JPH07165375A - エレベーターシステム - Google Patents
エレベーターシステムInfo
- Publication number
- JPH07165375A JPH07165375A JP5313578A JP31357893A JPH07165375A JP H07165375 A JPH07165375 A JP H07165375A JP 5313578 A JP5313578 A JP 5313578A JP 31357893 A JP31357893 A JP 31357893A JP H07165375 A JPH07165375 A JP H07165375A
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- JP
- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的構造が簡単で、かつ低コストの熱画像
検出手段を用いたシステムでエレベーターホールの人体
を検出し、効率的な運転制御を行うエレベーターシステ
ムを提供する。 【構成】 熱画像検出手段２は、エレベーターホール
の温度分布を計測して熱画像データを出力する。この熱
画像データに基づいてエレベーターホールにおける利用
者Ｍの位置，動き及び人数が検出される。
検出手段を用いたシステムでエレベーターホールの人体
を検出し、効率的な運転制御を行うエレベーターシステ
ムを提供する。 【構成】 熱画像検出手段２は、エレベーターホール
の温度分布を計測して熱画像データを出力する。この熱
画像データに基づいてエレベーターホールにおける利用
者Ｍの位置，動き及び人数が検出される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱画像検出手段を用い
てエレベーターホールでエレベーターを待っている利用
者の数，位置を検出して効率的にエレベーターを運転制
御するエレベーターシステムに関するものである。
てエレベーターホールでエレベーターを待っている利用
者の数，位置を検出して効率的にエレベーターを運転制
御するエレベーターシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベーターシステムにおける利
用者の検出手段としては、ＣＣＤカメラの画像をもとに
画像処理を行い、人体を検出する方法が実用化されてい
る。
用者の検出手段としては、ＣＣＤカメラの画像をもとに
画像処理を行い、人体を検出する方法が実用化されてい
る。
【０００３】また、複数のエレベーターを備えたエレベ
ーターシステムにおいては、エレベーターが１箇所に集
中することを防ぐためファジー理論を応用した制御が行
われている。
ーターシステムにおいては、エレベーターが１箇所に集
中することを防ぐためファジー理論を応用した制御が行
われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＣＣＤ
カメラを用いたシステムは、ＣＣＤカメラが高価であ
り、さらに画像処理も複雑なものとなる。
カメラを用いたシステムは、ＣＣＤカメラが高価であ
り、さらに画像処理も複雑なものとなる。
【０００５】また、ファジー理論の応用だけでは各階で
のエレベーターの利用者数に対応させた最適制御ができ
ない。
のエレベーターの利用者数に対応させた最適制御ができ
ない。
【０００６】本発明の目的は、比較的構造が簡単で、か
つ低コストの熱画像検出手段を用いたシステムでエレベ
ーターホールの利用者を検出し、効率的な運転制御を行
うエレベーターシステムを提供するものである。
つ低コストの熱画像検出手段を用いたシステムでエレベ
ーターホールの利用者を検出し、効率的な運転制御を行
うエレベーターシステムを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第１の手段は、エレベーターホールでエレ
ベーターを待っている利用者を検出するための熱画像検
出手段をエレベーターホールに配置したことを特徴とす
る。
に、本発明の第１の手段は、エレベーターホールでエレ
ベーターを待っている利用者を検出するための熱画像検
出手段をエレベーターホールに配置したことを特徴とす
る。
【０００８】さらに、第２の手段は、前記熱画像検出手
段を直線軸上に１次元に配置された焦電型薄膜熱検出素
子群と、前記焦電型薄膜熱検出素子群と一体になった光
学系と、前記直線軸に対して平行または一定角度傾斜し
た回転軸を中心として前記焦電型薄膜熱検出素子群及び
