JPH0716266Y2 - メンブレンキーボードの防塵構造 - Google Patents

メンブレンキーボードの防塵構造

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JPH0716266Y2
JPH0716266Y2 JP1988156000U JP15600088U JPH0716266Y2 JP H0716266 Y2 JPH0716266 Y2 JP H0716266Y2 JP 1988156000 U JP1988156000 U JP 1988156000U JP 15600088 U JP15600088 U JP 15600088U JP H0716266 Y2 JPH0716266 Y2 JP H0716266Y2
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JP
Japan
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air
space
switch
spacer
keyboard
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JP1988156000U
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善三 戸塚
貞夫 立花
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えばパーソナルコンピュータ等に利用され
るメンブレンキーボードの防塵構造に関し、特にキース
イッチ部のエア抜き構造が改善された防塵構造に関する
ものである。
<従来の技術> 第4図(イ),(ロ),(ハ)は従来のメンブレンキー
ボードの要部を示したもので、同図(イ)はその分解斜
視図、同図(ロ)は組付け状態の平面図、同図(ハ)は
拡大断面図である。
メンブレンキーボードKBは、上部シート1,スペーサ2,下
部シート3,接着シート4,及びブラケット5を接着して構
成されている。
上部シート1の下面と下部シート3の上面には、対向し
て電極6,7が印刷形成され、第4図(ハ)に示すように
キースイッチを押すと両電極6,7が接触してオンするよ
うになっている。
ところで、メンブレンキーボードKBの素材にポリエステ
ルフィルムが利用されている場合、スペーサ2のスイッ
チ空間8を上部シート1と下部シート3で完全に密閉す
ると、急激な温度変化が生じたときに互いの電極6,7が
接触するおそれがある。これを防止する為、図に示すよ
うに、スペーサ2のスイッチ空間8からキーボード外部
に通じるエア抜き孔9,10,11をそれぞれ下部シート3,接
着シート4及びブラケット5に設けて、スイッチ空間8
の内圧が外圧と常時等しくなるようにしている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、このようなエア抜き構造にあっては、第
5図に示すように、キースイッチを押圧する毎に流入空
気と共に塵埃Dがエア抜き孔11,10,9を通じてスイッチ
空間8に流入する。
従って、長期間使用を続けるとこれらの塵埃Dが電極6,
7間に蓄積されるので、接触抵抗が増大し、甚だしい場
合には接触不良を起こすおそれがある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、簡単な構造で外部からの
塵埃流入を防止すると共に、塵埃の流入があっても電極
位置までは到達しないメンブレンキーボードの防塵構造
を提供するところにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成する為、本考案は、キースイッチ用の電
極及び接着剤層を形成した上部シートと、その電極と対
向する電極及び接着剤層を形成した下部シートと、上記
両シートの間に介装して上記両電極間を所定間隔に維持
するスペーサとからなるメンブレンキーボードにおい
て、上部シートと下部シートの少なくとも一方とスペー
サとの接合面に、スペーサのスイッチ空間とキーボード
外部とを連通するエア抜き通路を接着剤層により形成す
ると共に、このエア抜き通路の途中にエア溜まり空間を
設けた防塵構造としたものである。
<作用> キースイッチを押圧すると、スペーサのスイッチ空間の
空気はエア抜き通路を通ってキーボード外部に排出され
る。次いで、キースイッチの押圧を解放すると、そのス
イッチ空間が負圧となるので、エア抜き通路を介して外
部空気が上記スイッチ空間に流入する。この流入空気
は、接着剤層の厚みにより間隔を狭めて設けられエア抜
き通路により流速を弱められて流入する。そして、エア
抜き通路の途中に設けたエア溜まり空間でその流速を更
