組み
込んだDNAにより、ソマトスタチンポリペプチドを発現するクローンを検出す
ることができるであろう。
本発明は、1つの実施態様として、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコード
する配列であって、それぞれ、ヒトおよびマウス5STRIポリペプチドに相当
する、配列表の配列番号2または4のいずれかに記載の配列のアミノ酸番号1−
391のアミノ酸を含むポリペプチドをコードする配列を有するDNAセグメン
トを含有するベクターを提供する。該組換えベクターはまた、ソマトスタチン受
容体ポリペプチドであって、それぞれ、ヒトおよびマウス5STR2ポリペプチ
ドに相当する、配列表の配列番号6または8のいずれかに記載の配列のアミノ酸
番号1−369のアミノ酸を含むポリペプチドをコードする配列を有するDNA
セグメントを含有していてもよい。さらに、該組換えベクターは、その配列に、
ソマトスタチン受容体ポリペプチドであって、それぞれ、ヒトおよびマウス5S
TR3ポリペプチドに相当する、配列表の配列番号10のアミノ酸番号1−41
8のアミノ酸を含むポリペプチド、または配列表の配列番号12のアミノ酸番号
1−428のアミノ酸を含むポリペプチドをコードするDNAセグメントを含有
していてもよい。加えて、当該技術分野の当業者ならば理解することであるが、
本発明によって同定、クローニング並びに配列決定が可能になった、他のソマト
スタチン受容体ポリペプチドもベクターに組み込むことができ、従って、それら
も本発明の範囲に包含される。
ベクターに関しては、本発明のDNA配列を組み込むことができる多くのベクタ
ーが知られている。例えば、ベクターpUc18は特に価値あることが証明され
た。同様に、近縁のベクターM13mp18およびM13mp19は、本発明の
ある実施態様、特に、ノブオキシ配列決定において有用である。
従って、組換えベクターおよび単離したセグメントは、上記のソマトスタチン受
容体ポリペプチドの任意のものの、基本的なソマトスタチン受容体ポリペプチド
暗号領域自身を様々に含有するか、そのようなソマトスタチン受容体ポリペプチ
ドの基本的な暗号領域における選択された変更または修飾を有する暗号領域を含
有していてもよい。あるいは、そのようなベクターまたは断片は、基本的な暗号
領域を含有しつつ、より大きいタンパク質またはポリペプチドをコードしていて
もよい。いずれの場合でも、生物学的な機能の等優性と同様、コドンの重複性の
故に、本発明は、この点に関して、上記のポリペプチド配列に対応する特定のD
NA配列に限定されるものではないことが理解されるであろう。
上記の組換えベクターは、ソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードするDN
A自身を量産する手段、並びにコードされたタンパク質およびペプチドを生産す
る手段として有用である。本発明のソマトスタチン受容体ポリペプチドを組換え
法で製造する場合、シャトルシステムとして、原核性または真核性発現を用いる
ことができる。しかしながら、原核性システムでは、通常、前駆体タンパク質が
正しくプロセッシングされず、特に、そのようなシステムは膜結合真核性タンパ
ク質を正しくプロセッシングしないので、さらに開示した発明による教示から真
核性ソマトスタチン受容体ポリペプチドが理解されるので、そのような配列を真
核性宿主内で発現させることが望まれるかもしれない。しかしながら、DNAセ
グメントが真核性のソマトスタチン受容体ポリペプチドをコードしている場合で
も、原核性発現の適用の可能性も幾らかあることは理解される。従って、本発明
は、真核性および原核性細胞間のシャトルベクターと組み合わせて用いることが
できる。細菌性および真核性宿主細胞を用いることができるそのようなシステム
は本明細書に開示されている。
組換えソマトスタチン受容体ポリペプチドの発現が望まれ、真核性宿主が想定さ
れているとき、真核性複製起点を有するプラスミドのようなベクターを用いるこ
とが最も望ましい。加えて、真核性システムでの発現を目的とする場合、ソマト
スタチン受容体をコードする配列を、チャイニーズハムスターの卵巣細胞と一緒
に用いられるプロモーターのような、有効な真核性プロモーターに接近し、その
コントロール下に位置させることが望まれる。それが真核性、原核性のいずれで
あれ、コード化配列をプロモーターの制御下に置くには、通常、タンパク質の適
切な翻訳読み枠くの5“末端を、選択したプロモーターの3゛側または下流、約
1−約50ヌクレオチドの範囲に位置させることが望ましい。さらに、真核性発
現が想定されるとき、通常、ソマトスタチン受容体ポリペプチドを含有する転写
ユニット内に、適切なポリアデニル化部位を組み込むことが望ましい。通常、ポ
リアデニル化部位はタンパク質の約30−2,000ヌクレオチド下流で転写終
止側の前に位置させる。
従って、ある好ましい態様では、本発明のベクター内で、ソマトスタチン受容体
ポリペプチドをコードする配列は、有効なプロモーターに隣接し、その制御下に
位置する。ベクターは当業者に周知の原核性プロモーターを含有する、原核性宿
主細胞内での発現に適合させたベクター類であってよい。あるいは、ベクターは
当業者に良く知られた、真核性プロモーターを含有し、さらにカルボキシ末端ア
ミノ酸の3°に位置し、コードされているタンパク質の転写単位内にポリアデニ
ル化シグナルを有するベクターであってよい。
本発明はまた、配列表の配列番号1.3.5.7.9または11に記載のDNA
配列を含有する様々な組換え宿主細胞を提供する。宿主細胞の本質は、原核性ま
たは真核性のいずれであってもよい。いずれの場合でも、ソマトスタチン受容体
ポリペプチドをコードするDNAセグメントは特定の宿主細胞内で機能的な制御
シグナルをも有することが理解される。
好ましい実施態様には、組換え真核性細胞が含まれる。ヒトソマトスタチン受容
体ポリペプチドの生産が目的の場合、とりわけヒト組織から導かれた真核細胞系
が望ましい。
ソマトスタチン遺伝子およびポリペプチドの単離本発明はまた、組換えおよび非
組換え、両供給源からのソマトスタチン受容体ポリペプチドの単離法を提供する
。そのようなタンパク質は通常、配列番号2または4のいずれかの、アミノ酸番
号1−391に対応するアミノ酸配列、または配列番号6または8のいずれかの
、アミノ酸番号1−369に対応するアミノ酸配列を含有する。
しかしながら、本発明方法は、少なくとも配列番号10のアミノ酸1−418を
含有するソマトスタチン受容体ポリペプチドのヒト膵臓高細胞からの単離に奏功
することが証明された。同様に、本発明の方法を用いて、少なくとも、配列番号
12のアミノ酸1−428を含有する、マウスDNAからのソマトスタチン受容
体ポリペプチドが単離された。当業者には明らかなことであるが、これらのソマ
トスタチン受容体ポリペプチド群は、本明細書に詳細に記載したソマトスタチン
受容体1または2のいずれかとアミノ酸配列において異なるポリペプチドに対応
する。当業者にとって、同じ(明らかであり、本発明の技術背景において特に指
摘したように、少なくとも部分的に精製された様々なソマトスタチン受容体があ
る。既述のごとく、58kDaおよび27kDaの、少なくとも2つの主要なソ
マトスタチン受容体タンパク質が同定された。さらに、32kDaおよび42k
Daの特異的にラベルされたソマトスタチン受容体タンパク質も同定された。
同様に、既述のごとくζヒト胃細胞系から、9QkDaソマトスクチン受容体タ
ンパク質が、均質にまで、精製された。
このように、ソマトスタチン受容体活性を有する異なる分子量のポリペプチドが
本発明によって示された。さらに、本発明により入手可能となった様々なソマト
スタチン受容体における分子量の相違は、グリコリル化が様々であることに関連
するかもしれず、あるいはそのような相違は、おそら(ヒト、腸または特定の組
織に特有の、全体として異なるソマトスタチン受容体形を表しているのかもしれ
ない。即ち、先行文献に記載の様々な分子量の異なるソマトスタチン受容体ポリ
ペプチドは、ソマトスタチン受容体活性を有すると予測され、しかも実質上同様
のDNAまたはアミノ酸配列を有し得る。活性の相違は、実際、アミノ酸鎖自身
の一次構造の相違に起因するかもしれず、あるいは、任意の数の翻訳後修飾に起
因するかもしれない。しかしながら、分子量の相違をもたらすような翻訳後また
は修飾に関係な(、本発明で得た配列を表している場合、そのようなタンパク質
は、本発明に従って得ることができることを、当業者ならば理解するであろう。
当業者はそのようなタンパク質が組換えDNA分子中によりコードされている場
合、適当な宿主細胞および遺伝子的アプローチが得られれば、それを用いて直接
、ソマトスタチン受容体ポリペプチドを合成することができることを理解するで
あろう。
さらに、そのようなポリペプチドはある実施態様で用いる抗体を調製するために
用い得る。そのような抗体は、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体のいず
れであっても良く、いずれの場合でも、本発明のポリペプチドのいずれかと免疫
学的に反応し得る抗体を表す。そのような抗体が一度調製されれば、その抗体を
、発現ライブラリーと一緒に用い、ソマトスタチン受容体様ファミリーポリペプ
チドの他のメンバーのスクリーニングを行うことができる。
ソマトスタチンポリペプチドの発現
従って、本発明は、組換えソマトスタチン受容体ポリペプチドを製造する方法を
提供する。この方法は、組換えソマトスタチン受容体ポリペプチドを発現するこ