前記光学系を回転させる回転機構と、焦電型薄膜熱検出
素子群からの時系列的な検出信号によって２次元画像を
形成する信号処理部とを備えたことを特徴とする。
段を直線軸上に１次元に配置された焦電型薄膜熱検出素
子群と、前記焦電型薄膜熱検出素子群と一体になった光
学系と、前記直線軸に対して平行または一定角度傾斜し
た回転軸を中心として前記焦電型薄膜熱検出素子群及び
前記光学系を回転させる回転機構と、焦電型薄膜熱検出
素子群からの時系列的な検出信号によって２次元画像を
形成する信号処理部とを備えたことを特徴とする。
【０００９】さらに、第３の手段は、前記信号処理部が
形成した２次元画像から利用者を検出する人体判定手段
を備えたことを特徴とする。
形成した２次元画像から利用者を検出する人体判定手段
を備えたことを特徴とする。
【００１０】さらに、第４の手段は、前記人体判定手段
が検出した各階でのそれぞれの利用者数に対応させて、
複数の前記エレベーターのそれぞれの優先運転方向及び
優先停止階を設定する運転制御手段を備えたことを特徴
とする。
が検出した各階でのそれぞれの利用者数に対応させて、
複数の前記エレベーターのそれぞれの優先運転方向及び
優先停止階を設定する運転制御手段を備えたことを特徴
とする。
【００１１】さらに、第５の手段は、前記人体判定手段
が検出した利用者の位置から前記エレベーターの扉に利
用者が近接したことを検出する扉近接者検出手段を備え
たことを特徴とする。
が検出した利用者の位置から前記エレベーターの扉に利
用者が近接したことを検出する扉近接者検出手段を備え
たことを特徴とする。
【００１２】さらに、第６の手段は、前記エレベーター
ホールで前記熱画像検出手段が走査する領域を設定する
検出領域設定手段を備えたことを特徴とする。
ホールで前記熱画像検出手段が走査する領域を設定する
検出領域設定手段を備えたことを特徴とする。
【００１３】さらに、第７の手段は、前記人体判定手段
が検出した各階での複数の前記エレベーター前のそれぞ
れの利用者数及び複数のエレベーターのそれぞれの運転
方向に対応させて上階に移動する利用者数と下階に移動
する利用者数とを予測する予測手段を備えたことを特徴
とする。
が検出した各階での複数の前記エレベーター前のそれぞ
れの利用者数及び複数のエレベーターのそれぞれの運転
方向に対応させて上階に移動する利用者数と下階に移動
する利用者数とを予測する予測手段を備えたことを特徴
とする。
【００１４】
【作用】上記の各手段によれば、エレベーターホールで
エレベーターを待っている利用者の人数又は位置に応じ
てエレベーターが制御され、さらにエレベーターの扉付
近の危険な領域に利用者が近接したことが検出される。
エレベーターを待っている利用者の人数又は位置に応じ
てエレベーターが制御され、さらにエレベーターの扉付
近の危険な領域に利用者が近接したことが検出される。
【００１５】
【実施例】本発明のエレベーターシステムの一実施例を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【００１６】図１は本発明のエレベーターシステムの一
実施例におけるエレベーターホールを示す説明図、図２
は本実施例の熱画像検出手段の要部を示す構成図であ
る。
実施例におけるエレベーターホールを示す説明図、図２
は本実施例の熱画像検出手段の要部を示す構成図であ
る。
【００１７】１はエレベーターホールの壁面、２は壁面
１に配置された熱画像検出手段、３はエレベーター、４
はエレベーター３の扉である。
１に配置された熱画像検出手段、３はエレベーター、４
はエレベーター３の扉である。
【００１８】熱画像検出手段２は、エレベーターホール
の温度分布を計測して熱画像データを出力する。熱画像
検出手段２には、焦電型薄膜熱検出素子群５が内蔵され
ており、焦電型薄膜熱検出素子群５は、図２に示すよう
に５個の焦電型薄膜熱検出素子５a〜５eが直線上に並べ
られ、焦電型薄膜熱検出素子５a〜５eは、垂直方向に視
野を５分割してそれぞれが１つの視野を受け持ってい
る。また、熱画像検出手段２は、回転軸６を中心とし
て、例えば図示を省略したステッピングモータを備えた
回動機構によって回動するように構成されている。
の温度分布を計測して熱画像データを出力する。熱画像
検出手段２には、焦電型薄膜熱検出素子群５が内蔵され
ており、焦電型薄膜熱検出素子群５は、図２に示すよう
に５個の焦電型薄膜熱検出素子５a〜５eが直線上に並べ
られ、焦電型薄膜熱検出素子５a〜５eは、垂直方向に視
野を５分割してそれぞれが１つの視野を受け持ってい
る。また、熱画像検出手段２は、回転軸６を中心とし
