JP2000028292A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JP2000028292A JP2000028292A JP10210283A JP21028398A JP2000028292A JP 2000028292 A JP2000028292 A JP 2000028292A JP 10210283 A JP10210283 A JP 10210283A JP 21028398 A JP21028398 A JP 21028398A JP 2000028292 A JP2000028292 A JP 2000028292A
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- heat exchanger
- scrapers
- flow path
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28G—CLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
- F28G1/00—Non-rotary, e.g. reciprocated, appliances
- F28G1/08—Non-rotary, e.g. reciprocated, appliances having scrapers, hammers, or cutters, e.g. rigidly mounted
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクレーパの長手方向の熱膨張を効果的に吸
収し、かつ製作誤差や据付公差上の隙間も完全に補完す
ることができ、スクレーパの円滑な動きを確保して、プ
レートに付着した煤塵を効率良く除去することができる
熱交換器を提供する。 【解決手段】 熱交換器は、燃焼排ガス等の加熱流体K
を通す第1の流路と、該流路とプレート2を隔てて形成
されると共に燃焼用空気等の被加熱流体Rを通す第2の
流路と、上記第1の流路内に配置された長尺状のスクレ
ーパ5と、該スクレーパ5の一端部を支承する揺動軸
6、7と、該スクレーパ5の他端部を下端部5bと筒体
10から成る入れ子構造を介して支承する揺動軸8、9
と、上記揺動軸6、7、8、9を介して上記スクレーパ
5を往復運動せしめるモータ13、14、回動軸11、
12、アーム11a、12aから成る駆動手段と、から
構成される。
収し、かつ製作誤差や据付公差上の隙間も完全に補完す
ることができ、スクレーパの円滑な動きを確保して、プ
レートに付着した煤塵を効率良く除去することができる
熱交換器を提供する。 【解決手段】 熱交換器は、燃焼排ガス等の加熱流体K
を通す第1の流路と、該流路とプレート2を隔てて形成
されると共に燃焼用空気等の被加熱流体Rを通す第2の
流路と、上記第1の流路内に配置された長尺状のスクレ
ーパ5と、該スクレーパ5の一端部を支承する揺動軸
6、7と、該スクレーパ5の他端部を下端部5bと筒体
10から成る入れ子構造を介して支承する揺動軸8、9
と、上記揺動軸6、7、8、9を介して上記スクレーパ
5を往復運動せしめるモータ13、14、回動軸11、
12、アーム11a、12aから成る駆動手段と、から
構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼排ガスなどの
ような煤塵を含有する流体を一方の熱媒体とする熱交換
器に関する。
ような煤塵を含有する流体を一方の熱媒体とする熱交換
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃焼排ガス中に含まれる煤塵
は、熱交換器のプレートの表面に付着し、その結果、流
体通路を狭くしたり閉塞し、熱交換器の熱交換効率の低
下を招くため、プレートの表面に付着している煤塵を除
去する必要がある。
は、熱交換器のプレートの表面に付着し、その結果、流
体通路を狭くしたり閉塞し、熱交換器の熱交換効率の低
下を招くため、プレートの表面に付着している煤塵を除
去する必要がある。
【0003】従来、この種の熱交換器としては、プレー
ト間の燃焼排ガス通路内にチェーンやワイヤーあるいは
板状あるいは棒状のスクレーパなどの掻き取り部材を配
設して、これらの部材を往復運動させながらプレート表
面に付着した煤塵を掻き取るものがあった。
ト間の燃焼排ガス通路内にチェーンやワイヤーあるいは
板状あるいは棒状のスクレーパなどの掻き取り部材を配
設して、これらの部材を往復運動させながらプレート表
