JPH0716472Y2 - 筆記具における金属パイプと樹脂部品の固定装置 - Google Patents

筆記具における金属パイプと樹脂部品の固定装置

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JPH0716472Y2
JPH0716472Y2 JP1988029504U JP2950488U JPH0716472Y2 JP H0716472 Y2 JPH0716472 Y2 JP H0716472Y2 JP 1988029504 U JP1988029504 U JP 1988029504U JP 2950488 U JP2950488 U JP 2950488U JP H0716472 Y2 JPH0716472 Y2 JP H0716472Y2
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JP
Japan
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metal pipe
fixing device
convex
resin
resin component
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和彦 古川
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、筆記具において、外装用,内蔵部品取付用等
として使用される金属パイプに、尾栓等の樹脂で形成さ
れた部品を装嵌、固定するための、筆記具における金属
パイプと樹脂部品の固定装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、筆記具においては、高級感を出すために金属パイ
プが多用されてはいるが、機能を果すためには単なる筒
状ではなく、種々の形状をした樹脂部品が多く用いられ
る。
そこで、金属パイプに樹脂部品を固定する必要性が生
じ、その手段として装着、カシメ、圧入、ネジ込み等の
方法がとられている。
その圧入方法の一例を第4図に示すが、この方法は金属
パイプ1の内面に環状溝2を形成すると共に、樹脂部品
3の内空洞の円筒部4には先端をテーパ5aとした突環部
5を形成し、この円筒部4を金属パイプ1内に圧入し、
環状溝2と突環部5とを噛合させたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の金属パイプと樹脂部品の固定装置として接着を用
いる際には、その工程が面倒であると共に、接着剤の固
化までに時間を要し、油分除去のための洗浄工程も必要
である。
又、接着強度や接着位置が不安定であり、しかもその工
程が自動化できにくい等の欠点がある。
一方カシメは、金属パイプの外径を圧してカシメルこと
となるので、外観が不体裁となるばかりでなく、充分な
強度を得るためには、カシメ量を多くしなければなら
ず、金属パイプに割れを生じたり、内部の樹脂部品に悪
影響を与え、金属パイプに塗装やメッキが施されている
場合は剥離を生ずることがある等の欠点がある。
更に、ネジ込み式とする時は、ネジ部の形成加工、組立
作業が面倒であり、金属パイプを肉厚としなければなら
ず、緩みを生じ易い等の欠点がある。
又、第4図の圧入においては、圧入後樹脂のクリープ現
象によって、ゆるみやガタを生じ易く、金属パイプ1の
断面が円形の場合には、回転方向のガタ止めが困難であ
る等の欠点がある。
本考案は、従来の筆記具における金属パイプと樹脂部品
の固定装置の前述の欠点を解消し、外観を損ずることな
く、各種の環境でも充分な強度を有し、特に回転方向に
対してもガタを生じない金属パイプと樹脂部品の固定装
置を簡便な製作方法で提供できるようにすることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の目的を達成するためのもので、その手
段は、外装用又は部品の収容もしくは取付用の軸筒等の
金属パイプ11の内面に、奥端に他の部位と非連続で凸状
の角部13aを有し且つ入口端に向って傾斜している凸リ
ブ13を複数箇所に形成し、該凸リブ13の内径より僅かに
大径の尾栓12等樹脂部品の円筒部15を前記凸リブ13の内
側にその凸リブ13の前記角部13aが喰い込むように圧入
することを特徴とする筆記具における金属パイプと樹脂
部品の固定装置によってなされる。
〔作用〕
本考案の筆記具における金属パイプと樹脂部品の固定装
置においては、凸リブの入口端側に形成された傾斜面に
よって、凸リブの内径よりも大きい径の樹脂部品の円筒
部が削られることなく圧入される。
そして、この円筒部には凸リブの奥端の角部が喰い込む
状態となり、樹脂部品の抜脱が防止される。
同時に、この喰い込みは、樹脂部品の回転をも阻止する
