JPH07162388A - 信号多重化装置 - Google Patents

信号多重化装置

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JPH07162388A
JPH07162388A JP5305001A JP30500193A JPH07162388A JP H07162388 A JPH07162388 A JP H07162388A JP 5305001 A JP5305001 A JP 5305001A JP 30500193 A JP30500193 A JP 30500193A JP H07162388 A JPH07162388 A JP H07162388A
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JP
Japan
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signal
transmission
delay time
control signal
terminal
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JP5305001A
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English (en)
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Mikio Nagumo
幹夫 南雲
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送経路ごとにデータ信号と制御信号との遅
延時間差を測定し、かつ最適な制御信号折り返し遅延時
間を設定できる信号多重化装置を得る。 【構成】 制御信号ON/OFF信号105により送信
データ信号及び送信制御信号を同時にONさせ、対向側
(受信側)多重化装置に送出する。対向側(受信側)で
はカウントイネーブル信号生成部103からのカウント
イネーブル信号により受信データ信号がONで受信制御
信号がOFFからONとなるまでの遅延時間差をカウン
タ22でカウントする。対向側(受信側)多重化装置で
遅延時間差を測定した後、その実測カウント値を送信側
多重化装置へ通知し、制御信号折り返し遅延時間を設定
する。 【効果】 最適な折り返し遅延時間を設定できるので伝
送効率を高くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、信号多重化装置にお
ける送信可信号の遅延折り返し技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11には、従来の一般的な信号多重化
装置の構成が示されている。図において、1は多重化装
置(A)、2は多重化装置(B)、3は端末装置
(A)、4は端末装置(B)、5は端末装置(C)、6
は端末装置(D)、7は伝送路、8はチャネル部、9は
多重分離部、10は装置制御部、11は送信データ信
号、12は送信制御信号、13は受信データ信号、14
は送信可信号、15は受信データ信号を示す。また、図
12には、従来の信号多重化装置のチャネル部8の構成
が示されている。図12において、16は送信データバ
ッファ部、17は送信制御信号バッファ部、18は受信
データバッファ部、19は受信制御信号バッファ部、2
0は送信可信号折り返し回路、21はタイマ設定スイッ
チ、22はタイマカウンタ、23はフリップフロップ、
31は定周期クロックである。図13には、伝送路上の
多重化フォーマットが示されている。伝送するデータ
は、フレーム位相等の同期ビット、制御用チャネル、ユ
ーザチャネルから構成され、装置制御部10は、隣接す
る多重化装置の装置制御部間で通信して制御用データを
送受信することができる。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】図11において、端末装置3より、送信デ
ータ信号11a、送信制御信号12aが送信されると、
チャネル部8aのバッファに蓄積される。そして、多重
分離部9に出力されて多重化され、伝送路7を経由して
多重化装置2へ伝送される。そして、端末装置5または
端末装置6へ、受信データ信号13cまたは13d、受
信制御信号15cまたは15dとして送られる。
【0005】ここで、一般にデータ信号と制御信号の伝
送遅延時間が異なるため、データ信号の先頭が制御信号
のON開始変化点を追い越さぬよう制御する必要があ
る。すなわち、端末装置5または端末装置6では、受信
制御信号がONとなっている間のみデータ信号を有効と
判断するので、仮に受信データ信号の先頭が受信制御信
号のON開始点を追い越してしまうと、いわゆるデータ
の頭切れが発生してしまうのである。そこで、チャネル
部8aでは送信制御信号12aがON開始した後、一定
