JPH07161271A - サ−キットブレ−カおよびその製造方法 - Google Patents

サ−キットブレ−カおよびその製造方法

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JPH07161271A
JPH07161271A JP30925793A JP30925793A JPH07161271A JP H07161271 A JPH07161271 A JP H07161271A JP 30925793 A JP30925793 A JP 30925793A JP 30925793 A JP30925793 A JP 30925793A JP H07161271 A JPH07161271 A JP H07161271A
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JP
Japan
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heat
breaker
circuit breaker
piece
breaker body
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JP30925793A
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Eiji Senbokutani
英次 仙北谷
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SENHOKUYA KK
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SENHOKUYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造コストを安価にする。 【構成】周囲の温度変化に応じて変形する熱応動片3を
備えてなる傍熱形のサーキットブレーカの熱応動片3を
除いたブレーカ本体1の略全体を一枚板加工により一体
的に形成し、ブレーカ本体1の発熱部12となる部分を
他の部分に比して断面積を小さくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーキットブレーカお
よびその製造方法に関する。さらに詳しくは、周囲の温
度変化に応じて変形する熱応動片を備えてなる傍熱形の
サーキットブレーカおよびその製造方法の製造コスト,
動作特性等に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傍熱形のサーキットブレーカとし
ては、例えば、実公昭53−3969号,特開昭60−
193221号の各公報に記載のものが知られている。
【0003】この従来の傍熱形のサーキットブレーカ
は、周囲の温度変化に応じて変形し固定端子板の固定接
点,可動端子板の可動接点を接触,離間させる熱応動片
と、熱応動片の周囲に設けられた蓄熱放熱部とを備えて
なる。なお、蓄熱放熱部は、熱応動片,固定端子板,可
動端子板等の直接または間接の取付ベースとなってお
り、これ等の取付けを容易にするために熱応動片の周囲
を比較的広く開放するように板材で屈曲形成されてい
る。また、発熱部となる可動端子板は比較的抵抗値の高
い材料で形成され、その他の蓄熱放熱部等は比較的導通
性の良好な材料で形成され、両者は通常異質材料で形成
されている。
【0004】また、サーキットブレーカの絶縁構造につ
いては、特開平2−265136号,特開平3−246
843号,実開昭62−82544号の各公報に記載の
ものが知られている。
【0005】この従来のサーキットブレーカの絶縁構造
は、絶縁部を樹脂材でモールドしたり、絶縁部を絶縁性
の複数個の樹脂ブロック,セラミックブロックで組立て
てなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の傍熱形の
サーキットブレーカでは、熱応動片を除いたブレーカ本
体にあって、異質材料からなる発熱部となる部分(可動
端子板)とその他の部分(蓄熱放熱部等)とをカシメ,
溶接等により固定しなければならず、組立工作が面倒に
なって製造コストが嵩むという問題点がある。なお、熱
応動片をブレーカ本体にカシメ等により取付けたり、モ
ールド,ブロック等で絶縁構造が複雑化していること
も、組立工作を面倒にする。
【0007】さらに、の熱応動片を囲む範囲が狭くて熱
容量が少ないため、ON,OFFの動作特性に余裕がな
いという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、製造コストが安価なサーキットブレーカ
を提供することを第1の課題とする。さらに、第1の課
題に加えて、ON,OFFの動作特性に余裕があるサー
キットブレーカおよびその製造方法を提供することを第
2の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の第1の課題を解決
