JPH07164252A - 複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法 - Google Patents
複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法Info
- Publication number
- JPH07164252A JPH07164252A JP30798193A JP30798193A JPH07164252A JP H07164252 A JPH07164252 A JP H07164252A JP 30798193 A JP30798193 A JP 30798193A JP 30798193 A JP30798193 A JP 30798193A JP H07164252 A JPH07164252 A JP H07164252A
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- Japan
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- guide rail
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 案内レールを直線状に、互に平行に組み立て
る方法を提供する。 【構成】 一方の案内レール21 を長さ方向と直角の方
向の微小な水平方向の曲がりを弾性的に矯正した状態に
おいて取り付けベース51 に取り付け、他方の案内レー
ル22を長さ方向と直角の方向の微小な水平方向の曲が
りを弾性的に矯正した状態において取り付けベース52
に取り付け、一方の案内レール21 が取り付けられた取
り付けベース51 を案内装置のベース1の取り付け基準
面11を基準としてこの案内装置のベース1に取り付
け、先に取り付けられた一方の案内レール21 を基準に
してこの案内レール21 と取り付けベース52 に取り付
けられた他方の案内レール22 とを平行状態にして取り
付けベース52 を案内装置のベース1に取り付ける複数
本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法。
る方法を提供する。 【構成】 一方の案内レール21 を長さ方向と直角の方
向の微小な水平方向の曲がりを弾性的に矯正した状態に
おいて取り付けベース51 に取り付け、他方の案内レー
ル22を長さ方向と直角の方向の微小な水平方向の曲が
りを弾性的に矯正した状態において取り付けベース52
に取り付け、一方の案内レール21 が取り付けられた取
り付けベース51 を案内装置のベース1の取り付け基準
面11を基準としてこの案内装置のベース1に取り付
け、先に取り付けられた一方の案内レール21 を基準に
してこの案内レール21 と取り付けベース52 に取り付
けられた他方の案内レール22 とを平行状態にして取り
付けベース52 を案内装置のベース1に取り付ける複数
本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数本の案内レール
を有する案内装置の組み立て方法に関する。
を有する案内装置の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数本の案内レールを有する案内装置の
従来例を図3を参照して説明する。図3において、1は
案内装置のベースであり、21 および22 はベース1に
直線に、且つ平行に固定されるべき案内レールである。
31 および32 は案内レール2に案内されるスライダ或
は車輪である。4はテーブルであり、スライダ或は車輪
3に取り付けられて案内レール2に案内されるべきもの
である。
従来例を図3を参照して説明する。図3において、1は
案内装置のベースであり、21 および22 はベース1に
直線に、且つ平行に固定されるべき案内レールである。
31 および32 は案内レール2に案内されるスライダ或
は車輪である。4はテーブルであり、スライダ或は車輪
3に取り付けられて案内レール2に案内されるべきもの
である。
【0003】上述の通りの案内レール2を使用して案内
装置を組み立て構成する場合、案内レール2はこれを直
線にした状態において、両案内レール2が互に正確に平
行にベース1に対して固定することができれば案内位置
決めの精度の高い案内装置を提供することができる。精
密な案内装置を組み立て構成する場合は、両案内レール
2自体の直線条件および両案内レール2の平行条件はよ
り厳密に満足されなければならない。ところで、この案
