JPH0716839B2 - ワーク取出し装置 - Google Patents

ワーク取出し装置

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JPH0716839B2
JPH0716839B2 JP1228238A JP22823889A JPH0716839B2 JP H0716839 B2 JPH0716839 B2 JP H0716839B2 JP 1228238 A JP1228238 A JP 1228238A JP 22823889 A JP22823889 A JP 22823889A JP H0716839 B2 JPH0716839 B2 JP H0716839B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハンガー等の搬送部材に前後複数枚に纏めて
支持される自動車用サイドパネル等の板状ワークを前側
のものから1枚宛取出すワーク取出し装置に関する。
(従来の技術) 従来、プレス成形された自動車用サイドパネルをハンガ
ーに前後複数枚に纏めて吊持し、これらサイドパネルを
ハンガーによりサイドパネル加工ラインの始端の投入ス
テーションに投入して、該投入ステーションに設けた吸
盤付きの治具を有する受取り装置によりこれらサイドパ
ネルを前側のものから1枚宛取出して加工ラインに送り
出すようにしたものは知られている(特開昭62−160970
号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のものでは、受取り装置の治具をハンガー側に前進
させ、ハンガーに吊持される最前側のサイドパネルを吸
盤で吸着してハンガーから取出すようにしているが、ハ
ンガーにサイドパネルを複数枚纏めて吊持しているとサ
イドパネル同士がサイドシルやルーフレール等の曲げ加
工部において噛込むことがあり、そのため後側のサイド
パネルが前側のサイドパネルに噛み込んだまま前側のサ
イドパネルと一緒にハンガーから取出されて、その後振
動等で後側のサイドパネルが脱落して破損したり、人手
によるサイドパネルの引離しといった余計な作業を強い
られることがある。
本発明は、かかる不具合を解決すべく、ワークを1枚宛
確実に取出せるようにした装置を提供することをその目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明では、搬送部材に前後複
数枚に纏めて支持される板状のワークを前側のものから
1枚宛取出すワーク取出し装置において、搬送部材から
ワークを受取るワーク受取り装置と、ワークの切出し装
置とを設け、該切出し装置は、搬送部材に支持される複
数枚のワークを整列させる整列手段と、これらワークを
前側のものから1枚宛切出して前記受取り装置に対する
所定の供給位置に移動する切出し手段とを備え、該切出
し手段を、前記搬送部材に支持される複数枚のワークに
沿って前後方向に進退される本体に、該搬送部材に残っ
ている最前側のワークの切出し位置への該本体の後退を
該最前側のワークへの当接で検知して該本体の後退を停
止する検知部材と、該切出し位置において該最前側のワ
ークとその後側のワークとの間に挿入可能で且つ一方を
他方に対し後方に移動可能とした1対の切出し片とを設
けて成るものに構成すると共に、前記本体に、前記最前
側のワークの前面に当接する検知ロッドをばねで後方に
付勢して前後方向に摺動自在に支持し、該本体が前記切
出し位置に後退したとき該検知ロッドが該最前側のワー
クに押されて該本体に対し該ばねに抗して所定ストロー
ク前方に摺動されるようにし、該検知ロッドの前方への
摺動ストロークを該所定ストロークに規制するストッパ
を該本体に設けると共に、該ストッパで規制されるスト
ローク端位置への該検知ロッドの摺動を検出する検出器
を設け、該検知ロッドと該ストッパと該検出器とで前記
検知部材を構成した。
(作 用) 整列手段によって整列された前後複数枚のワークを切出
し手段により前側のものから1枚宛切出して供給位置に
