JPH07166943A - エンジンのアイドル回転数制御装置 - Google Patents

エンジンのアイドル回転数制御装置

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JPH07166943A
JPH07166943A JP31854293A JP31854293A JPH07166943A JP H07166943 A JPH07166943 A JP H07166943A JP 31854293 A JP31854293 A JP 31854293A JP 31854293 A JP31854293 A JP 31854293A JP H07166943 A JPH07166943 A JP H07166943A
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Takanori Fujimoto
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電気負荷の大きさに応じた電気負荷補正を得
ることができると共に、不必要な電気負荷補正変動を抑
制し得るエンジンのアイドル回転数制御装置を提供す
る。 【構成】 エンジンにより駆動されてバッテリを充電す
る発電機の発電量に関連した信号を検出するカウンタ5
2、トランジスタ54と、カウンタ52の出力に基づい
て段階的に変化する電気負荷補正量を設定するCPU5
6と、このCPU56で設定される電気負荷補正量に応
じてエンジンに供給される吸入空気量を補正する電磁
弁、スロットルバルブとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのアイドル
回転数制御装置に関し、特にエンジンに供給される吸入
空気量を電気負荷に応じて補正することが可能なエンジ
ンのアイドル回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関の搭載された車両等に
おいて、例えば、ヘッドライト、電動ファン等の電気負
荷が使用されると、この電気負荷にて消費された電力を
補うべく作動する発電機負荷によってエンジン(内燃機
関)の負荷が増大し、エンジン回転数の低下をもたらす
ことになる。このエンジン回転数の低下は、従来周知で
ある目標回転数と実エンジン回転数との偏差に応じてフ
ィードバック制御を行うアイドル回転数制御によって、
やがては目標回転数に復帰するが、制御応答が遅いため
電気負荷の大きさによってはエンジンストールに至る場
合がある。そこで、従来アイドル回転数の制御方法とし
て例えば特公昭4−65226号公報に示されているよ
うな、発電機の界磁コイルの電流を表す信号の値に応じ
てアイドル運転時の吸入空気量を補正する制御方法が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアイドル回転数の制御方法によれば、間欠的
な電気負荷、例えばワイパーやシグナルランプ等の負荷
が投入されると、そのとき検出された間欠的な補正量に
てアイドル時の吸入空気量が逐次補正されるため、アイ
ドル時のエンジン回転数の不安定を引き起こす場合があ
る等の問題点があった。これは、吸入空気量を補正して
も回転数に反映されるまで遅れを有すること等に起因す
る。
【0004】また、エンジンの電気負荷量は上述した間
欠的な非定常負荷以外に点火コイルに供給される電流あ
るいは燃料噴射においてはインジェクタに供給される電
流等の定常負荷により常に変化しているため、これによ
り常に吸入空気量を補正すると、吸入空気量を制御する
電磁弁等の耐久性が低下する場合がある等の問題点もあ
った。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、電気負荷の大きさに応じた電気負
荷補正を得ることができると共に、不必要な電気負荷補
正変動を抑制し得るエンジンのアイドル回転数制御装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
ンジンのアイドル回転数制御装置は、エンジンにより駆
動されてバッテリを充電する発電機の発電量に関連した
信号を検出する発電量関連信号検出手段と、この発電量
関連信号検出手段の出力に基づいて段階的に変化する電
気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、この補正量
設定手段で設定される電気負荷補正量に応じて吸入空気
量を補正する吸入空気量補正手段とを備えたものであ
る。
【0007】請求項2の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、エンジンにより駆動されてバッテリ
を充電する発電機の発電量を検出する発電量検出手段
と、この発電量検出手段の出力に基づいて段階的に変化
する電気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、この
補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じて吸
入空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備えたもの
である。
【0008】請求項3の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、エンジンにより駆動されてバッテリ
を充電する発電機の発電量に関連した信号を検出する発
