JPH07159968A - フィルム切断装置と、 これを備えたカメラ及び画像印画装置 - Google Patents

フィルム切断装置と、 これを備えたカメラ及び画像印画装置

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JPH07159968A
JPH07159968A JP5301667A JP30166793A JPH07159968A JP H07159968 A JPH07159968 A JP H07159968A JP 5301667 A JP5301667 A JP 5301667A JP 30166793 A JP30166793 A JP 30166793A JP H07159968 A JPH07159968 A JP H07159968A
Authority
JP
Japan
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cutting
film
blade
cut
films
Prior art date
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Pending
Application number
JP5301667A
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English (en)
Inventor
Kajiro Ushio
嘉次郎 潮
Katsuzo Mizunoe
克三 水ノ江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH07159968A publication Critical patent/JPH07159968A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インスタント写真フィルムを切断する時に現
像液漏れがなく、切断後の写真フィルムの耐久性及び外
観性が良好となるインスタント写真のフィルム切断装置
と、その装置を備えたカメラ及び画像印画装置を提供す
ること。 【構成】 現像液が内在する自己現像インスタント写真
フィルムを任意の所望寸法に切断する装置であって、少
なくとも、前記フィルムの切断とフィルム切断面の溶融
接着とを略同時に行う手段からなるインスタント写真フ
ィルム切断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム切断装置と、
これを備えたカメラ及び画像印画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】D.P.Eによる現像及びプリントの工
程を経ずに、写したその場で絵がみられるインスタント
写真フィルムは、手軽さと簡便さが評価されて広く受け
入れられている。その即時性から、通常のカメラ撮影写
真だけでなく、最近では電子情報機器であるコンピュー
タやビデオさらに測定器の出力(画像印画装置)に用い
られるケースも出て来ている。
【0003】インスタント写真フィルムは、拡散転写現
像により現像される。これは、フィルムに付属の現像液
をローラーなどにより露光像面に拡散させて現像するも
のである。ピールアパートと呼ばれるタイプのインスタ
ント写真フィルムでは、写真フィルムと現像液は最終的
に分離されるが、一般民生品として用いられているイン
スタント写真フィルムの多くは、写真フィルムの上下の
層の間に現像液が充填されている自己現像タイプであ
る。即ち、現像液をためておくスペースがフィルムの縁
に設けてある。このタイプ(現像液内在型)の写真フィ
ルムでは現像液は現像後もフィルム内に密封されて残
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】写真を保存する場合、
所望の寸法(大きさ)に切断することが必要になる場合
がある。ことに、持ち歩きの際に、写真をカード入れ
(例えば、定期入れ等)に入る大きさにするという要請
などが個人ニーズとして大きい。一般写真の場合には、
カッター等で写真を切断することは容易であり、切断後
の切断面の処理も不要である。しかし、前記のような現
像液内在型のインスタント写真(フィルム)では、現像
液を上下2層シートの密封構造により閉じ込めているの
で、フィルムを切断すると、切断端面が二つに割れて、
その端面からフィルム内の現像液が外へ出て来てしまう
ことがある。
【0005】これを防ぐため、フィルム切断後に切断端
面を粘着テープ等で接着することが考えられるが、工程
が面倒で、はがれ(特に濡れ時の)やすい(耐久性が悪
い)という問題点があり、また見栄え(外観性)が悪い
という問題点もある。本発明は、インスタント写真フィ
ルムを切断する時に現像液漏れがなく、切断後の写真フ
ィルムの耐久性及び外観性が良好となるインスタント写
真のフィルム切断装置と、その装置を備えたカメラ及び
画像印画装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「現像液が内在する自己現像インスタント写真フィル
