JPH07165480A - 堆肥の製造方法 - Google Patents
堆肥の製造方法Info
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- JPH07165480A JPH07165480A JP31382693A JP31382693A JPH07165480A JP H07165480 A JPH07165480 A JP H07165480A JP 31382693 A JP31382693 A JP 31382693A JP 31382693 A JP31382693 A JP 31382693A JP H07165480 A JPH07165480 A JP H07165480A
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- Japan
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- mixture
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- composting
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良質な堆肥を効率よく製造する方法を提供す
る。 【構成】 解繊して綿状にした紙を、水中生物またはそ
の遺体と混合し、その混合物を堆肥化する堆肥の製造方
法である。
る。 【構成】 解繊して綿状にした紙を、水中生物またはそ
の遺体と混合し、その混合物を堆肥化する堆肥の製造方
法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、堆肥の製造方法に関
し、詳細には解繊して綿状にした紙と水中生物を用いて
堆肥を製造する方法に関するものである。
し、詳細には解繊して綿状にした紙と水中生物を用いて
堆肥を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内海や湾などの比較的浅い海には、青藻
と呼ばれる海草が多量に繁殖する。この青藻は、時には
異常繁殖を起こし、船の運行を妨げたりするなどして漁
業関係者に大きな被害を及ぼしたりする。また近年は琵
琶湖の様な淡水湖沼中にも青藻が発生して社会問題化す
ることもある。従って、青藻などの海草を採取して堆肥
などに利用する方法が盛んに試みられているが、海草を
堆肥化させるに当たっては以下の様な問題がある。 (1)海草中には繊維質成分が低いので、良質な堆肥は
得られにくい。 (2)青藻には水分が多量に含まれているので、堆肥化
過程において水分の調整が非常に困難であった。
と呼ばれる海草が多量に繁殖する。この青藻は、時には
異常繁殖を起こし、船の運行を妨げたりするなどして漁
業関係者に大きな被害を及ぼしたりする。また近年は琵
琶湖の様な淡水湖沼中にも青藻が発生して社会問題化す
ることもある。従って、青藻などの海草を採取して堆肥
などに利用する方法が盛んに試みられているが、海草を
堆肥化させるに当たっては以下の様な問題がある。 (1)海草中には繊維質成分が低いので、良質な堆肥は
得られにくい。 (2)青藻には水分が多量に含まれているので、堆肥化
過程において水分の調整が非常に困難であった。
【0003】この様な問題を解決し、水分調整剤とし
て、且つ堆肥の繊維質を高めることを目的として、シュ
レッダーで細断した紙を利用することも考えられるが、
この堆肥化方法には以下の様な問題がある。 (1)上記シュレッダーで細断された紙を堆積させた場
合、通気部は紙片間にできるわずかなすき間に存在する
のみで、紙自体には通気性がないことから、総合的に見
れば堆積物内部への通気性が乏しいので好気性バクテリ
アが繁殖しにくい。 (2)上記細断紙片の表面積は、細断前の紙(例えば、
新聞、雑誌など)の表面積とほとんど変わりがなく、吸
湿性が乏しいので、嫌気性バクテリアが有効に作用する
水分率:60%に調整することが困難である。
て、且つ堆肥の繊維質を高めることを目的として、シュ
レッダーで細断した紙を利用することも考えられるが、
この堆肥化方法には以下の様な問題がある。 (1)上記シュレッダーで細断された紙を堆積させた場
合、通気部は紙片間にできるわずかなすき間に存在する
のみで、紙自体には通気性がないことから、総合的に見
れば堆積物内部への通気性が乏しいので好気性バクテリ
アが繁殖しにくい。 (2)上記細断紙片の表面積は、細断前の紙(例えば、
新聞、雑誌など)の表面積とほとんど変わりがなく、吸
湿性が乏しいので、嫌気性バクテリアが有効に作用する
水分率:60%に調整することが困難である。
【0004】この様に、シュレッダーで細断された紙を
利用して堆肥化する方法では、好気性バクテリア、嫌気
性バクテリアのいずれの作用も受けにくいので堆肥化が
困難である。あるいは、シュレッダーで細断された紙の
代わりに製紙かすを用いる方法もあるが、同様に通気性
や吸湿性に乏しいため、堆肥化が困難である。
利用して堆肥化する方法では、好気性バクテリア、嫌気
性バクテリアのいずれの作用も受けにくいので堆肥化が
困難である。あるいは、シュレッダーで細断された紙の
代わりに製紙かすを用いる方法もあるが、同様に通気性
や吸湿性に乏しいため、堆肥化が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
堆肥化技術が抱える問題を考慮して、従来堆肥化しにく
いと考えられていた堆肥材料を利用して、良質な堆肥を
効率よく製造する方法を提供することを目的とする。
堆肥化技術が抱える問題を考慮して、従来堆肥化しにく
いと考えられていた堆肥材料を利用して、良質な堆肥を
効率よく製造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の堆肥の製造方法
は、解繊して綿状にした紙(以下、紙綿と略記する場合
がある)を、水中生物またはその遺体と混合し、その混
合物を堆肥化することに要旨を有するものである。好適
な実施態様では、上記混合物を加圧圧縮してから堆肥化
してもよい。上記水中生物は、好ましくは主として青藻
である。あるいは、上記水中生物の遺体は、主として魚
の頭部または尾である。
は、解繊して綿状にした紙(以下、紙綿と略記する場合
がある)を、水中生物またはその遺体と混合し、その混
合物を堆肥化することに要旨を有するものである。好適
な実施態様では、上記混合物を加圧圧縮してから堆肥化
してもよい。上記水中生物は、好ましくは主として青藻
である。あるいは、上記水中生物の遺体は、主として魚
の頭部または尾である。
【0007】
【作用】本発明の方法は、紙を解繊して綿状にすること
に特徴を有する。本発明に用いられる紙はこの様に綿状
になっているので、繊維長が長く、且つ表面積が大きい
ので、これを堆積したものは吸水性および通気性に優れ
たものであり、これを用いて堆肥化すると繊維質の豊富
な非常に良質な堆肥が製造されることになる。
に特徴を有する。本発明に用いられる紙はこの様に綿状
になっているので、繊維長が長く、且つ表面積が大きい
ので、これを堆積したものは吸水性および通気性に優れ
たものであり、これを用いて堆肥化すると繊維質の豊富
な非常に良質な堆肥が製造されることになる。
【0008】本発明に用いられる紙としては特に限定さ
れず、例えば新聞、電話帳、雑誌、あるいはOA用古紙
などが用いられる。また、上記紙を解繊する方法として
は、例えば特願平5−265895号に記載の乾式解繊
装置などが用いられるが、乾式解繊装置に限らず、通常
の解繊装置も用いられる。
れず、例えば新聞、電話帳、雑誌、あるいはOA用古紙
などが用いられる。また、上記紙を解繊する方法として
は、例えば特願平5−265895号に記載の乾式解繊
装置などが用いられるが、乾式解繊装置に限らず、通常
の解繊装置も用いられる。
【0009】この様にして綿状にした紙を、水中生物ま
たは水中生物の遺体と混合する。本発明に用いられる水
中生物は特に限定されず、水中植物としては例えば、藍
色植物門、紅色植物門、褐色植物門、緑色植物門などが
挙げられ、その様な例として海草(スガモ、アマモなど
の青藻など)などがあり、好ましくは主として青藻であ
る。ここで青藻とは水中で葉をつけず、胞子または分裂
により繁殖する植物である。水中動物としては、魚類な
どが挙げられる。また、水中生物の遺体としては例え
ば、魚類の遺体、ヘドロ、プランクトンなどが挙げら
れ、好ましくは、主として魚類の頭部または尾である。
なお、以下の記載において水中生物またはその遺体を単
に水中生物と略して記載する。
たは水中生物の遺体と混合する。本発明に用いられる水
中生物は特に限定されず、水中植物としては例えば、藍
色植物門、紅色植物門、褐色植物門、緑色植物門などが
挙げられ、その様な例として海草(スガモ、アマモなど
の青藻など)などがあり、好ましくは主として青藻であ
る。ここで青藻とは水中で葉をつけず、胞子または分裂
により繁殖する植物である。水中動物としては、魚類な
どが挙げられる。また、水中生物の遺体としては例え
ば、魚類の遺体、ヘドロ、プランクトンなどが挙げら
れ、好ましくは、主として魚類の頭部または尾である。
なお、以下の記載において水中生物またはその遺体を単
に水中生物と略して記載する。
【0010】混合方法としては素手で混ぜる;ビニール
