JP2899020B2 - 地上コイル敷設方法 - Google Patents

地上コイル敷設方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気浮上式輸送装置の浮上用コイルと推進用
コイルとを軌道側壁に取り付ける場合の敷設方法に関す
る。
[従来の技術] 超電導磁気浮上式鉄道の地上コイルは、浮上用コイル
と推進用コイルとの2つのコイルからなる。側壁浮上方
式の場合、この2つのコイルは共に軌道の側壁に取り付
けられる。
[発明が解決しようとする課題] 軌道は通常、その建設現場にてコンクリートを打つこ
とにより形成される。しかしこの様な通常の建設方法で
は、上記2つのコイル、特に浮上用コイルに要求される
取付精度が満足されるような、軌道の取付面を形成する
ことは不可能に近い。
特に側壁浮上方式の場合は浮上用コイルの取付位置が
走行する車両の上下位置を決定することもあって、極め
て厳しい精度が要求されている。
従って、現状では、軌道を建設した後、各コイル、あ
るいは浮上用コイルと推進用コイルとを組み合わせたも
のを、一つ一つ、その位置を測定し、スペーサ等により
上下位置を調整しつつ側壁に固定するといった作業効率
の低い方法を採らざるを得なかった。
[目的] 本発明は、効率的に地上コイルを軌道の側壁に取り付
けることができる地上コイル敷設方式を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明の地上コイル敷設方式は、 車体を浮上させるための浮上用コイルと車体を推進さ
せるための推進用コイルとからなる地上コイルを軌道の
側壁に設ける地上コイル敷設方法において、 軌道の形成時あるいは形成後に、垂直基準面とこれと
直交する水平基準面を予め高精度に形成した剛直な断面
L字状の長尺部材を、上記垂直基準面を軌道の側壁に沿
って、上記水平基準面を軌道の床部に沿って、それぞれ
高精度に取り付け、 その後、1つの上記長尺部材あたり、複数の浮上用コ
イルと推進用コイルとを、上記垂直基準面及び上記水平
基準面にて位置決めされるパネルを介して側壁に取り付
け、このとき浮上用コイルの下端面を上記水平基準面に
接触させることを特徴とする。
[作用] 地上コイルを敷設する場合、既に軌道の側壁には予め
高精度に垂直及び水平基準面を形成した剛直な長尺部材
が、高精度に取り付けられている。
この長尺部材は工場で機械加工により形成可能なもの
であり、容易に高精度なものが製造できる。しかも、長
尺部材は1つで複数の地上コイルに対応させることがで
きる。このことから、側壁に長尺部材を一度、高精度に
取り付ければ、複数の地上コイルが、パネルを介して垂
直及び水平基準面に配置するだけで高再度な取付・固定
が可能となる。しかも長尺部材は、コイル(アルミニウ
ム材等を用いることができるがそれでも重い)よりも軽
量な材料で剛直なものが形成できる。しかも形状は単純
である。従って長尺物の位置決め及び取付も比較的容易
である。特に、浮上用コイルは車体の上下位置を決定す
るものであり、それ自身の上下位置の厳しい精度が要求
されるが、この浮上用コイルの下端面を水平基準面に接
触させることにより、上下位置精度のきわめて良好な取
付が達成される。
こうして全体として極めて作業性良く、高精度な地上
コイルの取付ができる。
[実施例] 次に実施例について説明する。第1図は地上コイル1
を側壁3に取り付けた状態を示す断面図、第2図はその
正面図を示す(第2図のA−A断面が第1図に該当す
る)。
この地上コイル1の敷設は次のように行われる。まず
軌道5の建設を行う際に同時にあるいは軌道5の建設後
に、断面L字状の長尺鋼材7を軌道5の床部9と側壁3
とがなすコーナーに計測により正確に埋め込むか、ある
いはスペーサ等で位置決めして表面に固定する。長尺鋼
材7のコーナーは直角に形成されており、そのコーナー
を挟む2面7a,7bはそれぞれ位置決めのための垂直及び
水平基準面を構成している。
次にパネル11を取り付ける。パネル11はその製造工程
において既に高精度に形成されているものである。特に
上記長尺鋼材7の基準面7a,7bと接触する位置決め面11a
及び端面11b、更に位置決め面11aとは反対側のコイル取
付面11c及びそこに形成されている取付ボルト孔が高精
度に位置決めされて形成されている。
パネル11の側壁3に対する固定は、パネル11の位置決
め面11a及び端面11bが、長尺鋼材7の基準面7a,7bとの
接触状態が維持されれば、いかなる固定方法でもよい
が、例えば図示していないが、側壁3に穿設されている
孔部にパネル11に設けたロッドを挿入してコンクリート
や硬化性充填接着剤にて埋め込み固定する方法、逆に側
壁3に突設されているボルトをパネル11の孔部に挿入し
ナットで固定する方法、側壁3に設けた枠体にはめ込み
固定する方法等の固定方法がある。この固定の際には例
えばスペーサ等で、位置決め面11aと基準面7aとが、及
び端面11bと基準面7bとが密着するように、側壁3とパ
ネル11との間隔を調節する。
