JPH07160411A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH07160411A
JPH07160411A JP5339230A JP33923093A JPH07160411A JP H07160411 A JPH07160411 A JP H07160411A JP 5339230 A JP5339230 A JP 5339230A JP 33923093 A JP33923093 A JP 33923093A JP H07160411 A JPH07160411 A JP H07160411A
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JP
Japan
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input device
sensor
sensor means
input
angular velocity
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JP5339230A
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Inventor
Kazuhiro Sato
一博 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力装置の低コスト化及び消費電力の削減を
はかる。 【構成】 装置本体の略垂直方向及び略水平方向の運動
を入力動作とすることができる入力装置として、略水平
方向(X方向)の運動の検出手段として地磁気センサを
用い、或は略垂直方向(Y方向)の運動の検出手段とし
て傾斜センサを用いる。また、センサ手段は、入力装置
内においてフローティング状態で保持され、重力方向に
対して常に一定の位置状態が保たれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定機器に対して操作情
報等を入力するための入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作情報等の入力装置としては、例えば
オーディオ/ビジュアル機器に対するリモートコマンダ
ーや、コンピュータ装置に用いるマウス、ゲーム機器に
おける操作部、等が一般に広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の入力装
置は、通常多数の操作キーを設けて操作するようになさ
れているが、操作内容が多様化すればするほど操作キー
の数が増え、操作が煩雑になり、必ずしも人間が使用し
て操作する手段として最適であるとはいえなかった。
【0004】このため、操作入力装置として例えば角速
度センサ等のセンサ手段を設けて、入力装置自体の運
動、例えば空間内の任意の移動運動を検出し、その運動
量に応じて所定機器に対する入力情報を出力することが
できる入力装置が、先行技術として提案されている。
【0005】そして、空間内の任意の移動運動として、
入力装置の水平方向及び垂直方向の移動動作(つまりユ
ーザーが入力装置を持って上下左右に振る動作)を入力
操作とするためには、水平方向の移動角速度を検出する
ための角速度センサと、垂直方向の移動角速度を検出す
るための角速度センサが必要になる。
【0006】角速度センサは小型で高精度のものが開発
されており、入力装置に搭載するに比較的適していると
いえるが、角速度センサは比較的高コストであり、複数
の角速度センサを搭載することは好ましくないという問
題がある。また角速度センサは消費電力が比較的大き
く、このため例えば入力装置を電池駆動によるリモート
コマンダーとして構成する場合、複数の角速度センサを
搭載した場合、電池寿命の短命化につながるという問題
もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、高価格で消費電力の大
きい角速度センサを搭載せずに、もしくは多くとも1つ
の角速度センサを搭載するのみとして、入力装置の低コ
スト化及び消費電力の削減をはかるものである。
【0008】このために入力装置として、装置本体の空
間内における略水平方向の任意の移動運動を地磁気の変
化によって検出する地磁気センサ手段と、地磁気センサ
手段からの検出信号に対応する情報を所定機器に対する
入力情報として有線又は無線で出力する送信手段とを備
え、装置本体の略水平方向の運動を入力動作とすること
ができるように構成する。
【0009】また、これに加えて装置本体の空間内にお
ける略垂直方向の任意の移動運動を傾斜角度によって検
出する傾斜センサ手段を設け、送信手段は、地磁気セン
サ手段からの検出信号に対応する情報及び傾斜センサ手
段からの検出信号に対応する情報を所定機器に対する入
力情報として出力することにより、装置本体の略垂直方
向及び略水平方向の運動を入力動作とすることができる
ように構成する。
【0010】もしくは、装置本体の空間内における略垂
直方向の任意の移動運動の検出について傾斜センサに代
えて、その移動角速度を検出する角速度センサ手段を設
け、送信手段は、地磁気センサ手段からの検出信号に対
応する情報及び角速度センサ手段からの検出信号に対応
する情報を所定機器に対する入力情報として出力するよ
うにする。
【0011】また、入力装置として、装置本体の空間内
における略水平方向の任意の移動運動についてその移動
角速度を検出する角速度センサ手段と、装置本体の空間
内における略垂直方向の任意の移動運動を傾斜角度によ
って検出する傾斜センサ手段と、角速度センサ手段から
の検出信号に対応する情報及び傾斜センサ手段からの検
