JPH07165660A - 4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエーテル類の回収方法 - Google Patents

4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエーテル類の回収方法

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JPH07165660A
JPH07165660A JP31075893A JP31075893A JPH07165660A JP H07165660 A JPH07165660 A JP H07165660A JP 31075893 A JP31075893 A JP 31075893A JP 31075893 A JP31075893 A JP 31075893A JP H07165660 A JPH07165660 A JP H07165660A
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JP
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phenoxybenzyl
compound
hydrocarbon
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JP31075893A
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Yasuhiro Takano
安広 高野
Junji Tajima
純治 田島
Ryuichi Mita
隆一 三田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 4−ブロモジフルオロメトキシネオフィル3
−フェノキシベンジルエ−テル類の粗生成物を鉱酸水溶
液ならびにアルカリ水溶液で処理した後、当該処理液を
芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素又は脂肪族炭化水
素で抽出し、引き続き必要に応じて脂肪族炭化水素溶媒
を加え、4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベン
ジルエ−テル類を析出させて固液分離する4−ヒドロキ
シネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類を回収
する方法。 【効果】4−ハロジフルオロメトキシネオフィル3−フ
ェノキシベンジルエ−テル類の製造の際に原料の4−ヒ
ドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類
を高純度で回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は殺虫、殺ダニ活性を有す
る4−ブロモジフルオロメトキシネオフィル3−フェノ
キシベンジルエーテル類を製造する際の中間物質である
4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエー
テルの回収方法に関する。更に詳しくは一般式(2)化
合物精製工程にて生成する下記一般式(3)の4−ヒド
ロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエーテル類の
回収方法に関する。
【0002】
【化4】 〔式中、RならびにYは一般式(1)と同様である。〕
【0003】
【従来の技術】従来、4−ハロジフルオロメトキシネオ
フィル3−フェノキシベンジルエ−テルの或る種のもの
は著効な殺虫、殺ダニ活性を有し、新規な農薬として注
目されている。特開昭63−45233号には下記式
(4)
【0004】
【化5】
【0005】の化合物が優れた殺虫、殺ダニ活性を有す
ることが記されている。これらの化合物は従来のピレス
ロイド化合物とその構造は類似しているもののピレスロ
イドが一般的にエステル型であるのに対してエ−テル型
あるいはメチレン型である点で相違している。
【0006】その製造法は一般的には特開平2−275
831号にみられるように相当するフェノ−ル化合物の
アルカリ金属塩とジブロモジフルオロメタンまたはブロ
モクロロジフルオロメタンとの反応により製造されてい
る。反応式を示せば以下のようになる。
【0007】
【化6】
【0008】〔式中、Mはアルカリ金属、Yは水素原
子、フッ素原子を示す。〕具体的にはジブロモジフルオ
ロメタンの液中に4−ヒドロキシネオフィル3−フェノ
キシベンジルエ−テルのカリウム塩をN,N’−ジメチ
ルイミダゾリジノン(以下、DMIと省略する)のよう
な非プロトン性溶媒に溶解した溶液を滴下装入し、さら
にこの溶液中にカリウム第3級ブトキシドのようなカル
ベン発生剤を加えることで一般式(2)化合物が生成す
る。
【0009】本出願人は反応終了後、DMI、および、
過剰のジブロモジフルオロメタンを公知の方法で回収
後、酸処理、ならびに、アルカリ処理を行うことで一般
式(2)以外の不純物を一般式(2)の重要中間体であ
る一般式(3)の化合物に分解した後、脂肪族炭化水素
溶媒で一般式(2)化合物を抽出し、該化合物を含んだ
脂肪族炭化水素溶液を活性炭で処理することで高純度の
一般式(2)化合物を得る方法を先に出願した(特願平
04−340139号)。
【0010】ところで、アルカリ処理後の粗製物は75
%前後の一般式(2)化合物と約15%の4−ヒドロキ
シネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テルと残り1
