JPH0716510U - 柱上用開閉器の開閉操作装置及びそのロック機構 - Google Patents

柱上用開閉器の開閉操作装置及びそのロック機構

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JPH0716510U
JPH0716510U JP4750593U JP4750593U JPH0716510U JP H0716510 U JPH0716510 U JP H0716510U JP 4750593 U JP4750593 U JP 4750593U JP 4750593 U JP4750593 U JP 4750593U JP H0716510 U JPH0716510 U JP H0716510U
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伸治 斉藤
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 別個に用意した地上操作ハンドルを用いるこ
とで、はしごや脚立を用いたり、昇柱することなく、安
全かつ容易に地上から柱上用開閉器の開閉操作を行う。 【構成】 柱上用開閉器1の操作ハンドル4に連繋し
て、ロッドケーブル8の下端に操作部10を設ける。こ
の操作部10のケース24には、開閉器1の開閉に必要
なストロークを有する溝36をロッドケーブル8下端の
延長上に穿設し、ロッドケーブル8の下端には、この溝
36からケース24の表面外に突出し、地上操作ハンド
ル30の作用点となる係合突起31を設ける。また、ケ
ース24の一方の側壁にレバー状の地上操作ハンドル3
0の支点となる曲率ロッド37を設ける。そして、地上
操作ハンドル30の先端の支点となる掛止部(丸孔)5
2を操作部10の曲率ロッド37に嵌め、作用点となる
掛止部(丸孔)53を係合突起31に嵌めて、地上操作
ハンドル30を上下動させることにより、開閉器1の入
・切を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電柱の腕金に取り付けられる柱上用開閉器の開閉操作装置に係り、 特に、昇柱作業時に足がかかる等外部からの力が加わっても誤動作せず、また操 作ハンドルを取り付けると自動的にロックが解除され、操作ハンドルを取り去る と自動的にロックされるロック機構を有し、地上から操作できて作業性が良好で 操作者の高齢化にも対応でき、しかも安全性に優れかつ確実に操作のできる柱上 用開閉器の開閉操作装置及びそのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来の柱上用開閉器の開閉操作装置を示す簡略説明図で、電柱71 の連結部支持金物72に固設した筒体73内に上下動可能にロッド74を収容し 、該ロッド74の先端74aに開閉器76の操作ハンドル77を接続すると共に 、該ロッド74の後端74bに、作業時に電柱71の下端に取り付けた手動レバ ー78を接続して開閉操作装置を構成している。そして、手動レバー78の地上 での操作により、筒体73内のロッド74を上下動させて操作ハンドル77を作 動させ、開閉器76の開閉を行うようにしている。なお、79は手動レバー78 による操作部の保護ケースで、誤動作防止のため、保護ケース79の扉を閉める と、ロックが掛かる構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この手動レバー78を用いて開閉操作を行う従来の開閉操作装置においては、 地上に立脚した人間がその操作部(手動レバー78の取付場所)をいたずらしな いように、その取付位置を、地上からやや上方に離した位置に設定している。そ のため、作業員が開閉器の開閉作業を行う場合には、はしごや脚立を用いたり、 電柱に昇ったりして、手動レバー78を取り付けてから操作しなければならない という不便があった。 また、開閉器76の接地が十分とられていない場合には、操作レバー78が金 属であるため、電撃を受ける可能性があり、誤まって感電したり、又停電する等 のおそれがあった。
