JPH07167820A - 切り離し自在多重ゾーンセンサ用測定装置 - Google Patents
切り離し自在多重ゾーンセンサ用測定装置Info
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- JPH07167820A JPH07167820A JP6251583A JP25158394A JPH07167820A JP H07167820 A JPH07167820 A JP H07167820A JP 6251583 A JP6251583 A JP 6251583A JP 25158394 A JP25158394 A JP 25158394A JP H07167820 A JPH07167820 A JP H07167820A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切り離し自在センサの個々の測定ゾーンを静
かに切り取る。 【構成】 本発明は、測定装置の中に導入された切り離
し自在センサ（５２）を切り離す働きをする切断構造
（４４，６４，６６，６８，７０）に関する。切断構造
はレバー（４４）と、クランク（６６）と、レバーに固
定された刃（７０）とを具備する。
かに切り取る。 【構成】 本発明は、測定装置の中に導入された切り離
し自在センサ（５２）を切り離す働きをする切断構造
（４４，６４，６６，６８，７０）に関する。切断構造
はレバー（４４）と、クランク（６６）と、レバーに固
定された刃（７０）とを具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の１回使用測定
ゾーンを含む切り離し自在センサと関連させられる測定
装置に関する。そのような切り離し自在センサを多重ゾ
ーンセンサと呼ぶ。さらに特定すれば、本発明は、その
ような測定装置に含まれている切断構造に関する。この
切断構造は、測定、特に電気化学的な測定を実行するた
めに、測定装置に導入した多重ゾーンセンサの１つの測
定ゾーンを使用した後に、その使用済み測定ゾーンを含
む多重ゾーンセンサの部分を多重ゾーンセンサの残る部
分から分離するように、その測定ゾーンを切り離す働き
をする。
ゾーンを含む切り離し自在センサと関連させられる測定
装置に関する。そのような切り離し自在センサを多重ゾ
ーンセンサと呼ぶ。さらに特定すれば、本発明は、その
ような測定装置に含まれている切断構造に関する。この
切断構造は、測定、特に電気化学的な測定を実行するた
めに、測定装置に導入した多重ゾーンセンサの１つの測
定ゾーンを使用した後に、その使用済み測定ゾーンを含
む多重ゾーンセンサの部分を多重ゾーンセンサの残る部
分から分離するように、その測定ゾーンを切り離す働き
をする。
【０００２】
【従来の技術】図１及び図２には、特許出願ＦＲ９２０
１３３１に記載されているような電気化学測定装置を示
す。図１は、絶縁基板２を含み、その基板の上面に測定
電流を導通する働きをする２つの電極４及び６が設けら
れている多重ゾーンセンサの展開図の一部の斜視図であ
る。そのような電極４及び６の上には、同様に絶縁性で
ある被覆板８が設けられている。
１３３１に記載されているような電気化学測定装置を示
す。図１は、絶縁基板２を含み、その基板の上面に測定
電流を導通する働きをする２つの電極４及び６が設けら
れている多重ゾーンセンサの展開図の一部の斜視図であ
る。そのような電極４及び６の上には、同様に絶縁性で
ある被覆板８が設けられている。
【０００３】被覆板８は少なくとも一部が第１の電極４
の上に重なる第１組の開口１０ａ，１０ｂ，１０ｃと、
少なくとも一部が第２の電極６の上に重なる第２組の開
口１２ａ，１２ｂ，１２ｃとを含む。被覆板８の一端部
１３には、２つの電極４及び６の各々で電気接触面を解
放させる働きをする少なくとも１つの開口１４が設けら
れている。電極４及び６は互いに電気的に絶縁されてお
り且つ第１組の開口１０ａ，１０ｂ，１０ｃは第２の電
極６の上に重なり合っていないことに注意する。同様
に、第２組の開口１２ａ，１２ｂ，１２ｃは第１の電極
４の上に重なり合っていない。１０ａと１２ａ，１０ｂ
と１２ｂ，１０ｃと１２ｃという各対の対応し合う開口
は多重ゾーンセンサの測定ゾーンを形成する。
の上に重なる第１組の開口１０ａ，１０ｂ，１０ｃと、
少なくとも一部が第２の電極６の上に重なる第２組の開
口１２ａ，１２ｂ，１２ｃとを含む。被覆板８の一端部
１３には、２つの電極４及び６の各々で電気接触面を解
放させる働きをする少なくとも１つの開口１４が設けら
れている。電極４及び６は互いに電気的に絶縁されてお