面に付着した煤塵を掻き取るものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱交換器において、特にスクレーパは、長手方向の
熱歪みに対する対策が十分でないばかりでなく、煤塵の
掻き取り性能も低くて、その改良が要請されていた。
来の熱交換器において、特にスクレーパは、長手方向の
熱歪みに対する対策が十分でないばかりでなく、煤塵の
掻き取り性能も低くて、その改良が要請されていた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、スクレ
ーパの長手方向の熱膨張を効果的に吸収し、かつ製作誤
差や据付公差上の隙間も完全に補完することができ、ス
クレーパの円滑な動きを確保して、プレートに付着した
煤塵を効率良く除去することができる熱交換器を提供す
ることにある。
めになされたもので、その目的とするところは、スクレ
ーパの長手方向の熱膨張を効果的に吸収し、かつ製作誤
差や据付公差上の隙間も完全に補完することができ、ス
クレーパの円滑な動きを確保して、プレートに付着した
煤塵を効率良く除去することができる熱交換器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器は、燃
焼排ガス等の煤塵を含有する流体を通す第1の流路と、
該流路とプレートを隔てて形成されると共に別の流体を
通す第2の流路と、上記第1の流路内に配置された長尺
状のスクレーパと、該スクレーパの一端部を支承する第
1の支承部と、該スクレーパの他端部を入れ子構造を介
して支承する第2の支承部と、上記第1の支承部および
/または第2の支承部を介して上記スクレーパを往復運
動せしめる駆動手段と、から構成されることを特徴とす
る。上記入れ子構造としては、例えば、スクレーパの他
端部と、該端部を軸方向に摺動可能に納める筒体と、か
ら構成される。また、上記スクレーパの端縁をV字状に
形成したことも特徴とする。さらに、上記スクレーパに
ヒューズ構造を持たせることも特徴とする。更にまた、
上記スクレーパが板状であることも特徴とする。また更
に、上記スクレーパの端縁に突出部を形成することも特
徴とする。
焼排ガス等の煤塵を含有する流体を通す第1の流路と、
該流路とプレートを隔てて形成されると共に別の流体を
通す第2の流路と、上記第1の流路内に配置された長尺
状のスクレーパと、該スクレーパの一端部を支承する第
1の支承部と、該スクレーパの他端部を入れ子構造を介
して支承する第2の支承部と、上記第1の支承部および
/または第2の支承部を介して上記スクレーパを往復運
動せしめる駆動手段と、から構成されることを特徴とす
る。上記入れ子構造としては、例えば、スクレーパの他
端部と、該端部を軸方向に摺動可能に納める筒体と、か
ら構成される。また、上記スクレーパの端縁をV字状に
形成したことも特徴とする。さらに、上記スクレーパに
ヒューズ構造を持たせることも特徴とする。更にまた、
上記スクレーパが板状であることも特徴とする。また更
に、上記スクレーパの端縁に突出部を形成することも特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1において、1は熱交換
器のケーシングであって、内部に多数枚の熱交換用プレ
ート2が所定間隔を保って縦方向に並設されている。こ
れらのプレート2の左右(図1(B)参照)の端縁部に
は、図2に示すように、エッジバー2aが縦方向に設け
られている。これらのエッジバー2aは、各プレート2
の間であって然も1つ置きの位置に設けられていて、プ
レート2間に燃焼排ガス等の加熱流体Kを流すための流
路3を縦方向に形成している。
面を参照しながら説明する。図1において、1は熱交換
器のケーシングであって、内部に多数枚の熱交換用プレ
ート2が所定間隔を保って縦方向に並設されている。こ
れらのプレート2の左右(図1(B)参照)の端縁部に
は、図2に示すように、エッジバー2aが縦方向に設け
られている。これらのエッジバー2aは、各プレート2
の間であって然も1つ置きの位置に設けられていて、プ
レート2間に燃焼排ガス等の加熱流体Kを流すための流
路3を縦方向に形成している。
【0008】一方、上記複数のプレート2の上下の端縁
部にも、図2に示すように、エッジバー2bが横方向に
設けられている。これらのエッジバー2bは、各プレー
ト2の間であって然も上記エッジバー2aが設けられて
いない1つ置きの位置に設けられていて、プレート2間
に燃焼用空気等の被加熱流体Rを流すための流路4を横
方向に形成している。
