JPH0716213Y2 - キャリア - Google Patents

キャリア

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JPH0716213Y2
JPH0716213Y2 JP1989019298U JP1929889U JPH0716213Y2 JP H0716213 Y2 JPH0716213 Y2 JP H0716213Y2 JP 1989019298 U JP1989019298 U JP 1989019298U JP 1929889 U JP1929889 U JP 1929889U JP H0716213 Y2 JPH0716213 Y2 JP H0716213Y2
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shaft
lever
carrier
shutter
storage box
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宏明 加藤
俊政 宮崎
健児 片岡
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 考案が解決しようとする課題 課題を解決する手段 作用 実施例 考案の効果 〔概要〕 搭載した紙幣等を押える押え板を開放する時に弾性部材
の弾力によって回動させることができるキャリアに関
し、 紙葉類を搭載する時に押え板の開放角度が一定して紙葉
類の搭載動作の邪魔にならず、しかも紙葉類の枚数の多
少や折れ癖があっても正常に搭載して押さえることがで
きるキャリアを提供することを目的とし、 紙幣を搭載し搬送路を走行してステーション間に搬送す
るキャリアであって、載置台上に位置し紙幣が搭載され
る収容箱と、収容箱の一側面上部に平行し、側面の両端
に回動自在に嵌合するシャフトと、載置台に設けられシ
ャフトを支持する支持部材と、先端部がシャフトに回動
自在に支持されたアーム部を有し、搭載紙葉類を押さえ
る幅広の押え板と、先端部でシャフトに回動自在に支持
され、シャフトに対して押え板と反対側に位置し上面に
当接部を有するレバーと、シャフトに回動自在に巻着さ
れ、一端は先端が収納箱の底面に接触する姿勢の押え板
の下面に接触し、他端はシャフトに対して押え板の反対
側でレバーの下面に接触して当接部をほぼ水平に保ち、
当接部を押してレバーを回動させた時に押え板を押し上
げる弾力を有するスプリングと、アーム部の先端下方に
設けられたストッパ部材とを備え、ステーションに設け
られたシャッタの回動により、レバーの当接部が回動し
て押え板をアーム部の下端がストッパ部材に突き当たる
まで回動させる構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、金融機関等で搬送する搬送システムに使用さ
れるキャリアに係り、特に搭載した紙葉類を押える押え
板を開放する時に弾性部材の弾力によって回動させるこ
とができるキャリアに関するものである。
近年、金融機関等の窓口において、取り扱う現金等を自
動出金,自動収納する自動入出金システムが普及しつつ
ある。
このシステムにはリニアモータ搬送装置が採用され、窓
口から離れた出納ステーションへ現金或いは小切手等を
高速搬送して取引するシステムが実用化されている。ま
た流通業界においても、販売時点情報管理(Point of S
ales:POS)システム等で、売上商品の値札,現金,クレ
ジットカード等をキャリアに搭載して売り場から離れた
会計処理部へ搬送して取引処理を行うリニアモータ搬送
システムが採用されている。
このようなシステムではキャリアに紙葉類を搭載した時
に、紙葉類を押さえる機構が設けられているが、紙葉類
に折れ癖等があると搭載及び押えが正常に行われない
で、落下や収納残しがあって現金管理上不都合を生じる
ことがあるので、これを防止できる機構が望まれてい
る。
〔従来の技術〕
自動入出力システムは特願昭59−106283号に開示されて
おり、第5図はこのようなシステムの一例を示すもの
で、図において、Sa,Sbは現金を計数してキャリア2aに
搭載する入金機(Auto−Deposit:以下ADという)4a,4b
を備え、AD4a,4bに投入した現金をキャリア2aに搭載す
る搭載ステーション,Scは到着したキャリア2aから現金
