JPH07165798A - 5−ジヒドロテストステロン特異性モノクロナール抗体 - Google Patents

5−ジヒドロテストステロン特異性モノクロナール抗体

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JPH07165798A
JPH07165798A JP6198363A JP19836394A JPH07165798A JP H07165798 A JPH07165798 A JP H07165798A JP 6198363 A JP6198363 A JP 6198363A JP 19836394 A JP19836394 A JP 19836394A JP H07165798 A JPH07165798 A JP H07165798A
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dihydrotestosterone
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reductase
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JP6198363A
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Diana Kathryn Baisden
ダイアナ・キャスリン・ベイスデン
Raymond Che-Fong Yao
レイモンド・チェ−フォン・ヤオ
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Eli Lilly and Co
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規モノクロナール抗体を提供する。 【構成】 このモノクロナール抗体は5−ジヒドロテス
トステロンに特異的である。これらの抗体を用いて5−
α−レダクターゼ活性を測定して5−ジヒドロテストス
テロン濃度を決定するための新規検定系が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】哺乳類の酵素であるステロイド5
−α−レダクターゼは哺乳類の皮膚、雄性生殖器および
前立腺を含む組織に存在し、ステロイドホルモンである
テストステロンからステロイドホルモンである5−ジヒ
ドロテストステロン(17β−ヒドロキシ−5α−アン
ドロスタン−3−オン)への変換を触媒する。
【化1】 テストステロンおよび5−ジヒドロテストステロン(5
−DHT)は共に男性ホルモンであって、雄性における
一次的男性ホルモンである。これらのステロイドは雌性
から雄性を区別する身体的特徴のための第一義的な原因
である。5−ジヒドロテストステロンは、しかしなが
ら、テストステロンよりも男性ホルモンとしてはるかに
強力であり、殊に成長を介してある種の組織における最
終器官エフェクターとして作用する。5−DHTの形成
は5−α−レダクターゼによるテストステロンの還元の
結果として一次的に標的細胞それ自体の中で起きる。皮
膚が男性ホルモンに反応することおよび男性ホルモン代
謝の活性部位であることが知られている。殊に、テスト
ステロンは皮膚で5−α−レダクターゼの作用によって
5−DHTに変換される。皮膚でのテストステロン代謝
は時には異常に過剰になり、形成された5−DHTの結
果、望ましくない効果を示しうる。こうして、5−DH
Tが尋常性ざ瘡を含むニキビならびに他の男性ホルモン
−関連症状の病因に関与していることにかなりの証拠が
ある。Priceなど、Archives・in・De
rmatology、111:1496(1975)。
5−α−レダクターゼの活性阻害によるような皮膚内で
テストステロンから5−DHTの形成阻害が可能な薬剤
はニキビの治療に有用であろう。
【0002】これに加えるに、その他の身体的条件およ
び良性前立腺増殖症、男性ホルモン性脱毛症(通常の男
性型脱毛症)、脂濾症および女性多毛症を含む疾病症状
も男性ホルモン活性の上昇に関連し、5−α−レダクタ
ーゼ阻害剤の投与によって処置できるであろう。たとえ
ば、T.Liangなど、Endocrinolog
、117:571(1985);J.R.Brook
sなど、Steroids、47:1(1976);
