JPH071615A - 閉じ紐付き穀粒袋の製造装置 - Google Patents

閉じ紐付き穀粒袋の製造装置

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JPH071615A
JPH071615A JP5160452A JP16045293A JPH071615A JP H071615 A JPH071615 A JP H071615A JP 5160452 A JP5160452 A JP 5160452A JP 16045293 A JP16045293 A JP 16045293A JP H071615 A JPH071615 A JP H071615A
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Japan
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tape
adhesive
bag
string
closing
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JP5160452A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Okawa
好久 大川
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体フレームに設けたベルトコンベアによっ
て搬送する穀粒袋の開口部の口縁部位に対し、テープ・
閉じ紐を繰り出して、接着剤により貼着し、閉じ紐付き
穀粒袋を連続して製造していく閉じ紐付き穀粒袋の製造
装置が、テープ・閉じ紐を穀粒袋に対し接着するための
接着剤の、テープ・閉じ紐からのはみ出しを少なくし
て、その接着剤のはみ出し飛散によりテープ・閉じ紐の
繰り出し作動に与える支障を少なく抑えるようにする。 【構成】 ベルトコンベアにより搬送される穀粒袋の開
口部の上面側の口縁部に貼着するテープに対し接着剤を
吐出する接着剤吐出ノズルを、テープ接着ユニットの圧
着ローラーの手前に、そこに搬送されてくる穀粒袋の開
口部の口縁部の上面に向けて接着剤を吐出するよう配設
し、貼着したテープの外面に重合させて貼着する閉じ紐
に対して接着剤を吹き付ける接着剤吐出ノズルを、閉じ
紐接着ユニットの圧着ローラーの手前に、そこに搬送さ
れてくる穀粒袋の開口部に貼着されたテープの上面に向
けて接着剤を吹き付けるように配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はは、秤量装置により、一
定の重量(通常30kg)に秤量した米・麦等の穀粒を、
その秤量した重量づつ袋詰めしていく穀粒袋のうちで、
穀粒を詰め込んだ後の開口部を緊縛する閉じ紐が装着し
てある形態の閉じ紐付き穀粒袋の製造装置についての改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】閉じ紐付きの穀粒袋aは、図1にあるよ
う封筒状に折畳まれた状態に形成された通常の穀粒袋1
の開口部10の口縁の表裏の外面側に、補強用のテープ
tをそれぞれ接着剤により接着し、それらテープt・t
のうちの表面側に位置するテープtの外面に、図2に示
す如く、開口部10を緊縛する閉じ紐hを接着剤により
接着することで構成される。
【0003】そして、この閉じ紐付きの穀粒袋aは、そ
れの内部に所定量の穀粒を詰め込んだ状態において、開
口部10を、補強用のテープtが芯となるように数回折
り返し、その状態から閉じ紐hの両端部を、図3に示し
ている如く緊縛することで、開口部10をシールするよ
うに用いる。
【0004】ところで、このように用いられる閉じ紐付
きの穀粒袋aを連続して作る製造装置Aは、図4および
図5に示している如く、前後方向に長い台枠状に形成し
た本体フレームFに、搬送方向と前後方向としたベルト
コンベアbを、それの始端側が本体フレームFの後端側
(図において左端側)に位置するように装架する。そし
て、本体フレームFには、このベルトコンベアbで搬送
される穀粒袋1の開口部10側の端部が通過していく部
位に、上下に一対に対向してベルトコンベアbと同調回
転する圧着ローラーR1・R2と、本体フレームFに軸
支したテープリールT1・T2から補強用のテープt・
tを繰出して前記圧着ローラーR1・R2の周面に向け
