JP2000318465A - 作業機械の冷却装置 - Google Patents

作業機械の冷却装置

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JP2000318465A
JP2000318465A JP11133518A JP13351899A JP2000318465A JP 2000318465 A JP2000318465 A JP 2000318465A JP 11133518 A JP11133518 A JP 11133518A JP 13351899 A JP13351899 A JP 13351899A JP 2000318465 A JP2000318465 A JP 2000318465A
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core
cooling
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Kenichi Yokota
研一 横田
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却風が順次に通過するよう並べて配列され
た冷却装置の放熱コアの清掃作業を、容易に行うことが
できる作業機械の冷却装置を提供する。 【解決手段】 一対の放熱コアの間に冷却風の風路を形
成する空洞部材を抜き差し自在に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の冷却装
置、さらに詳しくは、作業機械の冷却装置の放熱コアで
あるラジエータ、オイルクーラなどの配設構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的な作業機械である例えば建設機
械、農業機械などにおいては、エンジン、作業装置、走
行装置などの多くの機器・装置が備えられ、これらの機
器・装置において加熱した冷却水、作動油などを冷却す
るために、放熱コアであるラジエータ、オイルクーラな
どが装備されている。放熱コアには加熱流体の流路と放
熱フィンとが細かいピッチで多数備えられ、冷却ファン
によって生成された冷却風が放熱フィンの間を通され、
加熱流体は熱交換されて冷却される。これらの放熱コア
は、冷却風が順次に効果的に通過するように接近して配
列されている。
【0003】一方、作業機械の稼働現場である建設現
場、農場などには、塵、埃、土砂、枯れ草などの多くの
異物が存在する。そしてこれらの異物は、冷却風の流れ
にのって放熱コアに到達し、放熱フィンに引っ掛かり付
着堆積し、放熱コアの目詰まりを発生させ、冷却装置の
冷却能力を低下させる。したがって、ラジエータ、オイ
ルクーラなどの放熱コアからこれらの異物を取り除くた
めの清掃作業が、定期的に、塵埃の多い現場においては
頻繁に行われる。
【0004】清掃作業においては、放熱コア同士が接近
して並んで配列されその間が狭いことから、放熱コアの
接近した部分の清掃、並びに放熱コアと放熱コアとの間
に堆積した塵埃の除去が難しい。そこで、頻繁に清掃作
業が必要な作業機械においては、清掃作業の際に放熱コ
アと放熱コアとの間の空間を広くすることができるよう
に、放熱コアの一端にヒンジ手段を取り付け、放熱コア
をヒンジ手段を中心に傾け移動させ、放熱コアと放熱コ
アとの間の空間を広くすることができるように工夫され
ている。
【0005】図6はその典型例を示している。一対の放
熱コア50a(例えばオイルクーラ)及び50b(例え
ばラジエータ)の一方の放熱コア50aは、下端をヒン
ジ手段51によって、上端をボルト52によって他方の
放熱コア50bに取り付けられている。ヒンジ手段51
は放熱コア50aの幅方向(図6において紙面に垂直な
方向)に延びる揺動軸線53を形成している。ボルト5
2を外して放熱コア50aをこの揺動軸線53を中心に
上端を矢印54で示す放熱コア50bから離れる方向に
傾け移動させると(二点鎖線で示している)、放熱コア
50aと放熱コア50bとの間にはV字状の空間が形成
される。清掃作業は、この空間を用いて、放熱コア50
a及び50bが収容された収容室であるエンジン室の上
部の例えばフード56を開けて行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおりの形態
の従来の作業機械の冷却装置には、次のとおりの解決す
べき問題がある。
【0007】(1)清掃空間:ヒンジ手段51を備えた
上述の冷却装置においては、揺動中心53の部分の放熱