内レール2は、一般に、その長さ30cm当り長さ方向
と直角の方向の水平方向に数10μmのオーダーの微小
な曲がりを内在するものである。
装置を組み立て構成する場合、案内レール2はこれを直
線にした状態において、両案内レール2が互に正確に平
行にベース1に対して固定することができれば案内位置
決めの精度の高い案内装置を提供することができる。精
密な案内装置を組み立て構成する場合は、両案内レール
2自体の直線条件および両案内レール2の平行条件はよ
り厳密に満足されなければならない。ところで、この案
内レール2は、一般に、その長さ30cm当り長さ方向
と直角の方向の水平方向に数10μmのオーダーの微小
な曲がりを内在するものである。
【0004】この様な曲がりを内在する案内レール2を
使用して精密な案内装置を組み立てる場合、ベース1に
取り付け基準面11を構成する。この取り付け基準面1
1は案内レール2が固定されるべきところの近傍に構成
される。案内レール2の内の一方の案内レール21 をベ
ース1に構成された取り付け基準面11に対して圧し付
けながら案内レール21 の微小な水平方向の曲がりを弾
性的に矯正した状態において案内レール21 をベース1
に取り付ける。なお、この取り付け基準面11は一応の
基準面であって、矯正は他の精密測距装置の助けを借り
て実施される。取り付けは例えばボルトにより実施する
のであるが、このボルトおよびこれに対応するナット部
は両者間に通常は数10μmのオーダーの遊びを有して
いる。
使用して精密な案内装置を組み立てる場合、ベース1に
取り付け基準面11を構成する。この取り付け基準面1
1は案内レール2が固定されるべきところの近傍に構成
される。案内レール2の内の一方の案内レール21 をベ
ース1に構成された取り付け基準面11に対して圧し付
けながら案内レール21 の微小な水平方向の曲がりを弾
性的に矯正した状態において案内レール21 をベース1
に取り付ける。なお、この取り付け基準面11は一応の
基準面であって、矯正は他の精密測距装置の助けを借り
て実施される。取り付けは例えばボルトにより実施する
のであるが、このボルトおよびこれに対応するナット部
は両者間に通常は数10μmのオーダーの遊びを有して
いる。
【0005】次に、他方の案内レール22 をベース1に
固定する訳であるが、これは上述の如く取り付け基準面
11を基準として水平方向の曲がりを矯正された状態に
おいてベース1に正しく本締めされた一方の取り付け基
準面側案内レール21を基準として行なわれる。以下、
これについて説明する。 (1) 図3を参照するに、これは基準面側案内レール
21 に倣わす仕方である。先ず、他方の案内レール22
をベース1に仮締めする。次に、スライダ3に取り付け
られたテーブル4を、ベース1に正しく本締めれた基準
面側案内レール21 と仮締めされた他方の案内レール2
2 とにより案内させる。この場合、本締めされた基準面
側案内レール21 側のスライダ31 は2個共テーブル4
に本締めされるが、仮締めされた他方の案内レール22
側のスライダ32 の内の一方のみはテーブル4に対して
仮締めの状態にしておく。ここで、テーブル4をスライ
ダ3を介して両案内レール2上を移動させながら摺動抵
抗の様子を確認しながら仮締め状態にある他方の案内レ
ール2を本締めする。
固定する訳であるが、これは上述の如く取り付け基準面
11を基準として水平方向の曲がりを矯正された状態に
おいてベース1に正しく本締めされた一方の取り付け基
準面側案内レール21を基準として行なわれる。以下、
これについて説明する。 (1) 図3を参照するに、これは基準面側案内レール
21 に倣わす仕方である。先ず、他方の案内レール22
をベース1に仮締めする。次に、スライダ3に取り付け
られたテーブル4を、ベース1に正しく本締めれた基準
面側案内レール21 と仮締めされた他方の案内レール2
2 とにより案内させる。この場合、本締めされた基準面
側案内レール21 側のスライダ31 は2個共テーブル4
に本締めされるが、仮締めされた他方の案内レール22
側のスライダ32 の内の一方のみはテーブル4に対して
仮締めの状態にしておく。ここで、テーブル4をスライ
ダ3を介して両案内レール2上を移動させながら摺動抵
抗の様子を確認しながら仮締め状態にある他方の案内レ
ール2を本締めする。
【0006】(2) 図4を参照するに、これは平行度
を決める慣用の治具20を使用する仕方である。基準面
側案内レール21 の内側面を疑似的基準面としてこれに
対する、仮締め状態にある他方の案内レール22 の内側
面を疑似的基準面としてこれの平行度を取り付けボルト
