JPH07159086A - クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 - Google Patents

クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器

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Publication number
JPH07159086A
JPH07159086A JP32956493A JP32956493A JPH07159086A JP H07159086 A JPH07159086 A JP H07159086A JP 32956493 A JP32956493 A JP 32956493A JP 32956493 A JP32956493 A JP 32956493A JP H07159086 A JPH07159086 A JP H07159086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scrapers
heat exchanger
fluid
heat transfer
connecting rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP32956493A
Other languages
English (en)
Inventor
Wahei Murakami
和平 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alstom KK
Original Assignee
ABB Gadelius KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ABB Gadelius KK filed Critical ABB Gadelius KK
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Publication of JPH07159086A publication Critical patent/JPH07159086A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱壁の全面に亙って効果的に煤塵を除去す
ることができるクリーニング装置を備えたプレート型熱
交換器を提供する。 【構成】 加熱流体と被加熱流体とを相隣接する通路に
交互に通過せしめるプレート型熱交換器において、加熱
流体が通過する伝熱壁間に存在する通路9の上方部に装
備された駆動枠10と、該駆動枠10を上下方向に駆動
する駆動装置11と、通路10の長手方向の両端部を通
って上下方向に延在する連結棒14と、上下方向通路長
さに相当する連結棒14の長さを2等分以上に分割した
各位置に連結棒14に直交する方向に装備された、一対
の湾曲板形状のスクレイパ15のそれぞれの凸面を段違
いにして背中合せとし、スクレイパ15間を中間接続具
16で接続して背中合わせ部分に空隙を成生せしめた組
立型スクレイパ19とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ゴミ焼却炉、各種
焼却炉から排出される高煤塵を含有する排ガスから廃熱
を回収するプレート型熱交換器の伝熱壁に付着する煤塵
を除去するクリーニング装置を備えたプレート型熱交換
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来型のクリーニング装置においては、
図2に示すように、上部支持体の上部支持棒1と、下部
支持体の下部支持棒2との間に連結され、伝熱壁間に存
在する通路に延在している連結棒3が、駆動装置4より
リンク機構5と軸6とを通じて軸端7より伝達されてき
た回転力によって、搖動腕8が振り子状の円弧運動を行
うのに応じて、両側にある伝熱壁と摺動して、煤塵を掻
き取る。
【0003】伝熱壁の平面度を正確に出すことは、工作
上また熱変形上困難であるため、伝熱壁面にはゆるやか
な波打ち状の凹凸を生じていることが多い。従って、伝
熱壁面には連結棒3が接触する部分と接触しない部分と
が生じ易く、伝熱壁に付着した煤塵を充分に掻き取るこ
とができないという欠点がある。
【0004】また、連結棒3を流体の流れに直交する方
向に配置すると、流体が流動することができなくなるた
め、常に連結棒3を流体の流れに平行する方向に配置す
る必要がある。即ち流体の流動方向に対する連結棒3の
配置に対する設計上の自由度が制限されるという欠点が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる煤塵
除去上の諸問題を解決するためになされたもので、伝熱
壁の全面に亙って効果的に煤塵を除去することができる
クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のクリーニング装
置を備えたプレート型熱交換器は、加熱流体と被加熱流
体とを相隣接する通路に交互に通過せしめるプレート型
熱交換器において、加熱流体が通過する伝熱壁間に存在
する通路の上方部に装備された駆動枠と、該駆動枠を上
下方向に駆動する駆動装置と、通路の長手方向の両端部
を通って上下方向に延在する連結棒と、上下方向通路長
さに相当する連結棒の長さを2等分以上に分割した各位
置に連結棒に直交する方向に装備された、一対の湾曲板
形状のスクレイパのそれぞれの凸面を段違いにして背中
合せとし、スクレイパ間を中間接続具で接続して背中合
わせ部分に空隙を成生せしめた組立型スクレイパとから
構成される。
【0007】
【作用】駆動装置によって、駆動枠が上下方向に移動さ
せられ始めると、駆動枠に取付けられている連結棒が上
下方向に移動し、連結棒に取り付けられている複数組の
湾曲板形状のスクレイパのそれぞれの凸面間が空隙とな
っている組立型スクレイパが上下方向に移動し、湾曲板
形状のスクレイパの刃先線は、該スクレイパに対面する
それぞれの伝熱壁と摺動して、伝熱壁に付着している煤
塵を掻き落とす。スクレイパは薄板でできていて、伝熱
壁に向って凹型に湾曲しているため、伝熱壁が工作上の
誤差、熱応力による歪等によって、ゆるやかな凹凸を生
じていても、その凹凸面によくなじむ。
【0008】連結棒と組立型スクレイパとの取付部は、
連結棒に対して組立型スクレイパが配置された直交方向
