JPH0716642Y2 - 商品搬送車構造 - Google Patents

商品搬送車構造

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JPH0716642Y2
JPH0716642Y2 JP12996388U JP12996388U JPH0716642Y2 JP H0716642 Y2 JPH0716642 Y2 JP H0716642Y2 JP 12996388 U JP12996388 U JP 12996388U JP 12996388 U JP12996388 U JP 12996388U JP H0716642 Y2 JPH0716642 Y2 JP H0716642Y2
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茂雄 中村
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術はスーパーマーケッのバックヤード等に於ける
肉や魚等の商品の薄切等の前部の加工工程から売場の陳
列棚に陳列するべく搬送する搬送車の構造の分野に属す
る。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の考案はスーパーマーケットのバック
ヤード等に於ける肉や魚等の商品の薄切加工等を行う前
処理部所に於いて所定の加工を行い、発泡スチロール製
のパッケージトレー等の販売用の容器に所定に盛り付け
を行い、続いて、ポリエチレンフイルム等のシートによ
り密封状等所定にパッケージし、次いで、計量コンベヤ
を介しロードセル等によりその重量を計量し、所定のラ
ベル等に当該重量、単価、総価格、日付、販売店名等の
所謂値付事項をプリントアウトして貼り付けし、売場の
棚に陳列するべく所定に搬送する無人操縦式の搬送車構
造に関する考案であり、特に、そのフレームを成す台車
の上には前段で加工処理されパッケージされた所定種類
ごとの商品を載置して搬送する搬送トレーが内蔵するリ
フタにより昇降自在にスペーサ等を介して層状に設けら
れ、台車は前段の処理部位から売場部位までのフロアに
埋設されたガイドケーブルにより無線操縦的に走行する
べく走行方向確認センサが設けられてステアリングモー
タ等に連結され、更に、台車のフレームには折りたたみ
自在な温度調整装置が設けられ、前段から加工された商
品を冷凍・冷蔵状態や加湿状態を保持して品質変化がな
いようにしたり、殺菌灯が設けられて衛生状態を保持す
るようにされて売場の陳列棚までスムースに移動するこ
とが出来るようにされた搬送車構造に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、科学技術の隆盛に支えられた文化的な市民
生活が向上してくると、スーパーマーケット等の流通市
場に於ける商品取り引きは著しく活況を呈し、各種の商
品が大量、少量に度重ねて取り引きされ、そのため、そ
の流通過程における衛生状態、重量、容量、包装、表示
等が設計計画通りに厳しく管理されるようになり、円滑
な取り引きと豊かな消費生活が確実に保証されるように
なってきている。
而して、かかるスーパーマーケット等の流通市場に於け
る商品処理作業は上述の如くその商品品種が多岐に亘
り、そのうえ、大量、少量状態で取り引きがなされるよ
うになると、その各種作業の能率化が強く望まれ、コス
トダウンの関係もあって単に供給側からばかりでなく、
消費者側からも効率的な処理能率もアップやサービスや
広報が強く望まれるようになり、しかも、生鮮食料品等
の場合にはその鮮度保持の保健衛生の面からも高能率化
が強く望まれるようになってきている。
而して、これに対処するに、例えば、魚肉、野菜等のカ
ッター、スライサー等の加工処理装置や計量装置、値付
用のラベルプリンタや貼付け装置、及び、検品装置等の
各処理ユニット装置は個々には相当の程度を有するよう
に高度に研究開発されており、又、これらの処理ユニッ
ト間を接続するコンベヤに於いても各種のものが最適機
能を発揮するように実用化されてきている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、例えば、スーパーマーケットのバックヤ
ードに於ける魚肉類の切身加工処理等の前段処理におい
て、産地や輸入先、或は、品種の相違等により商品の著
しい多様化が見られ、したがって、切断処理等を行う前
段の加工プロセス部所に於いて直接切断作業等に係る加
工作業員は当該処理商品がいかなる種類であるかは作業
時に識別することが可能であるが、皿型の発泡スチロー
ル製のパッケージ容器等に盛り付けしてコンベヤを介し
次段の計量ユニット装置等へ搬送するパートタイマーや
臨時雇い等の職員の単純作業部位に於いてはそのロット
が変わると、当該処理中の商品がどの種類であるか識別
不能になり、加工処理部位に問合せに出向いたりするた
めに作業能率が悪くなる欠点があり、又、次段の計量プ
ロセス等への搬送個数が設定量と相違する虞にもなり、
売場に於けるレジスター係がその陳列棚に陳列する当該
種類の商品の数に過不足に対処出来なくなるという不都
合さがあった。
しかしながら、これに対処するに、例えば、大型コンピ
ュータを導入して各処理プロセスにおける各処理ユニッ
ト、及び、これらを接続するコンベヤの制御管理を行う
ようにする高度な電子システムによる制御も理論的には
可能であるが、あまりにも省力を通り過ぎて無人化され
ることになり、市販された後に各家庭等において主婦に
よる調理等人為的に最終処理される商品の性格からして
必ずしも無人化は好ましくない不具合があり、特に、近
時スーパーマーケット等に於いてはそのバックヤードで
の各段階の処理プロセスを一般に見学自在であるように