コア50aと放熱コア50bとの間の隙間Xが、放熱コ
ア50aを傾け移動させ放熱コア50aと放熱コア50
bとの間にV字状の空間を設けても広がらず、小さいま
まである。したがって、この部分の清掃、またこの部分
を通しての例えば下方への塵埃の排出を十分容易に行う
ことができない。
【0008】(2)放熱コア配管:放熱コア50a及び
50bの各々には冷却される流体の入口側配管と出口側
配管の少なくとも2本の配管(図4では省略されてい
る)が接続されている。この配管は、ゴムホース、鋼管
などで形成された比較的大径のものである。そこで、清
掃のために放熱コア50aを傾ける場合、放熱コア50
aと一緒に配管も曲げて倒さなければならない。しかし
ながら、これらの配管は自由に曲がらないので十分に放
熱コア50aを傾けることができない。放熱コア50a
を配管に邪魔をされずに傾けることができるようにする
には、複雑で高価な旋回配管継手が必要になる。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、冷却風が順次に通過するよう並
べて配列された冷却装置の放熱コアの清掃作業を、容易
に行うことができる作業機械の冷却装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決する作業機械の冷却装置として、冷却
風が順次に通過するよう配列された一対の放熱コアの間
に該冷却風の風路を形成する空洞部材を抜き差し自在に
配設した、ことを特徴とする作業機械の冷却装置が提供
される。
【0011】そして、放熱コアと放熱コアとの間から空
洞部材を抜き出し、その空間から放熱コアの清掃作業を
行う。
【0012】好適実施形態においては、該空洞部材は、
該放熱コア及び該空洞部材を収容する収容室の上部から
抜き差しされる。
【0013】そして、清掃作業を収容室の上部例えば作
業機械のエンジン室のフードを開けて行う。
【0014】他の実施形態においては、該空洞部材は、
該放熱コア及び該空洞部材を収容する収容室の下部から
抜き差しされる。
【0015】そして、清掃作業を収容室の下部例えば作
業機械のエンジン室の底板を開けて行う。
【0016】また、該空洞部材は、該収容室を開閉する
着脱自在な蓋部材に取り付けられている。
【0017】そして、空洞部材を例えば着脱自在なエン
ジン室の底板に取り付けることにより、清掃作業のとき
に底板を着脱する際に空洞部材を一緒に抜き差しする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
作業機械の冷却装置の好適実施形態を図示している添付
図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0019】図1〜図3を参照して、先ず空洞部材をそ
の収容室の上部から抜き差しする形態について説明す
る。全体を番号2で示す冷却装置は、その収容室である
作業機械のエンジン室4内に配設され、冷却風6が順次
に通過するよう配列された一対の放熱コア8及び9の間
に冷却風6の風路を形成する空洞部材10が配設されて
いる。冷却風6はエンジン12によって駆動される冷却
ファン14により生成される。本実施の形態において
は、放熱コア8は作業機械の作動油を冷却するためのオ
イルクーラ、放熱コア9はエンジン12の冷却水を冷却
するためのラジエータである。図1において上方がエン
ジン室4の上部で、下方がエンジン室4の下部である。
後に詳述するように、空洞部材10はオイルクーラ8と
ラジエータ9との間にエンジン室4の上部から抜き差し
自在に配設されている。
【0020】オイルクーラ8及びラジエータ9は周知の
もので、流体の流路と放熱フィンとを細かいピッチで多
数備えるコア本体と、コア本体を支持するフレームと、
コア本体への流体の入口と、コア本体からの流体の出口
とを備えている。本明細書においてはこの周知の構成に
ついての詳細図示及び説明は省略する。典型的なオイル
クーラ8及びラジエータ9は略直方体の形状を成してい
る。本発明においてはその大きさは限定されないが、本
実施の形態においては、オイルクーラ8及びラジエータ
9各々の幅方向(図2において左右方向)寸法は略同じ
に、また高さ方向(図1及び図2において上下方向)寸
法はラジエータ9の方が大きくなっている。
【0021】オイルクーラ8のフレームには、空洞部材
10が配設される側の面の幅方向両端部に高さ方向に延
びる一対の帯状の案内板8a及び8bが内幅Yの間隔で
取り付けられている。案内板8aと案内板8bとは同じ