J.R.Carlinなど、Journal・of・C
hromatography、427:79(198
8)参照。5−α−レダクターゼの効果を阻害すること
によってテストステロンから5−DHTへの形成を阻害
することが可能な薬剤は、それ故これらの症状の処置に
有用であろう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】5−α−レダクターゼ
の効果を阻害する化合物の発見および単離に関連する多
くの課題の一つは存在する酵素の量を測定できる便利で
迅速な検定法の不在である。換言すれば、5−α−レダ
クターゼ阻害剤の効果を測定する方法として試料中の5
−DHTの量を測定する迅速で便利な検定法を持つこと
は大変有利であろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は5−ジヒドロ
テストステロンに特異的なモノクロナール抗体ならびに
該モノクロナール抗体の免疫学的に活性な断片および組
換え体を提供する。この発明はこの発明の抗体を生産す
る宿主細胞をも提供する。
【0005】用語「IC50」はここにおいては測定され
るべき活性を50%阻害する化合物の濃度を示す。用語
「IC100」はここにおいては測定されるべき活性を1
00%阻害する化合物の濃度を示す。ここにおいては用
語「抗体」は抗体、抗体の断片(Fab、Fab’、F
(ab’)2およびFv断片のようなものであるが、こ
れだけに限定はされない)およびキメラ化、ヒト化、ベ
ニア化(veneered)、再表面化(resurf
aced)またはCDR−移植抗体であって、それらを
誘導して来た元の抗体分子の抗原と類似の性質を持つも
のと結合可能なものを含む。本発明は単鎖ポリペプチド
結合分子も含む。用語「抗体」はこの文書では抗体が製
造された方法によっては限定されず、また、インシチュ
であるか否かによっても限定されない。用語「抗体」は
この明細書では細菌、酵母、昆虫細胞系または哺乳類細
胞系内での発現を含む組換えDNA技術により製造され
た抗体を含むことを意味するが、これらに限定するもの
ではないが、一態様ではこの発明は本発明の抗体を産生
することが可能な宿主細胞も含む。好適な宿主細胞には
マウス、酵母、昆虫および細菌起源のものを含む。マウ
ス起源の宿主細胞、殊にハイブリドーマは特に好適であ
る。
【0006】動物、特にマウスにおけるモノクロナール
およびポリクロナール両抗体の産生は、当業界ではよく
公知である。たとえば、C.Milstein,Han
dbook・of・Experimental・Imm
unology(Blackwell・Scienti
fic・Pub.,1986);J.Goding,
onoclonal・Antibodies:Prin
ciples・and・Practice(Acade
mic・Press,1983)参照。モノクロナール
抗体の産生のために基本的方法はマウスまたは他の適当
な動物に免疫源を注射することから始まる。次にマウス
を屠殺し、その脾臓から取り出した細胞を骨髄腫細胞と
融合して試験管内で増殖するハイブリドーマを得る。ハ
イブリドーマの集団を検索して免疫原に特異的な単一抗
体種を分泌する各クローンを単離する。この方法で得ら
れる各抗体種は各々免疫原物質に認識される特異的抗原
性部位と反応して発生する免疫動物由来単一B細胞の生
産物である。
【0007】種々のハイブリドーマ細胞系を検索して所
期の抗原への抗体を産生するものを見出した後、各ハイ
ブリドーマ細胞系により産生される抗体を検索して免疫
原物質、本件では5−ジヒドロテストステロン、に最高
の親和性を持ち、一方、テストステロンには低い親和性
を維持するものを見出す。好ましくは、モノクロナール
抗体は少なくとも約108リットル/モルの親和性、よ
り好ましくは、少なくとも約109リットル/モルの親
和性を持つものが選択されよう。ラット、マウス、ウサ
ギ、ヒツジおよびヒトを含む無数の種が、ハイブリドー
マを造るために利用する融合プロトコールで用いる免疫
化リンパ球の源泉として有用である。BALB/cマウ
スは本発明の抗体の産生のための免疫細胞の源泉として
特に好適である。パパインおよびペプシンのような蛋白
分解酵素による抗体の処理はFab、F(ab’)2
のような抗体断片を発生するが、これらはこの発明の範
囲内に含まれる。この発明の抗体のそのような酵素での