したり、或は、ビデオ、映画に録画してPRするような広
報活動の場合もしばしば多くあることから無人化よりも
省力的なシステムの段階的な移行が望まれる趨勢にあ
る。
そして、高度な無人的な電子制御的オートメーション化
されたシステムは、市販される商品にコストアップとな
って跳ね返る虞もあるデメリットもあった。
したがって、近時流通市場に於いては素材商品の前段加
工部所、各処理段階での管理者、及び、売場に於けるシ
ョッピングアドバイザー、サービスアドバイザー、調理
士、栄養士等という新しい職員を配置することにより家
庭に於ける主婦の調理や盛り付け、配膳に助言を与える
ような配慮をし、段階的な省力システムを備え、能率ア
ップが図れながらも人間的な味わいのある処理システム
の開発が望まれるようになってきた。
このようにスーパーマーケットのバックヤード等を直接
見学、或は、ビデオ、映画等により間接的に表示するこ
とによりパートタイマー等の作業員も自動化された各ユ
ニット装置やコンベヤの間に配置することで、例えば、
食料品等の処理工程において末端消費者の調理や味覚や
衛生状態に直接関与する人的配慮がなされていることを
PRする必要性が充分に満足される。
而して、スーパーマーケットのバックヤード等に於いて
は、近時上述した如く、必ずしも省力的、無人的なオー
トメーションシステムが必ずしも適さない事情等があ
り、特に、生鮮食料品等の取り扱いをする場合において
は、消費者、特に、上述した如く主婦が家庭での調理等
を行う場合に最終的には一種の人手作業、及び、心理的
な条件が伴うために、これを助勢するべく前述ショッピ
ングアドバイザーやサービスアドバイザー、調理士、栄
養士等が設置される場合が好ましいことがあり、したが
って、当該バックヤードに於いてはこのような意味合い
で人手作業がむしろ必要な場合があり、その他各種施
設、機器に対する保守点検整備作業や連絡要員等の配置
があり、したがって、前段の加工処理部位から売場の陳
列棚までの間に所定数の人員が配置され、そのため、前
段の加工部位から売場の陳列棚までの加工処理された商
品を搬送するコンベヤシステム等の設置はこれらの人員
の諸作業の障害になりかねず、又、衛生状態保持の観点
から売場部位と加工部位とが相当距離離隔されている場
合があり、これらのコンベヤ等の搬送施設が相当長距離
の配設状態をとらざるを得ない場合もあり、したがっ
て、施設的に相当の費用がかかるというデメリットがあ
った。
しかも、プラントのレイアウトの関係から、これらのコ
ンベヤシステムを最短距離に設けることが出来ないとい
う設計上の不自由さが伴う場合もあった。
これに対処するに、トレーラータイプの輸送台車を用い
ることも考えられるが、上述した如く、前段の加工部位
と売場の陳列棚までには種々の要員が配置されている点
から安全上の問題もあり、又、各種の設備機器がこの間
に配設されていることもあることからこれらとの干渉性
の問題もあり、更に、これらの設備機器に対する配索や
配管、或は、ケーブル等のフロア上の装備に対する台車
の輸送上の干渉があってスムースに移送出来ない不都合
さがあった。
加えて、売場に於ける陳列棚に載置される商品はその商
品種類により、又、月日による売れ行き状態の変動が激
しい場合がしばしばあって、搬送された商品が売場の陳
列棚の売れ行きバランスとマッチングせず、搬送オーバ
ーによる売れ残りや逆に品不足が生ずる不具合があり、
このような場合には、加工部位やストック部位に残品を
逆送したり、急いで追加生産する煩瑣なトラブルがあ
り、又、台車上に載置したまま所定時間放置することに
より商品の品質変化が生じ、保健衛生等の観点から、結
果的に廃棄せざるを得ず、製品歩留の低下やコスト高に
跳ね返るという不利点もあった。
更に、これらの台車は本来的に人手作業式のものである
ために、保守点検整備等のメンテナンス作業が自由に行
い難いという難点があり、有人式の操縦方式では熟練し
た運転者等の作業員が必要であり、特殊な通い箱等も予
備量を含めて相当数用意せざるを得ず、しかも、常に衛
生状態を保持するための頻繁な洗浄等も必要であるとい
う手間を要していた。
〈考案の目的〉 この出願の考案の目的は上述従来技術に基づくスーパー
マーケットのバックヤード等に於ける生鮮食料品等前段
の加工部位から売場の陳列棚等までの大量、少量の各種
商品の搬送の問題点を解決すべき技術的課題とし、前段
の加工部位から売場までに所定に配設せざるを得ない各
種設備機器、及び、作業員等の設定条件を有しながら
も、省力化促進、及び、能率向上、コストダウンが図
れ、衛生状態の保持も確実に維持することが可能とな
り、売場に於ける商品の売れ行き変動に対しても柔軟に
供給がなされるようにして流通産業における自動化シス
テム技術利用分野に益する優れた商品搬送車構造を提供
せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの出願の考案の構成は前述課題を解決するために、
スーパーマーケットのバックヤード等に於ける販売商品
の素材加工部位に於いては、人手作業、或は、所定の自
動化ユニット装置により所定に加工処理を行い、その
際、当該所定商品のロットの初段階に於いて当該商品の
種類を容器等に識別表示する印字等を行って、当該識別
表示が変わらない間は当該商品の種類が連続するロット
であることが分かるようにして次段以降の作業者に処理
ミスがないようにし、所定に加工処理された素材商品は
発泡スチロール製等のパッケージ容器に所定に盛り付け
され、その際、当該容器の底部には上述の如くロット数
分だけ当該商品の種類の識別表示が印字される等されて
連続的に加工処理される当該商品の素材種類が盛り付け
ミス等されることなく容器に盛り付けされてコンベヤ等
により次段のタワーステーションの商品読取り装置に供