り且つ第１組の開口１０ａ，１０ｂ，１０ｃは第２の電
極６の上に重なり合っていないことに注意する。同様
に、第２組の開口１２ａ，１２ｂ，１２ｃは第１の電極
４の上に重なり合っていない。１０ａと１２ａ，１０ｂ
と１２ｂ，１０ｃと１２ｃという各対の対応し合う開口
は多重ゾーンセンサの測定ゾーンを形成する。
【０００４】そのような多重ゾーンセンサの電気化学的
な機能は、たとえば、特許出願Ｗｏ９２／１４８３６に
記載されているような単一ゾーンセンサの機能と同一で
ある。解析すべき物質、たとえば、含有されているグル
コースの測定などの用途に適用できる血液を多重ゾーン
センサの測定ゾーンの中の１つに導入する。有効な電気
化学的測定を実行するためには、多重ゾーンセンサの測
定ゾーンのうち１つだけを解析すべき物質で被覆し、残
る測定ゾーンを必然的に未使用のままにしておくことが
必要である。
な機能は、たとえば、特許出願Ｗｏ９２／１４８３６に
記載されているような単一ゾーンセンサの機能と同一で
ある。解析すべき物質、たとえば、含有されているグル
コースの測定などの用途に適用できる血液を多重ゾーン
センサの測定ゾーンの中の１つに導入する。有効な電気
化学的測定を実行するためには、多重ゾーンセンサの測
定ゾーンのうち１つだけを解析すべき物質で被覆し、残
る測定ゾーンを必然的に未使用のままにしておくことが
必要である。
【０００５】図２には、図１で説明した種類の切り離し
自在多重ゾーンセンサを受入れるための、図中符号２０
によって指示する電気化学測定装置を示す。電気化学測
定装置２０はケース２２を具備し、そのケースの内部に
電子測定手段２４が設けられている。加えてこのような
電気化学測定装置２０は、ケース２２の内部に導入され
た多重ゾーンセンサ２８を動かす送り装置２６をさらに
含む。
自在多重ゾーンセンサを受入れるための、図中符号２０
によって指示する電気化学測定装置を示す。電気化学測
定装置２０はケース２２を具備し、そのケースの内部に
電子測定手段２４が設けられている。加えてこのような
電気化学測定装置２０は、ケース２２の内部に導入され
た多重ゾーンセンサ２８を動かす送り装置２６をさらに
含む。
【０００６】多重ゾーンセンサ２８を電気化学測定を実
行するために使用した後、使用した測定ゾーンを含む多
重ゾーンセンサ２８の部分を残りの部分から分離するよ
うに、測定ゾーンを１つ切り離す切断構造３０が設けら
れている。切断構造３０は押し部材３２と、その押し部
材３２に固定された刃３４とから構成されている。切断
構造３０は、押し部材３２が多重ゾーンセンサ２８に対
して横方向に、刃３４が多重ゾーンセンサ２８に完全に
またがるような十分な量の変位を発生させるように構成
されている。
行するために使用した後、使用した測定ゾーンを含む多
重ゾーンセンサ２８の部分を残りの部分から分離するよ
うに、測定ゾーンを１つ切り離す切断構造３０が設けら
れている。切断構造３０は押し部材３２と、その押し部
材３２に固定された刃３４とから構成されている。切断
構造３０は、押し部材３２が多重ゾーンセンサ２８に対
して横方向に、刃３４が多重ゾーンセンサ２８に完全に
またがるような十分な量の変位を発生させるように構成
されている。
【０００７】以上説明した切断構造３０には様々な欠点
がある。まず、多重ゾーンセンサ２８を切り離すために
は押し部材３２に相対的に大きな圧力を加える必要があ
る。第２に、多重ゾーンセンサ２８を切り離すために大
きな圧力が必要であるとすれば、押し部材３２に加わる
圧力を手で正しい力に合わせるのは非常に困難である。
従って、切り離される部分は切り離し行程の終端で非常
に短い時間経過のうちに大きなひずみエネルギーを吸収
し、そのため、切り離された部分をケース２２をかなり
遠くまで飛ばしてしまう弛緩現象が発生する。解析すべ
き製品がそれを導入した測定ゾーンを越えて少なくとも
部分的に飛び散ってしまう危険がある場合には、この第
２の欠点は特に不利である。加えて、切り離された部分
が飛ぶ方向が不定であるとすれば、切り離された部分の
場所を規定するのは困難になるおそれがある。解析すべ
き製品が人間又はその周囲環境に対して危険な製品であ
る場合には、この第２の欠点があるために、先に説明し
た電気化学測定装置の利用を推奨しにくくなる。
がある。まず、多重ゾーンセンサ２８を切り離すために
は押し部材３２に相対的に大きな圧力を加える必要があ
る。第２に、多重ゾーンセンサ２８を切り離すために大
きな圧力が必要であるとすれば、押し部材３２に加わる
圧力を手で正しい力に合わせるのは非常に困難である。
従って、切り離される部分は切り離し行程の終端で非常
に短い時間経過のうちに大きなひずみエネルギーを吸収
