JPH0716942B2 - グリーンシートのナイフカット装置 - Google Patents

グリーンシートのナイフカット装置

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JPH0716942B2
JPH0716942B2 JP1229582A JP22958289A JPH0716942B2 JP H0716942 B2 JPH0716942 B2 JP H0716942B2 JP 1229582 A JP1229582 A JP 1229582A JP 22958289 A JP22958289 A JP 22958289A JP H0716942 B2 JPH0716942 B2 JP H0716942B2
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green sheet
knife
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cutting
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勉 広田
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセラミックグリーンシートを正確な一定寸法幅
に切断することができるグリーンシートのナイフカット
装置に関するものである。
(従来の技術) セラミックグリーンシートを一定寸法幅に切断するため
の従来のナイフカット装置は、グリーンシートの両端に
付されているマークをテレビカメラ等による光学的に読
取り、それらのマーク間の距離及び傾きを演算してそれ
に応じてカッタ機構のナイフの位置等の補正を行い、そ
の後にナイフを所定量ずつ水平方向に移動させたうえ下
降させて切断する方式のものであった。ところがこのよ
うな従来の装置はテレビカメラとカッタ機構とが独立し
たものであるためにテレビカメラにより読取る位置とカ
ッタ機構による切断開始位置との間に微調整を必要と
し、グリーンシートのロット毎にこの微調整を行ってい
たものの、ロット内における寸法のバラツキには対応す
ることができず、正確な切断が行えないという欠点があ
った。またグリーンシート及びカッタ機構のナイフは切
断のために加熱されており、これによる熱膨脹が更に寸
法誤差を拡大するという欠点もあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、ロッ
ト内の寸法のバラツキがある場合にも高精度でグリーン
シートを一定寸法幅に切断することができるグリーンシ
ートのナイフカット装置を提供するために完成されたも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、パレットに支持されたグリーンシートを
クランプして上方に突き上げる突き上げ機構の上方に、
グリーンシートに付されたマーク読取り用のカメラとナ
イフとを断熱板を介して一体化したカッタと、このカッ
タをカメタにより読取られたマーク間寸法に応じて平行
移動させるカッタ送り機構とを設けたことを特徴とする
ものである。
(実施例) 次に本発明を図示の実施例に基づいて更に詳細に説明す
る。
図中、(1)はコンベヤ(2)を備えたフレームであ
り、このコンベヤ面の下方に突き上げ機構(3)が設け
られ、またコンベヤ面の上方にカッタ(4)とカッタ送
り機構(5)とが設けられている。以下に各部分ごとに
その構成を説明する。
《コンベヤ》 コンベヤ(2)はフレーム(1)のスプロット(6)、
(6)間に張設されたチェーン式のものであり、モータ
(7)より間歇的に駆動され、第4図に示されるような
板状のパレットPに載せられたグリーンシートGがパレ
ット載せ位置Aでコンベヤ(2)上に置かれ、パレット
取出し位置Bで外部へ取り出される。パレット載せ位置
Aにはシリンダ(8)により昇降される載せ台(9)が
設けられており、載せ台(9)がコンベヤ(2)の上方
へ上昇されたときにパレットPに載せられたグリーンシ
ートGを載せ台(9)上へセットすると、載せ台(9)
が下降した際にコンベヤ(2)へ正しくパレットPが載
るようになっている。
《突き上げ機構》 突き上げ機構(3)はフレーム(10)の内部に設けられ
たもので、下から順にナイフカット用突き上げ機構(1
0)と、マーク検出用突き上げ機構(11)と、θ軸調整
機構(12)と、X軸調整機構(13)と、パレットチャッ
ク機構(14)とから構成されている。
