JPH07170236A - 光検波方式 - Google Patents
光検波方式Info
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- JPH07170236A JPH07170236A JP6235935A JP23593594A JPH07170236A JP H07170236 A JPH07170236 A JP H07170236A JP 6235935 A JP6235935 A JP 6235935A JP 23593594 A JP23593594 A JP 23593594A JP H07170236 A JPH07170236 A JP H07170236A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2507—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
- H04B10/2572—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to forms of polarisation-dependent distortion other than PMD
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- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光信号の損失が小さく信頼性の高い光検波方
式を提供する。 【構成】 送信側の光源11の出力光を光ファイバ12を通
して受信側に送る。光ファイバ12の途中に偏波面変調装
置13を配設し、光源出力光に偏波面変調をかける。光フ
ァイバ12の終端側に光カプラ16を配置し、光源17で発生
させた光を偏波面変調光に混入する。この光源17から混
入光を混入させることにより、偏波面変調光の偏波面変
化を偏波面変調光と混入光の波長差分に相当するビート
信号の光パワーレベルの変化に変換する。受光器14では
ビート信号の光パワーレベルの変化を検知して偏波面変
調を検出する。
式を提供する。 【構成】 送信側の光源11の出力光を光ファイバ12を通
して受信側に送る。光ファイバ12の途中に偏波面変調装
置13を配設し、光源出力光に偏波面変調をかける。光フ
ァイバ12の終端側に光カプラ16を配置し、光源17で発生
させた光を偏波面変調光に混入する。この光源17から混
入光を混入させることにより、偏波面変調光の偏波面変
化を偏波面変調光と混入光の波長差分に相当するビート
信号の光パワーレベルの変化に変換する。受光器14では
ビート信号の光パワーレベルの変化を検知して偏波面変
調を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システム全体あるいは
システムの一部に光信号を用いて通信を行う通信システ
ムにおいて使用される光検波方式に関するものである。
システムの一部に光信号を用いて通信を行う通信システ
ムにおいて使用される光検波方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7には光の偏波面変調を用いた従来の
一般的な光通信システム例が示されている。同図におい
て、送信側の光源1を電気信号で駆動することによっ
て、発光させ、この光源1から送信される光信号に対し
て外部変調器2等で偏波面変調をかけ、光源1からの光
信号の偏波面を任意の角度、形状および任意の速さで変
化させる。
一般的な光通信システム例が示されている。同図におい
て、送信側の光源1を電気信号で駆動することによっ
て、発光させ、この光源1から送信される光信号に対し
て外部変調器2等で偏波面変調をかけ、光源1からの光
信号の偏波面を任意の角度、形状および任意の速さで変
化させる。
【0003】この偏波面変調された光信号は光ファイバ
3で構成された光伝送路を伝搬して、受光側(受信側)
へ向かって進行する。
3で構成された光伝送路を伝搬して、受光側(受信側)
へ向かって進行する。
【0004】受信側には光ファイバ3の終端面4に対向
させて集光レンズ5が配置されており、この集光レンズ
5は光ファイバ3から放出される光を集光する。集光レ
ンズ5の後ろ側には検光子6と、別の集光レンズ7とが
配置されており、前記集光レンズ5で集光された光は検
光子6を通過するときに、直線偏波が分離され、該検光
子6の有する通過光信号の偏波面に対する光パワーの強
度特性に応じた光レベル変化の光信号に変換される。こ
の偏波面変化が光強度変化に変換された光信号は集光レ
ンズ7で集光された後、受光器9側の光ファイバ8に導
かれ、受光器9で受光を検知し、光信号を電気信号に変
換して検出し、光信号伝送を完了するものである。
させて集光レンズ5が配置されており、この集光レンズ
5は光ファイバ3から放出される光を集光する。集光レ
ンズ5の後ろ側には検光子6と、別の集光レンズ7とが
配置されており、前記集光レンズ5で集光された光は検
光子6を通過するときに、直線偏波が分離され、該検光
子6の有する通過光信号の偏波面に対する光パワーの強
度特性に応じた光レベル変化の光信号に変換される。こ
の偏波面変化が光強度変化に変換された光信号は集光レ
ンズ7で集光された後、受光器9側の光ファイバ8に導
かれ、受光器9で受光を検知し、光信号を電気信号に変
換して検出し、光信号伝送を完了するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏波面
変調された光信号を受信側で検光子6を用いて検波を行
う場合、光ファイバ3の終端から放出された光は集光レ
ンズ5と検光子6と集光レンズ7の空間伝送経路を通っ
て受光器9側の光ファイバ8に導かれるものであるた
め、前記空間伝送経路を通るときに、光信号に大きな伝
送損失が生ずるという問題がある。
変調された光信号を受信側で検光子6を用いて検波を行
う場合、光ファイバ3の終端から放出された光は集光レ
ンズ5と検光子6と集光レンズ7の空間伝送経路を通っ
て受光器9側の光ファイバ8に導かれるものであるた
め、前記空間伝送経路を通るときに、光信号に大きな伝
送損失が生ずるという問題がある。
【0006】また、検光子6は、前記の如く偏波分離を
行って、検光子6を通過する光に光パワーレベルの強弱
を作り出すことで、偏波面変調された光信号を検出する
作用を行うので、必然的に、光パワーレベルの強弱を作
り出すときに、光信号パワーの絶対量が失われることと
なり、光信号受信レベルの損失が大きくなるという問題
がある。
行って、検光子6を通過する光に光パワーレベルの強弱