し、そのため、切り離された部分をケース２２をかなり
遠くまで飛ばしてしまう弛緩現象が発生する。解析すべ
き製品がそれを導入した測定ゾーンを越えて少なくとも
部分的に飛び散ってしまう危険がある場合には、この第
２の欠点は特に不利である。加えて、切り離された部分
が飛ぶ方向が不定であるとすれば、切り離された部分の
場所を規定するのは困難になるおそれがある。解析すべ
き製品が人間又はその周囲環境に対して危険な製品であ
る場合には、この第２の欠点があるために、先に説明し
た電気化学測定装置の利用を推奨しにくくなる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、測定
装置の切り離された部分がわずかしか動かないように刃
の送りを制御できる切断構造を含む測定装置を提供し
て、先に述べた欠点を克服することである。
装置の切り離された部分がわずかしか動かないように刃
の送りを制御できる切断構造を含む測定装置を提供し
て、先に述べた欠点を克服することである。
【０００９】本発明の別の目的は、刃により切り離し自
在多重ゾーンセンサに加えられる切断力が測定装置の中
に導入されたそのような切り離し自在多重ゾーンセンサ
を切り離すためにユーザにより加えられる力より大きく
なるように構成された切断構造を提供することである。
在多重ゾーンセンサに加えられる切断力が測定装置の中
に導入されたそのような切り離し自在多重ゾーンセンサ
を切り離すためにユーザにより加えられる力より大きく
なるように構成された切断構造を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、切り離し自在
多重ゾーンセンサの切断構造を具備する切り離し自在多
重ゾーンセンサと関連させられる測定装置に関する。こ
の測定装置の前記切断構造はレバーと、クランクと、刃
とを含む。そのレバーは操作されるたびに第１の軸を中
心として回転する。前記クランクは前記レバーに機械的
に結合しており且つ前記第１の軸とは異なる第２の軸を
中心として回転する。前記刃は前記クランクに機械的に
結合しており且つ前記レバーが操作されるたびに刃の所
定の経路を規制するガイドの中に配置されている。測定
装置は、前記レバーが初期切断位置と最終切断位置との
間で操作されるたびに、前記測定装置の中に導入された
前記切り離し自在多重ゾーンセンサを前記刃により切断
することができるように構成されている。このような趣
旨で、本発明による測定装置の特定の特徴に従えば、第
１の軸と第２の軸は平行であり、レバーの寸法は第１の
軸及び第２の軸に対して垂直な平面における第１の軸
と、第２の軸との間隔より長くなっている。本発明によ
る測定装置では、レバーの円運動を刃のほぼ直線的な運
動に変換することができる。従って、刃に加わる力をよ
り適切に制御できる。次に、先に述べた特定の特徴の結
果として、多重ゾーンセンサに刃によって加わる切断力
はレバーの自由端部に実質的にユーザにより加えられる
力より大きくなる。そのため、多重ゾーンセンサの切断
と、センサにおける刃の送り速度の制御とは容易にな
る。以下、限定的な意味をもたない例としての、添付の
図面を参照してなされる以下の説明によって、本発明の
その他の特徴及び利点を説明する。
多重ゾーンセンサの切断構造を具備する切り離し自在多
重ゾーンセンサと関連させられる測定装置に関する。こ
の測定装置の前記切断構造はレバーと、クランクと、刃
とを含む。そのレバーは操作されるたびに第１の軸を中
心として回転する。前記クランクは前記レバーに機械的
に結合しており且つ前記第１の軸とは異なる第２の軸を
中心として回転する。前記刃は前記クランクに機械的に
結合しており且つ前記レバーが操作されるたびに刃の所
定の経路を規制するガイドの中に配置されている。測定
装置は、前記レバーが初期切断位置と最終切断位置との
間で操作されるたびに、前記測定装置の中に導入された
前記切り離し自在多重ゾーンセンサを前記刃により切断
することができるように構成されている。このような趣
旨で、本発明による測定装置の特定の特徴に従えば、第
１の軸と第２の軸は平行であり、レバーの寸法は第１の
軸及び第２の軸に対して垂直な平面における第１の軸
と、第２の軸との間隔より長くなっている。本発明によ
る測定装置では、レバーの円運動を刃のほぼ直線的な運
動に変換することができる。従って、刃に加わる力をよ
り適切に制御できる。次に、先に述べた特定の特徴の結
果として、多重ゾーンセンサに刃によって加わる切断力
はレバーの自由端部に実質的にユーザにより加えられる
力より大きくなる。そのため、多重ゾーンセンサの切断