の取り付けピッチ毎に確認しながら仮締め状態にある他
方の案内レール2を本締めする。
を決める慣用の治具20を使用する仕方である。基準面
側案内レール21 の内側面を疑似的基準面としてこれに
対する、仮締め状態にある他方の案内レール22 の内側
面を疑似的基準面としてこれの平行度を取り付けボルト
の取り付けピッチ毎に確認しながら仮締め状態にある他
方の案内レール2を本締めする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】2本の案内レールを有
する案内装置を組み立てる上述の通りの組み立てについ
て考慮してみる。図3を参照するに、取り付け基準面1
1側の案内レール21 は取り付け基準面11を一応の基
準面として水平方向の曲がりを矯正した状態においてベ
ース1に本締めすることができる。しかし、他方の案内
レール22 は水平方向の曲がりを矯正する基準面を有し
ないので、水平方向の曲がりを矯正しないで曲がりが内
在したままベース1に本締めされることとなる。
する案内装置を組み立てる上述の通りの組み立てについ
て考慮してみる。図3を参照するに、取り付け基準面1
1側の案内レール21 は取り付け基準面11を一応の基
準面として水平方向の曲がりを矯正した状態においてベ
ース1に本締めすることができる。しかし、他方の案内
レール22 は水平方向の曲がりを矯正する基準面を有し
ないので、水平方向の曲がりを矯正しないで曲がりが内
在したままベース1に本締めされることとなる。
【0008】そして、上述した図4による治具20を使
用する組み立ての仕方について、これは基準面側案内レ
ール21の疑似的基準面に対して他方の案内レール22
の疑似的基準面を平行にしようとするものである。しか
し、他方の案内レール22 には本来的に曲がりが内在し
ているので、これと基準面側案内レール21 の疑似的基
準面との間の平行度出しをしようとしても当然その精度
に限界がある。
用する組み立ての仕方について、これは基準面側案内レ
ール21の疑似的基準面に対して他方の案内レール22
の疑似的基準面を平行にしようとするものである。しか
し、他方の案内レール22 には本来的に曲がりが内在し
ているので、これと基準面側案内レール21 の疑似的基
準面との間の平行度出しをしようとしても当然その精度
に限界がある。
【0009】また、図3を参照して説明した基準面側案
内レール21 に倣わす仕方を実施する場合においても、
他方の案内レール22に本来的に存在する曲がりに起因
する摩擦、姿勢の変動に影響されて基準面側案内レール
21 の疑似的基準面との間の平行度出しについて保証す
ることはできない。この発明はこの様な問題を解消した
複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法を
提供するものである。
内レール21 に倣わす仕方を実施する場合においても、
他方の案内レール22に本来的に存在する曲がりに起因
する摩擦、姿勢の変動に影響されて基準面側案内レール
21 の疑似的基準面との間の平行度出しについて保証す
ることはできない。この発明はこの様な問題を解消した
複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】一方の案内レール21 を
長さ方向と直角の方向の微小な水平方向の曲がりを弾性
的に矯正した状態において取り付けベース51 に取り付
け、他方の案内レール22 を長さ方向と直角の方向の微
小な水平方向の曲がりを弾性的に矯正した状態において
取り付けベース52 に取り付け、一方の案内レール21
が取り付けられた取り付けベース51 を案内装置のベー
ス1の取り付け基準面11を基準としてこの案内装置の
ベース1に取り付け、先に取り付けられた一方の案内レ
ール21 を基準にしてこの案内レール21 と取り付けベ
ース52 に取り付けられた他方の案内レール22 とを平
行状態にして取り付けベース52 を案内装置のベース1
に取り付ける複数本の案内レールを有する案内装置の組
み立て方法を構成した。
長さ方向と直角の方向の微小な水平方向の曲がりを弾性
的に矯正した状態において取り付けベース51 に取り付
け、他方の案内レール22 を長さ方向と直角の方向の微
小な水平方向の曲がりを弾性的に矯正した状態において
取り付けベース52 に取り付け、一方の案内レール21
が取り付けられた取り付けベース51 を案内装置のベー
ス1の取り付け基準面11を基準としてこの案内装置の
ベース1に取り付け、先に取り付けられた一方の案内レ
ール21 を基準にしてこの案内レール21 と取り付けベ
ース52 に取り付けられた他方の案内レール22 とを平
行状態にして取り付けベース52 を案内装置のベース1
に取り付ける複数本の案内レールを有する案内装置の組
み立て方法を構成した。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図を参照して説明する。
図1において、1は案内装置のベースであり、21 およ
び22 はベース1に直線に、且つ平行に固定されるべき
案内レールである。31 および32 は案内レール2に案
内されるスライダ或は車輪である。4はテーブルであ
り、スライダ或は車輪3に取り付けられて案内レール2
に案内されるべきものである。以上は図3を参照して説
明された従来例と同様である。この発明は、案内レール
2を従来例の如くベース1に直接固定することはせず
に、取り付けベース5を新規に採用してこれを介して案
内レール2をベース1に固定するものである。
図1において、1は案内装置のベースであり、21 およ
び22 はベース1に直線に、且つ平行に固定されるべき
案内レールである。31 および32 は案内レール2に案
内されるスライダ或は車輪である。4はテーブルであ
り、スライダ或は車輪3に取り付けられて案内レール2
に案内されるべきものである。以上は図3を参照して説
明された従来例と同様である。この発明は、案内レール
2を従来例の如くベース1に直接固定することはせず
に、取り付けベース5を新規に採用してこれを介して案
内レール2をベース1に固定するものである。
【0012】図2を参照して取り付けベース5について
説明する。図2(a)はベース1の取り付け基準面11
側の取り付けベース51 、案内レール21 およびスライ
ダ3 1 の断面を示し、図2(b)は他方の取り付けベー
ス52 、案内レール22 およびスライダ32 の断面を示
す。この取り付けベース5はベース1と同程度の長さを
有する直方体であるものとする。この取り付けベース5
には取り付け基準面6が形成される。この取り付け基準
面6は案内レール2を取り付けベース5に固定するに際
して案内レール2の水平方向の曲がりを矯正する一応の
基準となる面である。この取り付けベース5の上面に
は、取り付け基準面6に平行なテーパ溝7が形成され
る。そして、8は別途準備されるテーパ付押圧駒8であ
る。
説明する。図2(a)はベース1の取り付け基準面11
側の取り付けベース51 、案内レール21 およびスライ
ダ3 1 の断面を示し、図2(b)は他方の取り付けベー
ス52 、案内レール22 およびスライダ32 の断面を示
す。この取り付けベース5はベース1と同程度の長さを
有する直方体であるものとする。この取り付けベース5
には取り付け基準面6が形成される。この取り付け基準
面6は案内レール2を取り付けベース5に固定するに際
して案内レール2の水平方向の曲がりを矯正する一応の
基準となる面である。この取り付けベース5の上面に
は、取り付け基準面6に平行なテーパ溝7が形成され
る。そして、8は別途準備されるテーパ付押圧駒8であ
る。
【0013】以下、この発明による取り付け方法を説明
する。先ず、案内レール2を取り付けベース5に取り付
ける。案内レール2を、取り付けベース5に構成された
取り付け基準面6を基準として案内レール2の微小な水
平方向の曲がりを弾性的に矯正しながら、取り付けベー
ス5に対して取り付ける。この取り付けは例えばボルト
により実施する。このボルトおよびこれに対応するナッ
ト部は両者間に通常は数10μmのオーダーの遊びを有
している。取り付けベース5の取り付け基準面6を基準
とする場合、基準案内レール2を取り付け基準面6に圧
し付けることをするが、このために取り付け基準面6に
平行にテーパ溝7を形成する。取り付けベース5の取り
付け基準面6に沿って案内レール2を配置したところ
で、案内レール2とテーパ溝7の壁面との間に一定間隔
毎に押圧駒8を打ち込み、圧入せしめる。押圧駒8の打
ち込み圧力は、レーザ測距器その他の精密測距器を使用
して案内レール2の直線性を確認しながら調整実施さ
れ、直線性が確認されたところで取り付けベース5に対
する案内レール2の本締めをする。
する。先ず、案内レール2を取り付けベース5に取り付
ける。案内レール2を、取り付けベース5に構成された
取り付け基準面6を基準として案内レール2の微小な水
平方向の曲がりを弾性的に矯正しながら、取り付けベー
ス5に対して取り付ける。この取り付けは例えばボルト
により実施する。このボルトおよびこれに対応するナッ
ト部は両者間に通常は数10μmのオーダーの遊びを有
している。取り付けベース5の取り付け基準面6を基準
とする場合、基準案内レール2を取り付け基準面6に圧
し付けることをするが、このために取り付け基準面6に
平行にテーパ溝7を形成する。取り付けベース5の取り
付け基準面6に沿って案内レール2を配置したところ
で、案内レール2とテーパ溝7の壁面との間に一定間隔
毎に押圧駒8を打ち込み、圧入せしめる。押圧駒8の打
ち込み圧力は、レーザ測距器その他の精密測距器を使用
して案内レール2の直線性を確認しながら調整実施さ
れ、直線性が確認されたところで取り付けベース5に対
する案内レール2の本締めをする。
【0014】以上の如くすることにより、案内レール2
1 および案内レール22 自体の長さ方向に関する曲がり
は、取り付けベース5の取り付け基準面6を一応の基準
として精密測距器の助けを借りて、双方共に矯正され
る。即ち、案内レール2は双方共に取り付けベース5に
対して長さ方向に関してほぼ完全に水平方向の直線性が
保証された状態において固定されるに到る。
1 および案内レール22 自体の長さ方向に関する曲がり
は、取り付けベース5の取り付け基準面6を一応の基準
として精密測距器の助けを借りて、双方共に矯正され
る。即ち、案内レール2は双方共に取り付けベース5に
対して長さ方向に関してほぼ完全に水平方向の直線性が
保証された状態において固定されるに到る。
【0015】次いで、案内レール2が取り付けられた取
り付けベース5を案内装置のベース1に取り付ける。先
ず、案内レール21 が取り付けられた取り付けベース5
1 を案内装置のベース1に取り付ける。この場合、ベー
ス1の取り付け基準面11を一応の基準にし、これに取
り付けベース51 の長さ方向垂直面を押し付けた状態に
おいて取り付けベース51 をベース1に取り付ける。な
お、この取り付けは例えばボルトにより実施する。
り付けベース5を案内装置のベース1に取り付ける。先
ず、案内レール21 が取り付けられた取り付けベース5
1 を案内装置のベース1に取り付ける。この場合、ベー
ス1の取り付け基準面11を一応の基準にし、これに取
り付けベース51 の長さ方向垂直面を押し付けた状態に
おいて取り付けベース51 をベース1に取り付ける。な
お、この取り付けは例えばボルトにより実施する。
【0016】今度は、案内レール22 が取り付けられた
取り付けベース52 をベース1に取り付ける。この場合
は、先に取り付けられた案内レール21 を基準にし、こ
の案内レール21 と取り付けベース52 に取り付けられ
た案内レール22 とが平行になる様に取り付けベース5
2 をベース1に本締め固定する。この平行度出しは上述
された(1)或は(2)において実施された仕方に依る
ものとすることができる。
取り付けベース52 をベース1に取り付ける。この場合
は、先に取り付けられた案内レール21 を基準にし、こ
の案内レール21 と取り付けベース52 に取り付けられ
た案内レール22 とが平行になる様に取り付けベース5
2 をベース1に本締め固定する。この平行度出しは上述
された(1)或は(2)において実施された仕方に依る
ものとすることができる。
【0017】以上の実施例は案内レールの本数が2本の
場合の例であるが、案内レールの本数は3本以上であっ
ても上述と同様に案内レールを直線状に、互に平行に組
み立てる。
場合の例であるが、案内レールの本数は3本以上であっ
ても上述と同様に案内レールを直線状に、互に平行に組
み立てる。
【0018】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、上述
の如くすることにより、案内レール2 1 および案内レー
ル22 の双方共に取り付けベース5に対して直線状に矯
正された状態において取り付けられている。矯正するに
際しても、案内レール2とテーパ溝7の壁面との間に打
ち込み、圧入される押圧駒8の打ち込み圧力を適宜に調
整することにより、案内レール2を容易に直線状にする
ことができる。
の如くすることにより、案内レール2 1 および案内レー
ル22 の双方共に取り付けベース5に対して直線状に矯
正された状態において取り付けられている。矯正するに
際しても、案内レール2とテーパ溝7の壁面との間に打
ち込み、圧入される押圧駒8の打ち込み圧力を適宜に調
整することにより、案内レール2を容易に直線状にする
ことができる。
【0019】そして、案内レール21 および案内レール
22 の双方共に直線状とされているところから、これら
の間の平行度出しも極く容易にほぼ完全に実施すること
ができる。構成された案内装置の2本の案内レール21
および案内レール22 それ自体はほぼ完全に直線状であ
り、その上に平行度出しもほぼ完全である。従って、ス