部にも、図2に示すように、エッジバー2bが横方向に
設けられている。これらのエッジバー2bは、各プレー
ト2の間であって然も上記エッジバー2aが設けられて
いない1つ置きの位置に設けられていて、プレート2間
に燃焼用空気等の被加熱流体Rを流すための流路4を横
方向に形成している。
【0009】上記ケーシング1の上部には加熱流体用入
口1aが形成されていると共に、該ケーシング1の下部
には加熱流体用出口1bが形成されている。従って、上
記加熱流体用入口1aから上記流路3内に流入した燃焼
ガス等の加熱流体Kは、両側のプレート2を加熱しなが
ら流路3を流下して、上記加熱流体用出口1bから流出
する。
口1aが形成されていると共に、該ケーシング1の下部
には加熱流体用出口1bが形成されている。従って、上
記加熱流体用入口1aから上記流路3内に流入した燃焼
ガス等の加熱流体Kは、両側のプレート2を加熱しなが
ら流路3を流下して、上記加熱流体用出口1bから流出
する。
【0010】一方、上記ケーシング1の前面(図1
(A)参照)には被加熱流体用入口1cが形成されてい
ると共に、該ケーシング1の後側には被加熱流体用出口
1dが形成されている。従って、上記被加熱流体用入口
1cから上記流路4内に入った燃焼用空気等の被加熱流
体Rは、高温のプレート2により加熱されがら流路4を
通過して、上記流体出口1dから流出する。
(A)参照)には被加熱流体用入口1cが形成されてい
ると共に、該ケーシング1の後側には被加熱流体用出口
1dが形成されている。従って、上記被加熱流体用入口
1cから上記流路4内に入った燃焼用空気等の被加熱流
体Rは、高温のプレート2により加熱されがら流路4を
通過して、上記流体出口1dから流出する。
【0011】加熱流体が通過する縦方向の上記流路3
(図2参照)内には、スクレーパ5が配置されている。
図1(B)から明らかなように、上記スクレーパ5は各
流路3内に2本ずつ配置されていて、一方のスクレーパ
5はプレート2の左半部分の掻き取り作業を行い、ま
た、他方のスクレーパ5はプレート2の右半部分の掻き
取り作業を行うようになっている。なお、上記一方のス
クレーパ5の集まりを第1群のスクレーパ5と称し、上
記他方のスクレーパ5の集まりを第2群のスクレーパ5
と称する。
(図2参照)内には、スクレーパ5が配置されている。
図1(B)から明らかなように、上記スクレーパ5は各
流路3内に2本ずつ配置されていて、一方のスクレーパ
5はプレート2の左半部分の掻き取り作業を行い、ま
た、他方のスクレーパ5はプレート2の右半部分の掻き
取り作業を行うようになっている。なお、上記一方のス
クレーパ5の集まりを第1群のスクレーパ5と称し、上
記他方のスクレーパ5の集まりを第2群のスクレーパ5
と称する。
【0012】第1群および第2群のスクレーパ5の上端
部5aは、図3に示すように、それぞれ揺動軸6および
7に回動自在に取り付けられている。一方、第1群およ
び第2群のスクレーパ5の下端部5bは、図4に示すよ
うに、上記揺動軸8または9に回動自在に取り付けられ
た筒体10内に入れ子式に嵌挿されている。この下端部
5bと筒体10の入れ子構造によりスクレーパ5の長手
方向の熱膨張が吸収される。
部5aは、図3に示すように、それぞれ揺動軸6および
7に回動自在に取り付けられている。一方、第1群およ
び第2群のスクレーパ5の下端部5bは、図4に示すよ
うに、上記揺動軸8または9に回動自在に取り付けられ
た筒体10内に入れ子式に嵌挿されている。この下端部
5bと筒体10の入れ子構造によりスクレーパ5の長手
方向の熱膨張が吸収される。
【0013】なお、スクレーパ5の下端部5bに係合突
起5b′を設けておいて、上記筒体10内に設けたスト
ッパー10aに係止するように構成されている。従っ
て、上記スクレーパ5の下端部5bは筒体10から抜け
出す恐れがなく、掻き取り作業を確実かつ安定して行う
ことができる。
起5b′を設けておいて、上記筒体10内に設けたスト
ッパー10aに係止するように構成されている。従っ
て、上記スクレーパ5の下端部5bは筒体10から抜け
出す恐れがなく、掻き取り作業を確実かつ安定して行う
ことができる。
【0014】上記揺動軸6および7は、回動軸11に所
定角度θ(本実施例では102°)を保って植設されて
いるアーム11aおよび11bの先端部にそれぞれ回動
自在に取り付けられている。一方、上記揺動軸8および
9も、回動軸12に所定角度θを保って植設されている
アーム12aおよび12bの先端部にそれぞれ回動自在
に取り付けられている。
定角度θ(本実施例では102°)を保って植設されて
