JPH07168939A - カラー画像領域判定装置 - Google Patents

カラー画像領域判定装置

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JPH07168939A
JPH07168939A JP5315136A JP31513693A JPH07168939A JP H07168939 A JPH07168939 A JP H07168939A JP 5315136 A JP5315136 A JP 5315136A JP 31513693 A JP31513693 A JP 31513693A JP H07168939 A JPH07168939 A JP H07168939A
Authority
JP
Japan
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color
hue
area
frequency
photograph
Prior art date
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Pending
Application number
JP5315136A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamazaki
誠 山▲崎▼
Masaki Murayama
正樹 村山
Yasuhiro Yoshida
康浩 吉田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5315136A priority Critical patent/JPH07168939A/ja
Publication of JPH07168939A publication Critical patent/JPH07168939A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文書画像中のカラー写真領域と最大で3個程度
の色を含んだ図形または文字の領域とを効率よく判定す
る方法を提供すること。 【構成】領域内の全ての画素について色相を計算し、そ
のヒストグラムを作成する手段と、そのヒストグラムの
中から頻度がある閾値以下の連続区間を探し、この連続
区間の長さの最大値がある閾値を越えているか越えてい
ないかを判断する。一般的に写真には多くの色が含まれ
ているので、ヒストグラムにあらわれる色相の分布は全
色相にわたって分散し、頻度が0の連続区間はできる
が、その幅(角度)は狭いものとなる。一方、単色の文
字または図形の場合は、色相の分布は一箇所に集中する
ので、頻度が0の大きな連続区間が現れる。このように
色相のヒストグラムにおいて頻度がある閾値以下となる
連続区間の幅の最大値を調べることで写真のようなカラ
ー写真領域とカラー図形領域を判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー文書画像に含ま
れるカラーの写真や図形の処理に必要なカラー画像領域
判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある領域がモノクロであるかカラーであ
るかは、その領域を構成している画素の彩度を調べるこ
とで判定することができる。しかしこの方法ではカラー
であると判定された領域が、カラー写真であるかカラー
図形であるかの判定ができない。ここに、カラー写真と
は、多くの色を含んだ写真であり、カラー図形とは、1
つの色を含んだ図形、または色の付いた文字、または背
景に色の付いた文字等、カラー写真以外のカラー画像を
いう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、ある領域が
カラー写真のような多色の領域であるか、図形のような
単色の領域であるかの判定に色相の情報を利用すること
が考えられるが、その色相情報を利用する一般的な処理
手順は未だ明確になっていない。
【0004】本発明は、このような要望に応えるもの
で、カラー写真であるかカラー図形であるかの判定を行
うことが出来るカラー画像領域判定装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するもので、領域内の画素について色相を計算しその
ヒストグラムを作成する手段と、そのヒストグラムから
頻度がある閾値以下の連続区間を探し、その区間の長さ
の最大値を求める手段を有するものである。
【0006】
【作用】一般的に写真には多くの色が含まれているの
で、ヒストグラムにあらわれる色相の分布は全域にわた
って分散し、頻度がある閾値以下(以下では仮に頻度=
0とする)の連続区間があっても、その幅(角度)は狭
いものとなる。一方、単色の文字または図形の場合は、
色相の分布は一箇所に集中する。色の加減で分布が広が
っていたり、主色以外の色相部分にノイズが有る場合で
も写真のように全色相にわたって分布することはないの
で、頻度が0の大きな連続区間が現れる。このように上
記手段を使って頻度が0の連続区間の幅の最大値を調べ
ることで、カラー写真領域とカラー図形領域を判定する
ことができる。
【0007】また、カラー図形に2つの色が含まれてい
る場合、分布は2箇所にかたまるが、その2つの色が何
色であろうと最低でも 閾値={360°/2}−(1
つの色が占める色相幅の最大値)程度の頻度が0の連続
区間ができるので、この角度を閾値とすればカラー写真
と2つ以下の色を含んだカラー図形の判定を行なうこと
ができる。
【0008】同様にカラー図形画像に含まれている色の
数の最大値がN個の場合は閾値を閾値={360°/
N}−(1つの色が占める色相幅の最大値)とすればよ
い。但し、例えば図4の場合、1つの色が占める色相幅
は80°であるので、Nの値として使用できる値は高々
3である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】(実施例1)図1は、本発明の一実施例の