給するようにされ、当該商品種類のロット数が識別表示
の読み取りにより行われて当該商品種類の重量、或は、
サイズによるランク別等の制御がコンピュータにより行
われるようにされ、識別表示が読み取られた当該種類の
商品はコンベヤによりパッケージユニットに搬送されて
ポリエチレンフイルム等により所定に密封状態にパッケ
ージされ、続いて、ロードセルを有する計量コンベヤ等
に搬送されて当該計量ユニットによりその重量が計量さ
れ、続いて当該検出された重量計量信号により値付ユニ
ットのプリンタにより当該商品の種類、重量、単価、総
価格等の所定の値付事項がプリントアウトされてラベル
に印字され、貼付け装置により該ラベルがパッケージ容
器の所定部位に貼り付けされるようにされ、ポリエチレ
ン等のフイルムにより密封され、パッケージされた商品
はタワーステーションの排出部からソーターの当該商品
種類の対応するトレーに移送載置され、この間、タワー
ステーションに於いては他のコンベヤ等が接続自在にさ
れ、又、加工ユニットに於いては水タンクやディスポー
ザ等の接続が自在であるようにされ、各処理部位に於い
てはテレビカメラやディスプレー装置によりその処理状
況がコントロールセンターに逐次常に送信されて管理す
るようにされ、更に、該ソーターに接続するように設け
た商品搬送車の昇降する搬送トレーに所定に連続的に搬
入転移され、而して、該搬送車はクーラアタッチメント
を装備されて所定低温に冷蔵状態にされ、或は、加工時
の加温状態に保温されて売場の陳列棚等へ搬送され、そ
の間、昼休み、或は、夕方の作業終了時から翌日の朝ま
での間のストック期間においては、又、売場の充満状態
によって待機状態にされる間は確実に冷蔵状態、保温状
態にされて商品の鮮度を確実に保持し、保健衛生状態が
充分に維持されるようにされ、而して、搬送車はコント
ロールセンターからの指令、或は、フロアに埋設された
リードケーブル等により無人的に無線誘導され、周辺機
器、施設、事物、作業員と干渉することなくスムースに
設定ルートをたどって搬送されて設定された売場ごとに
順番に搬送されて行き、その搬送トレーに載置している
所定の商品の種類ごとに採り出されてショッピングアド
バイザー等により陳列棚に最適状態に陳列され、陳列棚
に陳列された商品はレジスター係により所定に販売さ
れ、その際、ショッピングアドバイザーや調理士、栄養
士等は販売をアドバイスして助勢し、これに伴う陳列棚
に於ける当該種類の商品の過不足状態を携帯する無線支
持装置やインターホン、電話等により直接加工処理部位
に、或は、コントロールセンターを介してその内容をフ
イードバック的に伝達し、直ちに加工処理部位に於いて
は伝達された商品の当該種類の素材の加工の追加加工や
加工停止処理を行って、加工部位から売場まで常に安定
した商品の各種類ごとの供給搬送が過不足なくスムース
に行われるように保証し、商品搬送車は時に及んで保管
冷蔵車、温蔵車としても機能されるようにした技術的手
段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の考案の1実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
第5、6、7図に示す態様において、(イ)は、例え
ば、スーパーマーケットのバックヤードに於ける魚肉類
の生鮮食料品の素材商品の切断加工等の前処理部位であ
り、(ロ)は所定行程の搬送部位で、(ハ)は売場部位
を示しており、加工部位(イ)に於いては次に詳説する
加工ユニット1に対し調理士、栄養士等を含むパートタ
イマー等の作業員2が所定の切断等の加工処理と発泡ス
チロール製等の販売用の容器3に対する図示しない商品
の盛り付け作業を行うようにされており、該加工ユニッ
ト1の供給コンベヤ4が次段の同じく次に詳説するタワ
ーステーション5の供給部6に接続されており、該タワ
ーステーション5の後部には同じく次に詳説するソータ
ー7が近接接続離反自在にされるようになされている。
そして、該ソーター7に対しては加工部位(イ)から売
場部位(ハ)までの所定行程の搬送部位(ロ)に於ける
同じく後に詳説するこの出願の考案の要旨の中心を成す
無線誘導式の商品搬送車8が接続自在されて、所定の処
理を終了した商品を各容器3に載置されて無線操作によ
り搬送されるようにされ、これらの加工ユニット1、タ
ワーステーション5、ソーター7、商品搬送車8は相互
に移動固定自在にされる所謂キャスターローラー9、9
…を装備している。
そして、売場部位(ハ)に於いては陳列棚10が所定の商
品の種類ごとの棚を有して各商品11を調理士、栄養士等
を含むショッピングアドバイザー12により所定に陳列さ
れ、又、顧客に対し家庭での保存、調理様式等につき助
言しつつ販売を助勢するようにされ、レジスター部には
レジスター13が設置されて、販売係14により販売が所定
になされるようにされている。
尚、ショッピングアドバイザー12はテンキー等のボタン
操作機能を有するFM無線指示装置15をショルダーバッグ
式に携帯しており、陳列棚10に於ける商品の各種類ごと
の陳列数の過不足をチェックして視認し、該FM無線指示
装置15のキー操作により加工部位に於けるタワーステー
ション5の表示部に直接、或は、図示しないコントロー
ルステーションを介して連絡表示する等している。
したがって、当該第5〜7図に示す様に、当該商品処理
システムに於ける人的配置は加工ユニット1に於けるパ
ートタイマー2、及び、ショッピングアドバイザー12、
及び、レジスター係14の最小限3人に止どめることが出
来、しかも、それぞれ相当程度単純作業的に専業化され
た仕事内容であって、他の作業部位に関与することな
く、しかも、上述する如く、全システムに寄与する度合