て、例えば図示を省略したステッピングモータを備えた
回動機構によって回動するように構成されている。
【００１９】熱画像検出手段２は、焦電型薄膜熱検出素
子５a〜５eが高さ方向に配列されるように配置され、静
止時には水平方向の視野角が狭く設定されている。熱画
像検出手段２は、回転軸６の回転とともに水平方向の視
野角を順次移動させ、順次移動させるごとに焦電型薄膜
熱検出素子群５によって各視野角における温度分布を計
測する。
子５a〜５eが高さ方向に配列されるように配置され、静
止時には水平方向の視野角が狭く設定されている。熱画
像検出手段２は、回転軸６の回転とともに水平方向の視
野角を順次移動させ、順次移動させるごとに焦電型薄膜
熱検出素子群５によって各視野角における温度分布を計
測する。
【００２０】図３は焦電型薄膜熱検出素子群からの熱画
像データによって２次元熱画像を得る仕組みの説明図で
ある。図３(a)は検出する熱画像の立体視野角を表し、
図３(b)は検出した２次元の熱画像を示す。
像データによって２次元熱画像を得る仕組みの説明図で
ある。図３(a)は検出する熱画像の立体視野角を表し、
図３(b)は検出した２次元の熱画像を示す。
【００２１】熱画像検出手段２は、焦電型薄膜熱検出素
子群５と組み合わされる図示を省略した光学レンズおよ
びチョッパを備えている。
子群５と組み合わされる図示を省略した光学レンズおよ
びチョッパを備えている。
【００２２】例えば、利用者Ｍが熱画像検出手段２の前
に立っている場合、焦電型薄膜熱検出素子群５は、所定
時間毎に水平方向に狭く高さ方向の長い領域の温度分布
に対応する熱画像データを出力する。図示を省略した画
像処理部は、時系列的な熱画像データによって図３(b)
に示すような２次元の熱画像を形成する。図３(b)にお
いては、斜線によって示したマトリックスが利用者Ｍに
対応する領域である。
に立っている場合、焦電型薄膜熱検出素子群５は、所定
時間毎に水平方向に狭く高さ方向の長い領域の温度分布
に対応する熱画像データを出力する。図示を省略した画
像処理部は、時系列的な熱画像データによって図３(b)
に示すような２次元の熱画像を形成する。図３(b)にお
いては、斜線によって示したマトリックスが利用者Ｍに
対応する領域である。
【００２３】また、本実施例のエレベーターシステム
は、後述する処理を行う人体判定手段，検出領域設定手
段，運転制御手段，予測手段及び扉近接者検出手段を備
えている。図示を省略したこれらの人体判定手段，検出
領域設定手段，運転制御手段，予測手段及び扉近接者検
出手段は、例えばマイクロコンピュータ又はプロセスコ
ンピュータによって構成されている。
は、後述する処理を行う人体判定手段，検出領域設定手
段，運転制御手段，予測手段及び扉近接者検出手段を備
えている。図示を省略したこれらの人体判定手段，検出
領域設定手段，運転制御手段，予測手段及び扉近接者検
出手段は、例えばマイクロコンピュータ又はプロセスコ
ンピュータによって構成されている。
【００２４】図４は人体判定手段による２次元熱画像の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【００２５】人体判定手段は、熱画像検出手段２によっ
て得られた２次元熱画像から所定の温度範囲にある人体
らしき物体に対応する領域を抽出し、この領域の面積お
よび位置変化によって、この領域に対応する物体の大き
さ、及び物体が静止熱物体であるかを検出する。このと
き、人体らしき物体以外の領域の温度から背景温度を検
出する。人体判定手段は、物体の大きさ，静止熱物体で
あるか、及び背景温度によって人体が抽出された２次元
熱画像にニューロ処理を行い、エレベーターホールにお
ける利用者Ｍの位置，動き及び人数を検出する。
て得られた２次元熱画像から所定の温度範囲にある人体
らしき物体に対応する領域を抽出し、この領域の面積お
よび位置変化によって、この領域に対応する物体の大き
さ、及び物体が静止熱物体であるかを検出する。このと
き、人体らしき物体以外の領域の温度から背景温度を検
出する。人体判定手段は、物体の大きさ，静止熱物体で
あるか、及び背景温度によって人体が抽出された２次元
熱画像にニューロ処理を行い、エレベーターホールにお
ける利用者Ｍの位置，動き及び人数を検出する。
【００２６】図５はエレベーターホールにおいて複数の
エレベーターの前でエレベーターを待っている利用者を
示す説明図である。
エレベーターの前でエレベーターを待っている利用者を
示す説明図である。
【００２７】検出領域設定手段は、複数のエレベーター