出信号に対応する情報を所定機器に対する入力情報とし
て有線又は無線で出力する送信手段とを備え装置本体の
略垂直方向及び略水平方向の運動を入力動作とすること
ができるように構成する。
【0012】さらに、これらの各種構成において、装置
本体の空間内における略水平方向の任意の移動運動を検
出する地磁気センサ手段もしくは角速度センサ手段は、
当該入力装置内においてフローティング状態で保持さ
れ、重力方向に対して常に一定の位置状態が保たれるよ
うにする。
【0013】また、上記各種構成において、装置本体の
空間内における略垂直方向の任意の移動運動を検出する
傾斜センサ手段もしくは角速度センサ手段は、当該入力
装置内においてフローティング状態で保持され、重力方
向に対して常に一定の位置状態が保たれるようにする。
【0014】
【作用】略水平方向(X方向)の運動の検出手段として
地磁気センサを用い、或は略垂直方向(Y方向)の運動
の検出手段として傾斜センサを用い、略水平方向、略垂
直方向の運動のセンサ手段として、その一方又は両方を
角速度センサを用いないようにすることで、角速度セン
サは不要又は最大1個搭載するのみで入力装置を構成で
きる。
【0015】また、搭載されるセンサ手段は、入力装置
内でフローティング構造として重力方向に対して常に一
定の位置状態とされていることにより、ユーザーが入力
装置を正しく保持してしかも正しく垂直又は水平方向に
移動させなくても、正確な入力動作を行なうことができ
るようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の入力装置の実施例を図1〜図
29を参照しながら、次の順序で説明していく。 1.入力装置の運動検出のためのセンサ手段 1−1 傾斜センサ 1−2 地磁気センサ 1−3 角速度センサ 2.入力装置の構成 2−1 地磁気センサと傾斜センサを用いた入力装置 2−2 地磁気センサと角速度センサを用いた入力装置 2−3 傾斜センサと角速度センサを用いた入力装置 2−4 地磁気センサを用いた入力装置 2−5 傾斜センサを用いた入力装置 3.センサ手段のフローティング構造
【0017】<1.入力装置の運動検出のためのセンサ
手段> 1−1 傾斜センサ 図1は傾斜センサの要部の構造を示すものであり、10
は傾斜センサ全体を示す。傾斜センサ10は例えば図1
(a)に示すように、円形の側面部11、側面部12、
及び円周部13により密閉された円筒形状に形成されて
おり、その円筒内部に移動導体14が入れられている。
【0018】側面部11となる部位は金属等で形成され
て側面部11全体が導体とされるか、もしくはモールド
等により成形される場合は図1(c)に示すように側面
部11の内側にリング状の導体部11aが形成されるよ
うになされる。または、図示しないがモールド成形体の
外面部全体に導体膜が形成されるようにして側面部11
となるパーツを形成してもよい。
【0019】一方、側面部12は例えばモールド成形体
とされ、その内面側に図1(b)に示すようにカーボン
等の抵抗体12aが、一部切断されたリング状に形成さ
れる。このような側面部11,12となるパーツ(及び
円周部13となる部位が側面部11又は12となるパー
ツと別パーツである場合はそのパーツ)は、モールド接
続等で密閉状態の円筒体とされる。このとき円筒内部に
は移動導体14が配されることになる。
【0020】密閉される円筒内部に配される移動導体1
4は、金属ボールなどの固体や、又は水銀などの流動性
のものが用いられる。この移動導体14は重力により常
に円筒内部において最下面部分に位置することになり、
その位置で側面部11(側面部11の導体部11a)と
側面部12の抵抗体12aを導通させることになる。
【0021】この状態を模式的に図1(d)に示す。つ
まり、傾斜センサ10が傾けられると、その内部におい
て移動導体14がその時点で最下部となる位置に移動
し、図1(d)のようにその最下部となった位置で導体
部11aと抵抗部12aを電気的に接続させることにな
る。
【0022】つまり、傾斜センサ10の傾き位置によっ
て抵抗体12aと移動導体14が接する位置がリング方
向に変化していくため、導体部11aの端子をA、抵抗
体12aの端子をB,Cで示すと、この傾斜センサ10
は図1(e)のような可変抵抗回路を形成していること
になり、その抵抗値は傾斜センサ10の回転角度に応じ
て図3のように変化する。
【0023】従って、図1(f)のように端子B−C間
に動作電圧を与えておけば、端子Aから、傾斜センサ1
0の傾き(回転動作)に応じた電圧変化が得られること
になり、これによって傾斜センサ10の傾斜角度を判別
することができる。なお、回転に伴って端子Aの出力に
ノイズが発生する場合は図2のようにCRフィルタを設
け、積分するようにすればよい。
【0024】例えばこの図1のように傾斜センサ10を
構成すると、容易な構成で300°以上の回転範囲につ
いても、その傾斜状態の検出が可能となる。
【0025】図4は他の構造例であり、側面部11は金
属等で形成されて全体が導体とされ、また、抵抗体12
aは周面部13の内面側に形成されている。なお、周面
部13の内面側において抵抗体12aが導体である側面
部11の内面と接しないように絶縁部12bが設けられ
る。このような構成でも常に傾斜センサ10の内部で最
下部に位置することになる移動導体14により抵抗体1
3と側面部11が電気的に接続されることで、傾斜セン
サ10の回転状態(傾斜状態)の検出を行なうことがで
きる。
【0026】図5はさらに他の構造例であり、これは検
出感度を向上させたい場合に有効なものとなる。これ
は、図5(a)のように内部空間部は下部側において緩
やかな円弧状となるようになされ、その部位に沿って側