処理は、それ故、本発明の5−ジヒドロテストステロン
に結合する断片を発生するために用いられる。
【0008】この発明の抗体または抗体断片の抗原結合
領域が本発明の鍵となる特性であることを当業者は理解
するであろう。MoAb276−1抗体を産生するハイ
ブリドーマは本発明のそのような抗原結合領域をコード
するDNAの好適な源泉として役立つ。このDNAは、
組換えDNA技術により、所期のアミノ酸残基配列をコ
ードするDNAに共有結合的に結合でき、新規ハイブリ
ッド蛋白質をコードする新規ハイブリッドDNA配列を
得る。この技術の変種は誘導して来た元の抗体分子のと
似た性質の抗原に結合可能なキメラ化、ヒト化、ビニア
化、再表面化およびCDR−移植化抗体を産生するのに
使用できる。キメラ化抗体はS.Cabillyなどに
1989年3月28日に付与された米国特許第4816
567号に記載されている。この文献はキメラ化抗体の
製造法およびベクターを開示する。米国特許第4816
567号のここに内容全般を参考のために引用する。遺
伝子組換え抗体の別種の製法は同じ1989年3月28
日にM.Bossなどに付与された米国特許第4816
397号に提供され、ここに内容全般を参考のために引
用する。このBoss特許は同一の宿主細胞における抗
体の重鎖および軽鎖の同時的な共発現を教示する。
【0009】米国特許第4816397号の方策は19
87年9月30日に刊行された欧州特許公開02394
00号に教示されたようにさらに洗練された。この欧州
特許公開(Winter)の教示はこの発明の活性なモ
ノクロナール抗体の遺伝子組換えのための好適な様式で
ある。Winter技術はヒト抗体の相補性を決定する
領域(CDR)のマウスモノクロナール抗体のCDRに
よる置換を含み、それによってヒト抗体の特異性をCD
R領域の源泉であったマウス抗体の特異性へ転換する。
単鎖抗体技術は今では当業界でよく公知な遺伝子組換え
抗体の更に別の変種である。たとえば、R.E.Bir
dなど、Science,242:423〜426(1
988);1988年3月10日のPCT公表公報WO
88/01649号参照。単鎖抗体技術は重鎖と軽鎖の
結合領域をポリペプチド配列で結合してそれから誘導さ
れた抗体の結合特異性を持つ単一ポリペプチドを発生さ
せることを含む。
【0010】前記遺伝子組換え的手法は当業者に分子内
の残部を変化させつつ元の抗体の結合特性を保持した分
子を発生させるために無数の手段を提供する。このよう
な技術は双特異性抗体の生産に特に有用である。これら
双特異性抗体は5−ジヒドロテストステロンならびにシ
グナル部分のような他の抗原のための特異性を持つ。あ
るいは、これらの技術はこの発明の抗体からの抗原認識
領域がシグナル部分であるβ−ガラクトシダーゼのよう
な酵素に共有結合的に結合して、キメラ分子を産生させ
る。本発明の抗体はテストステロンに対するよりも5−
ジヒドロテストステロンに対してさらに大きい特異性を
示さなければならない。好適な態様において、この発明
の抗体は5−DHTの対する特異性を100%とした
時、テストステロンとの交差活性は25%以下を示す。
特に好適な態様において、この発明の抗体はテストステ
ロンに対する交差反応性12.5%以下を示す。
【0011】抗体の特異性を定量化する通常の方法は競
合ELISA検定によるもので、当業者にはよく公知で
ある。このような検定ではアビジン/5−DHT複合体
を下記のようにマイクロタイター板のウェルのような担
体に結合させることにより反応性を測定する。次に抗−
5−DHT抗体(MoAb276−1のような)の所定
量を添加し、同時に抗体について結合5−DHTと競合
する種々の濃度の5−ジヒドロテストステロンをも添加
する。非結合抗体を次にウェルから除去する。抗体の結
合を50%阻害する5−ジヒドロテストステロンの濃度
をIC50と定義する。5−ジヒドロテストステロンの代
わりにテストステロンを用いる本実験を平行的に行う。
次にテストステロンのIC50と5−ジヒドロテストステ
ロンのIC50とを比較して相対的な結合親和性を得る。
この発明の最も好適な抗体、MoAb276−1は5−
ジヒドロテストステロンについてはIC50537nMを
示し、一方、テストステロンについてはIC504568
nMを持つ。この抗体は、それ故、5−ジヒドロテスト
ステロンに対してはテストステロンに対するよりも8.