を収納する収納機5を備えた収納ステーションである。
(以下搭載ステーションSa,Sb,収納ステーションScを一
括して説明する時はステーションStという) これらのステーションStは走行レール10aによって連結
され、各ステーションStに設けられた図示省略したステ
ーション制御部によって、キャリア2aの蓋7の開閉及び
後述する制御装置13との交信が制御される。
第6図にキャリア2a及び走行レール10aの概要を示して
おり、走行レール10aは図示省略した磁界発生コイルを
備えた一次側鉄心としてステータ10bが所定間隔で配置
され、走行レール10aを載置台23a上の蓋7付き収納箱20
a,二次側導体板20b及び車輪20cを有するキャリア2aが走
行する。即ち、キャリア2aはリニアモータカーで、磁界
発生コイルに通電することによって発生する進行磁界
と、キャリア2aに設けられた二次側導体板20bに誘起さ
れる渦電流との相互作用による推力によって走行する。
第7図に示すように、走行したキャリア2aがステーショ
ンstの位置に達すると、図示していないステータによっ
て制動され、ステーションStに設けられたリフト機構6
によって上昇し、オペレータが操作可能な位置レベル,
或いはAD4a,4b及び収納機5の搭載/収納動作可能位置
に停止する。
ステーションStで停止したキャリア2aはリフト機構6に
よってその部分の走行レール10aごと上昇する。走行レ
ール10aが上昇した後は補助レバー10cによって充填敷設
され、他のキャリア2aの走行が可能になる。キャリア2a
は顧客待ちの時は、搭載ステーションSa,Sbに配置され
ている。
ステーションStの上部には上昇して停止したキャリア2a
の蓋7を開放するシャッタ8aが設けられている。
シャッタ8aと蓋7の機構,紙幣押え機構(従来例
(1))及び動作を第8図〜第11図により説明する。
第8図(C)に示すように、シャッタ8aは断面コ字形に
形成され、天板8b,側板8c,側板8cの下端部に設けられた
長孔状の切欠部8dが設けられ、同図(a)及び(b)に
示すように、側板8cの左端に取り付けられたローラ8e及
び図示省略した駆動源に連結された駆動軸8fで構成され
ている。
キャリア2aの載置台23aの長手方向の片側両端部に対向
して設けられたブロック24a,24bの上端にシャフト9aが
固定され、収納箱20aの側側面の上部背面に近い位置及
び蓋7の一端が前記シャフト9aに回動自在に嵌合してお
り、第8図(c)に示すように、シャフト9aはシャッタ
8aの両側の側板8cの駆動軸8fと同心位置に設けられてい
る。
従ってキャリア2aがリフト機構6によって上昇してくる
と、蓋7に設けられたピン7aが切欠部8dに係合する。そ
こで駆動軸8fの駆動によってシャッタ8aを回動させる
と、ローラ8eが収納箱20aの背面に当接して押圧し、収
納箱20aはシャフト9aを中心に矢印A方向に回動すると
共に、切欠部8dに係合したビン7aによって蓋7が第8図
(b)に示すように矢印A方向に開放される。なお図示
省略したが、蓋7はロックされており、ステーションSt
における図示していないロック解除機構によって解除さ
れる。
第9図に示すように、キャリア2aの収納箱20a内には左
側の収納部21及び右側の硬貨等の収納部22があり、その
上を蓋7で覆っている。(以下硬貨に関連する説明は省
略する)収納部21側にはステック11a,11bがシャフト9a
を回転軸として並設されている。また収納部21の取出し
側の側面は開口され、底部には取出しのための切欠部21
aが設けられている。
ステック11a,11bは紙幣等をキャリア2aに搭載する時に
は、搭載を妨げないように図示のように蓋7とほぼ平行
に上方向へ開いた位置にあり、またキャリア2aの搬送中
及びキャリア2aから紙幣等を収納する時は、先端が下が
った状態で紙幣1a等を押さえている。
ステック11a,11bの開閉機構はシャッタ8aに設けられて
いる。収納ステーションScのシャッタ8aには天板8bに図
示破線で示す切欠8g,8hが設けられ、また搭載ステーシ
ョンSa,Sbのシャッタ8aには天板8aに切欠8g,8hが設けら
れていない。
収納ステーションScにキャリア2aが上昇してきた時は、
天板8bの切欠8g,8hの位置にステック11a,11bの後端12a,
12bが位置する。この状態を第10図及び第11図によって