を作り出すことで、偏波面変調された光信号を検出する
作用を行うので、必然的に、光パワーレベルの強弱を作
り出すときに、光信号パワーの絶対量が失われることと
なり、光信号受信レベルの損失が大きくなるという問題
がある。
【0007】そこで、上記光信号レベルの損失を補うた
めに、例えば、図7の光ファイバ3の伝送経路の途中
に、光信号を直接アンプするための光アンプを介設する
ことも考えられるが、現状、光アンプは、波長1.55μm
帯の光信号を増幅するものだけであり、その他の帯域の
光信号を直接増幅することはできない。そのため、光信
号の波長が1.55μm以外のときには、光信号を一度電気
レベルに変換してから増幅し、再度光レベルに変換し直
す、いわゆる光リンクが必要となり、その分だけ光通信
システムが複雑になってしまい問題である。
めに、例えば、図7の光ファイバ3の伝送経路の途中
に、光信号を直接アンプするための光アンプを介設する
ことも考えられるが、現状、光アンプは、波長1.55μm
帯の光信号を増幅するものだけであり、その他の帯域の
光信号を直接増幅することはできない。そのため、光信
号の波長が1.55μm以外のときには、光信号を一度電気
レベルに変換してから増幅し、再度光レベルに変換し直
す、いわゆる光リンクが必要となり、その分だけ光通信
システムが複雑になってしまい問題である。
【0008】本発明は上記従来の解題を解決するために
なされたものであり、その目的は、検光子を用いること
による空間伝送経路上での光信号の損失や、偏波分離を
行って光のパワーレベルに強弱を作り出す作用での光損
失を低減することが可能であり、しかも、光リンク等を
用いなくとも光信号受信レベルの増幅を行うことができ
る光検波方式を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、検光子を用いること
による空間伝送経路上での光信号の損失や、偏波分離を
行って光のパワーレベルに強弱を作り出す作用での光損
失を低減することが可能であり、しかも、光リンク等を
用いなくとも光信号受信レベルの増幅を行うことができ
る光検波方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光信号の送信側で光源の出力光に偏波面変調を
かけ、受信側で偏波面変調された光信号を検波する光検
波方式において、送信側と受信側とこれら送受信間途中
のいずれかの位置で偏波面変調光に別の光を混合し、偏
波面変調光の偏波面変化を、偏波面変調光と混入光の波
長差分に相当して発生するビート信号のレベル変化に変
換して検波することを特徴として構成されている。
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光信号の送信側で光源の出力光に偏波面変調を
かけ、受信側で偏波面変調された光信号を検波する光検
波方式において、送信側と受信側とこれら送受信間途中
のいずれかの位置で偏波面変調光に別の光を混合し、偏
波面変調光の偏波面変化を、偏波面変調光と混入光の波
長差分に相当して発生するビート信号のレベル変化に変
換して検波することを特徴として構成されている。
【0010】また、前記偏波面変調光を分岐し、一方、
混入光を分岐してその分岐後の混入光の偏波角を予め定
めた異なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とし、該直
線偏光を前記分岐後の各偏波面変調光にそれぞれ混合す
ることにより混合光を形成して偏波面変調光の偏波面変
化を検波することも本発明の特徴的な構成とされてい
る。
混入光を分岐してその分岐後の混入光の偏波角を予め定
めた異なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とし、該直
線偏光を前記分岐後の各偏波面変調光にそれぞれ混合す
ることにより混合光を形成して偏波面変調光の偏波面変
化を検波することも本発明の特徴的な構成とされてい
る。
【0011】さらに、前記送受信間途中には光源の出力
光にそれぞれ異なる偏波面変調をかける複数の偏波面変
調器が設けられており、各偏波面変調器により偏波面変
調した複数の異なる偏波面変調光が多重伝送されてお
り、該偏波面変調多重伝送光に別の光を混入し、各偏波
面変調光の偏波面変化を検波することも本発明の特徴的
な構成とされている。
光にそれぞれ異なる偏波面変調をかける複数の偏波面変
調器が設けられており、各偏波面変調器により偏波面変
調した複数の異なる偏波面変調光が多重伝送されてお
り、該偏波面変調多重伝送光に別の光を混入し、各偏波
面変調光の偏波面変化を検波することも本発明の特徴的
な構成とされている。
【0012】
【作用】上記構成の本発明において、送信側の光源の出
力光に偏波面変調がかけられ、受信側に送られる。本発
明ではこの偏波面変調された光に別の光を混合し、偏波
面変調光の偏波面変化を、偏波面変調光と混入光の波長
差分に相当して発生するビート信号のレベル変化に変換
する。受信側で、このビート信号のレベル変化を検知す
ることで、偏波面変調が検波される。
力光に偏波面変調がかけられ、受信側に送られる。本発
明ではこの偏波面変調された光に別の光を混合し、偏波
面変調光の偏波面変化を、偏波面変調光と混入光の波長
差分に相当して発生するビート信号のレベル変化に変換
する。受信側で、このビート信号のレベル変化を検知す
ることで、偏波面変調が検波される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本発明の基本構成に対応する実施例が示
されている。同図において、送信側の光源11には光ファ
イバ12が接続されており、この光ファイバ12を通して光
信号が受信側に送られる。光ファイバ12の光伝送経路に
は外部変調器としての偏波面変調装置13が配設されてお
り、この偏波面変調装置13により、光源11から発せられ
る出力光に偏波面変調がかけられる。
する。図1には本発明の基本構成に対応する実施例が示
されている。同図において、送信側の光源11には光ファ
イバ12が接続されており、この光ファイバ12を通して光
信号が受信側に送られる。光ファイバ12の光伝送経路に
は外部変調器としての偏波面変調装置13が配設されてお
り、この偏波面変調装置13により、光源11から発せられ
る出力光に偏波面変調がかけられる。
【0014】図1の光伝送システム系で特徴的なこと
は、受信側の受光器14に入力する光ファイバ15と前記光
ファイバ12の終端との間に光結合器としての光カプラ16
を介設し、この光カプラ16を用いて前記偏波面変調され