電量関連信号検出手段と、この発電量関連信号検出手段
の出力に基づいて段階的に変化しかつ増大方向と減少方
向でヒステリシスを持つ電気負荷補正量を設定する補正
量設定手段と、この補正量設定手段で設定される電気負
荷補正量に応じて上記吸入空気量を補正する吸入空気量
補正手段とを備えたものである。
【0009】請求項4の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、エンジンにより駆動されてバッテリ
を充電する発電機の発電量を検出する発電量検出手段
と、この発電量検出手段の出力に基づいて段階的に変化
しかつ増大方向と減少方向でヒステリシスを持つ電気負
荷補正量を設定する補正量設定手段と、この補正量設定
手段で設定される電気負荷補正量に応じて上記吸入空気
量を補正する吸入空気量補正手段とを備えたものであ
る。
【0010】請求項5の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項1または3の発明において、
発電量関連信号検出手段がエンジンにより駆動されてバ
ッテリを充電する発電機の発電量に関連した信号として
発電機の界磁コイルの励磁期間を表す信号を検出するも
のである。
【0011】請求項6の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項1または3の発明において、
発電量関連信号検出手段がエンジンにより駆動されてバ
ッテリを充電する発電機の発電量に関連した信号として
発電機の界磁コイルを流れる励磁電流を検出するもので
ある。
【0012】請求項7の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項2または4の発明において、
発電量検出手段がエンジンにより駆動されてバッテリを
充電する発電機の発電量として発電機の出力電流を検出
するものである。
【0013】請求項8の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項1または3の発明において、
発電量関連信号検出手段が発電機の発電量を制御する制
御手段の出力に基づいて発電機の発電量に関連した信号
を検出するものである。
【0014】請求項9の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項5の発明において、発電量関
連信号検出手段が発電機の発電量を制御する制御手段の
出力に基づいて発電機の界磁コイルの励磁期間を表す信
号を検出するものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明においては、発電機の発電量に
関連した信号を検出する発電量関連信号検出手段の出力
に基づいて段階的に変化する電気負荷補正量を設定し、
この設定した電気負荷補正量に応じて吸入空気量を補正
する。これにより、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答
して吸入空気量を制御するということがなくなり、不必
要な電気負荷補正変動を抑制することが可能となり、し
かも装置の簡略化、低廉化が図れる。
【0016】請求項2の発明においては、発電機の発電
量を検出する発電量検出手段の出力に基づいて段階的に
変化する電気負荷補正量を設定し、この設定した電気負
荷補正量に応じて吸入空気量を補正する。これにより、
例えば間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制
御するということがなくなり、不必要な電気負荷補正変
動を抑制することが可能となり、しかも制御精度を向上
できる。
【0017】請求項3の発明においては、発電機の発電
量に関連した信号を検出する発電量関連信号検出手段の
出力に基づいて段階的に変化しかつ増大方向と減少方向
でヒステリシスを持つ電気負荷補正量を設定し、この設
定した電気負荷補正量に応じて吸入空気量を補正する。
これにより、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答して吸
入空気量を制御するということがなくなり、不必要な電
気負荷補正変動をより確実に抑制することが可能とな
り、しかも装置の簡略化、低廉化が図れる。
【0018】請求項4の発明においては、発電機の発電
量を検出する発電量検出手段の出力に基づいて段階的に
変化しかつ増大方向と減少方向でヒステリシスを持つ電
気負荷補正量を設定し、この設定した電気負荷補正量に
応じて吸入空気量を補正する。これにより、例えば間欠
的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御するとい
うことがなくなり、不必要な電気負荷補正変動をより確
実に抑制することが可能となり、しかも制御精度を向上
できる。
【0019】請求項5の発明においては、請求項1また
は3の発明において、発電量関連信号検出手段は発電機
の発電量に関連した信号として発電機の界磁コイルの励
磁期間を表す信号を検出する。これにより、例えば間欠
的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御するとい
うことがなくなり、不必要な電気負荷補正変動をより確
実に抑制することが可能となり、しかも装置の簡略化、
低廉化が図れる。
【0020】請求項6の発明においては、請求項1また
は3の発明において、発電量関連信号検出手段は発電機
の発電量に関連した信号として発電機の界磁コイルを流