カラー画像領域判定装置が応用された文書画像保存装置
のブロック図である。図1において、100は文書原
稿、101は、画像データ読み込み部102、カラー画
像領域抽出部103、カラー画像領域判定部104、座
標情報記録部105、カラー写真領域保存部106を有
する文書画像保存装置、107はカラー写真画像データ
を表している。上記のように構成された文書画像保存装
置について以下に動作を説明する。
【0011】まず、画像データ読み込み部102でこれ
から処理を行う原画像データを読み込む。さらに、カラ
ー画像領域抽出部103でカラー写真領域またはカラー
図形領域を抽出する。カラー画像領域判定部104で
は、本実施例のカラー画像領域判定装置を使用して、カ
ラー画像領域抽出部103で抽出した領域が、カラー写
真であるかカラー図形であるか判定する。カラー画像領
域判定部104でカラー写真であると判定された場合
は、座標情報記録部105でその領域の座標情報を記録
する。カラー画像領域判定部104でカラー図形である
と判定された場合は座標情報の記録は行わない。このよ
うにカラー画像領域の判定をした後、その座標情報をも
とに、カラー写真領域保存部106でカラー写真領域を
切り出して、カラー写真以外の領域とは別のより効率の
良い方法で保存する。これら各部103〜105は原画
像にカラー画像領域が複数存在する場合は、必要に応じ
て繰りかえし行う。座標情報記録部105の座標情報の
記録の後、またはカラー画像領域判定部104の判定の
前に、他のカラー画像領域判定方法を組み込み、その結
果をカラー画像領域判定部104の判定結果と組み合わ
せて総合的に判定する手段を追加することによって判定
の精度をさらに高めることができる。
【0012】図2は同実施例におけるカラー写真判定部
104の詳細な内容を示すフローチャートである。
【0013】ステップ200〜202は、色相頻度演算
手段によって、画素毎に色相hを計算し、そのヒストグ
ラムを配列Hに作成する手順で、これを当該領域内の全
ての画素について繰り返し行なう。さらに、判定手段に
よって次の処理を実行する。
【0014】すなわち、ステップ204はヒストグラム
H[i]の値が0の連続区間i0〜i1を捜し出す。
【0015】ステップ203、205、206はステッ
プ204で求めた連続区間の幅が最大のものを探すため
の手順であり、ステップ204〜206はヒストグラム
の配列HからH[i]が0の連続区間を全て探し終るま
で繰り返す。
【0016】ステップ207では上の手順で求めた最大
値が閾値を越えているかどうか判定する。
【0017】以上のように構成された方法においてカラ
ー画像領域判定の動作を説明する。まず、ステップ20
0〜202で当該領域に含まれるすべての画素に対して
色相を計算し、そのヒストグラムを、色相頻度演算手段
によって、作成する。こうして作成したヒストグラムを
グラフ化した例が図3、図4、図5であり、それぞれカ
ラー写真画像、1つの色を含む図形画像、2つの色を含
む図形画像の領域の場合である。グラフの横軸は色相で
あり、その値は0°から360°で、周期的になってい
る。縦軸は頻度であるが、ΣH[i]=1となるよう正
規化して表示している。頻度Hの分布はカラー写真の場
合は0°〜360°全ての領域にわたって分散している
のに対して、1つの色を含む図形画像ではその分布は1
箇所にかたまっており、また2つの色を含む図形画像で
はその分布は2箇所にかたまっている。
【0018】次にステップ203〜206で頻度が0の
連続区間を探し、その幅(角度)の最大値maxを求め
る。図3のカラー写真の場合は頻度が0のところは無い
のでmaxは0となる。図4の1つの色を含む図形画像
の場合は310°〜230°が頻度0の連続区間であ
り、その幅は280°となる。図5の2つの色を含む図
形画像の場合は、20°〜190°と210°〜220
°、240°〜310°の3つの連続区間が見つかる。
その最大幅は20°〜190°の170°となる。最後
にステップ207で上で求めたmaxを適当な閾値(t
hres)と比較し、max≧thresの場合はカラ
ー図形領域、max<thresの場合はカラー写真領
域であると判定する。thresの値は、{360°/
(含まれ得る色の数)}−(1つの色が占める色相幅の
最大値)と設定する。なお、この閾値の場合、カラー図
形に含まれている数は、2、3、又は4個が望ましい
が、必ずしもこれに限られない。
【0019】(実施例2)上記実施例1においてヒスト
グラムを例えば10°単位で作成する。こうすることに
よって、ヒストグラムの配列の大きさが小さくなり、計
算処理時間を短縮することができる。ヒストグラムの解
像度を10°単位とすると、ヒストグラムの解像度は荒
くなるが、本発明の方法では頻度が0の最大幅が得られ
ればよいのでヒストグラムの解像度は悪くてもよい。こ
の場合、図2のフォローチャートのステップ202の処
理は H[h/10]=H[h/10]+1とする。
【0020】(実施例3)上記実施例1においてヒスト
グラム作成時に色相の計算を領域内の画素全てについて
行なうのではなく、一様に間引いて行なう。例えば画像
データを縦2画素、横2画素のブロックに分割し、ブロ
ックを構成する4画素のうちの1画素についてのみ色相
を計算して、その結果をそのブロックの代表値とする。
通常の写真や図形において色が1画素ごとに極端に変化
することはないので、このように間引いて作成したヒス
トグラムは間引かずに作成したものに比べて相似のもの
となる。したがって、カラー画像領域の判定は間引かな
い場合と同様に行なうことができる。こうすることによ
って画像データが巨大な場合、あるいは画素密度が高い
データを処理する場合に計算時間を短縮することができ
る。
【0021】なお、本発明では、カラー写真とカラー図
形とを判別することができるが、カラー写真とは、上述
したように多くの色を有する写真であって、その「多
く」とは、天下り的に決定されているのではなく、上記
閾値の設定の仕方で左右することが出来るものである。
【0022】また、上記実施例では、色相の頻度をヒス