ナイフカット用突き上げ機構(10)はギヤードモータ
(15)により偏心カム(16)を回転させ、ナイフカット
の際にテーブル(17)を昇降動させる。マーク検出用突
き上げ機構(11)はテーブル(17)上にシリンダ(18)
によりスライドできるカム(19)を設けたもので、ナイ
フカットに先立つマーク検出の際にこのカム(19)によ
ってテーブル(20)を昇降動させる。なおテーブル(1
7)、(20)は2本のガイド(21)によってガイドされ
つつ昇降動される。θ軸調整機構(12)はテーブル(2
0)上に設けられ、垂直軸を中心としてテーブル(22)
を小さい角度だけ回転させたカッタ(4)に対するグリ
ーンシートGのねじれを補正する。X軸調整機構(13)
はテーブル(22)上に設けられ、モータ(23)付きの送
りねじにより第1図及び第3図において左右方向となる
X軸方向にテーブル(24)を移動させる。これによって
カッタ(4)に対するグリーンシートGのX軸方向のズ
レを補正する。なお、θ軸及びX軸の補正の方法につい
ては後に詳しく説明する。パレットチャック機構(14)
は第2図及び第3図に示されるようにテーブル(24)に
コンベヤ(2)をはさむように一対のチャック(25)、
(25)を設けたもので、コンベヤ(2)により運ばれて
きたパレットPをこれらのチャック(25)、(25)によ
り両側から挟んで固定するためのものである。
以上の各機構から構成された突き上げ機構(3)は、コ
ンベヤ(2)上のパレットPをチャックで固定してコン
ベヤ(2)から持上げ、必要なθ軸及びX軸方向の補正
を行ったうえでカッタ(4)に向って昇降動させること
ができる。
《カッタ》 カッタ(4)は細長いナイフ(26)を中央に垂下させる
とともに、その側方に一対のカメラ(27)、(27)を設
けたものであり、これらのナイフ(26)とカメラ(2
7)、(27)とは相対位置の変動がないように一体化さ
れている。カメラ(27)、(27)は第4図に示されるよ
うにグリーンシートGの側方にその製造工程において予
め付されている一対のマークM、Mを検出するためのも
のであるので、ナイフ(26)をグリーンシートGの中心
に位置させたときカメラ(27)、(27)がこれらのマー
クM、Mの上方位置にくるように設置されている。ナイ
フ(26)は切断を容易に行わせるためにヒータ(28)に
より加熱されているが、その上方にはセラミック製の断
熱板(29)が設けられてヒータ(28)の熱がカメラ(2
7)、(27)の方へ伝わることを防止している。なおナ
イフ(26)は第4図に示される切断線Sの長さに等しい
刃長を持つ1枚刃のナイフである。
《カッタ送り機構》 本発明のカッタ(4)はこのカッタ送り機構(5)によ
ってY軸方向(第2図の左右方向、第3図の上下方向)
だけに平行移動される。このY軸方向の送りもモータ
(30)付きの送りねじによって行われるが、その送り量
はカメラ(27)、(27)により検出されたマークM、M
間の距離を等分するようにNC制御される。なお(31)は
高さを微調整するためのハンドルである。
(作用) 次に本発明の装置の作動を説明する。
まずパレット載せ位置Aで載せ台(9)がコンベヤ
(2)のパレット搬送面より上に持ち上げられ、、パレ
ットPに載せられたグリーンシートGがその上に置かれ
る。グリーンシートGの端部には第4図に示されるよう
なマークM、Mが製造工程において予め付されている。
載せ台(9)が下降するとパレットPはコンベヤ(2)
上に載せられ、カッタ(4)の直下の位置まで移送さ
れ、搬送面上に突き出ているパレットストッパ(14A)
に当たり停止する。
次に付き上げ機構(3)のマーク検出用突き上げ機構
(11)がそれより上方の部分を上昇させるとともに、パ
レットチャック機構(14B)、(14B)がパレットPをチ
ャックし、パレットPをテーブル(24)上に固定する。
そしてカッタ(4)のカメラ(27)、(27)がグリーン
シートG上のマークM、Mの位置を読み取り、カッタ
(4)のナイフ(26)に対するX軸方向の位置ずれ、θ
軸方向のねじれがあればX軸調整機構(13)とθ軸調整
機構(12)によってパレットチャック機構(14)を微調
整してグリーンシートGを正しい位置に調整する。また
カメラ(27)、(27)がマークM、M間の距離を測定
し、それをn等分した切断寸法幅の値をカッタ送り機構
(5)へ送る。マーク読取り時にはカッタ(4)のナイ
フ(26)はグリーンシートGの中心位置にあるが、マー
ク読取りが終了するとカッタ送り機構(5)はナイフ