面部12の内部側に抵抗体12aが形成されている。ま
た側面部11の内部側も同様に図5(b)のように下部
側において緩やかな円弧状となるようになされ、その部
位に導体部11aが形成されている。
【0027】そして図5(c)からわかるように、この
緩やかな円弧状の内部空間底面上を移動導体14が移動
できるようにされ、傾斜センサ10が或る傾斜状態にあ
るときに、その時最下部となる位置に移動されている移
動導体14によって抵抗体12aと導体部11aが電気
的に接続され、傾斜角度に応じた出力を得ることができ
る。
【0028】この場合、検出可能角度範囲は狭くなる
が、単位角度あたりの移動導体14の移動量が多くな
り、即ち傾斜検出感度が向上される。
【0029】なお、図1、図4、図5の各例において、
外観形状は円筒形状とならなくてもよいことはいうまで
もない(移動導体14が移動される内部形状が円弧状で
あればよい)。
【0030】図6は傾斜センサ10のさらに他の例を示
すものである。図6(a)のように、この傾斜センサ1
0はその本体部15は上記例と同様に側面部11、12
及び周面部13を有し、円柱形状とされている。そし
て、この本体部15には軸16が固定され、軸16が両
側の軸受17,17により回転可能に軸支されている。
軸受17,17はこの傾斜センサ10が搭載された入力
装置内に固定されている。そして、本体部15の内部の
下部には重り18が設けられる。
【0031】つまり、本体部15は軸受17,17に対
して軸16によって回転自在とされており、従ってこの
傾斜センサ10が搭載された機器がかたむけられた場
合、重り18の作用により、本体部15は常に重り18
側が下方に位置するように回転されることになる。
【0032】ここで、周面部13上は磁化部19とされ
ており、一部拡大して示すように例えば0.1mm 以下のピ
ッチでN,Sと交互に磁化されている。この磁化部19
を設ける方法としては、本体部15自体を磁性体として
形成して磁化してもよいし、磁気テープ状のものを円周
部13に貼付してもよい。なお、重り18は非磁性体で
形成される。
【0033】そして、この磁化部19を有する円周部1
3に対向して所定位置に磁界検出素子20a,20bが
配される。磁界検出素子20a,20bとしては例えば
ホール素子やコイルなどが採用される。もしくは磁気記
録装置などに用いられる磁気ヘッドを応用して採用して
もよい。
【0034】磁界検出素子20a,20bの出力はそれ
ぞれアンプ21a,21bで増幅された後、波形整形部
22a,22bで波形整形され、図6(b)として示す
ような出力Sa,Sbが取り出される。この出力Sa,
Sbは回転方向/角度検出部23に供給され、波形整形
部22a,22bの出力Sa,Sbから回転方向及び回
転角度(回転量)が検出されることになる。
【0035】この傾斜センサ10では磁界検出素子20
aと20bが、出力信号の位相が90°ずれることにな
る位置に配置されることが必要である。これにより、例
えば本体部15が図中U方向に回転された場合とD方向
に回転された場合とで、図6(b)に示すように波形整
形出力Sa,Sbの位相の進み遅れの関係が異なること
になる。
【0036】つまり、この例でいけば、出力Saの立ち
上げタイミングで出力SbがHレベルであればU方向回
転、逆に出力Saの立ち上げタイミングで出力SbがL
レベルであればD方向回転と判別できる。そして、パル
スカウントにより回転角度(回転量)を検出でき、つま
りこの回転量は傾斜センサ10の傾斜量として検出され
る。
【0037】図7(a)(b)は図6の傾斜センサ10
の変形例であり、同様の原理で傾斜検出を行なうもので
あるが、図7(a)では磁化部19は本体部15におけ
る側面部11上に設けられている。つまり、側面部11
上が磁化されるか、もしくはリング上の磁性体が側面部
11に取り付けられる。そして、磁界検出素子20a,
20bは、その磁化部19に対向する位置において、そ
れぞれ出力位相が90°ずれるように配置される。ま
た、図7(b)は本体部15が円柱形状ではなく、側面
側からみて略扇状に形成されるものである。そして、扇
状の円弧部となる周面部13に磁化部19が形成され
る。検出した角度範囲が比較的狭い場合は本体部15か
らこのような形状としてもよい。
【0038】なお、この図6、図7のようなタイプの場
合でも、磁化部19となる部位の円弧形状を緩やかにす
れば、図5の例と同様に、検出可能角度範囲は狭くなる
が検出感度を向上させることができる。
【0039】以上のような各種傾斜センサ10は、例え
ば図8のような位置方向でに入力装置1(リモートコマ
ンダー)内に配置されることで、入力装置1が上下(Y
方向)に振られることに応じてその動作を検出できるこ
とになる。
【0040】1−2 地磁気センサ 図9は地磁気センサ30の外観を示す。この地磁気セン
サ30は既に知られているものであるため詳細な説明は
省略するが、磁気抵抗素子と平板コイルにより小型かつ
高感度化を実現したものである。例えば、基板上にパー
マロイにより0.03μm程度の磁性体薄膜を形成し、磁界
の強度を抵抗変化に変換して電気信号として取り出すM
Rセンサと、バイアス用として直径40μm程度の銅線
を用いた平板コイルとをエポキシ系接着剤で一体化して
いる。
【0041】例えばこのような構造の地磁気センサ30
を図10のように入力装置1内に搭載することで、入力
装置1が左右方向(X方向)に振られた際に、その地磁
気変化により入力装置1の運動状態を検出することがで
きる。検出出力としては図11に示すように、地磁気セ
ンサ30の地球に対する回転角度に比例した電圧出力が
得られる。
【0042】1−3 角速度センサ 図12は振動ジャイロ40による角速度センサを示すも
