JPH07167509A - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents
空気調和機の運転制御装置Info
- Publication number
- JPH07167509A JPH07167509A JP5316568A JP31656893A JPH07167509A JP H07167509 A JPH07167509 A JP H07167509A JP 5316568 A JP5316568 A JP 5316568A JP 31656893 A JP31656893 A JP 31656893A JP H07167509 A JPH07167509 A JP H07167509A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- discharge temperature
- frequency
- air conditioner
- time
- Prior art date
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- Pending
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の長期にわたる運転においても圧
縮機の信頼性を確保する。 【構成】 圧縮機1の運転積算時間を計時する運転時間
計時手段と、圧縮機1の吐出温度を検出する吐出温度検
出器10とを備え、一定時間内に圧縮機1の吐出温度が一
定温度以上に上昇した回数を計数し、吐出温度上昇回数
が一定回数を超えた場合に運転周波数を一定周波数のみ
低減させる。運転周波数の低減中に吐出温度が一旦下が
るために、キャピラリチューブ内のスラッジの発生が抑
制され、さらに長期運転にも耐えることができる。
縮機の信頼性を確保する。 【構成】 圧縮機1の運転積算時間を計時する運転時間
計時手段と、圧縮機1の吐出温度を検出する吐出温度検
出器10とを備え、一定時間内に圧縮機1の吐出温度が一
定温度以上に上昇した回数を計数し、吐出温度上昇回数
が一定回数を超えた場合に運転周波数を一定周波数のみ
低減させる。運転周波数の低減中に吐出温度が一旦下が
るために、キャピラリチューブ内のスラッジの発生が抑
制され、さらに長期運転にも耐えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の運転制御
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の運転は、圧縮機で吐出され
た冷媒を室外熱交換器で凝縮し、キャピラリチューブで
減圧した後、室内熱交換器で蒸発させることで冷房能力
を発揮し、圧縮機に戻るというサイクルで行われる。
た冷媒を室外熱交換器で凝縮し、キャピラリチューブで
減圧した後、室内熱交換器で蒸発させることで冷房能力
を発揮し、圧縮機に戻るというサイクルで行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の空気調
和機では、過負荷状態で運転する度に圧縮機の吐出温度
が上昇し、それに伴い冷凍サイクル内の使用材料が分解
され、冷媒中にスラッジが発生し易くなる。さらに、過
負荷運転が長期になるに連れ、スラッジの発生が多くな
ると共に、流路の狭いキャピラリチューブに堆積し、キ
ャピラリチューブが詰まり状態になる。それにより、吐
出圧力,吐出温度の上昇を引き起こし、さらにスラッジ
の発生を加速させる。また、この状態が続くと、圧縮機
に過剰な負荷がかかり、運転不可能になるという課題を
有していた。
和機では、過負荷状態で運転する度に圧縮機の吐出温度
が上昇し、それに伴い冷凍サイクル内の使用材料が分解
され、冷媒中にスラッジが発生し易くなる。さらに、過
負荷運転が長期になるに連れ、スラッジの発生が多くな
ると共に、流路の狭いキャピラリチューブに堆積し、キ
ャピラリチューブが詰まり状態になる。それにより、吐
出圧力,吐出温度の上昇を引き起こし、さらにスラッジ
の発生を加速させる。また、この状態が続くと、圧縮機
に過剰な負荷がかかり、運転不可能になるという課題を
有していた。
【0004】本発明は、このような課題を解決し、空気
調和機の長期にわたる運転においても圧縮機の信頼性を
確保することを実現した空気調和機の運転制御装置を提
供することを目的とする。
調和機の長期にわたる運転においても圧縮機の信頼性を
確保することを実現した空気調和機の運転制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機と室内熱交換器とキャピラリチュ
ーブと室外熱交換器とを接続して回路を構成する冷凍サ
イクルを備え、さらに前記圧縮機の運転駆動制御手段
と、前記圧縮機の運転積算時間を計時する運転時間計時
手段と、前記圧縮機の吐出温度が一定温度を超えた回数
を計測する吐出温度上昇回数計測手段と、前記運転時間
計時手段が一定時間内に、吐出温度上昇回数が一定回数
を超えた場合に、運転周波数を一定周波数のみ低減する
運転駆動周波数変更手段とを備えたことを特徴とする。
に、本発明は、圧縮機と室内熱交換器とキャピラリチュ
ーブと室外熱交換器とを接続して回路を構成する冷凍サ