ライダ3を介してテーブル4を案内させる場合、案内レ
ール2とスライダ3との間の摩擦は極く小さくてテーブ
ル4の運行は平滑であり、テーブル4の運行方向となす
角度は殆ど変化せず一定であり、姿勢精度は極めて高
い。
22 の双方共に直線状とされているところから、これら
の間の平行度出しも極く容易にほぼ完全に実施すること
ができる。構成された案内装置の2本の案内レール21
および案内レール22 それ自体はほぼ完全に直線状であ
り、その上に平行度出しもほぼ完全である。従って、ス
ライダ3を介してテーブル4を案内させる場合、案内レ
ール2とスライダ3との間の摩擦は極く小さくてテーブ
ル4の運行は平滑であり、テーブル4の運行方向となす
角度は殆ど変化せず一定であり、姿勢精度は極めて高
い。
【図1】この発明の実施例を説明する図。
【図2】取り付けベースを説明する図。
【図3】複数本の案内レールを有する案内装置の従来例
を説明する図。
を説明する図。
【図4】平行度を決める仕方を説明する図。
1 案内装置のベース 11 取り付け基準面 21 案内レール 22 案内レール 51 取り付けベース 52 取り付けベース 61 取り付け基準面 62 取り付け基準面
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の案内レールを長さ方向と直角の方
向の微小な水平方向の曲がりを弾性的に矯正した状態に
おいて取り付けベースに取り付け、 他方の案内レールを長さ方向と直角の方向の微小な水平
方向の曲がりを弾性的に矯正した状態において取り付け
ベースに取り付け、 一方の案内レールが取り付けられた取り付けベースを案
内装置のベースの取り付け基準面を基準としてこの案内
装置のベースに取り付け、 先に取り付けられた一方の案内レールを基準にしてこの
案内レールと取り付けベースに取り付けられた他方の案
内レールとを平行状態にして取り付けベースを案内装置
のベースに取り付けることを特徴とする複数本の案内レ
ールを有する案内装置の組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30798193A JPH07164252A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30798193A JPH07164252A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164252A true JPH07164252A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=17975472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30798193A Withdrawn JPH07164252A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 複数本の案内レールを有する案内装置の組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07164252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7140774B2 (en) | 2003-02-28 | 2006-11-28 | 3M Innovative Properties Company | Slidable fastener bearing assembly |
JP2020046514A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | キヤノン株式会社 | 位置決め装置 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30798193A patent/JPH07164252A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7140774B2 (en) | 2003-02-28 | 2006-11-28 | 3M Innovative Properties Company | Slidable fastener bearing assembly |
JP2020046514A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | キヤノン株式会社 | 位置決め装置 |
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