のである。振動ジャイロとは、振動している物体に回転
角速度を加えると、その振動と直角方向にコリオリ力が
生じる特性を有しており、このコリオリ力Fは、次のよ
うに表わされる。 F=2mvω (m:質量、v:速度、ω:角速度) 従って、角速度ωはコリオリ力Fに比例することにな
り、コリオリ力Fを検出することで回転角速度を検出す
ることができる。
【0043】振動ジャイロ40には駆動用圧電磁器41
aと検出用圧電磁器41bが取り付けられており、駆動
用圧電磁器41aにはオシレータ42の発振出力である
交番信号が印加されるようになされる。この図12にお
いて振動ジャイロ40がΩ0方向に回転されると、検出
用圧電磁器41bにコリオリ力Fが加わり、コリオリ力
Fに応じた電圧が発生する。検出用圧電磁器41bから
得られる微少な電圧は増幅部3で増幅されてA/D変換
器4に供給され、デジタルデータ(電圧値E)とされ
る。
【0044】振動ジャイロ40に加わった角速度ωと、
出力される電圧Eは図13のように比例関係にあり、従
って例えば電圧値Eを電圧値Va,Vb,Vc,Vdと
比較することによって、振動ジャイロ40が搭載された
機器の動作(例えばリモートコマンダーを左右に振る操
作)を検出することができる。
【0045】例えば入力装置(リモートコマンダー)1
内において、図14(a)のように振動ジャイロ40を
配置すると、入力装置1を左方向に振ったときの角速度
ωXにより電圧Eが上昇し、右方向に振ったときの角速
度ωX により電圧Eが下降するようになり、これによっ
て入力装置1の左右方向の動作を検出できる。つまり、
電圧EがVc<E<Vdであれば、入力装置1は左方向
へ振られたと検出でき、またVa<E<Vbであれば右
方向へ振られたと検出できる。
【0046】また、入力装置(リモートコマンダー)1
内において、図14(b)のように振動ジャイロ40を
配置すると、入力装置1を上方向に振ったときの角速度
ωYにより電圧Eが上昇し、下方向に振ったときの角速
度ωY により電圧Eが下降するようになり、これによっ
て入力装置1の上下方向の動作を検出できる。つまり、
電圧EがVc<E<Vdであれば、入力装置1は上方向
へ振られたと検出でき、またVa<E<Vbであれば下
方向へ振られたと検出できる。
【0047】なお、電圧値Eが、Vb≦E≦Vcの場合
は、入力装置1に対してユーザーがちょっと触ったり持
ち歩いたりした際にその運動を検知しないように不感帯
として設定しているものである。
【0048】<2.入力装置の構成>以上のように傾斜
センサ10、地磁気センサ30、角速度センサ(振動ジ
ャイロ)40について説明してきたが、以下、これらを
用いた入力装置(リモートコマンダー)1について説明
する。
【0049】2−1 地磁気センサと傾斜センサを用い
た入力装置 まず地磁気センサ30及び傾斜センサ10を搭載し、リ
モートコマンダー自体を上下左右に振ることにより入力
動作を行なうことができるリモートコマンダーについて
説明する。つまり、リモートコマンダー1の内部におい
て傾斜センサ10が図8のように配置されてリモートコ
マンダー1の傾斜状態を検出できるようにして上下方向
の運動を検出するとともに、地磁気センサ30が図10
のように配置されてリモートコマンダー1の左右方向の
運動を検出できるようにされる。
【0050】図15はこのようなリモートコマンダー1
の構成を示すものである。地磁気センサ30からの出力
電圧は増幅部3Xに供給されて増幅されてA/D変換器
4Xの入力として最適なレベルとされる。そして増幅部
3xで増幅された電圧はA/D変換器4Xでデジタル化
された電圧値EXとして出力される。また傾斜センサ1
0からの出力電圧は増幅部3Yに供給されて増幅されて
A/D変換器4Yの入力として最適なレベルとされる。
増幅部3Yで増幅された電圧はA/D変換器4Yでデジ
タル化された電圧値EYとして出力される。
【0051】5はCPU5a、ROM5b、RAM5c
を有するマイクロコンピュータによって形成される制御
部を示し、ROM5b又はRAM5cには送信すべきコ
マンド信号が記憶されている。6はクロック発振器を示
す。この制御部5には、A/D変換器4Xから電圧値E
Xが、またA/D変換器4Yから電圧値EYが供給され
る。電圧値EX,EYはリモートコマンダー1をX方
向、Y方向に振った運動に相当する値であり、即ちX,
Y方向の移動運動情報となる。
【0052】7はエンター操作キーであり、例えば図
8、図10に示すようにリモートコマンダー1に設けら
れており、ユーザーがエンター操作キー7を押すことに
よって、リモートコマンダー1からはエンター情報(確
定情報)となるコマンドコードが出力されるようになさ
れている。
【0053】制御部5は入力された、電圧値EXに応じ
てROM5b又はRAM5cからX方向コマンド(右移
動コマンド又は左移動コマンド)を読み出し、また電圧
値EYに応じてROM5b又はRAM5cからY方向コ
マンド(上移動コマンド又は下移動コマンド)を読み出
して、これをコマンドコードとして送信部8に供給す
る。
【0054】つまり、制御部5は図16の処理を行なっ
てコマンド信号を読み出す。電圧値EXの入力に応じて
その値に相当するコマンド信号(右移動コマンド又は左
移動コマンド)を出力し(F102)、また電圧値EYの入力
に応じてその値に相当するコマンド信号(上移動コマン
ド又は下移動コマンド)を出力(F103)していく。そし
て、エンター操作キー7が押された場合は、エンターコ
マンドをROM5b又はRAM5cから読み出して出力
する (F101→F104) 。
【0055】このようにして制御部5から発生されたコ
マンドコードは送信部8において所定の変調処理が施さ
