JP2003310288A - エタノールの製造方法および生物担持体 - Google Patents

エタノールの製造方法および生物担持体

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JP2003310288A
JP2003310288A JP2002127690A JP2002127690A JP2003310288A JP 2003310288 A JP2003310288 A JP 2003310288A JP 2002127690 A JP2002127690 A JP 2002127690A JP 2002127690 A JP2002127690 A JP 2002127690A JP 2003310288 A JP2003310288 A JP 2003310288A
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biological carrier
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sugar
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Nobukazu Suzuki
信和 鈴木
Kentaro Matsunaga
健太郎 松永
Hideshige Moriyama
英重 森山
Hiroko Onoda
裕子 小野田
Hirosuke Ohata
博資 大畑
Terubumi Matsumoto
光史 松本
Tadashi Matsunaga
是 松永
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Electric Power Development Co Ltd
Toshiba Corp
Tokyo University of Agriculture and Technology NUC
Tokyo University of Agriculture
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Electric Power Development Co Ltd
Toshiba Corp
Tokyo University of Agriculture and Technology NUC
Tokyo University of Agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海洋で成長した藻類や海洋性植物から効率よ
くエタノールを製造することができ、廃棄された灰のリ
サイクルをも可能にしたエタノールの製造方法および生
物担持体を提供すること。 【解決手段】 藻類や海洋性植物取出工程1で生物担持
体から藻類を分離して取り出し、取り出した藻類をデン
プン質取出工程2で海洋で成長した藻類や海洋性植物を
加熱してデンプン質を取り出して糖質生成工程3に搬送
する。この糖質生成工程3は、デンプン質にアミラーゼ
産生海洋微生物を添加して糖質を生成し、続いて耐塩性
酵母を添加してエタノールを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種海洋性藻類や
各種海洋性植物から効率的にエタノールを製造するエタ
ノールの製造方法および生物担持体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般ごみの焼却によって生じる焼却灰
や、石炭火力発電により多量に生じる石炭灰について
は、その処理方法が問題とされている。特に焼却灰につ
いては、その殆どが産業廃棄物として埋め立て処理され
てきたが、土地の確保や土壌汚染の問題等により、埋め
立て以外の処理方法、出来れば更に付加価値のある製品
への加工などのリサイクルが強く求められている。
【0003】その中で、上記灰類の焼結体は、藻類等植
物の生育に有効な適度な多孔性を有することから、各種
菌類・淡水性および海洋性植物の担持体としての応用が
検討されている。中でも石炭灰の利用については、既に
漁礁や藻類養殖の培地として、既存のコンクリートブロ
ックの代用として海中に沈める等の活用方法が提案され
てきたが、より効率的に海洋や河川で植物を育成するた
めの材料としての応用は、未だ十分ではない。
【0004】一方、藻類の養殖については、海表面付近
で生育させた藻類を回収することで成り立っているが、
生育速度が早い一方で、限定された海域での生育が難し
く生育密度が低い事、また回収に手間がかかる事が大き
な問題点となっていた。
【0005】この問題点を解決する手段として、特開平
11−243943には藻類培養媒体が提案され、石炭
灰、焼却灰、その他の無機質材料を利用して空気中のC
を吸収し固定すると共に、藻類をアルコールの原料
として使用する用途が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼却灰
や石炭灰などが多量に排出されるため、高効率で有効資
源化でき工業化が可能なリサイクル技術の確立が要求さ
れている。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたものであり、海洋で成長した藻類や海洋性
植物から効率よくエタノールを製造することができ、か
つ廃棄された灰のリサイクルを可能にしたエタノールの
製造方法および生物担持体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により効率よくエタノール
を製造することができ、廃棄された灰のリサイクルを可
能にした担持体を用いて培養した藻類や海洋性植物から
のエタノールの製造方法および生物担持体を提案するも
のである。
【0009】請求項1記載のエタノールの製造方法は、
海洋で成長した藻類や海洋性植物を加熱してデンプン質
を取り出すデンプン質取出工程と、前記デンプン質にア
ミラーゼ産生海洋微生物を混合して糖質を生成する糖質
生成工程と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備し
てなることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、海洋で成長
した藻類や海洋性植物を加熱してデンプン質を取り出す
デンプン質取出工程と、前記デンプン質にアミラーゼ産
生海洋微生物を混合して糖質を生成する糖質生成工程
と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備するので、
海洋で成長した藻類や海洋性植物から効率よくエタノー
ルを製造することができる。
【0011】請求項2記載のエタノールの製造方法は、
生物担持体に付着培養させた藻類を加熱してデンプン質
を取り出すデンプン質取出工程と、前記デンプン質にア
ミラーゼ産生海洋微生物を混合して糖質を生成する糖質
生成工程と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備し
てなることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、生物担持体
に付着培養させた藻類を加熱してデンプン質を取り出す
デンプン質取出工程と、前記デンプン質にアミラーゼ産
生海洋微生物を混合して糖質を生成する糖質生成工程
と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備するので、
海洋で成長した藻類や海洋性植物から効率よくエタノー
ルを製造することができる。
【0013】請求項3記載のエタノールの製造方法は、
海洋で成長した藻類や海草を可溶化してデンプン質を取
り出すデンプン質取出工程と、前記デンプン質にアミラ
ーゼ産生海洋微生物を直接作用させて糖質を生成する糖
質生成工程と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備
してなることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、海洋で成長
した藻類や海草を可溶化してデンプン質を取り出すデン
プン質取出工程と、前記デンプン質にアミラーゼ産生海
洋微生物を直接作用させて糖質を生成する糖質生成工程
と、前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備するので、
海洋で成長した藻類や海洋性植物から効率よくエタノー
ルを製造することができる。
【0015】請求項4記載のエタノールの製造方法は、
請求項1乃至3のいずれか1項記載のエタノールの製造
方法において、前記藻類や海草を加熱する温度は、10
0℃以上の可溶化温度であることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明によれば、藻類や海草
を加熱する温度は、100℃以上の可溶化温度であるの
で、藻類や海草からデンプン質を効率よく取り出すこと
ができる。
【0017】請求項5記載のエタノールの製造方法は、
請求項1乃至4のいずれか1項記載のエタノールの製造
方法において、前記藻類や海草は、細胞破砕したもので
あることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、藻類や海草
は、細胞破砕したものであるので、デンプン質を効率よ
く取り出すことができる。
【0019】請求項6記載のエタノールの製造方法は、
請求項1乃至5のいずれか1項記載のエタノールの製造
方法において、前記アミラーゼ産生海洋微生物は、耐塩
性アミラーゼを含有することを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明によれば、アミラーゼ
産生海洋微生物は、耐塩性アミラーゼを含有するので、
藻類中に海水成分が残留していても効率よく作用し、糖
質を生成することができる。
【0021】請求項7記載のエタノールの製造方法は、
請求項2記載のエタノールの製造方法において、前記生
物担持体は、石炭灰、焼却灰、火山灰、汚泥処理灰、コ
ークス、高炉スラグ、シラスバルーン、又はこれらの混
合物からなる多孔質粒子を一部または全部に混在させた
ものであることを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明によれば、生物担持体
は、石炭灰、焼却灰、火山灰、汚泥処理灰、コークス、
高炉スラグ、シラスバルーン、又はこれらの混合物から
なる多孔質粒子を一部または全部に混在させたものであ
るので、廃棄物の有効資源化が可能である。
【0023】請求項8記載のエタノールの製造方法は、
請求項2記載のエタノールの製造方法において、前記生
物担持体は、石炭灰、焼却灰、火山灰、汚泥処理灰、コ
ークス、高炉スラグ、シラスバルーン、又はこれらの混
合物を含む多孔質粒子を混在させたものであることを特
徴とする。
【0024】請求項8記載の発明によれば、生物担持体
は、石炭灰、焼却灰、火山灰、汚泥処理灰、コークス、
高炉スラグ、シラスバルーン、又はこれらの混合物を含
む多孔質粒子を混在させたものであるので、廃棄物の有
効資源化が可能である。
【0025】請求項9記載のエタノールの製造方法は、
請求項2又は8記載のエタノールの製造方法において、
前記生物担持体は、木材の端材や貝殻等の生物由来材料
(バイオマス)を含む多孔質粒子を混在させたものであ
ることを特徴とする。
【0026】請求項9記載の発明によれば、生物担持体
は、木材の端材や貝殻等の生物由来材料(バイオマス)
を含む多孔質粒子を混在させたものであるので、担持体
は生物との親和性が強く、藻類を強固に付着させ、効率
よく育成させる事ができる。
【0027】請求項10記載のエタノールの製造方法
は、請求項2、8又は9記載のエタノールの製造方法に
おいて、前記生物担持体は、水面での浮遊性を有するも
のであることを特徴とする。
【0028】請求項10記載の発明によれば、生物担持
体は、水面での浮遊性を有するものであるので、生物担
持体は、効率よく太陽光を吸収でき、かつ炭酸ガスも十
分に吸収できるため、藻類を効率よく生育させることが
できる。
【0029】請求項11記載のエタノールの製造方法
は、請求項2、8乃至10のいずれか1項記載のエタノ
ールの製造方法において、前記生物担持体は、脱重金属
処理又は重金属溶出防止処理された多孔質粒子が混在さ
れたものであることを特徴とする。
【0030】請求項11記載の発明によれば、生物担持
体は、脱重金属処理又は重金属溶出防止処理された多孔
質粒子が混在されたものであるので、周辺の生態系に悪
影響を与えずに藻類を効率よく生育させる生物担持体を
作成することができる。さらに、製造されたエタノール
に重金属が含まれることがない。
【0031】請求項12記載のエタノールの製造方法
は、請求項2、8乃至11のいずれか1項記載のエタノ
ールの製造方法において、前記生物担持体は、藻類を培
養し、藻類を分離した後、再度藻類の培養用として使用
したものであることを特徴とする。
【0032】請求項13記載のエタノールの製造方法
は、請求項2、8乃至12のいずれか1項記載のエタノ
ールの製造方法において、前記生物担持体は、藻類を培
養し、藻類を分離した後、破砕した微粉末を一部又は全
部用いて形成した前記多孔質粒子を混在させたものであ
ることを特徴とする。
【0033】請求項12,13記載の発明によれば、生
物担持体は、藻類を分離した後、再度藻類の培養用とし
て使用するので、植物や菌体への親和性が高く、既に部
分的に菌体や植物を表面・内部に含む既使用の多孔質粒
子またはその断片を担持体に含むため、短期間で藻類を
効率よく育成することができる。
【0034】請求項14記載のエタノールの製造方法
は、請求項2、8乃至13のいずれか1項記載のエタノ
ールの製造方法において、前記生物担持体は、多孔質体
を構成する前記多孔質粒子と共に藻類の生育を促す物質
を有するカプセルとをバインダによって固定したもので
あることを特徴とする。
【0035】請求項14記載の発明によれば、生物担持
体は、多孔質体を構成する前記多孔質粒子と共に藻類の
生育を促す物質を有するカプセルとをバインダによって
固定したものであるので、上記生物担持体は、栄養分を
担持体周辺に散逸させることなく、担持体上で培養する
藻類に選択的にかつ長期にわたって供給することがで
き、海洋性藻類を効率よく育成することができる。
【0036】請求項15記載のエタノールの製造方法
は、請求項1乃至14のいずれか1項記載のエタノール
の製造方法において、前記藻類は、高デンプン質含有の
緑藻類であることを特徴とする。
【0037】請求項15記載の発明によれば、藻類は、
高デンプン質含有の緑藻類であるので、藻類からエタノ
ールを高効率で製造することができる。
【0038】請求項16記載のエタノールの製造方法
は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のエタノールの
製造方法において、前記糖質の発酵は、耐塩基性酵母又
は海洋性酵母であることを特徴とする。
【0039】請求項16記載の発明によれば、糖質の発
酵は、耐塩基性酵母又は海洋性酵母であるので、海洋で
成長した藻類や海洋性植物から取り出したデンプン質に
海水が多少含まれていても高効率で発酵させることがで
きる。
【0040】請求項17記載の生物担持体は、海洋植物
や藻類を担持する多孔質粒子と、藻類の生育を促す物質
を有するカプセルとをバインダによって固化されてなる
ことを特徴とする。
【0041】請求項17記載の発明によれば、海洋植物
や藻類を担持する多孔質粒子と、藻類の生育を促す物質
を有するカプセルとをバインダによって固化されてなる
生物担持体であるので、上記生物担持体は、栄養分を担
持体周辺に散逸させることなく、担持体上で培養する藻
類に選択的にかつ長期にわたって供給することができ、
海洋性藻類を効率よく育成することができる。
【0042】請求項18記載の生物担持体は、請求項1
6記載の生物担持体において、前記藻類の生育を促す物
質は、無機栄養素であることを特徴とする。
【0043】請求項18記載の発明によれば、藻類の生
育を促す物質は、無機栄養素であるので、海洋において
光合成により藻類を効率よく生育することができる。
【0044】請求項19記載の生物担持体は、請求項1
7記載の生物担持体において、前記カプセルは、無機栄
養素がポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、などの樹脂材
料や生体分解性プラスチックの膜で包まれていることを
特徴とする。
【0045】請求項19記載の発明によれば、カプセル
は、無機栄養素がポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、な
どの樹脂材料や生体分解性プラスチックの膜で包まれて
いるので、この生物担持体においては、栄養分を担持体
周辺に散逸させることなく、担持体上で培養する藻類に
選択的にかつ長期にわたって供給することができ、海洋
性藻類を効率よく育成することができる。
【0046】海洋で成長した藻類および植物は、海洋に
て光合成により成長した藻類および植物である。アミラ
ーゼ産生海洋微生物は、アミラーゼ産生海洋バクテリア
とも言い、可溶化したデンプン質に添加して酵素を発生
させ、この酵素の作用によりデンプン質を糖化する。
【0047】海洋で成長した藻類又は海洋性植物は、糖
化工程において海水成分が多少残留するため、酵素とし
て通常のアミラーゼの添加では糖化しないか僅かである
が、アミラーゼ産生海洋微生物を使用することにより、
海水成分が多少存在しても高効率で糖化することができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るエタノールの
製造方法の実施形態を図1および図2を参照して説明す
る。図1はエタノールの製造方法の工程順を説明するた
めのフローチャートであり、図2は、図1の実施例であ
る。
【0049】この実施形態のエタノールの製造方法は、
海洋で成長した藻類や海洋性植物など取り出す藻類や海
洋性植物取出工程1と、海洋で成長した藻類や海洋性植
物を加熱してデンプン質を取り出すデンプン質取出工程
2と、デンプン質にアミラーゼ産生海洋微生物を混合し
て糖質を生成する糖質生成工程3と、前記糖質を発酵さ
せる発酵工程4とからエタノールを製造する方法であ
る。
【0050】藻類や海洋性植物取出工程1は、例えば生
物担持体から藻類を分離する工程である。藻類や海洋性
植物は、生物担持体に海洋で光合成により培養した藻類
や、海洋で育成された海草である。生物担持体は、藻類
を培養するための培養媒体である。生物担持体に培養し
た藻類は、例えば、藻類が培養された生物担持体をミキ
サーに掛けて撹拌することにより互いに擦りあって藻類
を掻き落とすことにより生物担持体から分離される。ま
た、熱水をかけて生物担持体と藻類を分離する事もでき
る。
【0051】分離された藻類は、デンプン質取出工程2
に搬入される。デンプン質取出工程2は、細胞破砕工程
の後、熱処理工程を行う。細胞破砕工程は、例えばブレ
ンダに分離された藻類を入れて細胞破砕させ細胞を破り
柔らかくし、デンプン質を取り出しやすくする。次の熱
処理工程は、100℃以上で行なわれ、この工程の最適
条件は120℃で5分間である。この熱処理により、藻
類中に含まれているデンプン質を取り出すことができる
(これを、可溶化と言う)。この熱水は、滅菌作用も有
する。
【0052】可溶化されたデンプン質は、糖質生成工程
3に搬入される。糖質生成工程3は、図2に示す反応器
21にて藻類のデンプン質を糖化する工程である。可溶
化されたデンプン質は、反応器21の上蓋23に設けら
れた投入口24から搬入される。
【0053】可溶化されたデンプン質が搬入された反応
器21内にアミラーゼ産生海洋微生物を添加し、デンプ
ン質は、室温にて、反応時間例えば4〜5時間で、撹拌
翼22を回転させて撹拌され糖質が生成される。この回
転速度は、300回転/分以下が望ましい。アミラーゼ
産生海洋微生物は、反応器21の上蓋23に設けられた
投入口25から搬入される。
【0054】糖質生成工程3終了後、同一反応器21内
にて発酵工程4が行われる。発酵工程4は、糖質が生成
された反応器21内に、酵母として耐塩性酵母又は海洋
性酵母が添加され、撹拌翼22を回転させて発酵反応で
行われる。
【0055】撹拌翼22の回転速度は、300回転/分
以下が望ましい。反応温度は、室温〜50℃であればよ
く、35℃〜40℃が好適である。反応時間は、4〜5
時間が望ましい。このような発酵工程4の結果、エタノ
ールが製造される。製造されたエタノールは、必要に応
じて蒸留される。
【0056】即ち、エタノール製造フローは次の通りで
ある。まず、デンプン質取出工程2で、得られた藻類を
物理的に破砕し、これを120℃で熱処理することによ
り藻類中に含まれるデンプン質を取り出す(デンプン質
の可溶化、同時に滅菌もする)。次に、糖質生成工程3
で可溶化したデンプン質を反応器21に投入し、アミラ
ーゼを産生する海洋微生物を添加し、該アミラーゼによ
ってデンプン質を糖化する。次に、発酵工程4でこの反
応器21内に耐塩性酵母を添加し発酵させることによ
り、糖質をエタノールに転換する。このようにしてエタ
ノールを製造する。
【0057】本実施形態によれば、生物担持体31を用
いて付着培養した藻類中のデンプン質に、糖質生成工程
3で海洋アミラーゼ産生微生物を直接作用させることに
より、高効率で糖化が行われる。また、糖質生成工程3
は、生物担持体31を用いて付着培養した藻類中の可溶
化されたデンプン質に、海洋アミラーゼ生産微生物を直
接作用させるので、海水成分をとるための工程を省略す
ることができ、効率化が図れる。
【0058】さらに、発酵工程4において、耐塩性アミ
ラーゼ・耐塩性酵母を用いるため、藻類の採取持に含ま
れる海水成分の混入があっても効率よく発酵反応が進行
する。海洋アミラーゼ産生微生物は、海洋バクテリアや
海洋に生息する古細菌などのバクテリアで通常見出され
る微生物である。
【0059】次に、藻類を培養する生物担持体の実施形
態を、図3を参照して説明する。海洋性植物や藻類を付
着培養する性質を有する複数の多孔質粒子30から構成
される生物担持体31の表面に、海洋での培養により付
着させた藻類32が被覆される。生物担持体31を構成
する多孔質粒子の平均粒径は、約0.01〜1mmで、
予め溶融処理にて重金属成分を分離除去した石炭灰また
は焼却灰を主成分として800〜1200℃で焼結する
ことにより形成されている。作成した生物担持体31か
らの鉛やクロム等の溶出は、環境基準値以下となってい
る。
【0060】また多孔質粒子30の材料としては、他に
火山灰、汚泥処理灰、コークス、高炉スラグ、シラスバ
ルーン、或いは木材の端材や貝殻等の生物由来材料(バ
イオマス)等の廃棄物を用いて形成することができる。
【0061】また、生物担持体は、上記方法で藻類を剥
離した後に回収し、反応残さを表面から掻き取り再び海
域に散布することもできる他、回収後に表面に付着した
反応残さごと粉砕して、肥料や土質改良材、RDF(廃
棄物固形化燃料)発電の燃料等として再利用することも
できる。また、表面の反応残さを回収後、担持体を粉砕
し、焼却灰や石炭灰と混合して再び焼結して多孔質粒子
を形成してもよい。
【0062】次に、図3の他の実施形態を、図4を用い
て説明する。図3と同一部分については、同一符号を付
与して、その詳細な説明は、重複するので省略する。
【0063】本実施形態は、海洋性藻類を付着培養する
生物担持体31が、複数の多孔質粒子30、鉄イオンと
硝酸塩を含む栄養塩を内包するカプセル35、及びこれ
らを相互に接着し固定するバインダー36から構成され
るケースである。多孔質粒子30の平均粒径は約0.0
1〜1mmで、予め溶融処理にて重金属成分を分離除去
した石炭灰または焼却灰を主成分として800〜120
0℃で焼結した多孔質体から形成されている。生物担持
体31からの鉛やクロム等の溶出は、環境基準値以下と
なっている。
【0064】多孔質粒子30は予め目的の大きさに加工
処理してもよく、塊状に生成したバルクを粉砕・分級し
て用いてもよい。またこれらの多孔質粒子30は、火山
灰、汚泥処理灰、コークス、高炉スラグ、シラスバルー
ン、或いは木材の端材や貝殻等の生物由来材料(バイオ
マス)等を用いてもよい。
【0065】生物担持体31は、多孔質粒子30に、鉄
分や硝酸塩等の栄養分を含む水溶液を含浸させ、さらに
多孔質粒子30の周囲にカプセル35を散布して、バイ
ンダー(熱可塑性樹脂)36を用い相互に固定したもの
である。このカプセル35は、多孔質粒子30に含浸し
た鉄分や硝酸塩等の栄養分を含む水溶液と同じ組成、あ
るいはそれに準じ、藻類の生育に必要な無機栄養素を含
む水溶液を、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロースなどの樹
脂材料や生体分解性プラスティック等の膜で包んでなる
ものである。
【0066】即ち、カプセル35表面の膜は、ポリ酢酸
ビニル、酢酸セルロースなどの樹脂材料や生体分解性プ
ラスティック等の膜である。カプセル35内には、多孔
質粒子30に含浸した鉄分や硝酸塩等の栄養分を含む水
溶液と同じ組成、あるいはそれに準じ、藻類の生育に必
要な無機栄養素を含む水溶液が収納されている。
【0067】カプセル35の膜は、膜の厚みに幅を持た
せる事により、栄養分を含む水溶液がカプセル35の外
側に染み出す時間をずらし、より効果的に長時間にわた
って藻類を育成する事が出来る。
【0068】生物担持体31の製造過程は、複数の多孔
質粒子30とカプセル35、バインダー36の材料を混
合して全体を固化させた後、適当な大きさに分割して生
物担持体31を製造する工程である。この生物担持体3
1の形状は、球状、塊状の他にも立方体、円柱、円筒状
など、任意の形態に成形が可能である。
【0069】本実施形態によれば、各種海洋性藻類の良
好な培地となる多孔質粒子30を、バインダー36によ
り安価かつ強固に固定したので、栄養分を生物担持体3
1の周辺に散逸させることなく、生物担持体31の表面
に培養する藻類に、選択的かつ長期にわたって供給する
ことことができる。さらに、海洋性藻類を効率よく生育
させるための生物担持体31を容易に作成する事ができ
る。
【0070】多孔質粒子30の一部または全部に、脱重
金属処理、あるいは重金属溶出防止処理を施す手段は、
次のようにして実施することができる。火山灰、汚泥処
理灰、コークス、高炉スラグ、シラスバルーンなどの焼
却灰をブリケット状に加工する。ブリケット状成形体
は、窒素ガス雰囲気中で1550℃〜1650℃の温度
で溶融することによりダイオキシンは、熱分解して無害
化される。焼却灰を完全に融解した後、水中に投入され
ると、無機質スラグと分離した金属成分は還元されて融
液として底部に留まる。底部の金属成分は分離して取り
除かれる。このようにして得られた無機質材料を多孔質
粒子30として利用する。
【0071】上記生物担持体31は、石炭灰や焼却灰等
の多孔質粒子の材料に含まれる鉛やクロム等の重金属分
について、予め取り除く処理、あるいは溶出を防止する
処理を施すことにより、周辺の生態系に悪影響を与えず
に藻類を効率よく生育させることができる。
【0072】このようにして製造するエタノールの製造
工程を図式化した図が図5に示されている。図51は、
生物担持体31を海面に浮上させて藻類32を、太陽光
を利用した光合成により培養している状態を示してい
る。この右側には、藻類が付着培養された生物担持体3
1からデンプン質が蓄積された藻類32を分離した状態
が図示されている。さらに、藻類が分離された生物担持
体31は、再利用され海面に浮上される状態が示されて
いる。
【0073】分離されたデンプン質蓄積藻類は、パイプ
などの搬送手段により反応器21内に搬入される。この
反応器21内でのプロセスが下欄52に示されている。
この下欄52には、図1の海洋で成長した藻類や海洋性
植物など取り出す藻類や海洋性植物取出工程1と、海洋
で成長した藻類や海洋性植物を加熱してデンプン質を取
り出すデンプン質取出工程2と、デンプン質にアミラー
ゼ産生海洋微生物を混合して糖質を生成する糖質生成工
程3と、前記糖質を発酵させる発酵工程4と、蒸留工程
53とを経てエタノール54が製造されるプロセスが記
載されている。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
海洋で成長した藻類や海洋性植物から効率よくエタノー
ルを製造することができる。さらに廃棄された灰のリサ
イクルが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエタノールの製造方法の実施形
態をを工程順に説明するためのフローチャート。
【図2】図1の実施例を説明するための図。
【図3】生物担持体の藻類付着状況を説明するための平
面図。
【図4】図3の他の実施例を説明するための平面図。
【図5】図1および図2のエタノールの製造工程を図式
化した説明図。
【符号の説明】
1…藻類や海洋性植物取出工程、2…デンプン質取出工
程、3…糖質生成工程、4…発酵工程、21…反応器、
22…撹拌翼、23…反応器上蓋、24…投入口、30
…多孔質粒子、31…生物担持体、32…藻類、35…
カプセル、36…バインダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 信和 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 松永 健太郎 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 森山 英重 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 小野田 裕子 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 大畑 博資 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源開 発株式会社内 (72)発明者 松本 光史 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源開 発株式会社内 (72)発明者 松永 是 東京都小金井市中町2−24−16 Fターム(参考) 4B064 AC03 CA06 CA36 CB01 CC03 CD19 DA16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋で成長した藻類や海洋性植物を加熱
    してデンプン質を取り出すデンプン質取出工程と、 前記デンプン質にアミラーゼ産生海洋微生物を混合して
    糖質を生成する糖質生成工程と、 前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備してなることを
    特徴とするエタノールの製造方法。
  2. 【請求項2】 生物担持体に付着培養させた藻類や海洋
    性植物を加熱してデンプン質を取り出すデンプン質取出
    工程と、 前記デンプン質にアミラーゼ産生海洋微生物を混合して
    糖質を生成する糖質生成工程と、 前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備してなることを
    特徴とするエタノールの製造方法。
  3. 【請求項3】 海洋で成長した藻類や海洋性植物を可溶
    化してデンプン質を取り出すデンプン質取出工程と、 前記デンプン質にアミラーゼ産生海洋微生物を直接作用
    させて糖質を生成する糖質生成工程と、 前記糖質を発酵させる発酵工程とを具備してなることを
    特徴とするエタノールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記藻類や海洋性植物を加熱する温度
    は、100℃以上の可溶化温度であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項記載のエタノールの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記藻類や海洋性植物は、細胞破砕した
    ものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1記載のエタノールの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アミラーゼ産生海洋微生物は、耐塩
    性アミラーゼを含有することを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項記載のエタノールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記生物担持体は、石炭灰、焼却灰、火
    山灰、汚泥処理灰、コークス、高炉スラグ、シラスバル
    ーン、又はこれらの混合物からなる多孔質粒子を一部ま
    たは全部に混在させたものであることを特徴とする請求
    項2記載のエタノールの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記生物担持体は、石炭灰、焼却灰、火
    山灰、汚泥処理灰、コークス、高炉スラグ、シラスバル
    ーン、又はこれらの混合物を含む多孔質粒子を混在させ
    たものであることを特徴とする請求項2記載のエタノー
    ルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記生物担持体は、木材の端材や貝殻等
    の生物由来材料(バイオマス)を含む多孔質粒子を混在
    させたものであることを特徴とする請求項2又は8記載
    のエタノールの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記生物担持体は、水面での浮遊性を
    有するものであることを特徴とする請求項2、8又は9
    記載のエタノールの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記生物担持体は、脱重金属処理又は
    重金属溶出防止処理された多孔質粒子が混在されたもの
    であることを特徴とする請求項2、8乃至10のいずれ
    か1項記載のエタノールの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記生物担持体は、藻類を培養し、藻
    類を分離した後、再度藻類の培養用として使用したもの
    であることを特徴とする請求項2、8乃至11記載のい
    ずれか1項記載のエタノールの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記生物担持体は、藻類を培養し、藻
    類を分離した後、破砕した微粉末を一部又は全部用いて
    形成した前記多孔質粒子を混在させたものであることを
    特徴とする請求項2、8乃至12のいずれか1項記載の
    エタノールの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記生物担持体は、多孔質体を構成す
    る前記多孔質粒子と共に藻類の生育を促す物質を有する
    カプセルとをバインダによって固定したものであること
    を特徴とする請求項2、8乃至13のいずれか1項記載
    のエタノールの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記藻類は、高デンプン質含有の緑藻
    類であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか
    1記載のエタノールの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記糖質の発酵を、耐塩基性酵母又は
    海洋性酵母で行うことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1記載のエタノールの製造方法。
  17. 【請求項17】 海洋性植物や藻類を担持する多孔質粒
    子と、藻類の生育を促す物質を有するカプセルとをバイ
    ンダによって固化されてなることを特徴とする生物担持
    体。
  18. 【請求項18】 前記藻類の生育を促す物質は、無機栄
    養素であることを特徴とする請求項17記載の生物担持
    体。
  19. 【請求項19】 前記カプセルは、無機栄養素をポリ酢
    酸ビニル、酢酸セルロース、などの樹脂材料や生体分解
    性プラスチックの膜で包んでなることを特徴とする請求
    項17記載の生物担持体。
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