移動し、該供給位置に移動されたワークを受取り装置に
受取らせて搬送部材から取出す。
このように、ワークを整列させた状態でワークの切出し
を行うため、ワークを前側のものから1枚宛正確に切出
すことができ、ワークを2枚重ねで取出すことを確実に
防止できる。
ところで、切出し手段を視覚センサ付きのものとし、視
覚センサによりワークの位置を検出してその切出しを行
うようにすることも考えられるが、これでは装置が高価
となる。これに対し、本発明のように切出し手段を構成
すれば、簡素な装置で正確に能率良くワークの切出しを
行うことができ有利である。
即ち、搬送部材に残っている最前側のワークがどのよう
な位置にあっても、本体が該最前側のワークに適合する
切出し位置、即ち該本体に設けた1対の切出し片が該最
前側のワークとその後側のワークとの間に臨む位置に後
退したとき、該最前側のワークに当接する検知部材の作
動で該本体が自動的に停止するため、該最前側のワーク
と後側のワークとの間に確実に該1対の切出し片を挿入
でき、次いで一方の切出し片を後方に移動すれば、該一
方の切出し片により後側のワークが後方に押され、他方
の切出し片により後退を阻止される最前側のワークから
後側のワークが強制的に切離され、その後本体の前進に
より最前側のワークが他方の切出し片に押されて供給位
置に移動される。
又、検知部材を本発明の如く検知ロッドとストッパと検
出器とで構成すれば、ストッパにより検知ロッドを介し
て本体を最前側のワークに対し機械的に位置決めでき、
検出器からの信号による本体用進退駆動源の制御に応答
遅れを生じても該本体は最前側のワークに対する所定の
切出し位置に正確に位置決めされ、該検出器からの信号
で切出し片をワーク側に突出することによりこれを最前
側のワークとその後側のワークとの間に確実に挿入でき
る。
ところで、ワークの厚み寸法は機種によって異なり、ワ
ークの前面を基準にして常に一定の位置関係で本体を停
止したのでは、ワークの厚み寸法が変化した場合切出し
片がワーク間に臨まなくなるが、前記ストッパをワーク
の機種に応じて前記ストローク端位置の切換えを行う可
変ストッパに構成し、前記検出器を各ストローク端位置
に対応させて複数個設けておけば、ワークの機種変更に
自在に対処できる。
又、搬送部材に支持するワークの枚数が増して、供給位
置の近傍までワークが満載されると、当初のワークの切
出しが供給位置の近傍で行われることになり、供給位置
に移動する前側のワークとその後側のワークとの間の間
隔が狭くなって、受取り装置による前側のワークの受取
りが後側のワークによって妨げられることがある。この
場合、搬送部材に支持される複数枚のワークをワークの
取出しに先立って一旦後方に寄せる押圧装置を設けてお
けば、ワークの切出しを供給位置から離れた位置で開始
することができ、上記不具合は生じない。
又、搬送部材がハンガーであるときは、ハンガーに残っ
ているワークの枚数が少なくなると、ワークがハンガー
に対する吊持部を支点にして揺動し易くなり、切出し手
段によるワークの切出しを正確に行い得なくなることが
あるが、この場合ワークの枚数が少なくなったとき最後
側のワークを後方から押して一定姿勢に保持するバック
アップ装置を設けておけば、最後のワークまで1枚宛確
実に取出すことができる。
(実施例) 図面は、自動車用サイドパネルWの加工ラインの始端の
投入ステーションS1におけるサイドパネルWの取出し装
置に本発明を適用した実施例を示す。
投入ステーションS1には、第1図乃至第3図に示す如
く、サイドパネルWをフロントピラー側を上にした垂直
姿勢で前後複数枚に纏めて吊持する前上りに傾斜した1
対の吊持バー(1a)(1a)を有するハンガー(1)が投
入されるようになっており、該ハンガー(1)の投入位
置の前方に、サイドパネルWを位置決めして保持する治
具(2)を搭載したロボットから成るワーク受取り装置
(3)を配置すると共に、該ハンガー(1)の投入位置
の側部に該ハンガー(1)に吊持される複数枚のサイド
パネルWを該受取り装置(3)に前側のものから1枚宛