するため、本発明に係るサーキットブレーカは、請求項
1に記載のように、周囲の温度変化に応じて変形する熱
応動片を備えてなる傍熱形のサーキットブレーカにおい
て、熱応動片を除いたブレーカ本体の略全体を一枚板加
工により一体的に形成し、ブレーカ本体の発熱部となる
部分を他の部分に比して断面積を小さくしたことを特徴
とする手段を採用する。また、請求項2に記載のよう
に、請求項1のサーキットブレーカにおいて、ブレーカ
本体の発熱部となる部分の部材幅を他の部分の部材幅よ
りも小さくしたことを特徴とする手段を採用する。ま
た、請求項3に記載のように、請求項1のサーキットブ
レーカにおいて、ブレーカ本体の発熱部となる部分の部
材積層を他の部分の部材積層よりも少なくしたことを特
徴とする手段を採用する。
【0010】さらに、前述の第2の課題を解決するた
め、本発明に係るサーキットブレーカは、請求項4に記
載のように、請求項1〜3のいずれかのサーキットブレ
ーカにおいて、ブレーカ本体の一部を熱応動片の3方向
をコ字形に囲む蓄熱放熱部とし、蓄熱放熱部の間に熱応
動片を挟付け支持したことを特徴とする手段を採用す
る。また、請求項5に記載のように、請求項1〜4のい
ずれかのサーキットブレーカにおいて、シート状または
スリーブ状の絶縁材を介してブレーカ本体の一部により
カシメ固定された絶縁構造を備えたことを特徴とする手
段を採用する。
【0011】さらに、前述の第2の課題を解決するた
め、本発明に係るサーキットブレーカの製造方法は、請
求項6に記載のように、ブレーカ本体の発熱部となる部
分の部材幅を他の部分の部材幅よりも小さくして一枚板
に材料取りして、プレス加工,折曲げ加工によりブレー
カ本体を成形し、ブレーカ本体にコ字形に成形された蓄
熱放熱部を設け、蓄熱放熱部に周囲の温度変化に応じて
変形する熱応動片を圧入して挟付け支持する手段を採用
する。また、請求項7に記載のように、ブレーカ本体の
発熱部となる部分の部材積層が単層で他の部分の部材積
層が複数層となるように一枚板に材料取りして、プレス
加工,折曲げ加工によりブレーカ本体を成形し、ブレー
カ本体にコ字形に成形された蓄熱放熱部を設け、蓄熱放
熱部に周囲の温度変化に応じて変形する熱応動片を圧入
して挟付け支持する手段を採用する。また、請求項8に
記載のように、請求項6または7のサーキットブレーカ
の製造方法において、シート状またはスリーブ状の絶縁
材を介してブレーカ本体の一部に絶縁構造をカシメ固定
することを特徴とする手段を採用する。
【0012】
【作用】前述の手段によると、ブレーカ本体の発熱部と
なる部分とその他の部分とが一枚板加工で一体化されて
いるため、両部分の組立て工作が不要になる。なお、ブ
レーカ本体の発熱部となる部分は、断面積の調整により
所定の抵抗値が設定される。
【0013】さらに、蓄熱放熱部が熱応動片の3方向を
囲んでコ字形に成形されている。このため、熱容量が大
きくなって、ON,OFFの動作の遅延制御が可能とな
る。また、コ字形の弾性により、熱応動片を挟付け支持
することができる。
【0014】さらに、シート状,スリーブ状の絶縁材に
より、絶縁構造が簡素化されてカシメ固定という簡単な
組立て工作の採用が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るサーキットブレーカおよ
びその製造方法の実施例を図面に基いて説明する。
【0016】図1〜図17は、本発明に係るサーキット
ブレーカおよびその製造方法の第1実施例を示すもので
ある。
【0017】この実施例では、自動車のパワーウインド
装置の駆動電気回路に組込むのに好適なかなり小型もの
を示してある。
【0018】即ち、この実施例は、図1に示すように、
蓄熱放熱部11,可動バネ部12,可動接点13,固定
端子板14,固定接点15からなるブレーカ本体1と、
絶縁材2と、熱応動片3とにより構成されている。
【0019】ブレーカ本体1の蓄熱放熱部11は、底壁
111と1つの短手側壁112と2つの長手側壁11
3,114とにより、一部開放の箱形に形成されてい
る。従って、底壁111,長手側壁113,114の断
面形状は、コ字形になっている。長手側壁113,11
4には、内側から外側に僅かに突出した小突起形の1対
の支持溝115と、支持溝115の間に内側から外側に
大きく突出した大突起形のスペース溝116と、一方の
支持溝115から短手側壁112の反対側に湾曲して延
びたV溝形のガイド溝117と、短手側壁112の反対
側の上縁に設けられた小片形の取付片118とが設けら
れている。これ等の支持溝115,スペース溝116,
ガイド溝117は、熱応動片3の取付けと変形動作とを
可能にするものである。また、この取付片118は、固
定端子板14を取付けるためのものである。短手側壁1
12には、上縁から外側へL字形に屈曲された支持片1
19が設けられている。この支持片119は、可動バネ
部12の姿勢を支持するものである。
【0020】ブレーカ本体1の可動バネ部12は、蓄熱
放熱部11の支持片119に縮幅されて接続した細片形
に形成されている。支持片119に接続する基端部に
