JPH07168572A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents
電子楽器の鍵盤装置Info
- Publication number
- JPH07168572A JPH07168572A JP6298573A JP29857394A JPH07168572A JP H07168572 A JPH07168572 A JP H07168572A JP 6298573 A JP6298573 A JP 6298573A JP 29857394 A JP29857394 A JP 29857394A JP H07168572 A JPH07168572 A JP H07168572A
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- JP
- Japan
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- light
- key
- keyboard device
- keyboard
- musical instrument
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の機械式の鍵盤スイッチを用いたものと
比べて寿命が長く、動作に狂いが生じにくいとともに鍵
盤スイッチが鍵のタッチ感に影響を与えることがなく、
また簡単な構成でイニシャルタッチに応じた楽音を得る
ことができる電子楽器の鍵盤装置を得る。 【構成】 鍵の裏面に反射板を設け、鍵盤フレームに反
射光に光を入射させる光源及びその反射光を受光する受
光器6を設け、該受光器6は、鍵の押下初期に該鍵の回
動に伴って矢印の方向に移動する反射光の光帯Lを順次
受光する一対の受光素子6a,6bから成り、該一対の
受光素子6a,6bの受光時における出力信号の発生の
時間間隔から鍵のイニシャルタッチを検出する。尚、受
光素子6c,6dはアフタタッチを検出するものであ
る。
比べて寿命が長く、動作に狂いが生じにくいとともに鍵
盤スイッチが鍵のタッチ感に影響を与えることがなく、
また簡単な構成でイニシャルタッチに応じた楽音を得る
ことができる電子楽器の鍵盤装置を得る。 【構成】 鍵の裏面に反射板を設け、鍵盤フレームに反
射光に光を入射させる光源及びその反射光を受光する受
光器6を設け、該受光器6は、鍵の押下初期に該鍵の回
動に伴って矢印の方向に移動する反射光の光帯Lを順次
受光する一対の受光素子6a,6bから成り、該一対の
受光素子6a,6bの受光時における出力信号の発生の
時間間隔から鍵のイニシャルタッチを検出する。尚、受
光素子6c,6dはアフタタッチを検出するものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子オルガン等の電気
楽器の鍵盤装置に関する。
楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器本体内部に受光素子と光
源を設けると共に、鍵の下面に光源の光を反射して受光
素子へ照射させる反射鏡を設けて鍵の押鍵操作により光
を受光素子に受光させて楽音信号発生源から楽音を出力
させるようにした電子楽器が知られている。
源を設けると共に、鍵の下面に光源の光を反射して受光
素子へ照射させる反射鏡を設けて鍵の押鍵操作により光
を受光素子に受光させて楽音信号発生源から楽音を出力
させるようにした電子楽器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子楽
器は、機械的な鍵盤スイッチを用いたものに比べて寿命
が長く、動作に狂いが生じにくいなどの利点があるが、
イニシャルタッチに応じた楽音が得られないという課題
があった。また、更に楽音にビブラートをつけたり、例
えばきらびやかな音色にすることができないという課題
があった。
器は、機械的な鍵盤スイッチを用いたものに比べて寿命
が長く、動作に狂いが生じにくいなどの利点があるが、
イニシャルタッチに応じた楽音が得られないという課題
があった。また、更に楽音にビブラートをつけたり、例
えばきらびやかな音色にすることができないという課題
があった。
【0004】本考案は従来のこのような課題を解決する
ことをその目的とするものである。
ことをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、鍵の裏面に反射板を設け、鍵盤フレー
ムに前記反射板に光を入射させる光源及びその反射光を
受光する受光器を設け、該受光器は、鍵の押下初期に該
鍵の回動に伴って移動する反射光の光帯を順次受光する
一対の受光素子から成り、該一対の受光素子の受光時に
おける出力信号の発生の時間間隔から鍵のイニシャルタ
ッチを検出することを特徴とし、更に、前記受光器は、
鍵の押下後期に反射板からの反射光を受光する受光素子
を具備し、該受光素子の受光時の出力信号の発生からア
フタタッチを検出するようにしてもよい。
達成するために、鍵の裏面に反射板を設け、鍵盤フレー
ムに前記反射板に光を入射させる光源及びその反射光を
受光する受光器を設け、該受光器は、鍵の押下初期に該
鍵の回動に伴って移動する反射光の光帯を順次受光する
一対の受光素子から成り、該一対の受光素子の受光時に
おける出力信号の発生の時間間隔から鍵のイニシャルタ
ッチを検出することを特徴とし、更に、前記受光器は、
鍵の押下後期に反射板からの反射光を受光する受光素子
を具備し、該受光素子の受光時の出力信号の発生からア
フタタッチを検出するようにしてもよい。
【0006】
【作用】鍵の押下初期において、1対の受光素子には、