切欠して供給するワーク切出し装置(4)を配置した。
該受取り装置(3)は、投入ステーションS1とその側方
のシーリングステーションS2との間に往復動自在な第1
スライド台(3a)上に前後方向に進退自在な第2スライ
ド台(3b)を介してロボット本体(3c)を搭載し、該ロ
ボット本体(3c)に上下動自在に支持される昇降枠(3
d)を設けて、該昇降枠(3d)に前記治具(2)を回転
軸(2a)を介して垂直姿勢と水平姿勢とに反転自在に取
付けて成るもので、該治具(2)を垂直姿勢にしてハン
ガー(1)からサイドパネルWを受取らせ、次いで該治
具(2)を水平姿勢にしてシーリングステーションS2
往動し、サイドパネルWに該ステーションS2に配置した
塗布ロボット(5)によりシーリング剤を塗布し、塗布
後サイドパネルWを加工ライン用の搬送ハンガー(図示
せず)に受渡し、次いで該治具(2)を投入ステーショ
ンS1に復動させて次のサイドパネルWを受取らせるよう
にした。
前記切出し装置(4)は、ハンガー(1)の投入位置の
両側部に立設した機台(6)(6)上の整列手段(7)
と切出し手段(8)とで構成されており、該整列手段
(7)は、第4図及び第5図に明示する如く、前後方向
に長手の棒状の整列枠(9)を左右1対に設けて、該各
整列枠(9)を左右各側の機台(6)の中間の棚板(6
a)上に1対のガイドバー(9a)(9a)を介して横方向
に摺動自在に支持し、該棚板(6a)に搭載したシリンダ
(10)により該各整列枠(9)を横方向に進退させるよ
うにして成るもので、ハンガー(1)を投入ステーショ
ンS1に投入したとき、該両整列枠(9)(9)を横方向
内方に進出させて、該ハンガー(1)に吊持される複数
枚のサイドパネルWを該両整列枠(9)(9)間に挟
み、これらサイドパネルWを前後方向に1列縦隊で整列
させるようにした。尚、本実施例ではサイドパネルWの
サイドシルWaに当接する左側の整列枠(9)の進出位置
を該整列枠(9)のガイドバー(9a)の尾端に取付けた
ストッパ(9b)により規制し、サイドパネルWのルーフ
レールWbに当接する右側の整列枠(9)を内方に押し勝
手として、サイドパネルWを左側の整列枠(9)を基準
にして整列させるようにし、又右側の整列枠(9)の進
退シリンダ(10)をブレーキ(10a)付きのものとし
て、整列後該整列枠(9)を押切り位置から少許外方に
退動させてこの位置に拘束し、サイドパネルWを前方に
円滑に移動し得るようにした。
前記切出し手段(8)は、前側のサイドパネルWと後側
のサイドパネルWとをサイドシルWa側とルーフレールWb
側とで切離せるように前記両機台(6)(6)に1対に
設けられており、該両切出し手段(8)(8)によりハ
ンガー(1)に吊持される複数枚のサイドパネルWを前
側のものから1枚宛切出して該ハンガー(1)の吊持バ
ー(1a)(1a)の前端の供給位置に移動し、該供給位置
において前記受取り装置(3)の治具(2)にサイドパ
ネルWを受取らせるようにした。
ルーフレールWb側の切出し手段(8)の構成は第6図乃
至第8図に示す通りであり、即ち右側の機台(6)の上
面に設けた前上りに傾斜するガイドレール(11a)(11
a)に沿ってブレーキ(11b1)付きのシリンダ(11b)に
より前後方向に進退されるスライド台(11)に上面を水
平とした座板(11c)を取付け、該座板(11c)上に横方
向に長手のアーム(12)を設けて、該アーム(12)をそ
の下面と側面とに固設したガイドレール(12a)(12b)
において該座板(11c)及び該座板(11c)に立設したブ
ラケット(11d)に固定のリニアガイド(11e)(11f)
に横方向に摺動自在に支持させ、該座板(11c)に搭載
したシリンダ(12c)により該アーム(12)を横方向内
方に進退させるようにし、該アーム(12)の先端部上面
に切出し手段(8)の本体(13)を固設して、該本体
(13)を該アーム(12)の進退動作により内方の作動位
置と外方の逃げ位置とに進退自在とすると共に、スライ
ド台(11)の進退動作で該本体(13)をハンガー(1)