た光(偏波面変調光)に別の光を混入するように構成し
たことである。この偏波面変調光と混入光の波長は同じ
であってもよいが、この例では異なる波長にしてある。
前記偏波面変調光と波長の異なる混入光は前記光源11と
は別の光源17により作り出され、この光源17により作り
出された混入光は光カプラ16の混入通路18を通して前記
偏波面変調光に混入される。
は、受信側の受光器14に入力する光ファイバ15と前記光
ファイバ12の終端との間に光結合器としての光カプラ16
を介設し、この光カプラ16を用いて前記偏波面変調され
た光(偏波面変調光)に別の光を混入するように構成し
たことである。この偏波面変調光と混入光の波長は同じ
であってもよいが、この例では異なる波長にしてある。
前記偏波面変調光と波長の異なる混入光は前記光源11と
は別の光源17により作り出され、この光源17により作り
出された混入光は光カプラ16の混入通路18を通して前記
偏波面変調光に混入される。
【0015】この混入光が偏波面変調光に混入されるこ
とにより、偏波面変調光と混入光との波長の差分に相当
するビート信号が発生する。このビート信号の光パワー
のレベルは、偏波面変調光の偏波面と、光源17から出力
される混入光の偏波面の重なり具合いに依存して変化す
る。このことに着目し、光源17の混入光の偏波面を一定
にして光源11の出力光に結合させることにより、偏波面
変調によって変化する偏波面変調光の偏波面の変化に対
応してビート信号の光パワーレベルを変化できる。つま
り、偏波面変調光の偏波面変化がビート信号の光パワー
レベルの変化に変換されることとなる。このビート信号
を受信側の受光器14で受光し、ビート信号の光パワーレ
ベルの変化を検出することにより、偏波面変調が効果的
に検波されることとなる。
とにより、偏波面変調光と混入光との波長の差分に相当
するビート信号が発生する。このビート信号の光パワー
のレベルは、偏波面変調光の偏波面と、光源17から出力
される混入光の偏波面の重なり具合いに依存して変化す
る。このことに着目し、光源17の混入光の偏波面を一定
にして光源11の出力光に結合させることにより、偏波面
変調によって変化する偏波面変調光の偏波面の変化に対
応してビート信号の光パワーレベルを変化できる。つま
り、偏波面変調光の偏波面変化がビート信号の光パワー
レベルの変化に変換されることとなる。このビート信号
を受信側の受光器14で受光し、ビート信号の光パワーレ
ベルの変化を検出することにより、偏波面変調が効果的
に検波されることとなる。
【0016】このように、光源17によって混入光を発生
させ、光源11の出力光と波長の異なる混入光を偏波面変
調光に混入して、偏波面変調光の偏波面変化をビート信
号の光パワーレベル変化に変換して偏波面変調を直接検
波する方式は、偏波面変調光を検光子を用いて偏波面変
化をビート信号の光パワーレベル変化に変換する作用と
等価であり、従来例の検光子6を用いることなく該検光
子を用いた場合と同様に偏波面変調光の偏波面変化をビ
ート信号のレベル変化に変換して検波できることとな
る。しかも、従来例の検光子6を使用しないので、検光
子6を用いることによる従来例の問題点を効果的に解決
することができる。
させ、光源11の出力光と波長の異なる混入光を偏波面変
調光に混入して、偏波面変調光の偏波面変化をビート信
号の光パワーレベル変化に変換して偏波面変調を直接検
波する方式は、偏波面変調光を検光子を用いて偏波面変
化をビート信号の光パワーレベル変化に変換する作用と
等価であり、従来例の検光子6を用いることなく該検光
子を用いた場合と同様に偏波面変調光の偏波面変化をビ
ート信号のレベル変化に変換して検波できることとな
る。しかも、従来例の検光子6を使用しないので、検光
子6を用いることによる従来例の問題点を効果的に解決
することができる。
【0017】すなわち、検光子6を用いるときには、偏
波面変調光が検光子6を通過するときには、空間伝送経
路を通ることとなり、光信号の損失が大きくなるが、こ
の実施例では光信号が空間伝送経路を通ることはないの
で、そのような光信号の大きな損失が生じるということ
はない。
波面変調光が検光子6を通過するときには、空間伝送経
路を通ることとなり、光信号の損失が大きくなるが、こ
の実施例では光信号が空間伝送経路を通ることはないの
で、そのような光信号の大きな損失が生じるということ
はない。
【0018】また、検光子6を用いるときには偏波分離
作用を行うときに光の絶対量が失われるという問題が生
じるが、この実施例では、偏波分離を行うことなく偏波
面変化をビート信号のレベル変化に変換できるため、検
光子を用いることによる光の絶対量損失の問題が生じる
ということはない。
作用を行うときに光の絶対量が失われるという問題が生
じるが、この実施例では、偏波分離を行うことなく偏波
面変化をビート信号のレベル変化に変換できるため、検
光子を用いることによる光の絶対量損失の問題が生じる
ということはない。
【0019】このように、この実施例では従来例の検光
子を用いることによる問題点を一括して解決することが
できることとなる。なお、ビート信号の光パワーレベル
の絶対値は光源17の光パワーレベルによって決定される
ので、光源17からの混入光を高レベルで出力することに
より、前記ビート信号のレベルを高レベルとすることが
可能となり、それにより、光源11の出力光の波長がいか
なる値であっても、例えば、光送受信間途中等に光アン
プや光リンクを介設したりしなくとも光信号受信レベル
を増幅することができるし、光源11によって受光側(受
信側)へ送られる信号の雑音に対する相対値を改善する
ことができる。
子を用いることによる問題点を一括して解決することが
できることとなる。なお、ビート信号の光パワーレベル
の絶対値は光源17の光パワーレベルによって決定される
ので、光源17からの混入光を高レベルで出力することに
より、前記ビート信号のレベルを高レベルとすることが
可能となり、それにより、光源11の出力光の波長がいか
なる値であっても、例えば、光送受信間途中等に光アン
プや光リンクを介設したりしなくとも光信号受信レベル
を増幅することができるし、光源11によって受光側(受
信側)へ送られる信号の雑音に対する相対値を改善する
ことができる。
【0020】図2には本発明の具体的な実施例(第1具
体例)が示されている。同図において、送信側には半導
体レーザ、YAGレーザ、その他の適宜の素子を用いて
光源21が設けられており、この光源21に光ファイバ22が
光コネクタ23を用いて結合されている。光ファイバ22の
伝送経路の途中には偏波面外部変調器24が配設されてお
り、この偏波面外部変調器24にはビデオソース25を備え