5倍特異的である。モノクロナール抗体MoAb276
−1を産生するハイブリドーマは20852メリーラン
ド州、ロックビルにあるアメリカン・タイプ・カルチャ
ー・センター(ATCC)から受託番号ATCC・11
410として入手可能である。
【0012】本発明は5−ジヒドロテストステロンと特
異的な反応性のある全ての抗体を包括するが、起源の種
または免疫グロブリンのクラスまたはIgG、IgA、
IgM、IgEおよびIgDを含むサブクラスには関わ
らない。最も好適な本発明の抗体はIgGクラスのもの
である。本発明の抗体は免疫、ハイブリドーマの生産お
よび5−ジヒドロテストステロンに対する選択的な反応
性を持つ抗体の確認によって構築および単離をすること
ができる。
【0013】この発明は試料中の5−ジヒドロテストス
テロン量測定の迅速で容易な検定法も提供するが、その
検定はジヒドロテストステロンに特異的な抗体を用いる
免疫学的検定を含んでいる。この発明はさらに5−α−
レダクターゼ酵素阻害剤の効果を測定する方法も含み、
この方法は a.精製5−α−レダクターゼの所定量を容器系に添加
すること; b.5−α−レダクターゼ酵素阻害剤と5−α−レダク
ターゼとに第一インキュベーションを行うこと; c.5−α−レダクターゼと5−α−レダクターゼ酵素
阻害剤との混合物とテストステロンの所定量とをインキ
ュベートすること; d.5−ジヒドロテストステロンに特異的な抗体を用い
て、反応混合物中のジヒドロテストステロン量を測定す
ること;および e.5−α−レダクターゼ酵素阻害剤無添加の対照と比
較してジヒドロテストステロンの濃度の低下を検出する
こと;からなる。
【0014】本発明の検定の一般的な方策は、まず標的
5−ジヒドロテストステロンの容器系内に含まれるか、
あるいは容器を構成する固体の担体に固定化することを
必要とする。この担体は容器内の粒子(ビーズまたは
膜)であってもよい。好適な態様においては容器内面自
体を担体とする。採用する容器系の特性は使用する標識
部分のタイプに依存する。例えば、放射能シグナルの使
用は容器が放射粒子に対して透過性であることを要求す
る。色素原または螢光原的シグナルを用いる時、容器系
はそのシグナルを検出するために採用する波長において
透明であるかまたは反応液を直視できるように構築され
なければならない。好適な系はマイクロタイター検定ま
たは組織培養に通常用いるようなプレートのウェルを採
用する。色素原または螢光原シグナルのための最も好適
な系は96個のウェルを持ち、底が平らなウェルを持つ
プレートを採用する。この発明の最も好適な態様はリガ
ンドを容易に結合するためにウェルの壁を前処理して活
性化した商業的供給元からのマイクロタイタープレート
を採用する。
【0015】固体担体に5−ジヒドロテストステロンを
固定化する別の方法はリンカーによるものである。頻繁
に採用されるリンカーは蛋白質である。この目的のため
に好適な蛋白質はアビジンである。蛋白質に5−ジヒド
ロテストステロンを結合する方法に頻繁に採用される方
法の一つは当業界ではよく公知なクロスリンカーを使用
する5−ジヒドロテストステロンのアビジンへの結合を
採用する。このようなクロスリンカー試薬は17位にあ
るヒドロキシと蛋白質内反応性アミノ基とを結合する。
好適なクロスリンカー手法はN−ヒドロキシスルホサク
シンイミド強化EDC[1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド]操作法を採用す
る。J.V.Starosなど、Analytical
・Biochemistry,156:220〜22
2。結合した5−DHT/蛋白質複合体を次に親水的な
相互作用(pH9.6の炭酸塩−重炭酸塩緩衝液のよう
な被覆緩衝液に使用により促進される)によって固体担
体上に固定化する。あるいは、5−DHT/蛋白質複合
体を標準的技術を用いる反応性側鎖によって固体担体に
結合する。
【0016】5−ジヒドロテストステロン/リンカー複
合体は担体表面と直接的または間接的に結合することが
できる。標的を結合する間接的方法にはリガンド/受容
体反応を採用する。リガンドを担体表面に結合する。標
的5−ジヒドロテストステロンと共有結合的に結合した
受容体を次に容器に導入する。次にリガンド/受容体相