トグラムとして把握したが、本発明は、これに限定され
ず、他のコンセプトで色相頻度を把握してももちろんか
まわない。
【0023】また、上記実施例では、色相が0の連続区
間を求めたが、ある閾値以下の色相の連続区間を求めて
ももちろん良い。
【0024】また、本発明の各手段は、上記実施例で
は、コンピュータを用いてソフトウェア的に実現した
が、これにかぎらず、それら各機能を有する専用のハー
ド回路を用いて実現する事が出来る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、領域がカラー写真領域であるかカラー図形領
域であるかを効率良く判定を行うことができるという長
所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が応用されている文書画像保
存装置のブロック図
【図2】本発明のカラー画像領域判定装置の一実施例の
動作を示すフローチャート
【図3】本実施例の処理をカラー写真画像について行っ
たときに得られる色相のヒストグラムを表したグラフの
【図4】本実施例の処理を1つの色を含む図形画像につ
いて行ったときに得られる色相のヒストグラムを表した
グラフの例
【図5】本実施例の処理を2つの色を含む図形画像につ
いて行ったときに得られる色相のヒストグラムを表した
グラフの例
【符号の説明】
100 文書原稿 101 文書画像保存装置 102 画像データ読み込み部 103 カラー画像領域抽出部 104 カラー画像領域判定部 105 座標情報記録部 106 カラー写真領域保存部 107 カラー写真画像データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー文書画像データについ
    て、そのカラー画像領域を抽出するカラー画像領域抽出
    部と、当該カラー画像領域内の各画素について色相を求
    めて各色相の頻度を得る色相頻度演算手段と、その得ら
    れた色相頻度データにおける、所定の閾値以下の頻度の
    連続区間に着目することによって、前記領域がカラー写
    真の画像であるか、または、カラー図形の画像であるか
    を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするカラー
    画像領域判定装置。
  2. 【請求項2】色相頻度演算手段は、色相頻度を表わすヒ
    ストグラムを作成する手段であり、前記判定手段は、そ
    のヒストグラムから頻度がある閾値以下の連続区間を探
    し、その区間の長さ(幅、又は角度)の最大値を求め、
    所定の閾値と比較し、閾値以下ならば多くの色を含んだ
    カラー写真領域と判定する手段であることを特徴とする
    カラー画像領域判定装置。
  3. 【請求項3】カラー写真と2、3、又は4個の数の色が
    含まれているカラー図形領域とを判定する場合は、前記
    所定の閾値を、 閾値={360°/(含まれ得る色の数)}−(1つの
    色が占める色相幅の最大値) とすることによって、カラー図形に含まれている個々の
    色を識別することなくカラー写真領域とカラー図形領域
    とを判定することを特徴とする請求項2記載のカラー画
    像領域判定装置。
JP5315136A 1993-12-15 1993-12-15 カラー画像領域判定装置 Pending JPH07168939A (ja)

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JP5315136A JPH07168939A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 カラー画像領域判定装置

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JP5315136A JPH07168939A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 カラー画像領域判定装置

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JPH07168939A true JPH07168939A (ja) 1995-07-04

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ID=18061846

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JP5315136A Pending JPH07168939A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 カラー画像領域判定装置

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JP (1) JPH07168939A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6865290B2 (en) 2000-02-09 2005-03-08 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for recognizing document image by use of color information

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6865290B2 (en) 2000-02-09 2005-03-08 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for recognizing document image by use of color information

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