【0004】 そこで、本考案は、この様な手動レバーを取り付けて操作する代わりに、別個 に用意した地上操作ハンドルを用いることによって、はしごや脚立を用いたり昇 柱したりすることなく、地上に立脚した安定状態でロッドを上下動させてその先 端に接続した操作ハンドルを操作し、開閉器の開閉操作を行うことができると共 に、昇柱作業時に足が掛かるなど外からの力が加わっても誤動作しないようにロ ック機構を設け、しかも、ロック機構は地上操作ハンドルを取り付けると自動的 にロックが解除され、ハンドルを取り外すとロックが掛かるようにした柱上用開 閉器の開閉操作装置及びそのロック機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の柱上用開閉器の開閉操作装置においては 、柱上用開閉器の操作ハンドルに連繋して、該操作ハンドル側から上端部,ロッ ドケーブル,操作部を有するケーブルアッセンブリを備え、前記操作部でロッド ケーブル下端を地上より上下動させて前記開閉器の操作ハンドルを作動させ、開 閉器の開閉を行う柱上用開閉器の開閉操作装置であって、前記操作部のケース体 に前記開閉器の開閉に必要なストロークの溝を前記ロッドケーブル下端の延長上 に穿設し、前記ケース体の一方の側壁にレバー状の地上操作ハンドルの支点とな る係合体を設けると共に、前記ロッドケーブル下端に前記溝からケース表面外に 突出し、前記地上操作ハンドルの作用点となる係合物を設けたことを特徴とする 。
【0006】 また、前記地上操作ハンドルは、ハンドル本体の先端に平板状の操作板を回動 自在に枢着し、該操作板の先端に前記操作部の係合体と嵌合する掛止部を有し、 かつ該掛止部より所定距離他端側に隔たった位置に操作部の係合物と嵌合する掛 止部を有することを特徴とする。
【0007】 そして、前記ケース体の一方の側壁に設けられる係合体は、突出物であるか、 又は孔を有するブラケットであれば好適である。 また、前記地上操作ハンドルに設けられる前記ケース体の係合体への掛止部は 、夫々孔であるか、突出物であれば好適である。
【0008】 一方、柱上用開閉器の開閉操作装置のロック機構は、ケース体内に設けられ、 長辺と短辺をもつL型のロック板と;該ロック板の長辺の中途部を貫通し、その 一部が該ロック板側に折曲げられて該ロック板に取着され、その前端が地上操作 ハンドルの係合時、常にハンドル背面に追従するハンドル当板と;該ハンドル当 板の後端とハンドル係合部と反対側のケース壁との間に張設され、常にロック板 の短辺側ストッパを時計方向に回動させてハンドルの非係合時、ケースの窓孔端 部を押圧ロックするように付勢するスプリングと;前記ハンドル係合部側のケー ス外に露出し、前記ロック板の短辺側ストッパの回動を規制するロック板長辺側 端部に挿着されたピン体と;前記ロック板の短辺に固着され、夫々ロッドケーブ ル下端の上下移動限を入切位置とするストッパとなる一対の丸棒と;を具備する ことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成を採用して、柱上開閉器の開閉操作を行う場合は、作業員が地上操作 ハンドルを持って地上に立脚し、地上操作ハンドルに設けた支点となる掛止部を 操作部側の係合体に係合させ、かつ地上操作ハンドルに設けた作用点となる掛止 部を操作部側のロッドケーブル下端の係合物に係合させる。そして、地上操作ハ ンドルを下方または上方に動かせば、それに連れてロッドケーブルを上下動させ ることができ、該ロッドケーブル上端に接続した開閉器の操作ハンドルを作動さ せて開閉器の開閉を行うことができる。そして、作業終了後は、地上操作ハンド ルを前記操作部の係合体及び係合物から取り外しておく。
【0010】 地上操作ハンドルを操作部より取り外すと、ケース体内に設けられたロック機 構の働きで、入・切どちらかの位置にオートロックされる。即ち、ロック板の長 辺側の中途部を貫通し、ロック板に取着されるハンドル当板の後端とケースとの 間に張設されたスプリングの付勢力によって、ロック板の短辺側のストッパが時 計方向に回動して、ケースの窓孔端部を押圧し、入又は切位置にある短辺側に固 着された丸棒の一方がロッドケーブル下端をロックする。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る柱上用開閉器の開閉操作装置の一実施例を図面に基づいて 説明する。 図1は、開閉操作装置の全体斜視説明図で、高圧負荷開閉器1は電柱2の上部 の腕金3に取り付けられている。この高圧負荷開閉器1には、これを入・切する ための操作ハンドル4が取り付けられ、この操作ハンドル4以降の構成部材は、 この操作ハンドル4を地上から連繋操作できるようにしたものである。
【0012】 操作ハンドル4はその中心から所定距離隔った位置で、ハンドルアタッチメン ト5にボルトにて取り付けられる。また、このハンドルアタッチメント5のアタ ッチメントカラーにケーブルアッセンブリ6(図2,3参照)の上端部7のボル ト7aが取り付けられる。前記ケーブルアッセンブリ6はロッドケーブル8(図 2,3参照)と、前記上端部7と、中間部9と、操作部10よりなる。