が著しく大きいようにされている。
そして、ショッピングアドバイザー12は上述の如く顧客
に対する商品の販売サービスにおいて、家庭での保存や
調理加工や配膳、盛り付けに助言を与え単にバックヤー
ドの仕事ばかりでなく、サービスアドバイザーやPRの仕
事もしたり、陳列棚10に於ける商品の過不足量を加工部
位に指示したり、更には、売れ残り商品の加工部位への
戻し作業をしたりするようにされている。
次に、加工ユニット1、及び、タワーステーション5、
並びに、搬送ユニット8に於ける構造と機能を次に詳述
する。
かくして、加工部位(イ)に於いてはパートタイマー2
の作業員が配置されているために、主婦等が家庭に持ち
帰った商品のキッチンに於ける保存や調理、盛り付け等
がし易いような加工に充分な配慮がなされ、又、売場に
いるショッピングアドバイザー12により更に家庭での食
料品の調理、保存の取り扱い等のきめ細かな販売サービ
スがなされ、又、見栄えの良いディスプレー状態が表示
され、レジスター係14による商品の包装販売や金銭トラ
ブルを防ぎ、和やかな反応による当該スーパーマーケッ
トのイメージアップを図り、省力化や無人化では補えな
いサービス上のメリットを保持させることが出来る。
而して、バックヤードでの商品処理システムに於ける各
装置の構造、及び、機能については、まず、加工ユニッ
ト1とタワーステーション5、ソーター7、搬送ユニッ
ト8は第1〜7図、特に、この出願の考案の要旨の中心
を成す搬送ユニット8の商品搬送車については第8〜11
図により詳述すると、加工ユニット1に於いてはそのベ
ースフレーム16は前述した如く、キャスターローラ9、
9…により移動固定自在にされており、そのスタンド17
の上部には処理台18が設けられ、その内側周縁部にはノ
ッチ19が周設されており、又、洗い場20が隣接して凹設
され、ベースフレーム16に連結離反自在なフレーム17′
が同じくキャスターローラ9、9…により設けられて、
給水タンク21を内装し、上部には給水ポンプ22を洗い場
20に臨む蛇口23に接続して設けられ、給水パイプ24が給
水タンク21に臨ませて設けられ、水位センサ25がセンサ
装置26に接続して設けられている。
そして、フロアに設けられた図示しない給水アウトレッ
トにホースジョイントを介して適宜に接続して給水を受
けることが出来るようにされ、又、ケーブルコンジット
もフロアの図示しないコンセントに接続されて給電され
るようにされている。
又、洗い場20に隣接してディスポーザ27が設けられて、
キャスターローラ9、9…を有するダストタンク28に接
続自在にされている。
そして、処理台18に周設されたノッチ19には略方形のス
ライドステージ29が図示しない商品素材を載置して所定
に切断処理等をされるようにされており、その上部には
次述タワーステーション5の供給部6に対する供給コン
ベヤ30、30′が臨まされるように設けられ、更に、その
上部には排出コンベヤ31が設けられてタワーステーショ
ン5の排出口50に接続するようにされており、更に、そ
の上部には発泡スチロール製等の販売用の容器であり加
工処理された商品を盛り付けする図示しないパッケージ
トレー3を載置する陳列棚32がその周辺に螢光灯等の照
明器具33を内装して設けられ、その基部の支持ブラケッ
ト34を介し処理台18の端部、或は、タワーステーション
5のフレームの所定部位に掛止することが出来るように
されている。
又、35は加工処理される商品のロットごとの素材の種類
を盛り付けするパッケージトレー3の底に当該商品の識
別表示を印字するロットごとの種類別商品名の入力装置
であり、吸盤、或は、マグネットにより処理台18の所定
部位にセットすることが出来るようにされている。
又、処理台18の一側端部下側には包丁や延べ棒の所定の
調理加工用治具類の引出し式の小物入れ36が設けられて
いる。
そして、前述第5図に示す様に、パートタイマー等の作
業員2が処理台18の側部に於いて所定の商品素材を切断
等の加工をしたり、パッケージトレーの容器3の底部に
入力装置35による当該商品のロット商品の識別表示を印
字、或は、ラベル貼り付け等による作業を行うようにさ
れている。
而して、次にタワーステーション5についてはその下側
のベースフレーム37にフロンガス等の冷媒コイル38をコ
ンデンサー等の冷却、加温機構39に接続する等の冷凍機
能、或は、加熱機能を有し、冷蔵冷気、保温暖気を上部
各ユニットに吹き上げてタワーステーション5内を冷
却、或は、保温し、前段の加工ユニット1に於いて加工
され、パッケージトレー3に盛り付けされて搬入された
低温商品、或は、加温商品の鮮度を充分に保持すること
が出来るようにされている。
而して、該ベースフレーム37の上面中央に図示しない円
柱状の支軸を介して周方向に旋回自在にされた包装ユニ
ット40のフレームの下部一側面には搬入用の供給口6が
設けられて前記供給コンベヤ30′の基部に接続された
り、次段のソーター7のトレーに接続自在にされて搬入
コンベヤ42が設けられ、在来平面直列配列の包装装置同
様のリフタ43に接続されている。
そして、上部の包装装置44を介してリフタコンベヤ45を
介して計量ユニット46が設けられて、ロードセル等の計
量装置を有する計量機構部47が包装されたパッケージト
レーの容器3を計量してシュート48を介して前記処理台
18の上部の排出コンベヤ31、或は、ソーター7のトレー
に計量済の商品11を転移送出することが出来るようにさ
れている。
したがって、シュート48の計量ユニット46のフレーム49
もまた包装フレーム40の上面に設けられた図示しない円
柱状の支軸に対し旋回自在にされて、その排出口50を周
方向に変位自在にしている。
尚、51は包装フレーム40内に軸装されている包装用のポ