説明する。
第10図(a)は搭載ステーションSa,Sb,及び収納ステー
ションScにおける第8図の側断面図で、同図(イ)は搭
載ステーションSa,Sbでキャリア2aが上昇して停止した
時、同図(ロ)はシャッタ8aによって蓋7を開放した時
のステック11a,11bの動作を示す。
図(イ)において、キャリア2aが上昇して停止すると、
ステック11a,11bの後端12a,12bがシャッタ8aの天板8bに
当接する。このシャッタ8aには当接位置に切欠8g,8hが
設けられていないので、駆動軸8fの回動により矢印A方
向にシャッタ8aが回動すると、天板8bがステック11a,11
bの後端12a,12bを押圧してモーメントが働いて、同図
(ロ)に示すようにステック11a,11bが蓋7と共に矢印
A方向に回動して立ち上がる。これにより搭載ステーシ
ョンSa,Sbにおける紙幣1aの自動搭載,収納ステーショ
ンScにおける紙幣1aの自動収納が容易になる。
また第10図(b)は収納ステーションScにおける第8図
の側断面図で、同図(イ)はキャリア2aが上昇して停止
した時、同図(ロ)はシャッタ8aによって蓋7を開放し
た時のステック11a,11bの動作を示す。
図(イ)において、キャリア2aが上昇して停止すると、
ステック11a,11bの後端12a,12bはシャッタ8aの天板8bに
当接する位置にくるが、当接位置に切欠8g,8hが設けら
れているので、図(ロ)に示すように、駆動軸8hの回動
により矢印A方向にシャッタ8aが回動しても、天板8bが
ステック11a,11bの後端12a,12bを押圧しない。
従ってシャッタ8aの回動により蓋7だけが開放されて、
ステック11a,11bは紙幣1aを押さえたままである。これ
により収納ステーションScにおいて収納機5の図示省略
したロボットハンドによって自動収納する時に、収納部
21の切欠部21aとステック11a,11bの間で紙幣1a等を纒め
て把持することができる。
このような構成を有するので、オペレータが顧客から受
け取った紙幣を例えば搭載ステーションSaのAD4aに投入
すると自動計数されて、蓋7が開いているキャリア2aの
収納箱20aへ一括して搭載される。キャリア2aはリフト
機構6により操行レール10a上に降下し、走行して収納
ステーションScへ搬送される。
キャリア2aが収納ステーションScへ到着して、所定の位
置まで上昇すると、蓋7が開き、収納ロボットのハンド
によって紙幣1aが取り出されて収納機5に収納される。
収納動作が終了すると、蓋7が閉鎖してキャリア2aは降
下して走行レール10aを走行して搭載ステーションSaへ
搬送されて元の位置に復帰する。
このようにして紙幣1aがキャリア2aに搭載されて、搬
送,収容される。
また紙幣押え機構の異なる従来例(従来例(2))とし
て、実願63−091621号に、紙幣押え機構を幅広の押え板
及びレバーで構成し、押え板をレバーによって回動させ
て押え板の先端部で紙幣を押圧することにより、変形し
た紙幣でも押圧により正常に搭載できる技術が提案され
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来方法では、 従来例(1)の方法では、キャリアに搭載した紙幣等
を押さえる機構としてシャッタの天板によって押圧され
て回動する複数のステックによっているが、第11図
(a)及び(b)に示すように、折れ癖や曲がり癖があ
る紙幣等をキャリアに搭載すると、ステックが紙幣等に
当たらず押えが不十分になり、収納箱内で紙幣等の積層
が乱れることになり、その状態で搬送されると、収納ス
テーションでロボットハンドで紙幣等を把持する際に、
乱れた紙幣等がハンドから脱落して収納残となり、再び
搭載ステーションへ送られてしまい、既に金額は計数さ
れていて収納金額と差異が生じて、事後処理が煩雑にな
って現金管理上不都合が生じる。またステックの押えは
蓋が閉じると同時に行われる構成であり、紙幣等の搭載
はステックを開いて行うので、積層枚数が多い場合に、
蓋が閉まるまで搭載紙幣等を押さえることができず、姿
勢の積層が乱れる不都合がある。
従来例(2)の方法では、上記従来例(1)の欠点は
可なり改善されるが、キャリアがステーションにおいて
上昇した時の上昇位置が多少ずれるために、ステーショ
ンに設けられたシャッタ機構との関係位置がずれて、押