た駆動装置26が設置されている。この駆動装置26は偏波
面外部変調器24を、ビデオソース25のビデオ信号で変調
がかけられた任意の周波数のキャリア(搬送波)によっ
て駆動し、受信側へ進行する光信号に対して偏波面変調
をかける構成となっている。
体例)が示されている。同図において、送信側には半導
体レーザ、YAGレーザ、その他の適宜の素子を用いて
光源21が設けられており、この光源21に光ファイバ22が
光コネクタ23を用いて結合されている。光ファイバ22の
伝送経路の途中には偏波面外部変調器24が配設されてお
り、この偏波面外部変調器24にはビデオソース25を備え
た駆動装置26が設置されている。この駆動装置26は偏波
面外部変調器24を、ビデオソース25のビデオ信号で変調
がかけられた任意の周波数のキャリア(搬送波)によっ
て駆動し、受信側へ進行する光信号に対して偏波面変調
をかける構成となっている。
【0021】受信側で、光ファイバ22の終端側には光コ
ネクタ27aを介して光結合器としての光カプラ28が接続
されており、この光カプラ28の混入通路18に光源21とは
別の光源29が光コネクタ27bを介して結合されている。
光カプラ28の出力側は光コネクタ27cを介して受信端の
フォトダイオード30に結合されており、光カプラ28の出
力光はこのフォトダイオード30によって受光されて電気
信号に変換される。そして、フォトダイオード30から出
力される電気信号はバンドパスフィルタ31、復調器32を
通してモニタ33に導かれる。
ネクタ27aを介して光結合器としての光カプラ28が接続
されており、この光カプラ28の混入通路18に光源21とは
別の光源29が光コネクタ27bを介して結合されている。
光カプラ28の出力側は光コネクタ27cを介して受信端の
フォトダイオード30に結合されており、光カプラ28の出
力光はこのフォトダイオード30によって受光されて電気
信号に変換される。そして、フォトダイオード30から出
力される電気信号はバンドパスフィルタ31、復調器32を
通してモニタ33に導かれる。
【0022】この実施例では、光源21の出力光は、ビデ
オ信号で変調がかけられた駆動装置26の任意周波数のキ
ャリア駆動に伴う偏波面外部変調器24の変調動作により
偏波面変調がかけられる。この偏波面変調光は光カプラ
28において、波長を異にする光源29の混入光と混入さ
れ、前記図1に示す場合と同様に、偏波面変調光の偏波
面変化がビート信号の光パワーレベル変化に変換され、
このビート信号はフォトダイオード30により受光されて
電気信号に変換される。この電気信号は、偏波面変調光
と混入光の波長差分に相当するビート信号中に強度変調
信号成分を含む信号であり、バンドパスフィルタ31はこ
の電気信号から強度変調信号成分を切り出し、これを復
調器32に入力する。そして、この復調器32の出力がモニ
タ33に加えられることにより、モニタ33の画面にビデオ
映像が映し出される。
オ信号で変調がかけられた駆動装置26の任意周波数のキ
ャリア駆動に伴う偏波面外部変調器24の変調動作により
偏波面変調がかけられる。この偏波面変調光は光カプラ
28において、波長を異にする光源29の混入光と混入さ
れ、前記図1に示す場合と同様に、偏波面変調光の偏波
面変化がビート信号の光パワーレベル変化に変換され、
このビート信号はフォトダイオード30により受光されて
電気信号に変換される。この電気信号は、偏波面変調光
と混入光の波長差分に相当するビート信号中に強度変調
信号成分を含む信号であり、バンドパスフィルタ31はこ
の電気信号から強度変調信号成分を切り出し、これを復
調器32に入力する。そして、この復調器32の出力がモニ
タ33に加えられることにより、モニタ33の画面にビデオ
映像が映し出される。
【0023】このとき、モニタ33に入力する信号に対す
る雑音の比率が高い場合には、光源29の光信号レベルを
上げることによって、入力信号成分のレベルを増加させ
ることができるので、雑音に対する信号レベルの比率が
改善され、モニタ33の画面における映像の雑音による影
響を低減させることができる。
る雑音の比率が高い場合には、光源29の光信号レベルを
上げることによって、入力信号成分のレベルを増加させ
ることができるので、雑音に対する信号レベルの比率が
改善され、モニタ33の画面における映像の雑音による影
響を低減させることができる。
【0024】この図2に示す具体的な実施例において
も、前記図1に示した実施例の場合と同様に、従来例の
検光子6を用いることなく偏波面変調光の偏波面変化を
ビート信号の光パワーレベル変化に変換しているので、
検光子を用いることによる前述の各種問題点を一気に解
消することが可能となる。
も、前記図1に示した実施例の場合と同様に、従来例の
検光子6を用いることなく偏波面変調光の偏波面変化を
ビート信号の光パワーレベル変化に変換しているので、
検光子を用いることによる前述の各種問題点を一気に解
消することが可能となる。
【0025】図3には本発明のさらに他の具体的な実施
例(第2具体例)が示されている。この実施例は、光コ
ネクタ27dの出力側に光分岐器37を設けて、光ファイバ
22を通して送られてくる偏波面変調光を分岐させて光通
路40a〜40cに分配するとともに、光源29の混入光を光
分岐器38を設けて光混入通路41a〜41cに分配(分岐)
しており、この分岐後の混入光の偏波角を予め定めた異
なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とするように構成
されている。
例(第2具体例)が示されている。この実施例は、光コ
ネクタ27dの出力側に光分岐器37を設けて、光ファイバ
22を通して送られてくる偏波面変調光を分岐させて光通
路40a〜40cに分配するとともに、光源29の混入光を光
分岐器38を設けて光混入通路41a〜41cに分配(分岐)
しており、この分岐後の混入光の偏波角を予め定めた異
なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とするように構成
されている。
【0026】具体的には、光混入通路41aには、偏波面
保存ファイバ36を介して、混入光を任意の方向に主軸を
有する直線偏光に制御する偏波コントローラ35aが、光
混入通路41bには、偏波面保存ファイバ36を介して、混
入光を、前記任意の方向に主軸を有する直線偏光に対し
てその偏波角が45°の直線偏光になるように制御する偏
波コントローラ35bが、光混入通路41cには、偏波面保
存ファイバ36を介して、該偏波面保存ファイバ36の出力
光を円偏光にする偏波コントローラ35cがそれぞれ設け