とができる組換え宿主細胞の使用を含む。さらに、本発明の組換えソマトスタチ
ン受容体ポリペプチドを製造する方法は、ポリペプチドの発現に適した条件下で
宿生細胞を培養することを含む。最後に、特許請求にかかる製造法は、このよう
;こして発現されたポリペプチドを収集することをも含む。
本発明方法は、特に、配列番号2.4.6.8.10、または12のいずれかに
明示されたポリペプチドのいずれかに対応するポリペプチドを得る場合に適用す
ることができる。しかしながら、本発明方法は、上記のいずれかに記載のポリペ
プチドと実質上類似のポリペプチド、およびそのようなポリペプチドをコードす
る遺伝子の単離をも意図する。特定の態様において、該方法は、通常、ソマトス
タチン受容体ポリペプチドを発現し得る細胞の選択、とりわけ、チャイニーズハ
ムスター卵巣細胞におけるそのような細胞の選択を含む。しかしながら、本発明
方法には、酵母細胞、ヒト細胞系、および当業者に既知の他の細胞系などの様々
な細胞を用いることができる。勿論、本発明方法は、通常、そのような細胞を、
ソマトスタチン受容体ポリペプチドが実質的な量、産生されるよう、培養するこ
とを含む。
次いで、ある種の一般的な態様として、本発明は、組換えソマトスタチン受容体
ポリペプチドの製造方法を提供する。まず、本発明の方法および組成物を用いて
ポリペプチドを発現することができる、組換え宿主細胞細胞を製造する。次いで
、宿主細胞をポリペプチドの発現に適した条件下で培養する。最後に、本発明の
方法および組成物を用いて組換えポリペプチドを回収する。
組換えソマトスタチン受容体ポリペプチドを用いるアッセイこれらの方法によっ
て発現された組換えソマトスタチン受容体ポリペプチドは様々なスクリーニング
アッセイに用いられる。例えば、本発明の方法および組成物を用い、ソマトスタ
チン受容体のアゴニストまたはアンタゴニストなどの候補物質を試験するための
スクリーニングアッセイが導かれる。候補物質は、ソマトスタチン受容体ポリペ
プチドと相互作用するか、あるいは、結合または他の分子内相互作用により、ソ
マトスタチン受容体ポリペプチドを調節する物質である。
ある場合には、そのような候補物質は、受容体のアゴニストであり、他の場合に
は、受容体ポリペプチドと相互作用してアゴニスト的に寄与する。他の場合には
、そのような物質は、アゴニスト的およびアンタゴニスト的な性質を併有してい
るか、他の方法でソマトスタチン受容体を調節し得る。
本発明のスクリーニングアッセイには、通常、受容体の機能を阻害するか、さも
なくば修飾する候補物質のスクリーニングのような、受容体の活性に影響する候
補物質の能力の測定が含まれる。一般に、この方法は、受容体ポリペプチドを組
換え的に製造し、候補物質の酵素機能に影響する能力を測定するために、該組換
えポリペプチドを該物質を用いて試験することを含む。本発明の好ましい実施態
様は、ヒト受容体の酵素活性に影響する物質であり、ヒト内で用いるために適し
た物質を同定するために、候補物質をスクリーニングすることに関する。
候補物質を同定するための典型的なスクリーニングアッセイでは、受容体ポリペ
プチドを得るための出発起源として、通常粗ホモジネートの形に調製された、同
じ組換え発現宿主を用いることが望ましいであろう。受容体を発現している組換
え細胞を、例えば本明細書に記載された、望ましいバッファーで洗浄し、ホモジ
ナイズする。典型的なアッセイでは、細胞ホモジネートから得たある量のタンパ
ク質を、少量の適当なpHの適当なバッファー中に入れる。アゴニストまたはア
ンタゴニストのような候補物質を、その混合物に好都合な濃度、加え、候補物質
と受容体ポリペプチドとの相互反応を監視する。
受容体のための基質として適当な既知物質を用いる場合、前記の方法で、組換え
的に製造された受容体の基準活性を得る。次いで、受容体機能の抑制物質または
改変物質を試験するために、受容体に対する作用を試験すべき候補物質を混合物
に加える。次いで、候補物質の存在又は非存在下で行った反応を比較することに
より、受容体の正常な機能に対する候補物質の効果に関する情報を得ることがで
きる。
従って、本発明はまた、当業者に、ソマトスタチン受容体ポリペプチドの作用を
改変する能力を有する候補物質を同定するための、1またはそれ以上の方法から
なる方法論を提供する。
1つの態様では、そのようなアッセイはソマトスタチンの望ましい性質を有する
が、インシュリンまたはグルカゴン放出阻害作用のようなソマトスタチンの望ま
しくない性質を持たない、あるいはその逆の性質を有する候補物質を区別するこ
とができるように設計されていてよい。他の態様では、ソマトスタチン受容体の
アゴニストまたはアンタゴニストのような被験候補物質のスクリーニングアッセ
イは、1またはそれ以上のソマトスタチン受容体ポリペプチドと相互作用する選
択的な能力を有するが、該ポリペプチドは、本発明で同定された他のソマトスタ
チン受容体ポリペプチドと、実質上、重なる(オーバーラツプする)活性を持た
ない候補物質の同定に用いられる。
さらに、候補物質の試験のためのスクリーニングアッセイは、ソマトスタチンと
受容体との構造活性相関関係の調査を可能にするものであり得る。それは、例え
ば、受容体と相互作用し得るかそれを調節し得る、天然に存在するホルモンまた
は他の物質の結合の研究対そのような分子の受容体への結合によって引き起こさ
れる活性の研究である。ある態様では、候補物質または他の分子とソマトスタチ
ン受容体ポリペプチドとの相互作用を評価する手段として、X−線結晶学的研究
を行うために、本発明のポリペプチドを結晶化することができる。例えば、本発
明の精製組換えポリペプチドを適当な形で結晶化すると、X−線結晶学による分
子内相互作用の検出が可能になるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、ヒト5STRIおよび2のアミノ酸配列の比較である。アミノ酸はそれ
らの1文字省略形で示されている。アステリスク(※)は、同一アミノ酸である
ことを、棒(−)は、化学的に類似残基であることを表す。このアラインメント
をクローンで表わすために、ギャップを導入した。7つの推定の膜貫通領域(M
l−M7)が示されている。G−タンパク質−結合受容体スーパーファミリーに
保存されているアミノ酸残基をボールド文字で示した。
図2は[[l12!]ヨード−Tyr”]−7マトスタチンー14の、5STR
Iおよび5STR2を発現しているCHO細胞への結合を示す。A:ヒト5ST
R1によってトランスフェクトされた細胞:B:マウス5STR2によってトラ
ンスフェクトされた細胞。データ(2回の測定の平均値)は、阻害物質の不在下
で結合した放射性標識リガンドに関する計算値(対照結合、パネルAについては
1425cpm、パネルBについては2080cpm)に関して規格化され、非
特異的結合(1μMソマトスタチンー14の存在下、結合した放射性標識、両方
の場合に225cpm)に関して補正した。それぞれ、1μMソマトスタチンー
14の存在下での結合阻害。曲線は結合部位の単一集団とのりガント相互作用に
関してモデル化されている。
図3はヒトおよびマウスのゲノムDNAのサザーンプロット分析の結果を示す。
材料および方法の項に記載のごとく、ヒトおよびマウスのゲノムDNAl0μg
をEcoRIで消化し、1%アガロースゲルで電気泳動し、ニトロセルロースフ
ィルターにプロットし、s!P−標識ヒト5STRIプローブとノゾブリダイズ
させた。ヒトおよびマウスの5STRIおよび2遺伝子を含有するEcoRI断
片は矢印で示されている。
図4はヒト組織内の5STRIおよびSSTR2mRNAのノーザンプロット分
析の結果を示す。全RNA20μgをグリオキザールで変性し、1%アガロース
ゲルで電気泳動し、ナイロンメンプランにプロットし、32p−標識ヒト5ST
R1(A)またはヒト5STR2(B)プローブとハイブリダイズさせた。
好ましい実施態様の説明
以下に詳細に説明するように、本発明の組成物および方法は、受容体分子の正確
な配列の起源に無関係に、一般的にソマトスタチン受容体に適用可能である。
従って、以下に使用し説明する多くの一般的に適用可能な技術がある。さらに、
ヒトおよびマウス起源の、幾つかの特殊なソマトスタチン受容体ポリペプチドへ
の、該一般的方法の適用可能性を例示する。
宿主細胞培養およびベクター類
勿論、まず、DNA配列のクローニングおよび本発明に有用なベクターの構築に
は、一般に、原核性宿主が好ましい。例えば、E、 coliK 12株は特に
有用である。使用可能な他の微生物株には、例えば、E、 coliBおよびE
、 coliXl 776 (ATCCNo、31537)がある。勿論、これ
らの例は、制限を意図するものでなく、例示に過ぎない。
発現にも原核性細胞が使用できる。上記の株、並びにE、 coliK3110
(F−、ラムダ、栄養要求性、ATCCNo、273325) 、例えば、B
acillus 5ubtilusのようなパンラス、または5ali+one
lla typhimuriumまたは5erratus marcesans
のような他の腸内細菌、あるいは様々なp 5eudosonasが使用できる
。
通常、宿主細胞に適合する種から導かれたレプリコンおよび制御配列を有するプ
ラスミドベクターを、これらの宿主細胞と一緒に用いることが好ましい。ベクタ
ーは普通、複製部位、並びに形質転換された細胞内で表現型選択を可能にするマ
ーキング配列を与える。例えば、E、 co]iは、一般に、E、 coli種
から導かれたpBR322[ポリバーら(Boliver et al、 )
1977]を用いて形質転換される。pBR,322はアンビンリンおよびテト
