JPH0716999B2 - バッフル部を有する中空成形品のブロー成形方法 - Google Patents

バッフル部を有する中空成形品のブロー成形方法

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JPH0716999B2
JPH0716999B2 JP19705188A JP19705188A JPH0716999B2 JP H0716999 B2 JPH0716999 B2 JP H0716999B2 JP 19705188 A JP19705188 A JP 19705188A JP 19705188 A JP19705188 A JP 19705188A JP H0716999 B2 JPH0716999 B2 JP H0716999B2
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JP
Japan
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tubular body
molding die
die
baffle portion
molding
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立志 石井
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/4242Means for deforming the parison prior to the blowing operation

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、中空成形品、とくには、その内部にバッフ
ル部を有する中空成形品を製造するブロー成形方法に関
するものである。
(従来の技術) 部品重量の軽減、成形性及び製造性の容易さにより、プ
ラスチックを用いた様々の部品が使用されつつあり、例
えば、自動車用の燃料タンクもその一つである。
この様な、プラスチック製の中空の燃料タンクは、製品
としての機械的強度を向上させると共に、車両走行時に
おけるタンク内でのガソリンの運動に伴う異音の発生を
阻止し、また、その内部容量を安定なものとするため、
通常、タンクの内部空間を区分するバッフル板が内部に
設けられている。
従来、この様な燃料タンクを製造するにあっては、第4
図(a)に示したように、熱可塑性溶融樹脂材料を押し
出し又は射出することにて形成した管状体、すなわちパ
リソン2を、バッフル部に対応する突部4が配設された
成形用金型6a,6b内に配置し、それら成形用金型を型締
めし、次いでパリソン2内に加圧空気を吹き込みその内
面に樹脂材料を密着させることにより、バッフル部8が
内部に一体的に形成された所定形状の燃料タンクを得て
いた(同図(b)参照)。
(発明か解決すべき課題) しかしながら、パリソン2を押出しバッフル部8を成形
する成形金型6aの突部4は、成形に際して十分に竪固の
ものでなければならず、したがって十分な肉厚を持った
ものとならざるを得なかった。この為、タンク本体に一
体的に形成されたバッフル部の占有する空間が増大する
こととなり、タンク本体の内部容量が減少すると言う問
題があった。しかも、成形金型のキャビティ内に突部4
を設けることは、金型の設計及び補修の面、更には価格
的にも不利とならざるを得ず、何らかの解決方法が求め
られていた。この発明は、そのような問題に鑑みてなさ
れたものであり、成形金型のキャビティ内の突部を不要
とした新規な成形方法を提案することをその目的とす
る。
(課題を達成する為の手段) この目的を達成するため、本発明の方法は、内部にバッ
フル部を有する中空成形品をブロー成形するに際し、成
形金型外で、溶融樹脂材料を押し出して管状体を形成す
る工程と、成形金型外で、その押し出された管状体を、
その管状体の軸線に交差する方向の面内で移動する部材
により部分的に溶着させて、その管状体の内部にバッフ
ル部に対応する溶着部を形成する工程と、成形金型内
で、その管状体の内部に加圧流体を吹き込んで、その管
状体を膨満させる工程と、を少なくとも具えることを特
徴としている。
(作用) 成形金型外で溶融材料を押し出すことにより形成された
管状体を、これも成形金型外でその軸線に交差する方向
の面内で移動する部材により部分的に溶着させ、その
後、成形金型内で、その管状体の内部に加圧流体を吹き
込んでその管状体を膨満させると、その管状体は金型内
面に溶着して金型のキャビティ形状に対応した形状に成
形されるが、管状体の溶着部は、膨満に際し互いに分離
せずにその周囲の部分を管状体の内方へ引き込んで、そ
の溶着部の位置および形状に対応する位置および形状の
バッフル部をもたらす。
それゆえ本発明の方法によれば、成形体のバッフル部を
設ける位置に対応する管状体の位置にその溶着部を形成
することにより、成形体の所望の位置にバッフル部を設
けることができ、従って、金型の内面に配設した突部に
よってバッフル部を形成する従来方法に比べ、バッフル
部の専有体積を小さくすることができるとともに、バッ
フル部に対応する突部を成形金型に設ける必要を無くし
得て成形金型の製造費用および維持費用を安価にするこ
とができる。
しかも本発明の方法によれば、成形金型外で溶着部を形
成するので、金型のキャビティ形状や型構造に制約され
ずに任意の位置にバッフル部を設けることができ、バッ
フル部の位置の変更を極めて容易に行うことができる。
さらに本発明の方法によれば、成形金型外で管状体の軸
線に交差する方向の面内で移動する部材により溶着部を
形成するので、その移動する部材を押し出しに伴う管状
体の移動と係動させることにより、少ない数のその移動
する部材で多くの溶着部を形成し得て、多くの溶着部ひ
いてはバッフル部を形成する場合でも安価な設備費でそ
の形成を行うことができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明方法について詳述する。
第1図は、本発明方法を適用するに際し、溶融樹脂材料
を押出機を用いて押し出して形成した管状体の一部に溶
着部を設ける装置を線図的に示す図である。
軸線方向断面が円錐形状をした開口部を有するダイ10
は、当該空間とほぼ相似形状をしたコア12を具え、ダイ
10及びコア12により、環状のダイスリット14を形成す