に吊持されるサイドパネルWに沿って前後方向に進退自
在とし、該本体(13)に、ハンガー(1)に残っている
最前側のサイドパネルWの切出し位置への該本体(13)
の後退を該最前側のサイドパネルWのルーフレールWbへ
の当接で検知して該本体(13)の後退を停止する検知部
材(14)を設けると共に、該切出し位置において最前側
のサイドパネルWのルーフレールWbとその後側のサイド
パネルWのルーフレールWbとの間のドア開口縁側の隙間
に横方向内方から挿入可能な1対の切出し片(151)(1
52)をその一方の第1切出し片(151)が他方の第2切
出し片(152)に対し後方に移動可能となるように設け
た。
前記検知部材(14)の詳細は第9図乃至第11図に示す通
りであり、ルーフレールWbの前面に当接するローラ(16
a)を軸支するホルダ(16b)を後端に取付けた検知ロッ
ド(16)を本体(13)に前後方向に摺動自在に貫通させ
ると共に、該検知ロッド(16)を回止めすべく該ホルダ
(16b)に固定のガイドバー(16c)を該本体(13)に前
後方向に摺動自在に挿通して、該ガイドバー(16c)と
該本体(13)の前面のばね受け(13a)との間にばね(1
6d)を介設し、該ばね(16d)により該検知ロッド(1
6)を後方に付勢して、該本体(13)が前記切出し位置
に後退したとき該検知ロッド(16)が最前側のサイドパ
ネルWのルーフレールWbに押されて該本体(13)に対し
該ばね(16d)に抗して所定ストローク前方に摺動され
るようにし、更に該検知ロッド(16)の後端寄りの段部
(16e)に係合して該検知ロッド(16)の前方への摺動
ストロークを該所定ストロークに規制するストッパ(1
7)を該本体(13)に設けると共に、該本体(13)の前
面に取付けたブラケット(13b)に該ストッパ(17)で
規制されるストローク端位置への該検知ロッド(16)の
摺動をその後端のドグ(16f)と協働して検出する接近
スイッチから成る検出器(18)を設け、これら検知ロッ
ド(16)とストッパ(17)と検出器(18)とで検知部材
(14)を構成し、該ストッパ(17)により検知ロッド
(16)を介して本体(13)を最前側のサイドパネルWの
ルーフレールWbに対する所定の切出し位置に機械的に制
止すると共に、該検出器(18)からの信号でスライド台
(11)の進退用シリンダ(11b)のブレーキ(11b1)を
作動させて本体(13)の後退を停止するようにした。
ところで、ルーフレールWbの前面とドア開口縁との間の
厚み寸法tはサイドパネルWの機種によって異り、第9
図に仮想線で示すルーフレールのように厚み寸法が大き
くなると、検知ロッド(16)のストローク端位置を前方
にずらす必要がある。そこで、本実施例では、前記スト
ッパ(17)を高低2段のストッパ面(17a)(17b)を有
するものとし、前記本体(17)に取付けた切換シリンダ
(17c)により該ストッパ(17)を左右に切換動作させ
て、検知ロッド(16)の前記段部(16e)に該両ストッ
パ面(17a)(17b)を選択的に対向させ、ルーフレール
の厚み寸法の大きなサイドパネルWでは低段のストッパ
面(17b)が段部(16e)に対向するようにストッパ(1
7)を切換えて、ストローク端位置を前方にずらすよう
にした。又、前記ドグ(16f)を前後1対に設けると共
に、前記検出器(18)を取付角度を変えて前後1対に設
け、高段のストッパ面(17a)によるストローク端位置
への検知ロッド(16)の摺動を後側のドグ(16f)との
協働で後側の検出器(18)により検出し、低段のストッ
パ面(17b)によるストローク端位置への検知ロッド(1
6)の摺動を前側のドグ(16f)との協働で前側の検出器
(18)により検出するようにした。尚、前側のドグ(16
f)が後側の検出器(18)の配置部を通過するときに該
検出器(18)が作動しないように、該検出器(18)の取
付角度方向を向く該ドグ(16f)の周面部分に該検出器
(18)に対する逃げのための面取り部(16g)を形成し
た。図中(19)は検知ロッド(16)のばね(16d)によ