ラサイクリン耐性のための遺伝子を有し、従って、形質転換された細胞を容易に
同定する方法を提供する。pBRプラスミドまたは他の微生物プラスミドまたは
ファージは、それ自身のタンパク質の発現のために微生物機構が用いるプロモー
ターを有するか、有するように改変されねばならない。
組換えDNA構築に最も普通に用いられるプロモーターには、β−ラクタマーゼ
(ベニシリナーゼ)およびラクトースプロモーターシステム[チャンら(Cha
ng et al、 ) 1978;イタクラら(Itakura et al
、 ) 1977;ゲラデルら(Goeddelet at、) 1979;
Goeddel et al、、 19801およびトリプトファン(TRP)
プロモーター/ステム[EPOAPPI、 Publ、 No、 003677
6: シーベンリスト(Siebwenlist et al、 ) 1980
1が含まれる。これらは最も普通に用いられるが、他の微生物プロモーターも発
見され、用いられ、その詳細なヌクレオチド配列は公開されており、当業者はそ
れらをプラスミドベクターと機能的に連結(ligate)することができる(
Siebwenlist et al、、 1980)。
原核性微生物に加えて、酵母培養のような真核性微生物も用いることができる。
真核性微生物のうち、Saccharomyces cerevisiaseま
たは普通のパン酵母が最も一般的に用いられるが、多くの他の株も普通に用いる
ことができる。5accharo■yces内での発現のためには、例えば、プ
ラスミド’に’Rp7が一般に用いられるしメンコムら(Stinchcomb
et al、 ) 1979;キンゲスマンら(Kingsman et a
l、) 1979:チェンバーら(Tsche+aper et al、) 1
9801 oこのプラスミドは、トリプトファン中で成長する能力を欠く酵母の
突然変異体株、例えば、ATCCNo、44076またはREP4−1、に選択
マーカーを与える廿p1遺伝子を既に含有している(Jones、 1.977
)。酵母宿主細胞ゲノムの特徴としてのtrpl損傷の存在は、トリプトファン
の不在下に増殖することによって形質転換体を検出する有効な環境を提供する。
酵母ベクター内の適当な促進配列(promoting 5equence)に
は、3−ホスホグリセラードキナーゼ[ヒララマンら(Bitzman et
al、) 1980] 、または例えば、エノラーゼ、グリセルアルデヒド−3
−リン酸デヒドロゲナーゼ、ヘキソキナーゼ、ピルベートデカルボキシラーゼ、
ホスホフルクトキナーゼ、グルコース−6−リン酸イソメラーゼ、3−ホスホグ
リセラードムターゼ、ピルベートキナーゼ、トリオースリン酸イソメラーゼ、ホ
スホグルコースイソメラーゼ、グルコキナーゼ等の他の解糖酵素類[ヘスら(I
less et ai、) 1968;ホランドら(Holland etal
、) 1978]のためのプロモーターが含まれる。適当な発現ベクターの構築
には、mRNAのポリアデニル化と停止のために、発現ベクター内の、発現が望
まれる配列の3゛側にこれらの遺伝子を伴う終止配列を連結する。増殖条件によ
って転写がコントロールされるという利点を有する他のプロモーター類は、アル
コールデヒドロゲナーゼ2、イソチトクロームC1酸ホスフアターゼ、窒素代謝
に関連した分解酵素、および上記の、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロ
ゲナーゼ、およびマルトースおよびガラクトースの利用に関連する酵素類のプロ
モーター領域である。酵母に適用可能なプロモーター、複製起点、および終止配
列を含有する任意のプラスミドが好ましい。
微生物に加えて、多細胞生物からの細胞の培養物も宿主として用いられる。基本
的には、を推動物または無を推動物のいずれでも、そのような細胞培養は有用で
ある。しかしながら、を推動物細胞に興味があり、培養(組織培養)によるを推
動物細胞の増殖は、最近では日常的な工程となっている[クルス(Kruse)
およびペーダーリン(Peterson) 1973]。そのような有用な宿主
細胞系の例として、AtT−20、VEROおよびHeLa細胞、チャイニーズ
ハムスター卵巣(CHO)細胞系、およびW2B5、BHK、C08M6、CO
3−7,293、およびMDCK細胞系を挙げることができる。そのような細胞
のための発現ベクターは通常、任意の必要なリポソーム結合部位、RNAスプラ
イス部位、ポリアデニル化部位、および転写終止配列と共に、(所望により)複
製起点、発現されるべき遺伝子の前に位置するプロモーターを含有する。
哺乳類細胞内での使用のための発現ベクターのコントロール機能は、しばしばウ
ィルス性物質によって提供される。例えば、通常用いられるプロモーターはポリ
オーマ、アデノウィルス2、サイトメガロウィルス、そして最も頻繁には、シミ
アンウィルス40 (SV40)から導かれる。SV40ウィルスの早期および
後期プロモーター類は、SV40ウィルス複製起点をも含有する断片としてウィ
ルスから容易に手に入るので、特に有用である[ファイヤースら(Fiers
et al、 )1978コ。SV40のHindIII部位からウィルス複製
起点のBg11部位に至る約250bpの配列を含有する限り、より小さいか大
きい、SV40断片も用いられる。さらに、通常、所望の遺伝子配列を伴ってい
るプロモーターまたはコントロール配列も、該コントロール配列が宿主細胞系に
適合する限り、その使用は可能であり、しばしば望ましい。
複製起点はSV40または他のウィルス起源(例、ポリオーマ、アデノ、■SV
、BPV、CMV)から導かれる外因性起点をベクターの構築により提供するか
、または宿主細胞染色体複製機構から提供される。ベクターが宿主細胞の染色体
に組み込まれる場合、しばしば後者で十分である。
p CM V真核発現ベクター
pcM■プラスミドは本発明における特殊な用途を持つ一連の哺乳類発現ベクタ
ーである。このベクターは実質的に全ての培養細胞における使用のために設計さ
れたものであり、SV40で形質転換されたサルCO5細胞系では極めてよ(作
用する。pcMVl、2.3および5ベクターは各プラスミド中で前記ポリリン
カー領域におけるある種の独特な制限部位について互いに相違する。pCMv4
ベクターはこれら4種のプラスミドとはポリリンカーより前の配列中に翻訳エン
ハンサ−を含む点で相違する。これらは一連のpcMV1〜5のベクターから直
接誘導されたものではないが、機能的に類似なpCMV6bおよびCベクターは
カリフォルニア州エマリービルのチロン社から購入でき、ポリリンカー領域の向
きが互いに逆である点を除いて同一である。
pCMVプラスミドの共通な成分は次の通りである。ベクターのバックボーンは
pTZ18R(ファルマンア社)であり、単一鎖DNA産生のためのバクテリオ
ファージf1複製起点およびアンピンリン耐性遺伝子を含む。CMV領域は強力
な促進制御領域であるヒトのサイトメガロウィルス(Towne株)のメジャー
即時型初期遺伝子(Thomsenなど、1984;Boshartなど、19
85)の−760から+3までのヌクレオチドからなる。ポリリンカー領域はア
プライド・ピオンステム社の機器でも合成しうる。ヒト生長ホルモン断片(hG
H)はこの遺伝子(Seeburg、1982)の配列1533から2157ま
でが示す転写停止およびポリアデニル化シグナルを含む。この断片にはAlu中
間反復DNA配列がある。最後に、SV40複製起点およびpcD−Xプラスミ
ド(BindllからPstlまでの断片)から誘導される早期型領域プロモー
ター−エンハンサ−は(Okayamaなど、1983)に記載がある。この断
片におけるプロモーターは転写がCMV/hGH発現カセットから遠ざかる向き
に進行するような方向に向いている。
pcMvプラスミドは制限酵素部位がポリリンカー内で独特であることおよび翻
訳エンハンサ−の存在または不在により互いに区別される。出発pCMV1プラ
スミドは進行的に修飾されてポリリンカー中の部位数の増加で独特となった。
pCMV2を創るために、pcMVlの2個のEcoR1部位の1個を破壊した
。
pCM〜′3を創るために、pcMVlを5V40fJ域から短いセグメント(
StulからEcoRI)を除去してポリリンカー中のPstl、5allおよ
びBamH1部位が独特になった。p CM V 4を創るため、mRNAの5
°−非翻訳領域に対応するDNAの合成断片を〜’MVプロモーターから転写し
た。配列は蛋白質合成における開始因子のための要件を減少させることによって
翻訳エンハンサーとしての役をする(Joblingなど、1987 ;Bro
wn ingなど、1988) 。pCMV5を創ルタメ、pcMVlの5V4
0起源領域からDNAのセグメント(HpalからEcoRI)を除去して出発
ポリリンカー中のすべての部位を独特にした。
pCMVベクターはサルのCO5細胞、マウスのL細胞、CHO細胞およびHe
La細胞で用いられた。数種の互いの比較において、それらはCO8細胞ではS
V40を背景とするベクターよりも5倍から10倍高い発現水準を与えた。pC
M〜7ベクターはLDL受容体、核因子1、G、α蛋白質、蛋白質ホスファター
ゼ、ンナブトフィンン、ンナブンン、インツユリン受容体、流感へマグルチニン
、アンドロゲン受容体、ステロール26−ヒドロキシレース、ステロイド17−
および21−ヒドロキシレース、チトウロームP−450オキシドレダクテース
、ベーター交感神経作用性受容体、葉酸受容体、コレステロール側鎖分解酵素、
および他のcDNA類の宿主を発現するために用いられた。これらのプラスミド