と、センサにおける刃の送り速度の制御とは容易にな
る。以下、限定的な意味をもたない例としての、添付の
図面を参照してなされる以下の説明によって、本発明の
その他の特徴及び利点を説明する。
【００１１】
【実施例】次に、図３から図５を参照して、本発明によ
る測定装置の一実施例を説明する。図３において、図中
符号４０により指示する測定装置はケース４２と、第１
の回転軸４６を中心として回転するカバー４４とを含
む。測定装置４０は、測定装置４０と関連する切り離し
自在多重ゾーンセンサ５２を切り離す働きをする切断構
造５０をさらに含む。
る測定装置の一実施例を説明する。図３において、図中
符号４０により指示する測定装置はケース４２と、第１
の回転軸４６を中心として回転するカバー４４とを含
む。測定装置４０は、測定装置４０と関連する切り離し
自在多重ゾーンセンサ５２を切り離す働きをする切断構
造５０をさらに含む。
【００１２】切り離し自在多重ゾーンセンサ５２は複数
の測定ゾーン５４ａ，５４ｂを含む。切り離し自在多重
ゾーンセンサ５２の測定ゾーン５４ａ，５４ｂはそれぞ
れ１回のみ使用するためのものである。すなわち、各測
定ゾーンは解析すべき物質の１回の測定を実行するめに
利用される。１回の測定、特定すれば、電気化学形の測
定を実行するために１つの測定ゾーンを利用した後、そ
のような使用済みの測定ゾーンを含む切り離し自在測定
ゾーンセンサ５２の部分をセンサの残りの部分から分離
するために、切断構造５０を利用してセンサを切り離せ
る構造になっている。
の測定ゾーン５４ａ，５４ｂを含む。切り離し自在多重
ゾーンセンサ５２の測定ゾーン５４ａ，５４ｂはそれぞ
れ１回のみ使用するためのものである。すなわち、各測
定ゾーンは解析すべき物質の１回の測定を実行するめに
利用される。１回の測定、特定すれば、電気化学形の測
定を実行するために１つの測定ゾーンを利用した後、そ
のような使用済みの測定ゾーンを含む切り離し自在測定
ゾーンセンサ５２の部分をセンサの残りの部分から分離
するために、切断構造５０を利用してセンサを切り離せ
る構造になっている。
【００１３】切り離し自在多重ゾーンセンサを切り離し
た後、新たな未使用の測定ゾーン５４ａをケース４２の
外側に位置決めするために、詳細にいえば押し部材５８
から構成されている送り装置（図示せず）を使用して、
センサを変位させることが可能である。センサ５２及び
それと関連する送り装置は、１つの測定ゾーンをケース
４２の外側に配置できる構成になっており、その後、次
の測定中に解析すべき物質をその測定ゾーンに受入れる
ことになる。位置決めばね６０と協働する位置決め切欠
き５６によって、切り離し自在多重ゾーンセンサ５２を
複数の異なる位置に維持することができる。
た後、新たな未使用の測定ゾーン５４ａをケース４２の
外側に位置決めするために、詳細にいえば押し部材５８
から構成されている送り装置（図示せず）を使用して、
センサを変位させることが可能である。センサ５２及び
それと関連する送り装置は、１つの測定ゾーンをケース
４２の外側に配置できる構成になっており、その後、次
の測定中に解析すべき物質をその測定ゾーンに受入れる
ことになる。位置決めばね６０と協働する位置決め切欠
き５６によって、切り離し自在多重ゾーンセンサ５２を
複数の異なる位置に維持することができる。
【００１４】切断構造５０は、中心軸が第１の回転軸４
６と一致する円板又はシリンダ６４に固定されているカ
バー４４により形成されたレバーを含む。シリンダ６４
はカバー４４と共に形成するか、又は図３から図５に示
すように、それ自体カバー４４の一部を構成している部
材６５に固着することが可能である。切断構造は第１の
端部でシリンダ６４に中心位置を外して結合されたクラ
ンク６６をさらに含み、このクランク６６はカバー４４
に固定された第２の軸６８を中心として回転する。クラ
ンク６６は、切り離し自在多重ゾーンセンサ５２を切り
離す働きをする刃７０に堅固に結合している。
６と一致する円板又はシリンダ６４に固定されているカ
バー４４により形成されたレバーを含む。シリンダ６４
はカバー４４と共に形成するか、又は図３から図５に示
すように、それ自体カバー４４の一部を構成している部
材６５に固着することが可能である。切断構造は第１の
端部でシリンダ６４に中心位置を外して結合されたクラ
ンク６６をさらに含み、このクランク６６はカバー４４
に固定された第２の軸６８を中心として回転する。クラ
ンク６６は、切り離し自在多重ゾーンセンサ５２を切り
離す働きをする刃７０に堅固に結合している。
【００１５】切り離し自在多重ゾーンセンサ５２はセン
サ５２に沿って配列された複数の開口７２（図３には１