イクルを備え、さらに前記圧縮機の運転駆動制御手段
と、前記圧縮機の運転積算時間を計時する運転時間計時
手段と、前記圧縮機の吐出温度が一定温度を超えた回数
を計測する吐出温度上昇回数計測手段と、前記運転時間
計時手段が一定時間内に、吐出温度上昇回数が一定回数
を超えた場合に、運転周波数を一定周波数のみ低減する
運転駆動周波数変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成により、運転時間計時が
一定時間以内に、空気調和機の吐出温度上昇回数が一定
回数を超えた後は、圧縮機の運転周波数を一定周波数の
み低減させる。
一定時間以内に、空気調和機の吐出温度上昇回数が一定
回数を超えた後は、圧縮機の運転周波数を一定周波数の
み低減させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。
しながら詳細に説明する。
【0008】図3は本実施例の空気調和機の運転装置に
係る冷凍サイクルを示す説明図であり、1は圧縮機、2
は室外熱交換器、3はキャピラリチューブ、4は室内熱
交換器、5は運転駆動制御部、6は室内マイコン、7は
室外マイコンを示し、室内マイコン6,室外マイコン7
の指示のもとに、運転駆動制御部5によって圧縮機1の
運転制御がなされる。
係る冷凍サイクルを示す説明図であり、1は圧縮機、2
は室外熱交換器、3はキャピラリチューブ、4は室内熱
交換器、5は運転駆動制御部、6は室内マイコン、7は
室外マイコンを示し、室内マイコン6,室外マイコン7
の指示のもとに、運転駆動制御部5によって圧縮機1の
運転制御がなされる。
【0009】図1は本実施例の空気調和機の電気回路を
示すブロック図であり、8は室内温度検出器、9は室内
温度設定部、10は吐出温度検出器、11は吐出温度設定部
を示し、これらの装置は、図2に示す制御フローチャー
トに従って制御される。
示すブロック図であり、8は室内温度検出器、9は室内
温度設定部、10は吐出温度検出器、11は吐出温度設定部
を示し、これらの装置は、図2に示す制御フローチャー
トに従って制御される。
【0010】まず、空気調和機を運転すると室内温度検
出器8によって室内温度が室内マイコン6に入力され、
室内温度設定部9にあらかじめ設定された設定室内温度
tiと比較判別(サーモONまたはサーモOFF)する(S1)。
このとき、サーモON状態(S1のYES)を検知した室内マイ
コン6は、室外マイコン7へ運転信号を送り、さらに室
外マイコン7より運転駆動制御部5に運転指令を出して
圧縮機1を運転させる。また同時に、室内マイコン6ま
たは室外マイコン7が運転時間Aをカウント(S2)(運転
時間計時)し始める(運転時間計時手段)。なお、サーモO
FF(圧縮機停止)状態になると(S1のNO)、運転時間がキ
ャンセルされる。
出器8によって室内温度が室内マイコン6に入力され、
室内温度設定部9にあらかじめ設定された設定室内温度
tiと比較判別(サーモONまたはサーモOFF)する(S1)。
このとき、サーモON状態(S1のYES)を検知した室内マイ
コン6は、室外マイコン7へ運転信号を送り、さらに室
外マイコン7より運転駆動制御部5に運転指令を出して
圧縮機1を運転させる。また同時に、室内マイコン6ま
たは室外マイコン7が運転時間Aをカウント(S2)(運転
時間計時)し始める(運転時間計時手段)。なお、サーモO
FF(圧縮機停止)状態になると(S1のNO)、運転時間がキ
ャンセルされる。
【0011】運転時間計時を始めると(S2)、室外マイ
コン7では、吐出温度検出器10で検出された吐出温度が
冷凍サイクル部品保護のため吐出温度設定部11で設定さ
れた設定吐出温度toを超えた回数Bのカウントを始め
る(吐出温度上昇回数計測)。
コン7では、吐出温度検出器10で検出された吐出温度が
冷凍サイクル部品保護のため吐出温度設定部11で設定さ
れた設定吐出温度toを超えた回数Bのカウントを始め
る(吐出温度上昇回数計測)。
【0012】次に、運転時間Aと予め設定された設定時
間aとを比較判断させ(S3)、A<a以下のときは通常
運転周波数(S4)で運転駆動制御部5を通り圧縮機1を
運転させる(S5)。A≧aのときは、吐出温度上昇回数
判定へ進み(S6)、吐出温度上昇回数Bと設定吐出温度
上昇動作回数bと比較判断する。ここでB<b以下のと
きは通常運転周波数(S4)で運転駆動制御部5を通り圧
縮機1を運転させる(S5)。B≧bのときは、通常運転
周波数より低い周波数で圧縮機1を運転させる(S7)。
間aとを比較判断させ(S3)、A<a以下のときは通常
運転周波数(S4)で運転駆動制御部5を通り圧縮機1を
運転させる(S5)。A≧aのときは、吐出温度上昇回数
判定へ進み(S6)、吐出温度上昇回数Bと設定吐出温度
上昇動作回数bと比較判断する。ここでB<b以下のと
きは通常運転周波数(S4)で運転駆動制御部5を通り圧
縮機1を運転させる(S5)。B≧bのときは、通常運転
周波数より低い周波数で圧縮機1を運転させる(S7)。
【0013】このように構成された本実施例によれば、
吐出温度が運転周波数低減中に一旦下がるので、スラッ
ジの発生が抑制され、さらに長期の運転にも耐えること
ができる。
吐出温度が運転周波数低減中に一旦下がるので、スラッ