れる励磁電流を検出するものである。これにより、例え
ば間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御す
るということがなくなり、不必要な電気負荷補正変動を
より確実に抑制することが可能となり、しかも装置の簡
略化、低廉化が図れる。
【0021】請求項7の発明においては、請求項2また
は4の発明において、発電量検出手段は発電機の発電量
として発電機の出力電流を検出する。これにより、例え
ば間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御す
るということがなくなり、不必要な電気負荷補正変動を
より確実に抑制することが可能となり、しかも制御精度
を向上できる。
【0022】請求項8の発明においては、請求項1また
は3の発明において、発電量関連信号検出手段は発電機
の発電量を制御する制御手段の出力に基づいて発電機の
発電量に関連した信号を検出する。これにより、例えば
間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御する
ということがなくなり、不必要な電気負荷補正変動をよ
り確実に抑制することが可能となり、しかも装置の簡略
化、低廉化が図れる。
【0023】請求項9の発明においては、請求項5にお
いて、発電量関連信号検出手段は発電機の発電量を制御
する制御手段の出力に基づいて発電機の界磁コイルの励
磁期間を表す信号を検出する。これにより、例えば間欠
的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御するとい
うことがなくなり、不必要な電気負荷補正変動をより確
実に抑制することが可能となり、しかも装置の簡略化、
低廉化が図れる。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明に係るエンジンのアイドル回
転数制御装置の一実施例を図を参照して説明する。図1
はこの発明の一実施例を示す構成図である。図におい
て、1は発電機、2は発電機1の界磁コイル11の励磁
電流を制御する制御手段としてのスイッチング手段、3
はエンジンスイッチ、4は車載バッテリである。
【0025】発電機1は、Y接続された電機子巻線10
a〜10c、界磁コイル11および電機子巻線10a〜
10cの三相交流出力を整流するダイオード12a〜1
2c、13a〜13c、14a〜14cによって構成す
る。すなわち、電機子巻線10a〜10cの各一端を共
通に接続し、各他端をそれぞれダイオード12a〜12
c、13a〜13cのアノードに接続すると共に、ダイ
オード14a〜14cのカソードに接続する。
【0026】ダイオード12a〜12cのカソードを共
通に接続し、その共通接続点をバッテリ4の正側端に接
続する。なお、バッテリ4の負側端を接地する。また、
ダイオード13a〜13cのカソードを共通に接続し、
その共通接続点をエンジンスイッチ3を介してバッテリ
4の正側端に接続すると共に、界磁コイル11の一端に
接続する。また、ダイオード14a〜14cのアノード
を共通に接続し、その共通接続点を接地する。
【0027】スイッチング手段2は、バッテリ4の電圧
値を検出する電圧検出回路21、界磁コイル11に直列
に接続され、バッテリ4の電圧が所定値より低くなった
とき電圧検出回路21の出力により導通される半導体ス
イッチとしてのnpn形トランジスタ22、このトラン
ジスタ22が非導通になったとき界磁コイル11に流れ
る励磁電流を転流させるダイオード23によって構成す
る。
【0028】すなわち、バッテリ4の正側端をエンジン
スイッチ3を介して電圧検出回路21に接続し、この電
圧検出回路21にバッテリ4の電圧を供給する。また、
電圧検出回路21の検出出力をトランジスタ22のベー
スに供給して、トランジスタ22の導通、非導通を制御
する。また、ダイオード13a〜13cのカソードの共
通接続点をダイオード23のカソード・アノードおよび
トランジスタ22のコレクタ・エミッタの直列回路を介
して接地し、ダイオード23およびトランジスタ22の
接続点を界磁コイル11の他端に接続する。
【0029】また、5は制御ユニットであり、この制御
ユニット5には界磁コイル11およびトランジスタ22
の接続点に得られるオンオフ信号(以下、励磁信号とい
う)が供給されると共に、外部より所定のクランク角に
同期して発生するクランク角信号が供給される。制御ユ
ニット5は、上述した励磁信号およびクランク角信号よ
りエンジン(図示せず)の所定クランク間の界磁コイル
11の励磁期間(トランジスタ22のオン期間)を検出
し、その結果に応じて制御量を演算する。6は制御ユニ
ット5の出力である制御量により電磁弁7を開閉制御す
るソレノイドである。電磁弁7によりエンジンの吸気通
路15に配設されたスロットルバルブ9のバイパス通路
8の開閉が行なわれる。これらの構成要素6、7は吸入
空気量補正手段を構成する。
【0030】図2は制御ユニット5の具体的構成の一例
を示す構成図である。図において、51は所定周波数の
パルスPaを発生するパルス発生器、52はパルス発生
器51で発生されるパルスPaが抵抗器53を介して供
給され、これをカウントするカウンタ、54は半導体ス
イッチング素子例えばnpn形トランジスタであって、
このトランジスタ54のコレクタを抵抗器53およびカ
ウンタ52の接続点に接続し、そのエミッタを接地し、
そのベースに図1の界磁コイル11およびトランジスタ
22の接続点に得られる励磁信号を抵抗器55を介して
