JPH07160373A - 電源バックアップ装置 - Google Patents

電源バックアップ装置

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JPH07160373A
JPH07160373A JP5312011A JP31201193A JPH07160373A JP H07160373 A JPH07160373 A JP H07160373A JP 5312011 A JP5312011 A JP 5312011A JP 31201193 A JP31201193 A JP 31201193A JP H07160373 A JPH07160373 A JP H07160373A
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backup
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charging
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Masato Nakamura
真人 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主電源から給電が行われている実動中におい
ても、バックアップ電源の健全性を確認できるようにし
たこと。 【構成】 バックアップ対象素子3に給電する主電源5
と、この主電源5により充電され該主電源の給電電圧の
低下時に前記バックアップ対象素子3に給電するバック
アップ電源6と、前記主電源5の給電時に前記バックア
ップ電源6の充電を中止する充電中止手段7と、充電中
止時に前記バックアップ電源6の給電電圧を検出する電
圧検出手段10と、この電圧検出手段10の検出電圧を
取り入れて前記バックアップ電源の健全性を判断する判
断手段1とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばD−RAM(ダ
イナミック・ランダム・メモリ)等の揮発性メモリに対
する電源バックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開平4−134545号
公報に示された従来の電源バックアップ装置の回路構成
図であり、図6において、111は電子機器の制御部本
体を構成するCPUであって、バスライン112を介し
てバックアップ対象素子であるD−RAM113の他、
図示しないがプログラムデータ等が記憶されたROM
(リード・オンリ・メモリ)や各種入出力機器のコント
ローラ等が接続されている。
【0003】そして、上記CPU111の出力ポートO
pは、抵抗r101を介してNPN型トランジスタ(以
下、第1のトランジスタと称する)114のベースに接
続されている。上記第1のトランジスタ114のエミッ
タは接地されており、コレクタは抵抗r102を介して
PNP型トランジスタ(以下、第2のトランジスタと称
する)115のベースに接続されている。また、第1の
トランジスタ114及び第2のトランジスタ115のベ
ース・エミッタ間にはそれぞれ抵抗r103,r104
が介在されている。
【0004】上記第2のトランジスタ115のエミッタ
は逆流防止用ダイオード116を介して主電源の+5V
端子に接続されており、コレクタは電圧安定化回路11
7の入力側に接続されている。
【0005】上記電圧安定化回路117の出力側は、前
記D−RAM113の電源端子Vcに接続されている。
また、入力側には充電抵抗118を介してバックアップ
用バッテリ119が接続されている。ここに、前記第
1,第2のトランジスタ114,115、ダイオード1
16及び各抵抗r101〜r104によって、上記バッ
テリ119への充電開始タイミングを遅らせる充電開始
制御用リレー回路120が構成される。
【0006】一方、前記CPU111の入力ポートIp
には、抵抗r105を介して主電源の+5V端子が接続
されるとともに、コンパレータ121の出力端子が接続
されている。上記コンパレータ121の反転入力端子
(−)には抵抗r106を介して前記バッテリ119と
充電抵抗118との接続点p2が接続されており、非反
転入力端子(+)には主電源の+5V端子と接地間とに
介在された直列抵抗r107,r108の接続点p1が
接続されている。ここに、上記コンパレータ121及び
各抵抗r105,r106,r107,r108によっ
て、前記バッテリ119の電圧レベルが直列抵抗r10
7,r108によって決まる基準レベルよりも高いか低