てそれぞれ誘導する誘導ローラー20・20と、繰出さ
れた補強用のテープt・tを所定の寸法に切断するカッ
ター21・21と、その切断されたテープt・tを圧着
ローラーR1・R2の周面に押圧する押圧ローラー22
・22と、その切断されたテープt・tの外面に接着剤
を吹付ける接着剤吐出ノズルn・nとからなるテープ接
着ユニット2を配設する。そしてまた、このテープ接着
ユニット2の、ベルトコンベアbの搬送方向における前
方位置で、そのテープ接着ユニット2によりテープtが
貼着された穀粒袋1の開口部10が通過していく部位
に、前記ベルトコンベアbと同調して回転する圧着ロー
ラーR3と、本体フレームFに軸架された閉じ紐リール
Hから閉じ紐hを繰出して圧着ローラーR3の周面に誘
導する誘導ローラー30と、その閉じ紐hを圧着ローラ
ーR3の周面に押圧する押圧ローラー31と、その閉じ
紐hの外面に接着剤を吹付ける接着剤吐出ノズルnと、
その閉じ紐hを所定の長さ位置で切断するカッター32
とからなる閉じ紐接着ユニット3を配設する。そして、
これらにより、ベルトコンベアbの始端側に、前述の図
1に示す穀粒袋1を、供給装置cにより供給すると、そ
の穀粒袋1の開口部10側の端部が、テープ接着ユニッ
ト2の圧着ローラーR1・R2の対向位置を通過すると
きに、接着剤が吹付けられたテープtが圧着していき、
この状態で、閉じ紐接着ユニット3の圧着ローラーR3
により押圧を受けるときに、接着剤が吹付けられた閉じ
紐hが圧着され、その閉じ紐hがカッター32により切
断されることで、図3にあるように、穀粒袋1の開口部
に補強用のテープtと閉じ紐hが接着された閉じ紐付き
穀粒袋aが形成されるように構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の閉じ紐付き穀粒
袋の製造装置は、穀粒袋1の開口部10に、補強用のテ
ープtおよび閉じ紐hを、接着剤により接着するに際
し、接着剤吐出ノズルnから吐出させる接着剤を、圧着
ローラーR1・R2・R3の周面に押圧して誘導してい
くテープtおよび閉じ紐hの外面に、吹付けて塗着し、
そのテープtおよび閉じ紐hが、圧着ローラーR1・R
2・R3により穀粒袋1の外面に対し押し付けられるこ
とで、貼着されるようにしていることから、圧着ローラ
ーR1・R2・R3により圧着していくときに、テープ
t・閉じ紐hの外面に吹き付けた接着剤が、テープt・
閉じ紐hからはみ出して四周に飛散し、圧着ローラーR
1・R2・R3の周面等に付着するなどにより、テープ
・閉じ紐hの繰り出しに支障を起すようになる問題があ
る。
【0006】
【目的】本発明は、この問題を解消せしめるためになさ
れたものであって、本体フレームFに設けたベルトコン
ベアによって搬送する穀粒袋1の開口部10の口縁部位
に対し、テープt・閉じ紐hを繰り出して、接着剤によ
り貼着し、閉じ紐付き穀粒袋aを連続して製造していく
閉じ紐付き穀粒袋の製造装置が、テープt・閉じ紐hを
穀粒袋1に対し接着するための接着剤の、テープt・閉
じ紐hからのはみ出しを少なくして、その接着剤のはみ
出し飛散によりテープt・閉じ紐hの繰り出し作動に与
える支障を少なく抑えるようにする新たな手段を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、上述
の目的を達成するための手段として、穀粒袋の開口部の
口縁部位に貼着する補強用のテープおよび閉じ紐に対し
て接着剤を吹き付ける接着剤吐出ノズルのうちの、ベル
トコンベアにより搬送される穀粒袋の開口部の上面側の
口縁部に貼着するテープに対し接着剤を吐出する接着剤
吐出ノズルを、テープ接着ユニットの圧着ローラーの手
前に、そこに搬送されてくる穀粒袋の開口部の口縁部の
上面に向けて接着剤を吐出するよう配設し、貼着したテ
ープの外面に重合させて貼着する閉じ紐に対して接着剤
を吹き付ける接着剤吐出ノズルを、閉じ紐接着ユニット
の圧着ローラーの手前に、そこに搬送されてくる穀粒袋
の開口部に貼着されたテープの上面に向けて接着剤を吹
き付けるように配設したことを特徴とする閉じ紐付き穀
粒袋の製造装置を提起するものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図6は本
発明を実施せる閉じ紐付き穀粒袋の製造装置Aの概要平
面図、図7は同上の概要側面図で、同図において、Fは