３の扉４前の所定面積の人体検出領域Ａを熱画像検出手
段２が走査する領域として設定する。このことにより、
エレベーター３を実際に利用しようとしている利用者Ｍ
だけを熱画像検出手段２によって検出でき、エレベータ
ーホールにいる非利用者まで検出してしまうことを防ぐ
ことができるので、利用者数の計測誤差を少なくするこ
とができる。また、人体検出領域Ａ内の利用者Ｍの人数
が増加してきた場合には、利用者Ｍが広い範囲に分散す
るようになるので、検出領域設定手段は、利用者Ｍの増
減に対応させて人体検出領域Ａを拡大・縮小する。この
ことにより、計測誤差をさらに減少できる。
３の扉４前の所定面積の人体検出領域Ａを熱画像検出手
段２が走査する領域として設定する。このことにより、
エレベーター３を実際に利用しようとしている利用者Ｍ
だけを熱画像検出手段２によって検出でき、エレベータ
ーホールにいる非利用者まで検出してしまうことを防ぐ
ことができるので、利用者数の計測誤差を少なくするこ
とができる。また、人体検出領域Ａ内の利用者Ｍの人数
が増加してきた場合には、利用者Ｍが広い範囲に分散す
るようになるので、検出領域設定手段は、利用者Ｍの増
減に対応させて人体検出領域Ａを拡大・縮小する。この
ことにより、計測誤差をさらに減少できる。
【００２８】運転制御手段は、利用者Ｍの人数によって
利用者Ｍが多い階にエレベーターを集中させるように複
数のエレベーターのそれぞれの運転方向と停止階とを設
定する。このことにより、利用者Ｍの待ち時間の短縮お
よび混雑解消を図ることができる。
利用者Ｍが多い階にエレベーターを集中させるように複
数のエレベーターのそれぞれの運転方向と停止階とを設
定する。このことにより、利用者Ｍの待ち時間の短縮お
よび混雑解消を図ることができる。
【００２９】また、予測手段は、人体検出領域Ａを複数
の扉４に対応させて分割した領域Ａa，Ａb，Ａcそれぞ
れの利用者Ｍの人数と、エレベーター３の運転方向から
上に行く人と下に行く人との比を予測する。例えば、図
５において、領域Ａaに１人、領域Ａbに10人、領域Ａc
に１人それぞれ利用者Ｍが検出され、その時点で領域Ａ
aに対応するエレベーター３が上昇、領域Ａbに対応する
エレベーター３が下降し、領域Ａcに対応するエレベー
ター３が上昇して図示の階に接近してきたとすると、上
昇してくるエレベーター３の前には２人、下降してくる
エレベーター前には10人の利用者Ｍがいることから、
１：５の割合で下降するエレベーター３を利用するであ
ろう利用者Ｍが多いと推定する。予測手段は、この推定
結果を運転制御手段に出力し、運転制御手段は、下降す
るエレベーター３の本数を多くすることで、待ち時間の
短縮および混雑解消を図ることができる。
の扉４に対応させて分割した領域Ａa，Ａb，Ａcそれぞ
れの利用者Ｍの人数と、エレベーター３の運転方向から
上に行く人と下に行く人との比を予測する。例えば、図
５において、領域Ａaに１人、領域Ａbに10人、領域Ａc
に１人それぞれ利用者Ｍが検出され、その時点で領域Ａ
aに対応するエレベーター３が上昇、領域Ａbに対応する
エレベーター３が下降し、領域Ａcに対応するエレベー
ター３が上昇して図示の階に接近してきたとすると、上
昇してくるエレベーター３の前には２人、下降してくる
エレベーター前には10人の利用者Ｍがいることから、
１：５の割合で下降するエレベーター３を利用するであ
ろう利用者Ｍが多いと推定する。予測手段は、この推定
結果を運転制御手段に出力し、運転制御手段は、下降す
るエレベーター３の本数を多くすることで、待ち時間の
短縮および混雑解消を図ることができる。
【００３０】また、扉近接者検出手段は、人体判定手段
からの利用者Ｍの位置及び動きのデータによって扉４付
近の利用者Ｍあるいは物体を検出し、急速に接近してく
る利用者Ｍあるいはエレベーター３からはみ出している
物体を検出した場合、扉４の閉鎖を遅くしたり、あるい
は扉４を開放する。このことにより、扉４付近での事故
を防止できる。
からの利用者Ｍの位置及び動きのデータによって扉４付
近の利用者Ｍあるいは物体を検出し、急速に接近してく
る利用者Ｍあるいはエレベーター３からはみ出している
物体を検出した場合、扉４の閉鎖を遅くしたり、あるい
は扉４を開放する。このことにより、扉４付近での事故
を防止できる。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第１の手
段によれば、熱画像検出手段がエレベーターホールの熱
画像を検出することにより、熱画像によってエレベータ
ーホールの利用者の人数，位置及び動き検出することが