え板の上方回動角度に差異を生じ、紙幣の搭載時に邪魔
になることがある。
という問題点がある。
本考案は紙葉類を搭載する時に押え板の開く角度が一定
して紙葉類の搭載動作の邪魔にならず、しかも紙葉類に
枚数の多少や折れ癖があっても正常に搭載して押さえる
ことができるキャリアを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の原理構成図である。
図において、1は紙葉類、8はシャッタ、23は載置台、 20は載置台23上に載置され、紙葉類1が搭載される収容
箱、 9は収容箱20の一側面上部に平行し、載置台23に設けら
れた支持部材24に支持されたシャフト、 13は先端部がシャフト9に回動自在に支持されたアーム
部16を有し、紙葉類1の大きさに対応した幅に形成さ
れ、収納箱20に搭載された紙葉類1を上方向から押さえ
る押え板、 17は先端部がシャフト9に回動自在に支持され、シャフ
ト9に対して押え板13の反対側に位置して、シャッタ8
の回動に係合する当接部19を有するレバー、 27はシャフト9に回動自在に巻着され、一端は先端が収
納箱20の底面に接触する姿勢の押え板13の下面に接触
し、他端はシャフト9に対して押え板13の反対側でレバ
ー17の下面に接触して当接部19をほぼ水平に保ち、当接
部19を押し下げてレバー17を回動させた時に押え板13を
押し上げる弾力を有するスプリング、 28はアーム部16の先端下方に設けられ、レバー17の回動
角度より小さい押え板13の回動角度でアーム部16の先端
下面が係止されるストッパ部材である。
従って、ステーションに設けられたシャッタ8の回動に
より、レバー17の当接部19が係合して回動し、スプリン
グ27の弾力により押え板13をアーム部16の下端がストッ
パ部材28に突き当たるまで回動するように構成されてい
る。
〔作用〕
キャリアがステーションに到着した時に、シャッタ8が
回動すると、シャッタ8にレバー17の当接部19が係合し
て下方向へ回動する。するとレバー17の下面に接してい
るスプリング27の先端が押圧され、スプリング27の弾力
により、押え板13の下面に接しているスプリング27の他
端が押え板13を同方向へ回動して開き、押え板13はアー
ム16の下面がストッパ部材28に突き当たった位置で止ま
る。それ以上のレバー17の回動による押圧力はスプリン
グ27の弾力によって吸収される。
またシャッタ8の逆方向への回動により、当接部19が上
方向へ回動して、搭載された紙葉類1が押え板13によっ
て押えられる。
このようにして、ステーションに停止するキャリアの位
置ずれによるシャッタ8とレバー17の当接部19の係合位
置にずれがあっても、レバー17の回動角度は押え板13の
開く角度より大きく、押え板13の開く角度はストッパ部
材28の位置によって一定に決まるので、紙葉類1を搭載
する時に、角度が異なる場合に生じるような紙葉類1の
搭載に邪魔にならず、しかも紙葉類1に折れ癖等は開い
た押え板13によって矯正されながら搭載されて押さえら
れるので、正常な搬送を行うことができる。
〔実施例〕
第2図〜第4図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第2図(a)は平面図,(b)はA−A線に沿う側断面
図,(C)はB−B線に沿う及び側断面図、第3図は要
部分解斜視図、第4図(a)及び(b)は動作説明図を
示す。
第2図(a)〜(c),及び第3図(a)及び(b)に
示すように、13aは紙幣1aを押さえる押え板で、紙幣1a
の長手方向に幅広に形成されていて、先端部に軸孔15a,
15bを有するアーム部16a,16b及び収納ステーションScに
おいて紙幣1aを把持するロボットハンドの挿入用の切込
み14が設けられている。
載置台23aのブロック24cにシャフト9aが固定されてい
る。収納箱20aの一方の縁とアーム部16a,16bの端部の軸
孔15a,15bは共にシャフト9aに回動自在に嵌合し、また
コ字形に曲げ形成されたレバー17a,17bが両先端に設け
られた嵌合孔18a〜18dで夫々シャフト9aに嵌合してい
る。
レバー17a,17bのシャフト9aより後方,第2図(b)及
び(c)において左側位置に上方へ突出して平面を有す
る当接部19a,19bが設けられている。当接部19a,19bはキ
ャリア2aがステーションStに到着してリフト機構11によ