【0013】 ロッドケーブル8は、図4に示す如く、芯帯11の上にボールケージ12で位 置規制されたボール13を有し、その上下を側帯14で被い、さらにその上をフ レキシブルな螺旋管15で囲繞し、最後に絶縁材質からなる保護チューブ16を 被覆している。従って、芯帯11はボール13とのコロガリ接触により操作効率 よく軸線上を移動可能であり、また、ロッドケーブル8は、そのフレキシブルな 螺旋管15で捩れや曲げ等の変形を許容することができるようになっている。た だし、本考案においては、必ずしもこの様な構造のロッドケーブル8にとらわれ るものではない。
【0014】 前記ケーブルアッセンブリ6の上端部7には、図2,3に示す如く、ロッドケ ーブル8の上端をネジ込ませた筒体17と、該筒体17の側面をその下部に溶着 した長方形の板体18と、該板体18の上部に前記ハンドルアタッチメント5の アタッチメントカラーに取付くボルト7aとが備えられている。
【0015】 前記ケーブルアッセンブリ6の中間部9には、ブラケット19を介して2本の 支持棒20が垂下されていて、この2本の支持棒20は、図1に示す連結部支持 金具21の遠近調整板及び上下調整板に調整されて固定される。なお、22はロ ッドケーブル8を電柱2に固定するステンレスバンド、23は操作部10を電柱 2に固定する操作部取付バンドである。
【0016】 次に、本考案の要部であるケーブルアッセンブリ6の下部に取り付けられた操 作部10を、図5乃至図12に基づいて説明する。 操作部10は、図5乃至図12に示す如く、ケース24内に収容され、該ケー ス24にはケース24を電柱2に固定する前記操作部取付バンド23を挿通させ るための孔23aが設けられている。
【0017】 前記ロッドケーブル8の操作部10側には、雄ネジを刻んだ小径部25と、同 じく雄ネジを刻んだ大径部26が設けられている。そして、大径部26の雄ネジ 部に、前記ケース24の上板を挟持するケース24外のナット27と、ケース2 4内のナット29が、スプリングワッシャ28を介して螺合されている。また、 小径部25の雄ネジ部にも、地上操作ハンドル30の開閉(入・切)の作用点と なる係合突起31を溶接等により取り付けたブラケット32を挟持するケース2 4内に対向するナット33と、ナット34が、スプリングワッシャ35を介して 螺合されている。前記地上操作ハンドル30の作用点となる係合突起31を取り 付けたブラケット32は、ケース24の表面に上下方向に開口する溝36の移動 限の上位置(切位置)と下位置(入位置)の間を移動できるようになっている。 即ち、ロッドケーブル8の芯帯11は開閉器1の操作ハンドル4の必要ストロー クを溝36内で移動するようになっている。
【0018】 一方、ケース24の一端側面には、地上操作ハンドル30の開閉(入・切)の 支点となる係合体である曲率ロッド37が溶接等により固着されている。この曲 率ロッド37の位置は、前記作用点となる係合突起31が取り付けられたブラケ ット32の移動範囲の略中間となる位置が好ましい。
【0019】 前記ケース24内には、ロック機構38が設けられている。このロック機構3 8は、上方から見て長辺と短辺を持つL字状のロック板39と、該ロック板39 の長辺の略中央を貫通し、その上下部がロック板39側に折り曲げられて前記ロ ック板39に螺着され、その前端が窓孔45よりケース24外に突出し、地上操 作ハンドル30の係合時、常に地上操作ハンドル30の背面に追従するハンドル 当板40とを備えている。また、このロック機構36は、ハンドル当板40の後 端のケース24奥側の孔とケース24の曲率ロッド37と反対側との間に張設さ れ、常にロック板39の短辺側のストッパ39aを時計方向に回動させて、地上 操作ハンドル30の非係合時、ケース24の窓孔44の端部を押圧ロックするよ うに付勢するスプリング41を備えている。さらに、このロック機構36は、前 記曲率ロッド37側のケース24側に露出し、前記ロック板39短辺側のストッ パ39aの回動を規制するロック板39長辺側端部の孔49に挿着された割ピン 48と、前記ロック板39の短辺に溶接され、夫々ロッドケーブル8下端の上下 移動限を入・切位置とするストッパとなる一対の表示矢ストッパ42a,42b とを備えている。
【0020】 この表示矢ストッパの一つ42aは、上方へ延び、地上操作ハンドル30が切 位置に位置決めされた時で、かつ地上操作ハンドル30を取り外した時(ロック 状態)にのみ、前記ブラケット32に形成された長孔43に挿入されるようにス プリング41によって付勢されている。そして、もう一つの表示矢ストッパ42 bは、地上操作ハンドル30が入位置に位置決めされた時で、かつ地上操作ハン ドル30を取り外した時(ロック状態)にのみ、前記ブラケット32に形成され た長孔43に挿入されるようにスプリング41によって付勢されている。