本体フレーム、bはその本体フレームFに装架した穀粒
袋搬送用のベルトコンベア、1はそのベルトコンベアb
で搬送される穀粒袋、Sは搬送される穀粒袋1の開口部
10側の端部の位置を検出するよう本体フレームFに装
設した袋端部位置検出センサ、5は穀粒袋1の開口部1
0の上下の両面にそれぞれ補強用のテープtを接着する
テープ接着ユニット、6は穀粒袋1の開口部10に貼着
した補強用のテープtの外面に閉じ紐hを接着する閉じ
紐接着ユニットを示す。
【0009】本体フレームFは、前後に長い台枠状に形
成してあり、それの前半側(図6および図7において右
半側)は一段低く形成してある。
【0010】穀粒袋搬送用のベルトコンベアbは、本体
フレームFの一段低くなった前半側の高さ位置に、前後
に長く張架されてエンドレスに回動する搬送ベルト40
と、それの下面側と対向する高さ位置において、本体フ
レームFの前半側の前端側に張架されるエンドレスの搬
送ベルト41と、本体フレームFの前半側の後端部から
後半側に渡るよう張架されるエンドレスの搬送ベルト4
2とよりなり、これらは、図8にあるように、本体フレ
ームFに装架する駆動モーターM1・M2によりそれぞ
れ図8において矢印方向に回動するよう駆動される。そ
して、これら搬送ベルト40・41・42は、それらの
うちの、本体フレームFの前端側に張架せる搬送ベルト
41が、穀粒袋1の供給装置cを構成し、これの上面に
載架される穀粒袋1を、搬送ベルト40と搬送ベルト4
2の対向面に供給し、この穀粒袋1を搬送ベルト40と
搬送ベルト42との対向面で挟持して本体フレームFの
後端側に向け搬送していくようになる。
【0011】穀粒袋1は、図1に示しているように、長
手方向の一端側が開口部10として開放する角封筒状に
形設される通常のもので、その開口部10の前後の両面
に、補強用のテープtを接着剤によりそれぞれ貼着し、
それらテープt・tのうちの一方のテープtの外面に閉
じ紐hを接着剤により貼着することで閉じ紐付き穀粒袋
aに組立てられること従来公知のものと変わりがない。
【0012】袋端部位置検出センサSは、穀粒袋1がそ
れの開口部10を側方に向けた姿勢として、上述の穀粒
袋搬送用のベルトコンベアbの始端側の供給装置cに供
給されて、そのベルトコンベアbにより終端側に搬送さ
れていくときの、その穀粒袋1の開口部10が通過して
いく軌跡上で、ベルトコンベアbの搬送方向において、
本体フレームFに装架してあるテープ接着ユニット5よ
り少し手前の位置に配して本体フレームFに固定装設し
てある。
【0013】テープ接着ユニット5は、図10に示して
いる如く、ベルトコンベアbの搬送面を挟んで上下に対
向する上下の圧着ローラーR1・R2と本体フレームF
に軸架してあるテープリールT1に巻き込まれている補
強用のテープtを上位の圧着ローラR1の周面に向け繰
出して、搬送されてくる穀粒袋1の開口部10の口縁の
上面側に貼着していく上面側のテープ接着ユニット5a
と、本体フレームFに軸架したテープリールT2から補
強用のテープtを下位の圧着ローラーR2の周面に向け
繰出して、穀粒袋1の開口部10の下面側に貼着してい
く下面側のテープ接着ユニット5bとからなる。
【0014】そして、上下のテープ圧着ローラーR1・
R2は、本体フレームFに左右にスライド自在に装架さ
れたユニットフレームf1に軸支され、かつ、そのフレ
ームf1に支架したモーターM3により、前述のベルト
コンベアbと常時同調して回転するよう駆動される。
【0015】また、上面側のテープ接着ユニット5aお
よび下面側のテープ接着ユニット5bは、図10および
図11に示す如く、それぞれ、テープリールT・Tから
テープt・tを繰出す第1テープ送りローラー50およ
び第2テープ送りローラー51ならびに第3テープ送り
ローラー52と、それらの外周面にテープtを押圧する
押圧ローラー53…と、第2テープ送りローラー51と
第3テープ送りローラー52の間に配設されたテープ切
断用カッター54と、接着剤を吐出する接着剤吐出ノズ
ルn等よりなり、これらは、前記ユニットフレームf1
に組付け支架してある。そして、これら上面側および下
面側のテープ接着ユニット5a・5bは、図11に示す
如く、それぞれ前記ユニットフレームf1に組付け支架
せる各別のモーターM4・M5により、前述の圧着ロー
ラーR1・R2と同調回転が可能に駆動される。また、