いるアーム11aおよび11bの先端部にそれぞれ回動
自在に取り付けられている。一方、上記揺動軸8および
9も、回動軸12に所定角度θを保って植設されている
アーム12aおよび12bの先端部にそれぞれ回動自在
に取り付けられている。
【0015】上記回動軸11および12は、上記揺動軸
6、7、8および9を所定角度θで揺動するように、適
当な伝動手段を介してそれぞれモータ13および14に
より駆動される。
6、7、8および9を所定角度θで揺動するように、適
当な伝動手段を介してそれぞれモータ13および14に
より駆動される。
【0016】本実施例のスクレーパおよびその取付や駆
動の手段は、以上のように構成されているので、上記モ
ータ13、14を稼動させると、回動軸11、12およ
びアーム11a、11b、12a、12bを介して揺動
軸6、7、8、9が揺動し、第1群および第2群のスク
レーパ5が、図1(B)に示すように、実線と仮想線と
の間で往復運動を行い、該スクレーパ5の端縁5c部分
(図3および4参照)でプレート2に付着している煤塵
を掻き取る。
動の手段は、以上のように構成されているので、上記モ
ータ13、14を稼動させると、回動軸11、12およ
びアーム11a、11b、12a、12bを介して揺動
軸6、7、8、9が揺動し、第1群および第2群のスク
レーパ5が、図1(B)に示すように、実線と仮想線と
の間で往復運動を行い、該スクレーパ5の端縁5c部分
(図3および4参照)でプレート2に付着している煤塵
を掻き取る。
【0017】上記実施例の熱交換器は、被加熱流体とし
て燃焼用空気などの気体を加熱するタイプについて説明
したが、本発明の熱交換器はこれに限定するものではな
く、少なくとも燃焼排ガスのような煤塵を含有する流体
を、一方の熱媒体とするものであれば、例えば、被加熱
流体として水等の液体を加熱する熱交換器であってもよ
い。また、プレートによる流路の構成は、上記実施例の
ものに限定するものではなく、少なくとも長尺状のスク
レーパが往復運動して、プレート表面に付着した煤塵を
掻き取ることが可能な構造であればよい。
て燃焼用空気などの気体を加熱するタイプについて説明
したが、本発明の熱交換器はこれに限定するものではな
く、少なくとも燃焼排ガスのような煤塵を含有する流体
を、一方の熱媒体とするものであれば、例えば、被加熱
流体として水等の液体を加熱する熱交換器であってもよ
い。また、プレートによる流路の構成は、上記実施例の
ものに限定するものではなく、少なくとも長尺状のスク
レーパが往復運動して、プレート表面に付着した煤塵を
掻き取ることが可能な構造であればよい。
【0018】上記実施例では板状のスクレーパについて
説明したが、本発明のスクレーパはこれに限定するもの
ではなく、丸棒(円柱・角棒)あるいはこれらを数本組
合わせた構造であってもよい。また、熱交換器のサイズ
が大きくてスクレーパの長さが長い場合には、短いスク
レーパ部材を継ぎ足して構成してもよい。さらに、上記
実施例では、1組のプレート間に2本のスクレーパを配
置したが、本発明はこれに限定するものではなく、1本
あるいは3本以上配置してもよい。各スクレーパは別々
の駆動手段により独立して駆動してもよい。さらにま
た、上記実施例では、スクレーパ5を上下のモータ1
3、14により揺動駆動させているが、上方のモータ1
3または下方のモータ14のみで、リンケージ手段によ
り他側を駆動させてもよいし、また、他端は全くフリー
でもよいが上記駆動手段も含めて本発明はこれに限定す
るものではなく、上記入れ子構造側のスクレーパ端部は
フリーにして追従させてもよい。
説明したが、本発明のスクレーパはこれに限定するもの
ではなく、丸棒(円柱・角棒)あるいはこれらを数本組
合わせた構造であってもよい。また、熱交換器のサイズ
が大きくてスクレーパの長さが長い場合には、短いスク
レーパ部材を継ぎ足して構成してもよい。さらに、上記
実施例では、1組のプレート間に2本のスクレーパを配
置したが、本発明はこれに限定するものではなく、1本
あるいは3本以上配置してもよい。各スクレーパは別々
の駆動手段により独立して駆動してもよい。さらにま
た、上記実施例では、スクレーパ5を上下のモータ1
3、14により揺動駆動させているが、上方のモータ1
3または下方のモータ14のみで、リンケージ手段によ
り他側を駆動させてもよいし、また、他端は全くフリー
でもよいが上記駆動手段も含めて本発明はこれに限定す
るものではなく、上記入れ子構造側のスクレーパ端部は
フリーにして追従させてもよい。
【0019】上記スクレーパ5の両側の端縁5cは、図
5に示すように、V字状に形成したり、さらに、該端縁