れ、赤外線信号、又は電波により、所定機器に対して出
力される。なお、送信部8は有線により所定の機器に対
してコマンド信号を送信するタイプであってもよい。
【0056】このようなリモートコマンダー1からは、
エンターコマンド、X方向移動コマンド(アップ方向/
ダウン方向)、Y方向移動コマンド(アップ方向/ダウ
ン方向)の3種類のコマンドコードしか出力されない
が、この場合、例えばコマンドコードの受信機器側に図
17のような構成の入力コマンド対応制御部を操作対象
となる機器と一体に又は別体に設けることにより、多種
類の操作が実行できる。
【0057】図17において51はリモートコマンダー
1から赤外線又は電波で送信されたコマンドコードを受
信し、電気信号に変換して復調する受信部、52は受信
部51で受信復調されたコマンドコードに基づいて制御
を行なうマイクロコンピュータによる入力制御部であ
り、CPU52a、ROM52b、RAM52cを有す
る。また、53は制御部52の制御に応じて、その機器
と一体に形成され又は別体で接続された表示部(例えば
CRT)54に対して所定のキャラクタを供給し、表示
動作をなさしめるグラフィックコントローラである。な
お、55はクロック発振器である。
【0058】制御部52はグラフィックコントローラ5
3に対して、たとえばCRT54に図18のような操作
内容の表示及びカーソルKの表示を実行させる。なお、
この図18の場合の操作内容表示としては、例えばAV
セレクタアンプにおける選択接続機器(テレビジョン受
像機、チューナ、VTR1、VTR2、CDプレーヤ、
レーザディスクプレーヤ)の切換操作、ボリュームアッ
プ/ダウン、及び電源オン/オフの操作内容が表示され
ている。もちろんこの操作内容表示としては各種考えら
れ、例えばVTRに対応するために再生、早送り、録画
などの操作内容が示されてもよい。そして制御部52
は、リモートコマンダー1から供給されたX方向,Y方
向のコマンドコードに応じて、CRT画面上でカーソル
Kを移動させる。
【0059】今、ユーザーがリモートコマンダー1を上
下左右に振りながらカーソルKを例えば図示するように
LDPの選択ボタンに相当する画面上の位置に移動させ
た際にエンター操作キー7を押し、CPU52aがエン
ターコマンドの入力を確認したとすると、CPU52a
は、この『LDP選択』を示すコマンドコードをROM
52b又はRAM52cから読み出し、送信部56に供
給し、例えば赤外線信号による変調信号として図示しな
いAVセレクタアンプに送信する。又は、この図17の
入力コマンド対応制御部がAVセレクタアンプ内に設け
られている場合は、『LDP選択』のコマンドコードを
端子57から切換部に供給して、入力ファンクション切
換動作を実行させる。
【0060】即ち制御部52には、CRT54における
表示画面上の各種操作内容の表示領域と対応した座標デ
ータが保持されるとともに、実際のコマンドコードが記
憶されており、X,Y位置変位情報に応じてカーソルK
を移動させた際に、現在カーソルKによって指定されて
いる座標位置を把握している。そして、エンターコマン
ドが入力されることによってその座標位置の指定が確定
されたと判断して、その座標位置に対応したコマンドコ
ードとして保持しているコマンドコードを読み出し、送
信部56又は端子57に出力するようになされているも
のである。
【0061】従って、ユーザーはCRT54の画面をみ
ながらリモートコマンダー1を上下左右に振ってカーソ
ルKを移動させ、所要位置でエンターキー7を押すとい
う操作で各種機器に対する操作を行なうことができ、リ
モートコマンダー1に対するキー操作は非常に簡便なも
のとなる。またカーソルKの動きはユーザーの手の動き
に連動したものとなるため、所謂ヒューマンインターフ
ェースに著しく優れた操作手段となる。
【0062】そして、この構成のリモートコマンダー1
では、リモートコマンダー1自体の運動(上下左右の移
動)のセンサ手段として、地磁気センサ30と傾斜セン
サ10を使用しており、角速度センサ40を使用してい
ないため、角速度センサ40を2単位使用する従来の入
力装置に比べてコストダウン及び消費電力の削減を計る
ことができる。
【0063】2−2 地磁気センサと角速度センサを用
いた入力装置 図19は地磁気センサ30と角速度センサ40を用いて
リモートコマンダー1を構成した例である。つまり、リ
モートコマンダー1の内部において地磁気センサ30が
図10のように配置されてリモートコマンダー1の左右
方向の運動を検出できるようにするとともに、角速度セ
ンサ40が図14(b)のように配置されてリモートコ
マンダー1の上下方向の運動を検出できるようにし、こ
れによってリモートコマンダー自体を上下左右に振るこ
とにより入力動作を行なうことができるようにしてい
る。
【0064】そして図19のように地磁気センサ30の
出力は増幅部3X、A/D変換器4Xを介して制御部5
に入力され、また角速度センサ40の出力は増幅部3
Y、A/D変換器4Yを介して制御部5に入力される。
そして、制御部5はこれらのX,Y方向の移動検出情報
の入力及びエンター操作キー7の操作に応じてコマンド
信号を読み出して、送信部8から送信させるものであ
る。この場合も上記例と同様に図17ような入力コマン
ド対応制御部を操作対象となる機器と一体に又は別体に
設けることにより、多種類の操作が実行できる。
【0065】そしてこの構成例では、角速度センサ40
を1単位搭載するため、コストダウン及び消費電力の削
減の効果は比較的小さい効果となるが、センサ分解能や
コントロールの面で傾斜センサ10では不十分な場合は
好適なものとなる。
【0066】2−3 傾斜センサと角速度センサを用い