内のSV40プロモーターは優性に選択可能なマーカーのような他の遺伝子を発
現するためにも用いることができることは注目すべきである。最後に、Hind
llとPstlの部位の間にあるポリリンカー内には偽翻訳開始を起こすATG
配列がある。このコドンは発現プラスミドでは可能であれば避けるべきである。
親のpCMVlおよびpCMV4ベクターの構造および使用を記載した報告が出
版されている(Anderssonなど、1989b)。
核酸バイブリド化の態様
前記のように、ある側面では、本発明が提供するDNA配列情報は選ばれたソマ
トスタチン受容体遺伝子の遺伝子配列と特異的にバイブリド化する能力を持つ相
対的に短いDNA(またはRNA)配列を産生させる。これらの側面で、たとえ
ば配列番号1.3.5.7.9または11に示す配列のような、適当な長さの核
酸プローブは選択されたソマトスタチン受容体配列の考慮に基づいて製造される
。そのような核酸プローブをソマトスタチン受容体遺伝子配列に特異的にハイブ
リド化する能力は種々の態様において特定的な用途を与える。最重要には、与え
られた標品内の相補的配列の存在を検出するための種々の検定法にプローブを用
いることができる。しかし、突然変異体積プライマーの製造のための配列情報の
使用または他の遺伝子的構築物生産における使用のためのプライマーを含む、ど
ちらの使用も想到できる。
本発明によるある利益を得るために、バイブリド化研究または検定のために用い
る好適な核酸配列は、配列番号1.3.5.7.9または11のようなソマトス
タチン受容体配列の少な(とも14から40位のヌクレオチド鎮に相補的である
配列を含む。長さが少なくとも14ヌクレオチドというサイズは断片が安定で選
択的な二重らせん分子を形成するに十分な長さであろうことを確実にするのに役
立つ。長さが14塩基より大きい鎖への相補的配列を持つ分子は一般に好適であ
り、ハイブリッドの安定性および選択性を増すために、および得られる)−イブ
リッド分子の品質と程度を改善するために、より長い/%イブリド化分子を用い
つる。所望の場合、14から20ヌクレオチドまたはさらに長い遺伝子−相補的
鎖を持つ核酸分子を設計するのが一般に好まれる。そのような断片は、例えば、
直接化学的手段により、ここに参考として引用する米国特許第4603102号
のPCR技術のような核酸再生産技術の応用により、または組換え生産のために
選択した配列を組換えベクターへの導入により容易に製造しうる。
それ故、本発明のヌクレオチド配列は遺伝子の相補的鎖と二重らせん分子を選択
的に形成するその能力のために用いつる。想到した応用に従い、標的配列のため
のプローブの種々の程度の選択性を達成するため、種々のハイブリッド化条件の
採用が望ましい。高度の選択性を要する応用のためには、ハイブリッドを形成す
るために、一般に相対的に厳密な条件を採用することが望ましい。例えば、50
℃〜70℃で0.02M〜0.15M−NaC1によって得られるような相対的
に低塩および/または高温度条件、を選択するであろう。これらの条件は殊に選
択的であり、プローブと鋳型または目的鎖との間のミスマツチは、あっても僅か
しか許さない。
勿論、ある種の応用のためには、例えば、背景となる鋳型にバイブリド化した突
然変異体プライマー鎖を用いて突然変異体を生産することを望む時、または関連
物、官能均等物のようなものの配列をコードするソマトスタチン受容体を分離し
ようとする時には、ヘテロ二重らせんの形成を許すために厳密さがより少ないバ
イブリド化条件が典型的に必要とされるであろう。この場合には、20℃から5
5℃の範囲の温度で0.15M〜0,9M塩のような条件を採用することを望み
つる。その際、交差−ハイブリッド物は対照バイブリド化に対して陽性にバイブ
リド化したノブナルとして容易に特定することができる。どの場合も、高温と同
様にしてハイブリッド二重らせんを不安定化するために役立つホルムアミドの量
を増加して添加することにより、条件はさらに厳密にすることができることは一
般的に認識されている。かくして、バイブリド化条件は容易に再現され、一般に
は所望する結果に依存して選べる方法になるであろう。
ある種の態様において、本発明の核酸配列をバイブリド化を測定する標識のよう
な適当な手段と組合わせて採用することが有利であろう。検出しつるシグナルを
与えることのできる放射性、酵素的またはアビジン/ビオチンのような他のリガ
ンドを含む広範な種類の適当な標識手段が当業界で知られている。好適な態様に
おいては、放射能または他の環境的に望ましくない試薬の代わりにウレアーゼ、
アルカリホスファダーゼまたはパーオキシダーゼのような酵素タグを採用するこ
とを望むようである。酵素タグの場合、相補的核酸含有標品との特定のハイブリ
ッド化を特定するヒトの眼または分光光学的に可視である方法を与えるために採
用できる熱量測定されるインディケータ−基質が公知である。
一般に、ここに記載するハイブリッド化プローブは液相および固相を用いるハイ
ブリッド化の両態様における試薬として有用であることが想到される。固相を含
む態様では、被検DNA (またはRNA)は選択されたマトリックスまたは表
面に吸着か、でなければ結合される。この結合した単一鎖核酸に次に選択したブ
ローブで所望の条件下に特定のハイブリッド化を行う。選択した条件は必要な特
定の限定(例えば、G十C含量、標的核酸の型、核酸の起源、バイブリド化プロ
ーブのサイズなどに依存する)に基づく特定の環境に依存するであろう。非特異
的に結合したプローブ分子を除くためにハイブリッド化表面を洗浄後、ラベルを
用いて特異的ハイブリッド化を検出するか、または定量する。
生物学的機能が均等なアミノ酸残基
前記の通り、所望の場合にはソマトスタチン受容体ポリペプチドの構造に修飾お
よび変化を加えて、同様なまたはそうでなくてもさらに望ましい性質を持つ分子
を得ることができる。そのような変化は野生型分離体に存在しうるかまたは以下
に記載するような部位特異的突然変異誘発を用いて合成的に導入しつる。
例えば、蛋白質構造におけるある種のアミノ酸残基を、抗体の抗原結合領域のよ
うな構造(または、たとえば、基質分子の結合部位)の反応性結合能に認めつる
減少なしに他のアミノ酸残基に置換しうる。蛋白質の生物学的機能の活性を決定
するのは反応性結合能および蛋白質の性質であるから、蛋白質配列(または、も
ちろん、その背景となるDNAコード配列)にある種のアミノ酸配列置換をして
も、同様なまたは対抗する性質(たとえば、アンタゴニスト対アゴニスト)を持
つ蛋白質を得ることさえできる。発明者は種々の変化をペプチドの配列(または
背景となるDNA)にもたらしうると考えている。
蛋白質における生物学的反応性機能を与えることについてのアミノ酸残基の親水
性係数の重要性は、ここに参考のために引用するKyteなと(1982)また
はHoppの米国特許第4554101に、ある種のアミノ酸残基は同様な親水
性係数またはスコアを持つ他種アミノ酸残基と同様な生物学的活性を保持しつつ
置換しうることを発見したと一般的に論述されている。次表に示すのは、アミノ
酸残基に与えられた親水性と電荷の性質に基づ(アミノ酸残基の親水性係数であ
る。アミノ酸残基の相対的な親水性の性質が、得られる蛋白質の第二次構造を決
定し、それによって蛋白質と基質分子との相互作用を決定すると信じられている
。
アミノ酸残基 親水性係数 アミノ酸残基 親水性係数イソロイノン 45 セ
リン −0.8バリン 4.2 チロノン −1,3
0インン 3.8 プロリン −1,6・フェニルアラニン 28 ヒスチジン
−3.2ンステイン/ンスチン 25 グルタミン酸 −3,5メチオニン
1.9 グルタミン −3,57ラニン 1.8 アスパラギン酸 −3,5グ
リノン −04アスパラギン −3.5スレオニン −0,7リジン −39
トリプトフアン −09アルギニン −45アミノ酸残基の親水性係数が基礎と
なるアミノ酸残基の値と±2、より好ましくは±1以内にある時には、この変化
は同様な、また多分改良された機能的活性を持つ蛋白質を与えることが提案され
ている。それで、例えば、親水性係数+4゜5を持つイソロイシン残基はバリン
残基(+4. 2)またはロイシン残基(+3゜8)に置き換えても、同様な生
物学的活性を持つ蛋白質を得ることができると提案されている。また、このスケ
ールの逆の末端ではりジン残基(−3,9)はアルギニン残基(−4,5)など
に置き換えることができると提案されている。
従って、これらのアミノ酸残基置換は一般にはR基置換基の相対的な近似性、例
えば大きさ、親電子的性質、電荷などの側面に基づいている。一般に、前記種々
の性質を考慮に入れた置換例は次のものを含む:Aha Gly;Ser Il
e Leu;ValArg Lys Leu Ile;ValAsn Gln;
H4s Lys ArgAsp Glu Met Met:Leu:TryCy
s Ser Ser Thr
Gln Asn Thr 5er
Glu Asp Trp Tyr
Gly Aha Tyr Trp;PheHis Asn;Gln Val l
ie;Leu部位特異的突然変異誘発は背景であるDNAの特異的な突然変異誘
発によってその配列から誘導された第二世代蛋白質または生物学的機能的に均等
な蛋白質またはペプチドの製造に有用な技術である。前記のように、この変化は
アミノ酸残基置換を望む時には好ましいであろう。この技術はさらに、例えば、
前記考慮の1つまたはそれ以上を導入してDNAにヌクレオチド1個またはそれ
以上の配列変化を導入することによって、配列変種を製造し、試験する容易な能
力を提供する。部位特異的突然変異誘発は、所望の突然変異ならびに十分な数の