られている。なお、偏波面保存ファイバ36は、光混入通
路41a〜41cの適宜の場所に設けることもできるし、光
混入通路41a〜41cそのものを偏波面保存ファイバ36に
より構成することもできる。
保存ファイバ36を介して、混入光を任意の方向に主軸を
有する直線偏光に制御する偏波コントローラ35aが、光
混入通路41bには、偏波面保存ファイバ36を介して、混
入光を、前記任意の方向に主軸を有する直線偏光に対し
てその偏波角が45°の直線偏光になるように制御する偏
波コントローラ35bが、光混入通路41cには、偏波面保
存ファイバ36を介して、該偏波面保存ファイバ36の出力
光を円偏光にする偏波コントローラ35cがそれぞれ設け
られている。なお、偏波面保存ファイバ36は、光混入通
路41a〜41cの適宜の場所に設けることもできるし、光
混入通路41a〜41cそのものを偏波面保存ファイバ36に
より構成することもできる。
【0027】前記偏波コントローラ35aの出力光は光カ
プラ16を利用して光通路40aの偏波面変調光に混入し、
同様に、偏波コントローラ35bの出力光は光通路40bの
偏波面変調光に、偏波コントローラ35cの出力光は光通
路40cの偏波面変調光にそれぞれ混入され、各光通路40
a〜40cでの偏波面変調光と各偏波コントローラ35a〜
35cの出力混入光は各光カプラ16で混合されて、それぞ
れのフォトダイオード30a〜30cを介して同軸スイッチ
34に加えられるようになっており、この同軸スイッチ34
のスイッチ切り換えにより、フォトダイオード30a〜30
cの信号を選択切り換えてバンドパスフィルタ31に加え
るようにしている。なお、本実施例は、上記以外の構成
は前記図2に示した実施例と同様である。
プラ16を利用して光通路40aの偏波面変調光に混入し、
同様に、偏波コントローラ35bの出力光は光通路40bの
偏波面変調光に、偏波コントローラ35cの出力光は光通
路40cの偏波面変調光にそれぞれ混入され、各光通路40
a〜40cでの偏波面変調光と各偏波コントローラ35a〜
35cの出力混入光は各光カプラ16で混合されて、それぞ
れのフォトダイオード30a〜30cを介して同軸スイッチ
34に加えられるようになっており、この同軸スイッチ34
のスイッチ切り換えにより、フォトダイオード30a〜30
cの信号を選択切り換えてバンドパスフィルタ31に加え
るようにしている。なお、本実施例は、上記以外の構成
は前記図2に示した実施例と同様である。
【0028】本実施例も、上記図1,2に示した実施例
と同様に、従来例の検光子を用いることなく、各光通路
40a〜40cを通った偏波面変調光の偏波面変化を、各光
混入通路41a〜41cを通った混入光の混入により、ビー
ト信号の光パワーレベル変化に変換して検波が行われ、
検光子を用いることによる前述の各種問題点は一気に解
消される。
と同様に、従来例の検光子を用いることなく、各光通路
40a〜40cを通った偏波面変調光の偏波面変化を、各光
混入通路41a〜41cを通った混入光の混入により、ビー
ト信号の光パワーレベル変化に変換して検波が行われ、
検光子を用いることによる前述の各種問題点は一気に解
消される。
【0029】また、一般に、従来例の図7に示すよう
に、検光子を用いて偏波面変調光から直線偏波を分離す
る場合、その分離する方向が検光子の設置方向に直角で
ある場合には偏波面の変化を検知できなくなり、光信号
受信に不備を生ずるという問題が生じるが、この図3に
示す実施例の構成とすることにより、偏波面変調光に対
して混入光の偏波角を異にしたもののビート信号を同軸
スイッチ34により選択して取り出すことができるので、
偏波面変調光に対する偏波面と、混入光の偏波面が直角
になることを防止でき、これにより、従来例の検光子を
用いることによる偏波面依存性に起因する光信号受信の
不備の問題を効果的に解消することができる。
に、検光子を用いて偏波面変調光から直線偏波を分離す
る場合、その分離する方向が検光子の設置方向に直角で
ある場合には偏波面の変化を検知できなくなり、光信号
受信に不備を生ずるという問題が生じるが、この図3に
示す実施例の構成とすることにより、偏波面変調光に対
して混入光の偏波角を異にしたもののビート信号を同軸
スイッチ34により選択して取り出すことができるので、
偏波面変調光に対する偏波面と、混入光の偏波面が直角
になることを防止でき、これにより、従来例の検光子を
用いることによる偏波面依存性に起因する光信号受信の
不備の問題を効果的に解消することができる。
【0030】さらに、上記のように、この実施例では、
偏波面変調光の偏波角を異にしたものと混入光との各混
合光のビート信号を選択的に取り出すことができるため
に、3つの各混合光のうち最も高いレベルの検波成分を
選んで復調することにより、非常に精度良く、効率的に
偏波面変調光の偏波面変化を検波することができる。
偏波面変調光の偏波角を異にしたものと混入光との各混
合光のビート信号を選択的に取り出すことができるため
に、3つの各混合光のうち最も高いレベルの検波成分を
選んで復調することにより、非常に精度良く、効率的に
偏波面変調光の偏波面変化を検波することができる。
【0031】図4には本発明の具体的な実施例として、
第3具体例が示されている。同図において、送信側には
半導体レーザ、YAGレーザ、その他の適宜の素子を用
いて光源21が設けられており、この光源21に光ファイバ
22が光コネクタ23を用いて結合されている。光ファイバ
22の伝送経路の途中(送受信間途中)には、光コネクタ
23を介して複数(図では4個)の偏波面外部変調器24a
〜24dが配設されており、この各偏波面外部変調器24a
〜24dにはビデオソース25を備えた駆動装置26が設置さ
れている。この駆動装置26は図2に示した第1具体例と
同様に、偏波面外部変調器24〜24dを、ビデオソース25
のビデオ信号で変調がかけられた、例えばf1 〜f4 と
いった任意の周波数のキャリア(搬送波)によって駆動
し、各偏波面外部変調器24a〜24dにより、受信側へ進
行する光信号に対してそれぞれ偏波面変調をかける構成
となっており、各偏波面外部変調器24a〜24dにより偏
波面変調した複数の異なる偏波面変調光が多重伝送され
て受信側に進むようになっている。
第3具体例が示されている。同図において、送信側には
半導体レーザ、YAGレーザ、その他の適宜の素子を用
いて光源21が設けられており、この光源21に光ファイバ
22が光コネクタ23を用いて結合されている。光ファイバ
22の伝送経路の途中(送受信間途中)には、光コネクタ
23を介して複数(図では4個)の偏波面外部変調器24a
