JPH07163249A - マルチ作業用杭体 - Google Patents

マルチ作業用杭体

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JPH07163249A
JPH07163249A JP31142793A JP31142793A JPH07163249A JP H07163249 A JPH07163249 A JP H07163249A JP 31142793 A JP31142793 A JP 31142793A JP 31142793 A JP31142793 A JP 31142793A JP H07163249 A JPH07163249 A JP H07163249A
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JP
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pile
driving
piles
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posture
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JP31142793A
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English (en)
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Arinobu Ishida
有伸 石田
Hisatake Fujioka
久武 藤岡
Tokio Horikawa
時男 堀川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持レールによる載置姿勢が位置ずれなく安
定し、円滑な打ち込み作業が行えるマルチ作業用杭体を
提供する。 【構成】 略逆U字状に成形され、複数本の支持レール
22aで構成される支持部19において多数並列状態で
支持された状態から、1本づつ順次送り出されて、打ち
込み具41によって地面に打ち込まれるマルチ作業用杭
体において、前記各支持レール22aに係合して横方向
の位置決めを行う係止部26を備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略逆U字状に成形さ
れ、複数本の支持レールで構成される支持部において多
数並列状態で支持された状態から、1本づつ順次送り出
されて、打ち込み具によって地面に打ち込まれるマルチ
作業用杭体に関する。
【0002】
【従来の技術】上記マルチ作業用杭体において、従来で
は、例えば実開平3‐18738号公報に示されるよう
に、杭体は丸パイプ部材を逆U字状に屈曲成形するとと
もに、左右下端の打ち込み部を潰し変形させるよう構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、U字形の杭体を多数傾斜状態で並べて載
置支持させる場合、各杭体が丸パイプ材であることか
ら、前後方向傾斜姿勢の支持レールに対する左右載置位
置が定まらず姿勢が不安定になる欠点があり、打ち込み
具に対する待機姿勢が右下がりや左下がり等、左右打ち
込み作用部の位置が異なり、打ち込み作業時に杭が曲が
ったり、片方が土への入り込みが不十分になったりし
て、打ち込み姿勢が不安定になり作業が円滑に行えない
おそれがあって改善の余地があった。本発明は上記不具
合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
冒頭に記載したマルチ作業用杭体において、前記各支持
レールに係合して横方向の位置決めを行う係止部を備え
てある点にある。第2発明の特徴構成は、前記係止部を
備えたホルダーを一体的に取付け固定してある点にあ
る。
【0005】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、支持レールに対
して多数の杭体を載置支持させる場合であっても、杭体
に備えられた係止部が支持レールに対して横方向に位置
決めされるので、各杭体の横方向の位置が揃えられるこ
とになる。
【0006】第2発明の特徴構成によれば、上記第1発
明の作用に加えて、従来構造の杭体に対して別途、ホル
ダーを付設するだけで対応でき、一般に金属丸パイプ材
で構成される杭体自身に特別な加工を施す必要がない。
【0007】
【発明の効果】従って、第1発明によれば、略逆U字状
に成形される多数の杭体が並べて載置支持される状態か
ら順次1本づつ送り出し案内される杭打ち込み作業にお
いて、支持レールにより載置支持される状態で杭体の横
方向の位置ずれがなく、姿勢が安定して円滑な杭打ち込
み作業が行えるものとなった。
【0008】第2発明によれば、上記第1発明の効果に
加えて、杭体自身に煩わしい加工を施すことなく従来構
造の杭体をそのまま流用することができるとともに、別
体のホルダーを取付け固定するから、地面に強い力で打
ち込まれる杭体の剛性が向上するという利点もある。
【0009】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に、歩行型走行機体1に杭打ち装置2を装着した作業車
を示している。走行機体1は、左右一対の走行車輪3,
3を軸承したフレーム兼用のミッションケース4に対し
て片持ち状に取付けたエンジンフレーム5にエンジン6
を搭載支持してあり、このエンジン6の動力がベルトテ
ンション式走行クラッチを兼ねるベルト伝動機構7、静
油圧式無段変速装置8及びミッションケース4を介して
走行車輪3,3に伝えられ、機体を走行駆動するよう伝
動系を構成するとともに、エンジン6の動力をベルト伝
動機構9及び図示しない作業クラッチを介して動力取り
出し軸10に直接供給するよう作業装置駆動用伝動系を
構成してある。ミッションケース4の上部から斜め上方
に向けて操縦ハンドル11を延設し、この操縦ハンドル
11を握り操作しながら、ハンドル延設方向側〔図面右
側〕に向けて機体を走行させて杭打ち作業を行うよう構
成してある。前記操縦ハンドル11は、機体進行方向に
沿う姿勢と、斜め後方側に傾けた姿勢とに姿勢切り換え
自在に構成してある。
【0010】前記杭打ち装置2は、圃場にトンネル状に
マルチシートを張設するための逆U字状の杭Kを所定間
隔〔約1メートル〕おきに地面に打ち込んでいく作業を
行う。以下、その構成について説明する。
【0011】前記杭打ち装置2における枠体12は、図
1、図5に示すように、走行機体1よりも幅広に形成さ
れ、前記エンジンフレーム5及びミッションケース4に
設けられた作業装置連結部13に固定連結支持してあ
る。前記走行車輪3,3はこの枠体12の左右外方側
〔杭列の左右外方側〕に位置することになるから、ミッ
ションケース4の車輪駆動軸14から延長軸15を介し
て車軸16に連結する構成としてあり、前記延長軸15
は作業装置の荷重に起因して撓み変形するのを防止する
ために左右2個づつのピローブロック17により支持さ
れている。又、前記枠体12における機体連結部と反対
側端部は高さ調節自在な左右一対のキャスター輪18に
より接地支持されている。杭打ち装置2は、多数の杭を
傾斜姿勢で並べて支持する支持部19、この支持部19
から1本づつ杭を送り出す送り出し機構20、送り出さ
れた杭Kを地面に打ち込む打ち込み部21を備え、各部
は前記枠体12により支持される。
【0012】前記支持部19は、図2、図9に示すよう
に、4本の支持レール22a,22bを機体前後方向に
沿う傾斜姿勢で且つ杭Kの屈曲姿勢に沿う状態で左右方
向に並設し、各支持レール22a,22bに多数の杭K
を並列状態で載置支持するよう構成し、各杭列の上方側
は浮き上がりを阻止するために3本の押さえ杆23によ
って押さえ支持するよう構成してある。この支持レール
22a,22bの傾斜角度は自重で滑り落ちる程度の角
度〔水平姿勢から25度〜30度傾斜程度〕に設定して
ある。前記押さえ杆23は前後両側部において一体連結
され、下方側端部において、押さえ姿勢と上方に開放す
る姿勢とに横軸芯X1周りで回動自在に枠体12に枢支
してある。
【0013】前記各杭Kは、金属丸パイプ材を略逆U字
状に屈曲形成して構成するとともに、図9、図10に示
すように、中央部分に断面コの字形の合成樹脂製ホルダ
ー24を外嵌させ、両端部をビス25で締め付け一体的
に杭Kに固定してある。このホルダー24には円弧状部
分の内方側、つまり、前記支持レール22a,22bに
載置支持される箇所に中央側の2本の支持レール22a
に係止して左右への位置ずれを阻止するための係止部2
6を一体形成してある。
【0014】次の送り出し機構20について説明する。
上述したように傾斜姿勢の支持レール22a,22bに
載置され、自重で滑り落ちようとする杭列を複数の受け
止め具を電磁ソレノイドによって、受け止め作用位置と
受け止め支持を解除する退避位置とに出退自在に設けて
ある。詳述すると、図9、図10に示すように、摺動落
下案内される多数の杭列の最前端位置、前端側から2番
目の杭の前部位置、及び、杭列の中間位置の夫々におい
て、左右一対づつ受け止め具27,28,29を配置
し、走行機体1が設定距離〔約1メートル〕進む毎に順
次1本づつ杭Kが送り出されるように、且つ、杭列の全
体の荷重が、各受け止め具27,28,29のいずれか
の1つに掛からないように、各受け止め具27,28,
29を順次出退切り換え制御する制御手段を備えてあ
る。即ち、図1、図11に示すように、前記延長軸15
の途中部に取付けたスプロケット30と上方側固定支軸
31に遊端外嵌したスプロケット32に亘り無端チェー
ン33を巻回し、このチェーン33に適宜間隔をあけて
接当片34を付設し、車輪3が約1メートル走行する毎
に回動軌跡に近接させて配置した3個のリミットスイッ
チSW1,SW2,SW3にこの接当片34が接当作用
して各リミットスイッチSW1,SW2,SW3を順次
的に入り作動させるよう構成してある。そして、第1番
目に作動するリミットスイッチSW1が入り作動する
と、最前端位置に配置した一対の受け止め具27が受け
止め姿勢から所定短時間だけ解除姿勢に切り換わるよう
第1電磁ソレノイドSL1を励磁し、以下、同様にし
て、第2番目及び第3番目に作動するリミットスイッチ
SW2,SW3が入り作動すると、2番目の杭Kの前部
位置に配置した一対の受け止め具28及び杭列の中間位
置配置した一対の受け止め具29が順次、所定短時間だ
け解除姿勢に切り換わるように順次的に、第2、第3電
磁ソレノイドSL2,SL3を励磁駆動するようにして
制御手段を構成してある。このようにタイミングを設定
することで、図10に示すように、前端受け止め具27
が解除姿勢になると、最前端部の杭Kが1本だけ前方側
に滑り落ちて摺動落下案内され、前端受け止め具27が
受け止め姿勢に戻り、第2受け止め具28が解除姿勢に
なれば杭列の前半側部分が滑り落ち、前端受け止め具2
7により受け止め支持される。そして、中間位置の受け
止め具29が解除姿勢になれば後半側の杭列が滑り落
ち、1本づつ前半側に移動して不足分が供給され、その
後すぐに受け止め姿勢になり、後半側杭列の荷重を受け
止めることになる。尚、杭Kに取付け固定されるホルダ
ー24の前端側受け止め具27が作用する箇所には切欠
部35を形成して、受け止め具27が容易に入り込める
ことができるようにしてある。前記無端チェーン33の
駆動側スプロケット30と延長車軸15との間に一方向
回転クラッチ36を介装するとともに、チェーン33の
回動途中部には逆転防止機構37を設け、走行機体1が
所定方向〔図1中右方向〕に走行する場合にのみチェー
ン33が回動し、反対方向への走行時には回動しないよ
うにしてある。
【0015】次に打ち込み部21について説明する。図
3、図4に示すように、枠体12の機体進行方向上手側
の左右両側における縦姿勢の支柱部12aに設けたガイ
ドレール38に沿って、左右両側の3個のガイドローラ
39を備えた摺動案内部40によって、上下方向に昇降
自在に正面視門側に形成された打ち込み具41を摺動案
内するとともに、打ち込み具41の左右中間部からネジ
軸42を立設し、このネジ軸42に螺合する雌ネジ部材
43を正逆転駆動させて、打ち込み具41を一定ストロ
ークで昇降駆動操作するよう構成してある。前記雌ネジ
部材43は、枠体12に連設されたブラケット44によ
り上下位置固定状態で遊転自在に支持されており、前記
動力取り出し軸10から動力供給され回転駆動される。
その伝動系について説明すると、図1、図5に示すよう
に、動力取り出し軸10から第1ベルト伝動機構45、
杭列の横外方側箇所に設けた前後向き中継軸46、斜め
姿勢の伝動軸47、第2ベルト伝動機構48を介してベ
ベルギア機構49に動力伝達され、このベベルギア機構
49において縦向き回転に変更され、第3ベルト伝動機
構50を介して前記雌ネジ部材43に回転動力が供給さ
れるようにして、杭列を迂回する状態で動力伝達系を構
成してある。前記ベベルギア機構49には、図6に示す
ように、入力軸51に出力側ベベルギア52に咬合う一
対のベベルギア53,54を遊転外嵌するとともに、入
力軸51にスプライン外嵌されるシフトギア55をいず
れかの入力ベベルギア53,54に咬合わせることで、
出力軸56、つまり、雌ネジ部材43の回転方向が正転
状態と逆転状態に切り換えが行え、いずれのベベルギア
53,54にも咬合わない状態で中立状態になるよう構
成してある。尚、この回転状態の切り換えは、機体操縦
部側に備えた操作レバー57によって行えるように、シ
フトギア55の切換アーム58と操作レバー57とを連
係させるとともに、打ち込み具41が上下移動限界に至
ったときは自動的に中立状態になるよう連係させてあ
る。つまり、操作レバー57から押引きロッド59や揺
動リンク60等を介して杭列を迂回する状態で前記切換
アーム58に連動連係させてある。そして、図7に示す
ように、切換アーム58に連動連係されたアーム61か