隣接ヌクレオチドのDNA配列をコードする特異的オリゴヌクレオチド配列を用
いることにより、欠失連結部の両側を横断する安定な二重らせんを形成するため
に十分な大きさと配列のプライマー配列を与え、突然変異体の製造を可能にする
。典型的には、長さ約17から25ヌクレオチドであって、変えるべき配列の連
結部の両側的5から10残基を有するプライマーが好適である。
一般に、部位特異的突然変異誘発は当業者によ(公知であり、例として、Ade
Imanなど(1983)を挙げられる。認識されるように、この技術は典型
的には一重鎖および二重鎖型の両方で存在するファージベクターを採用する。部
位特異的突然変異誘発に有用な典型的なベクターはM13ファージ(Messi
ngなど、1981)のようなベクターを含む。これらのファージは商業的に容
易に入手可能で、使用法は当業者には一般的に公知である。
一般に、本文の部位特異的突然変異誘発で、第一にその配列内に選択したソマト
スタチン受容体ポリペプチド配列の全部または一部をコードするDNA配列を含
む一重鎖ベクターを製造する。所望の突然変異配列を持つオリゴヌクレオチドブ
ライマーを一般的には合成的、例えば、Creaなと(1978)の方法、によ
り製造する。このプライマーを次に一重鎖ベクターにアニールして大腸菌ポリメ
ラーゼIのKlenow断片のようなりNA重合酵素を作用させて突然変異を保
持した鎖の合成を完了する。それで、一方の鎮が元の非突然変異配列をコードし
、第二の鎮が所期の突然変異を持つヘテロ二重鎖を形成する。このヘテロニ重鎮
ベクターを用いて次に大腸菌細胞のような適当な細胞を形質転換し、突然変異が
誘発された配列を持つ組換えベクターを含むクローンを選択する。
スクリーニング検定法
本発明の重要な側面の一つは受容体の機能を阻害またはそうでなければ修飾また
は変更しうる物質を特定するためのスクリーニング検定法における組換え的に製
造したソマトスタチン受容体ポリペプチドの使用である。組換え的に製造した受
容体の使用は天然起源の受容体は極少量しか存在せず、精製が困難であることが
証明されているので殊にに有益である。さらに、これはヒトの受容体、殊に今ま
でにはなかったヒト膵臓の小島受容体、の入手を容易にした。本発明者はヒト受
容体ポリペプチド配列はマウスのような他種から得た受容体とは僅かに異なり、
その上、種々のソマトスタチン受容体ポリペプチド(SSTRI〜3)が互いに
相違することを発見した。この重要性は極めて明瞭である。それが、たとえば、
ヒトの酵素を阻害を機能する、化合物をめて探す時、スクリーニング検定法には
ヒトの受容体ポリペプチドを用いるべきであり、殊に、問題のヒトに特異的な5
STRを用いることが望まれるからである。
本発明のスクリーニング検定法は、好適な態様では、それが生産された組換え宿
主から直接に得た受容体ポリペプチドを採用することが有利である。これは最も
好ましくは単に選択したポリペプチドを組換え宿主、典型的には真核宿主、内に
発現させ、続いて酵素を含む粗製ホモジエネートを製造して達成される。粗製ホ
モジェ不一トの一部を次に受容体の適当なエフェクター、たとえば、ソマトスタ
チン、オクトレオチド、など(たとえば、ここに参考のために特に引用するLa
mbertSなど、ソマトスタチンおよびその類似体の癌の診断および処置にお
ける役割、Endoc r 1ne−Rev i ews112 (4): 4
50〜482、参照)を検定すべき候補物質と共に混合する。候補物質の存在下
または不在下での選択したエフェクターの結合を比較して、候補物質の結合性能
に関する情報を得ることができる。
本発明のスクリーニング検定法は殆どソマトスタチンの望ましい側面を模倣しつ
つ、このホルモンの望ましくない側面を排除しながら有用な試薬を特定するため
に設計されるであろうから、好適な検定は通常のエフェクターとしてソマトスタ
チンを採用するであろう。
本発明の受容体ポリペプチドへの候補物質の効果を測定するために採用される広
範な態様があり、本発明は、その方法のどの一つにも限定されないと信じる。
しかし、結合されるべき受容体ポリペプチドの性能を測定できる系を採用し、ま
た、特定物質に採用するエフェクターにより修飾することは、一般に好ましいで
あろう。採用し得る一方法では、得られるエフェクター/受容体錯体において定
量的に保持されるように標識された標識エフェクターを用いる。有利な方策には
+1S1. +4(,3Hのような放射能標識であって、エフェクターおよび得
られる錯体の双方で直接定量しうる。
好適な検定において、蛋白質、エフェクターおよび候補物質を含む混合物を所定
の時間インキュベートし、得られたインキュベート混合物を混合物中に残存する
非結合エフェクターを生成したエフェクター/受容体錯体から分離するための分
離法にかける。次に、各々、たとえば候補化合物を添加しなかった対照に対して
、各々の量を単純に測定する。速度データをめる時はこの測定を種々な時点で行
う。これから、受容体の機能を変化または修飾する候補物質の性能を測定しうる
。
エフェクター/受容体錯体からエフェクターを分離するために採用することので
きる多数の技術が公知であり、そのような方法は、すべて本発明の範囲内に含ま
れるものである。薄層クロマトグラフィー法(TLC) 、HPLC,分光光学
術、ガスクロマトグラフィー/質量分析術またはNMR分析の使用。この技術は
どれもエフェクターと錯体とを分別できる限り、そして基質および生成物を特定
または定量することによるような酵素機能の測定に用いることができる限り、採
用できると認識される。
エフェクター/受容体錯体それ自身も、X線結晶解析のような技術の対象である
。候補物質が医薬の作用機序としてエフェクター分子と置き替わるとき、置き替
えおよびその受容体への効果を観察するために設計された研究は殊に有益となろ
う。
実施例
実施例は本発明の好適な繋様を例示するために記載する。下記実施例のある種の
側面は本発明の実施においてよく作動するように本発明者によって発見または意
図された技術および操作について記載される。これらの実施例は発明者の標準的
な実験室的慣例を使用して例示する。本開示および当業者の一般的水準に照らし
、以下の実施例が説明のみを意図したものであり、本発明の本質と範囲から逸脱
することなしに無数の変化、修飾および改変を採用できることを当業者は認識方
法をSambrookなど(1989)に記載され、および前に報告された(F
ukumotoなど、1988)ように実施した。ヒト膵臓小島をASM消化お
よびFico11精製により、無菌的製造法を用い、−管当り20000小島づ
つを凍結し、−70℃(この物質はl5let”r’ransplantati
on−Laboratory、ワシントン大学医学部、セントルイス、MO63
110から最も容易に入手しつる)に維持した。チオシアン酸グアニジニウム/
CsC1法(Sambrookなど、1989)を用いてRNAを分離した。
DNA配列決定は適当なりNA断片をM13mpl 8または19にサブクロー
ニング後にジデオキシヌクレオチド鎮終結法(Sangerなど、1980)に
より、行った。開鎖とも配列決定した。
全ヒト膵臓小島RNA10μgをオリゴ(dT)プライマーおよびAMV−逆転
写酵素(Molecular−Biological ・Re5ources社
、タンパ、FL)とを用いて逆転写した。G蛋白質と共役する受容体に関する配
列をPCRとLibertなど、1989に記載の変性オリゴヌクレオチドブラ
イマーとを用いて増幅した。PCR生成物を1%低低融湿温アガロースゲル上で
分離し、400塩基対と500塩基対の間のDNA断片をアガロースから溶出し
、M13mp18に連結し、配列決定した。hGPR81と命名した新規G蛋白
質共役受容体をコードするPCR生成物をニックトランスレーションにより32
Pで標識し、これをヒトゲノムライブラリー(Lawnなど、1978)を検索
するために用いてこの新種の7−貫膜ファミリーの受容体をコードする遺伝子を
分離した。標準的バイブリド化条件[42℃:16時間、50%ホルムアミド、
5xSSC12×デンハート溶液、20mM−燐酸ナトリウム緩衝液、pH6,
5,0,1%ドデンル硫酸ナトリウム、100μg/ml超音波照射および変性
鮭精巣DNAおよび10%硫酸デキストラン(Kayanoなど、1988)コ
を用い、濾過体をオートラジオグラフィーの前に50℃でO,lX5SCおよび
0゜1%SDS中で洗浄した。マウスの5STRIおよびヒトおよびマウスの5
STR2遺伝子をヒトおよびマウスのゲノムライブラリー(Stratagen
e社、ラホヤ、CA)から前記のハイブリッド化によって分離した。
発現技術
ヒト5STRI遺伝子の1. 5 P s t I/Xmn I断片およびマウ
ス5STR2遺伝子の1.2kb−Xbal断片をそれぞれ哺乳類発現ベクター
p CMV 6bおよび5c (Ch i ron社、エマエリ−ビル、CA、
のB、Chapman博士の提供)に導入した。得られた構築物をp S V
2 n e oとともにジヒドロ葉酸還元酵素欠損チャイニーズハムスター卵巣
(CHO)細胞系、DG44にリポフエクチン試薬(GIBCO・BRL、ガイ
ザースバーグ、MD)を用いて共(コ)トランスフェクトした。安定なトランス
フェクトントを選び、G418400ug/m]を含むa−MEM (GIBC
O−BRL)中に保持した。各細胞系を6穴の直径35mrn板に37℃で密集
成長させた。細胞を10mM−HEPES。
5mM KHzPO4,5mM−MgC]、、150mM−NaC]および1%
(W/V)ウシ血清アルブミン(全てpH7,4)を含む緩衝液で洗浄し、同じ
