JPS589616Y2 - 粗粒分離装置 - Google Patents
粗粒分離装置Info
- Publication number
- JPS589616Y2 JPS589616Y2 JP1980082943U JP8294380U JPS589616Y2 JP S589616 Y2 JPS589616 Y2 JP S589616Y2 JP 1980082943 U JP1980082943 U JP 1980082943U JP 8294380 U JP8294380 U JP 8294380U JP S589616 Y2 JPS589616 Y2 JP S589616Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust
- collection
- coarse
- chamber
- collision plate
- Prior art date
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- Expired
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- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
開示技術は小型の装置によって溶接スパッタ等の粗粒塵
埃を効率的に分離して捕集する技術に属する。
埃を効率的に分離して捕集する技術に属する。
而して、この考案は集塵チャンバの側方に開口した流入
口から上方に開口した排出口へ空気流を生じさせて粗粒
塵埃の捕集を行なう粗粒分離装置に関するものであり、
特に上記集塵チャンバ内には流入した粗粒塵埃を衝突さ
せる衝突板と該衝突板に衝突した粗粒塵埃を受は取って
捕捉する為の捕集板とが配設されている粗粒分離装置に
係るものである。
口から上方に開口した排出口へ空気流を生じさせて粗粒
塵埃の捕集を行なう粗粒分離装置に関するものであり、
特に上記集塵チャンバ内には流入した粗粒塵埃を衝突さ
せる衝突板と該衝突板に衝突した粗粒塵埃を受は取って
捕捉する為の捕集板とが配設されている粗粒分離装置に
係るものである。
従来、溶接作業によって発生するスパッタ等のように粒
子径の比較的大きい塵埃を分離して捕集する装置として
、遠心力を応用したサイクロン、慣性力を応用した衝突
板型集塵機又は重力を応用したチャンバボックス等が利
用されている。
子径の比較的大きい塵埃を分離して捕集する装置として
、遠心力を応用したサイクロン、慣性力を応用した衝突
板型集塵機又は重力を応用したチャンバボックス等が利
用されている。
ところが、上記のサイクロンを使用した場合には捕集効
率を上げる為に吸引圧力を上げる必要があり、動力の消
費が大きくなると共に、装置自体も大型化しなければな
らない欠点があった。
率を上げる為に吸引圧力を上げる必要があり、動力の消
費が大きくなると共に、装置自体も大型化しなければな
らない欠点があった。
又、衝突板型集塵機の場合では衝突板の数を増やす等し
て所望の捕集効率を得るようにすることが可能であるが
、当該集塵機においても動力の消費が大きいことに加え
、捕集エレメント内への粗粒塵埃の詰まりが発生する虞
れがあった。
て所望の捕集効率を得るようにすることが可能であるが
、当該集塵機においても動力の消費が大きいことに加え
、捕集エレメント内への粗粒塵埃の詰まりが発生する虞
れがあった。
一方、重力を応用したものでは動力の点等上述の問題点
については満足され得るが、当該装置では重力によって
分離した塵埃が再び飛散しない程度まで重力沈降部の風
速を低下させなくてはならず所望の効率を得ようとする
場合には装置の大型化を招く不利点があった。
については満足され得るが、当該装置では重力によって
分離した塵埃が再び飛散しない程度まで重力沈降部の風
速を低下させなくてはならず所望の効率を得ようとする
場合には装置の大型化を招く不利点があった。
この考案の目的は従来の粗粒分離装置の問題点に鑑み、
流入口に対向する衝突板と流出口に対向する捕集板とを
集塵チャンバ内に配設することによって上記欠点を除去
し不利点を無くし装置の小型簡素化並びに動力の消費低
減化を図ることのできる優れた粗粒分離装置を提供せん
とするものである。
流入口に対向する衝突板と流出口に対向する捕集板とを
集塵チャンバ内に配設することによって上記欠点を除去
し不利点を無くし装置の小型簡素化並びに動力の消費低
減化を図ることのできる優れた粗粒分離装置を提供せん
とするものである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、流入口から排出口へ
の空気流によって流入口から集塵チャンバ内に吸入され
る粗粒塵埃は、まず流入口に対向する衝突板に衝突し、
空気流に乗って集塵チャンバ内を下降して底面に衝突し
て飛び上がり、その反発力と空気流との作用によって底
面と捕集板との間、或いは各捕集板間の無風域内に粗粒
塵埃が捕集されることにより小動力且つ小スペースにて
粗粒塵埃の効率的な分離捕集ができるようにされたこと
を要旨とするものである。
の空気流によって流入口から集塵チャンバ内に吸入され
る粗粒塵埃は、まず流入口に対向する衝突板に衝突し、
空気流に乗って集塵チャンバ内を下降して底面に衝突し
て飛び上がり、その反発力と空気流との作用によって底
面と捕集板との間、或いは各捕集板間の無風域内に粗粒
塵埃が捕集されることにより小動力且つ小スペースにて
粗粒塵埃の効率的な分離捕集ができるようにされたこと