リエチレン等のフイルムロールであり、又、52は当該商
品のロット数の品種について前記入力装置35によりパッ
ケージトレー3の底部に識別表示された内容を読み取る
光電式の読み取り装置であり、包装ユニット40の下部一
側に設けられた供給部6の入力下部に設けられている。
而して、53は値付ユニットであり、そのフレーム54は計
量ユニット49のフレームに対し、前述同様その周方向旋
回自在に軸支されて、その一側面には図示しないコンピ
ュータによる当該商品のロット数や種類等を表示するブ
ラウン管、或は、液晶式のディスプレー表示部55が設け
られ、又、その下側にはテンキー等の所定の操作部56が
設けられて作業員が適宜に監視、操作を行ってスムース
な商品パッケージ、及び、次段への送出が可能であるよ
うにされている。
そして、フレーム54内部には周公知のプリンタ57、及
び、エア作動式のラベル貼付け機58がラックピニオン等
の昇降機構59に係合されて設けられ、該ラックピニオン
機構59は値付ユニット変位装置60に吊下式に設けられて
いる。
したがって、プリンタ57、及び、ラベル貼付け機58は計
量ユニット46にて計量された商品11に対し周方向、及
び、前後左右方向の位置姿勢の所定部位にて所定の値付
事項を印字されたラベルを貼り付けすることが出来るよ
うにされている。
勿論、プリンタ57は存在態様同様にサーマルヘッドやプ
ラテンロール等を有し、読み取り装置52により当該ロッ
トの商品の種類表示を読み取った後コンピュータにより
計量ユニット46による当該商品の重量を計量されたその
単価、重量、総価格、日付、店名等の所謂値付事項を印
字することが出来るようにされていることは勿論のこと
である。
次に、ソーター7に於いてはキャスターローラ9、9…
を有するベースフレーム61はその先端部がタワーステー
ション5のベースフレーム37のスリット62に挿入進退自
在にされていると共に、その基端部にはスタンド63を一
体的に有しており、内蔵するモータ64に駆動機構65を介
しエレベータ66が設けられて該エレベータ66には所定段
数のトレー67、67…が設けられて、タワーステーション
5の計量ユニット46の排出口50に臨まされて、計量済で
あって所定の値付事項を印字されて貼り付けられた商品
11をその各ロットの部位ごとに搬入載置して転移される
ようにされている。
又、ベースフレーム61とスタンド63の取合い部に於いて
はタワーステーション5のフレーム37のスリット62に臨
まされた図示しない開口部があり、タワーステーション
5の下部ベースフレーム37内の冷却された冷蔵空気、或
は、加温空気を供給されてスタンド63内にて上昇し、各
トレー67、67…に搬入転移された各商品11を確実に冷蔵
状態に冷却、或は、保温状態に加温してその鮮度保全が
図れるようにされている。
したがって、上述した如く、計量ユニット46のフレーム
49を周方向旋回動することにより、その排出口50をソー
ター7の各トレー67に臨ませることも出来、又、加工ユ
ニット1の排出コンベヤ31に臨ませることも選択的に自
在であるようにすることが出来る。
次に、搬送ユニット8に於いてはこの出願の考案の要旨
の中心を成すその搬送車68はその前後一方寄りにキャス
ターローラ9、9が駆動輪にされて第8図に示す様に、
内部の差動式の動力装置68′に制御装置68″を介して連
係され、その前部に設けられた一対の電磁式の走行方向
確認センサ69、69が第1、11図に示される様にフロアに
埋設された電磁式のガイドケーブル70を検知して所定に
曲折移動、及び、緊急停止自在にされており、駆動装置
のモータ68にラックピニオン機構時により連係された
ボールスクリュウ71′に連係するリフタ71が側壁72に設
けられたスリット73に沿って昇降自在にされ、第1、8
図に示す様に、スペーサ73′、73′を介して上部のロー
ラコンベヤ式の積層された搬送トレー74、74…を位置レ
ベルセンサ74′、74′…により選択的に昇降自在にされ
ており、該各ローラコンベヤ式の各搬送トレー74はその
前部の側部に設けられたピニオン75によりソーター7の
スタンド63内に設けられた駆動機構65に連係するピニオ
ン76に当接して連係し、適宜のチエンスプロケット機構
により各ローラを回転させてソーター7内のトレー67に
タワーステーション5の計量部46の排出口50からシュー
ト48を介して計量され、所定の値付事項を印字されたラ
ベルを貼り付けられた商品11を搬送車8に搬入転移する
ことが出来るようにされている。
尚、搬送装置68の前面には第1図に示す様に上記走行方
向確認センサ69、69の両側外方寄りに超音波式等の事物
確認センサ69′、69′が設置されて走行中前方の作業員
や、不測の事物等の障害物を検知して駆動装置68′の図
示しないブレーキを作動させて走行を停止するようにさ
れている。
そして、これらの走行方向確認センサ69や事物確認セン
サ69′はこの出願の考案の出願時の技術レベルで充分に
現出可能である。
而して、側壁72に対し着脱自在にされたパネル式のクー
ラーアタッチメント、或は、ウオーマーアタッチメント
77はその下部に電子クーラー、或は、電子ウオーマー78
を有し、切換ダンパ78′を介し上部の冷風吹出口78″、
下部温風吹出口78冷風、温風を吐出して商品の冷蔵、
加温状態を維持して品質保持することが出来るようにさ
れている。
又、その側部には搬送車8の周面を屏風式に折りたた
み、囲繞自在にされた所定材質製の断熱シート79、79…
を有しており、第1、3、10図に示す様に側壁72の上部
に折りたたみ自在に設けられた蓋体80と共に該搬送車8
内をクーラーアタッチメント、或は、ウオーマーアタッ
チメント77により所定温度に冷蔵状態、或は、保温状態
にして昼休み時間、或は、夕方の作業終了時から翌日の