の軸線を回転軸線として、組立型スクレイパの連結棒へ
の取付角度を変更することが出きるように調節式にする
こともできる。
【0009】組立型スクレイパの一対をなすスクレイパ
の背面間には、熱交換流体が流動するための空隙が設け
てある。この空隙をできるだけ大きく取り、流体が流動
するときの流動抵抗を出来るだけ減ずるため、一対をな
すスクレイパのそれぞれはその凸面を段違いに対向せし
めてある。従って、組立型スクレイパの移動方向即ち上
下方向に流体を流動させることが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は組立型スクレイパを排ガス流
と平行方向に移動させるクリーニング装置の実施例であ
る。
【0011】加熱流体と被加熱流体とを相隣接する通路
9に交互に通過せしめるプレート型熱交換器において、
加熱流体が通過する伝熱壁間に存在する通路9の上方に
装備された駆動枠10は、更にその上部に装備された歯
車式の駆動装置11によって、排ガスの流動方向12と
平行な上下方向に移動させられる。
【0012】駆動枠10には、通路9の長手方向13の
両端部を通って排ガスの流動方向12と平行な上下方向
に延在する連結棒14が伝熱壁間の上下方向の各通路9
毎に2本ずつ存在する。
【0013】通路9内に存在する連結棒14の長さを3
等分に分割する各位置に連結棒14に直交して、一対の
湾曲板形状のスクレイパ15のそれぞれの凸面を段違い
に対抗せしめて、中間接続具16で接続して凸面間が空
隙となっている組立型スクレイパを装備している。一対
の湾曲板形状のスクレイパ15のそれぞれの凹面は伝熱
壁17に対面しており、それぞれのスクレイパ15の湾
曲面の端部の刃先線18は同時に伝熱壁17に接触して
いる。
【0014】組立型スクレイパ19は連結棒14の直交
方向の軸線20を回転軸として、連結棒14に対する取
付角度を、図示しない既知手段によって変更することが
できる。従って、組立型スクレイパ19の刃先線18が
磨耗して、刃先線18と伝熱壁17間とに間隙を生じた
場合でも、取付角度を変更することによって、該間隙を
減少せしめることができる。
【0015】歯車式の駆動装置11が上下運動すると、
駆動枠10、連結棒14、組立型スクレイパ19が上下
運動して、伝熱壁17に付着した煤塵を掻き落とす。
【0016】組立型スクレイパ19が連結棒14の通路
内の長さを3等分した各位置に装備されているので、組
立型スクレイパ19が1組のみ装備されている場合に比
べて、駆動装置11が与える往復行程を3分の1にする
ことができる。
【0017】従って、また、プレート型熱交換器の通路
9の上方部に必要とされるクリーニング装置の移動空間
を節約することができる。
【0018】
【発明の効果】
1)スクレイパを湾曲面を有する曲板として製作し、ま
た連結棒と組立型スクレイパとの取付角度を変更できる
調節式とすることにより、スクレイパの刃先線と伝熱壁
とのなじみ性を改善して、伝熱壁に生じているゆるやか
な凹凸面に付着した煤塵の掻き落し効果を向上すること
ができる。 2)組立型スクレイパを流体の流動方向に対して直交す
る方向に配置しても、流体の流動を妨げることはないた
め、流体の流動方向に対する組立型スクレイパ配置の設
計上の自由度を増加することができる。 3)連結棒に複数対の組立型スクレイパを着装するた
め、駆動装置の往復行程を小さくすることができ、熱交
換器の通路の上方部に必要とされるクリーニング装置の
移動空間を節約することができる。 4)スクレイパを段違いにして、それぞれのスクレイパ
の凸面を対向せしめて装備することによって、それぞれ
のスクレイパの背面間に存在する空隙をより拡大するこ
とができ、流体の該空間通過時の圧力降下を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すクリーニング装置を備え
たプレート型熱交換器の図である。
【図2】従来型の、実施例を示すクリーニング装置を備
えたプレート型熱交換器の図である。
【符号の説明】
1 上部支持棒 2 下部支持棒 3 連結棒 4 駆動装置 5 リンク機構 6 軸 7 軸端 8 搖動腕 9 通路 10 駆動枠 11 駆動装置 12 流動方向 13 長手方向 14 連結棒 15 スクレイパ 16 中間接続具 17 伝熱壁 18 刃先線 19 組立型スクレイパ 20 軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱流体と被加熱流体とを相隣接する通
    路に交互に通過せしめるプレート型熱交換器において、
    加熱流体が通過する伝熱壁間に存在する通路の上方部に
    装備された駆動枠と、該駆動枠を上下方向に駆動する駆
    動装置と、通路の長手方向の両端部を通って上下方向に
    延在する連結棒と、上下方向通路長さに相当する連結棒
    の長さを2等分以上に分割した各位置に連結棒に直交す
    る方向に装備された、一対の湾曲板形状のスクレイパの
    それぞれの凸面を段違いにして背中合わせとし、スクレ
    イパ間を中間接続具で接続して背中合わせ部分に空隙を
    成生せしめた組立型スクレイパと、から構成されること
    を特徴とするクリーニング装置を備えたプレート型熱交
    換器。
JP32956493A 1993-12-02 1993-12-02 クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 Pending JPH07159086A (ja)

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JP32956493A JPH07159086A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503405B1 (ko) * 1998-12-21 2005-09-26 한라공조주식회사 열교환기용 부품 세척 치구
CN106767123A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 广东生益科技股份有限公司 高效疏通装置及疏通方法
CN116399162A (zh) * 2023-06-08 2023-07-07 河南新飞电器集团有限公司 一种冷藏车用独立式冷藏冷冻制冷机组

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