ムを任意の所望寸法に切断する装置であって、少なくと
も、前記フィルムの切断とフィルム切断面の溶融接着と
を略同時に行う手段からなるインスタント写真フィルム
切断装置(請求項1)」を提供する。
【0007】また、本発明は第二に「前記フィルムの切
断とフィルム切断面の溶融接着とを略同時に行う手段が
切断手段及び該切断手段の加熱手段であることを特徴と
する請求項1記載のフィルム切断装置(請求項2)」
を提供する。また、本発明は第三に「前記加熱手段が前
記切断手段への通電手段であることを特徴とする請求項
2記載のフィルム切断装置(請求項3)」を提供する。
【0008】また、本発明は第四に「請求項1〜3記載
のフィルム切断装置を備えたインスタント写真用カメラ
(請求項4)」を提供する。また、本発明は第五に「請
求項1〜3記載のフィルム切断装置を備えた画像印画装
置(請求項5)」を提供する。
【0009】
【作用】本発明にかかるインスタント写真フィルム切断
装置は、写真フィルム6を所定の大きさに切断するに際
し、切断されて分離した上下のシート2、3の端面を加
熱して熔融させ(図1の端面4)、上下の層を溶融接着
する。即ち、前記装置は、フィルムの切断とフィルム切
断面の溶融接着とを略同時に行うものであり、そのため
の手段を備えている。
【0010】かかるフィルムの切断とフィルム切断面の
溶融接着とを略同時に行う手段としては、切断手段1及
び該切断手段の加熱手段13が好ましい。切断手段として
は、例えば、切断刃や金属線などが好ましい。加熱手段
としては、前記切断手段への通電手段が簡便であるので
好ましい。例えば、図1に示す例では、切断刃1を加熱
手段の一例である通電手段からの通電により加熱して
(この場合の刃の温度は、フィルムシートの融点以上で
あればよく、通常200°C程度で十分である)、加熱
した切断刃1によりフィルムシート2、3を切断してい
る。それと略同時に、刃1の側面部によってシート端面
4が加熱熔融される。
【0011】なお、加熱熔融しながらの切断になるの
で、刃そのものの鋭利さはそれほど要求されない。切断
時、フィルムの上下シート2、3は切断刃1により互い
に押し付けられている。そのため、このとき上下シート
2、3の切断面4は熔融状態で一体となり(図1の
B)、刃が遠ざかって冷えて固まると、図1(c)に示
すように切断面が接着(溶融接着)された状態(端面
5)になる。
【0012】図1の例では、刃面の長い刃(切断刃)に
よる切断例を示したが、通電などで加熱された細線(例
えば、金属線)での切断も可能であり、構造としてはこ
のほうが簡単になる。切断刃や細線の材料としては、例
えば、ニッケル−クロム合金が好ましい。刃面の長い刃
を用いて一括切断するのではなく、図2のように、フィ
ルム6のエッジから切断刃1が切り進んでいく方式でも
よい。こうすると、刃部及び加熱部が小さくて済む。た
だし、この場合は、接着させる上下のシート端を接近さ
せる補助手段(例えばローラーで押さえ付けるなど)を
併用することが好ましい。いずれにしても、熱をもった
尖形物で切断していく方法がとられればよい。
【0013】写真撮影装置(カメラ)又は画像の印画装
置(画像プリンター)と、前記フィルム切断装置とを一
体にすると、写真撮影又は画像印画と、フィルムの切断
及び溶融接着とを連続して行い、しかもフィルムの切断
及び溶融接着をフィルムの現像中に行うことができるの
で、工程上非常に有利となり好ましい。即ち、カメラや
画像プリンターに一体でフィルム切断装置を設けた装置
では、撮影又は印画に続く、フィルムの現像中にフィル
ムを切断及び溶融接着して、即時に所望の大きさのフィ
ルムが出力される。
【0014】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこの例に限定されるものではない。
【0015】
【実施例1】インスタント写真カメラの現像終了フィル
ムの出口8に隣接して(カメラ内部に)、切断刃(切断
手段の一例)1を通電により加熱し、切断刃1を移動し
てフィルム6を切断及び溶融接着するフィルム切断装置
を設けた(図3)。切断刃1は、加熱用通電電源(切断
手段の加熱手段の一例)13からの通電により加熱され、
切断刃移動手段(図3の移動レール11を含む)により、
所定方向7に移動できる。フィルム送りローラ10は、フ
ィルム切断時のフィルム押さえとしても使用されてい
る。
【0016】切断刃1の移動手段をフィルムの位置検出
光学センサ12と連動させて、フィルム送りローラ10、9
によりフィルム出口の方向14に送られるフィルム6が適
時、前記切断刃の移動により切断及び溶融接着されるよ
うにした。この例では、フィルムの長さ約10cmを約
3秒で切断及び溶融接着できた。こうして現像終了時
(ローラー通過後約60秒)には、所望の定期券サイズ
の写真が完成した。その切り口端面は溶融接着されてお
り、曲げや水没などによっても分離せず、日常の持ち運
び、保存に全く支障がなかった。
【0017】これに対して、普通のカッターにより切断
し、端面を粘着テープ(セロハンテープ)で貼り合わせ
