JPH0716900U - 窓における防虫通風装置 - Google Patents

窓における防虫通風装置

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JPH0716900U
JPH0716900U JP5295593U JP5295593U JPH0716900U JP H0716900 U JPH0716900 U JP H0716900U JP 5295593 U JP5295593 U JP 5295593U JP 5295593 U JP5295593 U JP 5295593U JP H0716900 U JPH0716900 U JP H0716900U
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茂男 岡村
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新日軽株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内外から見栄えがよく、収納が簡単で、窓
枠からはみ出るような収納部が不要で外観が優れた窓に
おける防虫通風装置とする。 【構成】 窓障子7の上框35を窓枠1の上枠8に回動
可能に取り付け、開閉ハンドル48で開閉できるように
する。窓障子7の下框36と縦框37の屋内側に、窓障
子7を屋外側へ回動させた際の窓枠1との間の隙間を遮
蔽する遮蔽壁部39を形成する。遮蔽壁部39の開口に
は防虫及び通風のために網体42を取り付ける。窓枠1
は窓障子を閉めた際に遮蔽壁部39を収納して隠蔽する
収納部19、27を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、窓に設ける防虫通風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
窓の防虫通風装置としては、窓枠に障子を摺動可能に取り付ける引戸式の網戸 や、窓開口部に対して上下方向で引き下げ、巻き上げするようにしたロール網戸 や、さらには窓枠に位置を固定してしまう固定網戸などが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上述の網戸はいずれも使用時には窓開口部の全体あるいは一部を閉じ るタイプのもので、あまり見栄えがよくなかった。また引戸式の網戸や固定網戸 では、不使用時であっても収納することができず、屋内外から見えないようにす るには窓枠から外してしまうしかなく、一方ロール網戸は巻き上げて収納するこ とが簡単にできることから窓枠に収納部を設ける場合が多いが、この収納部が窓 枠から屋内側(あるいは屋外側)へはみ出た形になってしまうためあまり体裁の 良いものとはなっていなかった。また窓枠とは別に収納部を形成するため、窓と してのコストアップにもつながっていた。
【0004】 本考案はこのような点に鑑みてなしたもので、防虫通風装置としての機能を損 なうことなく、収納が簡単で、また窓枠からはみ出るような収納部を必要とせず 、屋外からでも屋内からでも見栄えの良い外観を保つことができる窓における防 虫通風装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る窓における防虫通風装置は上記目的を達成するために、窓枠内に 窓障子を納め、該窓障子の一の端縁側を上記窓枠に支持し、上記窓障子の上記端 縁に対向する他の端縁側を屋外側へ回動可能とし、上記窓障子の周縁の屋内側に 、上記窓障子を屋外側へ回動させた際の上記窓障子と上記窓枠との間の隙間を遮 蔽する遮蔽壁部を形成し、上記遮蔽壁部に防虫機能を有する通風部を設ける構成 としたものである。
【0006】 本考案に係る窓における防虫通風装置は、上記窓枠に、上記窓障子を閉めた際 に上記遮蔽壁部を納めて隠蔽する遮蔽壁収納部を形成した構成とすることができ る。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案に係る窓におけ る防虫通風装置の一実施例を示す斜視図である。この装置は、窓枠1の内側の窓 開口を無目2a、2bによって三分割し、中央開口3にはガラス4を取り付け固 定し、上開口5と下開口6それぞれに本考案に係る防虫通風装置を有する窓障子 7、7を納めて構成したものである。
