JPH07166Y2 - 集塵装置の障害板機構 - Google Patents
集塵装置の障害板機構Info
- Publication number
- JPH07166Y2 JPH07166Y2 JP7787689U JP7787689U JPH07166Y2 JP H07166 Y2 JPH07166 Y2 JP H07166Y2 JP 7787689 U JP7787689 U JP 7787689U JP 7787689 U JP7787689 U JP 7787689U JP H07166 Y2 JPH07166 Y2 JP H07166Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust
- containing gas
- perforated
- dust collector
- plate mechanism
- Prior art date
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、バグフィルタ方式等の集塵装置において、含
塵ガスの導入口部に続き設置して導入される含塵ガスを
適正に整流し、濾布破損の防止、集塵性能の向上に効果
を発揮するようにした集塵装置の障害板機構の改良に関
するものである。
塵ガスの導入口部に続き設置して導入される含塵ガスを
適正に整流し、濾布破損の防止、集塵性能の向上に効果
を発揮するようにした集塵装置の障害板機構の改良に関
するものである。
（従来の技術） 含塵ガスの導入口部を備えたホッパー部の上方にフィル
タバグによるダストの分離補集部を設けた集塵装置にお
いては、含塵ガスの流線方向に対し垂直方向平面につい
ての風速分布に関しての配慮を欠いていたため、第５図
に示すように偏流が生じていた。即ち、第５図は障害板
を通過した含塵ガスの第１図Ａ−Ａ断面における風速分
布を示すもので、該断面のｘ−ｙ各位置での風速をｕ、
平均風速をとするときのu/の値を測定してプロット
化し、ｘ、ｙ両方向についてその変化を図式したもので
あるが、含塵ガスの入口側に対し奥側及び両側部に含塵
ガスの偏流があることが明らかである。このため、上記
含塵ガスの偏流によりバグ等の濾布に局部的な負担がか
かって濾布の寿命を縮めるという問題があった。
タバグによるダストの分離補集部を設けた集塵装置にお
いては、含塵ガスの流線方向に対し垂直方向平面につい
ての風速分布に関しての配慮を欠いていたため、第５図
に示すように偏流が生じていた。即ち、第５図は障害板
を通過した含塵ガスの第１図Ａ−Ａ断面における風速分
布を示すもので、該断面のｘ−ｙ各位置での風速をｕ、
平均風速をとするときのu/の値を測定してプロット
化し、ｘ、ｙ両方向についてその変化を図式したもので
あるが、含塵ガスの入口側に対し奥側及び両側部に含塵
ガスの偏流があることが明らかである。このため、上記
含塵ガスの偏流によりバグ等の濾布に局部的な負担がか
かって濾布の寿命を縮めるという問題があった。
そこで、特開昭54−47175号公報に見られるように、ホ
ッパー内部にサイクロンを設置したものも提案されてい
るが、このようなものは高価であるという欠点があっ
た。
ッパー内部にサイクロンを設置したものも提案されてい
るが、このようなものは高価であるという欠点があっ
た。
（考案が解決しようとする課題） 本考案は、このような問題点を解決して簡単な構造にし
て含塵ガスの垂直方向平面についての風速分布が適正化
できる集塵装置の障害板機構を提供することにある。
て含塵ガスの垂直方向平面についての風速分布が適正化
できる集塵装置の障害板機構を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案に係る集塵装置の障害板機構は、ホッパー部に含
塵ガスの導入口部を設けた集塵装置本体内の該導入口部
に、下端が開放され且つ側面に多数の小径の透孔が配設
された孔明き枠箱を続かせるとともに、該孔明き枠箱内
には多数の小径の透孔が配設された孔明き傾斜板を前記
孔明き枠箱の正面板部の上方から下端開口に向けて設け
たことを特徴とするものである。
塵ガスの導入口部を設けた集塵装置本体内の該導入口部
に、下端が開放され且つ側面に多数の小径の透孔が配設
された孔明き枠箱を続かせるとともに、該孔明き枠箱内
には多数の小径の透孔が配設された孔明き傾斜板を前記
孔明き枠箱の正面板部の上方から下端開口に向けて設け
たことを特徴とするものである。
（実施例） 以下、本考案を図示の実施例につき詳細に説明する。
（１）は集塵機本体であって、そのホッパー部（２）の
一側上方部には含塵ガスの導入口部（３）が設けられて
おり、また、該ホッパー部（２）内には下端が開放され
且つ小径の透孔が正面板部（４）、側板部（５）、
（５）に多数配設された孔明き枠箱（６）が前記導入口
部（３）に続かせて設けられていてその正面板部（４）
は該導入口部（３）に相対して含塵ガスの導入方向とほ
ぼ垂直となるようにしてあり、また、孔明き枠箱（６）
内には多数の小径の透孔が配設された孔明き傾斜板
（７）を前記正面板部（４）の上方から下端開口に向け
て前記正面板部（４）に対し10°乃至50°傾斜させて設