【0021】 次に、地上操作ハンドル30について図13乃至図15を参照して説明する。 地上操作ハンドル30は丸棒状の本体50の上部に、折畳みできる平板状の操作 板51を枢着した構成になっていて、操作板51の前記操作部10への着脱位置 と運搬時の折畳み位置とで夫々ラッチが掛かる構造となっている。そして、操作 板51の本体50への前記枢着はピン54でスプリングを介して行われており、 これによって操作板51は斜めに傾けることができる構成となっている。
【0022】 また、本体50の上部には、操作板51がその重みで回転したときに、その側 辺が当接してその回転を止めるストッパピン55が突設されており、操作時に誤 って手が挟まれないようにしている。また、前記操作板51には、それを折り畳 んだ際にストッパピン55と対応する位置に、該ストッパピン55が入る大きさ のストッパピン嵌合孔56が穿設されており、操作板51を折り畳む際には、こ れを斜めにしてそのストッパピン嵌合孔56を本体50のストッパピン55に嵌 合する。なお、前記本体50は電気的安全性を図るため、木材又は樹脂等の絶縁 物で形成されている。
【0023】 前記操作板51の先端側には、前記操作部10の曲率ロッド37の先端頭部が 入る大きさの丸孔52(支点の掛止部)と、該丸孔52より細く前記曲率ロッド 37の軸部が入る長孔52a(支点の掛止部)が連続して形成され、前記丸孔5 2より所定距離離れて地上操作ハンドル30の作用点となる操作部10の係合突 起31の掛合される丸孔53(作用点の掛止部)が形成されている。そして、前 記曲率ロッド37の軸部による支点の長孔52aでの距離調整で、地上操作ハン ドル30が容易に着脱できるようになっている。
【0024】 次に、この開閉操作装置の動作を、図7乃至図12に基づいて、さらに詳細に 説明する。 今、図1,図5及び図6に示すように高圧負荷開閉器1が切状態にあるとする 。先ず、高圧負荷開閉器1等が取り付けられた電柱2の下部に立ち、地上操作ハ ンドル30を操作部10に係合できる着脱位置(操作板51を伸ばした位置)に する。操作板51の丸孔52を操作部10の曲率ロッド37の先端頭部にくぐら せ、長孔52aで距離調整をして、操作部10のブラケット32の係合突起31 に丸孔53を掛合させる。すると、フリー状態(図7)にあったロック機構38 は、ハンドル30取付け状態(操作板51押し付け最小、図8)となる。
【0025】 次に、地上操作ハンドル30を下方に引張ると、曲率ロッド37の先端頭部を 支点とし、ブラケット32の係合突起31を作用点として、ブラケット32が下 方へ移動する(図9)。ブラケット32が操作部10のケース24の溝36の下 端に来ると、ブラケット32が締付けられているロッドケーブル8(芯帯11) も溝36の下端まで引き下げられ、ケーブルアッセンブリ6の上端部7、ハンド ルアタッチメント5を介して高圧負荷開閉器1の操作ハンドル4が入位置に切換 わり、開閉器1が入状態となる。
【0026】 入状態において、操作部10のブラケット32の係合突起31より操作板51 の丸孔53を取り外し、曲率ロッド37の先端頭部より操作板51の丸孔52を 取り外すと、操作部10のロック機構38はロック状態となる。即ち、図10に 示す如く、スプリング41の付勢力によって、ロック板39の短辺側先端39a がケース24の二段状の窓孔44からケース24外へ突出し、その先端側面が窓 孔44に当って押圧し動きを封じ、ロック状態となる。この時、表示矢ストッパ 42bがブラケット32の長孔43に挿入される。なお、現実には、ブラケット 32の位置は、取り付ける開閉器の種類によって一定には定まらないため、表示 矢ストッパ42bが長孔43に挿入されない場合もある。
【0027】 さらに、地上操作ハンドル30の操作板51を操作部10に取り付け(図11 )、地上操作ハンドル30を上方へ押し上げると、先に説明したのとは逆に、ロ ック板39の短辺側先端39a及び表示矢ストッパ42bが引っ込み、ブラケッ ト32が動けるようになり、ブラケット32が操作部10のケース24の溝36 の上端に移動し、ブラケット32が締付けられているロッドケーブル8(芯帯1 1)も溝36の上端まで押し上げられ、ケーブルアッセンブリ6の上端部7、ハ ンドルアタッチメント5を介して高圧負荷開閉器1の操作ハンドル4が切位置に 切り替わり、開閉器1が切状態となる。