ジの発生が抑制され、さらに長期の運転にも耐えること
ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記説明から明らかなように、
前記圧縮機の運転積算時間を計時する運転時間計時手段
と、運転積算時間が一定時間内に、前記圧縮機の吐出温
度が一定温度に上昇した回数を計測する吐出温度上昇回
数計測手段と、吐出温度上昇回数が一定回数を超えた場
合に、運転周波数を一定周波数のみ低減する運転駆動周
波数変更手段とを備えた構成としたので、長期間の実際
の過負荷運転によるスラッジの付着のためのキャピラリ
チューブの流量減少に対する吐出温度の上昇を検出し
て、圧縮機の運転周波数を低減することにより吐出温度
が下がるのでスラッジの発生が抑制され、さらに長期の
運転にも耐えることができる。
前記圧縮機の運転積算時間を計時する運転時間計時手段
と、運転積算時間が一定時間内に、前記圧縮機の吐出温
度が一定温度に上昇した回数を計測する吐出温度上昇回
数計測手段と、吐出温度上昇回数が一定回数を超えた場
合に、運転周波数を一定周波数のみ低減する運転駆動周
波数変更手段とを備えた構成としたので、長期間の実際
の過負荷運転によるスラッジの付着のためのキャピラリ
チューブの流量減少に対する吐出温度の上昇を検出し
て、圧縮機の運転周波数を低減することにより吐出温度
が下がるのでスラッジの発生が抑制され、さらに長期の
運転にも耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる電気回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】本実施例における制御フローチャートである。
【図3】本実施例の空気調和機の運転装置に係る冷凍サ
イクル図である。
イクル図である。
1…圧縮機、 2…室外熱交換器、 3…キャピラリチ
ューブ、 4…室内熱交換器、 5…運転駆動制御部、
6…室内マイコン、 7…室外マイコン、 8…室内
温度検出器、 9…室内温度設定部、 10…吐出温度検
出器、 11…吐出温度設定部。
ューブ、 4…室内熱交換器、 5…運転駆動制御部、
6…室内マイコン、 7…室外マイコン、 8…室内
温度検出器、 9…室内温度設定部、 10…吐出温度検
出器、 11…吐出温度設定部。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機と室内熱交換器とキャピラリチュ
ーブと室外熱交換器とを接続して回路を構成する冷凍サ
イクルを備え、さらに前記圧縮機の運転駆動制御手段
と、前記圧縮機の運転積算時間を計時する運転時間計時
手段と、前記圧縮機の吐出温度が一定温度を超えた回数
を計測する吐出温度上昇回数計測手段と、前記運転時間
計時手段が一定時間内に、吐出温度上昇回数が一定回数
を超えた場合に、運転周波数を一定周波数のみ低減する
運転駆動周波数変更手段とを備えたことを特徴とする空
気調和機の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316568A JPH07167509A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 空気調和機の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316568A JPH07167509A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 空気調和機の運転制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167509A true JPH07167509A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18078550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316568A Pending JPH07167509A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 空気調和機の運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190510A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Nakano Refrigerators Co Ltd | 冷凍機の制御方法 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP5316568A patent/JPH07167509A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190510A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Nakano Refrigerators Co Ltd | 冷凍機の制御方法 |
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