JPH07159176A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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Publication number
JPH07159176A
JPH07159176A JP5308902A JP30890293A JPH07159176A JP H07159176 A JPH07159176 A JP H07159176A JP 5308902 A JP5308902 A JP 5308902A JP 30890293 A JP30890293 A JP 30890293A JP H07159176 A JPH07159176 A JP H07159176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
flexure
vibration
bridge circuit
sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5308902A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomishige Tai
富茂 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP5308902A priority Critical patent/JPH07159176A/ja
Publication of JPH07159176A publication Critical patent/JPH07159176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性に優れ、安価で性能の安定したセンサ
を提供する。 【構成】 センサには半導体基板31の異方性エッチン
グにより形成された、枠部21と、可動部(振動部)2
5と、これら両部の間を一体に連結する複数のフレクチ
ャ部26とが備えられる。フレクチャ部26に形成され
た複数のピエゾ抵抗素子22によりブリッジ回路が構成
される。フレクチャ部26の屈曲状態に応じた歪成分に
より生ずるピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化をブリッジ回
路出力として取り出し、入力角速度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛行体、車両、ロボッ
ト、人体などの位置、姿勢観測/制御などに利用できる
角速度センサに関し、特に小型かつ安価に作製すること
に適した角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動型角速度センサ1は、図7に
示すようなビーム型のものと、図8に示すような音叉型
のものがある。 ビーム型の場合 代表的なものとして図7のように振動子2とそれを支持
する支持部材3とX軸に垂直に設けた駆動用の圧電素子
6a及びその対面の駆動状態のモニター用の圧電素子6
bとY軸に垂直な面に設けた検出用の圧電素子6cによ
り構成される。圧電素子6(6a,6b,6c)は圧電
体4(4a,4b,4c)の表面に電極5(5a,5
b,5c)を形成したものである。
【0003】振動子2をX軸方向に屈曲振動させている
時(理想的には、直線振動)、Z軸方向にΩの入力角速
度があった場合、Y軸方向にコリオリ力(F=−2mV
Ω;mは振動子の質量,Vは振動速度)を受け、屈曲振
動はX軸及びY軸方向の合成振動となり、楕円状にビー
ム変位を起こす。このときの振動子2のY軸に垂直な面
の歪(応力)を検出することによってコリオリ力、即ち
入力角速度Ωに比例した出力が得られる。 なお、振動
子用のビーム7の材質は、エリンバーや石英などの高弾
性材を用い、支持部材3にピアノ線などのワイヤーを用
い、圧電体4として圧電セラミックを使用する。図9
に、ビーム7が駆動されてX軸方向に屈曲振動をしてい
るときに、入力角速度ΩがZ軸方向に加えられた場合の
変位(振動)状態を示してある。
【0004】 音叉型の場合 代表的なものとして図8のように音叉型の振動子2とそ
の各振動片上に駆動用圧電素子6a及びモニター用圧電
素子6bを有し、音叉8の振動方向と同一方向に屈曲可
能な板状の支持部材9とその上の検出用の圧電素子6c
を有する構造により形成される。
【0005】図10に示すように音叉8の振動に対して
垂直方向(Z軸方向)に入力角速度Ωが入った場合、音
叉8の各振動片の振動方向が互いに逆向きであるため、
音叉8を支持する前記支持部材9に曲げモーメントが発
生し、支持部材9を屈曲させ、そのときの支持部材9上
の歪(応力)を圧電素子6cで検出することによって入
力角速度Ωに比例した出力が得られる。音叉8が駆動さ
れてX軸方向に振動しているときに、入力角速度ΩがZ
軸方向に加えられた場合の変位(振動)状態を図10に
示してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の角速度センサ1は、ビーム型/音叉型と大きく2つ
のタイプがある。ビーム型の場合には支持部材3と振動
子2とを各々別々に作製し、スポット溶接あるいは接着
などによって組立てる必要があった。また、圧電素子6
もビーム作製後接着等により張り付けるなどの工程が必
要であり、複数個同時に作製しづらいという欠点があっ
た。
【0007】音叉型の場合にも、圧電素子6の張り付け
などの組立てや音叉8の加工が3次元であるため複数個
を同時に作製しづらく、個別に調整が必要であるなどの
欠点があった。また、検出用の素子6cを振動面に対し
て垂直な方向へ配置する必要があり、作製が煩雑となる
欠点があった。
【0008】本発明は、従来の欠点を除去し、個別に組
み立てることなく、複数個を同時に精度よく作製でき
る、つまり生産性に優れ、安価で性能の安定した角速度
センサを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のセンサは、半
導体基板を異方性エッチングによって形成した振動子を
用いる。該振動子の可動部は、片側が半導体基板の枠部
と接続されている2つ以上のフレクチャ部で支持され
る。該フレクチャ部に複数のピエソ抵抗素子が形成さ