は、可動バネ部12に弾性を付与し折曲げ応力を分散す
るためのループ121が設けられている。また、基端部
の反対側の先端部には、可動接点13を取付けるための
取付面122が基端部からの延長線上を避け屈曲されて
設けられている。また、基端部,先端部の中途部には、
熱応動片3に当接する突起123が設けられている。
【0021】ブレーカ本体1の可動接点13は、小円盤
形に形成され可動バネ部12の取付面122に溶接固定
されている。
【0022】ブレーカ本体1の固定端子板14は、2層
に部材積層された細長形の本体部141の端部に翼形に
取付片142を取付けてなる。なお、本体部141の取
付片142が設けられていない側には、端子孔143が
設けられている。
【0023】ブレーカ本体1の固定接点15は、小円盤
形に形成され固定端子板14の本体部141に溶接固定
されている。
【0024】絶縁材2は、絶縁性の合成樹脂シートから
なる。なお、この絶縁材2には、ブレーカ本体1の固定
接点15を貫通させるための孔2’を設けておく。
【0025】熱応動片3は、湾曲板形状に形成されてい
る。この熱応動片3は、温度膨張係数の異なる2枚また
は3枚の金属板を接着してなるバイメタルまたはトリメ
タルで形成され、周囲の温度に応じて湾曲反転する変形
が奏される。なお、この熱応動片3は、通電回路を構成
して発熱材となるものではないため、導通性が不良とな
るおそれのある形状記憶合金等でも形成することができ
る。
【0026】この実施例によると、製造に際しては、ブ
レーカ本体1の蓄熱放熱部11,可動バネ部12を1枚
の板材10から成形し、ブレーカ本体1の固定端子板1
4を別の1枚の板材20から成形して、絶縁材2を介し
て双方を組付ける。なお、熱応動片3は、ブレーカ本体
1の蓄熱放熱部11に取付けられる。
【0027】材料となる板材10,20は、導通性,熱
伝導性のやや低いステンレススチール薄板等の帯板から
なる。
【0028】1つの板材10に対しては、まず、図2に
示すように、裏面に可動接点13を溶接固定し、材料送
りを正確にするためのパイロット孔30を穿孔する。次
に、図3に示すように、可動バネ部12の突起を123
を打突形成し、蓄熱放熱部11,可動バネ部12の平面
展開した外形輪郭を一部を最終切落線40として残して
プレスにより打抜く。その後、図4に示すように、可動
バネ部12のループ121と、蓄熱放熱部11の長手側
壁113,114の支持溝115,スペース溝116,
ガイド溝117,取付片118とを折曲げ加工等により
形成する。続いて、図5に示すように、可動バネ部12
の取付面122と、蓄熱放熱部11の支持片119とを
折曲げ加工等により形成する。そして、最後に、図6に
示すように、蓄熱放熱部11の短手側壁112,長手側
壁113,114を折曲げ加工等により形成して、前記
最終切落線40から切落す。
【0029】また、別の1つの材料20に対しては、ま
ず、図7に示すように、裏面に固定接点15を溶接固定
し、材料送りを正確にするためのパイロット孔30と固
定端子板14の端子孔143とを穿孔する。次に、図8
に示すように、固定端子板14の本体部141,取付片
142の平面展開した外形輪郭を一部を最終切落線40
として残してプレスにより打抜く。その後、図9に示す
ように、本体部141を上方へ90度,取付片142を
下方へ90度折曲げ加工等により折曲げる。そして、最
後に、図10に示すように、本体部141を反対側下方
へ90度,取付片142の他部を上方へ90度折曲げ加
工等により折曲げて、前記最終切落線40から切落す。
【0030】この板材10,20に対する加工は、順送
タイプのプレス型又は連続工作装置によって効率的に実
施することができる。また、切落された各部の一体化が
促進されて強度が高くなっているため、耐久性が良好と
なる。
【0031】一方の板材10から成形されたブレーカ本
体1の蓄熱放熱部11に対しては、図11,図12に示
すように、熱応動片3を長手側壁113,114の間に
挟込むだけで取付けることができる。従って、熱応動片
3の取付に際して、カシメ等の組立工作が不要となる。
【0032】なお、熱応動片3は、ブレーカ本体1の蓄
熱放熱部11の短手側壁112のない側からガイド溝1
17に差込まれて、支持溝115,スペース溝116の
位置まで押込まれ、支持溝115の4点により挟付け支
持される。この熱応動片3の差込み,押込みは、長手側
壁113,114の弾性による拡開により、スムースに
行うことができる。なお、支持された熱応動片3は、4
点以外の部分がスペース溝116等でフリーとなってい
るため、湾曲反転の動作に支障が生ずることはない。
【0033】熱応動片3支持されたブレーカ本体1の蓄
熱放熱部11に対しては、図13,図14に示すよう
に、取付片118に絶縁材2を介して固定端子板14の
取付片142がカシメ固定するされる。従って、ブレー
カ本体1の全体を簡単に組付け絶縁することができる。
【0034】なお、ブレーカ本体1の蓄熱放熱部11の
取付片118と固定端子板14の取付片142とのカシ
