JPH07167019A - スロットル装置 - Google Patents

スロットル装置

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JPH07167019A
JPH07167019A JP6172263A JP17226394A JPH07167019A JP H07167019 A JPH07167019 A JP H07167019A JP 6172263 A JP6172263 A JP 6172263A JP 17226394 A JP17226394 A JP 17226394A JP H07167019 A JPH07167019 A JP H07167019A
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JP
Japan
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passage
air flow
flow rate
bypass passage
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP6172263A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tanabe
好之 田辺
Hiroyuki Yamada
裕之 山田
Yutaka Takaku
豊 高久
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP6172263A priority Critical patent/JPH07167019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】主空気通路3にスロットル弁が配置されたスロ
ットルボディ(第1のボディ)1に、スロットルボディ1
の上流位置で燃料噴射弁5を保持する第2のボディ2が
結合配置される。この第2のボディ2には、主空気通路
3とエアフローセンサ7付の空気流量測定用バイパス通
路4とを設ける。バイパス通路4の出口4bを、第2の
ボディ2の主空気通路3内壁にボディ成形時の主空気通
路形成用の型分割部位8よりも上流に位置するように開
口させる。 【効果】空気流量測定用バイパス通路の出口を上記第2
のボディの内壁における型分割部位の上流に配置するこ
とで、空気流量測定用バイパス通路の流れの安定化を図
り、計量精度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸入空気量
を制御するスロットル装置に係り、更に詳細には、スロ
ットルボディの空気通路上流に燃料噴射弁が配置される
方式のスロットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジン燃料制御系では、例
えば特開昭59−170465号,実開昭62−644
4号公報等に開示されるようにスロットル弁の上流位置
に各気筒共通の燃料噴射弁を配置するいわゆる単点燃料
噴射方式(SPI方式)のスロットル装置が実用化されて
いる。
【0003】この種のスロットル装置は、一般に主空気
通路にスロットル弁が配置されるスロットルボディ(第
1のボディ)と、第1のボディの上流位置で燃料噴射弁
を保持する第2のボディとを予め別個に成形し、これら
のボディ同士をボルト等の固着部材で一体に結合するこ
とで装置本体を構成している。
【0004】このように第1のボディと第2のボディと
を別個に成形するのは、両者を一体成形すると型抜きが
困難で、また通常、第1のボディにはアイドル制御用の
バイパス通路が形成され、他方第2のボディには、ホッ
トワイヤ等のエアフローセンサ付の空気流量測定用バイ
パス通路が形成されるので、内部構造が複雑化するため
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第2の
ボディをダイカスト成形する場合には、型成形用の中子
を主空気通路となるべき箇所にセットされるが、この場
合、主空気通路内には、燃料噴射弁保持用のホルダーが
一体にダイカスト成形されるため、一個の中子使用だと
型抜きが不可能となるので、主空気通路形成用の中子を
上,下に分けてダイカスト成形を行っている。
【0006】そして、この場合上下の中子を抜いた時の
ボディ内壁における型分割部位には、中子同士の寸法誤
差があると段差が生じたり、或いは成形時に中子間の隙
間に鋳湯が流れ込んで微小突起が生じることもある。こ
のような段差や微小突起は、主空気の壁面近くを流れる
空気流に乱流を生じさせる原因となり、この乱流が空気
流量測定用バイパス通路にも悪影響を及ぼして、空気流
量測定値が不正確となり、空燃比の変動が生じる原因と
なる。なお、この空気流の乱流の空気流量測定用バイパ
ス通路に及ぼす影響については、実施例の項で詳述す
る。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、この種スロットル装置の吸入空気量の計量精度を
向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基本的には、次のような課題解決手段を
提案する。なお、下記の構成要素に付した符号は、実施
例の説明に用いた符号を便宜上引用した。
【0009】本発明では、主空気通路3にスロットル弁
が配置されたスロットルボディ(第1のボディ)1に、ス
ロットルボディ1の上流位置で燃料噴射弁5を保持する
第2のボディ2を結合し、この第2のボディ2には、主
空気通路3とエアフローセンサ7付の空気流量測定用バ
イパス通路4とを設けてなるものにおいて、前記空気流
量測定用バイパス通路4の出口4bを、第2のボディ2
の主空気通路3内壁にボディ成形時の主空気通路形成用
の型分割部位8よりも上流に位置するように開口させて
なる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、空気流量測定用バイパス通
路4の出口4bを第2のボディ2内壁における主空気通
路形成用型分割部位8の上流に配置することで、型分割
部位8下流で生じる乱流発生の影響を避けることができ
る。
【0011】すなわち、第2のボディ2をダイカスト成
形する場合には、燃料噴射弁保持用のホルダー6がある
ため、上,下2個の中子で主空気通路3を型抜きする
が、この場合、中子同士の境となる型分割部位8にダイ
カスト成形時に段差や突起(ばり)等が生じ、この段差等
の存在が下流側に乱流が生じさせる。
【0012】この乱流は、空気流量測定用バイパス通路
4の出口4bを上記型分割部位8の段差や突起部の下流
側に設けると、空気流量測定用バイパス通路出口4bに
不安定な負圧を発生させ、バイパス通路4の空気の流れ