供給する。これらの構成要素51〜54は発電量関連信
号検出手段を構成する。
【0031】56はクランク角信号の発生毎(立ち上が
りエッジ毎)にカウンタ52のカウント値CTを読み込
んで吸入空気量を制御する制御量を演算すると共に、初
期化信号Rを出力してカウンタ52の初期化を行う補正
量設定手段(ステップ62に対応)としての中央演算処
理装置(以下、CPUという)である。
【0032】次に動作について説明する。まず、本装置
全体の動作を概略説明する。発電機1はエンジンにより
駆動され、その発電電流(出力電流)によってバッテリ
4を充電する。スイッチング手段2は発電機1の発電電
圧またはバッテリ4の電圧が所定値となるように界磁コ
イル11の励磁期間を制御してその励磁電流を調整す
る。
【0033】次に、図3を参照して所定のクランク期間
毎の励磁期間の検出動作について説明する。パルス発生
器51によって図3Cに示すようなパルスPaが抵抗器
53を介してカウンタ52に対して発生される。
【0034】また、トランジスタ54のベースに抵抗器
55を介して図3Bに示すような励磁信号が供給され
る。これにより、カウンタ52に供給されるパルスPa
は励磁信号のハイレベルの期間、つまりトランジスタ5
4が導通している期間だけ実質的にマスクされ、この結
果、カウンタ52には励磁信号のローレベルの期間(界
磁コイル11の励磁期間)図3Dに示すようなパルスP
bが供給される。カウンタ52はこの入力されたパルス
Pbを図3Eに示すように順次カウントし、そのカウン
ト値CTをCPU56に供給する。
【0035】CPU56は、図3Aに示すようなクラン
ク角信号の発生毎(立ち上がりエッジ毎)に、カウンタ
52からのカウント値CTRを読み込むと共に、図3F
に示すような初期化信号Rを出力してカウンタ52の初
期化を行う。以上の動作によって、CPU56に読み込
まれたカウント値CTRは、所定クランク期間毎の励磁
期間に対応した値となる。
【0036】次に、CPU56は、読み込んだカウント
値CTRとクランク角信号から吸入空気量を制御する制
御量を演算するが、その動作を図4〜図6を参照して説
明する。図4はそのタイムチャート、図5および図6は
その制御量の演算手順を示すフローチャートであり、制
御プログラムに従って図6のフローが実行され、この実
行中にクランク角信号が発生したとき、図6のフローが
中止され、図5のクランク角信号割り込みルーチンが実
行される。
【0037】図5のステップS51ではカウント値CT
Rを読み込み、ステップS52で外部に設けられたカウ
ンタ52を初期化する。すなわち、CPU56に読み込
まれるカウント値CTRはクランク角信号の立ち上がり
毎に更新され、図4Cに示すように変化する。次に、ス
テップS53では、図4Aに示すクランク角信号の周期
Tを計測し、ステップS54では、次式によってクラン
ク角信号の周期Tに対する界磁コイル11の励磁期間の
割合、つまり励磁期間率ETを求める。
【0038】 ET=K1×(CTR/T) (1)
【0039】ここで、K1は励磁期間率ETを所定分解能
に変換するための変換係数である。即ち、クランク角信
号の周期Tにおける励磁期間を図4Bに示すように
1,t2とすると、励磁期間率ETは次式に示すように
界磁コイル11に流れる電流に対応した値となり、図4
Dに示す動きとなることが理解できる。
【0040】 ET ∝(t1+t2)/T (2)
【0041】そして、求めた励磁期間率ETと発電機の
出力電流IEの関係をエンジン回転数NEをパラメータと
する図7に示すようなET−IEテーブルとしてメモリ
(図示せず)を記憶する。以上のようにして、図5のク
ランク角信号割り込みルーチンは完了する。
【0042】次に、図6のルーチンで励磁期間率ET
基づいて対応する補正量PEを求める。まず、ステップ
S61で、図7に示す励磁期間率ETと発電機1の出力
電流IEの関係(ET−IEテーブル)より、IEを検索す
る。ET−IEの関係がエンジン回転数Neをパラメータ
として変化するのは、ETが界磁コイル11の励磁電流
に対応し、IEが発電機1の出力電流に対応するためで
ある。即ち、発電機1の出力は励磁電流の大きさとエン
ジンの回転数によって与えられるためである。なお、エ
ンジンの回転数は、クランク角信号の周期Tに基づきC
PU56により演算される。
【0043】次に、ステップS62では、図8に示す発
電機1の出力電流IEと補正量PEとの関係より、IE
対応した補正量PEを検索する。そして、ステップS6
3では、図8から求めた補正量PEを吸入空気量を制御
する基本制御量PBに加算補正し、最終的な制御量Pを
求める。これにより、補正量Pに応じて吸入空気量が増
加される。
【0044】ここで、図8の発電機1の出力電流IE
補正量PEとの関係(IE−PEテーブル)の設定方法に
ついて説明する。このIE−PEテーブルは、ヘッドライ
トあるいは電動ファン等の非定常電気負荷がないときの
発電機1の出力電流IE0の点を補正量PE=0とし、出
力電流IEが所定増加分(例えば10A)毎に電気負荷
増加分に対応する補正量PEを設定する。つまり、
E1,IE2,IE3に対応して、それぞれPE1,PE2,P
E3を設定する。そのため、ステップS62での検索結果
による補正量PEは、発電機1の出力電流IEがIE1まで
は0であり、IE1〜IE2の間はPE1、IE2〜IE3の間は
E2、IE3以上はPE3となる。上述の出力電流IFの所
定増加分は、アイドル回転変動として許容される程度、
例えばエンジンストールしない程度に設定する。なお、