鍵に設けた反射板において反射され鍵の回動に伴って移
動する反射光の光帯が順次入射し、該1対の受光素子か
ら順次信号が出力するから、その1対の信号の発生の時
間間隔からイニシャルタッチが検出できる。鍵の押下終
期において鍵に設けた反射板において反射され鍵の回動
に伴って移動する反射光の光帯が入射する受光素子を設
けたときは、その出力信号を用いて発生する楽音に例え
ばビブラートをかけたり、楽音にきらびやかな音色をつ
ける。
鍵に設けた反射板において反射され鍵の回動に伴って移
動する反射光の光帯が順次入射し、該1対の受光素子か
ら順次信号が出力するから、その1対の信号の発生の時
間間隔からイニシャルタッチが検出できる。鍵の押下終
期において鍵に設けた反射板において反射され鍵の回動
に伴って移動する反射光の光帯が入射する受光素子を設
けたときは、その出力信号を用いて発生する楽音に例え
ばビブラートをかけたり、楽音にきらびやかな音色をつ
ける。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
図1は本発明の一実施例を示す。同図において、1は白
鍵、2は黒鍵、3は鍵盤フレームである。白鍵1の裏面
には反射板4が貼着され、鍵盤フレーム3には、例えば
赤外線半導体レーザ、赤外線発光ダイオードなどの光源
5と受光器6が搭載された基板7が取着されている。
図1は本発明の一実施例を示す。同図において、1は白
鍵、2は黒鍵、3は鍵盤フレームである。白鍵1の裏面
には反射板4が貼着され、鍵盤フレーム3には、例えば
赤外線半導体レーザ、赤外線発光ダイオードなどの光源
5と受光器6が搭載された基板7が取着されている。
【0008】光源5の光は、離鍵時、破線で示すよう
に、反射板4に向って出射され反射板4において反射さ
れて受光器6の近傍に向かうようになっている。図2
は、このときの光帯Lと受光器6との関係を示してい
る。受光器6は、この例では、白鍵1のイニシャルタッ
チを検出する1対の受光素子6a、6bと白鍵1のアフタタ
ッチを検出する1対の受光素子6c、6dから成っており、
白鍵1を押下すると、光帯は矢示の方向に移動し、その
初期において受光素子6aに、次いで受光素子6bに入射
し、その後期において1対の受光素子6c、6dに入射する
ようになっている。受光素子6a〜6dへの光の入射に応じ
て受光素子6a〜6dから図3に図示のような出力信号を得
る。受光素子6a及び6bの出力信号の発生の時間間隔は白
鍵1のイニシャルタッチに対応し、強いイニシャルタッ
チのときは前記時間間隔が短く、弱いタッチのときは前
記時間間隔が長い。したがって前記受光素子6a及び6bに
周知のイニシャルタッチ信号発生回路(図示しない)を
接続し、該回路で前記時間間隔に対応したイニシャルタ
ッチ信号を得て、該信号により楽音をイニシャルタッチ
に応じた大きさにする。
に、反射板4に向って出射され反射板4において反射さ
れて受光器6の近傍に向かうようになっている。図2
は、このときの光帯Lと受光器6との関係を示してい
る。受光器6は、この例では、白鍵1のイニシャルタッ
チを検出する1対の受光素子6a、6bと白鍵1のアフタタ
ッチを検出する1対の受光素子6c、6dから成っており、
白鍵1を押下すると、光帯は矢示の方向に移動し、その
初期において受光素子6aに、次いで受光素子6bに入射
し、その後期において1対の受光素子6c、6dに入射する
ようになっている。受光素子6a〜6dへの光の入射に応じ
て受光素子6a〜6dから図3に図示のような出力信号を得
る。受光素子6a及び6bの出力信号の発生の時間間隔は白
鍵1のイニシャルタッチに対応し、強いイニシャルタッ
チのときは前記時間間隔が短く、弱いタッチのときは前
記時間間隔が長い。したがって前記受光素子6a及び6bに
周知のイニシャルタッチ信号発生回路(図示しない)を
接続し、該回路で前記時間間隔に対応したイニシャルタ
ッチ信号を得て、該信号により楽音をイニシャルタッチ
に応じた大きさにする。
【0009】受光素子6c、6dには、例えば周知のビブラ
ート発生回路及び音色回路(いずれも図示しない)をそ
れぞれ接続し、該ビブラート発生回路及び音色回路を受
光素子6c、6dの白鍵1の押下終期の出力信号で作動さ
せ、楽音に例えばビブラート効果を与え、また例えばき
らびやかな音色を付与するようにする。
ート発生回路及び音色回路(いずれも図示しない)をそ
れぞれ接続し、該ビブラート発生回路及び音色回路を受
光素子6c、6dの白鍵1の押下終期の出力信号で作動さ
せ、楽音に例えばビブラート効果を与え、また例えばき
らびやかな音色を付与するようにする。
【0010】黒鍵についても白鍵と同様の構成を有して
いる。
いる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述の通りの構成を有するか
ら、機械式の鍵盤スイッチを用いたものと比べて寿命が
長く、構成が簡単であり、また動作に狂いが生じにくい
とともに鍵盤スイッチが鍵のタッチ感に影響を与えるこ
とがなく、しかもイニシャルタッチに応じた楽音を得る
ことができ、また、鍵のアフタタッチにより楽音にビブ
ラートなどを付与することができるなどの効果を有す
る。
ら、機械式の鍵盤スイッチを用いたものと比べて寿命が
長く、構成が簡単であり、また動作に狂いが生じにくい
とともに鍵盤スイッチが鍵のタッチ感に影響を与えるこ
とがなく、しかもイニシャルタッチに応じた楽音を得る
ことができ、また、鍵のアフタタッチにより楽音にビブ
ラートなどを付与することができるなどの効果を有す
る。
【図1】 本発明の1実施例の側面図。
【図2】 図1に示す実施例の要部の平面図。