の遅延時間を付加して端末3(または端末4)に送信可
信号14a(または送信可信号14b)へ折り返し、遅
延して送信データ信号11a(または送信データ信号1
1b)を送出するように制御している。
【0006】具体的には、図12において、送信データ
信号11、送信制御信号12はバッファ16、17を経
由して多重分離部へ出力され、多重分離部より出力され
た信号は、バッファ18、19を経由して、受信データ
信号13、受信制御信号15へ出力される。送信可折り
返し回路20では、送信制御信号12がONとなると、
定周期クロック31をタイマ設定スイッチ21の設定値
に従いカウントする。そして、一定時間カウントした時
点でフリップフロップ23をセットし、送信可信号14
をONにする。送信制御信号12がOFFとなると、カ
ウントを停止し、23をリセットして、14をOFFに
する。このようにして、一定の遅延時間を付加して送信
可信号14を端末に折り返すのである。
【0007】なお、遅延時間は以下のように設定され
る。図14には多重化装置のデータ信号、制御信号のタ
イミングチャートが示されている。図において、制御信
号の遅延時間をTc 、データ信号の遅延時間をTD 、折
り返し遅延時間をTdelay とすると、データ信号の先頭
が制御信号のON開始点を超えないための条件は、 Tdelay +TD ≧Tc であるので、折り返し遅延時間が満足すべき条件は、 Tdelay ≧Tc −TD となる。従って、図15に示すように、例えば多重化装
置(1)24から多重化装置(4)27へ伝送する場
合、経路30a、b、cが候補として存在する時には、
その最大遅延時間差をあらかじめ予測し、タイマ設定し
ていた。
【0008】一方、このように遅延時間を一定値に設定
するのではなく、伝送路での遅延時間を実測する技術も
提案されている。例えば、特開平3−30537号公報
のデイジタル信号伝送回路では、伝送ルートの伝送遅延
時間を測定する伝送遅延時間測定部と、伝送遅延時間測
定部によって測定された伝送遅延時間に応じて伝送遅延
時間を補正する伝送遅延時間補正部を設ける構成が開示
されている。この装置では、ループチェック信号を変復
調装置に送出し、変復調装置はそのループチェック信号
を変調して伝送ルートに返信する。ループチエック信号
は伝送ルートの他端に接続された受信元からそのまま返
送され、変復調装置に受信される。そして、変復調装置
は送信ループチェック信号と受信ループチェック信号と
の遅延時間を測定し、伝送遅延時間補正部に通知する。
そして、伝送遅延時間補正部では、測定された遅延時間
に応じて遅延時間を補正し、伝送ルート毎の伝送時間の
相違をなくすのである。
【0009】また、特開平4−8033号公報のデイジ
タル伝送装置では、伝送路間で発生するディジタル信号
の遅延時間差を補償する補償手段が開示されている。こ
の補償手段はディジタル信号に一定間隔でシンクパター
ンを付加し、このシンクパターンを受信側で検出してそ
の遅延時間差が同じになるように調整するのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号多重化装置
は以上のように構成されているので、一定の遅延時間を
設定する場合には、複数の経路候補が存在する時その最
大遅延時間差をあらかじめ予測し設定しなければなら
ず、現行の経路で必要な遅延時間差と設定値との差が大
きくなり、伝送効率が低下するなどの問題点があった。
【0011】また、上記特開平3−30537号公報や
特開平4−8033号公報でも、それぞれ、チエック信
号をループさせてその伝送遅延時間を測定しているため
真に必要なデータ信号と制御信号との遅延時間差よりも
常に大きな値が測定される、また、シンクパターン検出
に時間を要する等の問題があり、伝送効率を向上させる
点では十分でない問題があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、各経路ごとに遅延時間差を測定
でき、かつ最適な遅延時間差を設定して伝送効率を向上
させることができる信号多重化装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の信号多重化装置は、端末からの送信
制御信号及び送信データ信号を同時に伝送する伝送手段
と、送信側で同時に伝送された受信制御信号と受信デー
タ信号との遅延時間差を計測する計測手段と、端末から
の前記送信制御信号を受信した後、計測された前記遅延
時間差だけ遅延させて前記端末に送信可信号を折り返す
折り返し手段とを有することを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の信号多重化装置は、端末からの送信制御信号及
び送信データ信号を同時に伝送する伝送手段と、送信側
で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信号との
遅延時間差を計測する計測手段と、複数の伝送経路候補