当然ながら、この所定増加分は、間欠的な電気負荷(例
えば、ワイパーやシグナルランプ)による出力電流IE
no変動分よりも大きな値に設定される。
【0045】これにより、本実施例では、間欠的な電気
負荷(ワイパー、シグナルランプ等)がかかったとして
も、この間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を
制御するということを防止できる。すなわち、図8にお
いて、発電機1の出力電流IEが、IE1以下のときの補
正量PEは常に0、IE1〜IE2のときの補正量PE
E1、IE2〜IE3のときの補正量PEはPE2、IE3以上
のときの補正量はPE3とそれぞれ一定に保持されてい
る。これは、発電機1の出力電流IEの変動に対して実
質的に不感帯を設けたことを意味している。したがっ
て、間欠的な電気負荷に対して逐次応答し、吸入空気量
を補正するという無意味な制御を行うことを防止でき
る。
【0046】また、本実施例では、発電量検出を実質的
に発電機1の界磁コイル11の励磁期間を示す信号(励
磁信号)、つまり界磁コイル11とトランジスタ22の
接続点に得られるオンオフ信号を用い、この信号に基づ
いて励磁期間率等の計算を行って求めるもので、ハード
ウエア的に発電量検出のための専用のセンサ等を設ける
必要がないので、それだけ装置を安価かつ簡単に構成で
きる。
【0047】実施例2.なお、実施例1では、発電機1
の出力電流IEに対する補正量PEを段階的に設定したも
のである。しかしながら、例えば出力電流IEがIE2
傍であったときに、ワイパー等の間欠的な電気負荷がか
かると、これに同期して補正量PEをPE 1あるいはPE2
としてエンジン回転数の変動等を引き起こすという虞れ
がある。そこで、本実施例においては、発電機1の出力
電流IEと補正量PEとの関係(IE−PEテーブル)を、
図9に示すように設定する。
【0048】すなわち、発電機1の出力電流IEの増加
方向と減少方向で補正量PEをヒステリシスを持つよう
に設定するものである。ヒステリシス幅(ΔIE)は、
ワイパーやシグナルランプ等の間欠的な非定常負荷、あ
るいは点火コイルへ供給される電流や燃料噴射のインジ
ェクタへ供給される電流等の定常負荷により補正量が変
動しない程度に設定する。
【0049】これにより、本実施例では、間欠的な電気
負荷あるいは点火コイルへ供給される電流や燃料噴射の
インジェクタへ供給される電流等の定常負荷による発電
機1の出力電流IEの変動分は実質的にヒステリシスに
より吸収される。したがって、出力電流IEがいずれの
値であっても、間欠的な電気負荷等に対応して吸入空気
量を補正するという無意味な制御を行うことをより確実
に防止することができる。勿論、この場合も、発電量検
出のための専用のセンサ等を設ける必要がないので、そ
れだけ装置を安価かつ簡単に構成できる。
【0050】実施例3.また、上記各実施例において
は、発電量の検出を発電機1の界磁コイル11の励磁期
間を表す信号(励磁信号)にて検出したが、直接界磁コ
イル11を流れる励磁電流を検出してもよく、この場合
も、上記各実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。この場合は、励磁信号から発電量を推定する(励磁
信号から励磁電流を推定し、この励磁電流から発電量を
推定する)ものに対し、励磁電流を直接検出してこの励
磁電流から発電量を推定するので、より制御精度が向上
する。なお、本実施例においては、図7のET−IEテー
ブルに代えて、励磁電流ーIEテーブルを有し、図6の
ステップS61を励磁電流ーIEテーブル検索に変更す
ればよい。
【0051】実施例4.また、発電量を検出するのに、
発電機1の出力電流を直接検出する発電量検出手段を用
いてもよい。この発電量検出手段は、例えば、シャント
抵抗、カレントトランスあるいはホール素子等の周知の
手段により構成すればよい。この場合は、発電機1の出
力電流を直接検出しているので、上記各実施例における
ような励磁期間率等の計算が不要となり、それに伴う誤
差等が介入しないので、それだけ制御精度が向上する。
なお、本実施例においては、図7のET−IEテーブルが
不要になる。従って、図6のステップS61も削除でき
る。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、エンジンによ
り駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に関連
した信号を検出する発電量関連信号検出手段と、この発
電量関連信号検出手段の出力に基づいて段階的に変化す
る電気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、この補
正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じて吸入
空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備えたので、
例えば間欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制
御するということがなくなり、不必要な電気負荷補正変
動を抑制することができ、以て、発電機の効率差等によ
る不適正な電気負荷補正により生じるアイドル時のエン
ジン回転数不安定を防止できると共に、アイドル吸入空
気量を制御する電磁弁の耐久性の向上を図ることがで
き、また、電気負荷補正量を設定するための発電量に関