いかを検出する電圧レベル検出回路122が構成され
る。
【0007】次に、上記の如く構成された従来装置の動
作について説明する。先ず、主電源がオフするとダイオ
ード116及び第2のトランジスタ115を介して供給
されていた+5V電圧がなくなり、バッテリ119の電
圧よりも充電抵抗118の一端aの電圧が低くなる。そ
の結果、該バッテリ119の放電が開始され、放電電流
が上記充電抵抗118を介して安定化回路117に流れ
る。これにより、D−RAM113の電源端子Vcに対
してバックアップ電圧が供給されて、D−RAM113
のメモリ内容が保持される。
【0008】次に、図7(a),(b)において時点t
0にて主電源がオンし、時点t1にてCPU111に+
5V電圧が供給されると当該CPU111が起動し、予
め設定されたプログラムに基づいて処理を実行する。す
なわち、先ず入力ポートIpへの入力信号を読込む。こ
こで、図7(a)に示すように、主電源オン時における
バッテリ119の電圧レベルVEが前記直列抵抗r10
7,r108によって決まる基準レベルEよりも高い場
合には上記入力ポートIpの信号レベルがローレベル
“L”なので、時点t2にて出力ポートOpからの出力
信号をハイレベル“H”に切り換える。
【0009】一方、図7(b)に示すように、バッテリ
119の電圧レベルVEが上記基準レベルEより低い場
合には上記入力ポートIpの信号レベルがハイレベル
“H”なので、バックアップが異常であった旨を知らせ
る警告などの処理を行う。その後、時点t3にて出力ポ
ートOpからの出力信号をハイレベル“H”に切り換え
る。
【0010】出力ポートOpからの信号がハイレベル
“H”になると、第1のトランジスタ114がオンし、
続いて第2のトランジスタ115がオンして、+5V電
圧がダイオード116、第2のトランジスタ115及び
電圧安定化回路117を介してD−RAM113の電源
端子Vcに印加され、上記D−RAM113はCPU1
11の制御によりデータの書込みおよび読出しが可能と
なる。また、バッテリ119の電圧よりも充電抵抗11
8の一端aの電圧が高くなるため、上記+5V電圧が充
電抵抗118を通してバッテリ119にも供給され、該
バッテリ119の充電が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源バックアッ
プ装置は以上のように構成されているので、主電源から
給電が行なわれている実動作中には、バックアップ用バ
ッテリ119の健全性を確認することができず、また、
D−RAM等のメモリの大容量化に伴うバックアップ電
源の電流増加のため、データ保持時間の減少、イニシャ
ル時間の増加等の問題点があった。つまり、揮発性メモ
リに対するバックアップ電源の信頼性に欠けるという問
題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、請求項1の発明は主電源から給
電が行われている実動作中においても、バックアップ電
源の健全性を確認できるようにすることを目的とする。
【0013】請求項2の発明はバックアップ電源の健全
性を確認中においても、主電源の給電電圧の低下時に
は、直ちにバックアップ電源からバックアップ対象素子
へ給電できるようにすることを目的とする。
【0014】請求項3の発明は主電源からの給電が行な
われている実動作中においても、バックアップ電源の劣
化状況を確認できるようにすることを目的とする。
【0015】請求項4の発明は上記バックアップ電源の
劣化状況の確認を迅速にできるようにすることを目的と
する。
【0016】請求項5の発明はバックアップ対象素子で
ある揮発性メモリの容量増加に伴う電源バックアップ時
間の減少による悪影響を最小限に抑制することを目的と
する。
【0017】請求項6の発明はバックアップ対象素子で
ある揮発性メモリのイニシャル時間の増加を最小限に抑
制することを目的とする。
【0018】請求項7の発明は重要度の高いバックアッ
プ対象素子を優先的にバックアップ電源によりバックア
ップし、重要度の高いメモリのデータ保持時間を長くす
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
源バックアップ装置は、主電源により充電され該主電源
の給電電圧の低下時に前記バックアップ対象素子に給電
するバックアップ電源と、前記バックアップ対象素子に
対する前記主電源の給電時に前記バックアップ電源の充
電を中止する充電中止手段と、充電中止時に前記バック
アップ電源の給電電圧を検出した電圧検出手段の検出電