5cのV間に掻き落とし片(図示せず)を設けて掻き取
った煤塵を掻き落とすようにさせてもよい。また、上記
スクレーパ5の端縁には、図6に示すように長手方向に
沿って波形の突出部5dを形成してもよい。この波形
は、三角形あるいはノコ歯形などいずれの形状であって
もよい。また、これらの突出部5dはスクレーパ5の両
端縁に形成してもよい。
5に示すように、V字状に形成したり、さらに、該端縁
5cのV間に掻き落とし片(図示せず)を設けて掻き取
った煤塵を掻き落とすようにさせてもよい。また、上記
スクレーパ5の端縁には、図6に示すように長手方向に
沿って波形の突出部5dを形成してもよい。この波形
は、三角形あるいはノコ歯形などいずれの形状であって
もよい。また、これらの突出部5dはスクレーパ5の両
端縁に形成してもよい。
【0020】また、上記実施例では、スクレーパ5の下
端部5bを筒体10に入れ子式に構成したが、スクレー
パ5の上端部5aにおいて入れ子構造としてもよく、要
するに、スクレーパ5の上下端部5a、5bの少なくと
も一方で、入れ子構造となっていればよい。入れ子構造
の受側の筒体10は、図4に示すように、周囲が完全に
閉じた形状である必要はなく、適当に開口が形成されて
いたりカゴ型構造としてもよく、要するに、筒体内でス
クレーパの端部がスクレーパの軸方向に摺動可能に納め
られていればよい。また、筒体10は底が閉じた構造で
あってもよい。一方、入れ子構造の挿入側であるスクレ
ーパの端部は板状に限定するものではなく、円柱や角柱
などの棒状であってもよい。
端部5bを筒体10に入れ子式に構成したが、スクレー
パ5の上端部5aにおいて入れ子構造としてもよく、要
するに、スクレーパ5の上下端部5a、5bの少なくと
も一方で、入れ子構造となっていればよい。入れ子構造
の受側の筒体10は、図4に示すように、周囲が完全に
閉じた形状である必要はなく、適当に開口が形成されて
いたりカゴ型構造としてもよく、要するに、筒体内でス
クレーパの端部がスクレーパの軸方向に摺動可能に納め
られていればよい。また、筒体10は底が閉じた構造で
あってもよい。一方、入れ子構造の挿入側であるスクレ
ーパの端部は板状に限定するものではなく、円柱や角柱
などの棒状であってもよい。
【0021】さらに、スクレーパにヒューズ構造を持た
せることもできる。このヒューズ構造は、例えば、スク
レーパが板状の場合には、スクレーパの板幅方向を狭く
することによって成し遂げられる。
せることもできる。このヒューズ構造は、例えば、スク
レーパが板状の場合には、スクレーパの板幅方向を狭く
することによって成し遂げられる。
【0022】これら入れ子構造部及びヒューズは通常は
非駆動側に取り付けられ、熱交換器の下面側となること
が多いが、熱交換器の設置方法、条件により上面、左右
面あるいは駆動側のいずれでも取付位置を問わない。
非駆動側に取り付けられ、熱交換器の下面側となること
が多いが、熱交換器の設置方法、条件により上面、左右
面あるいは駆動側のいずれでも取付位置を問わない。
【0023】
【発明の効果】1)本発明の入れ子構造により、スクレ
ーパの長手方向の熱膨張を効果的に吸収することができ
る。 2)また、本発明の入れ子構造により、製作誤差や据付
公差上の隙間も完全に補完することができ、良好な掻き
取り効果を得ることができる。 3)スクレーパの上下左右端いずれからも駆動すること
ができる。 4)スクレーパを円滑に作動せしめることができる。 5)スクレーパのV字状端縁や突出部によりプレート表
面の煤塵を効率良く除去することができる。 6)スクレーパのヒューズ構造が異常時に作用して、熱
交換器の損傷を防止することができる。 7)スクレーパの他端部を入れ子式構造とすることによ
り、熱交換器のサイズをコンパクトにすることができ
る。
ーパの長手方向の熱膨張を効果的に吸収することができ
る。 2)また、本発明の入れ子構造により、製作誤差や据付
公差上の隙間も完全に補完することができ、良好な掻き
取り効果を得ることができる。 3)スクレーパの上下左右端いずれからも駆動すること
ができる。 4)スクレーパを円滑に作動せしめることができる。 5)スクレーパのV字状端縁や突出部によりプレート表
面の煤塵を効率良く除去することができる。 6)スクレーパのヒューズ構造が異常時に作用して、熱
交換器の損傷を防止することができる。 7)スクレーパの他端部を入れ子式構造とすることによ
り、熱交換器のサイズをコンパクトにすることができ
る。
【図1】本発明の熱交換器の一実施例を示す正面側断面
図(A)およびの側面側断面図(B)である。