た写真では、カバンに入れておくといった普通の保存に
おいても、テープの端がはがれてくるものが多かった。
また、水に濡れるとすぐにはがれてしまった。
【0018】
【実施例2】実施例1の切断刃1をニクロム線(切断手
段の一例)とした他は、実施例1と全く同様にフィルム
切断装置を設けたインスタント写真カメラとした。この
例では、約10cmのフィルムを約5秒で切断及び溶融
接着できた。実施例1と同様に、曲げ、水没などに対し
て、耐久性のある定期券サイズの写真を得ることができ
た。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明のフィルム切断装置
によれば、インスタント写真フィルムを所望サイズに切
断する時に現像液漏れがなく、切断後の写真フィルムの
耐久性及び外観性が良好となる。また、この装置をイン
スタント写真用カメラ又は画像印画装置に設けることに
より、写真撮影又は画像印画と、フィルムの切断及び溶
融接着とを連続して行い、しかもフィルムの切断及び溶
融接着をフィルムの現像中に行うことができるので、工
程上非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明にかかる切断及び溶融接着の原理を
示す概略断面図である。
【図2】は、本発明にかかる切断及び溶融接着の一例を
示す概略斜視図である。
【図3】は、実施例1のインスタント写真カメラ内部に
設けたフィルム切断装置を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ 切断刃(切断手段の一例) 2・・・ 自己現像フィルムの上側シート 3・・・ 自己現像フィルムの下側シート 4・・・ 切断したフィルムの各シート端面部 5・・・ 溶融接着されたフィルム端面部分 6・・・ 自己現像フィルム 7・・・ 切断刃の移動方向 8・・・ インスタントフィルムのカメラからの出口 9・・・ フィルム送りローラ 10・・・ フィルム送りローラ兼フィルム押さえ 11・・・ 移動レール 12・・・ フィルム位置検出センサー 13・・・ 切断刃加熱用通電電源(切断手段の加熱手段
の一例) 14・・・ フィルムの送り方向 以 上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液が内在する自己現像インスタント
    写真フィルムを任意の所望寸法に切断する装置であっ
    て、少なくとも、前記フィルムの切断とフィルム切断面
    の溶融接着とを略同時に行う手段からなるインスタント
    写真フィルム切断装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムの切断とフィルム切断面の
    溶融接着とを略同時に行う手段が切断手段、該切断手段
    及び該切断手段の加熱手段であることを特徴とする請求
    項1記載のフィルム切断装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が前記切断手段への通電手
    段であることを特徴とする請求項2記載のフィルム切断
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のフィルム切断装置を
    備えたインスタント写真用カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載のフィルム切断装置を
    備えた画像印画装置
JP5301667A 1993-12-01 1993-12-01 フィルム切断装置と、 これを備えたカメラ及び画像印画装置 Pending JPH07159968A (ja)

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JP5301667A JPH07159968A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 フィルム切断装置と、 これを備えたカメラ及び画像印画装置

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JPH07159968A true JPH07159968A (ja) 1995-06-23

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ID=17899684

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6652172B2 (en) * 2001-01-05 2003-11-25 3M Innovative Properties Company Method and apparatus for handling linerless label tape within a printing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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