つの開口のみを示す）を含んでいると有利であることに
注意する。開口７２の各々は、測定装置４０内でセンサ
５２の切断動作中に刃７０がその開口に達する位置に配
列されている。このような開口７２は、センサ５２の切
断中にセンサ５２を形成している材料に刃７０によって
加わる圧力が原因となって発生するひずみエネルギーを
吸収する働きをする。図３及び図４では、カバー４４と
刃７０を初期切断位置で示している。
サ５２に沿って配列された複数の開口７２（図３には１
つの開口のみを示す）を含んでいると有利であることに
注意する。開口７２の各々は、測定装置４０内でセンサ
５２の切断動作中に刃７０がその開口に達する位置に配
列されている。このような開口７２は、センサ５２の切
断中にセンサ５２を形成している材料に刃７０によって
加わる圧力が原因となって発生するひずみエネルギーを
吸収する働きをする。図３及び図４では、カバー４４と
刃７０を初期切断位置で示している。
【００１６】図５において、破線はカバー４４と刃７０
の中間切断位置を示し、実線はそれらの最終切断位置を
示す。その初期切断位置と最終切断位置との間へカバー
４４を操作すると、刃７０はケース４２の中に配置され
たガイド７４により規制される切断経路を渡って行く。
の中間切断位置を示し、実線はそれらの最終切断位置を
示す。その初期切断位置と最終切断位置との間へカバー
４４を操作すると、刃７０はケース４２の中に配置され
たガイド７４により規制される切断経路を渡って行く。
【００１７】切り離し自在多重ゾーンセンサ５２は細長
い形状で平坦であって、センサ５２の一般平面７６を有
していることに注意する。カバー４４を初期切断位置と
最終切断位置との間で操作している間、センサ５２は刃
７０により切断方向７８に沿って切り離される。
い形状で平坦であって、センサ５２の一般平面７６を有
していることに注意する。カバー４４を初期切断位置と
最終切断位置との間で操作している間、センサ５２は刃
７０により切断方向７８に沿って切り離される。
【００１８】ガイド７４は、刃７０の初期切断位置と、
最終切断位置との間の、切断方向７８に対して角度αだ
け傾いた経路をたどって刃７０が進んで行くように形成
されている。この斜めの前進によって、材料の中へ刃は
容易に貫入できるようになる。センサ５２の切り離し
中、刃７０は切り離し自在多重ゾーンセンサ５２の一般
平面７８に対して垂直方向に運動するという効果を得
る。さらに、この前進の結果、刃７０は均一に摩耗する
ので、センサ５２の切断の間を通して刃７０のセンサ５
２への接触ゾーンが同一のままである場合と比べて摩耗
は少なくなる。
最終切断位置との間の、切断方向７８に対して角度αだ
け傾いた経路をたどって刃７０が進んで行くように形成
されている。この斜めの前進によって、材料の中へ刃は
容易に貫入できるようになる。センサ５２の切り離し
中、刃７０は切り離し自在多重ゾーンセンサ５２の一般
平面７８に対して垂直方向に運動するという効果を得
る。さらに、この前進の結果、刃７０は均一に摩耗する
ので、センサ５２の切断の間を通して刃７０のセンサ５
２への接触ゾーンが同一のままである場合と比べて摩耗
は少なくなる。
【００１９】さらに、第１の回転軸４６と第２の回転軸
６８は互いに平行であること及びそれら２つの軸を離間
させている距離はカバー４４が形成しているレバーの長
さより短いことに注意する。切断構造５０はユーザによ
り操作されたカバー４４の円運動を刃７０のほぼ直線的
な運動に変換するような構成となっている。このような
構成は一様な円運動、すなわち、一定の角速度を有する
運動を、前記の初期切断位置と最終切断位置との間で速
度が正弦関係で変化するような刃７０の直線運動に変換
するという利点を示す。このため、センサ５２と係合し
ている間及びセンサ５２の切断終了時の刃７０の速度は
非常に遅い。
６８は互いに平行であること及びそれら２つの軸を離間
させている距離はカバー４４が形成しているレバーの長
さより短いことに注意する。切断構造５０はユーザによ
り操作されたカバー４４の円運動を刃７０のほぼ直線的
な運動に変換するような構成となっている。このような
構成は一様な円運動、すなわち、一定の角速度を有する
運動を、前記の初期切断位置と最終切断位置との間で速
度が正弦関係で変化するような刃７０の直線運動に変換
するという利点を示す。このため、センサ５２と係合し
ている間及びセンサ５２の切断終了時の刃７０の速度は
非常に遅い。
【００２０】クランク６６の形態は相対的に背の低い測
定装置に特に良く適合している。ところが、カバー４４
を前記初期切断位置と、前記最終切断位置との間で作動