の全てについて計測された前記遅延時間差を記憶する記
憶手段と、端末からの前記送信制御信号を受信した後、
前記記憶手段に記憶された遅延時間差の内、用いられる
伝送経路に対応する遅延時間差だけ遅延させて前記端末
に送信可信号を折り返す折り返し手段とを有することを
特徴とする。また、上記目的を達成するために、請求項
3記載の信号多重化装置は、端末からの送信制御信号及
び送信データ信号を同時に伝送する伝送手段と、送信側
で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信号との
遅延時間差を計測する計測手段と、隣接する信号多重化
装置間で計測された前記遅延時間差を記憶する記憶手段
と、用いられる伝送経路に対応する全遅延時間差を前記
記憶手段に記憶された遅延時間差から算出する算出手段
と、端末からの前記送信制御信号を受信した後、前記算
出手段で算出された全遅延時間差だけ遅延させて前記端
末に送信可信号を折り返す折り返し手段とを有すること
を特徴とする。
【0015】さらに、上記目的を達成するために、請求
項4記載の信号多重化装置は、端末からの送信制御信号
及び送信データ信号を同時に伝送する伝送手段と、送信
側で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信号を
再び送信側に伝送するループ手段と、受信側からループ
された受信制御信号と受信データ信号との遅延時間差を
計測する計測手段と、端末からの前記送信制御信号を受
信した後、計測された前記遅延時間の半分の時間差だけ
遅延させて前記端末に送信可信号を折り返す折り返し手
段とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の信号多重化装置では、送信側の
多重化装置から制御信号とデータ信号を同時に伝送し、
受信側の多重化装置で制御信号とデータ信号の遅延時間
差を実測定する。そして、送信側の多重化装置では、計
測して得られた遅延時間差を用いて送信可折り返し時間
を設定するので、チェツク信号等のデータ信号の遅延時
間を計測する場合に比べ、遅延時間を最適な値に設定す
ることができる。
【0017】また、請求項2記載の信号多重化装置で
は、請求項1記載の信号多重化装置と同様にして複数の
伝送経路候補の全てについて制御信号とデータ信号の遅
延時間差を計測する。計測して得られた全伝送経路の遅
延時間は記憶手段にテーブルとして記憶される。そし
て、記憶手段から実際に用いられる伝送経路の遅延時間
差を読み出して送信可折り返し時間を設定することによ
り、複数の伝送経路候補が存在し、経路変更が行われて
も、短時間で最適値を設定することができる。
【0018】また、請求項3記載の信号多重化装置で
は、請求項2のように全伝送経路の遅延時間を実測する
のではなく、隣接する多重化装置間での制御信号とデー
タ信号の遅延時間差のみを計測する。そして、実際に用
いられる伝送経路での全遅延時間をこれら隣接する伝送
経路での遅延時間から算出し、送信可折り返し時間を設
定する。従って、全伝送経路について遅延時間を実測す
る必要がないので、実測回数を低減することができる。
【0019】また、請求項4記載の信号多重化装置で
は、請求項1記載の信号多重化装置のように受信側の多
重化装置が制御信号とデータ信号の遅延時間差を計測す
るのではなく、受信側の多重化装置は受信した制御信号
とデータ信号を再び送信側に伝送し、ループされた制御
信号とデータ信号の遅延時間差を送信側の多重化装置で
計測し、送信可折り返し時間を設定する。この場合にお
いても、制御信号とデータ信号の遅延時間差を計測して
いるため、チェック信号等のデータ信号の遅延時間を計
測する場合に比べ、遅延時間を最適な値に設定すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。
【0021】実施例1 図1には本実施例の信号多重化装置のチャネル部の構成
が示されている。全体構成は図11に示された従来装置
とほぼ同様である。図1において、101a、101
b、101c、101d、101e、101fはセレク
タ、102は装置制御部インターフェース部、103は
カウントイネーブル信号生成部、104は送信制御信号
セレクタ出力、105は制御信号ON/OFF信号、1
06は遅延時間差測定許可信号、107は送信可信号折
り返し回路である。なお、図12に示された従来装置の
チャネル部と同一部材については同一符号を付し、その
説明は省略する。また、図2には本実施例における伝送
経路が示されている。24は多重化装置(1)、25は
多重化装置(2)、26は多重化装置(3)、27は多
重化装置(4)、28,29は端末である。また、10
9は伝送路である。
【0022】次に動作について説明する。
【0023】データ信号と制御信号の伝送遅延時間差を
計測する場合には、装置制御部インターフェース102