朝、作業開始時までに、更には、陳列棚10が過剰商品の
場合に待機状態にあって搬送車8内に収納されたままの
状態の商品11の鮮度を充分に維持することが出来るよう
にされている。
尚、81はヒートコントローラであり、クーラーアタッチ
メント、ウオーマーアタッチメント77の冷蔵温度、加温
温度を制御する電子クーラー、電子ウオーマー78の温度
を直接手動により、或は、無線操作によりコントロール
することが出来るようにされている。
そして、第10図に示す様に蓋体80には殺菌灯81′、照明
灯81″、覗き窓81が設けられ、又、内縁部にはスポン
ジシール80′がサークル状に添設されている。
又、図示はしていないが、ソーター7のベースフレーム
61のタワーステーション5のベースフレーム37に対する
近接離反接続は第1図に示す一方方向からの近接離反の
みでなく他の2側面からの近接離反接続も自在であるよ
うにされ、それに伴いソーター7に対する搬送車8の近
接離反もまたフロアに埋設されたガイドケーブル70の設
計変更による敷設態様により自在にされることは勿論で
ある。
尚、搬送車8の駆動輪のキャスターローラ9は、前述し
た第7図に示すショッピングアドバイザー12のFM無線指
示装置15のボタンやキー操作により、或は、図示しない
コントロールセンターからの無線指示により第8図に示
す様にアンテナ70′を介して制御装置68″により確認セ
ンサ69のガイドケーブル70を介しての無線誘導で所定の
売場に直接、或は、定められたプログラムに従って順番
に走行して所定の種類の商品11、11…を搬送することが
出来るようにされている。
上述構成において、例えば、スーパーマーケットのバッ
クヤードに於いて、牛肉等の細切れをパッケージトレー
3に盛り付けして陳列棚10に陳列するに際しては、所定
のプログラムに従い加工ユニット1にて、例えば、牛肉
の種類に応じて所定の切断道具によりスライドステージ
29にて切断し、又、洗い場20により所定の解凍作業や洗
浄作業を行い、切屑等はディスポーザ27を介してダスト
タンク28に廃棄するようにし、その際、トレー棚32から
パッケージトレー3、3…を取り出して当該種類の牛肉
のロット数の最初のものに入力装置35によりその底部
に、例えば、輸入牛肉の場合、アメリカ産、オーストラ
リア産等の細切れ牛肉名を印字、或は、ラベル張り付け
して、供給コンベヤ30、30′によりタワーステーション
5の包装フレーム40の供給口6に供給するようにする。
勿論、この際、該包装フレーム40はベースフレーム37に
対し、先述した如く、その支軸を介して水平方に旋回し
て供給コンベヤ30′と入口6とを一致させて搬入コンベ
ヤ42に貼り付け済のパッケージトレー3を搬入するよう
にする。
この際、包装フレーム40の入口6に於いては品名自動読
み取り装置52により当該商品のロットの種類表示を読み
取り、図示しないコンピュータに入力し、計量に伴う値
付事項のデータを作成するようにされる。
而して、搬入コンベヤ42によって搬入された盛り付け済
のパッケージトレーの商品11はリフタ43を介して包装装
置44で所定にフイルム51によって密封状態に包装され、
リフタ45を介して計量ユニット46に搬送されて計量機構
部47のロードセル等によりその重量が計量され、検出さ
れた重量はコンピュータを介しプリンタ57により単価、
重量、総価格等の値付事項が印字され、プリンタ移動ス
テージ60を介しラベル貼付け機58が商品の所定位置に前
後左右周方向所定姿勢に制御されて値付事項を印字され
たラベルを貼り付けし、シュート48を介し計量ユニット
46のフレーム49の排出部50に臨まされて近接されたソー
ター7の所定のトレー67に送給転移される。
この間の処理状況はディスプレー表示部55に表示され、
又、操作部56のテンキー等により所定に操作がなされ
る。
そこで、予め設定プログラムによりソーター7に近接さ
れている商品搬送車8のローラコンベヤの搬送トレー74
がモータ68、ボールスクリュウ71′を介してリフタ71
により当該ロットの品種の商品11を転移されたトレー67
に臨まされ、そのピニオン75がソーター7の駆動機構65
のピニオン76に係合して噛み合い、チエンスプロケット
機構により当該ロットの品種の商品11を商品搬送車8に
搬入する。
これに先立って、第3、4図に示す様に、クーラーアタ
ッチメント、或は、ウオーマーアタッチメントのパネル
77が商品搬送車8に組み付けられ、断熱シート79、79
…、及び、蓋体80が搬送車8を囲繞し、電子クーラー、
或は、電子オウーマー78により該商品搬送車8内は吹出
口78″、78から吹き出される冷風、或は、温風により
所定に冷却、或は、加温された冷蔵状態、或は、保温状
態にされ、一種の移動冷蔵車、移動保温車とされて走行
方向確認センサ69によりフロア内に埋設されたリードケ
ーブル70に従って商品搬送車8は売場部位(ハ)に移動
し、蓋80が開かれ、モータ68″、ボールスクリュウ71′
によりリフタ71によって上昇する搬送トレー74からショ
ッピングアドバイザー12により所定に当該商品11が取り
出されて陳列棚10の所定の部位に陳列される。
この間、タワーステーション5に於いては下部ベースフ
レーム37の冷却、加温機構39等により冷却、加温された
空気が吹き上げられて包装フレーム40、及び、計量ユニ
ット46等の内部を充分に冷却、保温し、商品11の冷蔵、
加温状態を保持して鮮度を維持するようにされる。
而して、商品搬送車8が所定のプログラムに従いフロア
に埋設されたリードケーブル70に沿ってスーパーマーケ
ットのバックヤードの所定の通路を曲折進行して事物確
認センサ69′により作業員や事物との干渉を避けながら
設定売場に到達するが、当然のことながら、設定プログ
ラムに従い複数の売場部位(ハ)、(ハ)…に対しては