ので、回転方向のガタを生じることもない。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の一実施例を、第1図,第2図について説
明する。
11は筆記具の軸筒となる内径dの金属パイプで、これに
樹脂で形成された尾栓12が嵌着される側の端部に近接し
て、複数本、例えば4本の凸リブ13を突設する。
この凸リブ13は奥端が角状13aに形成され、この角状13a
から端面までの寸法はlで突リブ13の高さはhである。
そして、この凸リブ13の端面側は、金属パイプ11の端面
近くの内面を含んで、端面に至るに従い拡がるテーパ面
13bに形成されている。
一方、尾栓12は、鍔部14に連続して長さLの円筒部15に
形成され、その先端は小径となるテーパ面15aとなって
いる。
従って、テーパ面13b,15aによってガイドされ、円筒部1
5は削られることなく金属パイプ11内に圧入される。
この時、L>lであり.d−2hは円筒部15の直径d+pよ
りも小さいので、円筒部15に凸リブ13の角部13aが喰い
込んだ状態となる。
従って、尾栓12は金属パイプ11から抜脱せず、回転も阻
止され、ガタなく完全に固定されるものである。
このような状態を現出させるためには、凸リブ13の高さ
hは0.5ミリ以内、望ましくは0.05<h<0.2ミリの範囲
である。
従って、円筒部15の径d+pにおける圧入代pは0.5以
内、0.05∠h<0.2ミリの範囲が望ましい。
このような金属パイプと樹脂部品の固定装置において、
尚一層の耐抜け力が必要な場合には、樹脂部品、例えば
尾栓12の円筒部15に適宜凸リブを設けると共に、クリー
プ性の少い樹脂材料を用いると良い。
前記の実施例においては、金属パイプ11は総てプレス加
工により成型されているが、第3図に示す金属パイプ11
は押出管、溶接管等の連続的なパイプの製造方法で成型
されるもので、最終工程で凸リブ13が形成される。
従って、この凸リブ13の反対側には、溝16が形成され、
凸リブ13の平面的な形状は山形となり、端面にまでは達
しないが、端面側に向ってテーパ状となっている。
この実施例においても、前実施例と同様に尾栓12等の樹
脂部品が挿入、固定され、その作用効果は前実施例と変
るものではない。
〔考案の効果〕
本考案は敍上のように、樹脂部品を圧入するだけで抜脱
と回転の両方が防止され、しかも樹脂部品と金属パイプ
の回転方向の位置合せの必要がないため、圧入作業が簡
単容易となる。
そして、外観的には何の変化もないので体裁が佳良であ
り、凸リブの角部が樹脂部品の円筒部に喰い込むため
に、樹脂部品に多少のクリープがあっても抜脱すること
がない。
しかも、金属パイプに対する凸リブの成型は、プレス加
工のパイプ成型の一部で行えるので、その成型はコスト
アップとはならず、樹脂部品にアンダーカット等の特殊
成型を必要としないため、安価,多量に生産できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分離状態の断面図、第2図
は第1図のA-A線断面図、第3図は他の実施例の金属パ
イプの要部の断面図、第4図は従来の分離状態の断面図
である。 11……金属パイプ,12……尾栓,13……凸リブ,13a……角
状,13b……テーパ面,14……鍔部,15……円筒部,15a……
テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装用又は部品の収容もしくは取付用の軸
    筒等の金属パイプ11の内面に、奥端に他の部位と非連続
    で凸状の角部13aを有し且つ入口端に向って傾斜してい
    る凸リブ13を複数箇所に形成し、該凸リブ13の内径より
    僅かに大径の尾栓12等樹脂部品の円筒部15を前記凸リブ
    13の内側にその凸リブ13の前記角部13aが喰い込むよう
    に圧入することを特徴とする筆記具における金属パイプ
    と樹脂部品の固定装置。
JP1988029504U 1988-03-04 1988-03-04 筆記具における金属パイプと樹脂部品の固定装置 Expired - Lifetime JPH0716472Y2 (ja)

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JP2006088343A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Pilot Precision Co Ltd シャープペンシル
JP2008044303A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Aska Company 筆記具

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