図(A)およびの側面側断面図(B)である。
【図2】図1のプレート角部の拡大斜視図である。
【図3】スクレーパ上端部の取付構造の説明図である。
【図4】スクレーパ下端部の取付構造の説明図である。
【図5】スクレーパ端縁の一実施例の斜視図である。
【図6】スクレーパの別の実施例の正面図である。
1 ケーシング 1a 加熱流体用入口 1b 加熱流体用出口 1c 被加熱流体用入口 1d 被加熱流体用出口 2 プレート 2a エッジバー 2b エッジバー 3 流路 4 流路 5 スクレーパ 5a 上端部 5b 下端部 5b′ 係合突起 5c 端縁 5d 突出部 6 揺動軸 7 揺動軸 8 揺動軸 9 揺動軸 10 筒体 10a ストッパー 11 回動軸 11a アーム 11b アーム 12 回動軸 12a アーム 12b アーム 13 モータ 14 モータ K 加熱流体 R 被加熱流体 θ 角度
Claims (6)
- 【請求項1】燃焼排ガス等の煤塵を含有する流体を通す
第1の流路と、該流路とプレートを隔てて形成されると
共に別の流体を通す第2の流路と、上記第1の流路内に
配置された長尺状のスクレーパと、該スクレーパの一端
部を支承する第1の支承部と、該スクレーパの他端部を
入れ子構造を介して支承する第2の支承部と、上記第1
の支承部および/または第2の支承部を介して上記スク
レーパを往復運動せしめる駆動手段と、から構成される
ことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】上記入れ子構造が、スクレーパの他端部
と、該端部を軸方向に摺動可能に納める筒体と、から構
成されることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。 - 【請求項3】上記スクレーパの端縁をV字状に形成した
ことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器。 - 【請求項4】上記スクレーパにヒューズ構造を持たせる
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の熱交換
器。 - 【請求項5】上記スクレーパが板状であることを特徴と
する請求項1、2、3または4記載の熱交換器。 - 【請求項6】上記スクレーパの端縁に突出部を形成した
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210283A JP2000028292A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
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CN103528080A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 马鞍山马钢表面工程技术有限公司 | 板式换热器除尘装置 |
CN107741022A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-02-27 | 肖叶 | 一种便于清洁锅炉内壁灰尘的装置 |
KR102457992B1 (ko) * | 2022-05-12 | 2022-10-24 | (주) 런텍 | 운전중 전열튜브 스케일 제거가 가능한 열교환기 |
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1998
- 1998-07-10 JP JP10210283A patent/JP2000028292A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103528080A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 马鞍山马钢表面工程技术有限公司 | 板式换热器除尘装置 |
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CN107741022B (zh) * | 2017-11-03 | 2019-08-02 | 黑龙江庆翔热电有限公司 | 一种便于清洁锅炉内壁灰尘的装置 |
KR102457992B1 (ko) * | 2022-05-12 | 2022-10-24 | (주) 런텍 | 운전중 전열튜브 스케일 제거가 가능한 열교환기 |
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