第1テープ送りローラー50には、それの回転角度量ま
たは回転数を検出して、所定の角度量または回転数だけ
回転したところで、回転を停止さすよう制御するための
回転検出装置55が設けてある(図12)。また、ユニ
ットフレームf1には、図12に示す如く、ベルトコン
ベアbの搬送方向において、圧着ローラーR1・R2の
手前の位置に配位した袋通過確認センサ56が設けてあ
る。
【0016】そして、これにより、穀粒袋1が送られて
きて、袋通過確認センサ56が作動すると、テープ接着
ユニット5のモーターM4・M5が作動して、テープリ
ールT・Tからテープt・tをテープ接着ユニット5に
繰り出し、それによる繰り出し長さが所定の長さになっ
たところで、第1・第2・第3のテープ送りローラー5
0・51・52の回転を停止させ、同時にテープ切断用
カッター54を作動させて、所定長さに繰り出したテー
プtを切断し、その切断されたテープtを第3テープ送
りローラー52とそれに対向する押圧ローラー53との
間に挟持させて待機テープt’とする。そして、この待
機テープt’が、次に穀粒袋1が送られてきて、袋通過
確認センサ56の作動により、第1・第2・第3のテー
プ送りローラー50・51・52が作動して、テープt
を所定長さだけ繰り出す前述の作動を行なうときに、圧
着ローラーR1・R2に向けて送り出され、接着剤吐出
ノズルnから吐出される接着剤により、圧着ローラーR
1・R2の間を通過する間に穀粒袋1の開口部10の口
縁の上下両面に接着されていくようになる。なお、最初
の穀粒袋1の通過は、前述の待機テープt’をセットす
るための準備行程となり、以後、連続してテープtの接
着が行なわれるようになる。
【0017】前記、テープ接着ユニット5を支架して、
本体フレームFに左右に移動自在に装架したユニットフ
レームf1は、図11に示している如く、本体フレーム
Fに固定して設けたステージ70上に左右に摺動するよ
う支架され、かつ、そのステージ70に支架せるモータ
ーM6により作動するネジジャッキ状の駆動機構71に
連繋してあって、この駆動機構71の作動によって、そ
れの螺子杆710の回動量に応じ、その螺子杆710に
螺合する雌ネジ711が螺子杆710の軸方向に変位す
ることにより、左右方向に移動変位する。
【0018】そして、この駆動機構71を作動さすモー
ターM6の作動が、前述の本体フレームFに設けた袋端
部位置検出センサSにより検出される袋端部位置の検出
信号によって制御されていて、これにより、ベルトコン
ベアbに穀粒袋1が送給されると、その穀粒袋1の開口
部10の側の端部の位置に適わせてユニットフレームf
1が左右に動いて、そのユニットフレームf1に支架し
てあるテープ接着ユニット5の、圧着ローラーR1・R
2の位置およびそれに繰り出されてくるテープtの位置
が、送られてくる穀粒袋1の開口部10側の端部に正し
く対応してくるようになる。
【0019】また、このテープ接着ユニット5における
接着剤吐出ノズルn・nは、下面側のテープ接着ユニッ
ト5bの接着剤吐出ノズルnにあっては、図15にある
ように、圧着ローラーR2の周面に誘導されてくるテー
プtの外面に接着剤を吹き付けていくよう、接着剤の吐
出方向が水平な方向に沿う横向きの姿勢に配設してある
が、上面側のテープ接着ユニット5aの接着剤吐出ノズ
ルnにあっては、テープtの外面にではなく、テープt
が接着される前の、圧着ローラーR1と圧着ローラーR
2との対向部位に向けて搬送されていく穀粒袋1の開口
部10側の端部における上面側に接着剤を吹き付けてい
くよう、接着剤の吐出方向が上方から下方に向う垂直な
姿勢として装設してある。
【0020】そして、これら接着剤吐出ノズルn・n
は、穀粒袋1が搬送されてきて、それを袋通過確認セン
サ56が検出してから少しのタイムラグをおいて接着剤
の吐出を開始する。そして、さらに少しのタイムラグを
おいて、テープ送りローラー50・51・52が作動し
てテープtの繰り出しを開始し、それにより、所定の長
さ寸法の繰り出しを終えて、第1のテープ送りローラー
50に設けた回転検出装置55が、所定長さのテープt
の繰り出し作動を検出したところで、接着剤の吐出を停
止させるようこの回転検出装置55に制御させてある。
【0021】閉じ紐接着ユニット6は、図10にあるよ
うに、上下に一対に対向する圧着ローラーR3・R4
と、本体フレームFに軸支された閉じ紐リールHから閉