た入力装置 図20は傾斜センサ10と角速度センサ40を用いてリ
モートコマンダー1を構成した例である。つまり、リモ
ートコマンダー1の内部において傾斜センサ10が図8
のように配置されてリモートコマンダー1の上下方向の
運動を検出できるようにするとともに、角速度センサ4
0が図14(a)のように配置されてリモートコマンダ
ー1の左右方向の運動を検出できるようにし、これによ
ってリモートコマンダー自体を上下左右に振ることによ
り入力動作を行なうことができるようにしている。
【0067】そして図20のように角速度センサ40の
出力は増幅部3X、A/D変換器4Xを介して制御部5
に入力され、また傾斜センサ10の出力は増幅部3Y、
A/D変換器4Yを介して制御部5に入力される。そし
て、制御部5はこれらのX,Y方向の移動検出情報の入
力及びエンター操作キー7の操作に応じてコマンド信号
を読み出して、送信部8から送信させるものである。こ
の場合も上記例と同様に図17ような入力コマンド対応
制御部を操作対象となる機器と一体に又は別体に設ける
ことにより、多種類の操作が実行できる。
【0068】この構成例でも、角速度センサ40を1単
位搭載するため、コストダウン及び消費電力の削減の効
果は比較的小さい効果となるが、リモートコマンダー1
等の入力装置の使用状況において地磁気センサ30では
外部の地場に影響を受けて正確なセンシングができない
ようなことが考えられるものである場合は好適なものと
なる。
【0069】2−4 地磁気センサを用いた入力装置 上記3種類の構成例は、図17のような入力コマンド対
応制御部を操作対象となる機器側に設けて、カーソルK
を画面上で上下左右に移動させて操作を選択できるよう
にしたものであるが、同様の入力コマンド対応制御部に
よって、例えばCRT54上において図22のような操
作内容の表示を行なう場合は、カーソルKの移動は左右
方向のみでよい。
【0070】つまり、画面上で図22のように横方向に
テレビジョンのチャンネル切換やボリュームアップ/ダ
ウンなどの操作に対応する表示が並べられているような
場合、図示するようにカーソルKを左右に移動させるだ
けで特定の操作内容表示を選択することができる。
【0071】このようなシステムの場合、リモートコマ
ンダー1からはX方向のコマンド及びエンターコマンド
のみが出力されればよい。そこで、リモートコマンダー
1としては図21のように構成することができる。
【0072】即ち、リモートコマンダー1の内部におい
て地磁気センサ30が図10のように配置されてリモー
トコマンダー1の左右方向の運動を検出できるように
し、これによってリモートコマンダー1自体を左右に振
ることにより入力動作を行なうことができるようにして
いる。
【0073】図21のように地磁気センサ30の出力は
増幅部3X、A/D変換器4Xを介して制御部5に入力
される。そして、制御部5はこのX方向の移動検出情報
の入力及びエンター操作キー7の操作に応じてコマンド
信号を読み出して、送信部8から送信させるものであ
る。この構成例の場合も、角速度センサ40を用いない
ことでコストダウン及び消費電力の削減を計ることがで
きる。
【0074】2−5 傾斜センサを用いた入力装置 次に、リモートコマンダー1に対応する入力コマンド対
応制御部によって、例えばCRT54上において図24
のような操作内容の表示を行なう場合は、カーソルKの
移動は上下方向のみでよい。つまり、画面上で図24の
ように縦方向にVTRの再生や早送りなどの操作に対応
する表示が並べられているような場合、図示するように
カーソルKを上下に移動させるだけで特定の操作内容表
示を選択することができる。
【0075】このようなシステムの場合、リモートコマ
ンダー1からはY方向のコマンド及びエンターコマンド
のみが出力されればよい。そこで、リモートコマンダー
1としては図23のように構成することができる。
【0076】即ち、リモートコマンダー1の内部におい
て傾斜センサ10が図8のように配置されてリモートコ
マンダー1の上下方向の運動(傾き角度)を検出できる
ようにし、これによってリモートコマンダー1自体を上
下に振ることにより入力動作を行なうことができるよう
にしている。
【0077】図23のように傾斜センサ10の出力は増
幅部3Y、A/D変換器4Yを介して制御部5に入力さ
れる。そして、制御部5はこのY方向の移動検出情報の
入力及びエンター操作キー7の操作に応じてコマンド信
号を読み出して、送信部8から送信させるものである。
この構成例の場合も、角速度センサ40を用いないこと
でコストダウン及び消費電力の削減を計ることができ
る。
【0078】ところで、この傾斜センサ10を用いた入
力装置では消費電力が小さいことから、例えば防犯用の
センサなど、常時駆動させることが必要な機器としても
好適である。つまり異常検出入力装置として構成でき
る。例えば図25のように傾斜センサ10の出力をコン
パレータ25に供給する。また、コンパレータ25に対
して可変抵抗器26を調整して比較基準電圧を得る。
【0079】この場合、可変抵抗器26により比較基準
電圧を所定電圧に設定しておけば、その設定値以上の揺
れに対してコンパレータ25からセンサ出力がなされる
ことになる。例えばこのような構成で非常に簡易な防犯
用の検出装置が構成できる。もちろんさらに各種の装置
におけるセンシング情報の入力装置として構成でき、例
えば地震計などにも応用できる。
【0080】<3.センサ手段のフローティング構造>
以上センサ手段及び入力装置の構成例を説明してきた
が、例えばリモートコマンダー1などの入力装置に上記
のような各種センサ手段を搭載する場合、これらのセン
サ手段はフローティング構造とし、常に重力方向に対し
て特定の姿勢を保つようにすることが好ましい。