可能になる。
段によれば、熱画像検出手段がエレベーターホールの熱
画像を検出することにより、熱画像によってエレベータ
ーホールの利用者の人数，位置及び動き検出することが
可能になる。
【００３２】さらに、第２の手段によれば、１次元に配
置された焦電型薄膜熱検出素子によって２次元熱画像が
検出できるので、熱画像検出手段を小型化、かつ簡素化
できる。
置された焦電型薄膜熱検出素子によって２次元熱画像が
検出できるので、熱画像検出手段を小型化、かつ簡素化
できる。
【００３３】さらに、第３の手段によれば、２次元熱画
像から利用者の人数，位置及び動きを検出できる。
像から利用者の人数，位置及び動きを検出できる。
【００３４】さらに、第４の手段によれば、利用者が多
い階にエレベーターを集中させるように複数のエレベー
ターのそれぞれの運転方向と停止階とを設定することが
できるので、利用者の待ち時間の短縮および混雑解消を
図ることができる。
い階にエレベーターを集中させるように複数のエレベー
ターのそれぞれの運転方向と停止階とを設定することが
できるので、利用者の待ち時間の短縮および混雑解消を
図ることができる。
【００３５】さらに、第５の手段によれば、エレベータ
ーの扉付近の利用者あるいは物体を検出し、急速に接近
してくる利用者を検出した場合、扉の閉鎖を遅くした
り、あるいは扉を開放することにより、扉付近での事故
を防止できる。
ーの扉付近の利用者あるいは物体を検出し、急速に接近
してくる利用者を検出した場合、扉の閉鎖を遅くした
り、あるいは扉を開放することにより、扉付近での事故
を防止できる。
【００３６】さらに、第６の手段によれば、エレベータ
ーを実際に利用しようとしている利用者だけを検出で
き、エレベーターホールにいる非利用者まで検出してし
まうことを防ぐことができるので、利用者数の計測誤差
を少なくすることができる。
ーを実際に利用しようとしている利用者だけを検出で
き、エレベーターホールにいる非利用者まで検出してし
まうことを防ぐことができるので、利用者数の計測誤差
を少なくすることができる。
【００３７】さらに、第７の手段によれば、上階に移動
する利用者の人数と、下階に移動する利用者の人数とが
推定されるので、複数のエレベーターのそれぞれの移動
方向を上階に移動する利用者の人数と、下階に移動する
利用者の人数とに対応させて設定することにより、利用
者の待ち時間の短縮および混雑解消を図ることができ
る。
する利用者の人数と、下階に移動する利用者の人数とが
推定されるので、複数のエレベーターのそれぞれの移動
方向を上階に移動する利用者の人数と、下階に移動する
利用者の人数とに対応させて設定することにより、利用
者の待ち時間の短縮および混雑解消を図ることができ
る。
【図１】本発明のエレベーターシステムの一実施例にお
けるエレベーターホールを示す説明図である。
けるエレベーターホールを示す説明図である。
【図２】本実施例の熱画像検出手段の要部を示す構成図
である。
である。
【図３】本実施例の焦電型薄膜熱検出素子群からの熱画
像データによって２次元熱画像を得る仕組みの説明図で
ある。
像データによって２次元熱画像を得る仕組みの説明図で
ある。
【図４】本実施例の人体判定手段による２次元熱画像の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図５】エレベーターホールにおいて複数のエレベータ
ーの前でエレベーターを待っている利用者を示す説明図
である。
ーの前でエレベーターを待っている利用者を示す説明図
である。
１…壁面、 ２…熱画像検出手段、 ３…エレベータ
ー、 ４…扉、 ５…焦電型薄膜熱検出素子群、 ６…
回転軸、 Ｍ…利用者、 Ａ…人体検出領域。
ー、 ４…扉、 ５…焦電型薄膜熱検出素子群、 ６…
回転軸、 Ｍ…利用者、 Ａ…人体検出領域。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 エレベーターホールでエレベーターを待
っている利用者を検出するための熱画像検出手段をエレ
ベーターホールに配置したことを特徴とするエレベータ
ーシステム。 - 【請求項２】 前記熱画像検出手段を直線軸上に１次元
に配置された焦電型薄膜熱検出素子群と、前記焦電型薄
膜熱検出素子群と一体になった光学系と、前記直線軸に
対して平行または一定角度傾斜した回転軸を中心として
前記焦電型薄膜熱検出素子群及び前記光学系を回転させ
る回転機構と、焦電型薄膜熱検出素子群からの時系列的
な検出信号によって２次元画像を形成する信号処理部と
を備えたことを特徴とする請求項１記載のエレベーター