袋や容器に投入して混合するなどの任意の方法が用いら
れ、綿状にした紙と水中生物の合計量に応じて適宜選択
することができる。また、混合容器の大きさも容器に投
入される量に応じて変更可能である。綿状にした紙と水
中生物の混合比率は、用いられる水中生物の種類に応じ
て適宜決定される。例えば青藻の場合、その混合比は、
綿状の紙:青藻=1:10であることが好ましい。この
混入量はあくまでも目安であり、基本的には、綿状にし
た紙と水中生物を攪拌棒あるいは素手でかき混ぜてその
一部を手にとったときに、水がしたたらない程度であれ
ばよく、水がしたたる場合には綿状の紙をさらに加えて
水分を吸収させることが好ましい。この様に水中生物中
の水分量に応じて、混合すべき綿状の紙の量を加減する
ことにより、水分を調整することができることも本発明
の特徴の一つである。
袋や容器に投入して混合するなどの任意の方法が用いら
れ、綿状にした紙と水中生物の合計量に応じて適宜選択
することができる。また、混合容器の大きさも容器に投
入される量に応じて変更可能である。綿状にした紙と水
中生物の混合比率は、用いられる水中生物の種類に応じ
て適宜決定される。例えば青藻の場合、その混合比は、
綿状の紙:青藻=1:10であることが好ましい。この
混入量はあくまでも目安であり、基本的には、綿状にし
た紙と水中生物を攪拌棒あるいは素手でかき混ぜてその
一部を手にとったときに、水がしたたらない程度であれ
ばよく、水がしたたる場合には綿状の紙をさらに加えて
水分を吸収させることが好ましい。この様に水中生物中
の水分量に応じて、混合すべき綿状の紙の量を加減する
ことにより、水分を調整することができることも本発明
の特徴の一つである。
【0011】上記綿状の紙と水中生物の混合物を堆肥化
するに当たっては、これらの混合物を雨などの水にさら
されない場所に放置すると、大気中に存在する好気性バ
クテリアの作用により腐食が進行し、約20〜90日で
堆肥化が完了する。図2に、これらの工程をまとめた工
程図を示す。
するに当たっては、これらの混合物を雨などの水にさら
されない場所に放置すると、大気中に存在する好気性バ
クテリアの作用により腐食が進行し、約20〜90日で
堆肥化が完了する。図2に、これらの工程をまとめた工
程図を示す。
【0012】本発明では、以上の工程により良質な堆肥
を製造することができるが、堆肥化を促進して堆肥製造
時間を短縮することを目的として、以下に示す様な工程
を包含してもよい。 (1)上記綿状の紙と水中生物の混合物に、更にバクテ
リアの栄養源である窒素などを加えてもよく、例えば硫
安などの有機窒素肥料、米ぬか、酵母菌などを混入して
もよい。 (2)上記混合物を、更に加圧圧縮させてから堆肥化さ
せてもよい。加圧圧縮する方法としては、例えば後述す
る図1に示す様なペレット製造装置を用いる方法が挙げ
られ、上記混合物を機械的に加圧圧縮して柔らかくし、
該水中生物中に含まれる水分を放出させて紙に水分を強
制的に吸収させながら、粒状に固形化させる(図3参
照)。この様な処理を行うことにより、綿状になった紙
に水分が強制的に吸収されて固形化されるので、バクテ
リアの繁殖が進行しやすい環境となり、堆肥化の時間を
短縮することができる。
を製造することができるが、堆肥化を促進して堆肥製造
時間を短縮することを目的として、以下に示す様な工程
を包含してもよい。 (1)上記綿状の紙と水中生物の混合物に、更にバクテ
リアの栄養源である窒素などを加えてもよく、例えば硫
安などの有機窒素肥料、米ぬか、酵母菌などを混入して
もよい。 (2)上記混合物を、更に加圧圧縮させてから堆肥化さ
せてもよい。加圧圧縮する方法としては、例えば後述す
る図1に示す様なペレット製造装置を用いる方法が挙げ
られ、上記混合物を機械的に加圧圧縮して柔らかくし、
該水中生物中に含まれる水分を放出させて紙に水分を強
制的に吸収させながら、粒状に固形化させる(図3参
照)。この様な処理を行うことにより、綿状になった紙
に水分が強制的に吸収されて固形化されるので、バクテ
リアの繁殖が進行しやすい環境となり、堆肥化の時間を
短縮することができる。
【0013】図1に本発明に用いられるペレット製造装
置の一例を示す。本装置は、原料投入口1、ケーシング
2、スクリュー3、電動機4、カッター5、吐出孔6、
成形ダイ7、軸受8から構成されている。まず、原料投
入口1に上記混合物を入れ、スクリュー3を電動機4で
回転させる。混合物はスクリュー3の回転によって軸方
向の力を受け、徐々に前方に移動し、成形ダイ7に到達
する。この間、混合物はスクリュー3とケーシング2の
すき間を移動する。スクリュー3のピッチが前方に進む