を要旨とするものである。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。
下の通りである。
第1図及び第2図はこの考案による粗粒分離装置を縦断
面図にて表わしたものである。
面図にて表わしたものである。
1は集塵チャンバであり、その側部には筒状の流入口2
が形成され、該流入口2にはフレキシブルダクト3が接
続されており、図示しない溶接作業部の塵埃捕集フード
に連絡している。
が形成され、該流入口2にはフレキシブルダクト3が接
続されており、図示しない溶接作業部の塵埃捕集フード
に連絡している。
父、集塵チャンバ1の上部には筒状の排出口4が形成さ
れて外部に排風機5が設けられており、該排風機5の稼
動によって集塵チャンバ1内部に第1図に矢印にて示す
ような空気流が発生するようにされている。
れて外部に排風機5が設けられており、該排風機5の稼
動によって集塵チャンバ1内部に第1図に矢印にて示す
ような空気流が発生するようにされている。
而して、集塵チャンバ1の内部において、流入口2の内
側には空気の流入方向に対向して衝突板6が配設されて
いる。
側には空気の流入方向に対向して衝突板6が配設されて
いる。
該衝突板6は上部が集塵チャンバ1の上面1′内側に溶
接されていると共に、下部は底面1との間に間隙7が形
成されて空気通路が形成されている。
接されていると共に、下部は底面1との間に間隙7が形
成されて空気通路が形成されている。
父、流入口2の開11部の反対側の側面には点検口8が
開口してかり、該点検口8には扉9がパツキン10を介
して装着されてかり、ボルト、ナツト11により着脱自
在とされている。
開口してかり、該点検口8には扉9がパツキン10を介
して装着されてかり、ボルト、ナツト11により着脱自
在とされている。
該扉9の内面には上方に設置されるものほど短くなって
いる複数枚の捕集板12が平行に固設されてかり、扉9
を閉じた状態で各捕集板12が排出口4の内側に対向す
る位置となるようにされている。
いる複数枚の捕集板12が平行に固設されてかり、扉9
を閉じた状態で各捕集板12が排出口4の内側に対向す
る位置となるようにされている。
尚、この状態では捕集板12の先端部は前記衝突板6と
の間に一定の間隙13が形成され空気通路とされる。
の間に一定の間隙13が形成され空気通路とされる。
父、扉9の外側には取手14が固設されている。
上記構成において、排風機5を稼動させると集塵チャン
バ1内では第1図の矢印に示すような空気流が発生し、
図示しない捕集フードによって溶接作業部から生じるス
パッタ等の粗粒塵埃aが吸入されフレキシブルダクト3
、流入口2から集塵チャンバ1内に吸引される。
バ1内では第1図の矢印に示すような空気流が発生し、
図示しない捕集フードによって溶接作業部から生じるス
パッタ等の粗粒塵埃aが吸入されフレキシブルダクト3
、流入口2から集塵チャンバ1内に吸引される。
集塵チャンバ1内に吸引された粗粒塵埃aは第2図に示
すように、まず衝突板6に衝突した後に空気流及び重力
の作用によって集塵チャンバ1内を下降し底面rに当た
って跳ね返り、その反発力と空気流の作用によって底面
f′と捕集板12との間、及び各捕集板12の間に入り
込む。
すように、まず衝突板6に衝突した後に空気流及び重力
の作用によって集塵チャンバ1内を下降し底面rに当た
って跳ね返り、その反発力と空気流の作用によって底面
f′と捕集板12との間、及び各捕集板12の間に入り
込む。
上記底面fと捕集板12との間、及び各捕集板12の間
における点線Bよりも内方の部分では排風機5による空
気流の影響は極めて弱く無風に近い状態である為、この
部分に入り込んだ粗粒塵埃aは再び飛散する事なく堆積
して捕捉される。
における点線Bよりも内方の部分では排風機5による空
気流の影響は極めて弱く無風に近い状態である為、この
部分に入り込んだ粗粒塵埃aは再び飛散する事なく堆積
して捕捉される。
上述の如く粗粒塵埃aが底面ず′に当たって跳ね返る高
さは粗粒塵埃aの粒径が大きい程高ぐなるので、上記捕
集板12の設置位置は最も粒径の大きいものでも完全に
捕捉できる高さにしておけばよい。
さは粗粒塵埃aの粒径が大きい程高ぐなるので、上記捕
集板12の設置位置は最も粒径の大きいものでも完全に
捕捉できる高さにしておけばよい。
而して、一定量の粗粒塵埃aの捕集作業を行なった後に
、ボルト、ナツト11を外して扉9を開放して捕集板1
2を点検口8から集塵チャツバ1外に取り出して捕捉し
た粗粒塵埃aの除去を行ない、次の集塵作業に備えるよ
うにする。
、ボルト、ナツト11を外して扉9を開放して捕集板1
2を点検口8から集塵チャツバ1外に取り出して捕捉し
た粗粒塵埃aの除去を行ない、次の集塵作業に備えるよ
うにする。
尚、この考案の態様は上記図示実施例に限られるもので
はなく、例えば流入口2の流入方向と排出口4の排出方
向との角度は直角である必要はなく、粗粒塵埃aの種類
によっては排出口4を傾斜して設けることにより捕集効
率を上げるようにすることが可能である。
はなく、例えば流入口2の流入方向と排出口4の排出方
向との角度は直角である必要はなく、粗粒塵埃aの種類
によっては排出口4を傾斜して設けることにより捕集効
率を上げるようにすることが可能である。
上記のようにこの考案によれば、集塵チャンバの側方に
流入口が、上方に排出口が開口し、該流入口から排出口
へ空気流を生じさせるファンが設けられている粗粒分離
装置に釦いて、流入口の内側に衝突板が、又、排出口の
内側に捕集板が配設されて粗粒塵埃の捕集を行なうよう
にしたので、集塵チャンバ内での空気流は、集塵チャン
バ内での損失が少なく、よって排風機5の出力が比較的