(26)をY軸方向へ移動させる。次に突き上げ機構
(3)のナイフカット用突き上げ機構(10)が偏心カム
(16)の回転動作により作動してパレットPとともにグ
リーンシートGを上昇させ、グリーンシートGの端部に
1回目のナイフカットを行い、一筋の切断線Sを入れ
る。なおナイフ(26)はヒータ(28)により加熱されて
いるので、ナイフカットは円滑に行われる。次にナイフ
カット用突き上げ機構(10)によりオアレットPは下降
し、カッタ送り機構(5)は演算された切断寸法幅分だ
けナイフ(26)を移動させ、以下同様にグリーンシート
Gにn+1回のナイフカットが施される。そして第4図
のようにn+1本の切断線SがグリーンシートGに入っ
たらグリーンシートGはパレットPとともにコンベヤ
(2)上に降ろされ、次のパレット取出し位置Bで取出
される。
このように、本発明によればナイフ(26)と一体化され
たカメラ(27)、(27)によりグリーンシートG上のマ
ークM、Mを読取り、その値に基いてカッタ送り機構
(5)でアイフ(26)を移動させつつナイフカットを行
うので、従来のカメラとナイフが別体の装置のようにカ
メラとナイフとの間の誤差を調整する必要がない。そし
て本発明の装置ではグリーンシート1枚ごとにマーク
M、Mを読み取り、その位置に基いてナイフ(26)の位
置をNC制御するので、同一のロット内においてグリーン
シートGの寸法のばらつきがあってもマークM、Mをカ
メラ(27)、(27)で読取ることが可能な限り、常に正
確な寸法でナイフカットを行うことができる。
また本発明によればナイフ(26)を加熱しているヒータ
(28)の熱を断熱板(29)によって遮断してカメラ(2
7)、(27)の方へ伝わらないようにしたので、光学測
定系が熱膨脹によって狂うことがなく、高い寸法精度を
維持することができる。
例えば、第5図に示すような110mm×135mmのグリーンシ
ートから本発明のナイフカット装置により5.20mm×82.0
mmの寸法の短冊状切断片を20枚ずつ切り出した場合、10
0枚の切断片の幅寸法のばらつきを測定すると第6図の
とおりの結果が得られた。この図に示されるように、各
切断片の幅寸法のばらつきは極めて小さいことが分か
る。
また、第5図にPOS.1、POS.2と記された位置におけるマ
ークと実際の切断位置との誤差を9枚のサンプルについ
て測定した結果、第7図の通りの結果が得られた。ここ
で丸印は誤差の平均値を示し、上下の棒は誤差の最大値
と誤差の最小値を示している。この第7図によっても、
本発明のナイフカット装置の切断精度が極めて高いこと
が分かる。
(発明の効果) 本発明は以上に説明したように、グリーンシートをロッ
ト内のバラツキやヒータの熱に影響されることなく常に
正確な寸法にナイフカットすることができるもので、加
工精度を従来のナイフカット装置よりも大幅に向上させ
ることができる。よって本発明は従来の問題点を一掃し
たグリーンシートのナイフカット装置として、産業の発
展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
はその一部切欠側面図、第3図はその一部切欠平面図、
第4図はグリーンシートGの平面図、第5図はグリーン
シートの拡大平面図、第6図は切り出された切断片の幅
寸法のばらつきを示すグラフ、第7図はグリーンシート
上のマークと実際の切断位置との誤差を示すグラフであ
る。 (3):突き上げ機構、(4):カッタ、(5):カッ
タ送り機構、(26):ナイフ、(27):カメラ、(2
9):断熱板、P:パレット、G:グリーンシート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレットPに支持されたグリーンシートG
    をクランプして上方に突き上げる突き上げ機構(3)の
    上方に、グリーンシートGに付されたマーク読取り用の
    カメラ(27)とナイフ(26)とを断熱板(29)を介して
    一体化したカッタ(4)と、このカッタ(4)をカメラ
    (27)により読取られたマーク間寸法に応じて平行移動
    させるカッタ送り機構(5)とを設けたことを特徴とす
    るグリーンシートのナイフカット装置。
JP1229582A 1989-09-05 1989-09-05 グリーンシートのナイフカット装置 Expired - Fee Related JPH0716942B2 (ja)

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