順番にその行路に従い順次当該売場(ハ)にたどり着
き、ショッピングアドバイザー12によりその蓋体80、及
び、又は、断熱シート79を開いて当該売場に於ける予め
発注しておいた商品、種類のパッケージトレーの商品11
をモータ68、ボールスクリュウ71、リフタ71′により
上昇する搬送トレー74から取り出して陳列棚10の所定部
位に載置陳列し、その際、前日の売れ残り等がある早朝
時には売れ残り商品を商品搬送車8の所定の搬送トレー
74に載置し、冷蔵、保温状態にしてタワーステーション
5に戻しリパックするようにしたり、その排出口50から
加工ユニット1の排出コンベヤ31により適宜再加工に供
したり廃棄処分にしたりする。
そして、ショッピングアドバイザー12は顧客に対しその
商品11の調理、盛り付け、配膳条件や保存等の内容につ
いて、或は、レジスター係14に対し適宜のアドバイスを
行って販売を助勢促進する。
そして、売場部位(ハ)に於いて所定の日に特定の商
品、例えば、夏場、土用丑の日に鰻の蒲焼等が予想外に
多く販売された場合には、陳列棚10に於ける当該鰻の蒲
焼等の商品11の過不足分を視認してFM無線指示装置15の
キーやボタンを操作し、過不足状態を加工処理部位に送
信して追加処理や加工中止を指令して、これに従い加工
ユニット1に於けるパートタイマー2は当該商品の不足
分を所定ロット数追加加工処理したり、過剰分のロット
数を減少したりし、又、これらの指示はショッピングア
ドバイザー12から加工ユニット1のパートタイマー2に
直接、或は、図示しないコントロールセンターに指令し
て間接的に指令するように処理する。
このようにすることにより、スーパーマーケットのバッ
クヤードに於いては搬送や包装、計量、値付等の機械処
理は全自動的に行われ、しかも、正確な制御管理が行わ
れるのに対し、加工処理部位(イ)に於いてはパートタ
イマー2等の係員が家庭に於ける主婦等の調理具合の条
件にマッチングするような加工や見栄えの良い盛り付け
を行い、又、売場部位(ハ)に於いてはショッピングア
ドバイザー12が消費者の調理や献立の立場に立って、
又、最適販売条件が得られるようにアドバイスし、人的
条件、特に、女性である主婦の立場を理解し得るところ
から調理、献立、配膳、盛り付け、卓上レイアウトにプ
ラスする販売をスーパーマーケット、及び、消費者の両
方の立場からアドバイスすることが出来、又、レジスタ
ー係14においても最終的な包装や支払い勘定等を気持ち
良く間違いなく行って人的サービスによる顧客に対する
満足度や信頼度を確実に向上させ、販売取り扱い中に和
やかな雰囲気を保つことが出来、無人化によるオートメ
ーション式のシステム化による冷たい感じの雰囲気での
販売等を避け、省力的ではあるものの、ソフトな人間関
係的雰囲気が充分に維持されたサービス性に富む販売を
行うことが出来、又、必要に応じ関連会社、或は、顧客
のバックヤード内の見学、或は、映画ビデオ等の録画に
よるPR等の広報活動によりスーパーマーケットのイメー
ジアップを図ることも出来る。
尚、この出願の考案の実施態様は上述実施例に限るもの
ではないことは勿論であり、例えば、搬送車は人手操作
による運行可能なタイプにしたり、複数の搬送車を連結
することも出来る等種々の態様が採用可能である。
又、設計変更的にはガイドケーブルをフロア内にて切り
換え式にしたり、商品の積み卸しによる積載数のデジタ
ル表示部を設けたりすることも出来ることは勿論のこと
であり、更には、ダストボックスを付設するようにする
ことも可能である。
そして、この出願の考案の搬送車は単にスーパーマーケ
ットのバックヤードばかりでなく、他の店舗や工場、プ
ラント等に用いることが出来ることも勿論である。
そして、適用対象の商品は魚肉類の商品ばかりでなく、
市民生活に必要なあらゆる商品や装置部品について適用
出来ることも勿論のことである。
〈考案の効果〉 以上、この出願の考案によれば、基本的にスーパーマー
ケットのバックヤード等に於ける生鮮食料品等の末端消
費者の使用する状態での加工処理後発泡スチロール製等
の容器に盛り付けして陳列棚に陳列して販売に供するに
際し、バックヤードに於いて各処理ユニットの装置施設
は高度に自動化して正確、且つ、高能率に稼働させるこ
とが出来ながらも、例えば、食料品等の家庭に於ける調
理を行う等の際の主婦等による味覚等の人手作業的要件
が不可欠とされる前段の加工処理部位からレジスター等
の売場部位までに於いてパートタイマーやレジスター係
やショッピングアドバイザー等の必要最小限の人的配置
を行うことが出来ながらこれらの間の商品の搬送につい
て、無人化による完全オートメーション化による冷たい
機械的、且つ、味気のない商品販売が避けられて売場で
のショッピングアドバイザーの気くばりが搬送商品にフ
イードバックされ、きめの細かいサービスが得られ、こ
れにより高能率とサービス性の向上、及び、販売に対す
る満足度や信頼度を高めることが出来るという優れた効
果が奏される。
しかも、全ての機構部を固定的施設によるオートメーシ
ョン化することを介しての設備投資の過大な負担が価格
の小さな商品に跳ね返ってコストアップにつながり、供
給側の利益低下を招くという虞もないという効果が奏さ
れ、又、生鮮食料品等の新鮮な美味で見栄えの良い商品
を安定して提供することが出来るという優れた効果が奏
される。
そのため、自動制御機構を取り入れることと人手作業の
調和が最大限に発揮され、供給側の信用力も、又、低コ
スト維持による消費者の利益も図られ、保健衛生状態も
充分に維持され、国民生活に及ぼす影響も小さいという
効果が奏される。
しかも、パッケージや値付作業後の商品について搬送車
に載置して売場の陳列棚まで無人的に無線操縦等による
自動搬送が行われるために、周辺機器設備、作業員との