る。このダイスリット14は、コア12をその軸線方向に移
動させることによりスリットの幅を調整し、そこを通過
する溶融樹脂材料により形成される管状体の肉厚を適宜
に調整することができる。
ダイ10の底部には、コア12の軸線に平行に離間させて延
在させた、本実施例では一対の支持ロッド16、16の一端
が固着される。これら互いに対向する支持ロッド16、16
の他端には、一対の開閉部材18の各一端がそれぞれ取り
付けられている。
対をなすそれぞれの開閉部材18は、各支持ロッド16の端
部に固着された駆動装置20により、その一端を中心にコ
ア12の軸線に交差する面内を、図中矢印Aで示す様な開
閉運動を行う。
それゆえ、第2図(a)に示したように、溶融樹脂材料
22を、従来既知の押出成型機又は射出成型機を用いて環
状のダイスリット14から押し出して管状体、いわゆるパ
リソン24とし、開閉部材18に交差して移動する管状体の
所定位置で、開閉部材18を閉止させることにより、管状
体24の一部を溶着させることができる。また、それ以外
の溶着させる必要がない部位にあっては、閉じた閉止部
材を開くことにより、管状体に係合しない位置に移動さ
せる。
この様にして、管状体24の所定位置に溶着部26を形成し
たときの外観を第2図(b)に、また同図の線II−IIに
沿う断面図を第2図(c)にそれぞれ示す。
そして、所定位置に溶着部26を形成した管状体24を、第
2図(d)に示したように、キャビティ内に突部等を具
えることのない成形金型6a,6b内に配置し、次いでそれ
ら金型を型締めした後、加圧流体、例えば圧縮空気を管
状体内に供給する。従って、管状体はその内部にほぼ均
一な圧力を受けて膨満して成形金型のキャビティ表面に
密着する。ここで注意する事は、溶着部26を除く他の部
分が膨満し、当該溶着部は他の部分と比較すると殆ど変
動することがないことである。
それゆえ、この状態で膨満した管状体を冷却固化するこ
とにより、第2図(e)に示したような成形品が得られ
ることとなり、バッフル部に相当する突部を具える成形
金型を用いることなく、バッフル部を有する成形品を得
ることができる。
第3図は、本発明方法を実施する為の他の装置を示して
いる。この実施例にあっては、第1図の開閉部材に代わ
り、管状体24の軸線に交差する面内で相互に接近又は離
間することのできる開閉部材18を用いて、管状体の所定
位置に溶着部を形成するよう構成したものである。
板状の開閉部材18は、本実施例にあっては、管状体24を
介して互いに対向する端面に、管状体24の直径Dより小
さな直径dの半円形をした開口部18aを具えている。
それゆえ、各開閉部材18をその端面を互いに接近させる
と、互いに接近した開閉部材の端面が管状体24の一部を
互いに溶着させる一方、開口部18aに関連する管状体の
部分は、それら開口部分内に収容されることとなり、管
状体の所定位置に溶着部を形成することができる。
そして溶着部を形成した管状体24を、第2図(d)に示
したように、成形金型6a,6b内に配置し圧縮空気をその
内部に吹き込んでキャビティに密着させることにより所
定形状とすることは既述したとおりである。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて開閉部材の数及び設置箇所を適宜に変
更することは勿論のこと、所謂絞り機構のように開閉運
動を行うその部材の形状の一部を変更し、管状体の一部
を溶着できる構造としても良く、特許請求の範囲内で種
々の変更が可能である。
(発明の効果) かくして本発明の方法によれば、成形体のバッフル部を
設ける位置に対応する管状体の位置にその溶着部を形成
することにより、成形体の所望の位置にバッフル部を設
けることができ、従って、金型の内面に配設した突部に
よってバッフル部を形成する従来方法に比べ、バッフル
部の専有体積を小さくすることができるとともに、バッ
フル部に対応する突部を成形金型に設ける必要を無くし
得て成形金型の製造費用および維持費用を安価にするこ
とができる。
しかも本発明の方法によれば、成形金型外で溶着部を形
成するので、金型のキャビティ形状や型構造に制約され
ずに任意の位置にバッフル部を設けることができ、バッ
フル部の位置の変更を極めて容易に行うことができる。
さらに本発明の方法によれば、成形金型外で管状体の軸
線に交差する方向の面内で移動する部材により溶着部を
形成するので、その移動する部材を押し出しに伴う管状
体の移動し係動させることにより、少ない数のその移動
する部材で多くの溶着部を形成し得て、多くの溶着部ひ
いてはバッフル部を形成する場合でも安価な設備費でそ
の形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法に使用して好適な装置の一部を破
断して示す図、 第2図(a)乃至第2図(e)は、第1図に示す装置を
用いて、一例としての成型品を製造する手順を示す説明
図、 第3図は、本発明方法に適用して好適な他の装置を示す
図、そして 第4図(a)及び(b)は、従来の成型方法を示す説明
図である。 2,24……管状体、4……突部 6a,6b……成型金型、8……バッフル部 10……ダイ、12……コア 14……ダイスリット、16……支持ロッド 18……開閉部材、20……駆動装置 22……溶融樹脂、26……溶着部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形するに際し、 成形金型外で、溶融樹脂材料を押し出して管状体を形成
    する工程と、 成形金型外で、その押し出された管状体を、その管状体
    の軸線に交差する方向の面内で移動する部材により部分
    的に溶着させて、その管状体の内部にバッフル部に対応
    する溶着部を形成する工程と、 成形金型内で、その管状体の内部に加圧流体を吹き込ん
    で、その管状体を膨満させる工程と、 を少なくとも具えることを特徴とする、バッフル部を有
    する中空成形品のブロー成形方法。
JP19705188A 1988-08-09 1988-08-09 バッフル部を有する中空成形品のブロー成形方法 Expired - Lifetime JPH0716999B2 (ja)

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