連した信号を検出するのに、専用のセンサ等を用いる必
要がないため、それだけ構成が簡単で安価になる等の効
果がある。
【0053】請求項2の発明によれば、エンジンにより
駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量を検出す
る発電量検出手段と、この発電量検出手段の出力に基づ
いて段階的に変化する電気負荷補正量を設定する補正量
設定手段と、この補正量設定手段で設定される電気負荷
補正量に応じて吸入空気量を補正する吸入空気量補正手
段とを備えたので、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答
して吸入空気量を制御するということがなくなり、不必
要な電気負荷補正変動を抑制することができ、以て、発
電機の効率差等による不適正な電気負荷補正により生じ
るアイドル時のエンジン回転数不安定を防止できると共
に、アイドル吸入空気量を制御する電磁弁の耐久性の向
上を図ることができ、また、電気負荷補正量を設定する
ためのパラメータとして直接発電機の発電量を利用して
いるため、計算処理等による誤差分が介入せず、それだ
け制御精度が向上する等の効果がある。
【0054】請求項3の発明によれば、エンジンにより
駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に関連し
た信号を検出する発電量関連信号検出手段と、この発電
量関連信号検出手段の出力に基づいて段階的に変化しか
つ増大方向と減少方向でヒステリシスを持つ電気負荷補
正量を設定する補正量設定手段と、この補正量設定手段
で設定される電気負荷補正量に応じて上記吸入空気量を
補正する吸入空気量補正手段とを備えたので、例えば間
欠的な電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御すると
いうことがなくなり、たとえ、間欠的な電気負荷等によ
り発電機の発電量に変動があっても、この変動分は電気
負荷補正量の持つヒステリスにより実質的に吸収されて
不必要な電気負荷補正変動をより確実に抑制することが
でき、以て、発電機の効率差等による不適正な電気負荷
補正により生じるアイドル時のエンジン回転数不安定を
防止できると共に、アイドル吸入空気量を制御する電磁
弁の耐久性の向上を図ることができ、また、電気負荷補
正量を設定するための発電量に関連した信号を検出する
のに、専用のセンサ等を用いる必要がないため、それだ
け構成が簡単で安価になる等の効果がある。
【0055】請求項4の発明によれば、エンジンにより
駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量を検出す
る発電量検出手段と、この発電量検出手段の出力に基づ
いて段階的に変化しかつ増大方向と減少方向でヒステリ
シスを持つ電気負荷補正量を設定する補正量設定手段
と、この補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に
応じて上記吸入空気量を補正する吸入空気量補正手段と
を備えたので、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答して
吸入空気量を制御するということがなくなり、たとえ、
間欠的な電気負荷等により発電機の発電量に変動があっ
ても、この変動分は電気負荷補正量の持つヒステリスに
より実質的に吸収されて不必要な電気負荷補正変動をよ
り確実に抑制することができ、以て、発電機の効率差等
による不適正な電気負荷補正により生じるアイドル時の
エンジン回転数不安定を防止できると共に、アイドル吸
入空気量を制御する電磁弁の耐久性の向上を図ることが
でき、また、電気負荷補正量を設定するためのパラメー
タとして直接発電機の発電量を利用しているため、計算
処理等による誤差分が介入せず、それだけ制御精度が向
上する等の効果がある。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1または
3の発明において、発電量関連信号検出手段がエンジン
により駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に
関連した信号として発電機の界磁コイルの励磁期間を表
す信号を検出するので、例えば間欠的な電気負荷に逐次
応答して吸入空気量を制御するということがなくなり、
不必要な電気負荷補正変動を抑制することができ、以
て、発電機の効率差等による不適正な電気負荷補正によ
り生じるアイドル時のエンジン回転数不安定を防止でき
ると共に、アイドル吸入空気量を制御する電磁弁の耐久
性の向上を図ることができ、また、電気負荷補正量を設
定するための発電量に関連した信号を検出するのに、専
用のセンサ等を用いる必要がないため、それだけ構成が
簡単で安価になり、さらに、電気負荷補正量にヒステリ
スを持たせた場合には、たとえ、間欠的な電気負荷等に
より発電機の発電量に変動があっても、この変動分は電
気負荷補正量の持つヒステリスにより実質的に吸収され
て不必要な電気負荷補正変動をより確実に抑制すること
ができ等の効果がある。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項1または
3の発明において、発電量関連信号検出手段がエンジン
により駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に
関連した信号として発電機の界磁コイルを流れる励磁電