【0008】 図2ないし図4に示すように窓枠1は、上枠8、下枠9及び一対の縦枠10、 10を矩形に枠組みして形成したものである。上枠8は内側に窓障子7の支持部 11が設けてあり、この支持部11は窓障子7を取り付けるための突条12を有 する上辺部13と、窓障子7に対するストッパ部14を先端に有する下辺部15 とからなる。下枠9は下辺部16と、その上方に適宜間隔を明けて位置し窓障子 7に対するストッパ部17を先端に有する上辺部18とから構成してある。下辺 部16は屋内側から屋外側にかけて適宜の角度で下降傾斜し、一方、上辺部18 は水平であり、両者の間には断面台形状の収納部19が形成される。さらに縦枠 10は中空の矩形断面を有する枠部20と、その内側に適宜の間隔を明けて位置 し窓障子7に対するストッパ部21を先端に有する内側辺部22とからなり、枠 部20と内側辺部22の間には断面が矩形の収納部23が形成される。
【0009】 また窓枠1の窓開口を分割する無目2a、2bは、断面形状、構造が異なるも のであり、上側の無目2aは略台形断面形状を有する枠部24と、その上方に適 宜間隔を明けて位置し窓障子7に対するストッパ部25を先端に有する上辺部2 6とから構成してある。枠部24は屋内側から屋外側にかけて適宜の角度で下降 傾斜し、一方、上辺部26は水平であり、両者の間には断面台形状の収納部27 が形成される。さらに枠部24の下面にはガラス4の保持部28が設けてある。
【0010】 下側の無目2bは略中央を段付きとした略矩形の断面形状を有する枠材で、上 面には無目2aの保持部28と対応するガラス4の保持部29が設けてあり、ま た下面には、上枠8の支持部11と対応する窓障子7の支持部30が設けてある 。この支持部30は上枠8の支持部11と同一構造を有し、窓障子7を取り付け るための突条31を有する上辺部32と、窓障子7に対するストッパ部33を先 端に有する下辺部34とからなる。
【0011】 窓障子7はそれぞれ、上框35、下框36及び一対の縦框37、37を矩形に 枠組みし、ガラス43を組み込んで構成したものである。上框35の上部には、 上枠8の突条12を受け入れるために屋内側を溝状に開口した突条受け38が屋 外側に設けてあり、窓枠1を枠組みする段階で突条受け38内に上枠8の突条1 2を挿入する形で組み付け、突条12を中心に図2に示すように回動可能にして 窓枠1に取り付けてある。
【0012】 また下框36と縦框37には遮蔽壁部39を構成する下辺部40と一対の側辺 部41がそれぞれ一体に形成してある。この遮蔽壁部39の下辺部40と側辺部 41は、それぞれ矩形の開口をくり抜いて形成してあり、防虫用の網体42を開 口内側から取り付けて防虫機能を有する通風部を形成してある。下辺部40は、 下枠9の収納部19及び無目2aの収納部27の傾斜に対応するように屋内側か ら屋外側に掛けて下降傾斜させてあり、また側辺部41は縦枠10の収納部23 に対応するように平坦なプレート状のものとしてある。下辺部40と側辺部41 には、一つの開口をほぼ全面にわたってくり抜き形成したものに代えて、例えば 図5に示すような複数の開口を設けたもの等も採用することもできる。なお下辺 部40と側辺部41の端縁にはそれぞれゴムビード46、47が取り付けてある 。
【0013】 窓障子7を開閉するための装置は、開閉ハンドル48、駆動レバー49、連結 バー50、昇降バー51、回転レバー52、回転支持部材53、及び連結バー5 4から構成してある。開閉ハンドル48は従来より窓の開閉に用いられているも ので、ハンドル部55を回転させると内部のギヤ装置に一端を連結した駆動レバ ー49が図2中の上下方向で回動し、この駆動レバー49の回動は、連結バー5 0を介して昇降バー51に伝達される。昇降バー51は、窓枠1の縦枠10を構 成する枠部20内に上下動可能に配置してあり、上端に設けたピン56はくの字 形状を有する回転レバー52の一端に設けた長孔57に挿入してある。回転レバ ー52は、中ほどの曲折部位を縦枠10の収納部23内で枠部20に固定した回 転支持部材53に回転可能に保持させてあり、連結バー54を介して窓障子7の 下框36とピン結合により連結してある。