【図3】 図1に示す実施例のタイムチャート。
1 白 鍵 2 黒 鍵 4 反射板 5 光 源 6、6a〜6d 受光器
Claims (2)
- 【請求項1】 鍵の裏面に反射板を設け、鍵盤フレーム
に前記反射板に光を入射させる光源及びその反射光を受
光する受光器を設け、該受光器は、鍵の押下初期に該鍵
の回動に伴って移動する反射光の光帯を順次受光する一
対の受光素子から成り、該一対の受光素子の受光時にお
ける出力信号の発生の時間間隔から鍵のイニシャルタッ
チを検出することを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。 - 【請求項2】 前記受光器は、鍵の押下後期に前記反射
板からの反射光を受光する受光素子を具備し、該受光素
子の受光時の出力信号の発生からアフタタッチを検出す
ることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の鍵盤装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6298573A JP2832683B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6298573A JP2832683B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07168572A true JPH07168572A (ja) | 1995-07-04 |
JP2832683B2 JP2832683B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=17861499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6298573A Expired - Fee Related JP2832683B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832683B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005003742A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 鍵位置検出装置 |
JP2010197942A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Korg Inc | 電子楽器 |
KR101006736B1 (ko) * | 2009-05-15 | 2011-01-10 | 이성근 | 건반악기의 건반동작 감지를 위한 반사형 감지장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56120595U (ja) * | 1980-02-16 | 1981-09-14 | ||
JPS5737076A (en) * | 1980-08-16 | 1982-03-01 | Diehl | Device for elastically supporting wheel for travelling device of track car |
JPS58172996U (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-18 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器のエクスプレツシヨン装置 |
JPS6017795A (ja) * | 1983-07-12 | 1985-01-29 | 日本電気株式会社 | 鍵盤装置 |
JPH01115797U (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6298573A patent/JP2832683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56120595U (ja) * | 1980-02-16 | 1981-09-14 | ||
JPS5737076A (en) * | 1980-08-16 | 1982-03-01 | Diehl | Device for elastically supporting wheel for travelling device of track car |
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JPH01115797U (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-03 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005003742A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 鍵位置検出装置 |
JP2010197942A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Korg Inc | 電子楽器 |
KR101006736B1 (ko) * | 2009-05-15 | 2011-01-10 | 이성근 | 건반악기의 건반동작 감지를 위한 반사형 감지장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2832683B2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |