JPH0716531B2 - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

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JPH0716531B2
JPH0716531B2 JP35413892A JP35413892A JPH0716531B2 JP H0716531 B2 JPH0716531 B2 JP H0716531B2 JP 35413892 A JP35413892 A JP 35413892A JP 35413892 A JP35413892 A JP 35413892A JP H0716531 B2 JPH0716531 B2 JP H0716531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフィスやホテルその他
工場等において敷設した消火配水管の端部に取付けるス
プリンクラーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスプリンクラーヘッドは、消火配
水管の先端部に取付けるヘッド本体1と、その内部にあ
って通常該ヘッド本体1の吐水口を閉塞するバルブ4
と、感熱体シリンダー13及び感熱体ピストン14とで
構成される感熱部とからなるスプリンクラーヘッドにお
いて、前記バルブ4をヘッド本体1の吐水口に圧接させ
る手段として、ヘッド本体に螺着したフレーム2の下端
内縁に形成した段部と前記バルブ4の中心部を押圧する
スプリング板9との間に屈曲レバー10の一端にある2
点を当接させて、前記バルブ4をヘッド本体1の吐水口
に押当て、止水状態を維持するようにしており、しかも
該屈曲レバー10の他端はバランサー12の両端に形成
した屈曲部で掛止し、前記感熱体シリンダー13内に保
持した可溶片17が熱により溶出した時、該シリンダー
13とピストン14との容積変化によりバランサー12
が下降してレバー10の掛止状態を解除し、散水するよ
うに構成されている。例えば実公平2―23333号,
実公平2―29972号及び実公平3―50932号公
報参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例にお
いては、何れも各レバーを等しく一定の姿勢に保つこと
によりバルブによる止水作用を維持し、感熱体シリンダ
ー内の可溶片が熱によって溶出した時、その容積変化か
ら直ちに前記レバーの姿勢が変化してスプリング板9と
フレーム2との掛止状態を解いてバルブによる止水作用
を解除するが、しかしレバー10,10が2本組み込ま
れているので、2本のレバーが同一条件を保つには、該
レバーの加工仕上がり精度や前記スプリング板との接触
の状態或は、該レバー10,10とバランサー12との
掛止部の状態が一層良好な状態でなければならず、製作
上高度の熟練が要求される。
【0004】又、上記従来例は構成が非常に複雑である
と共に特異な形状をしたレバーを用いているので加工が
面倒である許りでなくばらつきなく均一にしかも精度良
く加工することが困難である。更にレバーにより2方向
(180°方向)にバランスを取る構造としている為に、
衝撃に対して安定が悪く、強い衝撃を受けた時、構成部
材の瞬間的歪によって不本意に止水状態が解除される虞
れがあった。そこで本発明においては上記従来例の各欠
点に対処し、外部の衝撃に対して安定であると共に性能
の良い、しかも構造簡単で製作が容易なスプリンクラー
ヘッドを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】消火配水管の先端部に取
付けるようにしたスプリンクラーヘッド本体と、該ヘッ
ド本体の吐水口を閉止するバルブと、感熱部が熱変態
する まで該バルブの閉止状態を維持する保持部とからな
るスプリンクラーヘ ッドにおいて、前記スプリンクラー
ヘッド本体上のフレーム段部と、該 フレームに対して摺
動可能に設けたバランサーとの間に、夫々に接する ボー
ルを保持したスライダーを介在させ、該スライダーを前
記フレーム 内から外向に常時弾圧させてなる。
【0006】
【作用】消火配水管から供給される一定水圧の加圧水を
バルブによって阻止し、正常時は安定止水状態を維持
し、火災等の異常発生時には先ず感熱部が熱により変位
し、フレームの下端内周に設けた掛止段部に向かって強
制的に加圧していたボールの拘束を解くことにより、該
ボールを保持したスライダーをバルブと共にフレームの
下端口部から外方へ押し出し、消火動作を開始する。
【0007】
【実施例】以下本発明方法について図面に示す実施例に
より詳細に説明すると、先ず構成の概略を述べると、消
火配水管の端部に取付けるようにしたスプリンクラーヘ
ッド本体1と、本体内にあって該本体内の吐水口に圧接
して正常時には通水を阻止するバルブ12と、該バルブ
を前記止水状態に維持する為の保持部5と、熱を感じて
該保持部の止水状態を解除する感熱部28とからなる。
【0008】以下図1乃至図14に示す第1実施例の各
部について詳細に説明すると、図1に示すように消火配
水管の先端に着脱可能に取付けたスプリンクラーヘッド
本体1のナット状部2に、下端口部の内周に段部7を形
成した円筒状フレーム6を、その上端螺子部4により螺
着し、該フレーム6内には、周囲に散水用のデフレクタ
ー8を嵌着したバルブ12を、該デフレクター8の部分
に立設した数本の支持杆9により前記フレーム6内のデ
フレクターリング10に取付けて該リング10と共に上
下動可能に支持し、該バルブ12は前記本体1の内部に
下向突設した吐水管3の吐水口3'に当接して止水状態
を保つようにしており、更に該バルブ12の下位には保
持部5が設けられている、即ち前記フレーム6の下端
部に形成した口縁内周段部7を経て上下動可能なスライ
ダー16を挿入し、該スライダー16の周壁部18には
複数個の通孔17,17,…を等隔列設し、該通孔17,
17,…内に夫々ボール19,19,…を嵌入して、夫々
の一部が該周壁部18の内外に露出するようにしてい
る。スライダー16の周壁部18内下部にはバランサー
20を該スライダ ーに対して摺動自由に嵌入すると共
、該バランサー20の上端周縁部に形成した傾斜部2
1を前記通孔17,17,…内に嵌入した各ボール19,
19,…と接するようになし、該バランサー20によっ
各ボール19,19,…を常時スライダー16の外周面
からその一部を臨ませるようにし、前記フレーム6の内
周段部7に掛合させている。次に該バランサー20の下
部に下向突設した筒状部22の下端には、下端周縁に感
熱板27を一体不可分(図9のようにシリンダーと感熱
板を一体成形しても良い)に定着した感熱体シリンダー
25を当接させると共に該感熱体シリンダー25内にド
ーナツ状をなす可溶片(半田金属)26を嵌入し、該可溶
片26の中心孔を経て感熱体ピストン23の茎杆部24
を感熱体シリンダー25及び前記バランサー20の中央
部を貫通して、上端の一部をスライダー16の中心孔へ
臨ませると共に、該スライダー16の上面からセットピ
ン15の螺杆部を前記感熱体ピストン23の茎杆部24
に螺合して締め付けることにより、スライダー16,バ
ランサー20,感熱体シリンダー25,可溶片26及び感
熱体ピストン23を一体的に結合し、各ボール19,1
9,…の外周部がフレーム6に内接した状態でフレーム
6の段部7で掛止され、更に前記セットピン15の上端
突起15'をバルブ12の中央上向膨出部11に形成し
た保持凹所13にて緩嵌当接させることによりバルブ1
2を止水状態で保持し、更にスライダー16とバルブ1
2との間には円錐コイルばね14弾介させて、バルブ1
2とスライダー16とを常時排反方向へ弾圧するように
している。尚、上記においてスライダー16に穿設した
通孔17はスライダー16の円筒面に対し直角に貫通す
る円形孔を示したものであるが、これに限らず図3のよ
うに周壁部18の外面から内方上向きに傾斜した円形孔
17a或は、図4のように外面から内方下向きに傾斜し
た円形孔17bであっても良い。又、通孔17が上記の
ように円形孔に限るものではなく、図5及び図6(実線
形状)のように下向きに開放した切欠孔17cや、図7
のように上向を山形(図6の点線形状)にした切欠孔17
d或は、図8のように天面を平坦(図6の鎖線形状)の切
欠孔17eとしても良いことは云うまでもない。更に、
上記実施例においてはバルブ12とスライダー16との
間に介在したばね14は円錐コイルばねを使用している
がこれに限らず図9のように皿形の板ばね14aをスラ
イダー16とバルブ12の下向環状突縁12'との間に
介在しても良く、特に機能上異なる処はないが加工上の
点では前者円錐コイルばねより後者皿形板ばねの方が容
易である。
【0009】次に上記構成のスプリンクラーヘッドの一
連動作について述べると、先ず上記ヘッドの正常時のセ
ット状態は図1の通りであり、一定トルク でフレーム6
をヘッド本体1に螺着することによりバルブ12は、ス
イダー16の中央に突出したセットピン上端で吐水口
3’に押し当てら れ、しかも該スライダー16はフレー
ム段部7とバランサー20の外周 との迫り合いによって
保持されたボール19を介してフレーム6内で掛 止さ
れ、脱出しないように保持させている。そこでばね14
スライダー16を下方へ押出す力として作用し、フレ
ーム6の段部7に接するボール19,19,…をスライダ
ー16内へ押没させる力として作用し、 ライダー16
とバランサー20とはボール19,19,…により互いに
対方向へ移動するような力を絶えず受ける。その結果
感熱体シリンダー25と感熱体ピストン23とは常に接
近方向に加圧され該シリンダー25とピストン23間
に介在する可溶片26に圧縮力が作用して、力のバラン
スは保たれている。従って、消火排水管に送水されてな
い状態、つまり水圧が作用してな い時でも、可溶片26
が溶解した時は、前記ばね14の弾力によってバ ランサ
ー20がボールに押されて該可溶片の溶出量相当分だけ
押し下げ られ、可溶片26が全部溶出するまでにボール
19,19,…はスライ ダー16の周側面から露出した
部分は完全に没入して段部7との掛合が 解け、スライダ
ー16はばね14の余剰弾力によって完全に押し出され
る。
【0010】次に消火排水管に給水した状態で火災など
の非常事態が発生した場合感熱板27自らが熱を受けて
感熱部28へ熱を伝え、該感熱部28を構成する感熱体
シリンダー25と、感熱体ピストン23との間の可溶片
26を溶解することにより、先ずばねの反力がピストン
とシリンダーに作用しているので溶けた可溶片26はピ
ストンとシリンダーとの間の微少間隙から漏出して図1
0のように滴下し、溶出相当量だけボール19,19,…
はスライダー16の外周部より徐々に陥没し、可溶片が
シリンダーとピストンとの間に略々無くなった時点で前
記ボール19,19,…とフレームの段部7との掛合が解
けて一瞬にしてスライダー16はバルブ12に作用して
いる水圧によりフレーム6から図11のように下方へ押
し出されて落下し、バルブ12のみがフレームの段部7
に掛止されているデフレクターリング10によって垂直
に保持され、ヘッド本体1の吐水管3から強力に噴出す
る水を該バルブ12の上面中央の膨出部に当て、ここで
四方に分散させ乍ら更にデフレクター8のスリットによ
って線状に拡散させて消火動作する。
【0011】次に図15に示す第2実施例について述べ
ると、保持部5の基本構成は前記実施例1と相違ないが
感熱部28の構成が相異する。即ちフレーム6内に挿入
したスライダー16a内にバランサー20aを挿入し、
該スライダー16aの周壁部18に穿設した複数個の通
孔17内に夫々ボール19,19,…を挿入して、該各ボ
ール19,19,…を、フレーム6の下端内周に形成した
段部7より上位で外接させると共に、該バランサー20
aに設けた筒状部22の下端の感熱板29と該筒状部2
2内に茎杆部24を嵌入した感熱板30との間に可溶片
26aを介在させて、両感熱板29,30を互いに該可
溶片26aにて密着接合したものである。
【0012】従って正常時の状態では図15に示すよう
に、セットされていて、スライダー16aは絶えずバル
ブ及びセットピン15を介して水圧により下方へ弾圧さ
れて、ボール19,19,…をフレーム6の内周段部7に
押当て、その時作用する斜面力によりボール19,19,
…をスライダー16aの周壁部18より内側へ押入れよ
うとする。他方バランサー20aは、両感熱板29,3
0間の可溶片26aによる結合力によって前記ボール1
9,19,…がスライダーの周壁部18より進入しようと
するのを阻止して平衡状態を保っている。即ち、スライ
ダー16aを水圧によってフレーム6から押出そうとす
る時、ボール19,19,…が段部7に圧接して生じるボ
ールを内方へ押し入れようとする押力と可溶片26aに
よる結合とが丁度釣合っている。
【0013】そこで上述のように両感熱板29,30間
には絶えず、分離しようとする力が作用しているから、
万一火災が発生し、両感熱板が高温に熱せられ、可溶片
が軟化し始め結合が破れた時直ちにバランサー20aは
上方へ移動してボール19,19,…の進入を受け入れ、
該ボールとフレームの内周段部7との掛止作用が解除さ
れてスライダー16aは水圧によって下方へ噴出され
る。その後は前記実施例1と同様にデフレクター(前記
同様の為省略)とバルブのみがデフレクターリングによ