〜24dが配設されており、この各偏波面外部変調器24a
〜24dにはビデオソース25を備えた駆動装置26が設置さ
れている。この駆動装置26は図2に示した第1具体例と
同様に、偏波面外部変調器24〜24dを、ビデオソース25
のビデオ信号で変調がかけられた、例えばf1 〜f4 と
いった任意の周波数のキャリア(搬送波)によって駆動
し、各偏波面外部変調器24a〜24dにより、受信側へ進
行する光信号に対してそれぞれ偏波面変調をかける構成
となっており、各偏波面外部変調器24a〜24dにより偏
波面変調した複数の異なる偏波面変調光が多重伝送され
て受信側に進むようになっている。
【0032】受信側で、光ファイバ22の終端側には、第
1具体例と同様に、光コネクタ27aを介して光結合器と
しての光カプラ28が接続されており、この光カプラ28の
混入通路18に光コネクタ27bを介して光源29が結合さ
れ、光カプラ28の出力側には光コネクタ27cを介して受
信端のフォトダイオード30、バンドパスフィルタ31、復
調器32、モニタ33が順に接続されている。
1具体例と同様に、光コネクタ27aを介して光結合器と
しての光カプラ28が接続されており、この光カプラ28の
混入通路18に光コネクタ27bを介して光源29が結合さ
れ、光カプラ28の出力側には光コネクタ27cを介して受
信端のフォトダイオード30、バンドパスフィルタ31、復
調器32、モニタ33が順に接続されている。
【0033】この実施例では、光源21の出力光は、伝送
経路の途中に設けられた各ビデオ信号で変調がかけられ
た各駆動装置26による周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4 の
キャリア駆動に伴う各偏波面外部変調器24a〜24dの変
調動作により、それぞれ、異なった偏波面変調がかけら
れてそれらの偏波面変調光が多重伝送される。そして、
この偏波面変調多重伝送光は、光カプラ28において、波
長を異にする光源29の混入光と混入され、前記図1,2
に示す場合と同様に、偏波面変調光の偏波面変化がビー
ト信号の光パワーレベル変化に変換され、このビート信
号はフォトダイオード30により受光されて電気信号に変
換される。
経路の途中に設けられた各ビデオ信号で変調がかけられ
た各駆動装置26による周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4 の
キャリア駆動に伴う各偏波面外部変調器24a〜24dの変
調動作により、それぞれ、異なった偏波面変調がかけら
れてそれらの偏波面変調光が多重伝送される。そして、
この偏波面変調多重伝送光は、光カプラ28において、波
長を異にする光源29の混入光と混入され、前記図1,2
に示す場合と同様に、偏波面変調光の偏波面変化がビー
ト信号の光パワーレベル変化に変換され、このビート信
号はフォトダイオード30により受光されて電気信号に変
換される。
【0034】この電気信号は、偏波面変調光と混入光の
波長差分に相当するビート信号中に前記各強度変調信号
成分を含む信号であり、バンドパスフィルタ31はこの電
気信号から各強度変調信号成分のうち、所望の強度変調
信号成分を選択的に切り出し、これを復調器32に入力す
る。そして、この復調器32の出力がモニタ33に加えられ
ることにより、モニタ33の画面に所望のビデオ映像が映
し出される。
波長差分に相当するビート信号中に前記各強度変調信号
成分を含む信号であり、バンドパスフィルタ31はこの電
気信号から各強度変調信号成分のうち、所望の強度変調
信号成分を選択的に切り出し、これを復調器32に入力す
る。そして、この復調器32の出力がモニタ33に加えられ
ることにより、モニタ33の画面に所望のビデオ映像が映
し出される。
【0035】この実施例においても、図1,2に示した
実施例と同様の効果を奏し、さらに、本実施例では、複
数の各偏波面外部変調器24a〜24dにより偏波面変調し
た複数の異なる偏波面変調光を多重伝送し、この偏波面
変調多重伝送光に別の光を混入することにより、複数の
偏波面変調光の偏波面変化を一度に検波することが可能
となり、上記検波を非常に効率的に行うことができる。
実施例と同様の効果を奏し、さらに、本実施例では、複
数の各偏波面外部変調器24a〜24dにより偏波面変調し
た複数の異なる偏波面変調光を多重伝送し、この偏波面
変調多重伝送光に別の光を混入することにより、複数の
偏波面変調光の偏波面変化を一度に検波することが可能
となり、上記検波を非常に効率的に行うことができる。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では光カプラ16,28を信号伝送用の光ファイバ1
2,22の終端と受光側光ファイバ15の始端間に介設して
偏波面変調光に混入光を混入するようにしたが、この混
入光の混入位置は必ずしも信号伝送用光ファイバの終端
位置でなくてもよく、偏波面変調した光に混入できる位
置であればどの位置でもよく、送信側、受信側、送受信
間途中のいずれの位置であってもよい。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では光カプラ16,28を信号伝送用の光ファイバ1
2,22の終端と受光側光ファイバ15の始端間に介設して
偏波面変調光に混入光を混入するようにしたが、この混
入光の混入位置は必ずしも信号伝送用光ファイバの終端
位置でなくてもよく、偏波面変調した光に混入できる位
置であればどの位置でもよく、送信側、受信側、送受信
間途中のいずれの位置であってもよい。
【0037】また、例えば、上記図2〜4に示す実施例
の形態で光検波を行った場合に、送信側の光源21からの
光信号の偏波面の偏波角は、光ファイバ22中で常時変化
しながら受信側へ進行するので、受信側で混入させる光
源29からの光信号の偏波面に対してどのような重なり方
をするかは明らかでないが、例えば、図6に示すよう
に、最適な偏波面の重なりを選択できるように、フォト
ダイオード30の信号検出レベルをフィードバックして混
入光側の光源29の偏波面を制御することによって、フォ
トダイオード30で検出される信号レベルを最大に制御す
るように構成することができる。
の形態で光検波を行った場合に、送信側の光源21からの
光信号の偏波面の偏波角は、光ファイバ22中で常時変化
しながら受信側へ進行するので、受信側で混入させる光
源29からの光信号の偏波面に対してどのような重なり方
をするかは明らかでないが、例えば、図6に示すよう
に、最適な偏波面の重なりを選択できるように、フォト
ダイオード30の信号検出レベルをフィードバックして混
