JPH0716212U - ツマミ構造 - Google Patents

ツマミ構造

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Publication number
JPH0716212U
JPH0716212U JP4699293U JP4699293U JPH0716212U JP H0716212 U JPH0716212 U JP H0716212U JP 4699293 U JP4699293 U JP 4699293U JP 4699293 U JP4699293 U JP 4699293U JP H0716212 U JPH0716212 U JP H0716212U
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JP
Japan
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knob
annular
waterproof
rotary shaft
panel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4699293U
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English (en)
Inventor
清晴 細岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP4699293U priority Critical patent/JPH0716212U/ja
Publication of JPH0716212U publication Critical patent/JPH0716212U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボリウム等の回転軸を有する電子機器の安価
な防水ツマミの構造を提供することを目的とする。 【構成】 パネルの開口部より突出した回転軸に嵌合し
て回転軸の回転角度を調整するツマミ構造において、パ
ネルの開口部の周囲、ツマミの内側のいずれか一方に回
転軸と共通の中心を有する環状突起部が、他方に回転軸
と共通の中心と前記環状突起部と同一の直径を有する環
状溝部がそれぞれ設けられ、前記環状突起部が前記溝部
に入り込んだツマミ構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器等に使用されている回転スイッチ、回転ボリウム等の軸が 貫通するパネル開口部から電子機器内への水の侵入を防止するための防水ツマミ 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子機器等の筐体内部に水が侵入して発生する障害を防止するため に種々の防水方法が採用されている。例えば、押し釦スイッチ等の操作面をゴム 、プラスチック等の可塑性のシートで覆い、そのシート上から押し釦スイッチ等 操作する方法がある。しかし、オーディオ機器等の音量調節ツマミ等では回転機 構を有し、かつ、微調整が必要であるため、前面をシートで覆うことは困難であ る。そのため、防水式の回転ツマミが必要となる。
【0003】 図3は従来の防水ツマミの構造を示す上面図と断面図である。以下図を用いて 説明する。 5は回転ツマミで内側中央部にボリウム等の回転軸3の先端部31に嵌合する 円筒状凹部51と前記円筒状凹部51と共通の中心を有する環状防水壁52が形 成されている。6はパネルで前記ボリウム等の回転軸3に同心的に環状防水壁6 1が配置されている。3はボリウム等の回転軸で先端部31が前記回転ツマミ1 の円筒状凹部51に確実に嵌合できるようローレット等の加工が施されている。 7は防水ゴムで回転ツマミ5の内部の環状防水壁52に嵌合する環状溝71と前 記パネル6の環状防水壁61に密接する環状突起72を有する。
【0004】 次に、防水機能について説明する。防水ゴム7が回転ツマミ5の内部に挿入さ れ、前記回転ツマミ5の環状防水壁51に防水ゴム7の環状溝71が嵌合されて いる。この状態で回転ツマミ5の円筒状凹部51に筐体内部に固定されたボリウ ム等の回転軸3の先端部31が圧入されると、防水ゴム7の環状突起72が前記 パネル6の環状防水壁61に密着して外部からの水の侵入が防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の防水ツマミ構造では、防水ゴム7の環状突起72が前記パネル6の環状 防水壁61に密着して外部からの水の侵入が防止できるが、長期の使用による防 水ゴムの劣化、摺動による磨耗等により両者の密着性が悪くなり、防水性が低下 する。また、防水ゴム等の部品および組立工数が必要となる。従って本考案は、 防水ゴムを使用せず構造の簡単な防水ツマミの構造を提供することを目的とする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、パネルに設けられた開口部より突出した 部品の回転軸に嵌合して該回転軸の回転角度を調整するツマミの構造において、 前記開口部の周囲、前記ツマミの内側のいずれか一方に、前記回転軸と共通の中 心を有する環状突起部が、他方に前記回転軸と共通の中心で、かつ、前記環状突 起部と同一の直径を有する環状溝部がそれぞれ設けられ、前記環状突起部が前記 環状溝部内に入り込み摺動的に回転できることを特徴とするとするものである。
【0007】 また、本考案は前記ツマミの構造において、前記環状突起と前記環状溝との摺 動面間に溌水性の潤滑剤が充填されてあることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案の第1の考案によれば、前記パネル開口部の周囲、前記ツマミの内側の いずれか一方に、前記回転軸と共通の中心を有する環状突起が、他方に前記回転 軸と共通の中心を有する環状溝がそれぞれ設けられ、前記環状突起と前記環状溝 とが密着して摺動的に回転できるため、摺動面間に殆ど空間ができず防水効果が 得られる。また、摺動面間に僅かな空間ができても水の侵入経路が長くなり防水 効果は保たれる。
