JPH07170796A - 発電機の初期励磁装置および初期励磁方法 - Google Patents

発電機の初期励磁装置および初期励磁方法

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JPH07170796A
JPH07170796A JP5315674A JP31567493A JPH07170796A JP H07170796 A JPH07170796 A JP H07170796A JP 5315674 A JP5315674 A JP 5315674A JP 31567493 A JP31567493 A JP 31567493A JP H07170796 A JPH07170796 A JP H07170796A
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JP
Japan
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generator
voltage
excitation
thyristor
field winding
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Application number
JP5315674A
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English (en)
Inventor
Akira Imai
昭 今井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電機の電機子1aの電圧を励磁電源として
界磁巻線1bへ供給する発電機の初期励磁装置におい
て、バッテリー等の直流電源を設けなくても発電機電圧
を確立することができるようにする。 【構成】 電機子1aに励磁トランス3を接続し、該励
磁トランス3の二次側と界磁巻線1bを結ぶ電路にサイ
リスタ5を介挿し、励磁トランス3の二次側とサイリス
タ5のゲートを結ぶ電路に、リアクトルL、電圧確立時
にオフ制御される電圧継電器4の接点(84G)、抵抗
21およびダイオード22を直列に介挿し、発電機の電
圧確立時にサイリスタ5の位相を制御して自動電圧調整
を行う自動電圧調整器8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電機の初期励磁装置お
よび初期励磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の発電機出力を励磁電源(制御電源
も同じ)とし、サイリスタの位相制御により励磁を行う
装置は、例えば図3のように構成されている。図3にお
いて1aは発電機の電機子、1bは発電機の界磁巻線、
2は発電機端子電圧を検出する電圧検出用変圧器、3は
励磁トランス、4は電圧継電器である。
【0003】励磁トランス3の2次側と界磁巻線1bの
間には図示極性のサイリスタ5が接続されている。サイ
リスタ5および界磁巻線1bの共通接続点は図示極性の
ダイオード6、抵抗7および界磁接触器41Iの接点を
介してバッテリー等の直流電源に接続されている。
【0004】8は前記電圧検出用変圧器2および励磁ト
ランス3の2次電圧に基づいてサイリスタ5の位相を制
御し、自動電圧調整を行う自動電圧調整器である。前記
界磁接触器41Iは、制御電源母線P,N間に同期速度
継電器13の常開接点および電圧継電器4の常閉接点
(84G)とともに直列接続される。
【0005】尚前記同期速度継電器13の常開接点は定
格回転等の条件が整ったときに閉路される接点である。
【0006】上記のように構成された装置において、発
電機回転数が定格回転数近くになった時点で同期速度継
電器13の常開接点が閉路されるので、界磁接触器41
Iが付勢し、その接点が閉路される。これによって図示
しないバッテリー等の直流電源から、接点41I、抵抗
7及びダイオード6を介して界磁巻線1bに電流が供給
され、初期励磁が行われる。
【0007】そして発電機電圧が確立したときは電圧継
電器4の動作によりその接点(84G)が開放されるた
め、界磁接触器41Iは消勢する。これによって界磁接
触器41Iの接点が開放されて直流電源が切り離される
とともに、自動電圧調整器8がサイリスタ5の位相制御
を行うので、励磁系の制御は自動電圧調整器に切り替わ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た励磁装置では自動電圧調整器8の励磁電源が確立(電