0%の不純物から成っている。
【0011】アルカリ処理後の一般式(2)化合物の粗
製物に含まれる4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキ
シベンジルエ−テルの回収は従来、一般式(2)化合物
の高純度化までの過程で分離される不純物の中からシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−にて単離を行った後、
さらに、脂肪族炭化水素系溶媒を用いて再結晶を行い回
収できるが、工業的な規模での回収は困難である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等はアルカリ処
理時に生成する4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキ
シベンジルエ−テルの効率的な回収方法について鋭意検
討を行った。
【0013】その結果、アルカリ処理後、脂肪族炭化水
素溶媒にて一般式(2)化合物の抽出を行った後、また
は、芳香族炭化水素溶媒またはハロゲン化炭化水素溶媒
あるいは脂肪族炭化水素溶媒にて一般式(2)化合物を
抽出した後、一般式(3)化合物が難溶解性である脂肪
族炭化水素溶媒を添加した後、抽出した溶液の温度を抽
出温度より下げることで一般式(3)の4−ヒドロキシ
ネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類を結晶化
させ高純度の4−ヒドキシネオフィル3−フェノキシベ
ンジルエ−テル類を効率良く回収可能であることを見出
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は 一
般式(1)
【0014】
【化7】
【0015】〔式中、Rは水素原子または塩素原子を示
し、Yは水素原子またはフッ素原子を示し、またMはア
ルカリ金属原子を示す。〕で表される4−ヒドロキシネ
オフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類のアルカリ
金属塩を非プロトン性溶媒中でジブロモジフルオロメタ
ンと反応させて得られる一般式(2)
【0016】
【化8】
【0017】〔式中、RならびにYは一般式(1)と同
様である。〕で表される4−ブロモジフルオロメトキシ
ネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類の粗生成
物を鉱酸水溶液ならびにアルカリ水溶液で処理した後、
当該処理液を芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素又は
脂肪族炭化水素で抽出し、引き続き必要に応じて脂肪族
炭化水素溶媒を加え、一般式(3)
【0018】
【化9】
【0019】〔式中、RならびにYは一般式(1)と同
様である。〕で表される4−ヒドロキシネオフィル3−
フェノキシベンジルエ−テル類を析出させて固液分離す
ることを、特徴とする一般式(3)の4−ヒドロキシネ
オフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類を回収する
方法である。
【0020】本発明方法で使用する4−ヒドロキシネオ
フィル3−フェノキシベンジルエ−テル類は特開平3−
204829号公報に準拠して合成できる。例えば、4
−アルコキシネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テ
ル類を非プロトン性極性溶媒中、アルカリ金属又はアル
カリ土類金属の低級アルコキシドの存在下に金属水酸化
物を使用して合成する事が出来る。
【0021】アルカリ水溶液で処理後、一般式(2)で
示される化合物の粗生成物を抽出する溶剤としては芳香
族炭化水素、ハロゲン系炭化水素又は脂肪族炭化水素で
ある。芳香族炭化水素としてはベンゼン環に付く脂肪族
炭化水素の炭素数1〜5の直鎖状、または分岐したもの
で置換する脂肪族炭化水素の数が1〜2のものである。
【0022】例えばモノ置換芳香族炭化水素はトルエ
ン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼ
ン、プロピルベンゼン、ペンチルベンゼン、1−メチル
プロピルベンゼン、2−メチルプロピルベンゼン、3−
メチルプロピルベンゼン、2−エチルプロピルベンゼ
ン、ジ置換芳香族炭化水素はo−キシレン、m−キシレ
ン、p−キシレン、2−エチルトルエン、3−エチルト
ルエン、4−エチルトルエン、2−プロピルトルエン、
3−プロピルトルエン、4−プロピルトルエン、2−ブ
チルトルエン、3−ブチルトルエン、4−ブチルトルエ
ン、1,2−ジエチルベンゼン、1,3−ジエチルベン
ゼン、1,4−ジエチルベンゼン、1−エチル−2−プ
ロピルベンゼン、1−エチル−3−プロピルベンゼン、
1−エチル−4−プロピルベンゼンなどが挙げられる。
なかでもトルエン、エチルベンゼン、o−キシレン、m
−キシレン、p−キシレン等による抽出が、最も式
(3)の化合物を析出させやすい。
【0023】ハロゲン化炭化水素としては炭素数1〜4
の直鎖状、または分岐したもので含まれるハロゲン元素
数としては1〜4のものである。例えば直鎖状ハロゲン
化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、1−クロロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,
2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、