けてある。なお、（８）は前記ホッパー部（２）の上方
に連設されたダストの分離補集部であって、複数のフィ
ルタバグ（９）が垂架されており、（10）は該分離補集
部（８）の後段に設けられる清浄ガス室であって、該清
浄ガス室（10）には中間に含塵ガス吸引用ブロアー（1
1）を設けた排気管（12）が接続されている。なお、実
施例における孔明き枠箱（６）は上板部を屋根型として
いるにも多数の透孔が配設されたものとしている。
一側上方部には含塵ガスの導入口部（３）が設けられて
おり、また、該ホッパー部（２）内には下端が開放され
且つ小径の透孔が正面板部（４）、側板部（５）、
（５）に多数配設された孔明き枠箱（６）が前記導入口
部（３）に続かせて設けられていてその正面板部（４）
は該導入口部（３）に相対して含塵ガスの導入方向とほ
ぼ垂直となるようにしてあり、また、孔明き枠箱（６）
内には多数の小径の透孔が配設された孔明き傾斜板
（７）を前記正面板部（４）の上方から下端開口に向け
て前記正面板部（４）に対し10°乃至50°傾斜させて設
けてある。なお、（８）は前記ホッパー部（２）の上方
に連設されたダストの分離補集部であって、複数のフィ
ルタバグ（９）が垂架されており、（10）は該分離補集
部（８）の後段に設けられる清浄ガス室であって、該清
浄ガス室（10）には中間に含塵ガス吸引用ブロアー（1
1）を設けた排気管（12）が接続されている。なお、実
施例における孔明き枠箱（６）は上板部を屋根型として
いるにも多数の透孔が配設されたものとしている。
（作用） このように構成されたものは、含塵ガスの導入口部
（３）を含塵ガスの発生源に接続し、含塵ガス吸引用の
ブロアー（10）を運転状態として該導入口部（３）から
含塵ガスをホッパー部（２）内に導入し、孔明き枠箱
（６）と孔明き傾斜板（７）とよりなる本考案の障害板
機構において導入されるダストを衝突させ、ホッパー部
（２）の底部に向けて落下させる一方、該障害板機構を
通過した含塵ガス中の微細なダストは分離補集部（８）
に導かれ、該分離補修部（８）内に垂架された各フィル
タバグ（９）により補集されてゆく間に含塵ガスは清浄
化され、この清浄化されたガスは清浄ガス室（10）から
排気管（12）を通じて外気中に排出さてゆくものである
が、上記含塵ガスが障害板機構を通過する際、先ず、含
塵ガスは障害板機構の内部において、導入口部（３）に
相対する孔明き枠箱（６）の正面板部（４）に衝突する
前に該正面板部（４）に対し傾斜させてある孔明き傾斜
板（７）に衝突して一部は該孔明き傾斜板（７）で反射
し、横方向あるいは上方に逃げて孔明き枠箱（６）の側
板部（５）に向けられ、残部は該孔明き傾斜板（７）の
透孔を通過して正面板部（４）に至って該正面板部
（４）に衝突するものと、その透孔を通じてホッパー部
（２）の奥の方に向け送られるものとに分けられること
となる。また、前記孔明き傾斜板（７）に衝突反射した
うえ側板部（５）に向けられた含塵ガスも一部は該側板
部（５）に衝突して戻され、さらに反射と透孔通過を繰
り返し、また、残部は側板部（５）の透孔を通過してホ
ッパー部（２）の側方部に排出されることとなる。した
がって、以上の過程を通じ、導入口部（３）からホッパ
ー部（２）内に入った含塵ガスはそのホッパー部（２）
内への進入方向についても、進入方向に対し左右の方向
に対しても流速が多段階に減衰することとなり、第４図
に示すように、第２図のＡ−Ａ断面における風速分布
が、従来の第５図の場合に比し大きく均一化されること
となる。このため、障害板機構を通過してダストの分離
補集部（８）内に入った含塵ガスは複数のフィルタバグ
（９）に均一に送り込まてダストの偏りが大きく改善さ
れ、フィルタバグ（９）の破損も解消され、一方、フィ
ルタバグ（９）の払落し回数も減少できることと相俟
ち、フィルタバグ（９）の寿命が大きく改善されること
となる。
（３）を含塵ガスの発生源に接続し、含塵ガス吸引用の
ブロアー（10）を運転状態として該導入口部（３）から
含塵ガスをホッパー部（２）内に導入し、孔明き枠箱
（６）と孔明き傾斜板（７）とよりなる本考案の障害板
機構において導入されるダストを衝突させ、ホッパー部
（２）の底部に向けて落下させる一方、該障害板機構を
通過した含塵ガス中の微細なダストは分離補集部（８）
に導かれ、該分離補修部（８）内に垂架された各フィル
タバグ（９）により補集されてゆく間に含塵ガスは清浄
化され、この清浄化されたガスは清浄ガス室（10）から
排気管（12）を通じて外気中に排出さてゆくものである
が、上記含塵ガスが障害板機構を通過する際、先ず、含
塵ガスは障害板機構の内部において、導入口部（３）に
相対する孔明き枠箱（６）の正面板部（４）に衝突する
前に該正面板部（４）に対し傾斜させてある孔明き傾斜
板（７）に衝突して一部は該孔明き傾斜板（７）で反射
し、横方向あるいは上方に逃げて孔明き枠箱（６）の側
板部（５）に向けられ、残部は該孔明き傾斜板（７）の
透孔を通過して正面板部（４）に至って該正面板部
（４）に衝突するものと、その透孔を通じてホッパー部
（２）の奥の方に向け送られるものとに分けられること
となる。また、前記孔明き傾斜板（７）に衝突反射した