圧継電器4により検出される)しないときは、自動電圧
調整器による制御が行えず、発電機電圧の確立は行えな
い。このため初期励磁を行うためのバッテリー等の直流
電源が必要であった。特に励磁電流が大きい場合は大容
量の直流電源が必要となる。このため装置価格の高騰を
招いていた。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、バッテリー等の直流電源を設けなくても発
電機電圧を確立することができる発電機の初期励磁装置
および初期励磁方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電機の電機
子電圧を励磁電源として界磁巻線へ供給する発電機の初
期励磁装置において、(1)前記発電機の電機子に接続
された励磁トランスと、前記励磁トランスの二次側と前
記界磁巻線を結ぶ電路に介挿されたサイリスタと、前記
励磁トランスの二次側とサイリスタのゲートを結ぶ電路
に介挿され、電圧確立時にオフ制御される電圧継電器の
接点およびダイオードを直列接続して成るゲート回路
と、前記発電機の電圧確立時に前記サイリスタの位相を
制御して自動電圧調整を行う自動電圧調整器とを備えた
ことを特徴とし、(2)前記発電機の電機子に接続され
た励磁トランスと、前記励磁トランスの二次側と前記界
磁巻線を結ぶ電路に介挿されたサイリスタと、前記励磁
トランスの二次側と前記界磁巻線を結ぶ電路に介挿さ
れ、発電機電圧確立時にオフ制御されるスイッチおよび
ダイオードを直列接続して成る整流回路と、前記発電機
の電圧確立時に前記サイリスタの位相を制御して自動電
圧調整を行う自動電圧調整器とを備えたことを特徴と
し、(3)発電機の電機子電圧を励磁電源として界磁巻
線へ供給する発電機の初期励磁方法において、発電機の
電圧確立前は発電機の残留電圧を界磁巻線に供給し、発
電機の電圧確立後は励磁系の自動電圧調整を行うことを
特徴としている。
【0011】
【作用】(1)発電機電圧確立前において、発電機に残
留電圧が存在するときは、励磁トランスの二次側電流が
ゲート回路を介してサイリスタのゲートに供給されるの
で、該サイリスタはオン状態となる。このため励磁トラ
ンスの二次電流をサイリスタで整流した電流(サイリス
タはダイオードと等価の動作となる)が界磁巻線に供給
され、発電機は励磁される。
【0012】次に発電機電圧が確立すると、電圧継電器
の接点がオフ制御されるためゲート回路は切り離され
る。そして自動電圧調整器がサイリスタの位相制御を開
始し、励磁系の制御は自動電圧調整に切り替えられる。
【0013】このようにバッテリー等の直流電源を設け
なくても発電機の残留電圧により容易に初期励磁が行わ
れる。
【0014】(2)発電機電圧確立前において、発電機
に残留電圧が存在するときは、励磁トランスの二次側電
流が整流回路を介して界磁巻線に供給され、発電機は励
磁される。
【0015】次に発電機電圧が確立するとスイッチがオ
フ制御されるため整流回路が切り離されるとともに、自
動電圧調整器がサイリスタの位相制御を開始するので、
励磁系の制御は自動電圧調整に切り替えられる。
【0016】このようにバッテリー等の直流電源を設け
なくても発電機の残留電圧により容易に初期励磁が行わ
れる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例を
説明する。図1において図3と同一部分は同一符号をも
って示し、その説明は省略する。図1において図3と異
なる点は、直流電源、界磁接触器41Iの接点、抵抗7
およびダイオード6を除去し、サイリスタ5のアノー
ド、ゲート間に、電圧継電器4の常閉接点84G、抵抗
21および図示極性のダイオード22を直列に接続した
ことにあり、その他の部分は図3と同一に構成されてい
る。
【0018】尚図中のLは制限用に挿入されたリアクト
ルであるが、回路条件等により不要な場合は挿入しな
い。
【0019】上記のように構成された装置において、発
電機に残留電圧が存在するとき(数%は必要)は、励磁
トランス3の二次電流がリアクトルL、接点84G、抵
抗21およびダイオード22を介してサイリスタ5のゲ
ートに供給され、該サイリスタ5はオン状態となる。こ
のため励磁トランス3の二次電流をサイリスタ5で整流
した電流が界磁巻線1bに供給され、発電機は励磁され
る。
【0020】次に発電機電圧が確立すると、電圧継電器