に弱められ、滞留させられる。従って、流入空気に塵埃
が混入している場合は、上記エア溜まり空間で殆ど沈降
する。そして、エア溜まり空間で沈降しない塵埃が残っ
たとしても、エア抜き通路を通過する間にその通路壁等
に付着,沈降してスイッチ空間まで到達せず、即ちスイ
ッチの電極に付着することを防止する。
<実施例> 以下本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の第一実施例に係るメンブレンキーボ
ードの要部構成を示す分解斜視図、第2図(イ)はその
組付け状態を示す平面図、同図(ロ)は要部拡大断面図
である。
図において、メンブレンキーボード(以下「キーボー
ド」という)KBは、上部シート20,スペーサ21,下部シー
ト22,接着シート23及びブラケット24を接着して構成し
ている。
そして、上部シート20の下面と下部シート22の上面には
対向して複数の電極25,26を印刷形成している。また、
スペーサ21には、上記両電極25,26と対応する位置にス
イッチ空間27を形成しており、このスイッチ空間27で上
記両電極25,26が所定間隔にて対向し、これによりキー
スイッチを構成している。
スペーサ21と上部シート20,下部シート22は、この両シ
ート20,22の対応面に印刷等で形成した接着剤層28,29を
利用して接着している。この接着剤層28,29は、細長い
帯状の形態として上記両シート20,22の面の外周部,内
面部に形成するのであるが、その帯状の接着剤層28,29
の一部は僅かな間隔を設けてそれぞれ隣接して形成し、
この隣接間をエア抜き通路30,31としている。エア抜き
通路30,31は、上記両シート20,22の内面部においては、
一部を切欠いて通路開口30a,31aを形成し、上記両シー
ト20,22とスペーサ21の接合面間に形成される隙間とス
イッチ空間27及びキーボードKB外部とをエア抜き通路3
0,31を介して連通させている。
また、上記エア抜き通路30,31の途中には、その通路幅
よりも大寸法としたポケット30b,31bを対向する位置に
形成し、更に、スペーサ21の対向する位置にもエア空間
21aを形成している。エア空間21aはスペーサ21にスイッ
チ空間27を形成するときに同時に成形或は打ち抜きによ
り形成することができる。このポケット30b,31bとエア
空間21aにより、スペーサ21と上部シート20,下部シート
22を接着した際に第2図(ロ)に示すようなエア溜まり
空間32を形成する。
このような構成において、前記したように上部シート2
0,スペーサ21,下部シート22,接着シート23,ブラケット2
4をそれぞれ接着してキーボードKBを組付ける。
そして、キースイッチの電極25側を押圧すると、スペー
サ21のスイッチ空間27の空気は、周辺の隙間から通路開
口30a,31aを介してエア抜き通路30,31に入り、次いで途
中のエア溜まり空間32を経てキーボードKB外部に排出さ
れる。
次に、キースイッチの上記押圧を解放すると、そのスイ
ッチ空間27が負圧となるので、エア抜き通路30,31を介
して外部空気が上記スイッチ空間27に流入しようとす
る。しかしながら、エア抜き通路30,31は狭く、外部空
気の流速は小さく抑えられ、そして、エア溜まり空間32
を設けているので、上記流入した空気はエア溜まり空間
32でその流速を更に弱められる。即ち滞留作用を起こす
ので、外部空気に混入している塵埃Dの殆どは、エア溜
まり空間32で沈降する。そして、エア溜まり空間32で沈
降しない塵埃が残った場合は、更にエア抜き通路30,31
からその通路開口30a,31aを介し、スイッチ空間27にま
で流れようとするが、その流れ過程においてエア抜き通
路30,31の通路壁とかスイッチ空間27周辺の隙間部分で
周囲に付着したり沈降するので、スイッチ空間27に塵埃
Dが到達することはない。
第3図は、本考案の第二実施例の構成を示すものであ
る。
部材構成としては前記第一実施例と同様に接着形成する
のであるが、この場合はスペーサ40に前記実施例のエア
空間21aに相当するものを形成していない。しかしなが
ら、上部シート41と下部シート42の接合面間に接着剤層
43,44により前記第一実施例のポケット30b,31bよりも充
分大きなポケット45,46を形成してエア溜まり空間47,48
としている。この場合、エア溜まり空間47,48からスイ
ッチ空間49に至るエア抜き通路50a,51aは、キーボードK
B外部からエア溜まり空間47,48に至るエア抜き通路50b,
51bと直線的に連通するのではなく、紆余曲折して形成
する。これにより、外部からの流入空気はエア溜まり空
間47,48で滞留し、更に流れ方向を換えて通路壁等に衝
接することで混入する塵埃を沈降することになる。