って上昇して停止した時にシャッタ8aの天板8bに当接す
る。
また第3図(a)及び(b)に示すように、シャフト9a
に嵌合したレバー17a,17bのコ字形の内側にスプリング2
6,27aが夫々巻着されており、スプリング26は、一端26E
がアーム部16aのシャフト9aより後端側の下面16aEに、
他端26Fが収容箱20aの背面に夫々弾力的に係合して、押
え板13aの先端を収納箱20aの底面方向に付勢している。
この時、レバー17aの下面17aFはスプリング26の一端26E
に接触して当接部19bがほぼ水平に保たれている。
スプリング27aは、押え板13aを上方向へ回動させる弾力
を有し、一端27aFがレバー17bのシャフト9aより後端側
の下面17bEに、他端27aEが押え板13aのシャフト9aより
先端側,第2図(c)において右端の下面13aEに夫々係
合して、押え板13aの先端が収納箱20aの底面にある時は
レバー17bの当接部19bはほぼ水平に保たれている。
また載置台23a上のブロック24cの後方に回動するアーム
部16bの回動角度を規制するストッパ28aが設けられてい
る。
このような構成,つまり第8図及び第9図に示した機構
に第2図及び第3図に示した機構を設けた本考案の実施
例の動作を説明する。
1)紙幣1aを搭載する時(第4図(a)(イ)及び
(ロ) まず、例えば搭載ステーションSaに到着したキャリア
2aがリフト機構6によって上昇し、シャッタ8aの切欠部
8dに蓋7のピン7aが係合する。
次に図示省略した駆動手段によってシャッタ8が回動
すると、ローラ8eが収納箱20aの背面に当接して収容箱2
0aをシャフト9aを中心として斜め上方に押し上げると共
に、切欠部8dに係合したピン7aによって蓋7が開放され
る。
またシャッタ8aの回動により、天板8bとレバー17a,17
bが回動し、第4図(a)(ロ)に示すようにスプリン
グ27aが介して押え板13aをアーム部16bの端部下側がス
トッパ28aに突き当たるまで押え板13aの先端が開口す
る。従って更に回動するレバー17bの回動力はスプリン
グ27aの弾力に吸収される。この時、第4図(a)
(イ)に示すように、スプリング26の一端26Eはレバー1
7aの17aFにより規制されており押え板13aへは弾力が作
用しない。
この開口部へAD4aから紙幣1aが搭載されて収納箱20a
に集積される。この時、押え板13aはストッパ28aにより
規制されて全開されておらず、且つ幅広であるので、紙
幣1aの全面を押える。
搭載動作が終了すると、シャッタ8aが閉まる方向に回
動して天板8bとレバー17a,17bが回動し、蓋7が閉まる
と共に押え板13aがスプリング26の一端26Eによってアー
ム部16aの下面16aFが押されて、第2図(b)及び
(c)で説明したように、紙幣1aを弾力的に押さえて搭
載が完了する。
2)紙幣1aを収納する時(第4図(b)(イ)及び
(ロ) 収納ステーションScに搬送されたキャリア2aはリフト
機構6により上昇してシャッタ8aの切欠部8dに蓋7のピ
ン7aが係合する。
シャッタ8aが回動して、ローラ8eが収納箱20aの背面
を押して斜め上方に押し上げると共に、切欠部8dに係合
したピン7aによって蓋7が開放される。
収納ステーションScでは天板8bの切欠8g,8hにより、
第4図(b)(イ)及び(ロ)に示すように、 シャッタ8aが回動しても、レバー17a,17bは回動しせ
ず、収容箱20aの回動につれて押え板13aが紙幣1aを押さ
えたまま回動する。
この時、スプリング26は両先端26E,26Fが収納箱20aの
背面及びアーム部16aの下面16aFに接触したまま回動す
る。またスプリング27aには力が加わっていない。
そこで、収納機5のロボットハンドによって収納箱20
aの切欠部21a及び押え板13aの切込み14から紙幣1aを把
持して収納する。
このようにして、キャリア2aの収納箱20aに紙幣1aを収
納した時に、押え板13aは従来例(1)で説明したよう
に全開せずに所定の角度に開いていて、搭載された紙幣
1aの折れ癖等による立ち上がりを防止し、更に押え板13
aの全面で押さえるので、折れ癖等は矯正される状態で
搭載でき、落下したり不揃いになることがなくなる。し
かも押え板13aの開口時の角度はスプリング27aによって
付勢されてストッパ28aの位置によって決まるので、ス