同様にして長尺鋼材7の基準面7a,7bを位置基準とし
て、第2図に示すごとく他の複数のパネル11が固定され
る。こうして、固定されたパネル11は高精度に位置を維
持して側壁3に対して固定されている。
次に地上コイル1の内、推進用コイル13がパネル11の
コイル取付面11cに取り付けられる。推進用コイル13に
は、第3図に示すごとく、そのコイル中心穴13a内面に
は、舌片13bが設けられている。この舌片13bの中央部の
貫通孔13cにボルト15を挿通しパネル11の取付ボルト孔
に螺入することにより、正確な位置に推進用コイル13が
固定されることになる。
次に残りの浮上用コイル17が取り付けられる。浮上用
コイル17は第4図に示すごとく、2つのコイル17a,17b
を2つの結合片17cにて結合した略8の字の形状をなし
ている。この浮上用コイル17の取付に際しては、既に取
り付けられている推進用コイル13の上から重ねるととも
に、下端面17dを長尺鋼材7の基準面7bに接触させて上
下位置を決定し、ボルト19を結合片17cに設けられた貫
通孔17eに挿通しパネル11の取付ボルト孔に螺入する。
このことにより、浮上用コイル17も正確な位置に固定さ
れることになる。特に浮上用コイル17は、車体Mの上下
位置を決定するものであり、それ自身の上下位置の厳し
い精度が要求されるため、下端面17dを基準面7bに接触
させることにより、上下位置精度の極めて良好な取付が
達成されている。
本実施例は上述のごとく、まず長尺鋼材7が軌道5の
側壁3と床部9とのコーナーに正確に配置されていると
ころへ、パネル11を基準面7a,7bに接触させて側壁3に
取り付け、次にパネル11に対してそのパネル11のコイル
取付面11cを基準にして推進用コイル13が取付けられ、
更にその推進用コイル13の表面と基準面7bとを基準とし
て浮上用コイル17が取り付けられている。従って、最終
的に地上コイル1全体が長尺鋼材7に正確に位置合わせ
される。
作業的には当初長尺鋼材7の位置を正確に設定してお
けば、多数の地上コイルの敷設は単に基準面7a,7bに合
わせて配置するのみで、面倒な測定や微調整を行うこと
なく、簡単に敷設でき、極めて効率的な敷設作業が可能
となる。
上記実施例においては、側壁3に対して、順にパネル
11、推進用コイル13及び浮上用コイル17が取り付けられ
たが、更に作業性を向上させるために、予め工場にて、
パネル11、推進用コイル13及び浮上用コイル17を高精度
に一体に組み立て、側壁3に対してはその一体物を取り
付けてもよい。このようにすると工場での組立が自動化
できるので、全体的に更に効率的な取付作業が可能とな
る。またその組立も、ボルト15,19のみでなく更に固定
状態を補強するような接着剤や固定部品にて相互に固定
してもよい。
また長尺部材として鋼材の代わりに、軽量で剛性のよ
い高いセラミックス等を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明の地上コイル敷設方法によれば、側壁の長尺部
材の基準面に地上コイルを配置・固定するだけで、微調
整をすることなく高精度な取付が可能となる。しかも長
尺部材の位置決め及び取付も比較的容易である。
こうして全体として極めて作業性良く、高精度な地上
コイルの取付ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の地上コイル敷設方法の一実施例により
構成された軌道の側壁断面図、第2図はその正面図、第
3図は推進用コイルの正面図、第4図は浮上用コイルの
正面図である。 1…地上コイル、3…側壁、5…軌道 7…長尺鋼材、7a,7b…基準面、9…床部 11…パネル、13…推進用コイル 17…浮上用コイル、M…車体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭63−12961(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 25/00 B60L 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体を浮上させるための浮上用コイルと車
    体を推進させるための推進用コイルとからなる地上コイ
    ルを軌道の側壁に設ける地上コイル敷設方法において、 軌道の形成時あるいは形成後に、垂直基準面にこれに直
    交する水平基準面を予め高精度に形成した剛直な断面L
    字状の長尺部材を、上記垂直基準面を軌道の側壁に沿っ
    て、上記水平基準面を軌道の床部に沿って、それぞれ高
    精度に取り付け、 その後、1つの上記長尺部材あたり、複数の浮上用コイ
    ルと推進用コイルとを、上記垂直基準面及び上記水平基
    準面にて位置決めされるパネルを介して側壁に取り付
    け、このとき浮上用コイルの下端面を上記水平基準面に
    接触させることを特徴とする地上コイル敷設方法。
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