れ、フレクチャ部の屈曲状態に応じた歪成分を該素子の
抵抗変化分としてブリッジ出力によって取り出す。この
ようなセンサは半導体基板(ウェハ)上に同時に複数個
作製することができ、また振動方向に垂直な面への加工
を省くことができる。
【0010】半導体基板に対する異方性エッチングは精
度よく加工できるため、それぞれのセンサのばらつきを
抑えることができ、量産に適する。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は角速度センサチップの断面模式図であり、
図2はシリコンチップ図である。図2のシリコンチップ
31が接着層32を介して上下のストッパ30で挟持さ
れる。このとき、ストッパ30とシリコンチップ31の
間に電圧を加えることによって静電気力が働き、シリコ
ン中央の振動部(可動部)25を図中にて上下の方向に
変位振動させる。このとき、入力角速度Ωが振動方向に
対して垂直方向に加わった場合、図3に示すように、可
動部25の重心が上下方向に対して直線振動していたも
のが、楕円(回転楕円体)を描くように変位振動を行
う。そのため、可動部25の全体としては振動数に対応
した傾き変化を伴う動きを生じる。このとき、枠部21
と可動部を接続しているフレクチャ部26には、可動部
25の傾きに応じた応力(歪)が発生する。
【0012】各フレクチャ部26上に配置したピエゾ抵
抗素子22をブリッジ接続し、可動部25の3つの自由
度、即ち、X軸方向の変位、Y軸に対する傾き、
Z軸に対する傾きのうち1つのみを最大出力とし、他の
2つの自由度の出力を打ち消し合うように構成すること
ができ、3つのブリッジによって可動部25の運動状態
を検知することができる。この3つのブリッジのうち1
つは駆動による変位成分を出力し駆動のモニターとして
使用し、他の2つのブリッジ出力を合成することによっ
て、振動方向に垂直な成分の入力角速度を求めることが
できる。
【0013】図4〜図6は他の実施例であり、図4が圧
電素子で駆動するタイプで、図5が片持ち支持のタイ
プ、図6が配線の一部分を渦状にしてコイルを形成する
ことによって磁界を発生して駆動するタイプで、シーソ
ー型の振動に働くコリオリ力を検知している。
【0014】
【発明の効果】この発明の角速度センサは、半導体基板
を異方性エッチングによって形成した振動子を用い、そ
の振動子の可動部25は、片側が枠部21と接続されて
いる2つ以上のフレクチャ部26で支持される。該フレ
クチャ部26に複数のピエソ抵抗素子22が形成され、
フレクチャ部26の屈曲状態に応じた歪成分を該素子の
抵抗変化分としてブリッジ出力によって取り出す構造と
することによって、半導体基板(ウェハ)上に同時に複
数の角速度センサを作製することができ、また振動方向
に垂直な面への加工を省くことができる。
【0015】半導体基板に対する異方性エッチングは精
度よく加工できるため、それぞれのセンサのばらつきを
抑えることができ、量産に適する。また、半導体基板の
表面側にのみ配線(電極)23を形成して出力を取り出
す構造であるため、作製プロセスが簡単になると共に作
製精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す原理的な断面図。
【図2】図1のシリコンチップ31の概略を示す図で、
Aは平面図、Bは断面図、Cは底面図。
【図3】図1の実施例が上下方向(X軸方向)に屈曲振
動をしている時に、入力角速度ΩがZ軸方向に加えられ
た場合の振動状態を示す原理図。
【図4】この発明の他の実施例(圧電素子により駆動さ
れるタイプ)を示す平面図。
【図5】この発明の他の実施例(可動部がフレクチャ部
により片持ち支持されるタイプ)を示す平面図。
【図6】この発明の他の実施例(コイルの磁界により駆
動するタイプ)を示す平面図。
【図7】従来のビーム型角速度センサを示す図で、Aは
斜視図、Bは断面図。
【図8】従来の音叉型角速度センサを示す図で、Aは斜
視図、Bは平面図。
【図9】図7のビーム型角速度センサの振動モードを示
す原理図。
【図10】図8の音叉型角速度センサの振動モードを示
す原理図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の異方性エッチングにより形
    成された、枠部と、可動部(振動部)と、これら両部の
    間を一体に連結する複数のフレクャ部とを有し、 そのフレクチャ部に設けられた複数のピエゾ抵抗素子に
    よりブリッジ回路が構成され、前記フレクチャ部の屈曲
    状態に応じた歪成分により生じる前記ピエゾ抵抗素子の
    抵抗値の変化を前記ブリッジ回路出力として取り出し、
    この出力により入力角速度を検出する角速度センサ。
JP5308902A 1993-12-09 1993-12-09 角速度センサ Withdrawn JPH07159176A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308902A JPH07159176A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 角速度センサ

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JP5308902A JPH07159176A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 角速度センサ

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JPH07159176A true JPH07159176A (ja) 1995-06-23

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ID=17986648

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JP5308902A Withdrawn JPH07159176A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 角速度センサ

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Effective date: 20010306