メ固定では、図15に示すように、簡略化したカシメと
してカシメ突出量を抑える構造や、図16に示すよう
に、カシメ突出量が増しても確実にカシメる構造を自由
に選択することができる。
【0035】また、必要に応じて、全体を絶縁ケース等
に装着することも可能である。
【0036】製造されたものは、通常はで、図14,図
17の2点鎖線に示すように、蓄熱放熱部11の底壁1
11の反対側に突出湾曲した熱応動片3に可動バネ部1
2の突起123が当接して上方に押上げられ、固定接点
15,可動接点13が接触した状態となる。そして、発
熱部である可動バネ部12から直接,間接に伝わる熱に
より熱応動片3の周囲の温度が上昇した場合には、図1
7の実線に示すように、熱応動片3が反転して反対側に
突出湾曲し、可動バネ部12の突起123の前記押上げ
が解除されて、固定接点15,可動接点13が離間した
状態となる。さらに、熱応動片3が冷却すると、図1
4,図17の2点鎖線に示す状態に復帰する。
【0037】なお、熱応動片3は、3方向を蓄熱放熱部
11の底壁111,長手側壁113,114で囲まれる
ことになる。従って、蓄熱放熱部11の熱容量が大きく
なり、固定接点15,可動接点13の接触,離間の動作
を遅延制御させることができる。
【0038】この結果、自動車のパワーウインド装置に
組込まれる最近の小型モータが小型化,軽量化を指向し
て捲線を減少させて大電流を流す短時間定格になってき
ているが、大電流を流す短時間定格に充分対応できるよ
うに発熱部である可動バネ部12の電流容量を選択する
ことができる。なお、ブレーカ本体1が同一材料からな
り、可動バネ部12の幅Wbを接続する蓄熱放熱部11
の短手側壁112の幅Waから縮幅しているため、可動
バネ部12が集中的に発熱することになる。また、可動
バネ部12は、蓄熱放熱部11の底壁111,長手側壁
113,114で3方向を囲まれた熱応動片3の上方を
覆う格好となる。
【0039】なお、固定端子14の本体部141の部材
積層が2層になって導通性が高められているため、、固
定端子14側での発熱が殆どなくなる。
【0040】図18は、本発明に係るサーキットブレー
カおよびその製造方法の第2実施例を示すものである。
【0041】この実施例では、可動バネ部12の幅Wb
を蓄熱放熱部11側の幅Waから縮幅することに加え
て、可動バネ部12に部材積層を単層とし蓄熱放熱部1
1側の部材積層の一部を2層としてある。また、蓄熱放
熱部11の一方の長手側壁113を除去して、熱応動片
3を横方向から差入れて底壁111に設けた爪片50に
支持するようにしてある。なお、爪片50の間の底壁1
11には、熱応動片3の反転動作を可能にするための凹
み60が設けられている。
【0042】この実施例によると、熱応動片3を横方法
から差入れて爪片50に支持することができ、他部への
当触が少なくなるため、熱応動片3の傷付き損傷が防止
される。また、可動バネ部12がより集中的に発熱する
ことになる。
【0043】以上、図示した実施例の外に、板材10,
20を共通化して1枚板から各部全部を材料取りする実
施例とすることもできる。
【0044】さらに、絶縁材2をスリーブ状とする実施
例も可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明に係るサーキットブ
レーカおよびその製造方法は、各請求項共通として、ブ
レーカ本体の発熱部となる部分とその他の部分とが一枚
板加工で一体化され両部分の組立て工作が不要になるた
め、製造コストが安価になる効果がある。
【0046】さらに、各請求項共通として、ブレーカ本
体の発熱部となる部分とその他の部分とが一枚板加工で
一体化されているため、全体の強度が高くなり耐久性が
向上する効果がある。
【0047】さらに、請求項2,3のみとして、材料取
りの調整のみで発熱部を設定することができる効果があ
る。
【0048】さらに、請求項4のみとして、蓄熱放熱部
が熱応動片の3方向を囲んで熱容量が大きくなっている
ため、ON,OFFの動作を遅延制御することが可能に
なる等動作特性に余裕が得られる効果がある。
【0049】さらに、請求項4のみとして、熱応動片を
蓄熱放熱部に挟付け支持することができ、カシメ等の工
作を必要としないため、製造コストがより安価になる効
果がある。
【0050】さらに、請求項5のみとして、絶縁部の構
造が簡素化されてカシメ固定という簡単な組立てが行わ
れるため、製造コストがより安価となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーキットブレーカおよびその組
立方法の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の1部材の製造工程を示す斜視図である。
【図3】図2に続く製造工程を示す斜視図である。
【図4】図3に続く製造工程を示す斜視図である。
【図5】図4に続く製造工程を示す斜視図である。
【図6】図5に続く製造工程を示す斜視図である。
【図7】図1の別部材の製造工程を示す斜視図である。