圧を取り入れて前記バックアップ電源の健全性を判断す
る判断手段とを備えたものである。
【0020】請求項2の発明に係る電源バックアップ装
置は、請求項1の発明に、充電中止中における前記主電
源の給電電圧の低下時、前記バックアップ電源から前記
バックアップ対象素子に給電するように前記充電中止手
段と並列に接続した一方向通電素子を具備したものであ
る。
【0021】請求項3の発明に係る電源バックアップ装
置は、バックアップ対象素子のデータ保持電圧レベルを
検出する第1の電圧検出手段と、バックアップ電源のテ
スト電圧レベルを検出する第2の電圧検出手段と、前記
バックアップ対象素子に相当し充電中止時に前記バック
アップ電源から給電を受ける負荷と、この負荷の消費電
力に応じて前記バックアップ電源が低下し前記第2の電
圧検出手段の出力信号が有効でなくなってから計時を開
始し前記第1の電圧検出手段の出力信号が有効でなくな
る時間を測定し該測定時間を前記バックアップ電源の健
全時における放電時間と比較して該バックアップ電源の
劣化状況を判断する判断手段とを備えたものである。
【0022】請求項4の発明に係る電源バックアップ装
置は、バックアップ電源から負荷への通電電流をバック
アップ対象素子のデータ保持電流より大きくしたもので
ある。
【0023】請求項5の発明に係る電源バックアップ装
置は、主電源により充電され該主電源の給電電圧の低下
時にはバックアップ対象素子に給電するバックアップ電
源と、前記バックアップ電源の給電電圧が前記バックア
ップ対象素子が予め設定された切断電圧になったとき、
バックアップ対象素子を分割しそれぞれ分割したグルー
プごとの給電路を切断する切断電圧検出手段とを備えた
ものである。
【0024】請求項6の発明に係る電源バックアップ装
置は、請求項5の発明に、切断電圧検出回路で切断した
バックアップ対象素子の情報を格納する切断情報格納回
路を具備したものである。
【0025】請求項7の発明に係る電源バックアップ装
置は、予め設定された切断電圧に対応して重要度の低い
バックアップ対象素子から順次給電路を切断する電源供
給切断手段を備えたものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明における充電中止手段は、主電
源によるバックアップ電源に対する充電を中止し、判断
手段は充電中止時に前記バックアップ電源の給電電圧に
基づいて該バックアップ電源の健全性を判断することに
より、給電が主電源により行なわれている実動作中にお
いても、バックアップ電源の健全性を確認することがで
きる。
【0027】請求項2の発明における一方向通電素子
は、主電源によるバックアップ電源への充電中止時に該
主電源の給電電圧が低下したとき、バックアップ電源か
らバックアップ対象素子に給電することにより、バック
アップ対象素子に対する電源バックアップが確実とな
る。
【0028】請求項3の発明における判断手段は、主電
源によるバックアップ電源への充電中止時に、バックア
ップ電源の給電電圧が負荷への給電によって低下し、テ
スト電圧レベルを検出する第2の電圧検出手段の出力信
号が有効でなくなってから計時を開始し前記第1の電圧
検出手段の出力信号が有効でなくなる時間を測定し該測
定時間を前記バックアップ電源の健全時における放電時
間と比較することにより、バックアップ電源の劣化状況
を判断することができる。
【0029】請求項4の発明における電源バックアップ
装置は、バックアップ電源から負荷への通電電流をバッ
クアップ対象素子のデータ保持電流より大きくしたこと
により、バックアップ電源の劣化状況を迅速に確認する
ことができる。
【0030】請求項5の発明における切断電圧検出手段
は、バックアップ電源の給電電圧がバックアップ対象素
子が設定された切断電圧になったとき、バックアップ対
象素子を分割し、それぞれ分割したグループごとの給電
路を切断することにより、上記バックアップ対象素子の
容量増加に伴う電源バックアップ時間の減少による悪影
響を最小限に抑制することができる。
【0031】請求項6の発明における切断情報格納手段
は、給電路を切断したバックアップ対象素子の情報を格
納することにより、バックアップ対象素子のイニシャル
時間の増加を最小限に抑制することができる。
【0032】請求項7の発明における電源供給切断手段
は、重要度の低いバックアップ対象素子から給電路を切
断することにより、重要度の高いメモリのデータ保持時
間を長くすることができる。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図面について説明