1,1,2,2−テトラクロロエタン、1−クロロプロ
パン、2−クロロプロパン、1,1−ジクロロプロパ
ン、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロプロ
パン、 1,1,1−トリクロロプロパン、1,2,3
−トリクロロプロパン、1,1,2−トリクロロプロパ
ン、1−クロロブタン、2−クロロブタン、1,1−ジ
クロロブタン、1,2−ジクロロブタン、1,3−ジク
ロロブタン、1,4−ジクロロブタン、1,1,1−ト
リクロロブタン、1,1,2−トリクロロブタン、1,
1,3−トリクロロブタン、1,1,4−トリクロロブ
タンなどが挙げられる。なかでも塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1−クロロエタン等による抽出が
最も式(3)の化合物を析出させやすい。
【0024】脂肪族炭化水素としは炭素数5〜10の直
鎖状あるいは環状のものである。例えば直鎖状脂肪族炭
化水素はペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノ
ナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テ
トラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカ
ン、オクタデカン、ノナデカン、エイコサン、分岐した
脂肪族炭化水素は2−メチルペンタン、3−メチルペン
タン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタ
ン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、3−エ
チルペンタン、2,2−ジメチルペンタン、2,2−ジ
メチルペンタン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−
ジメチルペンタン、3,3−ジメチルペンタン、2,
2,3−トリエチルブタン、2,2,3,3−テトラメ
チルブタンなどが挙げられる。
【0025】また、脂環式炭化水素は例えばシクロペン
タン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタ
ン、および、それらの化合物で置換基をもつ化合物が挙
げられる。上記した溶媒のなかでもペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン等の直鎖状脂肪族炭化
水素による抽出が最も一般式(2)の化合物に対する精
製効果が認められると共に、一般式(3)の4−ヒドロ
キシネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類の回
収率の向上が認められる。
【0026】本発明の抽出の操作は温度マイナス50℃
〜50℃の範囲で行われ好ましくはマイナス30℃〜2
0℃の範囲である。
【0027】芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂
肪族炭化水素および脂環式炭化水素の使用量はあまり少
なすぎると4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベ
ンジルエ−テル類が結晶化しにくく、回収率の低下を招
く。それ故、脂肪族炭化水素および脂環式炭化水素の使
用量は式(2)化合物の粗生物に対して2〜20重量倍
の範囲である。また、芳香族炭化水素並びにハロゲン化
炭化水素の使用量は式(2)の化合物の粗生物に対して
1〜10重量倍の範囲である。
【0028】本発明に使用する上記の芳香族炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、脂肪族炭化水素および脂環式炭化
水素は通常は単一溶媒にて使用されるが、2種類以上を
併用することも差し支えない。
【0029】本発明の具体的な態様として、例えば、前
述のように得られる粗の一般式(2)化合物を含む油状
物を所定の濃度に設定された酸性水溶液に攪拌下、徐々
に添加し同温度で0.1時間以上攪拌した後、、一般式
(2)化合物を含む油層を常法の分離操作にて分離、得
られた油層を所定の濃度に設定されたアルカリ水溶液に
攪拌下、徐々に添加し同温度で0.1時間以上攪拌した
後、酸で中和し、所定の濃度に設定される量の脂肪族炭
化水素溶媒を攪拌下、徐々に添加し同温度で0.1時間
以上、攪拌処理したのち、脂肪族炭化水素溶液層を通常
の分離操作にて分離、得られた脂肪族炭化水素溶液を所
定の温度に保持することによって4−ヒドロキシネオフ
ィル3−フェノキシベンジルエ−テル類の結晶を析出さ
せ、濾過操作によって4−ヒドロキシネオフィル3−フ
ェノキシベンジルエ−テル類の結晶を分離する。
【0030】このようにして得られる4−ヒドロキシネ
オフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類はその純度
が98%程度まで向上され得るものである。
【0031】本発明において回収される4−ヒドロキシ
ネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テル類は、例え
ば、3−フェノキシベンジル2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)2−メチルプロピルエ−テル、3−フェノキシ4
−フルオロベンジル2−(4−ヒドロキシフェニル)2
−メチルプロピルエ−テル、3−フェノキシベンジル2