に従って小さくなるために、混合物が圧縮される。
置の一例を示す。本装置は、原料投入口1、ケーシング
2、スクリュー3、電動機4、カッター5、吐出孔6、
成形ダイ7、軸受8から構成されている。まず、原料投
入口1に上記混合物を入れ、スクリュー3を電動機4で
回転させる。混合物はスクリュー3の回転によって軸方
向の力を受け、徐々に前方に移動し、成形ダイ7に到達
する。この間、混合物はスクリュー3とケーシング2の
すき間を移動する。スクリュー3のピッチが前方に進む
に従って小さくなるために、混合物が圧縮される。
【0014】また、成形ダイ7に到達した混合物は、ス
クリュー3と同軸で回転するカッター5により破砕され
て、水中生物中の水分が流出する。さらに、この部分で
は、混合物は後方から送られてくる混合物により圧力が
かかり、温度上昇が生じて軟化する。混合物がある程度
軟化した段階で、吐出孔6から外への流出が始まる。流
出したものを袋あるいはバケツなどの容器に集めて堆肥
化させる。この様な工程を経て水中生物からの水分の流
出、綿状の紙への水分の吸収が積極的に行われ、堆肥化
の時間を短縮することができる。
クリュー3と同軸で回転するカッター5により破砕され
て、水中生物中の水分が流出する。さらに、この部分で
は、混合物は後方から送られてくる混合物により圧力が
かかり、温度上昇が生じて軟化する。混合物がある程度
軟化した段階で、吐出孔6から外への流出が始まる。流
出したものを袋あるいはバケツなどの容器に集めて堆肥
化させる。この様な工程を経て水中生物からの水分の流
出、綿状の紙への水分の吸収が積極的に行われ、堆肥化
の時間を短縮することができる。
【0015】(3)上記混合物を黒色の容器(例えば、
袋など)に入れて堆肥化を行ってもよい。黒色の容器に
混合物を入れ、入口を完全に密閉することにより、日光
と空気が遮断されて嫌気性バクテリアの繁殖が促進され
る。堆肥化は上記混合物を放置するだけでも進行する
が、堆肥化を促進するために、例えば特開平5−873
号公報に記載の堆肥製造装置を用いてもよい。 (4)上記混合物の水分率の調整は、パソコンなどを用
いて自動的に行うことも可能である。例えば、混合物の
水分量を測定し、該水分量が予めパソコンに設定してお
いた規定値を下回る場合には自動的に給水が行われ、一
方、該水分量が規定値を上回る場合には綿状にした紙が
自動的に供給される様なシステムが用いられる。
袋など)に入れて堆肥化を行ってもよい。黒色の容器に
混合物を入れ、入口を完全に密閉することにより、日光
と空気が遮断されて嫌気性バクテリアの繁殖が促進され
る。堆肥化は上記混合物を放置するだけでも進行する
が、堆肥化を促進するために、例えば特開平5−873
号公報に記載の堆肥製造装置を用いてもよい。 (4)上記混合物の水分率の調整は、パソコンなどを用
いて自動的に行うことも可能である。例えば、混合物の
水分量を測定し、該水分量が予めパソコンに設定してお
いた規定値を下回る場合には自動的に給水が行われ、一
方、該水分量が規定値を上回る場合には綿状にした紙が
自動的に供給される様なシステムが用いられる。
【0016】上述した様な工程を経て製造された堆肥
は、長繊維を多く含むので土の硬化が起こりにくく、作
物の根の発育を妨げることがないので、地中に含まれる
燐酸などの、作物の生育に必要なエネルギー源を十分吸
収できる。その結果、良質の作物を栽培することができ
る。以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前・後記
の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て本発
明の技術的範囲に包含される。
は、長繊維を多く含むので土の硬化が起こりにくく、作
物の根の発育を妨げることがないので、地中に含まれる
燐酸などの、作物の生育に必要なエネルギー源を十分吸
収できる。その結果、良質の作物を栽培することができ
る。以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前・後記
の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て本発
明の技術的範囲に包含される。
【0017】
実施例1 (a)新聞を解繊処理して綿状にしたもの 100kg (b)スガモ 1,000kg (c)米ぬか 40kg (d)硫安 10kg 乾式解繊装置で綿状にした(a)と(b)を、直径約1
m、高さ約60cmの円筒容器に混入した。これらを混
合した後、堆肥化を促進するために(c)と(d)を加
えた。この混合物を60日間放置すると堆肥を生成する
ことができた。