が不安定となり、空気流量測定値が不正確となり、空燃
比の変動が生じる原因となるが、本発明の場合には、前
述のように型分割部位8の上流にバイパス出口4bを配
置させたので、この乱流の影響を受けず、空気流量測定
用バイパス通路4内の空気の流れをスムーズにして、空
気流量精度を高める。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。
【0014】図1の(A)は、本発明の一実施例に係る
スロットル装置の平面図、図1の(B)はその縦断面図
である。
【0015】これらの図において、スロットル装置の本
体は、主空気通路3にスロットル弁(図示省略)が配置
されたスロットルボディ(第1のボディ)1と、スロッ
トルボディ1の上流位置で単点燃料噴射方式の燃料噴射
弁5を保持する第2のボディ2とで構成される。
【0016】これらのボディ1,2は、型抜きの都合上
一体成形が困難なため、互いに別個にダイカスト成形さ
れ、この成形工程後に両者がボルト(図示省略)で且つ
シールされつつ一体的に結合される。
【0017】また、第2のボディ2をダイカスト成形す
る場合には、型成形用の中子を主空気通路3となるべき
箇所にセットされるが、この場合、主空気通路3内に
は、燃料噴射弁保持用のホルダ6がボディ2と一体にダ
イカスト成形されるため、一個の中子使用だと型抜きが
不可能となるので、主空気通路形成用の中子を上,下に
分けてダイカスト成形を行なっている。
【0018】第2のボディ2は、主空気通路3と空気流
量測定用バイパス通路4とを有する。
【0019】主空気通路3には、その通路中央に単点燃
料噴射方式の燃料噴射弁5がスロットルボディ1側の図
示されないスロットル弁の上流に位置するように、ホル
ダー6を介して保持されている。ホルダー6は、燃料噴
射弁5を収納する収納部6aと、収納部6aを支持する
支持板6b,6cとを一体にしたもので、このホルダー
6は第2のボディ2と一体にダイカスト成形される。そ
して、支持板6b,6cが主空気通路3を通路3a,3
bに半分づつ区切っている。
【0020】空気流量測定用バイパス通路4は、その入
口4aがボディ2の側壁の上面に開口して入口4a側の
通路の一部が主空気通路3と平行に配置され、続いて中
間の通路部分がボディ2の側壁に周方向に沿って形成さ
れ、出口4b側の通路が主空気通路3側に向き直って、
出口4bがボディ2の内壁に主空気通路3に面して開口
している。
【0021】空気流量測定用バイパス通路4の途中に
は、例えばホットワイヤ7よりなるエアフローセンサが
配置される。
【0022】上記構成において、運転時、吸入空気はス
ロットル弁の開度に応じた量が主空気通路3を通るが、
その空気の一部が空気流量測定用バイパス通路4内を流
れ、エアフローセンサ7がこのバイパス通路4内に流れ
る空気量を検出し、この検出値に基づき全体の吸入空気
量が測定される。すなわち、スロットル弁を流れる空気
は、主空気通路3と空気流量測定用バイパス通路4とに
より一定の比率で流入してくるため、エアフローセンサ
7による計量が可能になる。
【0023】本実施例において、第2のボディ2をダイ
カスト成形する場合にその主空気通路形成用の中子を抜
いた時のボディ2内壁における型分割部位(中子同士を
セットしたときの境界部で図1の実施例では、一点鎖線
8がこれに相当する位置となっている)には、中子同士
の寸法誤差による段差が生じたり、或いは成形時に中子
間の隙間に鋳湯が流れ込んで微小突起が生じ易い。この
ような型分割部位(段差や微小突起)8に対し、仮りに
空気流量測定用バイパス通路出口4bを図3に示すよう
に下流に配置した場合には、その段差や突起部の下流側
には、吸入空気流に乱れが生じているため、空気流量測
定用バイパス通路出口4bに不安定な負圧が発生する。
そのため、バイパス通路4の空気の流れが不安定とな
り、空気流量測定値が不正確となり、空燃比の変動が生
じる原因となる。
【0024】本発明者らは、以上の現象を見出して、そ
の不具合を解消するために、図1に示すように型分割部
位8の上流に空気流量測定用バイパス通路出口4bを配
置したもので、このようにすれば、図2に示すように型
分割部位8に段差が生じても、出口4bは段差下流に生
じる乱流の影響から逃れることができ、その結果、空気
流量測定用バイパス通路4の空気の流れを安定させるこ
とで、エアフローセンサの計量精度を向上させることが
できる。
【0025】なお、空気流量測定用バイパス通路4の出
口4bを型分割部位8の上流に配置することは、本実施
例のようにバイパス4をボディ2の側壁に周方向に向け
て延設してその後主空気通路3側に向きを変えるように
すれば、エアフローセンサの設置スペースを犠牲にする
ことなく確保することができる。
【0026】図4に、型分割部位8に対し空気流量測定
用バイパス通路出口4bの位置を種々変えて、その時の
空気流量に対するホットワイヤ(エアフローセンサ)出力
電圧を測定したデータを示す。図4において、実線イは
吸入空気量に対する正規のセンサ出力となるべき基準線
で、実線ロは本実施例のように空気流量測定用バイパス
通路出口4bを型分割部位8の上流に配置した場合の測
定線、3本の一点鎖線ハは上記出口4bを型分割部位8
の下流に配置した場合の測定線、2本の破線ニは、その
間がセンサ出力の許容誤差の範囲内となるべき規格範囲
を示す。この図に示すように本実施例ロの場合には、セ
ンサ出力値が正規値イとほぼ同じでその出力のずれは規
格範囲内に収まるのに対し、ハのように出口4bを型分
割部位(段部)8の下流に配置した場合には、センサ出力
電圧が規格範囲から外れるデータが得られた。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気流量
測定用バイパス通路の出口を上記第2のボディの内壁に
おける型分割部位の上流に配置することで、空気流量測
定用バイパス通路の流れの安定化を図り、吸入空気の計
量精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例に係るスロットル装
置の平面図、(B)はその縦断面図。
【図2】図1のA部詳細説明図。
【図3】従来の問題点を指摘した説明図。
【図4】空気流量測定用バイパス通路の出口を第2のボ
ディ内壁の型分割部位の上流に配置した場合と、下流に
配置した場合の空気流量とエアフローセンサ出力との関
係をとらえた線図。
【符号の説明】
1…スロットルボディ(第1のボディ)、2…第2のボ
ディ、3…主空気通路、4…空気流量測定用バイパス通
路、4a…バイパス通路入口、4b…バイパス通路出
口、5…燃料噴射弁、6…ホルダー、7…エアフローセ
ンサ、8…型分割部位。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 35/00 F02M 69/04 V G01F 1/68

