JPH07159050A - 焼結状態測定装置 - Google Patents
焼結状態測定装置Info
- Publication number
- JPH07159050A JPH07159050A JP34043993A JP34043993A JPH07159050A JP H07159050 A JPH07159050 A JP H07159050A JP 34043993 A JP34043993 A JP 34043993A JP 34043993 A JP34043993 A JP 34043993A JP H07159050 A JPH07159050 A JP H07159050A
- Authority
- JP
- Japan
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- sintered
- red
- sintering
- threshold value
- sintered ore
- Prior art date
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- Pending
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- Radiation Pyrometers (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱画像を利用し焼結状態を効果的に把握する。
【構成】原料1を点火装置3で点火して燃焼させ、排鉱
部での断面の熱画像を検出部4で検出する。演算部5
で、表示部6に熱画像を表示し焼結進行度または赤熱率
を求め、これらから焼結の状態を測定する。
部での断面の熱画像を検出部4で検出する。演算部5
で、表示部6に熱画像を表示し焼結進行度または赤熱率
を求め、これらから焼結の状態を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明、放射エネルギーを利用
して焼結鉱の焼結状態を測定する装置に関するものであ
る。
して焼結鉱の焼結状態を測定する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄鉱石にコークス、石灰岩等を混合し、
焼結して製鉄に用いる焼結プロセスにおいて、その焼結
の進行状況を把握し、制御をする必要がある。
焼結して製鉄に用いる焼結プロセスにおいて、その焼結
の進行状況を把握し、制御をする必要がある。
【0003】従来、たとえば、排鉱部に工業用のテレビ
カメラを設置して目視し、焼結状態を監視する等してい
た。
カメラを設置して目視し、焼結状態を監視する等してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ただ単
に焼結状態をカメラで監視するのみでは、焼結の制御を
行う情報としては不十分であった。
に焼結状態をカメラで監視するのみでは、焼結の制御を
行う情報としては不十分であった。
【0005】この発明の目的は、熱画像を利用し、焼結
鉱の焼結状態を効果的に把握できるようにした焼結状態
測定装置を提供することである。
鉱の焼結状態を効果的に把握できるようにした焼結状態
測定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、焼結鉱の排
鉱部の断面の熱画像を測定する検出部と、この検出部の
熱画像から焼結鉱の上端より所定の温度以上のしきい値
までの距離から焼結進行度を、またはしきい値以上の赤
熱率を求め、この焼結進行度または赤熱率から焼結の状
態の測定を行う演算部とを備えるようにした焼結状態測
定装置である。
鉱部の断面の熱画像を測定する検出部と、この検出部の
熱画像から焼結鉱の上端より所定の温度以上のしきい値
までの距離から焼結進行度を、またはしきい値以上の赤
熱率を求め、この焼結進行度または赤熱率から焼結の状
態の測定を行う演算部とを備えるようにした焼結状態測
定装置である。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。
図である。
【0008】図において、1は、鉄鉱石、石灰石、コー
クス等よりなる原料で、装入ゲート2より装入される。
この原料1は、パレットに乗って移動しつつ点火装置3
によって点火され、風箱(ウインドボックス)8でエア
Aを引いて燃焼させ焼結鉱(焼結部)1aが形成され
る。原料1の移動中に燃焼している部分の赤熱部1b
は、上端から下方へ移動し焼結鉱、1aとなる。この焼
結鉱1aの排鉱部の断面の熱画像を検出部4で検出し、
演算部5で所定の画像処理を行い、表示部6に熱画像の
表示を行う。また、必要に応じ、排鉱部の下面に1個以
上の温度計7を設け、演算部5に入力させ、演算部5よ
り、以下のような必要な演算を行うとともに、警報、判
別信号等を出力する。
クス等よりなる原料で、装入ゲート2より装入される。
この原料1は、パレットに乗って移動しつつ点火装置3
によって点火され、風箱(ウインドボックス)8でエア
Aを引いて燃焼させ焼結鉱(焼結部)1aが形成され
る。原料1の移動中に燃焼している部分の赤熱部1b
は、上端から下方へ移動し焼結鉱、1aとなる。この焼
結鉱1aの排鉱部の断面の熱画像を検出部4で検出し、
演算部5で所定の画像処理を行い、表示部6に熱画像の
表示を行う。また、必要に応じ、排鉱部の下面に1個以
上の温度計7を設け、演算部5に入力させ、演算部5よ
り、以下のような必要な演算を行うとともに、警報、判
別信号等を出力する。
【0009】図2(a)で焼結鉱1aの排鉱部での熱画
像を示し、これをたとえば左右の2ゾーンに分け、各ゾ
ーンについて縦方向の各セグメントについての平均画像
を拡大して図2(b)に示す。
像を示し、これをたとえば左右の2ゾーンに分け、各ゾ
ーンについて縦方向の各セグメントについての平均画像
を拡大して図2(b)に示す。
【0010】断面の焼結鉱1aの上端より所定の温度以
上のしきい値までの各セグメントi毎の距離Dsi、し
きい値以上の赤熱部1bの厚さをDri、全体の厚さを
Hzとする。図2(a)での各Dsi、Driの平均値
をDs、Drとすれば、焼結進行度E1は、距離Drと
全体の厚さHzとの比から求まり、また、赤熱部の厚さ
Drと全体の厚さHzから赤熱率E2が次式から求ま
る。
上のしきい値までの各セグメントi毎の距離Dsi、し
きい値以上の赤熱部1bの厚さをDri、全体の厚さを
Hzとする。図2(a)での各Dsi、Driの平均値