部が遅延時間差測定許可信号106をONにして、セレ
クタ101を切り換える。送信部においては、制御信号
ON/OFF信号105によりデータ信号、制御信号を
同時にOFFからONへ変化させ、送信バッファ16、
17より対向側(受信側)多重化装置へ伝送する。対向
側(受信側)多重化装置にはあらかじめ制御用チャネル
を用いて装置制御部インターフェース部に遅延時間差測
定を行うことを通知しておき、遅延時間差測定許可信号
106をONにしておく。
【0024】送信側多重化装置から伝送されたデータ信
号、制御信号は対向側(受信側)多重化装置の受信バッ
ファ18、19に送られる。対向側(受信側)多重化装
置では送信側多重化装置から伝送された受信データ信号
13がONになった後、受信制御信号15がOFFの
間、カウントイネーブル信号生成部103にてカウント
イネーブル信号を生成し、定周期クロック31をカウン
トする。カウンタ22は、装置制御部インターフェース
部からの制御信号ON/OFF信号105によりリセッ
トしておく。受信制御信号15がONとなるとカウント
をやめ、カウント値が保持される。そして、対向側多重
化装置は本カウント値を装置制御部インターフェース部
102を介して装置制御部へ通知し、さらに自局側(送
信側)多重化装置へ通知する。このようにして通知され
たデータ、すなわち、制御信号とデータ信号との遅延時
間差は装置制御部内のメモリへ格納される。なお、遅延
時間差測定中は、誤った信号が出ないように送信可信号
14及び受信制御信号15をOFFにする。図2に示す
ような伝送経路109の時は、多重化装置24から多重
化装置27、多重化装置27から多重化装置24の双方
向の遅延時間差を測定し、折り返し遅延時間を設定す
る。
【0025】図3には多重化装置24から多重化装置2
7への方向の遅延時間差を測定する場合のシーケンス図
が示されている。伝送経路が変更されると、多重化装置
(1)24は多重化装置(4)27へカウントイネーブ
ル要求を送り、多重化装置(4)27はカウントイネー
ブルを設定する。設定が終了すると、多重化装置(4)
27は多重化装置(1)24へカウントイネーブル設定
終了を報知する。多重化装置(1)24はカウントイネ
ーブル設定終了を受信すると、データ信号及び制御信号
を同時にONし、多重化装置(4)27に伝送する。多
重化装置(4)27は前述した方法で制御信号とデータ
信号の遅延時間差をカウントし、カウント値を多重化装
置(1)24に伝送する。そして、多重化装置(1)2
4は伝送されたカウント値をメモリに格納し、カウント
イネーブルを解除するのである。
【0026】このようにして制御信号とデータ信号との
実測遅延時間差が装置制御部に格納された後、実際のデ
ータ伝送が行われる。すなわち、装置制御部インターフ
ェース部102からの信号によりセレクタ101を切り
換え、また、装置制御部内のメモリに格納された遅延時
間差を装置制御部インターフェース部102を介してタ
イマカウンタ22に供給する。そして、端末からの送信
制御信号12がONとなると、定周期クロック31をタ
イマ設定スイッチ21の設定値に従いカウントする。そ
して、一定時間カウントした時点でフリップフロップ2
3をセットし、送信可信号14をONにする。送信制御
信号12がOFFとなると、カウントを停止し、23を
リセットして、14をOFFにする。これにより、実測
された遅延時間に応じて折り返し遅延時間が設定される
ため、遅延時間を最適の値に設定して伝送効率を上げる
ことができる。
【0027】実施例2 図4には本実施例における伝送経路が示されている。多
重化装置(1)24から他の多重化装置(2)25、多
重化装置(3)26、多重化装置(4)27への伝送経
路候補が201a、201b、201c、201d、2
01eの5経路が存在する場合、あらかじめ前述した実
施例1の信号多重化装置を用いて各経路での制御信号と
データ信号の遅延時間差を測定しておき、多重化装置
(1)24においてこれらの遅延時間差(すなわちタイ
マ値)をメモリにテーブルとして記憶しておく。図4に
示された伝送経路の場合、 多重化装置(1)−多重化装置(2) 多重化装置(1)−多重化装置(3) 多重化装置(1)−多重化装置(4) 多重化装置(1)−多重化装置(2)−多重化装置
(4) 多重化装置(1)−多重化装置(3)−多重化装置
(4) の各経路について遅延時間差を計測し、多重化装置
(1)24のメモリに格納する。図5には、これら各経
路の遅延時間差の一例がタイマ値として示されている。
【0028】そして伝送経路が変更されるたび多重化装
置(1)24のメモリに格納されたこのテーブルよりデ
ータを検索し、最適値を設定するのである。これによ
り、複数の伝送経路が存在する場合でも、常に最適の遅
延時間を設定することが可能となり、伝送効率を向上さ
せることができる。
【0029】実施例3 図6には本実施例における伝送経路が示されている。上
記実施例2では全多重化装置のテーブルを作成するため