る原位置への復帰を検出する検出器を示す。
前記切出し片(151)(152)は、本体(13)の横方向内
方に設けた後方にのびる支持枠(20)の後端に、該本体
(13)が前記検知部材(14)の作動で最前側のサイドパ
ネルWの切出し位置に後退して停止したとき、該サイド
パネルWとその後側のサイドパネルWのルーフレールW
b、Wb間のドア開口縁側の隙間に臨むように設けられて
おり、該支持枠(20)をその前端部に取付けた上下1対
のガイドバー(20a)(20a)を介して本体(13)に横方
向に摺動自在に支持させ、該本体(13)の前面下部に取
付けたシリンダ(20b)により該支持枠(20)を横方向
に移動させるようにし、該本体(13)の後退時は該支持
枠(20)を横方向内方に移動させておき、該本体(13)
が最前側のサイドパネルWの切出し位置に停止されたと
き、前記検出器(18)からの信号で該支持枠(20)を横
方向外方に移動させて、切出し片(151)(152)を最前
側のサイドパネルWとその後側のサイドパネルWのルー
フレールWb、Wb間のドア開口縁側の隙間に挿入するよう
にした。
該支持枠(20)の後端部には、第12図及び第13図に示す
如く、該支持枠(20)に取付けたシリンダ(21a)によ
りガイドバー(21b)で回止めされて前後方向に進退さ
れる可動ブロック(21)と、該支持枠(20)に固定の固
定ブロック(22)とが設けられており、該可動ブロック
(21)にピン形状の第1切出し片(151)と、該固定ブ
ロック(22)に該第1切出し片(151)の上方に位置さ
せてピン形状の第2切出し片(152)とを結着し、該両
切出し片(151)(152)を上記の如くルーフレールWb、
Wb間に挿入した後、該可動ブロック(21)を後方に移動
して該第1切出し片(151)を後退させるようにした。
これによれば、最前側のサイドパネルWのルーフレール
Wbに後側のサイドパネルWのルーフレールWbが第9図に
1点鎖線で示す如く噛込んでいても、該第1切出し片
(151)の後退で後側サイドパネルWのルーフレールWb
が後方に押され、一方最前側のサイドパネルWのルーフ
レールWbの後退が第2切出し片(152)により阻止さ
れ、かくて後側のサイドパネルWのルーフレールWbは最
前側のサイドパネルWのルーフレールWbから確実に切離
される。
以上の如くして、最前側のサイドパネルWから後側のサ
イドパネルWを切離した後本体(13)を前進させ、第2
切出し片(152)を介して最前側のサイドパネルWをハ
ンガー(1)の吊持バー(1a)の前端の供給位置に押送
する。
第1図で左側の機台(6)上に設けるサイドシルWa側の
切出し手段(8)は上記切出し手段(8)と同様の構成
になっており、対応する部材に上記と同一の符号を付し
てその説明は省略するが、サイドシルWa側の切出し手段
(8)のスライド台(11)には、ハンガー(1)を投入
ステーションS1に投入したときこれに吊持されるサイド
パネルWを一旦後方に寄せる押圧装置(23)が搭載され
ている。押圧装置(23)を設ける理由は以下の通りであ
る。即ち、ハンガー(1)に吊持するサイドパネルWの
枚数が増した場合、当初は吊持バー(1a)の前端近傍で
サイドパネルWの切出しが行われ、供給位置に移動する
前側のサイドパネルWとその後側のサイドパネルWとの
間の間隔が狭くなって、前側のサイドパネルWを前記受
取り装置(3)の治具(2)に備えるクランパーで位置
決めクランプする際に後側のサイドパネルWがクランパ
ーに干渉してクランプ動作が妨げられることがあり、か
かる不具合を解消するため、押圧装置(23)でサイドパ
ネルWを一旦後方に寄せ、吊持バー(1a)の前端から離
れた位置で切出しを開始し得るようにしている。
該押圧装置(23)は、第14図及び第15図に明示する如
く、スライド台(11)に固設した架台(24)にロータリ
ーアクチュエータ(25a)で回動される前後方向に長手
のスプライン軸(25)を軸支し、該スプライン軸(25)
に先端にサイドパネルWに対する当接部材(26a)を取
付けたアーム(26)をその尾端のスリーブ(26b)にお