すると、クランク６６は第１の回転軸４６を横切る。こ
のため、この特別の実施例では、クランク６６を回転さ
せる働きをする軸６８が取り付けられているシリンダ６
４の軸４６はシリンダ６４の表面からクランク６６の移
動領域へ突出してはならない。
定装置に特に良く適合している。ところが、カバー４４
を前記初期切断位置と、前記最終切断位置との間で作動
すると、クランク６６は第１の回転軸４６を横切る。こ
のため、この特別の実施例では、クランク６６を回転さ
せる働きをする軸６８が取り付けられているシリンダ６
４の軸４６はシリンダ６４の表面からクランク６６の移
動領域へ突出してはならない。
【００２１】図６及び図７には、図３から図５を参照し
て説明した実施例の変形例を示す。この変形例において
も、測定装置８０はケース８２と、刃７０が堅固に形成
されたクランク８６に対して作動レバーとして作用する
カバー４４とを含む。クランク８６に固定された刃７０
の、カバー４４による動作システムは、先に説明したシ
ステムと同一である。この変形例は基本的にはクランク
８６の形態と、刃７０の切断経路を規制するガイド８８
の構造とに関して、先に説明した実施例とは異なる。ガ
イド８８は図６に示す初期切断位置と、図７に実線で示
す最終切断位置との間に刃７０の直線経路を形成する。
図７には、破線の輪郭線により中間切断位置をも示して
いる。
て説明した実施例の変形例を示す。この変形例において
も、測定装置８０はケース８２と、刃７０が堅固に形成
されたクランク８６に対して作動レバーとして作用する
カバー４４とを含む。クランク８６に固定された刃７０
の、カバー４４による動作システムは、先に説明したシ
ステムと同一である。この変形例は基本的にはクランク
８６の形態と、刃７０の切断経路を規制するガイド８８
の構造とに関して、先に説明した実施例とは異なる。ガ
イド８８は図６に示す初期切断位置と、図７に実線で示
す最終切断位置との間に刃７０の直線経路を形成する。
図７には、破線の輪郭線により中間切断位置をも示して
いる。
【００２２】刃７０を支持しているクランク８６の頭部
９０でガイド８８により規制される経路は直線的であ
り、切断方向７８と平行であるが、ユーザがカバー４４
と刃７０を動作させたとき、刃７０はわずかに垂直運動
する。すなわち、刃７０はセンサ５２の一般平面７６に
対して垂直に動くのである。そのようなわずかな垂直運
動は、丸形であるクランク８６の頭部９０のわずかな回
転によって起こる。
９０でガイド８８により規制される経路は直線的であ
り、切断方向７８と平行であるが、ユーザがカバー４４
と刃７０を動作させたとき、刃７０はわずかに垂直運動
する。すなわち、刃７０はセンサ５２の一般平面７６に
対して垂直に動くのである。そのようなわずかな垂直運
動は、丸形であるクランク８６の頭部９０のわずかな回
転によって起こる。
【００２３】この変形例におけるクランク８６は湾曲部
分９２を含む。この湾曲部分９２は、カバー４４が回転
を行うときの中心となる第１の軸４６をクランク８６が
全く横断しないように形成されている。そのように横断
しない場合には、軸４６はクランク８６の側でシリンダ
６４の外へ容易に突出することができる。詳細にいえ
ば、回転軸４６はクランク８６に対してシリンダ６４の
外側からカバー４４に固着されるように、クランク８６
用として設けられている領域に完全に侵入していても良
いのである。
分９２を含む。この湾曲部分９２は、カバー４４が回転
を行うときの中心となる第１の軸４６をクランク８６が
全く横断しないように形成されている。そのように横断
しない場合には、軸４６はクランク８６の側でシリンダ
６４の外へ容易に突出することができる。詳細にいえ
ば、回転軸４６はクランク８６に対してシリンダ６４の
外側からカバー４４に固着されるように、クランク８６
用として設けられている領域に完全に侵入していても良
いのである。
【００２４】先に説明した実施例及びその実施例の変形
例においては、回転は約１８０°の角度にわたって回転
することに注意する。しかしながら、カバー４４につい
て異なる角度を選択することによって角度のある経路を
形成することは容易に可能である。また、センサ８２を
ケース４２又は８２の内部へ導入するためにケースに形
成されている図３に示すオリフィス９６を保護する働き
をカバー４４が果たしていることにも注意する。最後
に、刃７０がそれが機械的に結合しているクランク６
６，８６に対して運動するような本発明の実施例を考案
することも可能であるという点に注意する。
例においては、回転は約１８０°の角度にわたって回転
することに注意する。しかしながら、カバー４４につい