する。図1は請求項1,2の発明の実施例を示す回路構
成図であり、図1において、1は制御部本体を構成する
判断手段としてのCPUであって、バスライン2を介し
てバックアップ対象素子であるD−RAM3の他、図示
しないがプログラムデータ等が記憶されたROM(リー
ド・オンリ・メモリ)や各種入出力機器のコントローラ
等が接続されている。4は主電源5の給電電圧を安定化
してバックアップ対象素子としてのD−RAM3に供給
する安定化回路、6は充電中止手段7、充電抵抗8を介
して安定化回路4の入力端に接続したバックアップ電
源、9は充電中止手段7と並列に接続した一方向通電素
子としてのダイオード、10はバックアップ電源6の健
全性,つまりデータ保持電圧レベルをチェックする電圧
検出手段(第1の電圧検出手段)である。
【0034】上記充電中止手段7は、上記CPU1から
制御信号を受けるトランジスタT1とバックアップ電源
6の充電路6aを開閉するトランジスタT2および複数
の抵抗r1〜r4で構成されている。また、上記電圧検
出手段10は、バックアップ電源6の健全性のチェック
電圧P1を設定するツェナーダイオードZ1と電圧比較
器C1および複数の抵抗r5〜r7で構成されている。
【0035】次に上記実施例1の動作を説明する。実動
作時は主電源5から安定化回路4を介してD−RAM3
に給電電圧を供給している。この実動作時、バックアッ
プ電源6の健全性、つまりバックアップ電源6の端子電
圧が健全電圧以上あるか否かを確認するため、CPU1
は出力ポートOP1の出力を有効とする。この有効信号
を受けた充電中止手段7は、トランジスタT1がオンし
てトランジスタT2をオフし、バックアップ電源6の充
電路6aを切断して、バックアップ電源6に対する充電
を中断させる。
【0036】この充電中断時、電圧検出手段10は予め
設定した健全性のチェック電圧P1(ツェナーダイオー
ドZ1の電源側の端子電圧)とバックアップ電源6の端
子電圧P2とを比較し、端子電圧P2がチェック電圧P
1より高いときは特に出力信号を出さないが、上記の端
子電圧P2がチェック電圧P1より低いときは、バック
アップ電源6が不健全であることを示す信号をCPU1
に出力する。この信号を受けたCPU1は、バックアッ
プ電源6が不健全であり、D−RAM3のバックアップ
電源として適さないことを不図示の報知手段で報知す
る。
【0037】また、上記の充電中断中、例えば事故等に
よって主電源5の給電電圧が低下した場合は、直ちにダ
イオード9、充電抵抗8、安定化回路4を介してバック
アップ電源6からD−RAM3に確実にバックアップ給
電が行なわれる。
【0038】実施例2.図2は請求項3,4の発明の実
施例を示す回路構成図であり、前記図1と同一部分には
同一符号を付して重複説明を省略する。図2において、
11はバックアップ電源6のテスト電圧レベルを検出す
る電圧検出手段(第2の電圧検出手段)であり、チェッ
ク電圧P3を設定するツェナーダイオードZ2と電圧比
較器C2および複数の抵抗r8〜r10で構成されてい
る。そして、この電圧検出手段11は前記電圧検出手段
10と同様に端子電圧P2がチェック電圧P3より低い
状態になった場合、CPU1にバックアップ電源6がバ
ックアップに適さないことを報知する報知信号を出力す
る。以下、電圧検出手段10,11から報知信号が出力
されない場合を有効、出力される場合を無効として説明
する。12はD−RAM3に相当する仮負荷部であり、
バックアップ電源6の健全性チェック時に該バックアッ
プ電源に接続されるようになっている。
【0039】次に上記実施例2の動作を図3のフローチ
ャートにもとづいて説明する。実動作時は主電源5から
安定化回路4を介してD−RAM3に給電電圧を供給し
ている。この実動作時、CPU1がIP2,IP1の入
力をリードし(ステップST3−1)、IP2有効,I
P1無効かを判断する(ステップST3−2)。YES
であれば、VCC>P3<P1>0のような条件が成立
することはありえないので、電圧検出手段11,12が
H/W的に故障している、つまり、電圧検出手段は健全
でない(ステップST3−3)。ステップST3−2の
判断がNOの場合は、IP2,IP1がともに有効かを
判断し(ステップST3−4)、NOの場合は、まだバ
ックアップ電源にチャージされていない状態なので、I
P2,IP1がともに有効になるまではポーリングを行
う(ステップST3−5)。上記ステップST3−4の
判断結果がYESの場合、充電中止手段7は前記実施例