いてスプライン嵌合させ、該スリーブ(26b)に架台(2
4)に取付けたシリンダ(27a)により前後方向に進退さ
れるシフトフォーク(27)を係合させて成るもので、ハ
ンガー(1)を投入ステーションS1に投入したとき、該
アーム(26)をスプライン軸(25)の回動で起立姿勢か
ら横方向内方に倒して、該アーム(26)の先端の当接部
材(26a)をサイドパネルWのフロントピラー部に対向
させ、この状態でシフトフォーク(27)を後方に移動
し、これにより該アーム(26)を後退させてハンガー
(1)に吊持されるサイドパネルWを該当接部材(26
a)を介して後方に寄せ、その後該アーム(26)を前進
させると共に起立姿勢に戻し、次のハンガー(1)が投
入されるまでこの状態に保持しておくようにした。
ところで、ハンガー(1)に残っているサイドパネルW
の枚数が少なくなると、前記切出し手段(8)の本体
(13)の後退で検知ロッド(16)がサイドパネルWに当
接したとき、サイドパネルが揺動し易くなり、又重量バ
ランスの関係でサイドパネルWが下方に向って後方に傾
くようになり、そこで第1図及び第2図に示す如く左側
の機台(6)に、サイドパネルWの残りの枚数が少なく
なったとき作動するバックアップ装置(28)を設け、該
装置(28)により最後側のサイドパネルWの下部を前方
に押してサイドパネルWを垂直姿勢に保持するようにし
た。
該バックアップ装置(28)は、機台(6)の下部内側面
に固設した機枠(29)に、上記押圧装置(23)と同様に
ロータリアクチュエータ(30a)で回動されるスプライ
ン軸(30)を軸支し、先端に当接部材(31a)を取付け
たアーム(31)をその尾端のスリーブ(31b)において
該スプライン軸(30)にスプライン嵌合させ、該スリー
ブ(31b)にシリンダ(32a)により進退されるシフトフ
ォーク(32)を係合させて、該アーム(31)をスプライ
ン軸(30)の回動で垂下姿勢と水平姿勢とに揺動自在と
すると共にシフトフォーク(32)の進退で前後動自在と
して成るもので、サイドパネルWの枚数が減って両側の
機台(6)(6)に設けた光電管(33)(33)間に光線
が通ったとき前記アーム(31)を水平姿勢にして後退位
置から前進させ、該アーム(31)の先端の当接部材(31
a)を最後側のサイドパネルWの下部背面に当接させる
ようにした。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、請求項1の発明によれ
ば、搬送部材に支持される前後複数枚のワークを切出し
装置を構成する整列手段と切出し手段との協働で前側の
ものから1枚宛切出してワーク受取り装置に受取らせる
ことができ、ワークを2枚重ねで取出すことを確実に防
止できる効果を有する。
又、切出し手段の本体が最前側のワークの切出し位置に
後退したときこれをワークに当接する検知部材で検知し
て該本体を停止できるため、該本体に設けた切出し片に
よってワークを確実に切出すことができ、切出し後該本
体を前進することでワークを供給位置に移動でき、ワー
クの切出しと供給位置への移動とを簡単な装置構成で能
率良く確実に行い得られると共に、、本体を切出し位置
に高精度で位置決めできて信頼性を一層高められ、更に
請求項2の発明によれば、ワークの機種変更にも自在に
対処できる効果を有する。
請求項3の発明によれば、搬送部材に支持するワークの
枚数が増しても、供給位置から離れた位置でワークの切
出しを開始でき、供給位置に移動したワークをその後側
のワークに邪魔されずに受取り装置に受取らせることが
でき、又請求項4の発明によれば、搬送部材たるハンガ
ーに吊持されるワークの残りの枚数が少なくなっても、
バックアップ装置によりワークを一定姿勢に保持できる
ため、ワークを最後まで1枚宛確実に切出すことができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1例の正面図、第2図は第1図の
II−II線から見た側面図、第3図はその平面図、第4図