【0014】 即ち本実施例では、窓障子7で窓枠1の上開口5と下開口6それぞれを閉じた 状態では、図2ないし図4の実線で示すように、窓障子7の上框35、下框36 及び縦框37の内側面がそれぞれ窓枠1の上枠8、下枠9、縦枠10及び無目2 a、2bのストッパ部14、17、21、25、33と当接して屋内外をしっか りと遮断する。また遮蔽壁部39を構成する下辺部40と側辺部41はそれぞれ 下枠9の収納部19、無目2aの収納部27及び縦枠10の収納部23内に収納 され、屋外からも屋内からも見えなくなっている。このとき、昇降バー51は図 2に示す状態よりも上の最も上昇した位置にあり、回転レバー52は連結バー5 4を設けた側が図2の状態よりもさらに下側を向くように回転しており、これに 伴って連結バー54は完全に縦枠10の収納部23内に収納された状態となって いる。
【0015】 この状態から開閉ハンドル48を操作して駆動レバー49を回動させ、連結バ ー50を介して昇降バー51を下降させると、図2に示すように回転レバー52 の連結バー54側が上方に回動し、これに伴って連結バー54が縦枠10の収納 部23から屋外側へ突出し、窓障子7の下框36を屋外側へと押し出す。これに よって窓障子7は上枠8の突条12を中心に回動し、図1に示すように遮蔽壁部 39が屋外に露出する。すると、屋内外の通風が図2中に矢印で示すように行な われる。もちろん遮蔽壁部39からの虫等の侵入は、網体42によって防がれ、 通風のみが行なわれる。また窓障子7の回動の際に、下辺部40と側辺部41の 端縁に設けたゴムビード46、47は、無目2aの枠部24及び下枠9の下辺部 16上面に摺接しつつ移動し、窓障子7が回動しきった状態では密接に無目2a の枠部24及び下枠9の下辺部16と接し、屋内外を遮断し、そこからの虫等の 侵入を防止する。窓障子7を閉める場合は、開閉ハンドル48を逆に回すことに より各部を上記とは逆方向へ動作させることになる。
【0016】 なお本考案は以上説明してきた実施例の構造、形状等に限定されるものではな く、種々の形態の窓に適用できる。例えば一つの窓開口を図示の例のように仕切 ることなく一つの窓障子で開閉するようにした窓や、一つの窓開口を二分した窓 等に適用できる。
【0017】
【考案の効果】
請求項1に係る窓における防虫通風装置は以上説明してきたように、窓枠に回 動可能に取り付けた窓障子の周縁に、窓障子を屋外側へ回動させた際の窓枠との 隙間を遮蔽する遮蔽壁部を形成し、この遮蔽壁部に防虫機能を有する通風部を設 けるようにしたので、十分な防虫通風機能を有するだけでなく、屋内外からの見 栄えがよく、窓障子を閉めれば同時に収納され、開閉操作が簡単に行なえるもの になるという効果がある。
【0018】 また請求項2に係る窓における防虫通風装置は、窓障子を閉めた際に遮蔽壁部 を納めて隠蔽する遮蔽壁収納部を形成するようにしたので、窓障子を閉めると防 虫通風部分が屋内からも屋外からも見えない優れた外観を呈するものとすること ができ、しかも窓枠からはみ出るような収納部が不要となって安価に製造できる ものになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る窓における防虫通風装置の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】遮蔽壁部の網体の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 窓枠 2a、2b 無目 7 窓障子 8 上枠 9 下枠 10 縦枠 19、23、27 収納部 35 上框 36 下框 37 縦框 39 遮蔽壁部 42 網体 48 開閉ハンドル 51 昇降バー 52 回転レバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件からなる窓における防虫通風
    装置。 (イ)窓枠内に窓障子を納め、該窓障子の一の端縁側を
    上記窓枠に支持し、上記窓障子の上記端縁に対向する他
    の端縁側を屋外側へ回動可能とする。 (ロ)上記窓障子の周縁の屋内側に、上記窓障子を屋外
    側へ回動させた際の上記窓障子と上記窓枠との間の隙間
    を遮蔽する遮蔽壁部を形成する。 (ハ)上記遮蔽壁部に防虫機能を有する通風部を設け
    る。
  2. 【請求項2】 請求項1の窓における防虫通風装置にお
    いて、上記窓枠に、上記窓障子を閉めた際に上記遮蔽壁
    部を納めて隠蔽する遮蔽壁収納部を形成したことを特徴
    とする窓における防虫通風装置。
JP1993052955U 1993-09-03 1993-09-03 窓における防虫通風装置 Expired - Lifetime JP2602180Y2 (ja)

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