1と同様にバックアップ電源6の充電路6aを切断する
(ステップST3−6)。次いで、CPU1の出力ポー
トOP1の有効信号でバックアップ電源6に接続された
仮負荷部12によって該バックアップ電源の電力消費を
行い、P2<P3となって電圧検出手段11が無効、つ
まり、報知信号を出力するまでポーリングを行う(ステ
ップST3−7)。
【0040】入力ポートIP2が電圧検出手段11から
報知信号の供給を受けると、その時点から時間測定を開
始し(ステップST3−8)、P2<P1となって電圧
検出手段10からの報知信号を受けてCPU1の入力ポ
ートIP1が無効になったとき、時間測定を終了する
(ステップST3−9)。そして、この計測時間を、バ
ックアップ電源6が健全である場合の放電時間(予め調
べ設定されている)と比較して(ステップST3−1
0)該バックアップ電源の劣化状況を判断し、バックア
ップ電源6が健全でない(ステップST3−11)か、
健全である(ステップST3−12)かを知るものであ
る。
【0041】この場合、バックアップ電源6から仮負荷
部12に流れる通電電流を、D−RAM3のデータ保持
電流より大きくすることにより、バックアップ電源6の
電力消費が短時間に行なわれ、バックアップ電源6の劣
化状況判断を迅速に行うことができる。
【0042】なお、上記のバックアップ電源6の劣化状
況の判断は、主電源5の給電開始から該バックアップ電
源が充電完了する時間以内にはできないようにする。
【0043】実施例3.図4は請求項5の実施例を示す
回路構成図であり、前記図1と同一部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。図4において、D−RAM
3は制御信号線13に接続された重要度の高いメモリa
1〜anからなるメモリ群3aと、制御信号線14に接
続された重要度の低いメモリb1〜bnからなるメモリ
群3bとにグループ分けされている。
【0044】15はメモリ群3bに対する給電路に設け
た電源供給切断手段、16はバックアップ電源6の端子
電圧P2を入力し、その端子電圧P2がメモリ群3bの
バックアップを中断すべき電圧P3にまで低下したと
き、上記電源供給切断手段15に切断信号を出力する切
断電圧検出手段である。ここで、上記電圧P3はVCC
>P3>P1>0Vの範囲である。
【0045】次に上記実施例3の動作について説明す
る。主電源5がオフされ、バックアップ電源6によりD
−RAM3に対するバックアップが開始されたとき、バ
ックアップ電源6の端子電圧P2はP2>P3の関係に
なるので、メモリ群3a,3bの両方に給電される。
【0046】そして、バックアップ電源6が消費されて
P2<P3の関係になると、この端子電圧P2の低下を
検出した切断電圧検出手段16からの切断信号を受け
て、電源供給切断手段15がメモリ群3bに対する給電
路を切断して該メモリ群をバックアップ電源6から切離
す。この結果、以後、バックアップ電源6はメモリ群3
aのみをバックアップすればよいことになり、負荷の軽
減によって消費電力も半減し、反対に重要度の高いメモ
リ群3aのデータ保持時間を延ばすことができる。
【0047】実施例4.図5は請求項6の実施例を示す
回路構成図であり、前記図4と同一部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。図5において、17は切断
電圧検出手段16の出力情報をラッチする切断情報格納
手段であり、この切断情報格納手段17の格納情報はC
PUの入力ポートIP3に入力されている。
【0048】次に上記実施例4の動作について説明す
る。主電源投入後、CPU1は入力ポートIP1とIP
3の入力状況を確認する。切断情報格納手段17による
出力が有効、つまり出力がない状態なら、メモリ群3
a,3bのデータは保持されていると認識し、このメモ
リ群3bに対する給電路接続などのイニシャル動作は必
要がない。
【0049】切断情報格納手段17からの入力信号が無
効、つまり切断情報の格納信号がある場合で、かつ電圧
検出手段10からの出力が有効なら、メモリ群3aはバ
ックアップされているが、メモリ群3bはメモリ群3a
のバックアップ時間を長くするために、バックアップ電
源6から切断されるため、主電源投入時にメモリ群3b
に対しては給電路接続などのイニシャル動作を行う。電
圧検出手段10からの入力が無意の場合にはメモリ群3
a、メモリ群3bに対してイニシャルを行う。
【0050】以上のように、データに重要度の優先順位
を付けバックアップ電源6の端子電圧P2の状態によっ