ものでよい。この間隔Yの案内板8a及び8bによって
風洞部材10の抜き差しの案内部が形成されている。案
内板8aの下端には帯状の保持板8cが、また案内板8
bの下端には帯状の保持板8dが、それぞれオイルクー
ラ8の幅方向内方に向けて水平に取り付けられている。
保持板8cと保持板8dとは同じものでよい。この保持
板8c及び8dによって案内板8aと案内板8bとの間
に空洞部材10を差し込んだときの空洞部材10の保持
位置が規定されている。オイルクーラ8の幅方向の両側
面の各々には、ねじ孔8eが下部に2個、上部に1個そ
れぞれ設けられている。このねじ孔8eはオイルクーラ
8をエンジン室4内に取り付けるのに用いられる。
【0022】ラジエータ9のフレームには、空洞部材1
0が配設される側の面の幅方向両端部に高さ方向に延び
る一対の帯状の案内板9a及び9bが内幅Yの間隔で取
り付けられている。案内板9aと案内板9bとは同じも
のでよい。この間隔Yの案内板9a及び9bによって風
洞部材10の抜き差しの案内部が形成されている。案内
板9aの下端には帯状の保持板9cが、また案内板9b
の下端には帯状の保持板9dが、それぞれラジエータ9
の幅方向内方に向けて水平に取り付けられている。保持
板9cと保持板9dとは同じものでよい。この保持板9
c及び9dによって案内板9aと案内板9bとの間に空
洞部材10を差し込んだときの空洞部材10の保持位置
が規定されている。ラジエータ9の幅方向の両側面の各
々には、ねじ孔9eが下部に2個、上部に1個それぞれ
設けられている。このねじ孔9eはラジエータ9をエン
ジン室4内に取り付けるのに用いられる。
【0023】空洞部材10は、鋼製の部材を相互に接合
して四角の筒状に一体に形成され、内側に空洞の風路が
形成されている。空洞部材10の外側幅方向(図2にお
いて左右方向)寸法Wは、空洞部材10がオイルクーラ
8の案内板8a及び8b並びにラジエータ9の案内板9
a及び9b各々の間隔Yの間に抜き差し自在になるよう
に設定されている。空洞部材10の外側高さ方向(図1
及び図2において上下方向)寸法Hは、オイルクーラ8
の高さ方向寸法と略同じに設定されている。空洞部材1
0の筒長さ方向(図1において左右方向)寸法Tは、空
洞部材10がオイルクーラ8とラジエータ9の間の間隔
Z(間隔Zについては後に説明する)の間に抜き差し自
在になるように設定されている。かくして、空洞部材1
0の大きさを規定する幅W、高さH、長さTは、オイル
クーラ8とラジエータ9の間に空洞部材10がその高さ
方向である上下方向に抜き差し自在となるように設定さ
れている。空洞部材10の上部には、空洞部材10を抜
き差しするときに用いられるハンドル10aが取り付け
られている。
【0024】上述のように構成されたオイルクーラ8及
びラジエータ9は、エンジン室4のフレーム4aに各々
の幅方向両側部の下部をブラケット16a及びブラケッ
ト16bによって、また幅方向両側部の上部をサポート
バー18a及びサポートバー18bによって、相互の間
を間隔Zにして取り付けられている。ブラケット16a
及びブラケット16bは、オイルクーラ8のねじ孔8d
及びラジエータ9のねじ孔9dにボルト20によって取
り付けられている。サポートバー18a及びサポートバ
ー18bは、オイルクーラ8のねじ孔8d及びラジエー
タ9のねじ孔9d並びにフレーム4aのねじ孔(図示し
ていない)にボルト22によって取り付けられている。
空洞部材10は、このオイルクーラ8とラジエータ9と
の間に、上方からオイルクーラ8の保持板8c及び保持
板8d、またラジエータ9の保持板9c及び保持板9d
に当接するまで差し込まれる。したがって、空洞部材1
0は矢印24で示すようにエンジン室4の上部から抜き
差しが自在である。この抜き差しは、エンジン室4の上
部の蓋部材であるフード4bあるいはフード4bに設け
られた開口部の開口カバー4cを開けて、空洞部材10
に設けられたハンドル10aを手で持って、あるいは適
宜の手段によって吊って、行う。
【0025】次に図4及び図5を参照して空洞部材をそ
の収容室の下部から抜き差しする形態について説明す
る。なお、前述の図1〜図3に示した実施の形態と実質
的に同一の部分については原則として同一の番号を付し
てその説明を省略する。
【0026】本実施の形態においては、一対の放熱コア
の一方のオイルクーラ28及び他方のラジエータ29、
並びにその間に配設された空洞部材30は、次の点にお
いて前述のオイルクーラ8、ラジエータ9及び空洞部材
10と異なっている。すなわち、オイルクーラ28には