流を検出するので、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答
して吸入空気量を制御するということがなくなり、不必
要な電気負荷補正変動を抑制することができ、以て、発
電機の効率差等による不適正な電気負荷補正により生じ
るアイドル時のエンジン回転数不安定を防止できると共
に、アイドル吸入空気量を制御する電磁弁の耐久性の向
上を図ることができ、また、電気負荷補正量を設定する
ための発電量に関連した信号を検出するのに、専用のセ
ンサ等を用いる必要がないため、それだけ構成が簡単で
安価になり、さらに、電気負荷補正量にヒステリスを持
たせた場合には、たとえ、間欠的な電気負荷等により発
電機の発電量に変動があっても、この変動分は電気負荷
補正量の持つヒステリスにより実質的に吸収されて不必
要な電気負荷補正変動をより確実に抑制することができ
等の効果がある。
【0058】請求項7の発明によれば、請求項2または
4の発明において、発電量検出手段がエンジンにより駆
動されてバッテリを充電する発電機の発電量として発電
機の出力電流を検出するので、例えば間欠的な電気負荷
に逐次応答して吸入空気量を制御するということがなく
なり、不必要な電気負荷補正変動を抑制することがで
き、以て、発電機の効率差等による不適正な電気負荷補
正により生じるアイドル時のエンジン回転数不安定を防
止できると共に、アイドル吸入空気量を制御する電磁弁
の耐久性の向上を図ることができ、また、電気負荷補正
量を設定するためのパラメータとして直接発電機の出力
電流を利用しているため、計算処理等による誤差分が介
入せず、それだけ制御精度が向上し、さらに、電気負荷
補正量にヒステリスを持たせた場合には、たとえ、間欠
的な電気負荷等により発電機の発電量に変動があって
も、この変動分は電気負荷補正量の持つヒステリスによ
り実質的に吸収されて不必要な電気負荷補正変動をより
確実に抑制することができ等の効果がある。
【0059】請求項8の発明に係るエンジンのアイドル
回転数制御装置は、請求項1または3の発明において、
発電量関連信号検出手段が発電機の発電量を制御する制
御手段の出力に基づいて発電機の発電量に関連した信号
を検出するので、例えば間欠的な電気負荷に逐次応答し
て吸入空気量を制御するということがなくなり、不必要
な電気負荷補正変動を抑制することができ、以て、発電
機の効率差等による不適正な電気負荷補正により生じる
アイドル時のエンジン回転数不安定を防止できると共
に、アイドル吸入空気量を制御する電磁弁の耐久性の向
上を図ることができ、また、電気負荷補正量を設定する
ための発電量に関連した信号を検出するのに、発電機の
発電量を制御する制御手段の出力を利用し、専用のセン
サ等を用いる必要がないため、さらにそれだけ構成が簡
単で安価になり、また、電気負荷補正量にヒステリスを
持たせた場合には、たとえ、間欠的な電気負荷等により
発電機の発電量に変動があっても、この変動分は電気負
荷補正量の持つヒステリスにより実質的に吸収されて不
必要な電気負荷補正変動をより確実に抑制することがで
き等の効果がある。
【0060】請求項9の発明によれば、請求項5の発明
において、発電量関連信号検出手段が発電機の発電量を
制御する制御手段の出力に基づいて発電機の界磁コイル
の励磁期間を表す信号を検出するので、例えば間欠的な
電気負荷に逐次応答して吸入空気量を制御するというこ
とがなくなり、不必要な電気負荷補正変動を抑制するこ
とができ、以て、発電機の効率差等による不適正な電気
負荷補正により生じるアイドル時のエンジン回転数不安
定を防止できると共に、アイドル吸入空気量を制御する
電磁弁の耐久性の向上を図ることができ、また、電気負
荷補正量を設定するための発電機の界磁コイルの励磁期
間を表す信号を検出するのに、発電機の発電量を制御す
る制御手段の出力を利用し、専用のセンサ等を用いる必
要がないため、さらにそれだけ構成が簡単で安価にな
り、また、電気負荷補正量にヒステリスを持たせた場合
には、たとえ、間欠的な電気負荷等により発電機の発電
量に変動があっても、この変動分は電気負荷補正量の持
つヒステリスにより実質的に吸収されて不必要な電気負
荷補正変動をより確実に抑制することができ等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例の制御ユニットを示す構成図である。
【図3】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図4】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図5】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例における励磁期間率ETと発電機の出力
電流IEとの関係(ET−IEテーブル)を示す図であ
る。
【図8】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の一実施例における発電機の出力電流IEと補正量
PEとの関係(IE−PEテーブル)を示す図である。
【図9】この発明に係るエンジンのアイドル回転数制御
装置の他の実施例における発電機の出力電流IEと補正
量PEとの関係(IE−PEテーブル)を示す図である。
【符号の説明】