4の接点(84G)が開放されるためゲート回路は切り
離され、これに代わって自動電圧調整器8がサイリスタ
5の位相制御を開始し、励磁系の制御は自動電圧調整に
切り替えられる。
【0021】このようにバッテリー等の直流電源を設け
なくても発電機の残留電圧により容易に初期励磁が行わ
れる。
【0022】次に本発明の他の実施例を図2とともに説
明する。図2において、図3と異なる点は、直流電源、
界磁接触器41Iの接点、抵抗7およびダイオード6を
除去し、励磁トランス3の二次側と界磁巻線1bの間に
制限用のリアクトルL、界磁接触器41Iの接点および
図示極性のダイオード31を直列に接続したことにあ
り、その他の部分は図3と同一に構成されている。
【0023】尚リアクトルLは回路条件等により不要な
場合は挿入しなくても良い。
【0024】上記のように構成された装置において、発
電機に残留電圧が存在するとき(数%は必要)は、励磁
トランス3の二次電流はダイオード31により整流さ
れ、リアクトルL、接点41Iおよびダイオード31を
介して界磁巻線1bに供給され、発電機は励磁される。
【0025】次に発電機電圧が確立すると、電圧継電器
4の接点84Gが開放されて界磁接触器41Iが消勢さ
れ、その接点41Iが開放される。このとき自動電圧調
整器8がサイリスタ5の位相制御を開始するので、励磁
系の制御は自動電圧調整に切り替えられる。
【0026】このようにバッテリー等の直流電源を設け
なくても発電機の残留電圧により容易に初期励磁が行わ
れる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば発電機の電
機子電圧を励磁電源として界磁巻線へ供給する発電機の
初期励磁方法において、発電機の電圧確立前は発電機の
残留電圧を界磁巻線に供給し、発電機の電圧確立後は励
磁系の自動電圧調整を行うようにした構成したので、発
電機が回転すれば別の直流電源を用いなくても、発電機
の電圧確立が可能と成る。このため初期励磁用の電源と
してのバッテリー等が不要となり、装置価格の低廉化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図3】従来の励磁装置の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1a…電機子 1b…界磁巻線 3…励磁トランス 4…電圧継電器 5…サイリスタ 8…自動電圧調整器 21…抵抗 22,31…ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機の電機子電圧を励磁電源として界
    磁巻線へ供給する発電機の初期励磁装置において、 前記発電機の電機子に接続された励磁トランスと、 前記励磁トランスの二次側と前記界磁巻線を結ぶ電路に
    介挿されたサイリスタと、 前記励磁トランスの二次側とサイリスタのゲートを結ぶ
    電路に介挿され、電圧確立時にオフ制御される電圧継電
    器の接点およびダイオードを直列接続して成るゲート回
    路と、 前記発電機の電圧確立時に前記サイリスタの位相を制御
    して自動電圧調整を行う自動電圧調整器とを備えたこと
    を特徴とする発電機の初期励磁装置。
  2. 【請求項2】 発電機の電機子電圧を励磁電源として界
    磁巻線へ供給する発電機の初期励磁装置において、 前記発電機の電機子に接続された励磁トランスと、 前記励磁トランスの二次側と前記界磁巻線を結ぶ電路に
    介挿されたサイリスタと、 前記励磁トランスの二次側と前記界磁巻線を結ぶ電路に
    介挿され、発電機電圧確立時にオフ制御されるスイッチ
    およびダイオードを直列接続して成る整流回路と、 前記発電機の電圧確立時に前記サイリスタの位相を制御
    して自動電圧調整を行う自動電圧調整器とを備えたこと
    を特徴とする発電機の初期励磁装置。
  3. 【請求項3】 発電機の電機子電圧を励磁電源として界
    磁巻線へ供給する発電機の初期励磁方法において、発電
    機の電圧確立前は発電機の残留電圧を界磁巻線に供給
    し、発電機の電圧確立後は励磁系の自動電圧調整を行う
    ことを特徴とする発電機の初期励磁方法。
JP5315674A 1993-12-16 1993-12-16 発電機の初期励磁装置および初期励磁方法 Pending JPH07170796A (ja)

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