て、バックアップをしているD−RAM3を順次切り離
し、その切り離した状態を再度電源投入時に認識できる
ようにすることにより、イニシャル動作が必要かどうか
の判定に使用でき、イニシャル時間が短縮できることに
なる。また、メモリのバックアップの正当性の確認のた
めに、メモリの特定番地のリードを行い、メモリのバッ
クアップ状態を認識した場合、パリティ発生に対する処
理が必要であるが、その必要もなく、信頼性も向上す
る。
【0051】なお、上記実施例3または4においても、
実施例1における充電中止手段を付加し、実動作中にバ
ックアップ電源6のチェックができるようにすることを
可とする。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、充電中止手段でバックアップ電源の充電路を切断す
るように構成したので、主電源による給電時であっても
バックアップ電源の健全性を確認することができる効果
がある。
【0053】請求項2の発明によれば、充電中止手段と
並列に一方向通電素子を接続して構成したので、充電中
止手段でバックアップ電源の充電路を切断し、バックア
ップ電源の健全性をチェックしているときに、主電源の
給電電圧が低下しても、直ちにバックアップ電源から上
記一方向通電素子を介してバックアップ対象素子に給電
することができ、バックアップ対象素子に対する電源バ
ックアップが確実となる効果がある。
【0054】請求項3の発明によれば、バックアップ電
源の充電路を切断したとき、バックアップ電源をバック
アップ対象素子に相当する仮負荷部に接続し、この仮負
荷部にバックアップ電源から電流を流し、このバックア
ップ電源の端子電圧がデータ保持電圧以下に低下するま
での時間とバックアップ電源が健全な場合の放電時間と
を比較するように構成したので、バックアップ電源の劣
化状況を判断することができ、バックアップ電源の交換
作業等を適格に行うことができる効果がある。
【0055】請求項4の発明によれば、バックアップ電
源から仮負荷部への通電電流をバックアップ対象素子の
データ保持電流より大きくなるように構成したので、バ
ックアップ電源6の電力消費が短時間に行なわれ、バッ
クアップ電源6の劣化状況判断を迅速に行うことができ
る効果がある。
【0056】請求項5の発明によれば、バックアップ電
源の給電電圧がバックアップ対象素子が予め設定された
切断電圧になったとき、バックアップ対象素子を分割し
それぞれ分割したグループごとの給電路を切断して負荷
を軽減するように構成したので、上記バックアップ対象
素子の容量増加に伴う電源バックアップ時間の減少によ
る悪影響を最小限に抑制することができる効果がある。
【0057】請求項6の発明によれば、給電路を切断し
たバックアップ対象素子の情報を切断情報格納手段に格
納するように構成したので、バックアップ対象素子のイ
ニシャル時間の増加を最小限に抑制することができる効
果がある。
【0058】請求項7の発明によれば、重要度の低いバ
ックアップ対象素子から給電路を切断するように構成し
たので、重要度の高いメモリのデータ保持時間を長くす
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の実施例による電源バック
アップ装置を示す回路図である。
【図2】請求項3,4の発明の実施例による電源バック
アップ装置を示す回路図である。
【図3】請求項3の発明の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】請求項5の発明の実施例による電源バックアッ
プ装置を示す回路図である。
【図5】請求項6の発明の実施例による電源バックアッ
プ装置を示す回路図である。
【図6】従来の電源バックアップ装置を示す回路図であ
る。
【図7】従来の電源バックアップ装置の動作を説明する
タイミング図である。
【符号の説明】
1 CPU(判断手段) 3 D−RAM(バックアップ対象素子) 5 主電源 6 バックアップ電源 7 充電中止手段 9 ダイオード(一方向通電素子) 10 電圧検出手段(第1の電圧検出手段) 11 電圧検出手段(第2の電圧検出手段) 12 仮負荷部 15 電源供給切断手段 16 切断電圧検出手段 17 切断情報格納手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 12/16 340 K 9293−5B H 9293−5B G06F 1/00 333 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップ対象素子に給電する主電源