m、高さ約60cmの円筒容器に混入した。これらを混
合した後、堆肥化を促進するために(c)と(d)を加
えた。この混合物を60日間放置すると堆肥を生成する
ことができた。
【0018】実施例2 (a)新聞を解繊処理して綿状にしたもの 100kg (b)スガモ 1,000kg (c)米ぬか 40kg (d)硫安 10kg 実施例1において、(c)を加えた後にペレット製造装
置で混合物を加圧圧縮する工程を追加した点以外は実施
例1と同様に処理し、40日間放置すると堆肥を生成す
ることができた。堆肥生成日数は、実施例1に比べると
2/3に短縮することができたので、加圧圧縮処理を加
えることにより、堆肥化を促進できることが分かった。
上記実施例1および2によって生成された堆肥はいずれ
も、梨などの農作物の栽培に優れた肥料である。
置で混合物を加圧圧縮する工程を追加した点以外は実施
例1と同様に処理し、40日間放置すると堆肥を生成す
ることができた。堆肥生成日数は、実施例1に比べると
2/3に短縮することができたので、加圧圧縮処理を加
えることにより、堆肥化を促進できることが分かった。
上記実施例1および2によって生成された堆肥はいずれ
も、梨などの農作物の栽培に優れた肥料である。
【0019】
【発明の効果】本発明の方法は上記構成からなっている
ので、以下の様な効果が得られる。 (1)紙を解繊して利用しているので、生成された堆肥
は繊維質を多く含み、良質なものである。 (2)従来、堆肥化されにくいという理由で廃棄されて
いたものを堆肥材料として利用できるので、低コストで
良質な堆肥を製造することができる。 (3)ペレット製造装置を用いたり、バクテリアの栄養
源を添加したりすることにより、堆肥製造時間をより短
縮することができる。
ので、以下の様な効果が得られる。 (1)紙を解繊して利用しているので、生成された堆肥
は繊維質を多く含み、良質なものである。 (2)従来、堆肥化されにくいという理由で廃棄されて
いたものを堆肥材料として利用できるので、低コストで
良質な堆肥を製造することができる。 (3)ペレット製造装置を用いたり、バクテリアの栄養
源を添加したりすることにより、堆肥製造時間をより短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるペレット製造装置の一例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図2】本発明の堆肥の製造工程を示す工程図である。
【図3】本発明の他の堆肥の製造工程を示す工程図であ
る。
る。
1 原料投入口 2 ケーシング 3 スクリュー 4 電動機 5 カッター 6 吐出孔 7 成形ダイ 8 軸受
Claims (4)
- 【請求項1】 解繊して綿状にした紙を水中生物または
その遺体と混合し、その混合物を堆肥化することを特徴
とする堆肥の製造方法。 - 【請求項2】 前記混合物を加圧圧縮してから堆肥化す
る請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 前記水中生物が、主として青藻である請
求項1または2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記水中生物の遺体が、主として魚の頭
部または尾である請求項1または2に記載の製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31382693A JPH07165480A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 堆肥の製造方法 |
DE19944444285 DE4444285C2 (de) | 1993-12-14 | 1994-12-13 | Vorrichtung zum Formen von Abfallpapier enthaltendem Fasermaterial und deren Verwendung |
GB9425148A GB2285407A (en) | 1993-12-14 | 1994-12-13 | Apparatus for molding fibrous material containing waste paper |
KR1019940034199A KR0140821B1 (ko) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | 섬유질 물질의 성형장치 및 농업재료 |