って内周段部7に掛合して残り、散水動作を開始する。
従って、実施例2は実施例1より感熱部の構成が簡単で
ある反面ボールの露出状態を調節することが困難となる
為に実施例1以上の高精度が要求される。
【0014】次に図16乃至図21に示す第3実施例に
ついて述べると、基本的には前記第1,第2実施例同様
である。即ち消火配水管の先端に着脱可能に取付けられ
たスプリンクラーヘッド本体1のナット部2に、周壁部
に多数の散水口8a,8a,…を有し且つ、下端口縁に内
周段部7を形成した略台形状をなすフレーム6aを螺着
し、該フレーム6a内には内周段部7に掛合する外径の
バルブ12aを上下動可能に嵌合保持し、該バルブ12
aの上面を前記ヘッド本体1の内部にある吐水口3"に
正常時には当接して止水状態を保つようにしており、更
に該バルブ12aの下位には保持部5が設けられてい
る。即ち前記フレーム6aの下端部に形成した下端内周
段部7内を経て上下動可能なスライダー16bを挿入
し、該スライダー16bの周壁部18には複数個の通孔
17,17,…を等隔列設し、該通孔17,17,…内に夫
々ボール19,19,…を挿入して、その一部が該周壁部
18の内外に露出するようにしている。更に該スライダ
ー16bの下位内側には該スライダー16bの周壁部1
8に摺動自由に内接するバランサー20bが嵌入され、
該バランサー20bの下縁に形成した傾斜部21を前記
通孔17,17,…内に嵌入した各ボール19,19,…と
接するようになし、該バランサー20bの上下動により
該ボール19,19,…をスライダー16bの外周面より
出没するように保持している。
【0015】次にバランサー20bの下部に下向突設し
た筒状部22の下端に皿形の感熱板29aを一体不可分
に形成すると共に、該筒状部22内に前記感熱板29a
と相対し、可溶片26aにて密着結合を図った皿形感熱
板30aの茎杆部24を嵌入し、前記スライダー16b
の中央部上面から挿入したセットピン15によって茎杆
部24をスライダー16bに螺着することにより、絶え
ずボール19,19,…を傾斜面21により外方へ押圧し
た状態で、通孔17,17,…から外周面に一部を臨ませ
て、図16のようにフレーム6aの内周段部7に掛合さ
せている。こうして掛合保持されたスライダー16bは
前記セットピン15の上端突起を前記バルブ12aの中
央凹所に嵌入当接すると共に、フレーム6aとの間にボ
ール19,19,…を介して掛止されたスライダー16
bによってセッ トピン15を支持し、前記バルブを常時
ヘッド本体1の吐水口3"に させて止水状態を保つ
ように構成される。
【0016】次に動作について述べると、前記第1実施
例と略同様であるが、先ず正常時には両感熱板29a,
30aが共に可溶片26aによって一体に結合されてい
て図16のようにして止水状態を保ち、バルブ12aに
用する水圧によってスライダー16bをフレーム6a
内から下方へ押し出すように加圧しており、万一非常状
態(火災)が発生した場合、両感熱板29a,30aが加
熱され、間に介在している可溶片26aが溶解すると
ね14の弾力により、ボールの作用で直ちに両感熱板2
9a,30aは図17のように上下に引き離され、これ
と相俟ってボール19,19,…スライダー16bによ
って下方へ押されているので段部7,7によりスライダ
ー内に没入して、該スライダー16bとフレーム6aと
の掛合は解除され、バルブ12aに作用する水圧により
瞬間的に押し出されスライダーは分解して保持部5は下
方へ落下(図18)する。これと同時にバルブ12aはフ
レーム6aの下端円周段部7に受け止められ、ヘッド本
体1からの消火水はバルブ12aの中央膨出部に当たっ
て周側に分散し、散水孔8aから散水される。上述のよ
うに第3実施例では第1実施例と異なる点は、バルブ1
2aにデフレクターを設けていないことと、感熱部の構
成が2枚の皿形感熱板からなるので構成が著しく簡略化
でき、低コストにすることが可能である。
【0017】
【発明の効果】第1実施例では感熱部が感熱板を有する
シリンダーとピストンとの間にドーナツ状の可溶片を介
在させ、可溶片が溶解した時、シリンダーとピストンと
の間の間隙から漏出することにより、バランサーの移動
を促し、スライダーの周側壁部に嵌入した複数個のボー
ルを該スライダー内方へ逃すことで、該スライダーをフ
レーム内から分離落下させるようにしたのでスライダー
とフレームとの保持力は該スライダーの円周方向の総て
に均等に作用し、物が当たった場合でも外部の衝撃に対
