JPH07169333A - ノイズ除去装置付きフラットケーブル - Google Patents

ノイズ除去装置付きフラットケーブル

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Publication number
JPH07169333A
JPH07169333A JP31859293A JP31859293A JPH07169333A JP H07169333 A JPH07169333 A JP H07169333A JP 31859293 A JP31859293 A JP 31859293A JP 31859293 A JP31859293 A JP 31859293A JP H07169333 A JPH07169333 A JP H07169333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
magnetic body
noise removing
noise
removing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP31859293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Takada
周一 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31859293A priority Critical patent/JPH07169333A/ja
Publication of JPH07169333A publication Critical patent/JPH07169333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に比べて数倍のノイズ除去の機能を有
し、コスト・スペースが同じノイズ除去装置付きフラッ
トケーブルを提供すること。 【構成】 信号線を平面状に束ね、さらに、スリット3
が形成されたフラットケーブル1と、前記フラットケー
ブル1が通過できる孔を有する磁性体2とを具備し、前
記フラットケーブル1は、前記磁性体2の孔の内部を通
過し、その外部を通って巻かれ、さらに、前記フラット
ケーブル1の前記スリット3に挿入され、さらに、前記
磁性体2の孔の内部を通過し、この様な工程を所定回数
繰り返されて、前記フラットケーブル1が前記磁性体2
に巻き付けられている。 【効果】 同じ大きさでありながらケーブルの巻き数に
よって、従来のものより9倍以上のノイズ除去効果を持
つノイズ除去装置付きフラットケーブルを構成すること
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号線の高周波成分の
カットを行い、不要な電磁波輻射を防ぐノイズ除去装置
付きフラットケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例におけるノイズ除去装置付
きフラットケーブルを示すものである。1はフラットケ
ーブル、2は磁性体である。
【0003】信号線などにフラットケーブルを用いた従
来の信号線では、フラットケーブル自体がアンテナとな
り、そこにノイズ電流が流れる際に電磁ノイズを発生さ
せていた。電磁ノイズの発生は、他の電気機器に誤作動
を生じさせるなどの悪影響を与えるため、他の電気機器
に影響を与えることを防止する対策が必要である。
【0004】このように、不要輻射を抑制するため、従
来のシステムでは図4に示したように、フラットケーブ
ル1を磁性体であるフェライトコア2間に通してノイズ
フィルタの役割をさせることにより、フラットケーブル
1に流れるノイズ電流の除去を行ってきた。電磁誘導の
法則によれば、図5に示したように閉じた磁性体ループ
に信号線を巻けば、巻数Nの2乗と磁性体ループの断面
積S、および流れる電流の周波数ωの積に比例して信号
線の抵抗成分が増える。従って、高周波成分で構成され
るノイズ電流は、この抵抗成分により多くが熱エネルギ
ーとなり電磁ノイズを発生しなくなる。
【0005】従来例の場合が、図6(a)のようにフェ
ライトコアを1回通過させるだけであるから、巻数は
0.5に数えることができる。これに対し、図6(b)
に示すように巻数を1.5にすれば、抵抗成分は巻数の
2乗に比例するので、9倍(19dBの効果)となる。
言い換えると、コアを1回通過させる場合に比べ、コア
を一周させ2回通過させる対策は、フェライトコアを9
個使って通過させる分の効果が得られることがわかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来までは、
フラットケーブルを用いて巻数を1.5以上させること
が困難であったため、それ以上のノイズ除去を行おうと
すれば、フラットケーブル以外の全ての信号線にフィル
タ素子を入れるなどの別対策が必要であった。従って、
従来の対策では部品点数が増えるなど対策自体が高価に
なっていた。
【0007】本発明は上記従来のフラットケーブルの課
題に鑑み、フラットケーブルと磁性体だけを用いる、効
果的なノイズ除去装置付きフラットケーブルの提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号線を平面
状に束ね、さらに、スリットが形成されたフラットケー
ブルと、前記フラットケーブルが通過できる孔を有する
磁性体とを具備し、前記フラットケーブルは、前記磁性
体の孔の内部を通過し、その外部を通って巻かれ、さら
に、前記フラットケーブルの前記スリットに挿入され、
前記磁性体の孔の内部を通過し、この様な工程を所定回
数繰り返されて、前記フラットケーブルが前記磁性体に
巻き付けられているノイズ除去装置付きフラットケーブ
ルである。
【0009】
【作用】フラットケーブルに設けたスリットにより、そ
こを通しながら磁性体の内部と外部の往復巻き付けする
ことが可能になり、そのノイズ除去機能は優れたものと
なる。る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるノイズ除
去装置付きフラットケーブルを示すものである。図1に
おいて、1は信号線を平面状に束ね信号線に沿って幅中
央に自分自身が通過できるスリット3を設けたフラット
ケーブル、2はフラットケーブル1が通る孔を有した強
磁性体フェライトコアである。
【0012】この実施例では、フラットケーブル1をフ
ェライトコア2に対して2.5巻させたものを示す。そ