1 発電機 2 スイッチング手段 4 車載バッテリ 5 制御ユニット 6 ソレノイド 7 電磁弁 8 バイパス通路 9 スロットバルブ 10a〜10c 電機子巻線 11 界磁コイル 15 吸気通路 51 パルス発生器 52 カウンタ 54 トランジスタ 56 中央演算処理装置(CPU)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドル運転時にエンジンに供給される
    吸入空気量を目標アイドル回転数と実エンジン回転数と
    の偏差に応じてフィードバック制御するエンジンのアイ
    ドル回転数制御装置において、 上記エンジンにより駆動されてバッテリを充電する発電
    機の発電量に関連した信号を検出する発電量関連信号検
    出手段と、 この発電量関連信号検出手段の出力に基づいて段階的に
    変化する電気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、 この補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じ
    て上記吸入空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装
    置。
  2. 【請求項2】 アイドル運転時にエンジンに供給される
    吸入空気量を目標アイドル回転数と実エンジン回転数と
    の偏差に応じてフィードバック制御するエンジンのアイ
    ドル回転数制御装置において、 上記エンジンにより駆動されてバッテリを充電する発電
    機の発電量を検出する発電量検出手段と、 この発電量検出手段の出力に基づいて段階的に変化する
    電気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、 この補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じ
    て上記吸入空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装
    置。
  3. 【請求項3】 アイドル運転時にエンジンに供給される
    吸入空気量を目標アイドル回転数と実エンジン回転数と
    の偏差に応じてフィードバック制御するエンジンのアイ
    ドル回転数制御装置において、 上記エンジンにより駆動されてバッテリを充電する発電
    機の発電量に関連した信号を検出する発電量関連信号検
    出手段と、 この発電量関連信号検出手段の出力に基づいて段階的に
    変化しかつ増大方向と減少方向でヒステリシスを持つ電
    気負荷補正量を設定する補正量設定手段と、 この補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じ
    て上記吸入空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装
    置。
  4. 【請求項4】 アイドル運転時にエンジンに供給される
    吸入空気量を目標アイドル回転数と実エンジン回転数と
    の偏差に応じてフィードバック制御するエンジンのアイ
    ドル回転数制御装置において、 上記エンジンにより駆動されてバッテリを充電する発電
    機の発電量を検出する発電量検出手段と、 この発電量検出手段の出力に基づいて段階的に変化しか
    つ増大方向と減少方向でヒステリシスを持つ電気負荷補
    正量を設定する補正量設定手段と、 この補正量設定手段で設定される電気負荷補正量に応じ
    て上記吸入空気量を補正する吸入空気量補正手段とを備
    えたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装
    置。
  5. 【請求項5】 発電量関連信号検出手段はエンジンによ
    り駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に関連
    した信号として上記発電機の界磁コイルの励磁期間を表
    す信号を検出することを特徴とする請求項1または3記
    載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  6. 【請求項6】 発電量関連信号検出手段はエンジンによ
    り駆動されてバッテリを充電する発電機の発電量に関連
    した信号として上記発電機の界磁コイルを流れる励磁電
    流を検出することを特徴とする請求項1または3記載の
    エンジンのアイドル回転数制御装置。
  7. 【請求項7】 発電量検出手段はエンジンにより駆動さ
    れてバッテリを充電する発電機の発電量として上記発電
    機の出力電流を検出することを特徴とする請求項2また
    は4記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  8. 【請求項8】 発電量関連信号検出手段は発電機の発電
    量を制御する制御手段の出力に基づいて上記発電機の発
    電量に関連した信号を検出することを特徴とする請求項
    1または3記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  9. 【請求項9】 発電量関連信号検出手段は発電機の発電
    量を制御する制御手段の出力に基づいて上記発電機の界
    磁コイルの励磁期間を表す信号を検出することを特徴と
    する請求項5記載のエンジンのアイドル回転数制御装
    置。
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