入光側の光源29の偏波面を制御することによって、フォ
トダイオード30で検出される信号レベルを最大に制御す
るように構成することができる。
【0038】さらに、図3に示した実施例では、各偏波
面変調光と各混入光との混合光を合流して、同軸スイッ
チ34のスイッチ切り換えにより選択的にフォトダイオー
ド30a〜30cの信号をバンドパスフィルタ31に加えるよ
うにしたが、例えば、各混合光を合流させる代わりに、
各フォトダイオード30a〜30cのそれぞれに、バンドパ
スフィルタ31、復調器32、モニタ33等を接続して、各混
合光の検波結果をモニタ33に映し出すようにしても構わ
ない。
面変調光と各混入光との混合光を合流して、同軸スイッ
チ34のスイッチ切り換えにより選択的にフォトダイオー
ド30a〜30cの信号をバンドパスフィルタ31に加えるよ
うにしたが、例えば、各混合光を合流させる代わりに、
各フォトダイオード30a〜30cのそれぞれに、バンドパ
スフィルタ31、復調器32、モニタ33等を接続して、各混
合光の検波結果をモニタ33に映し出すようにしても構わ
ない。
【0039】さらに、図4に示した具体的な実施例で
は、4つの偏波面外部変調器24a〜24dを設けて各偏波
面外部変調器24a〜24dをf1 〜f4 の周波数のキャリ
アによって駆動したが、光検波方式は、送受信間途中に
4つ以外の複数の偏波面外部変調器24を設けて、各偏波
面外部変調器24により偏波面変調した複数の異なる偏波
面変調光を多重伝送するように構成してもよく、また、
各偏波面外部変調器24を駆動させるキャリアの周波数は
f1 〜f4 とは限らず、任意の周波数によって構成する
ことができる。
は、4つの偏波面外部変調器24a〜24dを設けて各偏波
面外部変調器24a〜24dをf1 〜f4 の周波数のキャリ
アによって駆動したが、光検波方式は、送受信間途中に
4つ以外の複数の偏波面外部変調器24を設けて、各偏波
面外部変調器24により偏波面変調した複数の異なる偏波
面変調光を多重伝送するように構成してもよく、また、
各偏波面外部変調器24を駆動させるキャリアの周波数は
f1 〜f4 とは限らず、任意の周波数によって構成する
ことができる。
【0040】さらに、上記実施例では光源21の光波長と
光源29の光波長を異なるようにしたが、同一波長として
もよい。この場合は、両波長の差分が0Hzの所でビート
信号が発生することとなる。
光源29の光波長を異なるようにしたが、同一波長として
もよい。この場合は、両波長の差分が0Hzの所でビート
信号が発生することとなる。
【0041】さらに、例えば、図6に示すように、光フ
ァイバ22の伝送経路に光コネクタ39と分岐側光ファイバ
44を介して光アンプ43を設け、偏波面外部変調器26で偏
波面変調した偏波面変調光を分岐して、その一方側の光
を光アンプ43で増幅し、その増幅光を前記分岐した他方
側の光と混合させることによっても、ビート信号を発生
させることが可能であり、この場合は、光源21の他に別
の光源を設ける必要はない。この場合にも、光源21と光
源29を設けてその光波長を同一波長とする場合と同様
に、波長の差分が0Hzの所でビート信号が発生すること
となる。
ァイバ22の伝送経路に光コネクタ39と分岐側光ファイバ
44を介して光アンプ43を設け、偏波面外部変調器26で偏
波面変調した偏波面変調光を分岐して、その一方側の光
を光アンプ43で増幅し、その増幅光を前記分岐した他方
側の光と混合させることによっても、ビート信号を発生
させることが可能であり、この場合は、光源21の他に別
の光源を設ける必要はない。この場合にも、光源21と光
源29を設けてその光波長を同一波長とする場合と同様
に、波長の差分が0Hzの所でビート信号が発生すること
となる。
【0042】
【発明の効果】本発明は検光子を用いることなく、偏波
面変調光に混入光を混入し、偏波面変調光の変調面変化
を偏波面変調光と混入光との波長差分に相当するビート
信号の光パワーレベル変化に変換して偏波面変調を検波
するように構成したものであるから、検光子を用いるこ
とによる従来の問題点、すなわち、光が検光子配置部の
空間伝送経路を通ることによる信号損失や偏波分離によ
る光信号のレベル減少を排除することができ、しかも、
混入光のレベルを調整することにより、光アンプや光リ
ンク等を用いなくとも光信号受信レベルの増幅も行うこ
とが可能となり、光信号損失の小さい、かつ、光信号受
信の信頼性の高い光検波方式を提供することが可能とな
る。
面変調光に混入光を混入し、偏波面変調光の変調面変化
を偏波面変調光と混入光との波長差分に相当するビート
信号の光パワーレベル変化に変換して偏波面変調を検波
するように構成したものであるから、検光子を用いるこ
とによる従来の問題点、すなわち、光が検光子配置部の
空間伝送経路を通ることによる信号損失や偏波分離によ
る光信号のレベル減少を排除することができ、しかも、
混入光のレベルを調整することにより、光アンプや光リ
ンク等を用いなくとも光信号受信レベルの増幅も行うこ
とが可能となり、光信号損失の小さい、かつ、光信号受
信の信頼性の高い光検波方式を提供することが可能とな
る。
【0043】また、偏波面変調光を分岐し、一方、混入
光を分岐してその分岐後の混入光の偏波角を予め定めた
異なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とし、該直線偏
光を前記分岐後の各偏波面変調光にそれぞれ混合するこ
とにより混合光を形成して偏波面変調光の偏波面変化を
検波するように構成した本発明によれば、偏波面変調光
と、混入光の偏波角を異にした直線偏光との各混合光を
検波することができるために、例えば、各混合光のビー
ト信号を選択的に取り出すことが可能となり、それによ
り、偏波面変調光の偏波面と混入光の偏波面が直角にな
って検波が困難となることを防止することができるし、
さらに、前記各混合光のうち最も高いレベルの検波成分
を選んで復調することにより、非常に精度良く、効率的
に偏波面変調光の偏波面変化を検波することができる。
光を分岐してその分岐後の混入光の偏波角を予め定めた
異なる角度にそれぞれ調整した直線偏光とし、該直線偏
光を前記分岐後の各偏波面変調光にそれぞれ混合するこ
とにより混合光を形成して偏波面変調光の偏波面変化を
検波するように構成した本発明によれば、偏波面変調光
と、混入光の偏波角を異にした直線偏光との各混合光を
検波することができるために、例えば、各混合光のビー
ト信号を選択的に取り出すことが可能となり、それによ
り、偏波面変調光の偏波面と混入光の偏波面が直角にな
って検波が困難となることを防止することができるし、