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主空気通路にスロットル弁が配置された
    第1のボディたるスロットルボディに、該スロットルボ
    ディの上流位置で燃料噴射弁を保持する第2のボディを
    結合し、この第2のボディには、主空気通路とエアフロ
    ーセンサ付の空気流量測定用バイパス通路とを設けてな
    るものにおいて、 前記空気流量測定用バイパス通路の出口を、前記第2の
    ボディの主空気通路内壁にボディ成形時の主空気通路形
    成用の型分割部位よりも上流に位置するように開口させ
    てなることを特徴とするスロットル装置。
  2. 【請求項2】 前記空気流量測定用バイパス通路は、そ
    の入口が前記第2のボディの側壁の上面に開口して、該
    空気流量測定用バイパス通路のうち入口側の通路の一部
    が前記主空気通路と平行に配置され、続いて中間の通路
    部分が前記第2のボディの側壁に周方向に沿って形成さ
    れ、出口側の通路が前記主空気通路側に向き直って、そ
    の出口が前記第2のボディの内壁に主空気通路に面して
    開口していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のスロットル装置。
JP6172263A 1994-07-25 1994-07-25 スロットル装置 Pending JPH07167019A (ja)

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Cited By (1)

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WO2020149025A1 (ja) * 2019-01-15 2020-07-23 株式会社デンソー 空気流量測定装置

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