互作用が5−ジヒドロテストステロンを担体表面に結合
する役目を果たす。好適なリガンド/受容体の対はビオ
チンとストレプトアビジン、ビオチンとアビジンおよび
糖類とレクチン類を含む。リガンド/受容体の対として
のビオチンとアビジンまたはビオチンとストレプトアビ
ジンの使用は、それらの極端に高い親和性相互作用(K
d=10-15)のために大変好適である。アビジンは分子
量各15000ダルトンを持つ4個の同じサブユニット
を含むテトラマーとして天然に存在するグリコプロテイ
ンである。これは卵白から容易に単離される。たとえ
ば、M.WilchekおよびE.A.Bayer、
nalytical・Biochemistry,17
1:1〜32(1988)およびその中の参考文献参
照。この発明に特に好適な態様は卵白アビジンの代わり
にストレプトアビジンを採用する。ストレプトアビジン
はいくつかの理由からしばしばアビジンより好まれる。
ストレプトマイセス種の培養濾液から単離されるストレ
プトアビジンは炭水化物部分を持たない点およびアビジ
ンのpI値10.0と比較してpI値5.0を持つ点で
アビジンとは相違する。これは炭水化物の存在および高
pI値が非特異的結合を増加できる点で重要である。卵
白アビジンの脱グリコシル化体もバックグラウンド結合
値の低下に用いうる。Y.Hillerなど、Bioc
hemical・Journal,248:167〜1
71(1987)。
【0017】現発明の抗体は検出できるシグナルを発生
することが可能である。採用する検出可能なシグナルの
型は実験者の裁量に委されている。このシグナルは色素
原、螢光、放射能、電気的または磁気的であることがで
きる。好適な態様において、検出可能なシグナルは分光
学的技術により検出される。特に好適な態様において、
酵素を抗体にリンクする。酵素をリンクした抗体は5−
ジヒドロテストステロンに特異的な抗体か、または抗−
5−ジヒドロテストステロン抗体に特異的な第2次抗体
か、のどちらかであることができる。例として、酵素ア
ルカリホスファターゼ(EC3.1.3.1)は反応性
チオール基を含む抗体と容易に結合できる。一般に、ア
ルカリホスファターゼは4−(N−マレインイミドメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボン酸−N−ヒドロキシ
サクシンイミドエステルのようなヘテロ双官能クロスリ
ンカーを経て抗体に結合する。S.Yoshitake
など、Journal・of・Biochemistr
,92:1413(1982)。
【0018】アルカリホスファターゼではp−ニトロフ
ェニルホスフェートのような色素原基質の添加によって
シグナルが発生する。p−ニトロフェニルホスフェート
の加水分解はp−ニトロフェノール基を放出し、405
nmでの吸光度(A405)の増加と黄色の出現をもたら
す。色素原シグナルを発生することが可能な好適な酵素
の他の例は:ホースラディッシュペルオキシダーゼ、β
−D−グルクロニダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、
6−ホスホ−β−D−ガラクトシド−6−ホスホガラク
トヒドロラーゼ、α−D−ガラクトシダーゼ、β−D−
グルコシダーゼ、α−アミラーゼ、α−グルコシダー
ゼ、ニューラミナダーゼ、ブチレートエステラーゼ、リ
パーゼ、酸ホスファターゼ、ピログルタミルアミノペプ
チダーゼ、L−アラニンアミノペプチダーゼ、アリール
アミノペプチダーゼ、コアグロース、ウレアーゼ、ルシ
フェラーゼ、グルコースオキシダーゼおよび他のペルオ
キシダーゼである。採用する基質ならびに吸光度を測定
する波長はシグナルの発生に用いる特定の酵素により決
定される。採用する酵素の型は検定系の構成により決ま
りうる。例えば、ペプチダーゼの使用は抗体1個または
それ以上、5−ジヒドロテストステロンを担体に結合す
るリンカーまたは第二の抗体を分解するので賢明でな
い。
【0019】シグナルを発生する他の好適な方法は螢光
原基質および放射能シグナルの使用を含む。抗体に結合
(直接または間接に)された螢光原基質は存在する抗体
を定量化する迅速な方法を提供する。螢光原基質の例は
フルオレッセインイソチオシアネート、テキサス赤、ロ
ダミンイソチオシアネート、スルホロダミン、ルシフェ
ラーゼ、エオシンイソチオシアネート、ダンシルクロラ
