JPH07163012A - 電気車の制御装置 - Google Patents

電気車の制御装置

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JPH07163012A
JPH07163012A JP30374093A JP30374093A JPH07163012A JP H07163012 A JPH07163012 A JP H07163012A JP 30374093 A JP30374093 A JP 30374093A JP 30374093 A JP30374093 A JP 30374093A JP H07163012 A JPH07163012 A JP H07163012A
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inverter
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Wataru Miyake
亙 三宅
Takashi Tsuboi
孝 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ATC制限速度信号VATCと、電動機回転数
から検出した車速VSを比較器9で比較し、VSがVA
TCを上回ったら、空転を検知する。または、インバー
タ周波数Finv を、ATC制限速度相当の周波数で制限
すれば、空転しても直ちに再粘着が図られる。 【効果】ATC制限速度近傍での走行時に、空転を確実
に検知して再粘着を図ることや、あるいは空転を防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気車の制御装置に係
り、特に、再粘着制御を行うため空転検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空転検知方式については、例え
ば、日立評論 73巻3号 第21から26頁 大出力
インバータ電気機関車(1991年3月)に示されてい
るように、各軸の回転数の微分値(加速度)が設定値以
上になったことと、軸間の回転数の差(速度差)が設定
値以上になったことにより、空転を検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の加速度による空
転検知方式では、レールの継目や分岐部等での空転誤検
知を避けるため、空転検知感度を高めることができず、
空転検知感度を、電気車の通常の最大加速度の2〜3倍
程度に設定する必要があった。このため、比較的緩やか
な加速度の空転を検知できないという問題があった。特
に、高速走行時は、走行抵抗の増大等によって、電気車
の加速度は低速時に比べて低くなるため、通常の加速度
と空転検知加速度の差が更に大きくなり、より空転検知
が難しくなる。
【0004】また、軸間の速度差による空転検知も、全
軸が同時に空転した場合には、検知ができないという問
題がある。
【0005】本発明の目的は、加速度や速度差によら
ず、空転を検知、あるいは空転を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】電気車の速度は、ATC
(自動列車制御装置)等によって制限されており、一般
に、電気車の走行中は、ATCの制限速度の近傍(制限
速度の−5km/h程度)で走行している。従って、A
TC制限速度を超えた場合に空転と見做すことにより、
前記目的を解決することができる。
【0007】
【作用】検知速度がATC制限速度を超えたことによ
り、空転を検知し、電動機の発生する駆動力を絞ること
により、車輪とレール間の駆動力を減少し、再粘着を図
ることができる。
【0008】電動機の発生する駆動力を絞る方法は、電
動機電流を低減することが従来から行われている。な
お、インバータによる誘導電動機駆動システムの場合に
は、すべり周波数を絞ることによっても、同様に電動機
電流を低減し、駆動力を絞ることも可能である。
【0009】また、インバータによる誘導電動機駆動シ
ステムの場合には、インバータの制御周波数の上限を、
ATC制限速度に応じた値に制限することにより、AT
C制限速度以上に軸速度が上昇することがなく、空転を
防止することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。
【0011】パンタグラフ1で集電した電力をインバー
タ2で三相交流に変換し、誘導電動機4,5を駆動す
る。制御装置3は、運転指令を受け、インバータ2を制
御する。具体的には、ノッチ指令や速度により、所定の
電圧,電流を誘導電動機4,5に供給することを行う。
速度検出器6,7は、誘導電動機4,5の回転速度を検
出する。速度判別部8は、速度検出器6,7の出力の高
位をとり、車両速度に換算する。高位をとるのは、複数
の誘導電動機がある場合に、何れか一つの誘導電動機の
みが空転した場合でも、これを検知するためである。比
較器9は、速度判別部8の出力と、ATC制限速度とを
比較し、前者が後者を上回った場合には、空転検知信号
を出力する。ロータ周波数検出部10は、速度検出器
6,7の出力から、誘導電動機のロータ周波数を検出す
る。速度判別部8とは異なり、空転の影響を受けにくく
するために、複数の誘導電動機がある場合の力行時で
は、低位をとるのが一般的である。
【0012】制御装置2では、比較器9の出力である空
転検知信号により、誘導電動機4,5の駆動力を絞る制
御を行い、空転の再粘着を図る。駆動力を絞る手段とし
ては、誘導電動機4,5の電流を低減すること、電圧を
低減すること、また、すべり周波数を低減すること等が
考えられる。一例として、電流を低減する場合のタイム
チャートを図2に示す。
【0013】この方式は、空転検知の方法を変えるのみ
で、その他の制御機能については変更を必要とせず、容
易に適用可能であるという特徴をもつ。また、電動機
は、誘導電動機に限らず、同期電動機,直流電動機等各
種電動機の制御装置に適用できる。
【0014】本発明の他の実施例を図3に示す。
【0015】図1とは、制御装置3,速度判別部8,比
較器9の部分が異なるのみであり、その他の、パンタグ
ラフ1,インバータ2,誘導電動機4,5,速度検出器
6,7,ロータ周波数検出部10は同一であるので、図
3では、これら同一部は省略している。
【0016】図3では、制御装置3の内部の詳細を示し
ている。基本的には、誘導電動機に印加する電圧を演算
する電圧演算部34,すべり周波数を演算するすべり周
波数演算部31と、すべり周波数とロータ周波数を加算
してインバータ周波数を得るための加算器32と、印加
電圧とインバータ周波数とからインバータ2の動作信号
を発生するパルス幅変調器35から構成される。本発明
の特徴は、ATC制限速度をロータ周波数に換算する周
波数換算部11と、パルス幅変調器35に入力するイン
バータ周波数の上限を制限するリミッタ33を設けたこ
とにある。空転が発生して、ATC制限速度を超えよう
としても、インバータ周波数がATC制限速度相当で制
限されているため、直ちに再粘着が図られる。これは、
インバータ周波数とロータ周波数が近付くことにより、
すべり周波数が減少し(誘導電動機電流が減少する)、
誘導電動機4,5が発生する駆動力が絞られるためであ
る。
【0017】この方式では、もし、インバータ周波数と
ロータ周波数が等しくなった場合には、駆動力は零にな
るので、ATC制限速度を超えることがないという特徴
も有している。
【0018】なお、以上に示した二つの例は、従来の、
各軸の加速度や軸間の速度差による空転検知方式の動作
を妨げるものではなく、むしろこれらと併用することに
より、一層空転の防止効果を向上するものである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ATC制限速度近傍で
の走行時に、空転を確実に検知して再粘着を図ること
や、あるいは空転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の動作の説明図。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
3…制御装置、8…速度判別部、9…比較器、10…ロ
ータ周波数検出器、11…周波数換算部、32…加算
器、33…リミッタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を推進する電動機、前記電動機の回転
    数を検出する手段を有し、前記電動機の発生する駆動力
    を調節する機能を備えた電動機制御装置において、車両
    の制限速度と、前記電動機の回転数から検出した速度を
    比較して、前記制限速度を前記速度が上回った場合に、
    空転が発生したことを検知し、前記電動機の発生する駆
    動力を低下せしめる手段を有することを特徴とする電気
    車の制御装置。
  2. 【請求項2】車両を推進する電動機、前記電動機に印加
    する電圧の周波数を制御する機能を備えた電動機制御装
    置において、前記電動機に印加する電圧の周波数が、車
    両の制限速度に応じた周波数を超えないように制限を設
    けたことを特徴とする電気車の制御装置。
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