じ紐hを繰出す第1および第2ならびに第3の紐送りロ
ーラー60・61・62と、これら第1・第2・第3の
紐送りローラー60・61・62の外周面に閉じ紐hを
押圧する押圧ローラー63・63・63と、第1の紐送
りローラー60と第2の紐送りローラー61との間に配
設した閉じ紐切断用のカッター64と、接着剤を吐出す
る接着剤吐出ノズルnと、前記第1・第2・第3の紐送
りローラー60・61・62を駆動するモーターM7
と、前記圧着ローラーR3・R4を駆動するモーターM
8とよりなり、これらは、図12に示している如く、本
体フレームFに固定装設されるユニットベース80上
に、左右に摺動自在に装架したユニットフレームf2に
それぞれ支架してある。
【0022】この閉じ紐接着ユニット6を支架せるユニ
ットフレーf2は、図13に示している如く、ユニット
ベース80に組付けたシフト用のモーターM9により作
動するネジジャッキ状の駆動機構81に連繋してあっ
て、この駆動機構81の作動によって、それの螺子杆8
10の回動量に応じ、その螺子杆810に螺合する雌ネ
ジ811が螺子杆810の軸方向に変位することで、本
体フレーFに対し左右方向に移動変位する。そして、こ
の駆動機構81のモーターM9の作動が、前述のテープ
接着ユニット5と同様に、袋端部検出センサSの検出信
号により制御されていて、袋端部検出センサSで検出さ
れた穀粒袋1の開口部10の位置に、閉じ紐接着ユニッ
ト6が対応していくようにしてある。
【0023】また、この閉じ紐接着ユニット6に、閉じ
紐hの接着用の接着剤を吐出させるよう組付ける接着剤
吐出ノズルnは、図15にあるように、テープ接着ユニ
ット5を通過してテープtが接着されて閉じ紐接着ユニ
ット6の圧着ローラーR3・R4の対向間隙に向けて移
送されていく穀粒袋1の上方位置に配設され、かつ、そ
の穀粒袋1に接着されたテープtの上面に対し上方から
接着剤を吹き付けるよう、接着剤の吐出方向を下向きと
した垂直な姿勢として装設してあって、これにより、穀
粒袋1に貼着されたテープtが圧着ローラーR3・R4
の対向部位に移動してくると、そのテープtの上面に、
繰り出されてくる閉じ紐hが重合して圧接していき、そ
のとき、予めテープtの上面に吹き付けてある接着剤に
より接着が行なわれるようにしてある。
【0024】そして、このときの接着剤吐出ノズルnか
らの接着剤の吐出とその吐出の停止は、前述のテープ接
着ユニット5と同様に、圧着ローラーR3・R4の手前
に袋通過確認センサ(図示省略)を配設しておき、この
袋通過確認センサが穀粒袋1の検出作動を行なってから
少しのタイムラグをおいて接着剤の吐出を開始し、さら
に、接着剤の吐出開始から少しのタイムラグをおいて、
紐送りローラー60・61・62が作動して、予め所定
の長さに切断されて待機している閉じ紐hを繰り出すと
ともに次位の閉じ紐hを繰り出す作動を行ない、それに
より、閉じ紐hが所定の長さ分だけ繰り出されたとき
に、紐送りローラー60に設けておく回転検出装置(図
示省略)が、その所定の長さ寸法の閉じ紐hを繰り出す
ための回動量を検出することで接着剤の吐出を停止する
ようにしてある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による閉じ
紐付き穀粒袋の製造装置は、穀粒袋1の開口部10の口
縁部位に貼着する補強用のテープtと閉じ紐hに対して
接着剤を吹き付ける接着剤吐出ノズルn…のうちの、ベ
ルトコンベアbにより搬送される穀粒袋1の開口部10
の上面側の口縁部に貼着するテープtに対して接着剤を
吐出する接着剤吐出ノズルnを、テープ接着ユニット5
の圧着ローラーR1・R2の手前に、そこに搬送されて
くる穀粒袋1の開口部10の口縁部の上面に向けて接着
剤を吹き付けるよう配設し、貼着したテープtの外面に
重合させて貼着する閉じ紐hに対して接着剤を吹き付け
る接着剤吐出ノズルnを、閉じ紐接着ユニット6の圧着
ローラーR3・R4の手前に、そこに搬送されてくる穀
粒袋1の開口部10に貼着されたテープtの上面に向け
て接着剤を吹き付けるように配設しているのだから、吹
き付けた接着剤が、そのままの状態で圧着ローラーR1
・R2の対向部位および圧着ローラーR3・R4の対向
部位に送られて、上面側から重合してくるテープtおよ
び閉じ紐hにより押圧されて、穀粒袋1とテープtとの
間、およびそのテープtと閉じ紐hとの間に押し展ろげ