システム。 - 【請求項３】 前記信号処理部が形成した２次元画像か
ら利用者を検出する人体判定手段を備えたことを特徴と
する請求項２記載のエレベーターシステム。 - 【請求項４】 前記人体判定手段が検出した各階でのそ
れぞれの利用者数に対応させて、複数の前記エレベータ
ーのそれぞれの優先運転方向及び優先停止階を設定する
運転制御手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の
エレベーターシステム。 - 【請求項５】 前記人体判定手段が検出した利用者の位
置から前記エレベーターの扉に利用者が近接したことを
検出する扉近接者検出手段を備えたことを特徴とする請
求項３記載のエレベーターシステム。 - 【請求項６】 前記エレベーターホールで前記熱画像検
出手段が走査する領域を設定する検出領域設定手段を備
えたことを特徴とする請求項３記載のエレベーターシス
テム。 - 【請求項７】 前記人体判定手段が検出した各階での複
数の前記エレベーター前のそれぞれの利用者数及び複数
のエレベーターのそれぞれの運転方向に対応させて上階
に移動する利用者数と下階に移動する利用者数とを予測
する予測手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の
エレベーターシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313578A JPH07165375A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | エレベーターシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313578A JPH07165375A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | エレベーターシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07165375A true JPH07165375A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18043001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5313578A Pending JPH07165375A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | エレベーターシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07165375A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016098086A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの制御装置 |
| WO2019087710A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | 株式会社日立製作所 | エレベーターの上下方向人数検出システム、及び上下方向人数検出方法 |
| JP2019210135A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーターシステムおよび乗り場人数算出装置。 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP5313578A patent/JPH07165375A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016098086A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの制御装置 |
| WO2019087710A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | 株式会社日立製作所 | エレベーターの上下方向人数検出システム、及び上下方向人数検出方法 |
| JP2019210135A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーターシステムおよび乗り場人数算出装置。 |
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