イド、トリフルオロメチルクマリン、フタルジアルデヒ
ド、キノリジノ−置換フルオレッセインイソチオシアネ
ートおよびテトラメチルロダミンイソチオシアネートを
含む。フルオロクロームは活性チオール、ヒドロキシま
たはカルボニル基の利点を用いて種々の方法で抗体に導
入することができる。螢光の迅速な定量化は商業的に供
給されているマイクロタイター板での測定が可能な螢光
光度計(分光螢光光度計)を用いて行うことができる。
放出光の波長および受光部のフィルターは採用する特定
の螢光原基質に依存する。インジウム、鉛、レニウム、
テクニシウム、ヨード、ガリウム、ルテチウム、アスタ
チン、ビスマス、ホウ素、白金、銀、コバルト、イッテ
ルビウム、ルテニウム、水銀、スカンジウム、炭素、臭
素、水素、燐、硫黄およびイットリウムのような元素の
同位体は本発明の抗体を放射能標識するために用いう
る。シグナル化部分として用いる放射性同位元素の好適
な例は、燐−32、ヨード−125、炭素−14、トリ
チウム、インジウム−111、ヨード−131および硫
黄−35である。抗体に放射能シグナルを結合する方法
は採用する放射性同位元素および抗体とシグナル化部分
とに直接または間接結合があるか否かに依存する。例え
ば、抗体のような蛋白質のヨード−125標識は当業界
でよく知られている。たとえば、Davidなど、Bi
ochemistry,13:1014〜1021(1
974)参照。
【0020】本発明の検定で必要な段階の一つは非結合
抗体の除去を含む。この課題を達成する正常な方法は容
器系を生理学的食塩水で繰返し洗浄した後に、食塩水を
吸引して除去することによる。
【0021】本発明の検定は試料、特に生物学的試料内
の5−ジヒドロテストステロンを定量するのに殊に価値
がある。そのような生物学的体液の例は:血液または血
清、脳脊髄液、リンパ液、唾液および尿を含む。この発
明の最も好適な態様においては、尿を生物学的体液とし
て用いる。これらの検定は5−α−レダクターゼ阻害剤
の効力ならびにそのような阻害剤を摂取している患者の
適応性を観察するのに特別の価値がある。
【0022】
【実施例】下記の実施例で本発明をさらに説明する。採
用する物質、種および条件は本発明を更に説明すること
を意図するもので、その合理的範囲の限定を意図するも
のではない。
【0023】実施例1 MoAb276−1抗体の産生 MoAb276−1抗体を産生する凍結ハイブリドーマ
のバイアルはメリーランド州、ロックビルにあるアメリ
カン・タイプ・カルチャー・コレクションから受託番号
HB11410の下に入手することができる。急速で均
一な解凍を促進するためバイアルを廻しながら、37℃
の水浴内でバイアル内容物を解凍することによって健常
な細胞を回収する。細胞懸濁液を平衡塩溶液(BSS)
(GIBCO−BRL)で1:2に希釈し、凍結培地か
ら分配するために血清層を通して200×gで遠心分離
する。細胞ペレットの上にある物質を吸引した後、細胞
を取り、当分野で通常行うように血清および抗生物質を
補充した組織培養培地中に希釈して標準的な条件(37
℃および5%二酸化炭素)で細胞培養を樹立する。細胞
培養の間、中庸な変化にはよく耐えられるけれども、細
胞を濃度1×105〜1×107細胞/mLに維持するの
が望ましい。MoAb276−1抗体は組織培養からミ
リリットル当りマイクログラムの量で回収しうる。ある
いは、抗体産生は囓歯目の中で腹水腫瘍としてのハイブ
リドーマを樹立することによってさらに生産性を求めう
る。抗体の産生および回収方法はGaflreおよびM
ilsteinによって、「Methods・in・E
nzymology」、73B巻(LangoneとV
an・Vunakis編、1981)、43〜45頁に
詳細に記載されている。
【0024】実施例2 MoAb276−1のF(ab’)2断片の産生 MoAb276−1のF(ab’)2断片はペプシン1
2.6mg/mLを含むペプシン溶液2.4mLを生理
学的に緩衝した食塩水270mL中のMoAb276−
1抗体1.5gに添加して産生する。混合物を37℃に
約2から3時間維持し、次にトリエタノールアミンの添
加により反応を停止させる。生成物を次に0.15M−
酢酸ナトリウムで溶出するセファロース・ファスト・フ
ロウ(商標)系上でのクロマトグラフィーにより濃縮す