干渉が避けられ、安全なうえに搬送効率が良いという効
果がある。
而して、売場に於けるショッピングアドバイザーが陳列
棚に於ける商品過不足をFM放送等により加工部位に指令
させることが出来るために、売場に於ける商品の過不足
状態が直ちに加工部位にフイードバックされ、不足分の
追加や過剰分の削減等がリアルタイム的に搬送されるこ
とにより商品不足や残品等が生ぜず、形状も安定するこ
とが出来るという効果が奏される。
しかも、必要最小限のパートタイマーやショッピングア
ドバイザー等を所定に配置させることが出来るために、
無人的なオートメーション化による味気のない、しか
も、好み等の配慮が欠落する虞がなく、サービス性が向
上し和かな雰囲気が保て、供給側に対する信頼度を向上
し、消費者側の安心感も得られるという共存的な効果が
奏される。
そして、近時、単に売場ばかりでなくバックヤード等の
加工状況等も供給側のイメーシPRとして無視出来ない状
態になってきている点において、極めて有効に働くこと
が出来るという利点がある。
そして、搬送車の走行はフロアに埋設されたガイドケー
ブルにより一種の無線操縦的に走行方向確認センサを介
して行われるために、フロア上面にパイプやケーブル等
の凹凸部が形成されず、したがって、該搬送車は安定し
た状態でスムースな走行を行うことが出来るという効果
がある。
而して、搬送車の台車にはそのフレームに対し折りたた
み自在な温度調整装置が付設されているために、前段の
加工部位からの加工処理された商品を製造状態や、或
は、加温された状態で保温されたままに売場部位まで搬
送されることが出来るために、搬送中における商品の低
温や加温状態の保温がなされ、その限り、商品品質の変
化等が避けられ、商品に対する売場の信頼性が向上する
という効果もあり、更に、搬送車のパネル等に殺菌灯等
を付ければ、殺菌状態も向上するという効果があり、例
えば、売場に於ける所定商品の売れ行きの過不足により
搬送されてきた商品が過剰であって陳列棚に載置されな
い場合には、前段加工部位まで逆送されたり、或は、搬
送車にストック状態にされたり、或は、昼休みや不測の
停電事故等による搬送車内での商品のストック状態にお
いても保温状態が維持出来るという効果がある。
そして、搬送車内に於いては商品はその種類ごとの層状
に設けられた搬送トレーに載置されて搬送されるため
に、前段の加工部位やタワーステーションに於ける計
量、値付事項のラベル貼り付け後の商品の積み込みは勿
論のこと、売場に於ける陳列棚への積み出しも商品ごと
に搬送トレーにより行われるために搬送車への商品の搬
入搬出がし易く、商品処理が手際良く、高能率に行われ
易いという優れた効果が奏される。
又、搬送車内の搬送トレーは前段のタワーステーション
の駆動部にピニオンやプーリ等の係合を介し動力伝達が
なされるようにすることにより、搬送車の台車に設ける
動力装置は走行装置関係のみにすることが出来るため
に、搬送車内の容積を商品収納容積部分にフルに利用す
ることも出来るという効果があり、更に、温度調整装置
は台車に着脱自在にすることにより、搬送車は単なる種
々の荷物や装置類の搬送治具としても使われ易いという
汎用性が出てくる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の考案の1実施例の説明図であり、第1
図はタワーステーションとソーター、及び、搬送車、並
びに、加工ユニットの取合い透視斜視図、第2図は加工
ユニットに付設されるコンベヤ装置の分解斜視図、第3
図は搬送車の部分展開斜視図、第4図は搬送車のクーラ
ーアタッチメントの斜視図、第5図は加工処理とタワー
ステーションの取合い作業側面図、第6図は搬送車の概
略側面図、第7図は売場の作業側面図、第8図は搬送車
の部分横断面図、第9図は同部分縦断面図、第10図は同
上蓋の斜視図、第11図は搬送車の搬送経路の平面図であ
る。 11……商品、イ……処理部位、ハ……販売部位、8……
搬送車、68……台車、74……搬送トレー、71……リフ
タ、69……走行方向確認センサ、70……ガイドケーブ
ル、78……温度調整装置、76……他の駆動機構、73′…
…スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段の商品処理部位から商品販売部位まで
    処理商品を処理された状態にて移動する搬送車構造にお
    いて、その台車上には所定数複数の搬送トレーがリフタ
    により層状に昇降自在に設けられ、且つ該台車にはフロ
    アに設置したガイドケーブルに対する走行方向確認セン
    サが設けられて駆動装置に連係され、更に台車に設置さ
    れる折りたたみ自在なフレームには温度調整装置が付設
    されていることを特徴とする商品搬送車構造。
JP12996388U 1988-10-05 1988-10-05 商品搬送車構造 Expired - Lifetime JPH0716642Y2 (ja)

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JPH0251172U JPH0251172U (ja) 1990-04-10
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CN107848706B (zh) * 2015-08-03 2019-10-18 株式会社日立制作所 架子搬运系统、架子搬运车、以及架子搬运方法
CN115336627B (zh) * 2022-10-18 2022-12-13 合肥工业大学 一种肉类工业用冰温真空速冷设备及方法

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