らけるようになって、接着剤のはみ出しを極く少なくす
る。
【0026】また、テープtまたは閉じ紐hに接着剤を
吹き付けると、この吹き付けた接着剤が、テープtまた
は閉じ紐hと共に下方に移動する間に、そのテープtま
たは閉じ紐hの外面に沿い垂れ下がることで塊状になっ
たり垂れ落ちるようになって、はみ出しや飛散を多くし
て、テープt・閉じ紐hの送りを不調にするが、この問
題が効果的に解決し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀粒袋の斜視図である。
【図2】閉じ紐付き穀粒袋の斜視図である。
【図3】同上閉じ紐付き穀粒袋の使用状態の斜視図であ
る。
【図4】閉じ紐付き穀粒袋の製造装置の概要平面図であ
る。
【図5】同上製造装置の概要側面図である。
【図6】本発明による閉じ紐付き穀粒袋の製造装置の概
要平面図である。
【図7】同上製造装置の概要側面図である。
【図8】同上製造装置のベルトコンベア部の側面図であ
る。
【図9】同上ベルトコンベア部の平面図である。
【図10】同上製造装置のテープ接着ユニットおよび閉
じ紐接着ユニット部の側面図である。
【図11】同上製造装置のテープ接着ユニット部の正面
図である。
【図12】同上製造装置のテープ接着ユニット部の概要
斜視図である。
【図13】同上製造装置の閉じ紐接着ユニットの正面図
である。
【図14】同上製造装置の閉じ紐接着ユニットのユニッ
トフレームの斜視図である。
【図15】同上製造装置の接着剤吐出ノズルの作用の説
明図である。
【符号の説明】
A…製造装置、a…閉じ紐付き穀粒袋、b…ベルトコン
ベア、c…供給装置、F…本体フレーム、f1・f2…
ユニットフレーム、H…閉じ紐リール、h…閉じ紐、M
1・M2・M3・M4・M5・M6・M7・M8・M9
…モーター、n…接着剤吐出ノズル、R1・R2・R3
・R4…圧着ローラー、S…袋端部位置検出センサ、T
…テープリール、T1・T2…テープリール、t…補強
用テープ、t’…待機テープ、1…穀粒袋、10…開口
部、2…テープ接着ユニット、20…誘導ローラー、2
1…カッター、22…押圧ローラー、3…閉じ紐接着ユ
ニット、30…誘導ローラー、31…押圧ローラー、3
2…カッター、40・41・42…搬送ベルト、5…テ
ープ接着ユニット、5a…上面側のテープ接着ユニッ
ト、5b…下面側のテープ接着ユニット、50…第1テ
ープ送りローラー、51…第2テープ送りローラー、5
2…第3テープ送りローラー、53…押圧ローラー、5
4…カッター、55…回転検出装置、56…袋通過確認
センサ、6…閉じ紐接着ユニット、60…第1紐送りロ
ーラー、61…第2紐送りローラー、62…第3紐送り
ローラー、63…押圧ローラー、64…カッター、70
…ステージ、71…駆動機構、710…螺子杆、711
…雌ネジ、80…ユニットベース、81…駆動機構、8
10…螺子杆、811…雌ネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒袋1の開口部10の口縁部位に貼着
    する補強用のテープtおよび閉じ紐hに対して接着剤を
    吹き付ける接着剤吐出ノズルn…のうちの、ベルトコン
    ベアbにより搬送される穀粒袋1の開口部10の上面側
    の口縁部に貼着するテープtに対し接着剤を吐出する接
    着剤吐出ノズルnを、テープ接着ユニット5の圧着ロー
    ラーR1・R2の手前に、そこに搬送されてくる穀粒袋
    1の開口部10の口縁部の上面に向けて接着剤を吐出す
    るよう配設し、貼着したテープtの外面に重合させて貼
    着する閉じ紐hに対して接着剤を吹き付ける接着剤吐出
    ノズルnを、閉じ紐接着ユニット6の圧着ローラーR3
    ・R4の手前に、そこに搬送されてくる穀粒袋1の開口
    部10に貼着されたテープtの上面に向けて接着剤を吹
    き付けるように配設したことを特徴とする閉じ紐付き穀
    粒袋の製造装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60147327A (ja) * 1984-01-10 1985-08-03 デ−ビツド・ジヨン・インスタンス ラベルの製造方法および装置
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