に全伝送経路について遅延時間差を測定したが、本実施
例では隣接装置間の遅延時間差のみを測定し、主局例え
ば多重化装置(1)24へ通知する。隣接装置間として
は、 多重化装置(1)24−多重化装置(2)25 多重化装置(1)24−多重化装置(3)26 多重化装置(1)24−多重化装置(4)27 多重化装置(2)25−多重化装置(1)24 多重化装置(2)25−多重化装置(4)27 多重化装置(3)26−多重化装置(1)24 多重化装置(3)26−多重化装置(4)27 多重化装置(4)27−多重化装置(1)24 多重化装置(4)27−多重化装置(2)25 多重化装置(4)27−多重化装置(3)26 が存在するので、これらについて前述した実施例1の多
重化装置を用いて遅延時間差を計測し、多重化装置
(1)24に通知する。なお、図6にはこれらの測定経
路が符号301a、301b、・・で示されている。多
重化装置(1)24では、通知された遅延時間(タイマ
値)をメモリにテーブルとして格納し、他の多重化装置
(2)25、多重化装置(3)26、多重化装置(4)
27へ複写して通知する。図7にはタイマ値テーブルの
一例が示されている。そして、経路が変更された場合に
は、本テーブルよりその経路に対応するタイマ値を算出
しカウンタに設定する。例えば、伝送経路が多重化装置
(1)24−多重化装置(2)25−多重化装置(4)
27の場合には、タイマ値は(A+E)と設定される。
【0030】このように、本実施例では予め全伝送経路
について遅延時間差を計測するのではなく、隣接装置間
のみで遅延時間を計測し、これらの値に基づいて実際の
伝送経路の遅延時間を設定するので、実施例2と同様に
最適の遅延時間を設定できるとともに実測回数を低減で
きる効果がある。
【0031】実施例4 図8には本実施例の信号多重化装置のチャネル部の構成
が示されている。前述した実施例1と同一部材について
は同一符号を付し、説明は省略する。図8において、4
01a、401bはそれぞれ受信データ信号及び受信制
御信号のループ回路、402はループ起動信号である。
【0032】次に動作について説明する。
【0033】データ信号と制御信号の伝送遅延時間差を
計測する場合には、実施例1と同様にして送信部では制
御信号ON/OFF信号105によりデータ信号、制御
信号を同時にOFFからONへ変化させ、送信バッファ
16、17より対向側(受信側)多重化装置へ伝送す
る。一方、対向側(受信側)多重化装置では、装置制御
部インターフェース部102よりループ起動信号402
が出力され、このループ起動信号によりループ回路40
1a、401bは受信データ信号及び受信制御信号を送
信データ信号及び送信制御信号へループする。ループさ
れた受信データ信号及び受信制御信号は送信側多重化装
置の受信バッファ18,19に送られる。そして、送信
側多重化装置では、前述した実施例1と同様にして制御
信号とデータ信号との遅延時間差をカウントし、装置制
御部のメモリに記憶する。
【0034】図9には本実施例における伝送経路が示さ
れており、遅延時間の測定経路は符号403a、403
b、403c・・で示されている。多重化装置(1)2
4より多重化装置(2)25、多重化装置(3)26、
多重化装置(4)27へループ起動を要求し各経路ごと
に上記の方法で遅延時間差の測定が行われる。そして、
多重化装置(1)24において、測定値よりタイマ値テ
ーブルを作成し、多重化装置(2)25、多重化装置
(3)26、多重化装置(4)27へテーブルデータを
複写する。図10には本実施例におけるタイマ値テーブ
ルの一例が示されている。本測定では往復の遅延時間差
を双方向について同一データとして採用する。なお、本
テーブル値は実測回数の低減を図るために測定値と計算
値とが混在している。
【0035】このようにしてテーブル値が各多重化装置
に格納された後、実際のデータ伝送を行う場合には、用
いられる伝送路に応じたタイマ値の半分を折り返し遅延
時間としてタイマ設定し、制御信号とデータ信号の伝送
を行う。本実施例によっても、遅延時間を最適の値に設
定できるとともに実測回数を低減させ、伝送効率を向上
させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の信号多重
化装置によれば、送信可信号折り返し遅延時間を実測し
て最適な値を設定することができるので、伝送効率を高
くすることができる。
【0037】また、請求項2記載の信号多重化装置によ
れば、複数の経路候補が存在する場合には予め全伝送経
路候補について制御信号とデータ信号の遅延時間差を測
定し、記憶させておくので、伝送効率を高くできるとと
もに経路変更時の遅延時間変更を迅速かつ簡易に行える
効果がある。
【0038】また、請求項3記載の信号多重化装置によ
れば、複数の経路候補が存在する場合において隣接装置
間のみの遅延時間差を測定すればよいので、伝送効率を
高くできるとともに実測経路数を低減させる効果があ