【0028】 なお、図12は地上操作ハンドル30を操作部10に取り付けて、操作板51 を最大に押し付けた状態を示す。押し付けの最大、即ちロック板39の傾きは、 ロック板39の曲率ロッド37側に突出した部分にある割りピン48のケース2 4との当接により規制される。
【0029】 上記した本実施例の地上操作ハンドル30の先端側に設けた曲率ロッド37と の掛合部は、丸孔52と該丸孔52に連続した長孔52aであったが、地上操作 ハンドル30の先端から長めのスリットを形成しても同様の機能を果たす。 また、本実施例では地上操作ハンドル30の支点となる操作部10を、突状の 曲率ロッド37とし、操作板51の方に丸孔52,長孔52aを設けたが、これ に限定されるものではなく、操作部10側を長孔やスリット等の孔のあいたブラ ケットとし、操作板51の方に突出物を設けてもよい。
【0030】 このように本考案は、昇柱することなく、地上操作ハンドルによって地上から 直接柱上用開閉器を入・切できるので、作業性が良いと共に、操作部を地上から 2.5〜3mの位置に取り付けることができ、通行人のいたずら、又自動車等の 接触等による破損のおそれがない。 また、操作ハンドルは、操作部への着脱位置(上)と運搬時にコンパクトに折 り畳む位置(下)(図13乃至図15参照)とでそれぞれラッチが掛かる構造と したので、携帯に便利である。なお、操作ハンドルは絶縁棒となっているため、 金属部に触れることなく感電のおそれがない。 さらに、本考案のロッドケーブルとして、レリーズケーブルを使用した場合に は、既設の開閉器の取付位置をずらすことなく取付けが可能で、途中にある他機 器の取付バンド等の障害物を容易に回避することができる。
【0031】 しかも、この一例として挙げたレリーズケーブルは、内部にボールベアリング を使用しているため、操作力がわずかで済み、効率よく操作力を開閉器まで伝達 できる。また、防水対策として上部にOリングパッキンを使用しているが、万一 傷等のダメージを受け、水が浸入しても、下部は水が抜ける構造となっており、 しかも内部部材は腐食に強いステンレスで構成されているため問題はない。 そして、操作部は簡単かつ丈夫な構成としたので、操作部に雪及び氷が付着し た場合でも容易に除去でき、支障なく操作することができる。また、本考案の製 品は比較的安価に製作することができる。
【0032】
【考案の効果】
本考案の柱上用開閉器の開閉操作装置は、柱上開閉器の操作ハンドルに連繋し て、ロッドケーブルの下端に操作部を設け、操作部のケース体に開閉器の開閉に 必要なストロークの溝をロッドケーブル下端の延長上に穿設し、ケース体の一方 の側壁にレバー状の地上操作ハンドルの支点となる係合体を設けると共に、ロッ ドケーブルの下端に溝からケース表面外へ突出し、地上操作ハンドルの作用点と なる係合物を設けたので、作業員は開閉器の開閉操作を昇柱或いははしごや脚立 を利用することなく、地上に立脚したまま地上操作ハンドル先端の支点となる掛 止部を係合体に嵌め、作用点となる掛止部を係合物に嵌めて、上又下に作動させ るだけで、開閉器の入・切を操作することができる。従って、作業性がよいと共 に、安全に作業ができ、作業者の高齢化にも対処することができる。
【0033】 また、本装置は、請求項7に記載したロック機構を具備しているので、昇柱作 業時に足が引掛るなど外部から操作部に力が加わっても誤動作することがなく、 しかも、操作ハンドルを取り付けると自動的にロックが解除し、ハンドルを取り 外すと自動的にロックが掛るようになっているため、安全で、確実に動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体を示す斜視説明図である。
【図2】本考案のケーブルアッセンブリの正面図であ
る。
【図3】本考案のケーブルアッセンブリの側面図であ
る。
【図4】本考案の一例のロッドケーブルの内部構造を示
す説明図である。
【図5】本考案の要部の操作部の正面説明図である。
【図6】本考案の要部の操作部の右側面説明図である。
【図7】本考案の要部の操作部のロック機構の動作を示
すフリー状態の平面説明図である。
【図8】同じくハンドル取付状態(当板押し付け最小)
の平面説明図である。
【図9】同じくハンドル取付状態の平面説明図である。
【図10】同じくロック状態の平面説明図である。
【図11】同じくロック状態を解除した状態の平面説明
図である。
【図12】同じくハンドル取付状態(当板押し付け最
大)の平面説明図である。
【図13】操作ハンドルの使用時の正面説明図である。