をDs、Drとすれば、焼結進行度E1は、距離Drと
全体の厚さHzとの比から求まり、また、赤熱部の厚さ
Drと全体の厚さHzから赤熱率E2が次式から求ま
る。
【0011】 E1=Ds/Hz (1) E2=Dr/Hz (2) これらの焼結状態を示す出力E1、E2は、演算部5か
ら出力され、利用される。なお、1cは未焼結部であ
る。
ら出力され、利用される。なお、1cは未焼結部であ
る。
【0012】そして、図3(a)〜(f)で進行方向の
横断面の様子とこれに対応する焼結鉱山1aの排鉱部で
の熱画像(断面パターン)を示すようにさまざまな場合
がある。図3(a)では焼結進行度E1は50%、図3
(b)では焼結進行度70%で正常である。図3(c)
では赤熱部1bがなく、焼結進行度100%とされる。
図3(d)でも焼結進行度100%とされるが、実際は
100%以上進行しており、この場合、複数の温度計7
の出力は終端部が低温で焼結が終了したことを示してお
り、たとえば焼結進行度120%とする。図3(e)で
は、前面に低温の割れ残り1dがあるため赤熱部1bを
かくし焼結度100%となるが、温度計7の出力は終端
にもあるため100%以下とし除外する(たとえば70
%)。図3(f)では割れ残り1dが一部であり、赤熱
部1bの割合が20%と小さいので除外する(たとえば
30%)。たとえば、焼結進行度が95%以下、あるい
は赤熱率が50%以下であれば正常とし((a)、
(b)の場合)、焼結進行度が100%((c)、
(d)、(e)の場合)や、赤熱部1bの赤熱率がきわ
めて小さい((f))ときは、異常状態とし、判別す
る。
横断面の様子とこれに対応する焼結鉱山1aの排鉱部で
の熱画像(断面パターン)を示すようにさまざまな場合
がある。図3(a)では焼結進行度E1は50%、図3
(b)では焼結進行度70%で正常である。図3(c)
では赤熱部1bがなく、焼結進行度100%とされる。
図3(d)でも焼結進行度100%とされるが、実際は
100%以上進行しており、この場合、複数の温度計7
の出力は終端部が低温で焼結が終了したことを示してお
り、たとえば焼結進行度120%とする。図3(e)で
は、前面に低温の割れ残り1dがあるため赤熱部1bを
かくし焼結度100%となるが、温度計7の出力は終端
にもあるため100%以下とし除外する(たとえば70
%)。図3(f)では割れ残り1dが一部であり、赤熱
部1bの割合が20%と小さいので除外する(たとえば
30%)。たとえば、焼結進行度が95%以下、あるい
は赤熱率が50%以下であれば正常とし((a)、
(b)の場合)、焼結進行度が100%((c)、
(d)、(e)の場合)や、赤熱部1bの赤熱率がきわ
めて小さい((f))ときは、異常状態とし、判別す
る。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、焼結鉱
の排鉱部の断面の熱画像から、焼結進行度や赤熱率を求
め、焼結の状態を測定、判別しているので、きわめて高
精度に焼結状態の様子を知ることができ、各種制御、監
視に使用でき、大幅な操業の効率化が図れる。
の排鉱部の断面の熱画像から、焼結進行度や赤熱率を求
め、焼結の状態を測定、判別しているので、きわめて高
精度に焼結状態の様子を知ることができ、各種制御、監
視に使用でき、大幅な操業の効率化が図れる。
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図3】この発明の一実施例を示す説明図である。
1 原料 2 装入ゲート 3 点火装置 4 検出部 5 演算部 6 表示部 7 温度計 8 風箱
Claims (1)
- 【請求項1】焼結鉱の排鉱部の断面の熱画像を測定する
検出部と、この検出部の熱画像から焼結鉱の上端より所
定の温度以上のしきい値までの距離から焼結進行度を、
またはしきい値以上の赤熱率を求め、この焼結進行度ま
たは赤熱率から焼結の状態の測定を行う演算部とを備え
たことを特徴とする焼結状態測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34043993A JPH07159050A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 焼結状態測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34043993A JPH07159050A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 焼結状態測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159050A true JPH07159050A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18336978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34043993A Pending JPH07159050A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 焼結状態測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052858A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Jfe Steel Corp | 焼結機 |
JP2017057481A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | Jfeスチール株式会社 | 焼結鉱の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP34043993A patent/JPH07159050A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052858A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Jfe Steel Corp | 焼結機 |
JP2017057481A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | Jfeスチール株式会社 | 焼結鉱の製造方法 |
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