    と、この主電源により充電され該主電源の給電電圧の低
    下時に前記バックアップ対象素子に給電するバックアッ
    プ電源と、前記主電源の給電時に前記バックアップ電源
    の充電を中止する充電中止手段と、充電中止時に前記バ
    ックアップ電源の給電電圧を検出する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段の検出電圧を取り入れて前記バックア
    ップ電源の健全性を判断する判断手段とを備えた電源バ
    ックアップ装置。
  2. 【請求項2】 バックアップ対象素子に給電する主電源
    と、この主電源により充電され該主電源の給電電圧の低
    下時に前記バックアップ対象素子に給電するバックアッ
    プ電源と、前記主電源の給電時に前記バックアップ電源
    の充電を中止する充電中止手段と、充電中止時に前記バ
    ックアップ電源の給電電圧を検出する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段の検出電圧を取り入れて前記バックア
    ップ電源の健全性を判断する判断手段と、前記充電中止
    中における前記主電源の給電電圧の低下時、前記バック
    アップ電源から前記バックアップ対象素子に給電するよ
    うに前記充電中止手段と並列に接続した一方向通電素子
    とを備えたことを特徴とする電源バックアップ装置。
  3. 【請求項3】 バックアップ対象素子に給電する主電源
    と、この主電源により充電され該主電源の給電電圧の低
    下時に前記バックアップ対象素子に給電するバックアッ
    プ電源と、前記主電源の給電時に前記バックアップ電源
    の充電を中止する充電中止手段と、前記バックアップ対
    象素子のデータ保持電圧レベルを検出する第1の電圧検
    出手段と、前記バックアップ電源のテスト電圧レベルを
    検出する第2の電圧検出手段と、前記バックアップ対象
    素子に相当し充電中止時に前記バックアップ電源から給
    電を受ける仮負荷部と、この仮負荷部の消費電力に応じ
    て前記バックアップ電源が低下し前記第2の電圧検出手
    段の出力信号が有効でなくなってから計時を開始し前記
    第1の電圧検出手段の出力信号が有効でなくなる時間を
    測定し該測定時間を前記バックアップ電源の健全時にお
    ける放電時間と比較して該バックアップ電源の健全性を
    判断する判断手段とを備えた電源バックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷の通電電流を前記バックアップ
    対象素子のデータ保持電流より大きくしたことを特徴と
    する請求項3記載の電源バックアップ装置。
  5. 【請求項5】 複数のバックアップ対象素子に給電する
    主電源と、この主電源により充電され該主電源の給電電
    圧の低下時に前記バックアップ対象素子に給電するバッ
    クアップ電源と、前記バックアップ電源の給電電圧を検
    出し該給電電圧が前記バックアップ対象素子が予め設定
    された切断電圧になったとき、バックアップ対象素子を
    分割し、それぞれ分割したグループごとの給電路に設け
    た電源供給切断手段を作動させて該給電路を切断する切
    断電圧検出手段とを備えた電源バックアップ装置。
  6. 【請求項6】 複数のバックアップ対象素子に給電する
    主電源と、この主電源により充電され該主電源の給電電
    圧の低下時に前記バックアップ対象素子に給電するバッ
    クアップ電源と、前記バックアップ電源の給電電圧を検
    出し該給電電圧が前記バックアップ対象素子が予め設定
    された切断電圧になったとき、バックアップ対象素子を
    分割し、それぞれ分割したグループごとの給電路に設け
    た電源供給切断手段を作動させて該給電路を切断する切
    断電圧検出手段と、この切断電圧検出手段で切断した前
    記バックアップ対象素子の情報を格納する切断情報格納
    手段とを備えた電源バックアップ装置。
  7. 【請求項7】 電源供給切断手段は、予め設定された切
    断電圧に対応して重要度の低いバックアップ対象素子か
    ら順次給電路を切断することを特徴とする請求項5また
    は6に記載の電源バックアップ装置。
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