る。
【0039】また、請求項4記載の信号多重化装置によ
れば、対向側(受信側)多重化装置装置でデータ信号及
び制御信号を折り返し、送信側多重化装置で制御信号と
データ信号の遅延時間差を測定するので、伝送効率を高
くすることができるとともに実測経路数を少なくできる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における信号多重化装置の
チャネル部の構成図である。
【図2】この発明の実施例1の測定経路を示す図であ
る。
【図3】この発明の実施例1のシーケンスを示す図であ
る。
【図4】この発明の実施例2の測定経路を示す図であ
る。
【図5】この発明の実施例2のタイマ値テーブルを示す
図である。
【図6】この発明の実施例3の測定経路を示す図であ
る。
【図7】この発明の実施例3のタイマ値テーブルを示す
図である。
【図8】この発明の実施例4における信号多重化装置の
チャネル部の構成図である。
【図9】この発明の実施例4の測定経路を示す図であ
る。
【図10】この発明の実施例4のタイマ値テーブルを示
す図である。
【図11】従来の信号多重化装置の構成図である。
【図12】従来の信号多重化装置のチャネル部の構成図
である。
【図13】従来の信号多重化装置の多重化フォーマット
を示す図である。
【図14】従来の信号多重化装置のタイミングを示す図
である。
【図15】従来の信号多重化装置の伝送経路を示す図で
ある。
【符号の説明】
101a,101b,101c,101d,101e,
101f セレクタ 102 装置制御部インターフェース部 103 カウントイネーブル信号生成部 107 送信可信号折り返し回路 108 送信制御信号及び送信データ信号ON/OFF
回路 401a,401b ループ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末からのデータ信号及び制御信号を多
    重化して伝送する信号多重化装置であって、 端末からの送信制御信号及び送信データ信号を同時に伝
    送する伝送手段と、 送信側で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信
    号との遅延時間差を計測する計測手段と、 端末からの前記送信制御信号を受信した後、計測された
    前記遅延時間差だけ遅延させて前記端末に送信可信号を
    折り返す折り返し手段と、 を有することを特徴とする信号多重化装置。
  2. 【請求項2】 端末からのデータ信号及び制御信号を多
    重化して伝送する信号多重化装置であって、 端末からの送信制御信号及び送信データ信号を同時に伝
    送する伝送手段と、 送信側で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信
    号との遅延時間差を計測する計測手段と、 複数の伝送経路候補の全てについて計測された前記遅延
    時間差を記憶する記憶手段と、 端末からの前記送信制御信号を受信した後、前記記憶手
    段に記憶された遅延時間差の内、用いられる伝送経路に
    対応する遅延時間差だけ遅延させて前記端末に送信可信
    号を折り返す折り返し手段と、 を有することを特徴とする信号多重化装置。
  3. 【請求項3】 端末からのデータ信号及び制御信号を多
    重化して伝送する信号多重化装置であって、 端末からの送信制御信号及び送信データ信号を同時に伝
    送する伝送手段と、 送信側で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信
    号との遅延時間差を計測する計測手段と、 隣接する信号多重化装置間で計測された前記遅延時間差
    を記憶する記憶手段と、 用いられる伝送経路に対応する全遅延時間差を前記記憶
    手段に記憶された遅延時間差から算出する算出手段と、 端末からの前記送信制御信号を受信した後、前記算出手
    段で算出された全遅延時間差だけ遅延させて前記端末に
    送信可信号を折り返す折り返し手段と、 を有することを特徴とする信号多重化装置。
  4. 【請求項4】 端末からのデータ信号及び制御信号を多
    重化して伝送する信号多重化装置であって、 端末からの送信制御信号及び送信データ信号を同時に伝
    送する伝送手段と、 送信側で同時に伝送された受信制御信号と受信データ信
    号を再び送信側に伝送するループ手段と、 受信側からループされた受信制御信号と受信データ信号
    との遅延時間差を計測する計測手段と、 端末からの前記送信制御信号を受信した後、計測された
    前記遅延時間の半分の時間差だけ遅延させて前記端末に
    送信可信号を折り返す折り返し手段と、 を有することを特徴とする信号多重化装置。
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