【0009】 また第2の考案によれば、前記ツマミの構造において、前記環状突起と前記環 状溝との摺動面間に溌水性の潤滑剤が充填されることにより、摺動面間に僅かな 空間ができても、外部からの水は潤滑剤で溌かれて、筐体内部まで侵入できずよ り一層の防水効果が得られる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係る一実施例の防水ツマミの構造を示す上面図、断面図および 溝部の拡大図である。以下図を用いて本考案の一実施例を説明する。 1は樹脂モールドされた回転ツマミで、内側中央部にボリウム等の回転軸3の 先端部31に嵌合する円筒状凹部13と前記円筒状凹部13と共通の中心を有す る防水用の環状V字型突起11が形成されている。2は樹脂モールドされたパネ ルで、前記ボリウム等の回転軸3に同心的に前記環状V字型突起11と同一の直 径を有する環状V字型溝21が配置されている。なお、前記回転ツマミ1の環状 V字型突起11と前記パネル2の環状V字型溝21は両者が隙間なく嵌合できる ような反転形状を有している。3はボリウム等(図示せず)の回転軸で、先端部 31が前記回転ツマミ1の円筒状凹部13に確実に嵌合できるようローレット等 の加工が施されている。
【0011】 次に、防水機能について説明する。回転ツマミ1の円筒状凹部13に筐体内部 に固定されたボリウム等の回転軸3の先端部31が圧入されると、前記回転軸3 と共通の中心をもつ回転ツマミ1のV字型突起11がパネル2のV字型溝21に 入り込み、それらの摺動面12と摺動面22が密接して摺動回転できるようにな るため、摺動面間に殆ど空間ができず防水効果が得られる。また、摺動面間に僅 かな空間ができても水の侵入経路がV字型突起11を回り込むような経路となる ため、水の侵入経路が長くなり防水効果が得られる。
【0012】 図2は本考案に係る他の実施例の防水ツマミの構造を示す溝部の拡大図である 。本実施例は、上記説明のツマミ構造(図1)において、回転ツマミ1のV字型 突起11の摺動面12とパネル2のV字型溝21の摺動面22間に、例えばグリ ス4等の溌水性の潤滑剤を充填したものである。従って、本実施例によれば、ボ リウム等の回転軸3とパネル2の環状V字型溝21の偏心によって摺動面間に僅 かな空間ができても、該空間に溌水性のグリス4が充填されることにより、摺動 面には水が侵入できず一層の防水効果が得られる。また、潤滑剤により摺動がよ り滑らかになると言う利点もある。
【0013】 以上のように本実施例では、回転ツマミ1側の環状V字型突起11とパネル2 に設けられた環状V字型溝21が密着して外部からの水の侵入が防止できる。 また、前記構造において、両摺動面間12、22に充填された溌水性の潤滑剤 4により取り付け時に偏心が生じても防水効果が維持される。 なお、上記説明では、回転ツマミ1側にV字型突起11を設け、パネル2側に V字型溝21を設けた例について説明したが、回転ツマミ1側にV字型溝を設け 、パネル2側にV字型突起を設けても、全く同様の効果が得られることは言うま でもない。また、環状突起および環状溝の形状についても、V字型に限らず、断 面U字型、半円型、四角形等、種々の形状が可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では防水ゴムを必要とせず、回転ツマミとパネル に設けられた環状突起を環状溝に入り込むようにすることにより簡単に防水効果 が得られる。 また、両摺動面に充填された溌水性の潤滑剤により水の侵入が完全に防止でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の防水ツマミの構造を示
す上面図、断面図および溝部の拡大図。
【図2】本考案に係る他の実施例の防水ツマミの構造を
示す溝部の拡大図。
【図3】従来の防水ツマミの構造を示す上面図と断面
図。
【符号の説明】
1、5 回転ツマミ 2、6 パネル 3 回転軸 4 グリス 7 防水ゴム 11 環状V字型突起 21 環状V字型溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに設けられた開口部より突出した部
    品の回転軸に嵌合して該回転軸の回転角度を調整するツ
    マミの構造において、 前記開口部の周囲、前記ツマミの内側のいずれか一方
    に、前記回転軸と共通の中心を有する環状突起部が、他
    方に前記回転軸と共通の中心で、かつ、前記環状突起部
    と同一の直径を有する環状溝部がそれぞれ設けられ、前
    記環状突起部が前記環状溝部内に入り込み摺動的に回転
    できることを特徴とするツマミ構造。
  2. 【請求項2】前記ツマミの構造において、前記環状突起
    部と前記環状溝部との摺動面間に溌水性の潤滑剤が充填
    されてあることを特徴とするツマミ構造。
JP4699293U 1993-08-30 1993-08-30 ツマミ構造 Withdrawn JPH0716212U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4699293U JPH0716212U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ツマミ構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP4699293U JPH0716212U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ツマミ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716212U true JPH0716212U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12762700

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4699293U Withdrawn JPH0716212U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 ツマミ構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010049887A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置の防水構造
JP2012018833A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 回転操作装置
JP2014060030A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 回転式電子部品

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106