る。F(ab’)2を含む画分を集め、透析により濃縮
してMoAb276−1抗体のF(ab’)2断片99
2mgを含む生成物溶液100mLを得る。
【0025】実施例3 5−α−レダクターゼの活性を測定するための検定法 96穴マイクロタイタープレートのウェル中でテストス
テロン1.25μg/mL溶液20μL、燐酸カリウム
緩衝液(pH6.5)150μL、雌ラット肝調製物か
らの5−α−レダクターゼ酵素(0.86μg)20μ
Lおよびβ−ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチ
ド・ホスフェートの還元型(0.77mg/mL溶液)
10μLを混合した。この反応混合物を37℃で20分
間インキュベートした。反応混合物を次に80℃で10
分間インキュベートして酵素を不活化した。次に前記反
応混合物の100マイクロリットルをアビジン−5−ジ
ヒドロテストステロンであらかじめ被覆しておいたウェ
ルに移した。さらに、反応混合物を順次希釈し、これら
の希釈液各100μLを別々のウェルに添加した。各ウ
ェルにMoAb276−1を100μL(0.35μ
g)添加した。このプレートを次に37℃で2時間イン
キュベートした。このインキュベーション期間後、プレ
ートを燐酸緩衝食塩水(PBS)で4回洗浄した。洗浄
後、各ウェルに抗−マウス抗体/アルカリホスファター
ゼ複合体200μLを添加した。これを次に37℃で1
時間インキュベートした。インキュベーション後、各ウ
ェルをPBSで4回洗浄した。次に各ウェルにp−ニト
ロフェニルホスフェート200μLを添加した。この反
応物を次に37℃で1時間インキュベートした。各ウェ
ルを分光光度計により測定を行い、410nmを観測し
た。この測定は阻害剤がない時の5−α−レダクターゼ
活性のベースライン活性を提供した。
【0026】実施例4 5−α−レダクターゼ阻害剤の効果測定のための検定法 各ウェルにあるテストステロンと酵素所定量との混合物
に種々の量のトランス−dl−4,8−ジメチル−1,
2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベン
ゾ[f]キノリン−3−オン化合物
【化2】 を添加することを除いて実施例3のと同様な検定を行っ
た。この化合物はここに参考のために引用する1993
年8月24日に発行された米国特許第5239075号
に記載のようにして製造した。異なる濃度の阻害剤につ
いて測定したA410値を次に阻害剤を添加しなかった反
応ウェルと比較した。この実験の一つにより、この化合
物がIC100値0.3mMを持つことが判明した。
【0027】実施例5 試料中の5−ジヒドロテストステロン量測定のための検
定法 96穴、高結合性、平底マイクロタイタープレートの各
ウェルをアビジン/5−ジヒドロテストステロン複合体
15μg/mLの0.05M−炭酸塩−重炭酸塩緩衝液
(pH9.6)溶液200μLの添加により、予備的に
被覆する。この予備被覆反応物を4℃で一夜インキュベ
ートする。プレートを次に蒸留水で一度洗浄して非結合
アビジン/5−DHT複合体を除去する。次に各ウェル
にMoAb276−1を100μL(0.35μg)添
加する。このプレートを次に37℃で2時間インキュベ
ートする。インキュベーション後に、各ウェルを燐酸緩
衝化食塩水で4回洗浄した後に吸引することによって非
結合抗体を除去する。洗浄後、抗−マウス抗体/アルカ
リホスファターゼ複合体200μLを各ウェルに添加す
る。これを次に37℃で1時間インキュベートする。イ
ンキュベーション後、各ウェルをPBSで4回洗浄す
る。次に各ウェルにp−ニトロフェニルホスフェート2
00μLを添加する。この反応物を次に37℃で1時間
インキュベートした。各ウェルの分光光度計による測定
を行い、410nmを観測する。尿試料を添加しなかっ
た対照と比較して減少したA410値は尿試料中の5−ジ
ヒドロテストステロンの量を示す。
【0028】培養物の寄託 特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペ
スト条約の規定に則って、次の培養物を20852メリ
ーランド州、ロックビルにあるアメリカン・タイプ・カ
ルチャー・コレクション(ATCC)の永久培養物コレ