【0081】このようにすることで、ユーザーがどのよ
うな方向でリモートコマンダー1を持っても、またリモ
ートコマンダー1を正確に垂直又は水平方向に振らなく
ても、センサ手段は垂直及び水平方向に対して常に正し
い姿勢を保っているため、正確なセンシングを行なうこ
とができる。特に、ユーザーがリモートコマンダー1を
左右に振るような場合、実際には通常、水平でなく斜め
方向に振ってしまうことになることを考えると、フロー
ティング構造とすることの必要性は高い。
【0082】以下、例えばリモートコマンダー1におけ
るセンサ手段のフローティング構造について説明する。
なお、図15のように地磁気センサ30と傾斜センサ1
0を搭載する場合を例にあげて説明するが、一方を角速
度センサ40とした場合、地磁気センサ30のみの場
合、傾斜センサ10のみの場合でも、同様に応用される
ものである。
【0083】図26は図1のタイプの傾斜センサ10と
地磁気センサ30についてフローティング構造とした例
を示すものであり、この場合傾斜センサ10の周面部1
3上から軸体61、61が突出するように設けられてい
る。そしてこの軸体61,61はそれぞれ軸受60,6
0によって回動可能に軸支されており、つまり、傾斜セ
ンサ10は軸受60,60に対して回動自在とされてい
る。さらに傾斜センサ10の下部には地磁気センサ30
が固定されている。
【0084】そしてこのような傾斜センサ10及び地磁
気センサ30は図27に示すようにリモートコマンダー
1内に配置され、ここで軸受60,60はリモートコマ
ンダー1内で固定されており、従って、傾斜センサ10
及び地磁気センサ30は、地磁気センサ30による重み
により、必ず地磁気センサ30側が下方になるように軸
受60,60の間で回動することになる。つまりリモー
トコマンダー1がユーザーに正しく保持されなかったり
斜め方向に振られてしまった場合でも、常に重力方向と
センシングのY方向は一致することになる。例えば、図
29(a)(b)のようにリモートコマンダー1の状態
に関わらず重力方向に対して一定の姿勢が保たれる。
【0085】次に図28は図6のタイプの傾斜センサ1
0と地磁気センサ30についてフローティング構造とし
た例を示すものであり、この場合傾斜センサ10の本体
部15が回転することによって周面部13の磁性部19
による磁界を磁界検出素子20a,20bで検出するた
め、ホルダー62が設けられて、このホルダー62に本
体部15の回転のための軸受17が形成される。また、
磁界検出素子20a,20bはホルダー62上に配置さ
れる。さらに、ホルダー62の下部に地磁気センサ30
が取り付けられる。
【0086】そしてホルダー62から軸体61、61が
突出するように設けられており、この軸体61,61は
それぞれ軸受60,60によって回動可能に軸支されて
いる。つまり、ホルダー62は軸受60,60に対して
回動自在とされている。
【0087】従って、傾斜センサ10及び地磁気センサ
30を搭載したホルダー62は、地磁気センサ30によ
る重みにより、必ず地磁気センサ30側が下方になるよ
うに軸受60,60の間で回動することになり、つまり
リモートコマンダー1がユーザーに正しく保持されなか
ったり斜め方向に振られてしまった場合でも、常に重力
方向とセンシングのY方向は一致することになる。
【0088】以上、センサ手段及び入力装置の各種実施
例について説明してきたが、本発明としては、AVシス
テムの操作入力装置、コンピュータ等の情報機器の入力
装置、グラフィック装置等の各種機器において広く適用
できる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明の入力装置
は、略水平方向の運動の検出手段として地磁気センサを
用い、又は略垂直方向の運動の検出手段として傾斜セン
サを用いることで、角速度センサは不要又は最大1個搭
載するのみとでき、コストダウンを実現するとともに、
消費電力を削減できるため電池駆動にも好適とすること
ができるという効果がある。
【0090】また、センサ手段は入力装置内でフローテ
ィング構造として重力方向に対して常に一定の姿勢を保
つようにすることで、ユーザーに正確な操作を要求せず
に適正な入力を行なうことができるようになり、取り扱
いを容易にすることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の入力装置に搭載される傾斜セ
ンサの説明図である。
【図2】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサにノ
イズ除去回路を設けた等価回路図である。
【図3】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサの回
転角度と抵抗値の関係図である。
【図4】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサの説
明図である。
【図5】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサの説
明図である。
【図6】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサの説
明図である。
【図7】実施例の入力装置に搭載される傾斜センサの説
明図である。
【図8】実施例の入力装置内の傾斜センサの搭載状態の
説明図である。
【図9】実施例の入力装置に搭載される地磁気センサの
説明図である。
【図10】実施例の入力装置内の地磁気センサの搭載状
態の説明図である。
【図11】実施例の入力装置に搭載される地磁気センサ
の出力特性の説明図である。