し極めて安定が良く、不本意にスプリンクラーが動作す
るようなことがない。又、ボールを使用したことにより
摩擦が少なく止水解除時の動作が円滑で迅速な動作が得
られる。更に複数個のボールが出入りするだけでスライ
ダーをロックするようにしたので、これまでのレバーに
よるものと異なり、ボールが安値に入手出来るので全体
の価格も安くできる。それにレバーの加工よりボール加
工の方が寸法上のばらつきを少なくできるので高信頼度
が得られる。又、第2実施例では感熱部を2枚の感熱板
で構成し、その対向間に可溶片を介在させて両感熱板を
結合したので、熱によって可溶片が溶解した時、分離に
よって止水解除するようにしているので構成が簡単で安
価に提供できる。第3の実施例においては、バルブの周
囲にデフレクターを設けず、バルブがフレーム下端口部
まで落下して受け止められた時、該フレームに設けた多
数の散水孔から散水するようにしたのでフレームが短く
なり、従って設置した場合、天井板より極度に突出せず
器物との接触が少なくなり安全である。それに感熱部が
実施例2と同様2枚の感熱板により構成されているので
安価に提供できる他、作用面でもボールを使用したこと
により前記実施例1と同様に動作円滑、複数個のボール
を円周上に等間隔配置させたことにより保持力も均等で
あって安全性に優れているなど本発明特有の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スプリンクラーヘツドの第1実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】図1のA―A断面図である。
【図3】図1のボール保持部の変更例を示す部分縦断側
面図である。
【図4】同上他の変更例を示す部分縦断側面図である。
【図5】同上他の変更例を示す部分縦断側面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】図5の他の変更例を示す部分縦断側面図であ
る。
【図8】同上他の変更例を示す部分縦断側面図である。
【図9】図1におけるばねの変更例を示す縦断側面図で
ある。
【図10】図1の動作開始時の状態を示す縦断側面図で
ある。
【図11】同上分解状態の縦断側面図である。
【図12】図1の外観右側面図である。
【図13】同上平面図である。
【図14】図12の下面図である。
【図15】スプリンクラーヘッドの第2実施例を示す要
部切欠側面図である。
【図16】スプリンクラーヘッドの第3実施例を示す要
部縦断側面図である。
【図17】同上の動作開始時の状態を示す縦断側面図で
ある。
【図18】同上の分解状態の縦断側面図である。
【図19】図16の外観右側面図である。
【図20】同上下面図である。
【図21】図19の平面図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラーヘッド本体 6 フレーム 7 段部 12 バルブ 14 ばね 15 セットピン 16,16a,16b スライダー 19 ボール 20,20a,20b バランサー 23 感熱体ピストン 25 感熱体シリンダー 26 可溶片 29,30 感熱板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火配水管の先端部に取付けるようにし
    たスプリンクラーヘッド本体と、該ヘッド本体の吐水
    口を閉止するバルブと、該バルブと感熱部との間にあっ
    て感熱部が熱変態するまで前記バルブの閉止 状態を維持
    するようにしたバランサーとスライダーにて構成した保
    持部 とからなるスプリンクラーヘッドにおいて、前記
    プリンクラーヘッド 本体上のフレームの段部と、該フレ
    ームに対して摺動可能に設けたバラ ンサーとの間に、夫
    々に接するボールを保持したスライダーを介在させ ると
    共に、該スライダーを前記フレーム内から外方へ常時弾
    圧させてな り、前記感熱部が熱変態した時、ボールによ
    るスライダーの保持部を解 除しバルブを開放するように
    したことを特徴とするスプリンクラーヘッド。
JP35413892A 1992-12-14 1992-12-14 スプリンクラーヘッド Expired - Lifetime JPH0716531B2 (ja)

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