緩衝液中、22℃に30分間22℃で安定化した。細胞をバチドラジン(1mg
/ml)および「口」25] −3−ドーTry”] −]ソフトスタチンー1
4(50000cpm、Amersham社、アーリントンハイツ、IL)単独
、またはソマトスタチン−14またはソマトスタチン−28(Bachem、フ
ィラデルフィア、PA)とともに含む緩衝液1ml中で図2に示す濃度で30分
間22℃で二種のインキュベートをした。インキュベートした細胞を水冷緩衝液
2mlで2回洗浄し、3M−酢酸中の8M−尿素1mlで溶解した。懸濁した細
胞を管に移し、穴を同一溶液1mlで洗浄し、集めた抽出物の放射能をガンマ・
カウンターを用いて測定した。
クローニングの結果
G蛋白質−共役受容体をコードするヒト膵臓小島RNA中のメツセンジャーRN
A配列を前記のようにPCR法を用いて増幅した。PCR生成物をクローンして
、配列を決定し、二つの推定上の新規受容体をコードするクローンを得、hGP
R81および15と命名した。配列決定した24個の異なるクローンのうち、1
9個はhGPR81を、および3個はhGPRi5をコードしており、残りのク
ローン2個の配列はG蛋白質共役受容体スーパーファミリー(Dohlmanな
ど、1991)のメンバーものとは無関係であった。G蛋白質共役受容体をコー
ドする遺伝子はイントロンを欠損することが多い(Kobikaなど、1987
)ので、これらの2個の新受容体をコードする遺伝子を分離して配列決定した。
hGPR81をコードするゲノム断片の配列は391アミノ酸残基をコードする
1173bpの開いた読み枠(配列番号1および2参照)を示した、M、=42
657゜
この蛋白質は7個の推定上の膜貫通ドメインおよび第一の膜スパニングセグメン
トの前にある細胞外NH2−末端セグメントを持ち、3個のNに結合するグリコ
ジル化のための共通部位を持っ(Asn’、Asn”およびA s n ”)。
細胞内にあると予言されている領域には2個の環状AMP−依存性蛋白質カイネ
ース(Kempなど、1990)(Thr””およびS e r”’) +7+
ための推定上の燐酸化部位がある。細胞内C0OH末端ドメインもセリンおよび
スレオニンが豊富であってセリン/スレオニン蛋白質カイネース(Sibley
など、1987)のための基質として役立っているかもしれない。加えるに、G
蛋白質共役受容体スーパーファミリー内に保存されている数個のアミノ酸残基(
Dohlmanなど、1991;Findlayなど、1990)もhGPR8
1に保存されている(図1)。
hGPR81がイントロンを欠く遺伝子によってコードされていることを確認す
るため、マウス同族体のための遺伝子を分離し、配列決定した。ヒトおよびマウ
ス蛋白質のアミノ酸残基配列の間には99%の同一性があった。この高度の配列
同一性はこの蛋白質の全ドメインが機能的に重要であることを示唆する。
発現結果
膜貫通セグメントMS−M6を結合する短い細胞質ループの存在はペプチドホル
モンとニューロペプチドを結合するG蛋白質共役受容体の特徴(E、 M、 R
。
SS、1990)なので、膵臓小島からのホルモン分泌を調節することが知られ
ているペプチドをhGPR81のためのリガンドとして試験した。Xenopu
s・1aevisのオオサイト(Kayanoなど、1990)に試験管内で転
写したRNAを注入し、ウィルスペプチド[カルシトニン遺伝子関連ペプチド、
胃抑制ポリペプチド、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド1−(7〜36アミド
)および血管作動性小腸ベブチドコに反応する基礎または促進CへMP濃度の変
化またはCa”流出(Wi l I i amsなど、1988)(アンジオテ
ンシンI I。
ボンベシン、コレンストキニンおよびバソブレ/ン)を検定することによりhG
PR81のためのりガントを特定する最初の試みは不成功であった。放射能標識
ペプチド(ガラニン、グルカゴンおよびソマトスタチン)の一過性にhGPR8
1を発現するCO3−7細胞への結合も試みた。
トランスフェクトした細胞を[[I”’]−ヨードーTyr]−ソマトスタチン
−14とインキュベートし、板をオートラジオグラフィーにかけた時、過剰の非
標識化ソマトスタチン−14の添加で競合される陽性のシグナルが検出され、h
GPR81がソマトスタチン受容体であることが示唆され、5STRIと命名さ
れた。
5STRIの薬理学的性質を、この受容体を安定に発現するCHO細胞で検討し
た。これらの細胞は[[I”’]−ヨードーTyr]−ソマトスタチン−14に
2a)がソマトスタチン−28よりもソマトスタチン−14について高い親和性
で特異的に結合し、半一最高反応の阻害濃度(IC5゜)値おのおの15および
4.7nMを持つことを示した。これらの値はソマトスタチン−14および−2
8の親和性として野生型受容体について以前に報告された値(Srikantな
ど、1981 ;Tranなど、1985;5chonbrunnなど、198
3)に近似している。
実施例11 : 5STR2のクローニングおよび発現クローニング技術および
結果
ヒト5STRIプローブのEcoRI消化ヒトDNAのサウザーンプロットへの
ハイブリッド化は14kbに強いシグナルを示し、この値はこの遺伝子を含むE
coRI断片に期待される大きさであり、また、〉23.18.8.4および7
.8kbの断片には弱いハイブリッド化を示した(図3)。このプローブはまた
〉23.13,5.8.6および8.2kbのマウスDNAのEcoRI消化に
おける多重断片にもバイブリド化する。期待されるものに加えてハイブリダイズ
化断片の存在はアドレナリン作動性およびドパシン作動性受容体について以前に
記載された(Kobilkaなど、1987;Bunzowなど、1988)よ
うに一群のソマトスタチン受容体があることを示唆する。
われわれはヒトおよびマウスのゲノムライブラリーをヒト5STRIプローブで
検索し、第二の推測上のソマトスタチン受容体をコードする遺伝子を分離し、5
STR2と命名した;ヒトおよびマウスの5STR2を含むEcoRI断片はそ
れぞれ18および8.2kbであり、図3に示した。ヒト5STR2遺伝子のヌ
クレオチド配列は1107bpのオープンリーディングフレームを示し、369
−アミノ酸残基蛋白質をコードする(M、=41305)(配列番号5および6
参照)、7個の膜貫通セグメント、細胞外NH2末端セグメントに4個の推測上
のN−グリコリル化部位(Asn’、Asn”、Asn”およびAsn52)お
よびcAMP依存性蛋白質カイネースにより燐酸化され得るもの(Kobilk
aなど、1987)(Ser25’)1個を持ツ。ヒトとマウスとの5STR2
のアミノ酸残基配列の間には94%の同一性がある。
ヒ)SSTR1および2のアミノ酸残基配列の比較はこれら2種の受容体の間に
46%の同一性と70%の近似性を示した(図1)。同一性最高領域は膜貫通ド
メイン、特にMl、M2およびMlにあり、多分、これらの領域はりガント結合
に関与していることを暗示する。5STR2の薬理学的性質は、5STRIとソ
マトスタチン−14および−28に対する高い親和性については類似している。
IC5゜値はそれぞれ1.6および5.2nMである(図2b)。
発現技術および結果
5STRIおよび2の組織分布をRNAブロッティング法により検査した。ヒト
5STR1のmRNAは大きさ4.8kbであり、空腸および胃で最高濃度を示
しく図4a)、ヒト小島RNAにも容易に検出された(資料提示せず)。低濃度
のSSTR1mRNAは結腸、結腸癌および腎臓にある。SSTR1mRNAは
側頭葉の一部から調製したヒト大脳RNAのノーザンプロットには検出されなか
ったが、マウス全脂から調製したRNAのプロットには容易に見出すことができ
、このサブタイプの受容体は脳で発現されることを示した(資料提示せず)。
5STR2の組織分布は5STRIのそれとは極めて相違した。ヒト88丁R2
mRNAは大脳および腎臓で最高1度に発現され、両組織において、8.5およ
び2.5kbの転写物が5STR2プローブとバイブリド化した(図4b)。低
濃度のSSTR2mRNAは空腸、肝癌、結腸、結腸癌および肝臓にも検出され
た。SSTR2mRNAもラットの膵臓小島にも存在しく資料提示せず)、膵臓
小島は5STRIおよび2の両方を発現することを暗示している。
この結果はソマトスタチンの生物学的効果がソマトスタチン受容体ファミリーの
組織特異的発現により媒介されることを示す。クローニングおよびサザンブロト
ット研究はこの遺伝子群は多分4メンバーからなることを示す。これらの受容体
のうちの2個、5STRIおよび2の配列およびリガンド結合性能が測定された
。両方ともソマトスタチン−14および−28に類似の親和性を持つが、それら
の配列は驚くほど相違している。この配列の多様性はその受容体を異なる細胞内
エフェクター系に結合することによる(Dorf 1 ingerなど、198
3;Wangなど、1989)ソマトスタチンの多様な生物学的効果(S、Re
1ah I in、1983)に基づくものであろう。5STR1および5ST
R2(7)クローニングは交差結合分析(Susin+など、1986;Sak
amot。
など、1988;Kimuraなど、1989 ;The rmosなど、19
90)により決定されるソマトスタチン受容体の不均質性およびソマトスタチン
機能の機構と調節について分子的根拠のよりよい理解をもたらすであろう。加え
るに、これらは特異的な診断および治療的応用(A、V、5cha I Iy、
1988 ;Lambe r t sなど、1990)のための選択的な類似体
の開発を加速するに違いない。