さらに、前記各混合光のうち最も高いレベルの検波成分
を選んで復調することにより、非常に精度良く、効率的
に偏波面変調光の偏波面変化を検波することができる。
【0044】さらに、送受信間途中には光源の出力光に
それぞれ異なる偏波面変調をかける複数の偏波面変調器
が設けられており、各偏波面変調器により偏波面変調し
た複数の異なる偏波面変調光が多重伝送されており、該
偏波面変調多重伝送光に別の光を混入し、各偏波面変調
光の偏波面変化を検波するようにした本発明によれば、
偏波面変調多重伝送光に別の光を混入することにより、
複数の異なる偏波面変調光の偏波面変化を一度に検波す
ることが可能となり、上記検波を非常に効率的に行うこ
とができる。
それぞれ異なる偏波面変調をかける複数の偏波面変調器
が設けられており、各偏波面変調器により偏波面変調し
た複数の異なる偏波面変調光が多重伝送されており、該
偏波面変調多重伝送光に別の光を混入し、各偏波面変調
光の偏波面変化を検波するようにした本発明によれば、
偏波面変調多重伝送光に別の光を混入することにより、
複数の異なる偏波面変調光の偏波面変化を一度に検波す
ることが可能となり、上記検波を非常に効率的に行うこ
とができる。
【図1】本発明の基本構成に対応する実施例の説明図で
ある。
ある。
【図2】本発明の具体的な実施例の説明図である。
【図3】本発明の他の具体的な実施例の説明図である。
【図4】本発明のさらに他の具体的な実施例の説明図で
ある。
ある。
【図5】本発明の他の実施例の説明図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の説明図である。
【図7】検光子を用いた従来の光検波方式の説明図であ
る。
る。
11 光源 12 光ファイバ 13 偏波面変調装置 14 受光器 16 光カプラ 17 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 2/00
Claims (3)
- 【請求項1】 光信号の送信側で光源の出力光に偏波面
変調をかけ、受信側で偏波面変調された光信号を検波す
る光検波方式において、送信側と受信側とこれら送受信
間途中のいずれかの位置で偏波面変調光に別の光を混合
し、偏波面変調光の偏波面変化を、偏波面変調光と混入
光の波長差分に相当して発生するビート信号のレベル変
化に変換して検波することを特徴とする光検波方式。 - 【請求項2】 偏波面変調光を分岐し、一方、混入光を
分岐してその分岐後の混入光の偏波角を予め定めた異な
る角度にそれぞれ調整した直線偏光とし、該直線偏光を
前記分岐後の各偏波面変調光にそれぞれ混合することに
より混合光を形成して偏波面変調光の偏波面変化を検波
することを特徴とする請求項1記載の光検波方式。 - 【請求項3】 送受信間途中には光源の出力光にそれぞ
れ異なる偏波面変調をかける複数の偏波面変調器が設け
られており、各偏波面変調器により偏波面変調した複数
の異なる偏波面変調光が多重伝送されており、該偏波面
変調多重伝送光に別の光を混入し、各偏波面変調光の偏
波面変化を検波することを特徴とする請求項1記載の光
検波方式。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235935A JPH07170236A (ja) | 1993-10-13 | 1994-09-05 | 光検波方式 |
DE4497708T DE4497708T1 (de) | 1993-10-13 | 1994-10-12 | Optsiches Erfassungsverfahren |
PCT/JP1994/001704 WO1995010895A1 (fr) | 1993-10-13 | 1994-10-12 | Systeme de detection de lumiere |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-280182 | 1993-10-13 | ||
JP28018293 | 1993-10-13 | ||
JP6235935A JPH07170236A (ja) | 1993-10-13 | 1994-09-05 | 光検波方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170236A true JPH07170236A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=26532403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235935A Pending JPH07170236A (ja) | 1993-10-13 | 1994-09-05 | 光検波方式 |
Country Status (3)
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---|---|
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DE (1) | DE4497708T1 (ja) |
WO (1) | WO1995010895A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60165844A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-29 | Fujitsu Ltd | 光信号伝送方式 |
JPH01177520A (ja) * | 1988-01-07 | 1989-07-13 | Nec Corp | 偏波ダイバーシチ光受信装置 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6235935A patent/JPH07170236A/ja active Pending
- 1994-10-12 WO PCT/JP1994/001704 patent/WO1995010895A1/ja active Application Filing
- 1994-10-12 DE DE4497708T patent/DE4497708T1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1995010895A1 (fr) | 1995-04-20 |
DE4497708T1 (de) | 1995-12-07 |
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