て異なる角度を選択することによって角度のある経路を
形成することは容易に可能である。また、センサ８２を
ケース４２又は８２の内部へ導入するためにケースに形
成されている図３に示すオリフィス９６を保護する働き
をカバー４４が果たしていることにも注意する。最後
に、刃７０がそれが機械的に結合しているクランク６
６，８６に対して運動するような本発明の実施例を考案
することも可能であるという点に注意する。
【図１】 切り離し自在多重ゾーンセンサの展開図を斜
視図で示す図。
視図で示す図。
【図２】 図１に示す切り離し自在多重ゾーンセンサと
関連する測定装置を概略的に示す図。
関連する測定装置を概略的に示す図。
【図３】 初期切断位置で示されているカバーと関連す
る切断構造を示す、本発明による測定装置の一部切取り
平面図。
る切断構造を示す、本発明による測定装置の一部切取り
平面図。
【図４】 切断線IV−IVに沿った図３の横断面図。
【図５】 破線でカバーの中間切断位置を示し、実線で
カバーの最終切断位置を示す図４と同様の横断面図。
カバーの最終切断位置を示す図４と同様の横断面図。
【図６】 図３から図５で説明した切断構造の変形実施
例を示す図４及び図５と同様の横断面図。
例を示す図４及び図５と同様の横断面図。
【図７】 図３から図５で説明した切断構造の変形実施
例を示す図４及び図５と同様の横断面図。
例を示す図４及び図５と同様の横断面図。
４０…測定装置、４２…ケース、４４…カバー、４６…
第１の回転軸、５０…切断構造、５２…切り離し自在多
重ゾーンセンサ、５８…押し部材、６４…シリンダ、６
６…クランク、６８…第２の回転軸、７０…刃、７４…
ガイド、８０…測定装置、８２…ケース、８６…クラン
ク、８８…ガイド、９２…湾曲部分、９６…オリフィ
ス。
第１の回転軸、５０…切断構造、５２…切り離し自在多
重ゾーンセンサ、５８…押し部材、６４…シリンダ、６
６…クランク、６８…第２の回転軸、７０…刃、７４…
ガイド、８０…測定装置、８２…ケース、８６…クラン
ク、８８…ガイド、９２…湾曲部分、９６…オリフィ
ス。
Claims (2)
- 【請求項１】 切り離し自在多重ゾーンセンサ（５２）
の切断構造（５０）を具備する測定装置において、前記
切断構造はレバー（４４）と、クランク（６６；８６）
と、刃（７０）とを含み、前記レバーは操作されるたび
に第１の軸（４６）を中心として回転し、前記クランク
は前記レバーに機械的に結合して前記第１の軸とは異な
る第２の軸（６８）を中心として回転し、前記刃は前記
クランクに機械的に結合しており且つ前記レバーが操作
されるたびに刃の所定の経路を形成するガイド（７４；
８８）の内側に配置され、前記測定装置は、前記レバー
が初期切断位置と最終切断位置との間で操作されるたび
に前記刃が前記測定装置の中に導入された前記多重ゾー
ンセンサを切断するように構成されていることを特徴と
する測定装置。 - 【請求項２】 細長い形状で切り離し自在多重ゾーンセ
ンサの一般平面（７６）を備える平坦である切り離し自
在多重ゾーンセンサ（５２）と、前記刃（７０）がその
一般平面で切断を行う切断方向（７８）とを有する請求
項１記載の測定装置において、前記ガイド（７４）が、
前記切り離し自在多重ゾーンセンサ（５２）を前記測定
装置の中に導入して、前記レバーの前記初期切断位置
と、最終切断位置とにそれぞれ対応する前記刃（７０）
の初期切断位置と最終切断位置との間で前記ガイドによ
り形成される前記経路が前記切断方向（７８）に対して
角度を成して外れるように前記刃の進行方向（７５）を
規制することを特徴とする測定装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9311316 | 1993-09-21 | ||
| FR9311316A FR2710411B1 (fr) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | Dispositif de mesure pour capteurs multizones amovibles. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07167820A true JPH07167820A (ja) | 1995-07-04 |
| JP3470917B2 JP3470917B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=9451148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25158394A Expired - Fee Related JP3470917B2 (ja) | 1993-09-21 | 1994-09-21 | 切り離し自在多重ゾーンセンサ用測定装置 |