US08/355,961 US5629034A (en) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | Apparatus for molding fibrous material mainly containing waste paper and agricultural material |
AU80466/94A AU679278B2 (en) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | Apparatus for molding fibrous material mainly containing waste paper and agricultural material |
US08/960,354 USRE36232E (en) | 1993-12-14 | 1997-10-29 | Apparatus for molding fibrous material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31382693A JPH07165480A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 堆肥の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165480A true JPH07165480A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18045983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31382693A Pending JPH07165480A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 堆肥の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165480A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996009270A1 (fr) * | 1994-09-20 | 1996-03-28 | Konishi, Toshiaki | Engrais organique brut comportant de la fibre vegetale, son procede de production et son appareil de traitement |
CN113951155A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-01-21 | 潍坊齐奥干燥设备科技有限公司 | 具有自动调节功能的养殖发酵床 |
CN115025859A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-09-09 | 樊平 | 农林废物破碎挤压处理装置 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31382693A patent/JPH07165480A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996009270A1 (fr) * | 1994-09-20 | 1996-03-28 | Konishi, Toshiaki | Engrais organique brut comportant de la fibre vegetale, son procede de production et son appareil de traitement |
AU699717B2 (en) * | 1994-09-20 | 1998-12-10 | Kiyofumi Hashimoto | Organic raw fertilizer stuffed with plant fibers and method and processing equipment for production of the same |
CN113951155A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-01-21 | 潍坊齐奥干燥设备科技有限公司 | 具有自动调节功能的养殖发酵床 |
CN115025859A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-09-09 | 樊平 | 农林废物破碎挤压处理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021210 |