尚、上記何れの実施例においても、エア溜まり空間32,4
7,48は、エア抜き通路30,31,50a,50b,51a,51bのキーボ
ードKB外部への途中に一ケ所につき設けることで説明し
たが、必ずしもこれに限るものではない。必要に応じて
二ケ所以上設けてもよく、その場合は防塵効果が一層向
上することになる。
また、エア抜き通路30,31,50a,50b,51a,51bは、それぞ
れスペーサ21,40の両面側に形成することで説明した
が、片面側のみでもよいことはいうまでもない。スイッ
チ空間27,49は上記スペーサ21,40の両面側に貫通してい
るので、上記片面側にエア抜き通路が形成してあれば、
本考案の所期目的は充分に達成することができる。
<考案の効果> 以上詳細に述べてきたように、本考案によれば、上部シ
ートと下部シートの少なくとも一方とスペーサとの接合
面にエア抜き通路を接着剤層により形成すると共に、エ
ア抜き通路の途中にエア溜まり空間を設けたので、スイ
ッチ操作の際にキーボード外部から流入した空気に塵埃
が混入していても、接着剤層の厚みにより間隔を狭めら
れて設けられたエア抜き通路により流速を弱められて流
入する。そして、エア溜まり空間でその流速を更に弱め
られ、その際に混入塵埃は殆どが沈降させられることに
なる。また、沈降しないで浮遊している塵埃も、その後
のエア抜き通路の通過過程において通路壁等に付着した
りして流入空気から除去される。従って、電極が位置す
るスイッチ空間にまで塵埃が流入することを効果的に防
止することができる。
また、これらのエア抜き通路,エア溜まり空間等の形成
についても、スペーサの成形或は打ち抜きによる形成工
程、或は接着剤層の印刷過程において同時的に形成可能
であるから、容易に得ることができ、上記効果と相まっ
て実用性に優れたメンブレンキーボードとして提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第一実施例に係るメンブレンキーボ
ードの要部構成を示す分解斜視図、 第2図(イ),(ロ)は、第一実施例構成の組付け状態
を示す平面図とその要部拡大断面図、 第3図は、本考案の第二実施例に係るメンブレンキーボ
ードの要部構成を示す分解斜視図、 第4図(イ),(ロ),(ハ)は、従来のメンブレンキ
ーボードの要部構成を示す分解斜視図、組付け状態を示
す平面図及びその拡大断面図、 第5図は、従来における塵埃流入状態の説明図である。 20,41…上部シート,21,40…スペーサ,22,42…下部シー
ト,23…接着シート,24…ブラケット,25,26…電極,27,29
…スイッチ空間,28,29,43,44…接着剤層,30,31,50a,51
b,51a,51b…エア抜き通路,32,47,48…エア溜まり空間,D
…塵埃,KB…メンブレンキーボード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キースイッチ用の電極及び接着剤層を形成
    した上部シートと、その電極と対向する電極及び接着剤
    層を形成した下部シートと、上記両シートの間に介装し
    て上記両電極間を所定間隔に維持するスペーサとからな
    るメンブレンキーボードにおいて、 上部シートと下部シートの少なくとも一方とスペーサと
    の接合面に、 スペーサのスイッチ空間とキーボード外部とを連通する
    エア抜き通路を、上記接着剤層により形成すると共に、 このエア抜き通路の途中にエア溜まり空間を設けたこと
    を特徴とするメンブレンキーボードの防塵構造。
JP1988156000U 1988-11-30 1988-11-30 メンブレンキーボードの防塵構造 Expired - Lifetime JPH0716266Y2 (ja)

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JPH0276438U JPH0276438U (ja) 1990-06-12
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014042245A1 (ja) * 2012-09-14 2014-03-20 株式会社フジクラ キーボード装置
JP2014075111A (ja) * 2012-09-14 2014-04-24 Fujikura Ltd キーボード装置

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JPS59205115A (ja) * 1983-04-30 1984-11-20 富士通株式会社 シ−ト状複合スイツチ

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