JPH07162731A - オートフォーカスビデオカメラ - Google Patents

オートフォーカスビデオカメラ

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Publication number
JPH07162731A
JPH07162731A JP5302602A JP30260293A JPH07162731A JP H07162731 A JPH07162731 A JP H07162731A JP 5302602 A JP5302602 A JP 5302602A JP 30260293 A JP30260293 A JP 30260293A JP H07162731 A JPH07162731 A JP H07162731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hpf
focus evaluation
evaluation value
focus
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP5302602A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kajino
栄一 梶野
Kazuhiro Tsujino
和廣 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5302602A priority Critical patent/JPH07162731A/ja
Publication of JPH07162731A publication Critical patent/JPH07162731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低照度に伴い撮像輝度信号の高域成分が著し
く小さくなることにより、合焦動作が不可能になってピ
ンボケ状態が続くような不都合をなくし、照度に関係な
く常に高精度なオートフォーカス動作を可能とする。 【構成】 入射光量を調節する絞り機構の絞り量が大き
い場合には、カットオフ周波数の高いHPF7aを、逆
に絞り量が小さい場合には、カットオフ周波数の低いH
PF7bを選択回路8にて選択し、この選択されたHP
Fより得られる撮像輝度信号の高域成分レベルが最大に
なるようにレンズ1を進退させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の撮像
装置に用いられるオートフォーカス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ等の撮像装置では、
例えば特開平1−284181号公報(H04N5/2
32)のように、映像信号中の輝度信号を所定のカット
オフ周波数を有するハイパスフィルタ(HPF)に供給
してその高域成分を抽出し、この高域成分を所定期間、
例えば1フィールド期間にわたって積分して合焦の度合
いを示す焦点評価値として出力し、この焦点評価値が最
大となるようにフォーカス用のレンズを変位させるオー
トフォーカス装置が賞用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなオートフ
ォーカス装置では、照度が十分にあって輝度信号が高い
場合には、ピンボケ状態に比べ合焦状態でコントラスト
が大きくなって、輝度信号のエッジの急峻さが増して、
十分な高域成分が取り出せ、高精度のオートフォーカス
動作が可能になるが、照度が低くなると同一の被写体を
撮影していても、明るい部分での輝度レベルが低くなっ
てコントラストが小さくなって高域成分が小さくなり、
合焦動作を実行する上で十分な焦点評価値が得られなく
なり、ピンボケ状態でレンズが停止するなどの不都合が
生じることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カットオフ周
波数の異なる複数のHPFを配設し、光学系への入射光
を一定量に調節する絞り機構の絞り量に応じて、複数の
HPFの中から確実な合焦動作を実現できる程度の焦点
評価値が得られるような最適なカットオフ周波数のもの
を選択するように構成することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は上述のように構成したので、照度に応
じてHPFを切り替えて、常に十分な焦点評価値が得ら
れ、確実な合焦動作が可能になる。
【0006】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例について
説明する。図1はビデオカメラのカメラ部のブロック図
である。1はフォーカス用のレンズであり、フォーカス
モータ2の駆動に応じて光軸方向に進退可能である。
【0007】3はレンズ1と固体撮像素子(CCD)4
間に配されて、レンズ1を経てカメラに入射された入射
光のCCD4に達する量を調節する絞り機構であり、ア
イリスモータ5の駆動により絞り機構を構成するハネが
閉じて絞り量が機械的に調節される。
【0008】絞り機構3により光量調節がなされた入射
光は、CCD4上に結像してこのCCD4及びこれに付
随する周知の撮像回路にて映像信号に変換され、この撮
像映像信号中の輝度信号のみがアンプ6にて増幅された
後にゲート回路20に入力される。このゲート回路20
は、所定の発振器及び撮像映像信号中の水平及び垂直同
期信号に基づいて、撮像画面の中央に設定されたフォー
カスエリア内の輝度信号のみを通過させる動作を為し、
このゲート回路20を通過した輝度信号はフィルター回
路7に入力される。
【0009】フィルタ−回路7には、入力信号の600
KHZ以上の高周波成分のみを抽出するカットオフ周波
数が夫々600KHZのHPF7aと、入力信号の20
0KHZ以上の高周波成分のみを抽出するカットオフ周
波数が夫々200KHZのHPF7bの2種類のHPF
7a、7bにて構成され、ゲート回路20出力はこれら
の両HPFに入力される。
【0010】両HPF出力は夫々選択回路8の固定接点
8a、8bに印加され、後述の切換制御信号に応じて2
固定接点の一方が択一的に選択されてカットオフ周波数
が3MHZのLPF9を経て、A/Dコンバータ10に
入力されて、所定サンプリング周期でA/D変換され
て、変換値が積算回路11に供給される。
【0011】積算回路11は具体的には、ディジタル積
分器であり、所定のサンプリング周期でサンプリングし
てディジタル値に逐一変換された出力を1フィールド期
間にわたって加算して焦点評価値として出力するもの
で、言い換えると焦点評価値は選択回路8出力を1フィ
ールド期間積分して得られた積分値に相当し、このディ
ジタル積分は、1フィールド毎に順次実行される。
【0012】こうして1フィールド毎に得られた焦点評
価値は、フォーカス制御回路12に入力される。ここ
で、焦点評価値はピンボケ状態では小さく、レンズ1が
合焦位置に近付くに伴って大きくなり、合焦位置でピー
ク、即ち最大値をとるような山型の特性を有している。
【0013】フォーカス制御回路12は、入力される焦
点評価値を基にフォーカスモータ2の駆動を制御するも
ので、具体的にはフォーカスモータ2を駆動させて焦点
評価値が増加する方向にレンズ1を少しづつ変位させつ
つ、焦点評価値を監視し、最終的に焦点評価値が最大値
となる位置にてレンズ1を停止させる所謂山登り方式の
合焦動作を実行する。
【0014】一方、アンプ6からの出力である輝度信号
は絞り制御回路13にも供給され、この輝度信号レベル
が最適露出状態が得られる基準レベルと比較され、両者
の差が誤差信号としてアイリスモータ5に供給され、誤
差がなくなるようにアイリスモータ5は駆動する。この
絞り制御回路13の動作により、撮像映像信号の輝度レ
ベルは常に最適露出状態が実現できる所定値に保持され
ることになる。
【0015】アイリスモータ5にはホール素子回路14
が接続されており、アイリスモータ5の回転量に応じて
ホール素子電圧が変化し、更にアイリスモータ5の回転
量に応じて絞り機構3の絞り量が変化するので、結果的
にホール素子電圧は絞り機構3の絞り量を示すことにな
る。
【0016】このホール素子電圧は後段の選択制御回路
15に入力され、ここで選択回路8によりいずれのHP
F出力を選択するかを決定する。即ち、ホール素子電圧
値を予め設定された閾値Pと比較して、この比較の結
果、絞り量が所定値より大きい、言い換えると照度が著
しく高く、撮像映像信号の輝度レベルが高く、コントラ
ストが高いために合焦状態において十分に高い焦点評価
値が得られる場合には、カットオフ周波数の高いHPF
7aを選択し、逆に絞り量が所定値より小さい、即ち照
度が著しく低く、撮像映像信号の輝度レベルが低く、コ
ントラストが低いために合焦状態において十分な焦点評
価値が得られない場合には、カットオフ周波数の低いH
PF7bが選択されるような選択制御信号が選択制御回
路15より選択回路8に供給される。
【0017】尚、本実施例で採用されているホール素子
回路14では、被写体の明るさが明→暗、逆に暗→明と
変化してもホール素子電圧のヒステリシスがほとんど生
じないので、絞り量に関する安定した情報が得られる。
【0018】次に高照度状態とあるいは低照度状態で、
同一被写体を撮影している時の動作を説明する。高照度
状態、即ち撮影場所が非常に明るい場所の場合、図2で
明らかなようにレンズ位置と焦点評価値の関係は、両H
PF出力による評価値は共に十分な大きさを示す。ここ
で、図2のAはHPF7aの出力に基づく焦点評価値を
示し、BはHPF7bの出力に基づく焦点評価値を示
し、図から明らかなようにカットオフ周波数の低いHP
F7b出力に基づく焦点評価値Bは、HPF7aによる
高域成分に更に200〜600KHZの成分も含むこと
になり、焦点評価値Aに比べて絶対的なレベルは大きい
が、レンズ位置の変化に対して緩やかな変化を示すこと
になる。
【0019】この図2より明らかなように、レンズ位置
を近点〜無限遠点のいずれの位置においても十分な値が
得られる場合には、緩やかな変化を為す焦点評価値Bよ
りも、急峻な変化を為す焦点評価値Aの方が山の頂点検
出が容易となり、合焦位置にレンズ1が達するまでに要
する時間も短くなる。、そこで選択制御回路15はHP
F7aを選択するように選択制御信号を出力する。
【0020】一方、低照度状態、即ち撮影場所が非常に
暗い場所の場合、図3で明らかなように両HPF出力に
よる焦点評価値は共に小さくなる。この場合、HPF7
a出力による焦点評価値Aは合焦位置近傍以外には全て
ゼロとなり合焦位置から離れた位置からの合焦動作は困
難になる。また、レベル自体が極めて微弱であるために
ノイズ成分の影響を受けやすい。そこで、この場合に
は、選択制御回路15はHPF7bを選択するような選
択制御信号が発して、比較的レベルが高く頂点が浮き出
ている焦点評価値Bにより合焦動作が為される。
【0021】尚、選択回路8でのHPF切り替えは、通
常、合焦動作前に実行され、この合焦動作中に照度が大
きく変化しなければ、HPF切り替えは為されないので
特に問題はないが、合焦動作途中に照度が大きく変化し
てHPF切り替えが為された場合には、新たなHPFに
よる焦点評価値を用いて合焦動作が最初からやり直され
る。
【0022】前記実施例ではフィルタ−回路として、カ
ットオフ周波数の異なる2種類のHPF7a、7bを用
いたが、更にカットオフ周波数を更に細分化した複数の
HPFから成るフィルタ回路20を用いてもよい。即
ち、図4に示すようにカットオフ周波数が夫々1MH
Z、600KHZ、400KHZ、300KHZ、20
0KHZ、100KHZの6種類のHPF20a、20
b、20c、20d、20e、20fを用意し、更に閾
値Pに対応する閾値を5個用意して、ホール素子電圧を
これらの閾値と比較し、絞り量に応じて選択回路8にて
6個のHPFのいずれか1つを択一的に選択するように
構成し、照度が著しく高い場合には、カットオフ周波数
が最も高いHPF20aを選択し、照度が低くなるに連
れてHPF20b→HPF20c→HPF20d→HP
F20e→HPF20fに段階的に切り替える。更にC
CD4からの映像信号を直ちにA/D変換して取り扱
う、所謂ディジタルカメラでは、フィルタ−回路内の複
数のHPFをディジタルフィルタにて構成し、絞り量に
応じてこのディジタルフィルタのカットオフ周波数を無
段階に制御する方法もある。
【0023】また、前記実施例ではレンズ1をフォーカ
スモータ2により光軸方向に進退させて合焦状態を現出
したが、これに限定されるものではなく、レンズ1を固
定して、フォーカスモータ2の駆動力によりCCD4自
体を光軸方向に進退させて、レンズ1とCCD4間の距
離を変更するようにしてもよい。更に、CCD4の進退
方法としてモータではなく圧電素子を用いてもよいこと
は言うまでもない。
【0024】また、前記実施例中の、フォーカス制御回
路12、絞り制御回路13、及び選択制御回路15の各
回路動作は、1個のマイクロコンピュータを用いてソフ
トウェア的に処理可能であることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、照度に応じ
てカットオフ周波数の異なる複数のHPFの中から最適
なものを選択することにより、照度に関係なく合焦動作
に必要な輝度信号の高域成分が抽出でき、低照度下で焦
点評価値が著しく小さくなることにより合焦動作が不可
能になってピンボケ状態が続くような不都合がなくな
り、高精度のオートフォーカス動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】高照度状態でのレンズ位置と焦点評価値の関係
を示す図である。
【図3】低照度状態でのレンズ位置と焦点評価値の関係
を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部ブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズ 4 CCD 7a HPF 7b HPF 8 選択回路 12 フォーカス制御回路 3 絞り機構 14 ホール素子回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを経て入射される入射光を撮像映
    像信号に変換する撮像素子と、 カットオフ周波数が高い第1HPFにて前記撮像映像信
    号中の輝度信号の第1の高域成分レベルを第1焦点評価
    値として出力する第1焦点評価値検出手段と、カットオ
    フ周波数が前記第1HPFよりも低い第2HPFにて前
    記輝度信号の第2の高域成分レベルを第2焦点評価値と
    して出力する第2焦点評価値検出手段と、 前記両焦点評価値の一方を選択する選択手段と、 該選択手段にて選択されたいずれかの焦点評価値が最大
    となるように前記レンズと前記撮像素子間の距離を変更
    する合焦動作を実行する合焦制御手段と、 前記入射光の光量を調節する絞り機構を備え、 該絞り機構の絞り量が小さいときに前記選択手段にて第
    1焦点評価値を選択せしめ、該絞り量が大きいときに前
    記選択手段にて第2焦点評価値を選択せしめることを特
    徴とするオートフォーカスビデオカメラ。
JP5302602A 1993-12-02 1993-12-02 オートフォーカスビデオカメラ Pending JPH07162731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302602A JPH07162731A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 オートフォーカスビデオカメラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5302602A JPH07162731A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 オートフォーカスビデオカメラ

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Publication Number Publication Date
JPH07162731A true JPH07162731A (ja) 1995-06-23

Family

ID=17910961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5302602A Pending JPH07162731A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 オートフォーカスビデオカメラ

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JP (1) JPH07162731A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270102A (en) * 1991-06-13 1993-12-14 Yael Allingham Plastic sheeting preventing water droplet formation on its surface
US7920202B2 (en) 2006-05-19 2011-04-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method to control focusing of photographing device
US8310586B2 (en) 2006-08-15 2012-11-13 Fujifilm Corporation Photographing apparatus and in-focus position searching method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270102A (en) * 1991-06-13 1993-12-14 Yael Allingham Plastic sheeting preventing water droplet formation on its surface
US7920202B2 (en) 2006-05-19 2011-04-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method to control focusing of photographing device
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