実施例11 T : 5STR3のクローニングおよび発現5STR2のクロー
ニング発現と同様な方法で、EcoRI消化ヒトDNAのサザンブロソトへのヒ
ト5STRIプローブのハイブリッド化は強いシグナルを、この遺伝子を含むE
coRI断片に期待されつる大きさである14kbに示し、また、〉23.18
.8.4および7.8kbの断片には弱いノ\イブリ・リド化を示した。このプ
ローブは〉23.135.8.6および8.2kbのマウスDNAのEcoRI
消化物中の多重断片にも/1イブリド化した。予期されるものに加えて、ハイブ
リッド化断片の存在は、アドレナリン作動性およびド/<ミノ作動性受容体につ
いて以前に記載された(Kobilkaなど、1987;BunzQWなど、1
988)ようにソマトスタチン受容体のファミリーがあることを示唆する。
ヒトおよびマウスのライブラリーを前記の5STRIプローブで検索して、第三
の推測上のソマトスタチン受容体をコードする遺伝子を分離し、5STR3と命
名し、ヒト5STR3遺伝子を含むEcoRI断片は8,4kb、マウス遺伝子
のそれは23kbである。ヒト5STR3遺伝子のヌクレオチド配列は418−
アミノ酸残基蛋白質配列をコードする少なくとも1254bl)で、オーブン1
ノーデイングフレーム(配列番号9および10)であることが判明した。マウス
5STR3配列の全1794bp配列(配列番号11および12)も同様に得ら
れた。
実施例■v:診断的/治療的応用
異なるソマトスタチン受容体蛋白質の分離および精製が可能となったので、与え
られて、診断的または治療的な応用に使用するために可能性のある好適な性質を
持つ候補作動薬(アゴニスト)および拮抗薬(アンタゴニスト)のような候補物
質を検索するために設計された方法にこれらの蛋白質を用いることが可能になる
。
例えば、最近(Dohlmanなど、1991)により記載されたように、受容
体サブタイプ、G蛋白質およびエフェクター数の増加につれて、受容体のリガン
ド結合およびG蛋白質認識の性質解明が診断的および治療的企業にとって重要な
課題となっている。ここに記載する通り、再構成実験は受容体が様々な程度の特
異性で多重(およびある場合には機能的に異なる)G蛋白質に結合できること(
Kanahoなど、1984)を初めて示した。
例えば、ムスカリン性およびαzARのクローニングおよび過剰生産が一個の受
容体サブタイプが細胞内で高濃度に発現した時、一つ以上の型のG蛋白質と結合
するであろうことを示すに到った。これら受容体の各々について、作動薬処理は
アデニルサイクレースの阻害およびホスホイノシチド代謝の刺激の両方を導いた
。最後に、各G蛋白質は1個以上のエフェクター、G1、を刺激することが示さ
れ、例えば、アデニルサイクレースに加え、カルシウムチャネルを調節している
ことが報告されている。これらの著者はこの複雑さおよび表面的な機能の縮重が
あると、基本的に重要な問題は如何にして、そして如何なる条件下に、G蛋白質
が多重受容体からの信号を組織化しそれらを適当なエフェクターに向けることが
できるのかであると指摘している。
通常の方法は精製した受容体とG蛋白質成分を試験管内でを再構成することであ
った。不幸にも、これらの著者が指摘したように、精製法は非常に限られた数の
受容体サブタイプについてのみ成功しており、G蛋白質も同様である。一方、今
までに特定されたソマトスタチン受容体のクローニングおよび配列決定が本発明
により可能になったので、異型の発現系が、クローンした受容体の特徴付けおよ
び受容体−G蛋白質結合特異性の解明においてより一般的な有用性を有すであろ
う。−
最近、この系が酵母細胞内に導入され、ここでは哺乳類のβzARおよびG。
α−サブユニットの遺伝子を共発現する(K i n gなど、1990)。ヒ
トの組織が達する濃度のどれよりも数百倍高い濃度に達するβzARの発現およ
びリガンド結合は適切な親和性、特異性および立体選択性があることが証明され
た。
さらに、β2−ARを介するフェロモン信号トランスダクション経路の活性化は
成育速度の変化、形態学的変化および大腸菌1acZ遺伝子(β−ガラクトシデ
ースをコードする)に融合したフェロモン反応性プロモーター(FUSI)を含
む数種の判断基準により証明された。
β!AR及びG、αの発現による酵母フェロモン反応の経路を調節する能力には
、このような受容体の構造的および機能的特徴付けを大きく加速する潜在力を持
つ。成長速度またはβ−ガラクトシデース誘導を記録することにより、突然変異
体受容体の性質を速やかに試験できる。加えるに、ここに可能となった分離した
組換えソマトスタチン受容体はソマトスタチンの好ましい性質を持つが、インシ
ュリンの阻害またはグルカゴンの放出およびこの逆のようなソマトスタチンの望
ましくない性質を欠いている候補物質を判別できる。さらに、同じソマトスタチ
ン受容体ファミリーの他のものよりソマトスタチン受容体蛋白質1種またはそれ
以上と相互作用する選択的能力を持つ候補物質を特定するために前記のような系
を用いることが本出願により可能になった。
そこで、例えば、特定の共通の細胞系にクローンされ、発現された一群のソマト
スタチン受容体を用い、そのような一群の受容体蛋白質を様々な候補物質に接触
させることができる。このような検索検定の結果は、例えば、5STRIとは相
互作用をすることができるが、5STR2または5STR3とは相互作用をしな
い候補物質暮見つけることを可能にする。
さらに、本出願により可能となった、単離された組換えソマトスタチン受容体と
比較した時、ソマトスタチンの構造−活性相関を研究することが可能になる。
このような研究は個々のソマトスタチン受容体と結合する作動薬および拮抗薬の
ような候補物質を特定するめの結合研究を含むばがってなく、それの受容体への
結合とは別に、ソマトスタチン受容体における活性を刺激する候補物質を見出す
ための研究をも含む。
その上、Doh Imanなど、1991が指摘したように、推測上のG蛋白質
のための他の遺伝子として、本出願により得られる結合受容体が単離され、未確
認遺伝子産物への活性を持つリガンドを確認するための一連のリガンドの検索が
容易にできる。これらの著者が指摘するように、他の関連サブタイプの不在下の
単一受容体の発現はしばしば野生型哺乳類細胞では達成不能である。そこで、微
生物中または内在受容体を欠く分離真核細胞中での発現はサブタイプ選択的薬物
(Marulloなど、1988 :Payetteなど、1990 ;Kin
gなど、1990)の探索または評価のために有用である。
本発明の組成物および方法を用いる療法も可能である。ここに、参考のために引
用するLambe r t sなど、ソマトスタチンおよびその同族体の癌の診
断および処!における役割、Endocrine−Reviews、12 (4
)+450〜482は用いうる少なくともい(つかの潜在的な診断および治療操
作法を概説している。そして、そこに見られるように、ヒトのソマトスタチン受
容体を持つ人腫瘍が多数検出されている。このような腫瘍は下垂体癌:内分泌腺
性膵臓癌:カルンノイド:傍神経節腫、褐色細胞腫、髄質甲状腺癌、および小細
胞肺癌を含む池のrAPUDオマ」、神経芽腫;髄膜腫およびグリア由来脳腫瘍
を含む脳腫瘍、メルケル細胞腫瘍、乳癌、腺癌、ならびにリンパ腫および「活性
」白血球を含む。
文献リスト
以下に列挙する文献は、本明細書に用いた方法論、技術および/または組成物の
ための背景を補充し、説明し提供するがそれらを教示するために、本明細書に引
用して組み込まれたものである。
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配列表
(1)一般的情報:
(i)特許出願人: ベル、グリーム・アイヤマダ、ユウイチロウ
セイノ、ススム
(if)発明の名称:ソマトスタチン受容体(iii)配列の数:12
(iv)連絡先:
(^)住所ニア−ノルド、ホワイト・アンド・ダーキー(B)通り:ピーオー・
ボックス4433番(C)市:ヒユーストン
(D)国:アメリカ合衆国
(E) ZIP: 772LQ
(リコンピューター解読書式:
(^)媒体型:ブロツピーディスク
(B)コンピューター: lB11 PC適合(C)オペレーティング・システ
ム: PC−DO3/MS−DO3(D)ソフトウェア: PatentIn
Re1ease #1.O,Version $1.25(vi)本出願のデー
タ:
(A)出願番号: 11307/816.283(B)出願口: 1991年1
2月31日(C)分類:
(viii)弁理士/代理人情報:
(A)氏名:バーカー、ディピッド・エル(ix)電話連絡先情報:
(^)電話番号: 512−320−7200(B)ファックス番号: 512
−474−7577(C)テレックス番号: 79−0924(2)配列番号l
の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ: 1634塩基対
(B)配列の型二核酸
(C)鎖の数:二本鎖
([1) )ボロジー;直鎮状
(iD配列の種類: cDNA
(xi)配列;配列番号1:
TGAQCCfiAkA G^GGGCCAGA ATQAGA^GGGA^c
cccccaτ GCにに^#^ caaτAτCC八C1■W0
ccccζζAGOGTGCTGTCGGG へτ入ACGτ(Xlii:QC
τX^C^CTC^C^GCCTτ TG^X^GO^ 1S40
(2)配列番号2の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:391アミノ酸
(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列のm類:蛋白質