は第1図のIV−IV線から見た整列手段の拡大平面図、第
5図は第4図のV−V線截断正面図、第6図は第1図の
VI−VI線から見た切出し手段の拡大側面図、第7図はそ
の平面図、第8図はその正面図、第9図は切出し手段の
本体部分の拡大平面図、第10図はその正面図、第11図及
び第12図は夫々第9図のXI−XI線及びXII−XII線截断側
面図、第13図は第12図のXIII−XIII線截断断面図、第14
図は第1図のXIV−XIV線から見た押圧装置の拡大截断側
面図、第15図はその平面図である。 W……サイドパネル(ワーク) (1)……ハンガー (3)……ワーク受取り装置 (4)……切出し装置 (7)……整列手段 (8)……切出し手段 (13)……本体 (14)……検知部材 (151)(152)……切出し片 (16)……検知ロッド (17)……ストッパ (18)……検出器 (23)……押圧装置 (28)……バックアップ装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 59/02 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送部材に前後複数枚に纏めて支持される
    板状のワークを前側のものから1枚宛取出すワーク取出
    し装置において、 搬送部材からワークを受取るワーク受取り装置と、ワー
    クの切出し装置とを設け、 該切出し装置は、搬送部材に支持される複数枚のワーク
    を整列させる整列手段と、これらワークを前側のものか
    ら1枚宛切出して前記受取り装置に対する所定の供給位
    置に移動する切出し手段とを備え、 該切出し手段を、前記搬送部材に支持される複数枚のワ
    ークに沿って前後方向に進退される本体に、該搬送部材
    に残っている最前側のワークの切出し位置への該本体の
    後退を該最前側のワークへの当接で検知して該本体の後
    退を停止する検知部材と、該切出し位置において該最前
    側のワークとその後側のワークとの間に挿入可能で且つ
    一方を他方に対し後方に移動可能とした1対の切出し片
    とを設けて成るものに構成すると共に、 前記本体に、前記最前側のワークの前面に当接する検知
    ロッドをばねで後方に付勢して前後方向に摺動自在に支
    持し、該本体が前記切出し位置に後退したとき該検知ロ
    ッドが該最前側のワークに押されて該本体に対し該ばね
    に抗して所定ストローク前方に摺動されるようにし、該
    検知ロッドの前方への摺動ストロークを該所定ストロー
    クに規制するストッパを該本体に設けると共に、該スト
    ッパで規制されるストローク端位置への該検知ロッドの
    摺動を検出する検出器を設け、該検知ロッドと該ストッ
    パと該検出器とで前記検知部材を構成したことを特徴と
    するワーク取出し装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパをワークの機種に応じて前記
    ストローク端位置の切換えを行う可変ストッパに構成
    し、前記検出器を各ストローク端位置に対応させて複数
    個設けたことを特徴とする請求項1に記載のワーク取出
    し装置。
  3. 【請求項3】前記搬送部材に支持される複数枚のワーク
    をワークの取出しに先立って一旦後方に寄せる押圧装置
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワーク取出
    し装置。
  4. 【請求項4】前記搬送部材はハンガーであり、該ハンガ
    ーに吊持されるワークの枚数が少なくなったとき最後側
    のワークを後方から押して一定姿勢に保持するバックア
    ップ装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワ
    ーク取出し装置。
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