らロッド62を垂下させ、このロッド62にスライド自
在に外嵌される操作片63を打ち込み具41に設け、打
ち込み具41が下降限界位置に到ると、この操作片63
が接当して引き操作され中立位置に強制復帰するよう
に、ロッド62の途中部に接当片64aを設けてある。
又、図8に示すように、操作レバー57と切換アーム5
8との連係途中において、操作レバー側の押引きロッド
59により横軸芯周りで回動する揺動リンク60の動き
を前後軸芯周りでの回動に変換するベベルギアケース部
60aに、打ち込み具41の摺動案内部40から立設し
た接当アーム41aが、上昇限界位置において接当して
強制的に回動アーム60bを強制回動させ、シフトギア
55を中立状態に切り換えるよう構成してある。
【0016】前記操作レバー57は、枠体12における
機体操縦部に臨む箇所に横軸芯X2周りで回動自在に枢
支した回動ロッド65の左右両側部に夫々備えられ、操
縦ハンドル11を斜め方向に傾斜させて作業する場合で
あっても操作を容易に行えるよう構成してある。
【0017】次に、上述したように順次1本づつ送り出
される杭Kを、前記打ち込み具41による打ち込み待機
位置に姿勢乱れなく案内させるための案内部の構成につ
いて説明する。図2に示すように、前記支持部19にお
ける左右外方側に位置する一対の支持レール22bの杭
送り出し方向終端側は、送り出された1本の杭Kを摺動
落下案内するために、側面視で滑らかな円弧状を描くよ
うに打ち込み具41の待機位置の近傍まで延設させてあ
る。又、打ち込み具41の左右打ち込み作用部41a,
41aには、図12に示すように、杭Kの入り込み方向
下手側側面に斜め軸芯周りで揺動自在な受け止め案内板
66を枢支してあり、摺動落下案内される杭Kの上部側
が打ち込み作用部41aの下方側、つまり、打ち込み待
機位置に確実に受け止め支持されるようにしてある。こ
の受け止め案内板66は、杭Kの入り込み方向と反対側
に向けての揺動が接当規制されるとともに、バネ67に
より所定案内位置に位置規制されるよう揺動付勢してあ
る。このバネ67によるバネ付勢力は、杭Kが打ちこま
れた後に機体が進行しても杭Kを押し倒すことがなく、
退避揺動自在な程度に弱めに設定してある。このように
構成することで、打ち込みが終了した後、打ち込み具4
1を上限位置まで上昇させることなく機体を走行させる
ことができる。又、摺動落下案内される杭Kの左右両側
の下方側には、杭Kの下端部を受け止め支持しながら斜
め下方に向けて摺接案内させるための傾斜案内板68を
枠体12に固定状態で設けてあり、摺接落下する杭Kの
左右両側上部箇所に上方側から接当案内して落下中に杭
Kの姿勢が乱れるのを防止するために、棒体をL字形に
屈曲させたガイド杆69を枠体12に固定状態で設けて
ある。更に、打ち込み待機位置に至ったとき、杭Kの左
右下方側途中部に接当して打ち込み待機位置に位置決め
する左右受け止め具70を固定状態で設けてある。そし
て、前記支持レール22bの延長部には、杭Kを打ち込
み具41における打ち込み作用部41aの下方側に入り
込み案内させるための板バネ71を付設してある。この
ように弾性体によって構成されるから、上下移動する打
ち込み具41の移動軌跡に出来るだけ近接させて(ある
いはラップさせて)確実に待機位置に案内させることが
できるよう構成して、打ち込み具41に仮に接触した場
合であっても弾性的に後退変位することができ損傷する
おそれが無い。
【0018】杭打ち作業手順について説明すると、操縦
ハンドル11を斜め姿勢に設定して作物畝を操縦者が踏
まないようにしながら、圃場の作物畝を跨ぐ状態で作業
車を走行させ、機体が所定距離〔約1メートル〕走行す
ると、前記送り出し機構20が作動して杭が1本だけ打
ち込み待機位置に摺接落下案内される。このとき、上述
したような案内機構によって、杭Kは姿勢乱れなく円滑
に打ち込み待機位置に向けて摺接落下案内されることに
なる。そして、操縦者は走行クラッチを切り操作して機
体走行を停止させ、操作レバー57の操作によって打ち
込み具41を下降作動させ杭Kを地面に打ち込む。そし
て、打ち込み具41を上昇させて走行機体1を再度走行
させる。以降、この作業を繰り返すことで、所定間隔お
きに杭が打ちこまれることになる。
【0019】この作業車には、打ち込み具41が上下移
動することを利用して、打ちこまれた杭を抜き取る作業
も行うことができるように抜き取り装置72も装着され
ている。つまり、抜き取り装置72は、図1、図13、
図14に示すように、前記打ち込み具41に一体的に取
付け固定され前後方向に片持ち状に延設される左右一対
の固定部73夫々に、コの字形部材74を横軸芯X3周
りで回動自在に枢支連結し、コの字形部材74の横延設
部に左右一対の抜き取りアーム75を片持ち状に延設し
て構成してある。コの字形部材74は、固定部73に設
けた接当部76によって固定部73と略同一面上に位置
する水平姿勢で受け止め支持され、それより下方側への
回動が阻止され、上方側への回動のみ許容される構成と
してある。抜き取りアーム75には杭Kの抜き外し作動
中に杭Kが抜け落ちるのを防止する突起77を形成して
ある。この抜き取り装置72の上昇位置近くには、抜き
取られた杭Kを収納支持する収納部78を設けてある。
この収納部78は枠体12の左右両側部に亘って架設支
持された六角パイプ軸79に支持板80を取付け固定
し、この支持板80に設けた左右一対の載置具81上に
手作業で持ち運べる程度の適当本数〔10本程度〕の杭
Kが載置支持できるよう構成し、載置具81の端部には
抜け落ち防止用の係止ピン82を立設してある。地面に
打ちこまれた杭を抜き外す場合には、抜き取り装置72
を下端位置まで下降させた状態で、抜き取りアーム75
を杭の下側に入れ込み上昇させて杭を地面から抜き取
る。そして、抜き取り装置72が所定位置まで上昇する
と、コの字形部材74に固定した接当杆83が収納部7
8の支持板80の下端に接当して、その後の上昇に伴っ
て、コの字形部材74が相対的に上昇回動し、杭を収納
部に移し込み案内するようにしてある。コの字形部材7
4には杭Kが円滑に収納部78に入れ込むようガイドす
るガイド杆84を設けてある。このようにして、能率よ
く杭Kの抜き取り作業が行える。
【0020】そして、圃場に既に張られた状態のマルチ
シートSを手動で巻き取ることができるシート巻き取り
機構85を備えてある。つまり、図1、図15に示すよ
うに、前記六角パイプ軸79に左右両側から差し込み挿
入される左右一対の六角軸86,86を、枠体12にブ
ラケットを介して固定支持される左右六角パイプ軸8
7,87を介して差し込み支持させて締め付けボルト8
8で固定し、各六角軸86,86の横外方側にアーム8
9,89を設け、各アーム89,89にマルチシートS
の巻き取り用芯筒部材Saを嵌合装着させる支持部材9
0,90を回動自在に設けてある。尚、芯筒部材Saは
支持部材90,90に対して一体回動自在にピン連結さ
れる。そして、一方の支持部材90には回動ハンドル9
1を設け、このハンドル91を操作して手動で芯筒部材
Saを回動させることで、マルチシートSを順次巻き取
っていくことができるよう構成してある。前記各支持部
材90,90の位置は、各六角軸86,86を左右方向
にスライド調節並びに差し替えて60度づつ角度調節す
ることで、巻き取り作業に適した状態に設定可能に構成
してある。
【0021】〔別実施例〕前記ホルダー24は合成樹脂
製のものに代えて金属材で構成してもよい。又、前記杭
Kは、別体のホルダー24を付設する構成に代えて、横
方向位置決め用の前記係止部26を杭Kに一体成形する
構成であってもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車の全体側面図
【図2】杭送り出し部の側面図
【図3】杭打ち込み部の正面図
【図4】杭打ち込み部の正面図
【図5】枠体の平面図
【図6】ベベルギア機構の縦断側面図
【図7】自動停止用連係機構を示す側面図
【図8】上昇時停止機構を示す正面図
【図9】杭支持部の切欠正面図
【図10】杭支持部の側面図
【図11】送り出し用制御部の側面図
【図12】杭打ち込み作用部の正面図
【図13】抜き取り装置の平面図
【図14】抜き取り装置の側面図
【図15】シート巻き取り機構の斜視図
【符号の説明】
19 支持部 22a 支持レール 24 ホルダー 26 係止部 41 打ち込み具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略逆U字状に成形され、複数本の支持レ
    ール(22a)で構成される支持部(19)において多
    数並列状態で支持された状態から、1本づつ順次送り出
    されて、打ち込み具(41)によって地面に打ち込まれ
    るマルチ作業用杭体であって、前記各支持レール(22
    a)に係合して横方向の位置決めを行う係止部(26)
    を備えてあるマルチ作業用杭体。
  2. 【請求項2】 前記係止部(26)を備えたホルダー
    (24)を一体的に取付け固定してある請求項1に記載
    のマルチ作業用杭体。
JP31142793A 1993-12-13 1993-12-13 マルチ作業用杭体 Pending JPH07163249A (ja)

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