−(3−クロロ4−ヒドロキシフェニル)2−メチルプ
ロピルエ−テルなどが挙げられるがここに記した化合物
に限定されるものではない。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。尚、実施例中の高速液体クロマトグラフィ−での分
析条件は以下の通りである。 〈高速液体クロマトグラフィ−分析条件〉 カラム YMC Pack A−312(ODS) 6mmφ×15cm 溶離液 CH3CN/H2O=9/1(体積比) 流量 1.0ml/min 検出器 紫外分光度計(波長 276nm)
【0033】実施例13−フェノキシベンジル2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)2−メチルプロピルエ−テルの回収 ブロモクロロジフルオロメタン181.4g(1.5モ
ル)の液中に特開平3−204829号公報に準じて合
成した3−フェノキシベンジル2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)2−メチルプロピルエ−テルのカリウム塩11
8.0g(0.3モル)をDMI250mlに溶解した
溶液を20℃以下で徐々に滴下装入した。次にこの溶液
中にカリウム第3級ブトキシド13.5g(0.12モ
ル)をDMI60mlで溶解した溶液を25℃に保ちな
がら滴下した。反応終了後、反応液を500mlの氷水
中に注ぎ、さらに10%硫酸水溶液にてpH=5〜6に
調整し、次いでベンゼン500mlで抽出しベンゼン相
は水洗の後、硫酸ナトリウム(無水)で乾燥した。硫酸
ナトリウムを濾過後、減圧下にベンゼンを留去し淡黄色
の油状物 134.3gを得た。この油状物を高速液体
クロマトグラフィ−にて分析の結果、3−フェノキシべ
ンジル2−(4−クロロジフルオロメトキシフェニル)
2−メチルプロピルエ−テルの含有率は71.9%であ
った。また、3−フェノキシベンジル2−(4−ヒドロ
キシフェニル)2−メチルプロピルエ−テルの含有率は
0.9%であった。得られた油状物を20%塩酸水溶液
150gと混合し、80℃で3時間攪拌を行った後、冷
却しながら、30%水酸化ナトリウム水溶液100gを
添加し、中和を行った後、油層は分離操作にて分離し
た。得られた油層を45%水酸化ナトリウム水溶液6
7.1gと混合し、70℃で2時間攪拌を行った後、冷
却しながら、20%塩酸水溶液150.9gを添加し、
中和した。得られた処理液中にn−ヘキサン溶媒40
2.9gを攪拌しながら徐々に滴下後、25℃に保ち、
更に1時間攪拌を行った後、n−ヘキサン溶液層は分液
操作にて分離した。分液して得られたヘキサン溶液を攪
拌しながら5℃まで冷却し、3−フェノキシベンジル2
−(4−ヒドロキシフェニル)2−メチルプロピルエ−
テルを析出させ、濾過操作によって分離した。得られた
結晶を減圧下に乾燥し白色結晶34.9gを得た。この
得られた結晶を高速液体クロマトグラフィ−にて分析の
結果、3−フェノキシベンジル2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)2−メチルプロピルエ−テルの含有率は98.
5%であった。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法によれば、一般式(2)の
4−ハロジフルオロメトキシネオフィル3−フェノキシ
ベンジルエ−テル類の製造の際に副生する不純物を酸処
理とアルカリ処理の併用により分解させる事で原料の4
−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエ−テ
ル類を高純度で回収でき、結果的に一般式(2)の4−
ハロジフルオロメトキシネオフィル3−フェノキシベン
ジルエ−テル類の収率を高めることが可能であり、それ
故、従来の技術と比較しても工業的に有用な回収法とし
て価値の高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 〔式中、Rは水素原子または塩素原子を示し、Yは水素
    原子またはフッ素原子を示し、またMはアルカリ金属原
    子を示す。〕で表される4−ヒドロキシネオフィル3−
    フェノキシベンジルエーテル類のアルカリ金属塩を非プ
    ロトン性溶媒中でジブロモジフルオロメタンと反応させ
    て得られる一般式(2) 【化2】 〔式中、RならびにYは一般式(1)と同様である。〕
    で表される4−ブロモジフルオロメトキシネオフィル3
    −フェノキシベンジルエーテル類の粗生成物を鉱酸水溶
    液ならびにアルカリ水溶液で処理した後、当該処理液を
    芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素又は脂肪族炭化水
    素で抽出し、引き続き必要に応じて脂肪族炭化水素溶媒
    を加え、一般式(3) 【化3】 〔式中、RならびにYは一般式(1)と同様である。〕
    で表される4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベ
    ンジルエーテル類を析出させて固液分離することを、特
    徴とする一般式(3)の4−ヒドロキシネオフィル3−
    フェノキシベンジルエーテル類を回収する方法。
JP31075893A 1993-12-10 1993-12-10 4−ヒドロキシネオフィル3−フェノキシベンジルエーテル類の回収方法 Pending JPH07165660A (ja)

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