うえ側板部（５）に向けられた含塵ガスも一部は該側板
部（５）に衝突して戻され、さらに反射と透孔通過を繰
り返し、また、残部は側板部（５）の透孔を通過してホ
ッパー部（２）の側方部に排出されることとなる。した
がって、以上の過程を通じ、導入口部（３）からホッパ
ー部（２）内に入った含塵ガスはそのホッパー部（２）
内への進入方向についても、進入方向に対し左右の方向
に対しても流速が多段階に減衰することとなり、第４図
に示すように、第２図のＡ−Ａ断面における風速分布
が、従来の第５図の場合に比し大きく均一化されること
となる。このため、障害板機構を通過してダストの分離
補集部（８）内に入った含塵ガスは複数のフィルタバグ
（９）に均一に送り込まてダストの偏りが大きく改善さ
れ、フィルタバグ（９）の破損も解消され、一方、フィ
ルタバグ（９）の払落し回数も減少できることと相俟
ち、フィルタバグ（９）の寿命が大きく改善されること
となる。
（考案の効果） 本考案は上記説明によって明らかなように、含塵ガスの
導入口部に続いて孔明き枠箱と孔明き傾斜板とよりなる
特殊な障害板機構を設けることにより、含塵ガス流の分
布が均斉化され、フィルタバグ等の寿命が改善され、し
かも、障害板機構は構造が簡単なため安価に提供できる
利点もあり、従来のこの種集塵装置の含塵ガス流の分布
上の問題点を容易に解決できるものとして実用的価値極
めて大なものである。
導入口部に続いて孔明き枠箱と孔明き傾斜板とよりなる
特殊な障害板機構を設けることにより、含塵ガス流の分
布が均斉化され、フィルタバグ等の寿命が改善され、し
かも、障害板機構は構造が簡単なため安価に提供できる
利点もあり、従来のこの種集塵装置の含塵ガス流の分布
上の問題点を容易に解決できるものとして実用的価値極
めて大なものである。
第１図は本考案の実施例を示す一部切欠側面図、第２図
は同じく要部の一部切欠側面図、第３図は同じく要部の
一部切欠正面図、第４図は第１図のＡ−Ａ断面における
流速分布図、第５図は従来技術における同位置での含塵
ガス流速分布図である。 （１）：集塵機本体、（２）：導入口部、（３）：ホッ
パー部、（４）：正面板部、（６）：孔明き枠箱、
（７）：孔明き傾斜板。
は同じく要部の一部切欠側面図、第３図は同じく要部の
一部切欠正面図、第４図は第１図のＡ−Ａ断面における
流速分布図、第５図は従来技術における同位置での含塵
ガス流速分布図である。 （１）：集塵機本体、（２）：導入口部、（３）：ホッ
パー部、（４）：正面板部、（６）：孔明き枠箱、
（７）：孔明き傾斜板。
Claims (1)
- 【請求項１】ホッパー部（２）に含塵ガスの導入口部
（３）を設けた集塵装置本体（１）内の該導入口部
（３）に、下端が開放され且つ側面に多数の小径の透孔
が配設された孔明き枠箱（６）を続かせるとともに、該
孔明き枠箱（６）内には多数の小径の透孔が配設された
孔明き傾斜板（７）を前記孔明き枠箱（６）の正面板部
（４）の上方から下端開口に向けて設けたことを特徴と
する集塵装置の障害板機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7787689U JPH07166Y2 (ja) | 1989-07-01 | 1989-07-01 | 集塵装置の障害板機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7787689U JPH07166Y2 (ja) | 1989-07-01 | 1989-07-01 | 集塵装置の障害板機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0319522U JPH0319522U (ja) | 1991-02-26 |
| JPH07166Y2 true JPH07166Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31620655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7787689U Expired - Fee Related JPH07166Y2 (ja) | 1989-07-01 | 1989-07-01 | 集塵装置の障害板機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07166Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5977055B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-08-24 | 株式会社Ihi | ガス整流装置、及び、該ガス整流装置を備えたバグフィルタ |
-
1989
- 1989-07-01 JP JP7787689U patent/JPH07166Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0319522U (ja) | 1991-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |