JPH0437827A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0437827A
JPH0437827A JP2146518A JP14651890A JPH0437827A JP H0437827 A JPH0437827 A JP H0437827A JP 2146518 A JP2146518 A JP 2146518A JP 14651890 A JP14651890 A JP 14651890A JP H0437827 A JPH0437827 A JP H0437827A
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JP
Japan
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focus
focus lens
lens
evaluation value
microcomputer
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JP2146518A
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Yukio Sakamoto
幸夫 坂本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は撮像装置に関し、特に、改良されたオートフォ
ーカス機能を備えた撮像装置に関する。
[従来の技術] 従来よりビデオカメラ等の撮像装置は、被写体に自動的
に焦点を合せるためのオートフォーカス機能を有する。
多くの場合、撮像装置は、以下のような山登り制御と呼
ばれる映像処理方式の手法で焦点合せを行なう。
まず、撮像素子から得られた輝度信号から所定の高周波
数帯域の信号成分が取出される。次に、取り出された信
号成分の振幅が検波されてデジタル信号に変換される。
このようにして得られたデジタル信号は、1フイ一ルド
分あるいは1フレ一ム分というような一定期間分すべて
積算処理される。この積算処理の結果得られた値がフォ
ーカス評価端と呼ばれる。このフォーカス評価値に基づ
いて、撮像装置のレンズ系に含まれるフォーカスレンズ
あるいは撮像素子が、レンズ系の合焦面が撮像素子の受
光面に一致するような位置まで、レンズ系の光軸に沿っ
て移動される。
第3図はフォーカスレンズの位置とフォーカス評価値と
の関係を示す図である。図において、横軸はフォーカス
レンズの光軸上の位置、縦軸はフォーカス評価値を示す
。なお、図において、フォーカスレンズが合焦点Pより
も負側にあるときレンズ系の合焦面が撮像素子の受光面
より前方にあり(前ピン)、フォーカスレンズが合焦点
Pよりも正側にあるときレンズ系の合焦面は撮像素子の
受光面よりも後方にある(後ピン)とする。図中Pは焦
点がぴったりと合うフォーカスレンズ位置(合焦点)を
示す。
図かられかるように、フォーカス評価値は合焦点Pにお
いて最大値を示し、その前後では単調増加または単調減
少する。そこで、フォーカスレンズを図における正方向
に移動させながら1フイールド毎にフォーカス評価値を
求め、これを前フィールドのフォーカス評価値と比較す
る。その結果、現フィールドのフォーカス評価値の方が
大きければ、フォーカスレンズをさらにそれまでと同じ
方向に移動させる。逆に、前フィールドのフォーカス評
価値の方が大きければ、フォーカスレンズの位置が合焦
点Pを越えてしまったと判断できるのでフォーカスレン
ズをそれまでと逆方向に移動させる。そして、前フィー
ルドのフォーカス評価値と同じ値のフォーカス評価値が
得られるところでフォーカスレンズを停止させる。
ただし、フォーカスレンズ移動直後のフォーカス評価値
が、フォーカスレンズ移動開始時におけるそれよりも小
さければ、フォーカスレンズが合焦点Pに向かわない方
向に移動されていると判断できる。そこで、この場合、
フォーカスレンズの移動方向が逆転され、フォーカスレ
ンズは、移動開始時におけるフォーカス評価値と同じ値
のフォーカス評価値が得られる位置まで戻された後も同
じ方向に移動される。その後、上記のようなフォーカス
評価値比較に基づくフォーカスレンズ移動が行なわれる
。逆に、フォーカスレンズの移動直後におけるフォーカ
ス評価値がフォーカスレンズの移動開始時におけるそれ
よりも大きければ、フォーカスレンズは合焦点Pに向か
う方向に移動されていると判断できる。そこで、この場
合、フォーカスレンズの移動方向は逆転されず、以後、
上記のようなフォーカス評価値比較に基づくフォーカス
レンズ移動が行なわれる。
たとえば、フォーカスレンズが初期状態において図中Q
の位置にあったとすると、フォーカスレンズの移動開始
直後におけるフォーカス評価値の変化に基づいてフォー
カスレンズは初め必ず正方向に移動する。そして、フォ
ーカスレンズが合焦点Pを越えると、フォーカス評価値
が減少し始めるためフォーカスレンズは負方向に移動し
合焦点Pで停止する。以上のようにして、フォーカスレ
ンズは合焦点に自動的に移動する。
このような方式の焦点合せが山登り制御方式と呼ばれる
なお、実際には画面の中央部に映し出される映像が焦点
の合ったものとなるようにするため、画面全体ではなく
画面中央の一部の領域が焦点合せの対象領域(フォーカ
スエリア)とされる。
ところで、フォーカス評価値を求めるために輝度信号か
ら取出す周波数帯域が単一であった場合、次のような問
題が生じる。
被写体の明るさ、濃淡などによって、得られる輝度信号
の周波数帯域およびそのレベルは異なる。
したがって、被写体の条件によって、得られた輝度信号
中に抽出すべき周波数帯域か存在しない場合、あるいは
、存在したとしてもそのレベルが極めて低い場合などが
ある。このような場合に、輝度信号から抽出する周波数
帯域が単一であると、フォーカス評価値が得られなかっ
たり、たとえ得られたとしても正確な値でなかったりす
る。また、抽出される周波数帯域が高周波数側であるほ
ど、フォーカスレンズが合焦点からはなれた位置にある
ときに得られるフォーカス評価値は小さくなる。
したがって、初期状態においてフォーカスレンズの位置
が合焦点から大きくずれている場合など、フォーカス評
価値が得られずオートフォーカス機能が実現されない可
能性がある。
第4図は、異なる2つの周波数帯域について、フォーカ
ス評価値とフォーカスレンズ位置との関係を示した図で
ある。図において、横軸はフォーカスレンズの位置、縦
軸はフォーカス評価値を得るために輝度信号から抽出さ
れた信号のレベル、またはフォーカス評価値を示す。図
中aは、ある高周波数帯域の信号成分のレベル変化を示
す曲線であり、bはaの場合よりも低い周波数帯域の信
号成分のレベル変化を示す曲線である。これらかられか
るように、フォーカスレンズの位置が合焦点に近付くほ
ど、輝度信号の高域成分のレベルが輝度信号の低域成分
のレベルよりも高くなる。逆に、フォーカスレンズの位
置が合焦点からずれるほど、前記高域成分のレベルは前
記低域成分のレベルよりも低くなる。つまり、周波数帯
域が高周波数側であるほど、フォーカス評価値の変化を
示す曲線は合焦点を頂点とするシャープな山を描く。
これに対し、周波数帯域が低いとフォーカス評価値の変
化を示す曲線は合焦点を中心とする緩やかな山を描く。
そこで、輝度信号から異なる複数の帯域の信号成分を取
出し各帯域ごとにフォーカス評価値を求め、撮影条件に
応じてこれらを使いわけることが考えられた。
たとえば、被写体を撮像して得た輝度信号が高域成分を
含まない場合、つまり、抽出された高域成分のレベルが
極めて低い場合には、低域成分から作成されたフォーカ
ス評価値に基づいて上記のような山登り制御が行なわれ
る。逆に、被写体を撮像して得られた輝度信号が高域成
分を十分に含む場合には、高域成分から作成されたフォ
ーカス評価値に基づいて山登り制御が行なわれる。
また、高域成分から作成されたフォーカス評価値と低域
成分から作成されたそれとは次のように使い分けられる
場合もある。すなわち、フォーカスレンズが合焦点から
大きくずれた位置にある場合には、高域成分よりも高い
レベルを有する低域成分から作成されたフォーカス評価
値に基づいて山登り制御が行われる。そして、フォーカ
スレンズが合焦点に近付くと、レベル変化の大きい高域
成分から作成されたフォーカス評価値に基づいて山登り
制御が行なわれる。
第2図は、上記のようなオートフォーカス機能を備えた
従来のビデオカメラの構成を示す概略ブロック図である
。以下、第2図を参照して、従来のビデオカメラの内部
回路が行なう、オートフォーカスのための動作について
詳細に説明する。
レンズ系1は、図示されない、フォーカスレンズ、撮影
画角を変えるためのズームレンズ、絞りなどを含む。レ
ンズ系1は、被写体からの反射光を取り込み、撮像素子
2の受光面上に被写体の光学像を結ぶ。撮像素子2は、
受光面上に結ばれた光学像を電気信号に変換して信号処
理回路部3に与える。信号処理回路部3は、撮像素子2
から与えられた電気信号に対して、増幅、ブランキング
ガンマ処理等の種々の処理を施し、与えられた電気信号
を所定の形式のビデオ信号に変換する。このビデオ信号
がこのビデオカメラの出力として外部に出力される。
さて、具体的には、信号処理回路部3における処理過程
において、撮像素子2から出力された電気信号からは輝
度信号および色信号が作成される。
そして、この輝度信号がY信号処理回路4によって信号
処理回路部3から取出された後、所定の処理を施される
。Y信号処理回路4によって処理された輝度信号は第1
BPF (バンドパスフィルタ5および第28PF6に
入力される。第1BPFおよび第28PF6は、入力さ
れた輝度信号から互いに異なる周波数帯域の信号成分を
抽出する。
たとえば、第1BPF5の抽出帯域は、100kH2〜
IMH2と高周波帯域の中でも比較的低域であり、第2
8PF6の抽出帯域はIMH2〜2゜5MH2と高周波
成分の中でも比較的高域である。
第1BPF5および第28PF6によって各々抽出され
た信号成分はスイッチ回路7に入力される。スイッチ回
路7は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す
)13によって制御されて、策IBPF5および第28
PF6のいずれかによって抽出された信号成分を増幅器
8に与える。
増幅器8は、与えられた信号成分を所定の増幅率で増幅
して検波回路9に与える。検波回路9は、増幅回路8に
よって増幅された信号成分の平均レベルを検波する。
次に、A/D変換器10が、検波回路9によって検波さ
れた平均レベルをデジタル信号に変換してデジタル積分
回路11に与える。デジタル積分回路11は、フォーカ
スエリアゲート12によって制御されて、撮像画面内の
所定のフォーカスエリアから得られた輝度信号の平均レ
ベルのみを、デジタル値として1画面分ずつすべて加算
する。
具体的には、フォーカスエリアゲート12が、マイコン
13によって制御されて、前記所定のフォーカスエリア
に対応する輝度信号の平均レベルが検波回路9およびA
/D変換器10によって各々、平均レベル検波およびデ
ジタル化される期間にのみデジタル積分回路11を能動
化−する。さらに、フォーカスエリアゲート12は、1
フイールド毎または1フレームごとにデジタル積分回路
11における加算値をリセットする。フォーカスエリア
ゲート12のこのような動作によって、A/D変換器1
0から出力されるデジタル値のうち、前記所定のフォー
カスエリアに対応するもののみが、デジタル積分回路1
1において1フイ一ルド期間分または1フレ一ム期間分
ずつ加算される。
デジタル積分回路11における1画面分ずつの加算値は
マイクロコンピュータ13によって読取られる。
さて、マイコン13には、ズーム位置検出回路la、絞
り値検出回路1b、およびフォーカスレンズ位置検出回
路ICの各検出出力や、フォーカス操作スイッチ15の
スイッチ出力とが入力される。
ズーム位置検出回路1aは、レンズ系1内のズームレン
ズの光軸上の位置を検出して、その位置を示す電気信号
を出力する。同様に、絞り値検出回路1bは、絞りの開
口径を検出して、その開口径を示す電気信号を出力する
。同様に、フォーカスレンズ位置検出回路ICは、レン
ズ系1内のフォーカスレンズの光軸上の位置を検出して
、その位置を示す電気信号を出力する。
フォーカス操作スイッチ15は、フォーカス自動0N1
0FFキー150と、フォーカス遠/近キー151とを
含む。フォーカス自動0N10FFキー150は、ユー
ザーが焦点合せを自動で行なうか手動で行なうかを選択
するための操作スイッチである。フォーカス遠/近キー
151は、焦点合せが手動で行なわれる手動フォーカス
モードにおいて、ユーザーがフォーカスレンズの移動方
向を選択するための操作スイッチである。フォーカス自
動0N10FFキー150がONされると、マイコン1
3はこのビデオカメラを焦点合せが自動的に行なわれる
自動フォーカスモードに設定する。
すなわち、マイコン13は、前述のような山登り制御が
実現されるように、フォーカスレンズ位置検出回路1c
の出力およびデジタル積分回路11から読取った1画面
ずつの加算値に基づいて、フォーカスドライバ14およ
びスイッチ回路7を制御する。フォーカスドライバ14
は、マイコン13によって制御されて、レンズ系1内の
フォーカスレンズが合焦点まで移動されるようにフォー
カスモータ24の駆動、停止5回転速度、および回転方
向を制御する。フォーカスモータ24は、フォーカスレ
ンズに結合される。フォーカスレンズは、フォーカスモ
ータ24の回転に追従して、レンズ系1内を光軸に沿っ
て移動する。そこで、マイコン13はたとえば以下のよ
うに動作する。
マイコン13は、フォーカスgoo N10 F Fキ
ー150がONされたことに応答して、この時点でのデ
ジタル積分回路11における加算値をフォーカスレンズ
移動開始時におけるフォーカス評価値として読取り記憶
する。続いてマイコン13は、フォーカスドライバ14
に対して、フォーカスレンズが光軸上を前方および後方
のいずれかの方向に移動し始めるように、つまり、レン
ズ系1から遠い距離にある被写体に焦点が合う方向およ
び、レンズ系1から近い距離にある被写体に焦点が合う
方向のいずれかに少し移動するように制御信号を与える
。そして、マイコン13は、フォーカスレンズの移動後
におけるデジタル積分回路11での加算値を、フォーカ
スレンズ移動直後のフォーカス評価値として読取る。次
に、マイコン13は、このフォーカスレンズ移動直後の
フォーカス評価値と先に記憶しておいたフォーカスレン
ズ移動開始時におけるフォーカス評価値とを比較する。
フォーカスレンズ移動開始時におけるフォーカス評価値
がフォーカスレンズ移動開始後のフォーカス評価値より
も小さければ、マイコン13は現在のフォーカスレンズ
の移動方向が正しいと判断し、フォーカスドライバ14
に対し、それまでと同じ方向にフォーカスモータ24を
回転させる制御信号を出力する。これによって、それま
でと同じ方向にフォーカスレンズが移動し続ける。その
後、マイコン13は、デジタル積分回路11における1
画面分の加算値をフォーカス評価値として所定のタイミ
ングで順次取り込む。そして、先に読取ったフォーカス
評価値と次に読取ったフォーカス評価値とを比較する動
作を、先に読取ったフォーカス評価値が次に読取ったフ
ォーカス評価値よりも大きくなるまで繰返す。さらに、
マイコン13は、先に読取ったフォーカス評価値と次に
読取ったフォーカス評価値との大小関係が反転する直前
に読取ったフォーカス評価値および、フォーカスレンズ
位置検出回路1cの出力を各々、第3図および第4図に
おける合焦点Pにおけるフォーカス評価値およびフォー
カスレンズ位置として記憶する。先に読取ったフォーカ
ス評価値が次に読取ったフォーカス評価値よりも大きく
なると、マイコン13はフォーカスレンズが合焦点を越
えたと判断し、フォーカスレンズの移動方向を反転させ
るべく、フォーカスドライバ14にフォーカスモータ2
4をそれまでと逆方向に回転させるための制御信号を出
力する。そして、マイコン13は、フォーカスレンズ位
置検出回路1cの出力が先に記憶しておいた合焦点にお
けるフォーカスレンズ位置検出回路1cの出力とを比較
し、これらが一致したことに応答してフォーカスレンズ
を停止させる。つまり、マイコン13はフォーカスドラ
イバ14に対して、フォーカスモータ24をいずれの方
向に回転させるための制御命令も出力しなくなる。
フォーカスレンズ移動開始時におけるフォーカス評価値
がフォーカスレンズ移動開始後のフォーカス評価値より
も大きい場合、マイコン13は、フォーカスレンズの移
動方向が適正でないと判断し、フォーカスドライバ14
にフォーカスモータ24をそれまでと逆方向に回転させ
る制御命令を出力する。その後、マイコン13は、デジ
タル積分回路11から1画面分の加算値をフォーカス評
価値として読取り、読取ったフォーカス評価値が先に記
憶したフォーカスレンズ移動開始時のフォーカス評価値
よりも大きくなるまで、フォーカスドライバ14にフォ
ーカスモータ24を同じ方向に回転させる制御信号を出
力し続ける。その後、マイコン13はフォーカスレンズ
の初めの移動方向が適正である場合と同様に動作して、
フォーカスレンズを合焦点で停止させる。
さらに、マイコン13は自動フォーカスモードにおいて
、フォーカスエリアゲート12によってデジタル積分回
路11を前述のように能動化/不能化させるべく、フォ
ーカスエリアゲート12に対して所定の制御信号を出力
する。また、マイコン13は、デジタル積分回路11か
ら読取ったフォーカス評価値の大きさや、ズーム位置検
出回路1aの出力、絞り値検出回路1bの出力、フォー
カスレンズ移動検出回路1cの出力等の撮影条件情報に
基づいて第1BPF5および第28PF6のいずれの出
力からフォーカス評価値を作成するかを決定する。そし
て、マイコン13はこの決定結果に対応するようにスイ
ッチ回路7の内部接続状態を制御する。
自動フォーカスモードでは、以上のようにして山登り制
御による焦点合せが行なわれる。次に、手動フォーカス
モードにおけるこの撮像装置の動作について簡単に説明
する。
フォーカス自動ON10 F Fキー150がOFFさ
れる状態にあるときには、マイコン13はスイッチ回路
7およびフォーカスエリアゲート12に対する制御動作
および、デジタル積分回路11からのフォーカス評価値
の読取り動作等の山登り制御のための一連の動作を行な
わない。手動フォーカスモードにおいて、マイコン13
はフォーカス遠/近キー151へのスイッチ入力に応答
してフォーカスドライバ14を制御する。すなわち、フ
ォーカス遠/近キー151に対して、レンズ系1から遠
い距離にある被写体に焦点が合う方向をフォーカスレン
ズの移動方向として選択するスイッチ入力があると、こ
れに応答して、マイコン13がフォーカスドライバ14
に、この選択された方向にフォーカスレンズが移動する
方向にフォーカスモータ24を回転させる制御信号を出
力する。
フォーカス遠/近キー151に対して、レンズ系1から
近い距離にある被写体に焦点が合う方向(先の場合とは
逆の方向)をフォーカスレンズの移動方向として選択す
るスイッチ入力が行なわれると、このスイッチ入力に応
答して、マイコン13のフォーカスドライバ14にフォ
ーカスモータ24を先の場合とは逆の方向に回転させる
制御信号を出力する。したがって、手動フォーカスモー
ドにおいては、ユーザーがビューファインダ(図示せず
)を見ながらフォーカス遠/近キー151を操作して、
ビューファインダ画面に映し出される画像が焦点の合っ
たものとなるところにフォーカスレンズを移動させるこ
とができる。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、山登り制御方式による焦点合せを行なう
従来の撮像装置では、被写体を撮像して得られた輝度信
号のうちの所定の周波数帯域成分の平均レベルが最大と
なる位置にフォーカスレンズが停止される。ところが、
撮像画面内にレンズ系1からの距離が異なる複数の被写
体が存在する場合、本来撮影したい被写体とは異なる被
写体に焦点が合されてしまうという問題が生じる。
たとえば、野球場においてパックネットの後方からパッ
クネットの前方にいるピッチャ−を撮影した場合、撮像
画面内には撮像装置のレンズから近い距離にあるパック
ネットと撮像装置から遠い距離にあるピッチャ−という
2つの被写体が存在する。したがって、この場合に撮像
装置が得る輝度信号は、パックネット部分を撮像して得
た信号成分とピッチャ−を撮像して得た信号成分とを含
む。ところが、パックネットとピッチャ−とは撮像装置
から互いに異なる距離にあるので、パックネットに焦点
が合うフォーカスレンズ位置とピッチャ−に焦点が合う
フォーカスレンズ位置とは異なる。このため、パックネ
ットを撮像して得られた輝度信号から作成されたフォー
カス評価値とピッチャ−を撮像して得られた輝度信号か
ら作成されたフォーカス評価値とは互いに異なるフォー
カスレンズ位置で最大値を示す。したがって、フォーカ
スレンズの初期位置がピッチャ−に焦点が合う位置より
もパックネットに焦点が合う位置に近いと、得られた輝
度信号には、パックネットに対応する信号成分が高いレ
ベルで含まれる。このため、得られるフォーカス評価値
は、パックネットに対応するものとする。したがって、
撮像装置はパックネットに対応する輝度信号から作成さ
れたフォーカス評価値が最大値を示す方向にフォーカス
レンズを移動させる。この結果、フォーカスレンズは山
登り制御によってパックネットに焦点が合う位置で停止
される。
従来の撮像装置において、このような現象が発生した場
合に山登り制御で目的の被写体に焦点を合わせるには、
ユーザーは以下のような操作を行なう必要があった。
すなわち、自動フォーカスモードと手動フォーカスモー
ドとを切換えるための所定の操作スイッチ(第2図では
フォーカス自動0N10FFキー150)を操作して、
撮像装置を手動フォーカスモードに切換える。次に、ユ
ーザーはビューファインダ画面を見ながら、フォーカス
レンズの移動方向を選択する操作スイッチ(第2図では
フォーカス遠/近キー151)を操作して、フォーカス
レンズを本来撮影したい被写体に焦点が合う位置の付近
まで移動させる。これによって、撮像装置が得る輝度信
号において、ユーザーが本来撮影した被写体に対応する
信号成分のレベルが他の被写体に対応する信号成分のレ
ベルに比べ十分に大きくなる。その後、ユーザーは自動
フォーカスモードと手動フォーカスモードとを切換える
ための操作スイッチを再度操作して、撮像装置を自動フ
ォーカスモードに切換える。これによって、撮像装置の
山登り制御による合焦動作が再開される。このとき、撮
像装置が得る輝度信号において本来撮影されるべき被写
体の輝度信号は他の被写体に対応するそれよりも十分に
高いレベルを有する。したがって、フォーカスレンズ移
動開始時に得られるフォーカス評価値は本来撮影される
べき被写体に対応するものとなる。この結果、撮像装置
は本来撮像されるべき被写体に対応するフォーカス評価
値に基づいて山登り制御を行ない、フォーカスレンズは
本来撮影されるべき被写体に焦点が合う位置で停止され
る。しかし、このような操作はユーザーにとって非常に
面倒である。
それゆえに本発明の目的は上記のような問題点を解決し
、レンズ系からの距離が大きく異なる複数の被写体が撮
像画面内にある場合にも、簡単な操作でユーザーが本来
撮影したい被写体に対する焦点合せを自動的に行なうこ
とのできる撮像装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために、本発明にがかる撮
像装置は、被写体に対する焦点合せを自動モードおよび
手動モードで行なうことができ、フォーカスレンズと、
自動モードおよび手動モードのうちのいずれか一方を選
択するための外部スイッチ手段と、手動モードにおいて
フォーカスレンズの移動を指示するフォーカスレンズ移
動指示手段と、被写体を撮像して得られた輝度信号に基
づいて、フォーカスレンズを移動させるためのフォーカ
スレンズ制御信号を発生する制御信号発生手段と、外部
スイッチ手段の自動モード選択出力に応答して、制御信
号発生手段から発生されたフォーカスレンズ制御信号と
、フォーカスレンズ移動指示手段の指示出力とに基づい
て、フォーカスレンズを移動させる手段とを備える。
[作用] 本発明にがかる撮像装置は上記のように構成されるため
、外部スイッチ手段によって自動モードが選択されると
、被写体に対する焦点合せか、制御信号発生手段により
発生されたフォーカスレンズ制御信号と、手動モードに
おいて焦点合せを行なうためのフォーカスレンズ移動指
示手段の指示出力との両方に基づいて、行なわれる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のビデオカメラの構成を示す
概略ブロック図である。
第1図を参照して、このビデオカメラと第2図に示され
る従来のそれとの相違点は、フォーカスドライバ14が
自動フォーカスモード1こおいてマイコン13およびユ
ーザーの外部スイッチ操作の両方に応答して行なわれる
点である。なお、このビデオカメラの加算器16および
17ならびにラッチ回路113aおよび18bならびに
焦点合せのための操作スイッチ19〜21以外の部分の
構成および動作は、第2図に示される従来のビデオカメ
ラにおけるそれと同様であるので説明は省略する。
以下、このビデオカメラにおける自動フォーカスモード
でのフォーカスドライバ14に対する制御方式について
説明する。なお、本実施例では、フォーカスドライバ1
4はフォーカスレンズをレンズ系1から遠い距離にある
被写体に焦点が合う方向に移動させるようにフォーカス
モータ24を制御するための第1の制御信号と、フォー
カスレンズをレンズ系1から近い距離にある被写体に焦
点が合う方向に移動させるようにフォーカスモータ24
を制御するための第2の制御信号とを受ける。本実施例
では、フォーカスドライバ14は第1の制御信号として
“H”レベルの電圧を受けている期間中、フォーカスモ
ータ24をフォーカスレンズがレンズ系1から遠い距離
にある被写体に焦点が合う方向に移動するようにフォー
カスモータ24を回転させる。同様に、フォーカスドラ
イバ14は、第2の制御信号として“H” レベルの電
圧を受けている期間中、フォーカスレンズがレンズ系1
から近い距離にある被写体に焦点が合う方向(先とは逆
の方向)に移動するようにフォーカスモータ24を回転
させるように動作する。
操作スイッチ19は、ユーザーがフォーカスレンズの移
動方向として、レンズ系1から遠い距離にある被写体に
焦点が合う方向を選択するためのフォーカスレンズ移動
方向選択スイッチである。
操作スイッチ20は、ユーザーがフォーカスレンズの移
動方向として、レンズ系1から近い距離にある被写体に
焦点が合う方向を選択するためのフォーカスレンズ移動
方向選択スイッチである。操作スイッチ21は、自動フ
ォーカスモードおよび手動フォーカスモードのうちのい
ずれか一方をユーザーが選択するための、フォーカス自
動/手動切換えスイッチである。移動方向選択スイッチ
19および20は各々、′H″ レベルの基準電圧子B
を供給する基準電圧源25とラッチ回路18aおよび1
8bとの間に設けられる。フォーカス自動/手動切換え
スイッチ21は前記基準電圧源25とマイコン13との
間に設けられる。加算器16および17は各々、フォー
カスドライバ14とラッチ回路18aおよび18bの出
力端との間に設けられる。加算器16および17にはマ
イコン13が出力する制御信号も入力される。
加算器16はラッチ回路18aの出力とマイコン13の
出力とを加算し、この加算した信号を第1の制御信号と
してフォーカスドライバ14に与える。同様に、加算器
17は、ラッチ回路18bの出力とマイコン13の出力
とを加算して、この加算した信号を第2の制御信号とし
てフォーカスドライバ14に与える。ラッチ回路18a
および18bは各々、マイコン13によって能動化され
ている期間にのみ動作して、移動方向選択スイッチ19
および20から出力が得られるとこの出力を保持して加
算器16および17に与える。
本実施例では、フォーカス自動/手動切換えスイッチ2
1がONされて基準電圧源25の出力電圧子Bがマイコ
ン13に入力された場合に、このビデオカメラは自動フ
ォーカスモードとなるものとする。つまり、本実施例で
は、マイコン13がフォーカス自動/手動切換えスイッ
チ21の出力がH″ レベルとなったことを検出して、
デジタル積分回路11からのフォーカス評価値の読取り
スイッチ回路7およびフォーカスエリアゲート12に対
する制御、読取ったフォーカス評価値に基づいた、フォ
ーカスドライバ14に与えるべき制御信号の発生など、
従来と同様の動作を開始する。
しかしながら、このビデオカメラでは、マイコン13が
発生した、フォーカスドライバ14に与えられるべき制
御信号が加算器16および17に入力される。具体的に
は、マイコン13は、フォーカスレンズを、レンズ系1
から遠い距離にある被写体に焦点が合う方向に移動させ
るための制御信号および、フォーカスレンズをレンズ系
1から近い距離にある被写体に焦点が合う方向に移動さ
せるための制御信号を発生・出力する。前者の制御信号
が加算器16に入力され、後者の制御信号は加算器17
に入力される。
フォーカス自動/手動切換えスイッチ21がONされた
ことに応答して、マイコン13は上述のような山登り制
御のための動作とともに、ラッチ回路18aおよび18
bのデータ保持機能を能動化する。これによって、自動
フォーカスモードにおいて移動方向選択スイッチ19か
ら出力が得られるとラッチ回路18aはこの出力を保持
し、その後移動方向選択スイッチ19から出力が得られ
なくなっても先に保持した出力を加算器16に与え続け
る。同様に、自動フォーカスモードにおいて移動方向選
択スイッチ20から出力が得られるとラッチ回路18b
はこの出力を保持し、その後移動方向選択スイッチ20
から出力が得られなくなっても、ラッチ回路18bは先
に保持した出力を加算器17に与え続ける。
さて、移動方向選択スイッチ19および20は、いずれ
もON状態のときに基準電圧源25の出力電圧子Bを対
応するラッチ回路18a  18bに伝達する。つまり
、移動方向選択スイッチ19かON状態であるときにの
み、ラッチ回路18aに移動方向選択スイッチ19の8
力として“H″レベル電圧が当たられる。同様に、移動
方向選択スイッチ20がON状態であるときにのみ、ラ
ッチ回路18bに移動方向選択スイッチ20の出力とし
て“H″レベル電圧が与えられる。そして、移動方向選
択スイッチ19および20がいずれもOFF状態であれ
ば、移動方向選択スイッチ19および20からはいずれ
も出力が得られない。したがって、ユーザーがこのビデ