【図8】図7に続く製造工程を示す斜視図である。
【図9】図8に続く製造工程を示す斜視図である。
【図10】図9に続く製造工程を示す斜視図である。
【図11】熱応動片の取付状態を示す平面断面図であ
る。
【図12】図11の正面断面図である。
【図13】前記両工程により成形された両部材にの組立
状態を示す側面図である。
【図14】図13の正面断面図である。
【図15】図13に示した要部の変形断面図である。
【図16】図13に示した要部の他の変形断面図であ
る。
【図17】熱応動片の変形動作を示す正面断面図であ
る。
【図18】本発明に係るサーキットブレーカおよびその
組立方法の第1実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブレーカ本体 11 蓄熱放熱部 12 可動バネ部(発熱部) 14 固定端子板 2 絶縁材 3 熱応動片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の温度変化に応じて変形する熱応動
    片を備えてなる傍熱形のサーキットブレーカにおいて、
    熱応動片を除いたブレーカ本体の略全体を一枚板加工に
    より一体的に形成し、ブレーカ本体の発熱部となる部分
    を他の部分に比して断面積を小さくしたことを特徴とす
    るサーキットブレーカ。
  2. 【請求項2】 請求項1のサーキットブレーカにおい
    て、ブレーカ本体の発熱部となる部分の部材幅を他の部
    分の部材幅よりも小さくしたことを特徴とするサーキッ
    トブレーカ。
  3. 【請求項3】 請求項1のサーキットブレーカにおい
    て、ブレーカ本体の発熱部となる部分の部材積層を他の
    部分の部材積層よりも少なくしたことを特徴とするサー
    キットブレーカ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのサーキットブ
    レーカにおいて、ブレーカ本体の一部を熱応動片の3方
    向をコ字形に囲む蓄熱放熱部とし、蓄熱放熱部の間に熱
    応動片を挟付け支持したことを特徴とするサーキットブ
    レーカ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかのサーキットブ
    レーカにおいて、シート状またはスリーブ状の絶縁材を
    介してブレーカ本体の一部によりカシメ固定された絶縁
    構造を備えたことを特徴とするサーキットブレーカ。
  6. 【請求項6】 ブレーカ本体の発熱部となる部分の部材
    幅を他の部分の部材幅よりも小さくして一枚板に材料取
    りして、プレス加工,折曲げ加工によりブレーカ本体を
    成形し、ブレーカ本体にコ字形に成形された蓄熱放熱部
    を設け、蓄熱放熱部に周囲の温度変化に応じて変形する
    熱応動片を圧入して挟付け支持するサーキットブレーカ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 ブレーカ本体の発熱部となる部分の部材
    積層が単層で他の部分の部材積層が複数層となるように
    一枚板に材料取りして、プレス加工,折曲げ加工により
    ブレーカ本体を成形し、ブレーカ本体にコ字形に成形さ
    れた蓄熱放熱部を設け、蓄熱放熱部に周囲の温度変化に
    応じて変形する熱応動片を圧入して挟付け支持するサー
    キットブレーカの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7のサーキットブレーカ
    の製造方法において、シート状またはスリーブ状の絶縁
    材を介してブレーカ本体の一部に絶縁構造をカシメ固定
    することを特徴とするサーキットブレーカの製造方法。
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JP30925793A Pending JPH07161271A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 サ−キットブレ−カおよびその製造方法

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JP (1) JPH07161271A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011223656A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Asmo Co Ltd モータ

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JP2011223656A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Asmo Co Ltd モータ

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