【図14】操作ハンドルの折り畳んだ時の正面説明図で
ある。
【図15】操作ハンドルの折り畳んだ時の側面説明図で
ある。
【図16】従来の柱上用開閉器の開閉操作装置の正面簡
略説明図である。
【符号の説明】
1 高圧負荷開閉器 2 電柱 4 操作ハンドル 6 ケーブルアッセンブリ 7 上端部 8 ロッドケーブル 10 操作部 21 連結部支持金具 22 ステンレスバンド 23 操作部取付バンド 24 ケース 30 操作ハンドル 31 係合突起 32 ブラケット 36 溝 37 曲率ロッド(係合体) 38 ロック機構 39 ロック板 39a ストッパ 40 ハンドル当板 41 スプリング 42a,42b 表示矢ストッパ(丸棒) 48 割りピン(ピン体) 50 本体(地上操作ハンドル本体) 51 操作板 52 丸孔(支点の掛止部) 52a 長孔(支点の掛止部) 53 丸孔(作用点の掛止部) 54 ピン 55 ストッパピン 56 ストッパピン嵌合孔

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱上用開閉器の操作ハンドルに連繋し
    て、該操作ハンドル側から上端部,ロッドケーブル,操
    作部を有するケーブルアッセンブリを備え、前記操作部
    でロッドケーブル下端を地上より上下動させて前記開閉
    器の操作ハンドルを作動させ、開閉器の開閉を行う柱上
    用開閉器の開閉操作装置であって、前記操作部のケース
    体に前記開閉器の開閉に必要なストロークの溝を前記ロ
    ッドケーブル下端の延長上に穿設し、前記ケース体の一
    方の側壁にレバー状の地上操作ハンドルの支点となる係
    合体を設けると共に、前記ロッドケーブル下端に前記溝
    からケース表面外に突出し、前記地上操作ハンドルの作
    用点となる係合物を設けたことを特徴とする柱上用開閉
    器の開閉操作装置。
  2. 【請求項2】 前記地上操作ハンドルは、ハンドル本体
    の先端に平板状の操作板を回動自在に枢着し、該操作板
    の先端に前記操作部の係合体と嵌合する掛止部を有し、
    かつ該掛止部より所定距離他端側に隔たった位置に操作
    部の係合物と嵌合する掛止部を有することを特徴とする
    請求項1記載の柱上用開閉器の開閉操作装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース体の一方の側壁に設けられる
    係合体が突出物であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の柱上用開閉器の開閉操作装置。
  4. 【請求項4】 前記ケース体の側壁に設けられる係合体
    が孔を有するブラケットであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の柱上用開閉器の開閉操作装置。
  5. 【請求項5】 前記地上操作ハンドルに設けられる前記
    ケース体の係合体への掛止部が孔であることを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載の柱上用開閉器の開閉操作装
    置。
  6. 【請求項6】 前記地上操作ハンドルに設けられる前記
    ケース体の係合体への掛止部が突出物であることを特徴
    とする請求項1,2又は4記載の柱上用開閉器の開閉操
    作装置。
  7. 【請求項7】 ケース体内に設けられ、長辺と短辺をも
    つL型のロック板と、該ロック板の長辺の中途部を貫通
    し、その一部が該ロック板側に折曲げられて該ロック板
    に取着され、その前端が地上操作ハンドルの係合時、常
    にハンドル背面に追従するハンドル当板と、該ハンドル
    当板の後端とハンドル係合部と反対側のケース壁との間
    に張設され、常にロック板の短辺側ストッパを時計方向
    に回動させてハンドルの非係合時、ケースの窓孔端部を
    押圧ロックするように付勢するスプリングと、前記ハン
    ドル係合部側のケース外に露出し、前記ロック板の短辺
    側ストッパの回動を規制するロック板長辺側端部に挿着
    されたピン体と、前記ロック板の短辺に固着され、夫々
    ロッドケーブル下端の上下移動限を入切位置とするスト
    ッパとなる一対の丸棒とを具備することを特徴とする柱
    上用開閉器の開閉操作装置のロック機構。
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