オカメラを自動フォーカスモードに設定すると、加算器
16および17にはマイコン13からのみ制御信号が入
力される。つまり、マイコン13が出力する制御信号が
加算器16および17を介してそのままフォーカスドラ
イバ14に与えられる。この結果、マイコン13によっ
て従来と同様の山登り制御方式の焦点合せが行なわれる
ここで、撮像画面内にレンズ系1から異なる距離にある
複数の被写体が存在する場合を想定する。
そして、ユーザーがフォーカス自動/手動切換えスイッ
チ21をONして撮像装置を自動フォーカスモードに設
定した結果、フォーカスレンズがマイコン13によって
ユーザーが本来撮影したい被写体とは異なる被写体に焦
点が合う位置で停止したと仮定する。このとき、マイコ
ン13はフォーカスレンズをいずれの方向に移動させる
制御信号も出力していない。つまり、このとき加算器1
6および17への入力信号は各々、ラッチ回路18aお
よび18bの出力のみとなる。そこで、フォーカスレン
ズが停止した時点でユーザーが移動方向選択スイッチ1
9および20のうちのいずれかを一度ONすれば、ラッ
チ回路18aおよび18bのうちのいずれかに“H” 
レベルの電圧信号が保持される。これによって、その後
、加算器16および17のいずれか一方を介してフォー
カスドライバ14に“H”レベルの電圧が第1の制御信
号または第2の制御信号として付与され続ける。
この結果、フォーカスドライバ14は、フォーカスレン
ズを現在焦点が合されている被写体よりもレンズ系1に
近い位置にある被写体または遠い位置にある被写体に焦
点が合う方向に移動し続けるようにフォーカスモータ2
4を回転させ続ける。
たとえば、ユーザが本来撮影したい被写体よりもレンズ
系1に遠い被写体に焦点が合う位置でフォーカスレンズ
が停止した場合には、ユーザーが移動方向選択スイッチ
20をONすればフォーカスレンズはユーザーが本来撮
影したい被写体に焦点が合う方向に移動し始める。逆に
、フォーカスレンズがユーザーが本来撮影したい被写体
よりもレンズ系1に近い被写体に焦点が合う位置で停止
された場合には、ユーザが移動方向選択スイッチ19を
ONすればフォーカスレンズはユーザーが本来撮影した
い被写体に焦点が合う方向に移動し始める。
一方、マイコン13は、先の山登り制御によってフォー
カスレンズを停止させた後もデジタル積分回路11から
所定のタイミングでフォーカス評価値を読取る。フォー
カスレンズ停止後に移動方向選択スイッチ19または2
0がONされるとフォーカスレンズが現在焦点が合され
ている被写体(以下、第1の被写体と呼ぶ)とは異なる
被写体(以下、第2の被写体と呼ぶ)に焦点が合う位置
に向かって移動し始める。したがって、デジタル積分回
路11から読取られるフォーカス評価値は、フォーカス
レンズが第1の被写体に焦点が合う位置から離れるにつ
れて始め小さくなるが、第2の被写体に焦点が合う位置
に近付くにつれて再び大きくなり第2の被写体に焦点が
合う位置で最大値を示し、その後再び単調減少する。そ
こで、マイコン13は、先に読取ったフォーカス評価値
と次に読取ったフォーカス評価値の大小関係を判別して
、先に読取ったフォーカス評価値が次に読取ったフォー
カス評価値との間の大小関係が反転したことを検出する
。この検出に応答して、マイコン13はフォーカスレン
ズが第2の被写体に焦点が合う位置に近付いたと判断し
て、ラッチ回路18aおよび18bのデータ保持動作を
不能化した後、前述の山登り制御のための動作を再開す
る。このとき、移動方向選択スイッチ19および20は
OFF状態であるからこの“不能化”によってラッチ回
路18aおよび18bの保持データがリセットされる。
これによって、ラッチ回路18aから加算器16への入
力信号および、ラッチ回路18bから加算器17への入
力信号がなくなる。つまり、加算器16および17はマ
イコン13からの制御信号のみを受ける状態となる。一
方、マイコン13は山登り制御を行うべく加算器16ま
たは17に、フォーカスレンズをレンズ系1に遠い距離
にある被写体に焦点が合う方向またはその逆の方向に移
動させるための制御信号を与える。したがって、フォー
カスドライバ14にはマイコン13から出力された制御
信号が第1の制御信号または第2の制御信号として与え
られる。この結果、今度は第1の被写体ではなく第2の
被写体に対応するフォーカス評価値に基づいた山登り制
御が実現され、フォーカスレンズは第2の被写体に焦点
が合う位置で自動的に停止する。
このように、本実施例のビデオカメラによれば、自動フ
ォーカスモードにおいてフォーカスレンズがユーザーが
望まない被写体に焦点が合う位置で停止された場合でも
、ユーザーが移動方向選択スイッチ19および20のう
ちのいずれか一方を1回ONするだけで、ユーザーの所
望の被写体に焦点が合うような条件で自動的に山登り制
御が再開始される。したがって、ユーザーはビデオカメ
ラを自動フォーカスモードに設定した後、移動方向選択
スイッチでフォーカスレンズの移動方向を1回指定する
だけで、ユーザーは所望の被写体に自動的に焦点を合わ
せることができる。
なお、手動フォーカスモードにおけるフォーカスドライ
バ14に対する制御方式は、従来のビデオカメラの場合
と実質的に同一である。
手動フォーカスモードにおいては、フォーカス自動/手
動切換えスイッチ21からマイコン13にH”レベルの
電圧が付与されないように、フォーカス自動/手動切換
えスイッチ21はOFF状態とされる。マイコン13は
、フォーカス自動/手動切換えスイッチ21から“H”
 レベルの電圧が付与されないことに応答して、ラッチ
回路18aおよび18bのデータ保持動作を不能化して
、ラッチ回路18aおよび18bが入力信号を保持せず
そのまま出力するように、ラッチ回路18aおよび18
bを制御する。同時に、マイコン13は山登り制御のた
めの一連の動作をすべて停止する。これによって、加算
器16および17のいずれにもマイコン13から制御信
号が入力されなくなる。したがって、手動フォーカスモ
ードにおいて移動方向選択スイッチ19および20の出
力はそのままフォーカスドライバ14に付与される。
つまり、ユーザーが外部スイッチ19および20を操作
してフォーカスレンズを所望の位置に移動させることが
可能となる。
また、本実施例のビデオカメラを以下のように用いれば
、ユーザーは所望の被写体が焦点合せが可能な位置にあ
るか否かを知ることもできる。
撮像画面内にレンズ系1からの距離の大きく異なる複数
の被写体が存在し、かつユーザーの所望の被写体とレン
ズ系1との距離が焦点合せが可能な最短距離よりも短く
、他の被写体のうちの一つのみが焦点合せが可能な距離
範囲内にある場合を想定する。このような場合に、自動
フォーカスモードにおいて焦点合せが可能な距離範囲内
にある被写体に焦点が合う位置でフォーカスレンズが停
止されると、その後ユーザーが移動方向選択スイッチ1
9および20によってフォーカスレンズをいずれの方向
に駆動しても、ビデオカメラは合焦点を見出だすことが
できない。この結果、樟像画像は、フォーカスレンズが
ユーザのスイッチ操作によって最初の合焦点から離れた
後、常時、非合焦状態のままである。
そこで、自動フォーカスモードにおいて意x的に移動方
向選択スイッチ20をONすれば、ビューファインダ画
面等に映し出される画像がその後合焦状態となるかいな
かを確認することによって、所望の被写体がレンズ系1
から適正な距離範囲にあるか否かを知ることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、撮像画面内に撮像装置
からの距離が大きく異なる複数の被写体が存在する場合
でも、ユーザーは従来よりも簡単な操作で、所望の被写
体に対する焦点合せを撮像装置に自動的に行なわせるこ
とが可能となる。この結果、撮像装置の焦点合せに関す
る操作性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のビデオカメラの構成を示す
概略ブロック図、第2図は従来のオートフォーカス機能
を備えたビデオカメラの構成を示す概略ブロック図、第
3図はフォーカス評価値とフォーカスレンズ位置との一
般的な関係を示すグラフ、第4図は輝度信号から高域成
分を抽出した場合と低域成分を抽出した場合とにおける
フォーカス評価値変化の違いを示すグラフである。 図において、1はレンズ系、2は撮像素子、3は信号処
理回路部、4はY信号処理回路、5は第1BPF、5第
2BPF、7はスイッチ回路、8は増幅器、9は検波回
路、10はA/D変換器、11はデジタル積分回路、1
2はフォーカスエリアゲート、13はマイコン、14は
フォーカスドライバ、16および71は加算器、18a
および18bはラッチ回路、19および20はフォーカ
スレンズ移動方向選択スイッチ、21はフォーカス自動
/受動切換えスイッチ、24はフォーカスモータ、25
は基準電圧源である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 爲3図 島4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写体に対する焦点合せを、自動モードおよび手動モー
    ドで行なうことができる撮像装置であって、 フォーカスレンズと、 自動モードおよび手動モードのうちのいずれか一方を選
    択するための外部スイッチ手段と、手動モードにおいて
    前記フォーカスレンズの移動を指示するフォーカスレン
    ズ移動指示手段と、前記被写体を撮像して得られた輝度
    信号に基づいて、前記フォーカスレンズを移動させるた
    めのフォーカスレンズ制御信号を発生する制御信号発生
    手段と、 前記外部スイッチ手段の自動モード選択出力に応答して
    、前記制御信号発生手段により発生されたフォーカスレ
    ンズ制御信号と、前記フォーカスレンズ移動指示手段の
    指示出力とに基づいて、前記フォーカスレンズを移動さ
    せる手段とを備えた、撮像装置。
JP2146518A 1990-06-04 1990-06-04 撮像装置 Pending JPH0437827A (ja)

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