【図12】実施例の入力装置に搭載される角速度センサ
の説明図である。
【図13】実施例の入力装置に搭載される角速度センサ
の出力特性の説明図である。
【図14】実施例の入力装置内の角速度センサの搭載状
態の説明図である。
【図15】本発明の入力装置の第1の実施例のブロック
図である。
【図16】実施例の入力装置のコマンド信号発生処理の
フローチャートである。
【図17】実施例の入力装置に対応する入力コマンド対
応制御部のブロック図である。
【図18】実施例の入力装置に対応する入力コマンド対
応制御部による表示画面の説明図である。
【図19】本発明の入力装置の第2の実施例のブロック
図である。
【図20】本発明の入力装置の第3の実施例のブロック
図である。
【図21】本発明の入力装置の第4の実施例のブロック
図である。
【図22】第4の実施例に対応する入力コマンド対応制
御部による表示画面の説明図である。
【図23】本発明の入力装置の第5の実施例のブロック
図である。
【図24】第5の実施例に対応する入力コマンド対応制
御部による表示画面の説明図である。
【図25】本発明の入力装置の第6の実施例の説明図で
ある。
【図26】本発明の入力装置におけるセンサ手段のフロ
ーティング構造の説明図である。
【図27】本発明の入力装置内のフローティング構造の
センサ手段の配置状態の説明図である。
【図28】本発明の入力装置におけるセンサ手段のフロ
ーティング構造の説明図である。
【図29】本発明の入力装置におけるセンサ手段の姿勢
保持動作の説明図である。
【符号の説明】
1 リモートコマンダー 3X,3Y 増幅部 4X,4Y A/D変換器 5 制御部 5a CPU 5b ROM 5c RAM 7 エンター操作キー 8 送信部 10 傾斜センサ 11,12 側面部 13 周面部 14 移動導体 15 本体部 16 軸 17 軸受 18 重り 19 磁性部 20a,20b 磁界検出素子 21a,21b アンプ 22a,22b 波形整形部 23 回転方向/角度検出部 25 コンパレータ 26 可変抵抗器 30 地磁気センサ 40 角速度センサ 41a,41b 駆動用圧電磁器 42 オシレータ 60 軸受 61 軸体 62 ホルダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の空間内における略水平方向の
    任意の移動運動を地磁気の変化によって検出する地磁気
    センサ手段と、 前記地磁気センサ手段からの検出信号に対応する情報を
    所定機器に対する入力情報として有線又は無線で出力す
    る送信手段とを備え、 装置本体の略水平方向の運動を入力動作とすることがで
    きるように構成されたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の空間内における略垂直方向の
    任意の移動運動を傾斜角度によって検出する傾斜センサ
    手段を設け、 前記送信手段は、前記地磁気センサ手段からの検出信号
    に対応する情報及び前記傾斜センサ手段からの検出信号
    に対応する情報を、所定機器に対する入力情報として出
    力することにより、 装置本体の略垂直方向及び略水平方向の運動を入力動作
    とすることができるように構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 装置本体の空間内における略垂直方向の
    任意の移動運動についてその移動角速度を検出する角速
    度センサ手段を設け、 前記送信手段は、前記地磁気センサ手段からの検出信号
    に対応する情報及び前記角速度センサ手段からの検出信
    号に対応する情報を、所定機器に対する入力情報として
    出力することにより、 装置本体の略垂直方向及び略水平方向の運動を入力動作
    とすることができるように構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 装置本体の空間内における略水平方向の
    任意の移動運動についてその移動角速度を検出する角速
    度センサ手段と、 装置本体の空間内における略垂直方向の任意の移動運動
    を傾斜角度によって検出する傾斜センサ手段と、 前記角速度センサ手段からの検出信号に対応する情報及
    び前記傾斜センサ手段からの検出信号に対応する情報
    を、所定機器に対する入力情報として有線又は無線で出
    力する送信手段とを備え、 装置本体の略垂直方向及び略水平方向の運動を入力動作
    とすることができるように構成されたことを特徴とする
    入力装置。
  5. 【請求項5】 装置本体の空間内における略水平方向の
    任意の移動運動を検出する前記地磁気センサ手段もしく
    は前記角速度センサ手段は、当該入力装置内においてフ
    ローティング状態で保持され、重力方向に対して常に一
    定の位置状態が保たれるように構成されたことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記
    載の入力装置。
  6. 【請求項6】 装置本体の空間内における略垂直方向の
    任意の移動運動を検出する前記傾斜センサ手段もしくは
    前記角速度センサ手段は、当該入力装置内においてフロ
    ーティング状態で保持され、重力方向に対して常に一定
    の位置状態が保たれるように構成されたことを特徴とす
    る請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の入力装
    置。
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