の製造方法は図2に示す手順で行う。その手順を次に説
明する。
【0013】作業(1) フラットケーブル1をフェラ
イトコア2に通し、くびれの部分Aを折り曲げて作る。
矢印は折曲げる方向を示す。
【0014】作業(2) くびれの部分Aとフェライト
コア2に対して、図面下方のフラットケーブル1を、く
びれの部分Aにスリット3が通るように、折り曲げる。
この場合、フラットケーブル1はフェライトコア2の外
部を通過させる。
【0015】作業(3) 図面上方にあるフラットケー
ブル1を矢印のように、図面下方へ図面上向こう側から
折曲げる。その際、フラットケーブル1をフェライトコ
ア2の孔を通す。
【0016】作業(4) (2)と同じ作業をする。
【0017】作業(5) (3)と同じ作業をする。
【0018】作業(6) フラットケーブル1のスリッ
ト3から外部に突出しているくびれの部分Aを開くよう
にさらに折り曲げて(点線部分で)、フラットケーブル
1のコネクタ部分が外側を向くようにする。
【0019】以上の作業によりケーブルを2.5巻した
ノイズ除去装置付きフラットケーブルが製造できる。図
3は2.5巻した状態の実施例を横から見た断面図を示
す。
【0020】この構成によれば、従来例のフェライトコ
ア2にフラットケーブル1を一回通過(0.5巻)させ
るだけのものより、25倍(2.5巻/0.5巻の2
乗)のノイズ除去作用がある。また、従来例と同じ大き
さであるため、余分な場所を取る必要もなく簡単に入れ
換えが可能である。
【0021】なお、フラットケーブル1のスリット長は
装置の効力には影響を及ぼさないので、設置条件に依存
して任意の形状を取ることができる。
【0022】また、上述した作業項目の(2)と(3)
を繰り返せば、フラットケーブル1の長さと厚みが許す
限り、何回でも巻き数を増やし、ノイズ除去の効果を上
げることができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明、同じ大きさでありながらケーブルの巻き数によ
って、従来のものより9倍以上のノイズ除去効果を持つ
ノイズ除去装置付きフラットケーブルを構成することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるノイズ除去装置付き
フラットケーブルを示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるノイズ除去装置付き
フラットケーブルの構成方法を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例におけるノイズ除去装置付き
フラットケーブルの構成方法を示す説明図である。
【図4】従来例におけるノイズ除去装置付きフラットケ
ーブルを示す図である。
【図5】電磁誘導の法則と電磁ノイズとの関係を説明す
るための模式図である。
【図6】従来例におけるノイズ除去性能を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 2 フェライトコア 3 スリット A くびれの部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を平面状に束ね、さらに、スリッ
    トが形成されたフラットケーブルと、前記フラットケー
    ブルが通過できる孔を有する磁性体とを具備し、前記フ
    ラットケーブルは、前記磁性体の孔の内部を通過し、そ
    の外部を通って巻かれ、さらに、前記フラットケーブル
    の前記スリットに挿入され、前記磁性体の孔の内部を通
    過し、この様な工程を所定回数繰り返されて、前記フラ
    ットケーブルが前記磁性体に巻き付けられていることを
    特徴とするノイズ除去装置付きフラットケーブル。
JP31859293A 1993-12-17 1993-12-17 ノイズ除去装置付きフラットケーブル Pending JPH07169333A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31859293A JPH07169333A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ノイズ除去装置付きフラットケーブル

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JP31859293A JPH07169333A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ノイズ除去装置付きフラットケーブル

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JPH07169333A true JPH07169333A (ja) 1995-07-04

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ID=18100864

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JP31859293A Pending JPH07169333A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ノイズ除去装置付きフラットケーブル

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JP (1) JPH07169333A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107388A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Kyocera Document Solutions Inc ラインフィルタ、画像形成装置および電子機器
CN109911119A (zh) * 2019-03-08 2019-06-21 中国海洋大学 一种适用于波浪滑翔器的缆接头连接机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107388A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Kyocera Document Solutions Inc ラインフィルタ、画像形成装置および電子機器
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