テーションStの天板8bと当接部19a,19bとの位置ずれに
関係なく一定の角度が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、キャリアに搭載さ
れた紙葉類の押え板の開閉機構を、押え板,レバー,ス
プリング及びストッパで構成し、押え板とレバーをスプ
リングを介して接続する構造として、レバーとこれを回
動させる機構との間の位置ずれによる開口角度のずれを
スプリングによって吸収して押え板をストッパまで回動
させることができるので、キャリアのステーションでの
停止位置のずれに関係なく、押え板を所定の角度に開口
させることができ、紙葉類の搭載を正常に行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理構成図、 第2図は本考案の実施例を示す構成図、 第3図は実施例の要部分解斜視図、 第4図は実施例の動作説明図、 第5図は本考案が適用される搬送システムのブロック
図、 第6図はキャリアの説明図、 第7図はステーションにおけるキャリアの移動説明図、 第8図はシャッタ及びキャリアの構成図、 第9図はシャッタ及びキャリアの斜視図、 第10図はステックの動作説明図、 第11図は従来例の問題点の説明図である。 図において、1は紙葉類、1aは紙幣、2aはキャリア、7
は蓋、8,8aはシャッタ、13,13aは押え板、16a,16bはア
ーム部、17,17a,17bはレバー、19,19a,19bは当接部、2
0,20aは収納箱、23,23aは載置台、24,24a〜24cは支持部
材、26,27,27aはスプリング、28はストッパ部材、28aは
ストッパを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−7148(JP,A) 特開 昭55−30726(JP,A) 特開 平2−14173(JP,A) 実開 昭63−97177(JP,U) 実開 昭64−7377(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類(1)を搭載して押え板(13)で押
    さえて搬送路に沿って設けられた複数のステーション間
    に搬送し、該ステーションに到着した時に、該ステーシ
    ョンに設けられたシャッタ(8)の回動により、該押え
    板(13)が押し上られるキャリアであって、 載置台(23)上に載置され、紙葉類(1)が搭載される
    収容箱(20)と、 該収容箱(20)の一側面上部に平行し、該載置台(23)
    に設けられた支持部材(24)に支持されたシャフト
    (9)と、 先端部が該シャフト(9)に回動自在に支持されたアー
    ム部(16)を有し、紙葉類(1)の大きさに対応した幅
    に形成され、該収容箱(20)に搭載された紙葉類(1)
    を上方向から押さえる押え板(13)と、 先端部が該シャフト(9)に回動自在に支持され、該シ
    ャフト(9)に対して押え板(13)の反対側に位置し
    て、前記シャッタ(8)の所定角度回動時に係合する当
    接部(19)を有するレバー(17)と、 該シャフト(9)に回動自在に巻着され、一端部は先端
    が該収納箱(20)の底面に接触する姿勢の該押え板(1
    3)の下面に接触し、他端は該シャフト(9)に対して
    該押え板(13)の反対側で該レバー(17)の下面に接触
    して該当接部(19)をほぼ水平に保ち、該当接部(19)
    を押し下げて該レバー(17)を回動させた時に該押え板
    (13)を押し上げる弾力を有するスプリング(27)と、 該アーム部(16)の先端下方に設けられ、該レバー(1
    7)の回動角度より小さい該押え板(13)の回動角度で
    該アーム部(16)の先端下面が係止されるストッパ部材
    (28)とを備え、 前記シャッタ(8)の回動により、該レバー(17)の当
    接部(19)が係合して回動し、該スプリング(27)の弾
    力により該押え板(13)を該アーム部(16)の下端が該
    ストッパ部材(28)に突き当たるまで回動する構成を有
    することを特徴とするキャリア。
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