小さくても粗粒塵埃の分離捕集を十分行なうことのでき
る効果がある。
流入口が、上方に排出口が開口し、該流入口から排出口
へ空気流を生じさせるファンが設けられている粗粒分離
装置に釦いて、流入口の内側に衝突板が、又、排出口の
内側に捕集板が配設されて粗粒塵埃の捕集を行なうよう
にしたので、集塵チャンバ内での空気流は、集塵チャン
バ内での損失が少なく、よって排風機5の出力が比較的
小さくても粗粒塵埃の分離捕集を十分行なうことのでき
る効果がある。
又、集塵チャンバ内の機構は衝突板と捕集板とを設ける
だけで良いので、集塵チャンバ自体を特に大型化する必
要はなく、装置全体の小型軽量化を図ることが可能であ
る。
だけで良いので、集塵チャンバ自体を特に大型化する必
要はなく、装置全体の小型軽量化を図ることが可能であ
る。
そして、集塵チャンバ内に吸引された粗粒塵埃は衝突板
に衝突した後に該集塵チャンバの底面に当たって跳ね返
るが、該底面と平行に上方に設置されるものほど短くな
って側部されている複数の捕集板間内に確実に入り込み
、再び飛散することなく捕集堆積されるメリットがある
。
に衝突した後に該集塵チャンバの底面に当たって跳ね返
るが、該底面と平行に上方に設置されるものほど短くな
って側部されている複数の捕集板間内に確実に入り込み
、再び飛散することなく捕集堆積されるメリットがある
。
更に塵埃の捕集部にフィルターや網等を用いていないの
で、捕集作業によって目詰まりを生じることがなく、従
って、清掃作業等のメンテナンスも容易となる効果かあ
る。
で、捕集作業によって目詰まりを生じることがなく、従
って、清掃作業等のメンテナンスも容易となる効果かあ
る。
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第1図は空
気流の流れ状態を示す粗粒分離装置の縦断面図、第2図
は粗粒塵埃の捕捉状態を示す粗粒分離装置の縦断面図で
ある。 1・・・集塵チャンバ、2・・・流入口、4・・・排出
口、6・・・衝突板、1′・・・上面、r・・・底面、
7・・・間隙、13・・・空気通路(間隙)、12・・
・捕集板。
気流の流れ状態を示す粗粒分離装置の縦断面図、第2図
は粗粒塵埃の捕捉状態を示す粗粒分離装置の縦断面図で
ある。 1・・・集塵チャンバ、2・・・流入口、4・・・排出
口、6・・・衝突板、1′・・・上面、r・・・底面、
7・・・間隙、13・・・空気通路(間隙)、12・・
・捕集板。
Claims (1)
- 集塵チャンバの側方に流入口を上方に排出口を開口し該
集塵チャンバ内に流入方向に対向する衝突板を有してい
る粗粒分離装置にあ−いて、上記衝突板が上記集塵チャ
ンバの上面より下延されて該集塵チャンバの底面との間
に間隙を有して設けられ、而して該衝突板の後方には空
気通路を有して該集塵チャンバの底面と平行に上方に設
置されるものほど短くなっている捕集板が複数側延され
ていることを特徴とする粗粒分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980082943U JPS589616Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 粗粒分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980082943U JPS589616Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 粗粒分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS579312U JPS579312U (ja) | 1982-01-18 |
JPS589616Y2 true JPS589616Y2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=29445278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980082943U Expired JPS589616Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 粗粒分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5013253B2 (ja) * | 2007-07-02 | 2012-08-29 | 新東工業株式会社 | 高温粉塵の除去装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916634U (ja) * | 1972-05-23 | 1974-02-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52137330U (ja) * | 1976-04-14 | 1977-10-18 |
-
1980
- 1980-06-16 JP JP1980082943U patent/JPS589616Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916634U (ja) * | 1972-05-23 | 1974-02-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS579312U (ja) | 1982-01-18 |
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