保持板8c及び保持板8dが、同様にラジエータ29に
は保持板9c及び保持板9dがそれぞれ取り付けられて
いない。後に詳述するように、空洞部材30はエンジン
室4の底板4dに取り付けられてオイルクーラ28及び
ラジエータ29の間に抜き差し自在に配設されている。
【0027】空洞部材30は、前述の空洞部材10と実
質的に同じであるが次の点において異なる。すなわち、
上部のハンドル10aは設けられていない。下部の下面
に4個のねじ孔30aが形成されている。この空洞部材
30は、エンジン室4の着脱自在な蓋部材である底板4
dに支持台32を介して取り付けられている。支持台3
2は、板部材を断面チャンネル状に曲げて空洞部材30
の外側幅方向(図5において左右方向)寸法と略同じ長
さに形成されており、チャンネル形状の開口側が底板4
dに接合されている。支持台32の開口側と反対の台状
の部分にはボルト挿通孔32aが4個形成されている。
【0028】上述のように構成された空洞部材30は、
支持台32のボルト挿通孔32aに通したボルト34を
ねじ孔30aに取り付けることにより、エンジン室4の
下部の蓋部材である底板4dに一体に取り付けられる。
したがって、空洞部材30は、エンジン室4の下部から
矢印36で示すように抜き出し自在に配設される。この
抜き差しは、エンジン室4の底板4dの着脱と一緒に行
われる。なお、底板4dをエンジン室に取り付けるボル
ト38は、そのボルト挿通孔を大きめに形成し、取付位
置の調整代を大きくして空洞部材30をオイルクーラ2
8及びラジエータ29の間に適切に位置付ることができ
るようになっている。
【0029】図1〜図5を参照して、上述したとおりの
作業機械の冷却装置の作用を説明する。
【0030】(1)放熱コアの清掃:図1〜図3に示す
空洞部材10をエンジン室4の上部から抜き差しする形
態においては、オイルクーラ8及びラジエータ9を清掃
する場合には、エンジン室4の上部のフード4bあるい
はフード4bに設けられた開口カバー4cを開け、空洞
部材10に設けられたハンドル10aを手で持って、あ
るいは適宜の手段によって吊って抜き出す。そして、空
洞部材10が抜き出された空間によってオイルクーラ8
及びラジエータ9に付着堆積した塵埃を、また空洞部材
10の風路に堆積した塵埃を、ブラシ、水道水、圧縮空
気、蒸気など適宜の手段を用いて清掃する。清掃が終わ
ったら、空洞部材10をオイルクーラ8及びラジエータ
9の間に差し込み上部のフード4bあるいはフード4b
に設けられた開口カバー4cを閉じる。図4及び図5に
示す空洞部材30をエンジン室4の下部から抜き差しす
る形態においては、エンジン室4の底板4dを取り外し
一体となった空洞部材30を底板4dとともに取り外
す。そして、空洞部材30が抜き出された空間によって
オイルクーラ28及びラジエータ29に付着堆積した塵
埃を、また空洞部材30の風路に堆積した塵埃を清掃す
る。清掃が終わったら、空洞部材30を抜き出したとき
と逆の手順でオイルクーラ28及びラジエータ29の間
に差し込みながら底板4dを取り付ける。なお、エンジ
ン室4の上部から空洞部材10を抜き差しする場合に下
部の底板4dを開け、エンジン室4の下部から空洞部材
30を抜き差しする場合に上部のフード4bあるいは開
口カバー4cを開けることにより、エンジン室4の上下
を貫通する空間が形成されるから、清掃作業をより容易
に行うことができる。このようにオイルクーラとラジエ
ータとの間、すなわち一対の放熱コアの間の空間は、従
来のようにV字形状の狭い空間でないから、放熱コアに
付着堆積した塵埃、また放熱コアと放熱コアの間に堆積
した塵埃を十分容易に清掃、排出することができる。
【0031】(2)放熱コアの配管:オイルクーラ8
(28)とラジエータ9(29)との間には空洞部材1
0(30)によって清掃の空間が形成されるから、従来
のよう放熱コアを傾ける必要がない。したがって、放熱
コアにつながる配管が容易になるとともに、放熱コアを
傾けるための高価で複雑な旋回継手を設ける必要がな
い。
【0032】(3)空洞部材の配設:空洞部材10(3
0)は、オイルクーラ8(28)とラジエータ9(2
9)との間に差し込むことによって配設されるから、抜
き差しが容易であるとともに、取り付けのための工具な
どを必要としない。
【0033】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。
【0034】(1)放熱コア:本発明の実施の形態にお
いては、放熱コアとしてラジエータ及びオイルクーラが