(xi)配列:配列番号2:
Mat th@Pro Ajn CLy Thr AJb& Sat gsr
Pro sir Sar Sar PTo Sir Pr。
l S 10 13
sar Pro cly Sar Cym CLy GLu GLy GLy
GLy Ser ^xq C1y Pc口 C1y 八1aGAY A11l
A11l ^sp Gly Hmt、GLu (lu Pro Gly Arg
Asn 入1畠Bar にin ^1■
35 4Q 45
any Thr Lau 511r Glu GLy Gin GLy Mat
八La HLm Leu XLe Sir Phe XL■
5o ss g。
Tyr 1Iar VaL Val Cys L@u VaL GLy Lau
Cys Gly AJnSsr M・t vaL工1・65 70 75 1
1G
Tyt VaL ZLa L@u ^xq Tyr Jua Lys Me乞(
、ys τt+r 入Lm The 入sn 工1−丁yr工L@ Lau A
sn L@u 八La 工L@ALa Ajp (lu Lau f、壷u M
at Leu 5*r Val i’r■
100 105 LLQ
Ph@ Lsu Val The Sgar Thr !、su L@u kx
q HLm でtg Pra the GLy 入La L≠■
!1m Tyr: Cym L@u Thr VaL Leu Bar Val
Mp Axq〒yHVan 鉱息V龜I VaL145 150 Ass 1
60
H1s Pro rl* Lym 入1aA↓a ^tq Tyr N:q 入
!:q Pro The VaL A11l Lym リaP
V11L νaL Phe Sat kxq The ALII ALa As
n Ssr ^sp GLyτhr VaL ALa Cy■
L9S 200 205
L*u Cys Tyr VaL Lau fL* fl−人1a Lys M
IIe 入rq Ha仁 Val 八La Leu Lysス45 250 2
55
(2)配列番号3の情報−
(i)配列の特徴・
(^)配列の長さ: 1265塩基対
(B)配列の型:核酸
(C) Mの数:二本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(11)配列の種類、 cDNA
(スi)配列;配列番号3:
丁(4AGCC??G AGeC?ACiGtl;A GGGCGCAGACN
AfiJtJJJ::G CMGOTGAGCGCCCCAfCCG 6G
(2)配列番号4の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ=391アミノ酸
(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(if)配列の種類:蛋白質
(x4)配列:配列番号4:
Hat Pha Pro Ajn GLy Thr Ala S紅 Sat:
PcOSat Sac Sat: pro ≦・rPτOI S 10 is
S@t Pro Gly Sar Cym GLy (:Lu (ily AL
a Cy露S@t Mq GLy ko GLy S@rスO25コ0
GLy Ala ^ill AJGI Gly MsCGLu CLu Pro
GLy へrgA磨i ALa Sar aLn A1nGLyτhr La
u 5@r GLu GLy CLn GLy Sir ALII HLs t
、su XLII S・r 9h* Kk・
So 55 60
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(2)配列番号5の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ: 1351塩基対
(B)配列の型:核酸
(の鎖の数:二本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類: cDNA
(xi)配列:配列番号5:
GTtTCACfT? GTGGTGGTCCTCACCTkTGCTAACA
GCTGT GCCkACCCTA TCCτ^TAτCCPll120
(2)配列番号6の情報:
(i)配列の特@:
(^)配列の長さ=369アミノ酸
(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー二直鎖状
(11)配列の種類:蛋白質
(xi)配列:配列番号6:
Met Asp Met^la Ajp CLu Pro Lau Ajn a
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(2)配列番号7の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ: 1244塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:二本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類: cDNA
(xi)配列:配列番号7:
M丁ACACGG^ area^^^GCA GC(:ATOCAG^ %^G
e丁C〒G^ GC入G丁TG八へτ GGC八Gへe^^p 60
(2)配列番号8の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ:369アミノ酸
(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(if)配列の種類:蛋白質
(xi)配列:配列番号8;
Osセ GLu Hat S@t Bar GLu Gin Leu Aan
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(2)配列番号9の情報。
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ: 1296塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数−二本鎖
(D) トポロジー:直鎖状
(if)配列の種類: cDN^
(xi)配列:配列番号9:
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八丁GへCA ACAGCテGTGCCL八へccc八へr■@ff60
CTτ丁入τ0OCT 〒ζCTC?:CTA CCGCfC^AG CAGG
GCfficc GCA#CC? actccccccc P020
(2)配列番号10の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ:418アミノ酸
(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー・直鎖状
(ii)配列の種類:蛋白質
(xi)配列:配列番号lO:
i’ro Val Val VaL 1’h@ S@t GLy vaL IP
ro Arg any Met Sir Thr eye gLm
(2)配列番号11の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ: 1796塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:二本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類: cDN^
(xi)配列:配列番号11:
入TCGGQCTCT G)mTGGcM: kTNWkGGTc TCTAA
GTTCk AA(igAC? GG’!’C’!’C(:■≠煤@g。
(2)配列番号12の情報:
(i)配列の特徴:
(^)配列の長さ=428アミノ酸 、(B)配列の型二アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:蛋白質
(xi)配列:配列番号12:
VaL 入rq 人1a Pro !@r Cym Gin Ttp VaL
GLn ALa Pro A1蟲 (”Y@ atn AJh9
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Gin Gly PM krq krq !isコ253コ0ココ5
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340コ45コ50
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Arg L@u !f@r Gin IL* AlaGin ALa Glyτ
hr s@r GLy Gin Gin flr口紅93+15 390 39
5 400
対数 ペプチドルモル濃度
対数 ペプチドルモル濃度
4.4−
2.3−
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(51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号C12N 1/19
7236−48
1/21 7236−4B
C12P 21102 C9282−4B21108 9161−4B
GOIN 33153 B 8310−2J331566 9015−2J
// A 61 K 39/395 9284−4C(C12N 15109
ZNA
C12R1:91)
(C12P 21102
C12R1:91)
(C12N 15100 ZNA A
C12R1:91)