クションに寄託してある。 寄託物 = ハイブリドーマ276−1 寄託日 = 1993年7月20日 受託番号 = ATCC HB11410
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/08 9161−4B G01N 33/53 A //(C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 レイモンド・チェ−フォン・ヤオ アメリカ合衆国46033インディアナ州カー メル、ウッドゲイト・ドライブ1189番

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5−ジヒドロテストステロンに特異的な
    反応性のあるモノクロナール抗体。
  2. 【請求項2】 MoAb276−1である請求項3のモ
    ノクロナール抗体またはその誘導体。
  3. 【請求項3】 a.容器系からなるかまたはそれに含ま
    れている固体担体に5−ジヒドロテストステロンを固定
    すること; b.試料の一部と、検出できるシグナルを発生し得る請
    求項1および2のいずれか一つに請求されているモノク
    ロナール抗体の所定量とを混合すること; c.容器内で試料とモノクロナール抗体との混合物所定
    量をインキュベートすること; d.非結合抗体を除去すること; e.該検出可能なシグナルを発生させること;および f.試料を添加しなかった対照と比較して該検出可能な
    シグナルの減少を測定すること;からなる試料中の5−
    ジヒドロテストステロン量を測定する方法。
  4. 【請求項4】 a.精製5−α−レダクターゼとニコチ
    ンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェートとの所定
    量を容器系に添加すること; b.5−α−レダクターゼ酵素と阻害剤とに第一インキ
    ュベーションを行うこと; c.5−α−レダクターゼ酵素と阻害剤との混合物と共
    にテストステロン既知量をインキュベートすること; d.(i)容器系からなるかまたはそれに含まれている
    固体担体に5−ジヒドロテストステロンの所定量を固定
    すること; (ii)5−α−レダクターゼ酵素と阻害剤との混合物
    適当量および検出できるシグナルを発生することが可能
    な請求項1および2のいずれか一つに請求されているモ
    ノクロナール抗体所定量とを混合すること; (iii)容器内で5−α−レダクターゼ酵素、阻害剤
    およびモノクロナール抗体の混合物所定量をインキュベ
    ートすること; (iv)非結合抗体を除去すること;および (v)該検出可能なシグナルを発生させること;によっ
    て反応混合物中のジヒドロテストステロンの量を測定す
    ること;および e.5−α−レダクターゼ酵素阻害剤無添加の対照と比
    較して該検出可能なシグナルの減少を測定することから
    なる5−α−レダクターゼ酵素阻害剤の効果を測定する
    方法。
  5. 【請求項5】 ATCC・HB・11410であるハイ
    ブリドーマ。
JP6198363A 1993-08-25 1994-08-23 5−ジヒドロテストステロン特異性モノクロナール抗体 Withdrawn JPH07165798A (ja)

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US11179593A 1993-08-25 1993-08-25
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US5137882A (en) * 1990-06-11 1992-08-11 Holt Dennis A Steroidal 3-acetic acid derivatives as 5-alpha-reductase inhibitors

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EP0640690A1 (en) 1995-03-01

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