示されているが、放熱コアはこのラジエータ及びオイル
クーラに限定されるものではなく、また組み合わせも一
対に限定されるものではない。例えば、エンジンへの過
給空気を冷やすインタークーラのような放熱コアを設置
してもよい。さらに、種々の放熱コアを複数個、複数対
並べ、各々の間に適宜に空洞部材を配設してもよい。
【0035】(2)空洞部材の抜き差し方向:本発明の
実施の形態においては、空洞部材はその収容室の上部か
らあるいは下部から抜き差しするよう構成されている
が、作業機械の種類、構造などから、また放熱コアの塵
埃の堆積の程度、放熱コアへのアクセスの難易などか
ら、例えば収容室の側部から抜き差しするよう構成して
もよい。
【0036】(3)空洞部材の抜き差し案内:本発明の
実施の形態においては、空洞部材の抜き差しを案内する
案内板が一対の放熱コアの各々に設けられているが、一
対の放熱コアに設けないで空洞部材に案内板を設けても
よい。また、案内板でなく案内レールのようなものでも
よい。要は、空洞部材を放熱コアの間に抜き差し自在に
設ければよいからその構成は任意である。
【0037】(4)空洞部材の気密性:本発明の実施の
形態においては、空洞部材は鋼部材で形成されている
が、空洞部材の風路と放熱コアとの間の機密性を向上さ
せるために、また空洞部材と放熱コアとの接触による騒
音を防止するためになどから、空洞部材の放熱コアに面
する部分に弾性シール部材を取り付けてもよい。弾性シ
ール部材としては、例えば天然ゴム、合成ゴム、プラス
チック、ゴム引き布、薄鋼板などを適宜に用いることが
できる。さらに、空洞部材そのものを弾性シール部材も
含めウレタン、プラスチックなどで一体に成形してもよ
い。
【0038】(5)空洞部材の形状:本発明の実施の形
態においては、空洞部材は冷却風が流れる風路の方向に
真直に延びる四角筒状に形成されているが、一対の放熱
コアそれぞれの大きさ、形状の違いなどに合わせて、あ
るいは適宜に、風路を拡大あるいは縮小したり、円筒状
などの任意の形状とすることもできる。
【0039】(6)空洞部材を蓋部材に取付:本発明の
実施の形態の一つとして、空洞部材をエンジン室の下部
の蓋部材である底板に取り付けているが、空洞部材をエ
ンジン室の上部のフードに、あるいはフードの開口カバ
ーに、など他の適宜の蓋部材に取り付けてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明に従って構成された作業機械の冷
却装置によれば、冷却風が順次に通過するよう並べて配
列された冷却装置の放熱コアの清掃作業を、容易に行う
ことができる作業機械の冷却装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された作業機械の冷却装置
の側面図。
【図2】図1のA−A矢印方向に見た作業機械の冷却装
置の正面図。
【図3】図1及び図2に示す冷却装置の主要構成部材を
相互に取り付ける前の状態で示した斜視図。
【図4】本発明に従って構成された冷却装置の他の実施
の形態を示す側面図。
【図5】図1のB−B矢印方向に見た作業機械の冷却装
置の正面図。
【図6】従来の冷却装置の説明側面図。
【符号の説明】
2:冷却装置 4:エンジン室(収容室) 4b:フード(蓋部材) 4c:開口カバー(蓋部材) 4d:底板(蓋部材) 8:オイルクーラ(放熱コア) 9:ラジエータ(放熱コア) 10:空洞部材 28:オイルクーラ(放熱コア) 29:ラジエータ(放熱コア) 30:空洞部材 50a:オイルクーラ(放熱コア) 50b:ラジエータ(放熱コア)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却風が順次に通過するよう配列された
    一対の放熱コアの間に該冷却風の風路を形成する空洞部
    材を抜き差し自在に配設した、ことを特徴とする作業機
    械の冷却装置。
  2. 【請求項2】 該空洞部材は、該放熱コア及び該空洞部
    材を収容する収容室の上部から抜き差しされる、請求項
    1記載の作業機械の冷却装置。
  3. 【請求項3】 該空洞部材は、該放熱コア及び該空洞部
    材を収容する収容室の下部から抜き差しされる、請求項
    1記載の作業機械の冷却装置。
  4. 【請求項4】 該空洞部材は、該収容室を開閉する着脱
    自在な蓋部材に取り付けられている、請求項1〜3まで
    のいずれかに記載の作業機械の冷却装置。
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