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|---|---|
| US (1) | US5525297A (ja) |
| EP (1) | EP0644423B1 (ja) |
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| AU (1) | AU681423B2 (ja) |
| CA (1) | CA2132382A1 (ja) |
| DE (1) | DE69422111T2 (ja) |
| FR (1) | FR2710411B1 (ja) |
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| US6125292A (en) * | 1997-12-17 | 2000-09-26 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Sensor and a set of sensors |
| US6180062B1 (en) | 1996-04-26 | 2001-01-30 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Device for analyzing a sample |
| US6325975B1 (en) | 1997-08-27 | 2001-12-04 | Arkray, Inc. | Suction generating device and sample analysis apparatus using the same |
| WO2003089917A1 (fr) * | 2002-04-19 | 2003-10-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cartouche de biocapteurs et dispositif distributeur de biocapteurs |
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| FR2733745B1 (fr) * | 1995-05-02 | 1997-07-04 | Asulab Sa | Appareil perfectionne destine a la ditribution de zones successives d'une bande consommable |
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1993
- 1993-09-21 FR FR9311316A patent/FR2710411B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-13 US US08/304,859 patent/US5525297A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-14 DE DE69422111T patent/DE69422111T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-14 EP EP94114425A patent/EP0644423B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1994-09-19 AU AU73031/94A patent/AU681423B2/en not_active Ceased
- 1994-09-19 CA CA002132382A patent/CA2132382A1/en not_active Abandoned
- 1994-09-21 JP JP25158394A patent/JP3470917B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| DE69422111D1 (de) | 2000-01-20 |
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|---|---|---|---|
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